雑談掲示板

【ご愛顧】幕引きはこの手で【ありがとうございました】
日時: 2014/03/28 13:10
名前: たろす@◆kAcZqygfUg

*阿呆空気読めw

*祝参照20000突破
これは、快挙だろー。
みんなありがとうねー

このスレに付けられているタグ
*「@さん仕事して」「安定の精神疾患者」「またあなたですか」「@を忘れないで」「そして参照数である」


*F5ぷしゅ

【表紙絵のキャララフ】

ものすげー久々にアナログで描いた。
下手すぎて全く笑えない、デジタルってすげー((
とりあえずあれかなー、全体の構図とあわせてみて、デジタルラフ出力したらもっかいアナログでトレスしようかなー。
ペン入れまでアナログでやろうかなー。
あーでもそしたらもうデジでやることなくなるか。

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Re: たろす@の物書き講座(ほとんど独り言だけどなw ( No.95 )
日時: 2012/03/02 06:02
名前: たろす@◆kAcZqygfUg
参照: 朝焼けの町に射す光に、小さな祈りを添えて。


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雪が解けるように、いつかこの身が崩れ去る時、
この思いもまた、朽ち果てるのだろうか。
もしもそうならば、僕は今すぐに倦んだ生に別れを告げたい。
蝋が溶けるように、火が消えるように、月が隠れるように。
この思いが消えるのならば。
濁流に飛び込む瞬間、心地よい冷たさ、圧倒的な流れ。
すっと消える感覚。
水と一つになる。
自分が飛び込んで作りだした波紋、消えないで、いつまでも。
水と一つになる瞬間、嗚呼、もう何も怖くない。
生の最期の瞬間に見える波間、まるで人生の様。

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濃密な短編小説が書きたい!!書きたい書きたい!
どうも、たろ兄ことたろす@です。

たった数ページの、文字数にして2000文字弱の文章で一つの世界を作ってみたいと思う。
それは世界の一片を無理やり切り取った話かもしれない。
前置きやあとがきを書かない無造作な一瞬かもしれない。
でも、精緻に作り上げた後付けの理由や、つじつま合わせのない短編の世界。
そろそろ本編の方も進んできているので参照200記念で短編を書きたいな。
それまでに短編の舞台を作っておかなきゃね。

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えー、短編に思いを馳せているので今日は世界観のお話しでもしましょうか?

今まで僕は描写やキャラクターについて書いてきたわけですが、世界観と言うのは今まで書いてきた事柄の根幹、根っこになる部分だと思うんですね。

僕が思う作家の「凄い所」と言うのはやはり世界観の構築。
少し傲慢な物言いと言いますか、妙に偉そうな言い方だとは思うのですが、
作家が「お話し」を作る時、その作家は「一つの世界」を作ってしまうのです。
その世界では作品に沿って「キャラクター」が生きていて、「時間」が流れていて、「風景」が移り変わるわけです。
勿論のこと作家はその「世界」の創造主な訳ですから、キャラクターを生かすも殺すも作家次第。
時間を止める事も出来ますし、世界の崩壊だって作家の自由な訳なんですよね。

ただ、その作家が自由にできる世界と言うのはそもそも作家が作り上げるわけです。
そこが御座なりではどのような作品もまあ、そこまででしょうね。ええ。

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それでは、世界観ってのはつまり?
ってとこへ行きましょう。
まず僕的にはお話し全体の構想を練る段階である程度決めておかなければならない事があると思います。

ひとつは時代背景。
SF物だと顕著ですが、現代小説や恋愛小説、ノンフィクションにだって時代背景は重要です。
それは現実時間での時代背景ではなく、その作品はどの様な時代にあるのか、と言うところ。

次に技術力。
生産能力いかんと言うのもそうですが、たまにある剣と魔法とカービン銃というのはいかんのですよ。
意味が分からないのです。
しかし、それは作中にて「それらが共生する理由」が明記されれば何ら不自然はないのではないでしょうか?

つまり次は文化と言う事です。
これもSFでは顕著ですが、人類文明は常に平等に成長していないのです。
日本で明治維新が起きていた頃、すでにヨーロッパではボルトアクションのライフルが確立され始め、アメリカ大陸ではレバーアクションやシングルアクションリボルバーが確立され始めた。
そういう事ですね。

特に文化と技術力は産業革命を見ればそれがいかに世界そのものに影響するかは言うまでもない事かと。

それが結局のところ時代背景そのものとなる訳です。
だけれども、それは作中に明確に「今は~な時代で」と明記する必要はなくて、ところどころにそれらしい事を小出しにしておくだけでいいのです。

と言うよりもそういう世界観は少しずつ出していって、読者の理解を助けるだけでいいのです。
そうじゃないと読者は攻略本を読みながらゲームをしているような感じでしょう。
それでは面白くも何ともありません。


次いで、時間ですかね。
それは分秒の問題と言うのではなくて、キャラクターの過ごしてきた時間。
僕ら作家に過去の積み重ねがあるように、そこに生きているキャラクターにも時間があります。
瞬間の集積が時間になって、その時間の集積が人生になる。
それをいつも頭に入れてキャラクターを動かしてあげれば良いんじゃないかなと僕は思うのですよ。
詰まる所、物語と言うのは大抵その人物が生まれた瞬間からは始まらないので、生きて来た時間を考えてあげなきゃいかんのです。

それら時間の集積は、時代背景や文化と重なり合っていますから、その人物がどのような考え方の持ち主か、と言うのにも大きく影響するんではないでしょうか?
僕はそんな風に思います。
もっとも、人格形成は環境ですからね。
そのキャラクターの周辺環境を考えてあげるのも大事な世界観の構築だと思います。
それはその作品をお書きになる作家様にしかできない事なのです。

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さて、毎度抽象的になって終わってしまうのですが、なんとなくわかったでしょうか?
本当はもう少し書きたい事があったのですが、ネタバレが著しくなりそうなのでやめておきます。

であであ、たろす@でした。

3/2 6:01 東京事変の遭難を聴きながら。

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