雑談掲示板

トンボさえ語る時代
日時: 2022/09/15 20:59
名前: 坂蜻蛉 宙露 (ID: CLW7qLHI)

こんにちは、坂蜻蛉です。
坂蜻蛉 宙露と書いて、さかとんぼ そらつゆと読みます。
スレ開設日 1月23日

【ルール】
・どなたでもどうぞ。荒らしは自粛要請
・自分は即レス主義ではありません

【お友達 Thank You!】
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*クリスマスSSパーティー
[期間]11/23~12/26
詳細はこちらから→>>563
皆さんの作品→>>564
※終了致しました。参加してくださった方々、ありがとうございます!

*短編夏祭り
[期間]8/23~9/12
詳細はこちらから→>>704
皆さんの作品→>>714
※終了致しました。参加してくださった方々、ありがとうございます!

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Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.713 )
日時: 2022/08/30 23:39
名前: 通りすがり (ID: OYu.1lC.)

楽しそうなので参加しました。

「短編夏祭り」

 みん、みん、みん。今日もセミの声がうるさかったから、頭がおかしくなってたんだ。夏の温度は僕の脳を溶かして、額の汗はまあ、脳の一部だったんじゃないかな。

 友達がいじめられてたらどうするかって、道徳の授業で先生に聞かれたのを思い出す。僕はあのとき、何も答えられなくて、それが悔しくて、それで?
 多分、いじめられるようなことをした友達も悪いんだと思う。喧嘩両成敗?みたいな言葉もあるからどっちも悪い。
 でも、友達は自殺しちゃったので、殺したやつが罪を償うのって普通のことだと思う。ほら僕、ヒーローになりたかったからさ。
 みん、みん、みん。セミの声がうるさい。
 一番許せなかったのは何もできなかった僕自身なんだ。友達がやられて日和ってるやつはいちゃいけないんだ。いねーよなってアニメで見たキラキラした少年が鼓舞してくれる。
 みんみんみん。セミの声がうるさいから、そいつの喚く声なんて聞こえなかった。代わりに脳内でめびうす潰すぞって、あのシーンが流れていた。
 掌の下で、汗ばんだ皮膚と、血管の動く感触が伝わってくるのが気持ち悪い。いじめっ子相手だからやっぱり少し怖かったけど、殴り倒して上から首をキュッとしてやったら、結構すぐに大人しくなった。
 みんみんみんて教室の外でうるさくて、明日から夏休みなのに僕らは何やってんだろうなって少しだけ思った。
 泣きながら僕を見上げるいじめっ子の顔をじっと見下ろして、少し優越感だった。苦しそうに口をパクパクさせてるのに、声が出ないらしい。ずっとそうしていると、ぐったりしてきて、人を殺すのなんて簡単なんだって思った。
 僕は友達を殺したこいつを殺して、ヒーローになれるって思っていた。でも、違うんだろうって思った。
 人を殺したら僕もこいつと同じで犯罪者だ。
 汗とか涙とか唾液で酷い顔をしてるこいつを、このまま殺してやるのは簡単。でも、もう、殺したところで、友達は僕を褒めてはくれないんだった。

 みん、みん、みん。夏の暑さで正常な判断ができなかった僕は、結局手を離してやった。
 生温い皮膚の感触が、掌に残ってて気持ち悪い。
 僕から開放されたいじめっ子は、死にかけたのが怖かったみたいで、ずっと泣いていた。友達はお前にいじめられたから死んじゃったのに、死にかけたくらいでこんなに泣いてって、凄くムカついた。でも、僕のしたことはいじめっ子と対して変わらないのだと、はっきり自覚した。
 ごめんねって謝ってから、僕らは二人で友達の墓参りに行った。

 みん、みん、みん。明日から夏休みで、そこに友達はいないけど。結局、あのとき手を離して良かったと思う。いじめっ子も、あいつが自殺するなんて思わなかったとか、後悔してるって言っていたから。実はほとんど毎日、墓地に足を運んでいたらしい。
 確かに来るたび新しい花が添えられているとは思っていたが、それは、いじめっ子の持ってきた百日草だったのだ。

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.714 )
日時: 2022/09/05 17:42
名前: 坂蜻蛉 宙露 ◆FK/Mzh4Usk (ID: fF9xymn6)

短編夏祭り・作品一覧
ありがとうございます!

>>705  たまはるさん 「まだ、」
>>711  ねむねむさん
>>713  通りすがりさん
>>716  謎の女剣士さん 「終わらない夏」
>>719  ぷれさん 「守り、護る」
>>721  坂蜻蛉 宙露 「いざ、シェイブドアイス」

幹事の自分がテスト期間だったもので投稿できませんでした……
作品も待てば増えるかもしれないので、期間を延長させていただきます。
9/5まで作品の投稿、9/12まで感想の投稿とします。
予定通り9/1から感想を発表していただいても大丈夫です!
まだ投稿していない・もういくつか投稿するという場合は5日までにお願いします。
応募お待ちしてます!

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.715 )
日時: 2022/08/31 18:56
名前: 謎の女剣士◆7W9NT64xD6 (ID: .LgltaHs)

やばい!
私まだ描いてません。

何とか今日中にネタがピンと来ないと難しいです。
もう少々お待ち下さい。

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.716 )
日時: 2022/08/31 22:02
名前: 謎の女剣士◆7W9NT64xD6 (ID: .LgltaHs)

【短期夏祭り】

「終わらない夏」

『ザザーン ザザザザザザァーン』

ポップ「…………」
ピーチ「デルムリン島で過ごす夏も、今日で終わりになるのね…」
ポップ「ああ……。そのようだな、ピーチの姫さんよ………」

かつてこの島にアバン先生と初めて来た頃は、ダイの奴がやけに真剣だったからよ。
この島は、そんな幼馴染の大切な島でもあるからな。
本音を言うと、この島自体に行きたいって提案出したのがバッツの癖に。
あの野郎、俺がルーラを唱えようとした途端に怖気やがったんだよなぁ。

『パチパチパチパチ……』

バッツ「……………」
ティーダ「バッツ。折角ポップがこっちに行くって提案したのに、何でビクビク震えたんだよ?」
バッツ「だってよ〜。デルムリン島にルーラ使うなんて怖いんだよ、だからせめて………船で海を眺めながら向かいたかったからさ」
ティナ「うん。確かに最初は怖かったけど、この島にいるモンスター達はいい子たちだね」
レオナ「ええ。ダイ君がいたから、モンスター達は彼の言う事をよく聞くようになったのよ!」

まあな。レオナの言い分も間違いじゃねぇけど!
ダイがこの島に流れ着いてなかったら、島のモンスター達は多分俺たち人間を警戒していたかも知れねぇ。
それに、伝説の勇者だと偽ったあの野郎のした事に関しても………許せる訳がねぇからな。
辺りを捜索しに行ったまま数分が経過しそうになった頃、時リンとユウナが偵察から帰って来たんだ。

リンク「皆。夏祭り最後の思い出に相応しい遊びをしないかい?」
4人『最後の思い出に相応しい遊び?』
ユウナ「うん。この夏が終われば皆はそれぞれの場所に帰ってしまうけど、この島で過ごした日々を私たちの心の中にしまって置きたいんだ」
リンク「うん。それに火もあるからさ、キャンプみたいな事は出来ないけど。花火は出来ると思うんだよねぇ」
ポップ「それなら俺が持ってるよ。コイツを使って楽しい思い出にしないか?」
全員『賛成っ!!』

俺とレオナ、そして別々の世界から来た大切な友人のバッツとリンクたち。
お互いに笑い合えば、別れも突然来てしまうのは目に見えていたりするけどよ。
この限られた時間だけでもいい、俺は皆に言いたい事を告げたいんだ。
いつかこうして会える日が来たらよ、またこのメンツで小さな花火大会をしようぜ。
そん時は俺から事前にブラスの爺さんに許可を貰うからよ、もし一緒に出来る日が来たらこうして集まろうな。
僅かな時間でしか楽しめなかったが、これが俺たちなりの''終わらない夏''その物になったのは間違いないよな。

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.717 )
日時: 2022/08/31 23:06
名前: 謎の女剣士◆7W9NT64xD6 (ID: .LgltaHs)

今回のテーマが短期夏祭りと言うお題でしたので、それに相応しいタイトルにしました。

後は、感想になったら頑張らなきゃ。

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.718 )
日時: 2022/09/01 12:35
名前: 通りすがり (ID: Ov0Tqkeg)

タイトル考えるの苦手だから何もないです!

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.719 )
日時: 2022/09/01 23:01
名前: ぷれ (ID: 6VT.MWz6)

たまはるという名のぷれです。二つ目の投稿します

【短編夏祭り】「守り、護る」

俺の叔父は、5年前に亡くなった。
肝臓がんだった。口数はあまり多くない印象だったが、とても優しくて俺は大好きだったんだと思う。そんな叔父が亡くなったと思うと、ショックでしかなかった。

気づけば、叔父が亡くなってから5年経っていた。
月日が過ぎるのは早いと思う。当時小学生だった俺は、すっかり中学生になってしまった。
そして、俺はお盆ということで祖父母の家に居た。
「おいと、おっちゃんの墓に行ってきてくろや」
祖母にそう言われ、俺は弟と一緒に叔父のお墓に行った。
「おっちゃん、元気かい?俺は元気だよ」
俺は、叔父のお墓に話しかけた。弟は、なにもせず畑で野菜を見ていた。今思ったが、お供え物か何か持っていけば良かったと思っている。

「おい、もう帰んぞ」
弟に言われ、叔父に挨拶した。
「おっと...。じゃあね、おっちゃん。また今度」
そうして、お墓を後にした。
祖父母の家に帰る道中、
「俺、おっちゃんがマモってくれてると思う」
「なんして」
俺が聞き返すと、表情を一切変えずに答えた。
「根拠はないけど、マモられている感じがする」
「そうかい」
弟が言った"マモる"は、守るなのか護るなのかは分からない。
でも、俺は叔父が見てくれていると信じている。

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.720 )
日時: 2022/09/01 16:54
名前: ぷれ (ID: 6VT.MWz6)

>>719
ノンフィクションだから、ちょっと重い気がします...

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.721 )
日時: 2022/09/05 17:40
名前: 坂蜻蛉 宙露 ◆FK/Mzh4Usk (ID: YH.V6.CE)

【短編夏祭り】 いざ、シェイブドアイス

「霞月、おはよう!」
現在午前十時。蝉の声が頭に響く。今日は、友達の奏芽と街のかき氷専門店に行くのだ。
奏芽は食べるのが好きだという。あまり人には言わないそうだが、二人でご飯を食べる事が多い僕には言ってきた。
「おはよう。じゃあ行こうか」
「いいお店調べてきたよ。暑い時間になったら混むっていうから、早く行かなきゃ」
聞くと、その店の売りはふわふわ削りたての氷にシロップと果実も乗せた、夏祭りを思い出させノスタルジックにさせるそれとはかけ離れたかき氷らしい。僕も流行りを少しは知らないとだな。

歩道の照り返しがきつかったが、程なくして到着した。
奏芽はマンゴー、僕は苺に練乳を追加したものをオーダーした。
「霞月って甘党なの?苺練乳って」
「まぁ……甘いものは好き。練乳のかき氷って食べた事なくて」
すると、奏芽がスマホを取り出した。
「写真撮るの?溶けちゃうよ」
「うん。すぐ食べる。私ね、美味しいものは思い出にしたいんだ。でも、共有はしない。独り占めじゃないけど、私が知る限りは私だけがこれを食べたんだ、って思いたいから」
「そっか……僕のも撮る?」
「ううん、食べてて。溶けちゃう」
そう言って奏芽は微笑み、マンゴーのかき氷を写真に収めた。
スプーンに乗せた一口分を食べる。苺そのものの甘酸っぱい味がした。
練乳がたくさんかかったところは、最早ショートケーキの味だ。
口と心の中いっぱいに冷たい苺練乳を満たし、完食した。


メッセージ性とかはないけど、夏の雰囲気とかき氷の美味しさを表現した小説です。
霞月(かづき)、奏芽(かなめ)と読みます。

Re: トンボさえ語る時代 短編夏祭り開催中! ( No.722 )
日時: 2022/09/05 17:54
名前: 坂蜻蛉 宙露 ◆FK/Mzh4Usk (ID: raxlIYZ2)

皆さんありがとうございます!
自分も昨日の夜に投稿したら誤字や読点の抜けが酷かった……
朝(早起き)も夜(夜更かし)も苦手。夕方が一番元気だなぁ。

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