雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.88 )
- 日時: 2019/01/27 18:33
- 名前: 名無しのアキラ (ID: pDFvkoCA)
ソルの機動兵器“ドラグーン・プロミネンス”が飛び立った頃、エリアスとグラエキア、ファランクスの3人も、フレスヴェルグの真下付近まで接近していた。
フレスヴェルグも飽和攻撃への迎撃に夢中で、眼科のエリアス達にはまだ気づいていないようだ。正に「灯台下暗し」とはこのことか。
「さあ、行くで」
ファランクスが再びスラスターを吹かして飛ぼうと身をかがめた時だった。
「待ってくださいファランクスさん、貴方達ヴァルキュリアは、確か飛行能力はないはず。あそこまで辿り着けるんですか?」
エリアスがファランクスを心配して声をかけるが、彼女は「心配いらんで」と親指を立てた。
「うちらには、まだ“切り札”があるんや!」
するとファランクスは両手を合わせて詠唱を開始した。聞いたことのない“言葉”、その流れるような詠唱と共にファランクスを光の奔流が飲み込んだ。渦潮のような光の渦の中心からは、爆風にも似た衝撃が周囲に広がっていく。
エリアスがグラエキアを衝撃波から守る中、光の渦から巨大な影が現れた。それはグラエキアが先程見た、“半透明の巨大な機械の巨人”そのものだった。
さっき見たときはまるで蜃気楼のような、幻かと思うほどに微かに見える程度だったが、今はそれははっきりとした実体を持ち、地震のような衝撃と共に大地に立った。
背丈は役10メートルちょい、白を基調とした重装甲を身に纏い、全身に多数の武器を装備している、ゴテゴテ重武装のロボットだ。背中から伸びた複数のサブアームの先には、ファランクスのトレードマークである盾と同型のシールドが持たれていた。
各装甲には緑色のラインがペイントされており、まるでファランクスがそのまま大きくなったようなイメージのデザインだった。
「ファランクス!ーーこれ、動くんですの?」
この異世界に来て彼女にとって非現実的な光景に見慣れたグラエキアでも、目の前に現れた機械の巨人に関しては、まだまだ理解が追いつかない代物だった。
そしてそのロボットの日輪のように輝く瞳がグラエキアとエリアスを捉えると、そいつは前に屈むように二人を見下ろしてきた。
身体は機械ではあるものの、龍人のような頭部の口元では息吹のように炎がちらついており、まるで呼吸してるみたいだった。
「それだけじゃないで」
ファランクスが指差す先の、はぐれファランクス達にも異変が起きていた。ファランクス達が盾と槍でドーム状の密集陣形を組んだかと思うと、そこから更に先程の光の奔流と同じものが生まれ、中からまた別の機械の巨人が出てきた。そいつは最初に出てきたものとデザインは似ているが、こっちは軽装備でスリムなデザインのロボットだった。しかしシールドは同型のものを1つだけ装備している。
“はぐれファランクスの召喚円”とでも言うべきだろうか、それは周辺各地で次々と発生しており、その中からは更に後続のロボットが召喚され続けていた。
巨大な機兵団に囲まれ、戦場はますます慌ただしくなってくる。
フレスヴェルグがこちらに気づいたのか、向きを変えてくる。
それに対してエリアスは自慢の聖槍を、そしてグラエキアは周囲の影から能力の産物である闇の鎖を召喚した。
「ほな、行こか!」
「ええ!行きましょう!」
ファランクスはロボットの背中に飛び乗ると、それはスラスターを吹かしてフレスヴェルグへ一直線に飛び上がる。このロボットはヴァルキュリアとは違い、断続的に空を飛びまわれるようだ。
それに合わせ、はぐれファランクス達が召喚した他のロボット軍団も一斉にライフル型の武器をフレスヴェルグへ構え、攻撃の姿勢をとった。
更にそれらを追い越すように素早く飛びエリアスは、ファランクスの前に移動し、まるで先導するように槍をフレスヴェルグへ向ける。
一斉攻撃の準備が整った瞬間だった。
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