二次なりきり掲示板

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−日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中−
日時: 2015/12/17 19:07
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: vJF2azik)

 世の中には、消してしまわなければいけないのに、消すことができないものがある。
例えば未練だとか、欲、想い。
それら普通では消せないものを消すことのできる者たちが居た。
ここはそんな者達の集まる喫茶店。
__ひょっとしたらその人たちに会えるかもしれませんよ?__

   *   *   *

 人はみな、忘れられないものがある。
それは自分でコントロール出来るものもあれば、出来ないものもある。
それを『斬る』のが、私たちの仕事である。
「綺麗でしょう、うちの妻」
「…………」
ただ何もないところを見て話し掛け、私に共感を求める。
彼には私に見えないものが見えている。
彼以外誰にも見えない、見えてはいけないものが。
「まったく、近頃の企業は……。妻と一緒に結婚式をするつもりで頼んだのに、何故か受け入れてくれないんですよ。おかしいでしょう? ここには私と貴方の他に、人は居ませんよって」
周りの人に聞けば、この男性は結婚式を目の前に奥さんを事故で亡くしてしまったらしい。
彼は葬式には出席せず、奥さんの冷えた『体』をただただ離したがらなかったらしい。
葬式が終わり、奥さんの『体』が無くなっても彼は奥さんと『一緒に過ごしていた』。
そう、彼にとっては『一緒に過ごしていた』のだ。
 私たちには仕事の際、他の人には見えないものが見える。
例えば彼なら、愛しい人の霊を表す桃色の奇妙な生き物が。
私たちはその奇妙な生き物を悪魔と呼び、仕事の際、それらを斬る。
すると悪魔にまとわりつかれていた者たちは、忽ち正気を戻す。
こうして私たちは、人の心の中に残ったモノをある意味、奪っていくのである。

   *    *   *

「……今日は後味が悪い」
「コーヒーがかな?」
「違うよ」
行きつけの喫茶店【消失の鐘】でコーヒーを飲みながら愚痴を溢す。
店長の彼女は少しでも『傷』を和らげようとしてくれているのであろう。
「苦しいなぁ、色々と……」
「……お疲れ様」
私たちは人の心の中に残ったものを斬る。
そうして彼らが救われたとして、私たちは重い対価を背負う。
私たちは、斬ったものが傷として体に刻まれる。
目に見える傷ではなく、内臓などにできるもので、実質すぐに痛みはなくなる。
しかし、直後の激痛は中々なれないものだ。
「秋君はそこで倒れてたよ……」
「容態は……?」
「なんとか今日中には治りそうね」
「そう……」
「金持ちの強欲を斬ったそうよ」
斬るものへの執着が強ければ強いほど、斬ったものの負う傷は大きくなる。
「欲は永遠に消えないだろうけどね。兄さんもずっと私に金をたかってるよ」
誰も知らない所で、誰にも見つからぬまま、誰にも見えないものを斬る。
消えないものを消すことが、私たちの生きる意味なのだから。

   *   *   *

 はいっ、こんにちは!
クリックありがとうございますっ。
今回は戦闘でもあり、日常もOKなスレです(笑)
過密化してもまたいずれ過疎化させてしまうスレ主です(´・-・`)
暇なときに暇潰しとして来てくださればな、と思っておりますっ。

 それでは、ごゆっくりお楽しみください!

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Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.86 )
日時: 2015/12/18 01:28
名前: ひなまり (ID: 62e0Birk)

稀瑠風「っ私は、鈴原稀瑠風と申します!よろしくお願いします!」
ペコッと頭を下げる

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.87 )
日時: 2015/12/18 01:32
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: sJfYnJsm)
参照: 深夜0時設定ですっ。

「良かったですね、鈴原さん」
コーヒーは人気なのかと思いながら稀瑠風にいう。
水で少し冷えてしまった手で優しく彼女の頭を撫でた。

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.88 )
日時: 2015/12/18 01:39
名前: ひなまり (ID: 62e0Birk)

ポロッ
汐巳に撫でられ、店長に居場所を貰い…
何年ぶりだろうか、こんなに人の温もりを感じたのは……。
稀瑠風の目からは、何粒も、何粒も涙が落ちていく
稀瑠風「ふえっ…ううっ…ひくっ…」

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.89 )
日時: 2015/12/18 01:43
名前: マリ ◆aRPhzYJo/s (ID: f2y8EREE)

「な、なかないで」
泣いてることにギョッとして
「…………稀瑠風ちゃんね、覚えたよ……。」
そう言いながら珈琲とココアを作る

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.90 )
日時: 2015/12/18 01:46
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: sJfYnJsm)

「泣くのは、大切な人がいなくなってしまったときだけですよ……」
それを見てポンポンと稀瑠風の頭を撫で手を離すと涙を指でぬぐってあげる。

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.91 )
日時: 2015/12/18 01:48
名前: 冥 (ID: 2jjt.8Ji)

「…あの子、おチビと同じくらいの年の子だね…仲良くなってくる?」
稀瑠風をみたあと、茅夜をみてにこーっとわらって問いかけた。
「……うるさい、チビいうな」
茅夜は睨みつけていた。

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.92 )
日時: 2015/12/18 01:48
名前: ひなまり (ID: 62e0Birk)

稀瑠風「ひくっ…すいま…せん…人に撫でられたの…なんて、7年ぶり位でっ…ぐすっ…」
涙を拭き取るも、どんどん涙はあふれてくる

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.93 )
日時: 2015/12/18 01:59
名前: マリ ◆aRPhzYJo/s (ID: f2y8EREE)

「ちびなんて言ったら私が一番ちびなんだけど。」
苦笑しながらも珈琲とマシュマロを入れたココアを持ってくる

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.94 )
日時: 2015/12/18 02:01
名前: ひなまり (ID: 62e0Birk)

今更ですが、茅夜ちゃんの友人に…!

Re: −日常・戦闘− 消失の鐘 −募集中− ( No.95 )
日時: 2015/12/18 02:15
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: sJfYnJsm)

「むー……涙製造機か」
止まらない涙にそう突っ込むも流れる度タオルで優しくふいてあげる。
「店長はちっちゃくて可愛いのが良いんですよ」
ココアを見て目を輝かせる甘党。


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