雑談掲示板
- 私室
- 日時: 2018/11/17 20:05
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 3zeF8rO.)
*当スレは、自分語りや資料掲載を中心にしていきたいと思います。結構、知ってる人がそういうことやってるので、触発されました! 雑談掲示板のスレなので、雑談も勿論可能です!
まずは、おはようございます。こんにちわ、こんばんわ♪ 始めましての方も、私を知っている方も気軽に——とは言っても上記内容を護って——お声をかけてくださいね。
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Re: 風死の書庫 ( No.98 )
- 日時: 2018/01/21 14:54
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: .vot37S.)
続きです。
*運動
関節は柔らかい膜で繋がり、2つの関節の外骨格内側に付着する筋肉で運動する。胴体の関節は様々な方向で湾曲できることが多いが、関節肢の関節はほとんど1対の蝶番に固定されて一つの平面上でしか動かない。そのため節足動物の関節肢、特に基部は多数の節に分かれて様々な動きに対応する。また、外骨格は体の内側へ延長し、いわゆる内突起(apodeme)で筋肉に付着面を提供することも多い。例えばカニの鋏の中では可動指の関節に繋がり、大量の筋肉が付着する板状の内突起が見られる。
また、体中のリンパ液の水圧を変えて関節肢を動かすこともある。この様な特徴はクモ綱に多く見られ、原始的な運動方法と思われる。
*呼吸
節足動物は様々な生息環境に進出し、それに応じて多様な呼吸様式を持つ。主なパターンとして陸生のものは気管や書肺、水生のものは鰓。稀に呼吸器官を持たず、体表でガス交換を行う種類もある。
六脚類は主に陸生で発達な気管を持ち、胸部と腹部のそれぞれの節に一対の気門を持つ。水生昆虫の中に一部の幼虫は水中で呼吸するための鰓を持つ。
多足類は全て陸上性で、六脚類と似たような気管と気門で呼吸する。
鋏角類のうち水生のカブトガニ綱は腹部附属肢である書鰓で呼吸し、陸生のクモ綱は主に書鰓由来の書肺で呼吸するが、気管と気門を通じて行う分類群も少なくない。水生のウミグモ綱は呼吸器官を持たず、体表で直接的にガス交換を行う。
甲殻類と三葉虫類は二叉型付属肢のうち外肢の部分が鰓となって水中に呼吸する。甲殻類のうち陸生のワラジムシ亜目は腹肢にある白体(偽気管)で呼吸する。
*繁殖と発育
求愛行動・交尾或いは交接・メイトガード・護卵など、節足動物は分類によって様々な繁殖行動を持つ。原則として有性生殖を行う卵生動物であるが、サソリやアブラムシなどから単為生殖・卵胎生の例も知られる。
成長に伴い古い外骨格の下で新しい外骨格を形成し、脱皮を通じて古い外骨格から抜け出して成長する。新しい外骨格は柔らかく、固くなるのも時間が掛かり、脱皮直後の節足動物は無防備である。そのため節足動物の脱皮は常に隠れ場所で行うことが多い。中でも古い外骨格を摂食して栄養を回収する種類や、一部のクモは脱皮直後のメスを狙って交接することが知られる。
節足動物の幼生は基本的に成体と似たような外見を持つだが、甲殻類のノープリウス幼生や昆虫の幼虫など、成長の過程で著しく形態が変化する変態を行う分類群も少なくない。昆虫の成虫になる脱皮は羽化と呼ばれる。多足類は成体になるまで脱皮に伴って体節と脚の対数を増やす。
*起源
節足動物がどのような祖先から生まれて来たかについては、定説がない。 以前は、前口動物であること、体節制を持つことなどの共通点から、環形動物に近縁であると考えられ、体節動物としてまとめられた。しかし現在では、環形動物はトロコフォア幼生を共有する軟体動物と類縁があると考えられており(冠輪動物)、体節制という共通点は収斂進化の結果と思われる。
側節足動物(Parathropoda)という便宜的なまとめをされたこともある舌形動物、有爪動物、緩歩動物との類縁関係を含め、この3つの動物門がヘッケル派の系統樹では前口動物の上の方に置かれるのが普通であった。しかし、分岐分類学による検討や分子遺伝学による情報から、舌形動物はウオジラミに近縁の節足動物だと解明され、緩歩動物も他の動物門より節足動物に近縁とも思われ、側節足動物は多系統となり、否定された。
現在は、節足動物・有爪動物・緩歩動物の類縁関係が定説となり、まとめて汎節足動物(Panarthropoda)になる。これらは更に線形動物に加えて脱皮動物というグループになる。
アノマロカリスをはじめとして、カンブリア紀の化石からは、節足動物であるとも思われるものの、現在の分類では所属場所が見あたらないものがかなりある。現存しない分類群が複数存在したものと考えられている。
*分類
現生の節足動物は、鋏角亜門(クモ綱、カブトガニなど)・多足亜門(ムカデ、ヤスデなど)・甲殻亜門(甲殻類)・六脚亜門(昆虫など)という4つの亜門に分類されている。化石種まで範囲を広げれば、三葉虫(三葉虫形亜門)という過去の大グループや幾つの分類が明らかになっていない種も存在した。
特に注目されるのは、頭部の構造である。頭部は口を含む体節と、その前にある、触角を含む体節、それに口の後ろにある、付属肢を持つ体節のうち、一部のものが口の回りの付属肢、つまり顎や鋏角など口器を作ることでできるものである。この部分の構造から、以下の3つのパターンがある。
甲殻類:触角2対・顎3対
六脚類と多足類:触角1対・顎3対
鋏角類:鋏角1対
系統について、かつては上記のような特徴に従って多足類と六脚類は近縁とされてきた。しかし、分子遺伝学的情報は多足類と六脚類の直接の関連を支持せず、むしろ六脚類は側系統である甲殻類から分岐したという結果が出ている。また、節足動物全体の中ではウミグモ類の位置が問題となっている。鋏角類に含めるのが従来の判断であるが、これをそれ以外の節足動物全部と対置すべきとの説もある。
*下位分類
*汎甲殻類の中に、六脚亜門以外の全ての分類群が側系統の甲殻亜門のものである。
†(亜門、綱和名なし) Marrellomorpha - マーレラ
†三葉虫形亜門 Trilobitomorpha †三葉虫形綱 Trilobitoidea
†三葉虫綱 Trilobita - 三葉虫
鋏角亜門 Chelicerata クモ綱 (蛛形綱)Arachnida - クモ、サソリ、ダニ等
カブトガニ綱 (節口綱、剣尾綱)Merostomata - カブトガニ、†ウミサソリ
ウミグモ綱 (皆脚綱)Pycnogonida - ウミグモ
多足亜門 Myriapoda ムカデ綱(唇脚綱)Chilopoda - ムカデ
ヤスデ綱(倍脚綱)Diplopoda - ヤスデ
エダヒゲムシ綱(少脚綱、ヤスデモドキ綱)Pauropoda - エダヒゲムシ
コムカデ綱(結合綱、祖形綱)Symphyla - コムカデ
甲殻亜門 Crustacea 貝形虫綱 Ostracoda- 貝虫
(綱なし)ヒゲエビ亜綱 Mystacocarida
イクチオストラカ綱 Icthyostraca - ウオジラミ、シタムシ(舌形動物)
鰓脚綱 Branchiopoda - アルテミア、カブトエビ、ミジンコ等
(綱和名なし) Hexanauplia - フジツボ、カイアシ等
軟甲綱 Malacostraca - シャコ、カニ、エビ、オキアミ、ダンゴムシ等
ムカデエビ綱 Remipedia
カシラエビ綱 Cephalocarida
六脚亜門 Hexapoda 内顎綱 Entognatha - トビムシ、コムシ、カマアシムシ
昆虫綱(外顎綱) Insecta - 昆虫
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