雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.53 )
- 日時: 2018/12/15 21:25
- 名前: 名無しのアキラ (ID: bdjBkUDc)
一同が踵を返し、石化したイクリプスに背を向けて歩き出した時だった。
パキンーー
透き通った1枚のガラスの板が割れたような、けれども楽器で奏でたように美しい音がどこからか響いてきて、一同は歩みを止める。
各々が辺りを見回すも、それらしき物は見当たらない。
しかし、ふと何かに感づいて上を見上げたホムンクルスのフィアが、空を指差した。
「ーーなんだ、あれは?」
見上げたそこにあったのは、空にぽっかり空いた巨大な“穴”だった。ガラスを割ったように鋭利な切り口の向こうには、広大な宇宙空間のようなものが広がっている。そして、空に亀裂が入っては、破裂音と共に大きく割れ、その破片が落ちてくる。破片には今まで自分達が見ていたはずの青空の情景が映っており、まるでそれが偽りであったかのように物語っていた。
次々と割れては落ちてくる破片に、一同は各々の武器を構えた。
「これは!?」
異界人の天使「エリアス」が、同じく異界からやってきた王族の少女「グラエキア」を庇うように、その手にした槍を振りかざすが、雨のように細かくなって落ちてきた破片の数々は、他のものに触れると塵のように霧散して消えていくようだ。
当たっても雪のような軽さしかなく、触れても害はないようだ。
「あわわ!空が大変な事になっていきますよ!?どうすれば!?」
空に広がり、覆い尽くしていく非現実的な光景に、異界のヒーロー「美琴」は、彼女の師である紳士「スター」へ判断を仰ぐ。しかし彼もまだ状況を把握できずにいた。
「わけが分かりませんが、私は厄介ごとは御免ですよ!ここは引かせて貰いますからね!」
ビジネスマンのミヤギが我先にと、近くにあった建物の中へと消えていく。それに合わせ、フィアも「すまぬな皆、私も直接戦闘は苦手だ。悪いが少し下がらせて貰おう」と言い残し、ミヤギの後を追った。
残されたメンバーは、想定外の出来事へ円陣を組むように各々の武器を構えて固まる。
「うむぅ......これは一体......デスタムーア君、君はどう見る?」
「とてつもない規模の幻術の類か......それも惑星規模か?ヴァルキュリアどころじゃないぞ、これは」
スターの問いに、異界からやってきた少年「デスタムーア」は見たことのない星々が輝く宇宙空間を睨みつけながら言う。
「まさか、これが1人の能力者によるものだってのか!?」
レジスタンスのリーダー、ラヴォンも双剣を構えながら臨戦態勢をとる。
「ていうか、その術者も、これじゃあどうやって探せというんですの......あら?ねえ皆んな!あそこになにか見えませんこと!?」
その時、グラエキアが夜空の一角を指差しながら叫ぶ。うっすらと見えるそれは、半透明の翼を広げた巨大な鳥のようなシルエットをしていた。正確な距離が分からないため、大きさも不明だが、だがとても巨大なものであることは確かだった。
夜空に浮かぶホログラムのようなそれ。しかしそいつは羽ばたきながら移動し始める。ただのシンボルじゃない、こいつは動く!
「みんな、気をつけーー」
ユキカゼが言いかけたその時、空に浮かぶ鳥のようなシルエットの周囲が、新星の如き煌めきを放ったーー
刹那、放たれた何かが、地上の風景を爆風と共に消しとばすーー
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