「まさか今回も直ぐに駆けつけてるとか思ってるんじゃないんっすかね?」
くつくつと笑いながらクリーム色の人は言う。なんで笑うのよ。そんなおかしい事かしら?
するとクリーム色の人は大型のモニターに何かを写した。そこには...血まみれのレイナが居た。廊下に倒れていて、プラズマ団に監視されていた。
金髪の子...確かセブンだっけ?は、血まみれではないけれど、モンスターボールを取られ、小さな部屋で縄で縛られていた。
黒髪に赤メッシュのお兄さん...?ミツキさんだったよね。は、セブンと同じ状況になっている。
セブンとミツキさんがなんでここに...?助けに来てくれたってこと?マオは?ヒュウは?2人は助けに来てくれてなかったの?
レイナは?血まみれで倒れて縄も縛られてないレイナは...もしかして死んでる...?
嘘?嘘...嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘...嘘だ!
「嘘だ!嘘だ!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だあ!」
私は自分でも目を疑うぐらい叫んだ。私が私でないような感覚に包まれ、ただ叫ぶしかなかった。
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七章。トモバがピンチの時です。
[2351] ベリー◆mSY4O00yDc (2022/01/14 Fri 14:30)