雑談掲示板
- 【合作】アンドロイド大戦2【完結】
- 日時: 2024/02/04 20:55
- 名前: アロンダイト (ID: 6nKXkMq.)
ーー少年は、壊された日常の光景に言葉を失った。
目の前に広がるのは、瓦礫と化した街並みと炎とーー
ーービキニ姿の少女だったーー
★
『ーー本日のニュースです! 先日から目撃情報が相次いでいる“アンドロイド”は、とても高性能な機体で、人に害を与えかねない事が確認されておりーー』
とある高校の昼休み、生徒達は教室の天井から吊るされたテレビのニュースに注目していた。ここ最近、街に誰も見たことの無いアンドロイドが出現するようになり、様々な事件を起こすそうだ。しかもそのアンドロイド、“なにかがおかしい”。
ーーと言うのも、この2020年になる前から、ロボットの前に遡り、ラジコンヘリの延長線上にある「ドローン」によるイタズラは結構あった。それも警視庁が税金を使って、それ専用の対策部隊まで編成するレベルだ。
それから二足歩行ロボットやAIの急速な成長により、つい最近はこれらのお値段も、頑張れば一般家庭でも購入できそうなくらいになった。
そんな矢先だ。
「遂に人間とロボットの戦争かー?」
「いや、こんなの誰かのイタズラに決まってる。すぐに“オーナー”共々捕まるさ」
「でも、この前は警察の機動隊アンドロイドもボコボコにしたそうじゃないか。きっと軍用のアンドロイドが暴走してるんじゃ......」
「何それ怖い。ていうか、あたし達学校来てる場合じゃなくね?」
生徒達は各々の食事を手にしながらニュースのネタで語り合う。その他の生徒も皆カードゲームで遊んだりゲームをしたり、皆それぞれ昼休みを満喫していた。
そんな生徒のうちの1人、窓際に座る少年は、スマホを手にニュースを読んでいた。見てる記事は“おススメ!アンドロイドのカタログ!一体100万円から!”。
「ーー自作パソコンだけじゃ物足りない。僕もアンドロイドが欲しいけど......うーん、高い......」
彼“高木ペコ”もまた、アンドロイドに興味津々の少年だった。
そして教室の扉が開き、マッチョな体育の男性教師が入ってきた。
「おーいお前ら! 昼休み中スマンが、今日は飯食ったら午後の授業はお休みだ! またアンドロイドで物騒なんだってよ!」
『むうおおおおおおおお!!!』
只でさえ賑やかな教室が、教師の言葉で更にどっと盛り上がる。
「おおー終わりか、じゃあ帰るか」
ペコは机にかけていたリュックサックを手に取ると、他の生徒と一緒に教室を後にした。
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