雑談掲示板

ぷよぷよ好きな方来て下さい!【普通の雑談もOK!】
日時: 2015/02/16 23:26
名前: 神奈 (ID: PIinBVGM)

 主に、ぷよぷよについて語るスレです!

 勿論、普通の雑談もOK!

 ※スレ主である私は現在受験がある為、殆ど来ておりません。また、他リアルでも忙しいため返信がかなり遅れる可能性がありますがご了承ください。

 †注意†
・荒らし、中傷コメントはやめてね。
・ぷよぷよについて少し知っている方でも、興味がある方でもOK!!
・魔導物語も大丈夫です!(私はあまり知りませんが…)
・ぷよテトもOKです! そしてぷよクエも!(私はしていませんが…)
・大好きな人もOKです!!
・後は…カキコのルールを守ってください。


 ↑以上の注意をきちんと守って下さい。
 お願いしますm(__)m

 【自己紹介カード(コピー用)】
名前/読み
性別(書かなくてもOK)
推しキャラ(又は使いやすいキャラでもOK)


 【スレ主の自己紹介】
名前/読み 神奈/かんな
性別 女
推しキャラ ラフィーナ、アルル、ルルー、アミティ、シグ、あやクル、黒シグ、りんご、まぐろ、シェゾ、フェーリ、赤アミ、白フェ、クルークetc…

 
 因みに、タメ、呼び捨てOKです☆


 †お客様†
・ラリティさん
・紅月さん
・こくあさん
・我那覇さん
・Oktaviaさん
・ユリカさん
・サニ。さん
・華火さん
・渚キボウさん



 ~短編集~
紅月さんの短編
【クルークの将来】 >>16-17
【時空の旅人と真実の鏡】 >>23 >>29-30
【ヘンタイ魔導師と不思議な魔法薬】 >>39-40 >>44 >>48
【つばきと試練の物語(シリーズ)】 >>51-53 >>70-71

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Re: ぷよぷよ!!好きな方来て下さい!【短編やってます】 ( No.48 )
日時: 2014/01/12 17:47
名前: 紅月 (ID: Sk2AizRE)

【ヘンタイ魔導師と不思議な魔法薬】(4)
「おい、闇の魔導師シェゾ!聞こえるか!?」
「シェゾ、目を覚まして!」
誰かが俺の名前を呼んでいる。俺が目を覚ますと、顔を覗き込む人が二人。
黒髪に茶色の瞳の青年と、茶色のポニーテールに金色の瞳の少女。
二人とも、俺がよく知っている人物だった。
「ううん…?アルル…、ラグナス…?」
「よかったー。シェゾ…。心配したんだから!」
「やれやれ、私がいなければお前は今頃死んでいたんだぞ」
アルルは今にも泣きそうな顔をしている反面、ラグナスは呆れた様子だった。
俺はふと、意識を失う前のことを思い出した。
「ッ…!シエラはどこだ!?」
俺は確かに見た。アイツの瞳がだんだんと血のような赤に染まっていくのを。
アイツは、闇の貴公子の一族だと言っていた。
俺はどうしても、アイツに確かめたいことがあった。
「俺は…、シエラに聞きたいことがあるんだ。シエラの居場所を教えてくれ」

「来たね」
俺はプリンプタウンから少し離れた、遺跡の近くへ来ていた。
アルルやラグナスの言った通り、そこにはシエラがいた。
「私に聞きたいことがある、でしょ?」
「ああ」
俺は、気になっていたあのことをシエラに話した。
「うん、そのことね。私は確かにあの闇の貴公子サタンの血縁だよ。だからと言って、私はあんなに強大なチカラは普段は使えないんだ」
「だったらなぜ、あんな強いチカラを発揮できるんだ」
「それは…」
シエラはそう言って、俺に小瓶を差し出した。小瓶の中には、透明だが光を受けて輝く液体が入っていた。
「これは、私が偶然発明した魔法薬。これを飲めば願いが叶うんだ。でもそのためには、何か一つを失わなければならない」
「何だと…」
「私は強大なチカラを使えるようにする代わりに、生まれ持った目の色を隠せなくなったんだ。私のこの目はカラーコンタクトだから、チカラを発揮すると意味なくなっちゃうんだよね」
俺はそのことに対し、何も言えなかった。コイツはもともと赤い目をしていたとは思わなかった。
それに、願いの叶う薬…。あれからなにか不思議なチカラを感じる…。
「シェゾ、この薬、君にあげるよ」
「何っ?いいのか?」
「うん。私にはもう必要ないし」
シエラは俺に小瓶を手渡し、少し悲しそうに笑った。
「君にアルルのチカラを渡さなくて済むよ。アルルは私の大切な友達だから」
そう言って微笑むシエラは、サタンとは違って、とても清らかな気がした。

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