PR
雑談掲示板
- 美味しい水そうめん
- 日時: 2022/02/22 01:01
- 名前: ヨモツカミ (ID: CwCIVkM2)
人間どもめ。
***
>>24身長メモ
>>43>>71>>77創作メモ
>>80あざばファイルNo.01
>>96あざばファイルNo.02
>>98まあ座れあらすじ紹介
>>101あざばファイルNo.03
>>185つぎば・イメソンまとめ
>>200>>211>>213>>291落書き
>>215>>283創作メモ
>>269>>274>>289>>353枯れカフメモ
>>216自己紹介
>>272俺の推し
>>276嬉しかった
>>282ゲーム実況のすすめ
>>306>>319スレタイとポエ
連レスもどる
Re: 【雑談】暇なら小説でも書けよ。 ( No.355 )
- 日時: 2021/05/28 19:28
- 名前: ヨモツカミ (ID: NT0xywtg)
枯れたカフカを見ろより、
琥珀と成れば
美しさとは、ただそれだけであることを赦されないのだ。薔薇の花に香りと棘がなければならないように、美しさを秘めているだけでは、真の価値を生み出さない。そういう仕組みが、出来上がっているのだ。
彼は美しく、それでいて危うかった。細雪の如き透き通る髪も、陶器のような肌も、額に嵌め込まれた二対の紅玉も。彫刻のような鼻筋と桜の唇も。今にも壊れてしまいそうな、庇護欲を自然と翌発させる彼という美は、ただ美しく在るだけに留まらなかった。
陶器の内側は、柘榴石が流れている。その皮膚を銀のナイフで切りつけたとき、ガーネットの輝きが滴った。
そのときに浮かべた微笑は慈母のそれを遥かに凌駕していたと、慄きさえした。
嗚呼、なんて。なんて美しいのだろう。
薔薇の花の如き香りも棘も持たぬ、ただ美しいだけの彼が。壊れてしまえば、その瞬間の美貌を、この世の言葉で言い表せるのだろうか。
死化粧の彼。永久を納めた棺の中で、命を持たないことに価値が付与される。
神は残酷だ。眠るように息を引き取った美しきひとに、冒涜的で悍ましいまでの美貌を与えたのだから。
連レスもどる
PR
総合掲示板
小説投稿掲示板
イラスト投稿掲示板
過去ログ倉庫
その他掲示板
スポンサード リンク