二次なりきり掲示板

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【募集中】− TWILIGHT−『オリジナル中文』
日時: 2016/05/29 17:32
名前: ちゃんてぃこ (ID: lmeOXcX7)

——…


この種は現実に紛れ込んだ幸せの破片。

零れ落ちてしまわないよう慎重にそっと両手で包む。
それは心地よく、胸がほっとする愛しさを持っていた。
酸素を求めるかのようにはくっと口を開く。
慎重に慎重に、思わず閉じかけた口を再度開き、種を口に含む。
こくんと飲み込み、息を大きく吸う。
貴方のいない世界の空気はこんなにも冷え切っていた。
この温度に私は耐えられない。

だから、貴方の熱を再びこの世に灯すの。
『二回目の人生を』




温もりを思い出した身体は、再びその溶けるような宝石を開いた。
見慣れた風景。見慣れぬ景色。脳裏をよぎる知らない記憶。
その記憶は私を見ている。私が私を見ている記憶。

いいや、これはあの人の記憶。

そう、あの人は私を食べてしまったのだ。
それが禁忌と知りながら。

これが愛だとでも言うように。
神を嘲笑うかのように。

そうして貴方は還り、私は帰った。
貴方が求めたこの景色を残して。

冷めた私と温かい身体がここに生まれたのだ。
『ああ、貴方の温もりがただ恋しい』


——…



クリックありがとうございます。
初めまして、スレ主のちゃんてぃこと申します。

↓簡単な規約を記述しますので、少々長いですが一通り目を通して頂けると助かります。

カキコの基本ルール、ネットマナーを守って下さい。中傷・荒らしは固くお断り致します。
具体的な文字数は設けませんが、中文から長文あたりを理想としておりますので台詞のみやあまりにも短い描写での投稿はご遠慮願います。また本文中にて絵文字や顔文字といったものの使用は避けて下さいませ(本体同士での会話なら構いません)。キャラクターシートには案外突っかかるかもしれませんが問題なければ喜んで登録させて頂きます。
自演やドッペル、相手に強要させるような行為は禁止させて頂きます。自傷といった行為は構いませんが、それを使って相手に何かを強要するのは禁止です。
自分のキャラを美化するのも構いません。しかし相手に不快な思いをさせない範囲内で宜しくお願い致します。
グロや恋愛、戦闘はご自由になさって良いですがR18指定が付かないようにお気を付け下さい。死ネタは禁止させて頂きます。
何事も自分中心ではなく、皆で楽しむものだと心に留めておいて下さると喜びます。

先程書いた通り第一に皆様に楽しんで頂きたいので、基本的にスレ主は干渉せず自由度を高くしたいと思っております。口煩く言う事は控えるように致しますが目に余るのもがあったり世界観を損ねる場合は口を挟みます、あしからず。
質問等はお気軽にして下さいませ。説明が下手なので伝わり辛い事や不備が多いと思いますので、声を掛けて頂ければ自分としても助かります。

ほのぼの殺伐をコンセプトにしておりますので、把握の程宜しくお願いします。





『世界観 等』>>1 >>2
『参加者様とキャラ一覧』>>3
『キャラクターシート』>>4

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Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.15 )
日時: 2016/04/24 23:02
名前: ちゃすか (ID: Pk4hF4gE)


名前【レイ・バレル】

性別【男】
年齢【23】

容姿【透き通る海を閉じ込めたような色の瞳の前には真珠色の前髪が揺れている。外見年齢は十代前半の少年で、常日頃から鍛えているため筋肉質だがどちらかと言えば細身で身長も150cmしかない。つんつんと毛先を尖らせてはいても、触らずとも柔らかさを感じさせるような髪と少年特有の正義感溢れる顔付きは見た者に偽り無き姿である事を信じ込ませる。だがそれは本来の姿とは程遠く、かつては高身長で胸板も厚く逞しい肉体を持っていた。新たな姿となり接した人間達からどんなに今の容姿を褒められようと、少年の姿をもう一人の自分として受け入れることが出来ず、かつての自分を思い出しては落ち込むことばかり。衣服は動き易い服装を好み、白のワイシャツに緩めのカーディガン、デニムにショートブーツと比較的ラフなもの。腕捲りをする癖があり、冬区でも無意識に腕を出していたりする。】
性格【いつも希望に瞳を輝かせ、なんの恥ずかしげも無く夢を語り笑う豪快な男。大雑把で何事に置いても少々雑なのが玉に瑕。人一倍不器用で本人もそれを自覚しているが、だからこそ何事にも真摯に向き合い一つずつでも確実に解決しようとする、割と頼り甲斐のある男だった。最近はどうにも昔の様に振る舞えず、本来の自分を見失いつつある。というのも、この姿になってから関わる人間達はレイモンドが少年だと信じて疑わず、かつてのように振る舞えばただの生意気な子供だと思われてしまうため、他人とどう接すれば良いのか分からなくなってしまった。案外些細なことで落ち込んだり、感動話には涙脆い一面も。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。嘘偽りの無い真っ直ぐな性格。】
役職【種売人。トワイライト。】
故郷と現住居【故郷は十一区の港付近。現在は六区での取引が多いため、六区のアパートを一部屋借りている。】
備考【本名はレイモンド・バートレット。人間だった頃は航海士として毎日船に乗り海に出ていたが、20歳の時に船が遭難してしまい、最後まで一人生き残ってしまったレイモンドは飢えに苦しみ、命を落とした仲間の種を食してしまった。その後無事に帰り着く事は出来たのだが、その時レイモンドは十代前半の少年の姿になっていた。黒かったはずの髪と瞳は全く異なる色に変わり、190cmあった身長も150cmに。レイモンドには幼馴染の恋人が居たが、少年の姿で名乗り出ることも出来ず、彼女の近くに暮らし見守り続けていた。恋人はレイモンドの帰りを待ち続けていたが、1年後、父親が連れて来た貴族の男に嫁いでしまった。その貴族の男の名は皮肉にも『レイモンド』であり、再び彼の名を呼べるのなら、という理由で彼女が嫁いだという話を噂で聞き、レイモンドは種を食べてしまった自分自身を責め行き場の無い怒りに苦しみながらも、恋人の幸せを願い静かにその地を離れた。それから2年経った今現在は世界各地を周り種を探して回収し、トワイライトを人間に戻す為の研究をしている研究者にその種を売り生活している。食事は人間の姿を失いたくないからと人間の血液を定期的に運び屋から買い取り摂取しているが、その都度買うのが面倒なのか姿が変わらない程度に他の動物も食べている。元々体を鍛える事が好きで様々な武術を会得しており、魔法と武術をうまく組み合わせて戦う為の鍛錬を行っている。種の記憶は抹消済み。】
募集【保留続きですが保留で。】

「お前こんな所で何してんだ、迷子か?…いやいや、オレはこう見えても子供じゃない、っつーか……。はぁー、まぁ良い。オレの名前はレイ。レイ・バレルだ。お前は?」
「オレが元の身体に戻りたい訳じゃないんだ。この姿は罪を犯した代償って事だろ?だったらオレが一生背負うべきモノだ。…種を食べた罪…、それもあるんだろうが、オレが一生を掛けて償うべきは……彼女を苦しめてしまった事だと、思ってる。」
「面倒事に巻き込まれんのは好きじゃないんだけどなぁ。………ま、好きな奴のが少ないか。」



———

開幕おめでとう!そわそわ(様子見)
アルメリアさんかっこいい………。確認続きで申し訳ないけどよろしくお願いいたします!(´・ω・)ノ

Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.16 )
日時: 2016/04/27 22:08
名前: ちゃんてぃこ (ID: laYt1Tl.)
参照: http://スレ主なのに拙い文で申し訳なく……絡んで下さると喜びます((

『ウィジック・リース / 七区』

どこに居ても聞こえてくる人々の楽しそうな声。繰り返し子どものはしゃぐ声が近付いては遠ざかっていく。
辺りには淡い桜が舞っていて、空を見上げれば心地良い日差しが視界全てを覆った。その優しい眩しさに目を細め、店のショーウィンドウに目を向ける。魔法によってふわふわと宙に浮かぶ鞄や靴や数々のアクセサリー。服なんて水の中を泳ぐようにして、その中を縦横無尽に浮かんでいた。まるで本当に生きていて楽しんでいるみたいだ。
今ではすっかり見慣れた光景だが、この街へ初めて来た時の興奮は今でも忘れない。

「もう三年か。」

常に雪に覆われた二区から王都である七区に上京して、気付けば三年の月日が経っていた。
その時と現在の状況は点で違うけれど、これはこれで充実しているし、なってしまったものは仕方が無いなと無理矢理にでも納得している。
柄にも無くため息を吐くと強い風が吹いた。人々の声と共にいくつもの風船が風に攫われ、空へ誘われるようにふわふわと呑気に浮かび上がってゆく。
ふと視界に時計が映り、無意識に時間を確認する。今は丁度お昼時で、そろそろ腹も減って来る頃だった。

(バイトの日付ズレてるなんて、ついてないな……。休みなら今頃起きたって罰は当たらないよ。)

つい数時間前の事を思い出し、再び溜息を吐く。そんな時、曲がり角の所にあるパン屋が目に入る。甘く香ばしい匂いにつられ、窓から中を覗く。店の中は若い女性や家族連れで賑わっており、その手には焼きたてのパン。食欲が掻き立てられ、腹の虫が声を上げた。空腹にこの店を覗くのは失敗だったなと今更後悔する。

そこで我に返り、首を横に振った。今ここで食事を摂ったところで食欲が満たされる訳では無いのを思い出す。
「本来の食事」でなければ、この空腹は治まらないのだった。

特に食事に関しては、今までの習慣が一年経った今でも抜けず、食事の時間だと思っては落胆する日々である。

「……どっちにせよ給料日前で運び屋から買うお金も無いし、もう少し我慢しよ。」

そう口にするも音を上げる腹に、微かな忌々しさを感じる。肉体的に来るひもじさから足取り軽く歩く元気も湧かず、ふらっと力無く店の前で踵を返した。



ーーー

>>15
ありがとう、返信遅くなって申し訳ない!!
アルメリアを褒めてくれて光栄だよ(*^^*)
レイさんも特に不備とか見当たらないので登録させて貰います! こんな、こんな素敵キャラをありがとう;;;

【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.17 )
日時: 2016/04/27 22:14
名前: 琉香 (ID: V7PQ7NeQ)

キャラシート、修正、キャラ追加致しました。

Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.18 )
日時: 2016/05/01 08:25
名前: ちゃすか (ID: eGpZq2Kf)

>>16

『エリザベス・ポップルウェル / 七区』


 楽しそうに騒ぐ子供達、目新しい物を求めて活気溢れるこの街の商店街を訪れる大人達や、その至って平和な風景の中に紛れ込み存在を隠そうとする者達。
 様々な声が、存在が行き交う七区の中心街をぱたぱたと駆ける少女ーーいや、一人の女性は、何やら古びた小さな鞄を大切そうに抱え込み、息を切らしながらメインストリートの人混みを掻き分け一つの影を追っていた。

「…お客、さ……っ!ああっ、何故っ、走るのよ!もう……!」

 こんなに走ったのはいつぶりだろうかと酸素の行き渡らない頭で考えるも、その答えを導き出す余裕などあるわけもなく。曲がり角を進むその影を見失うまいと必死に走り続け、ちょうど曲がり角に位置するパン屋の前を駆け抜けようとした所で、どん、と一人の男にぶつかった事により大切な鞄は地面へと放り出された。
 それと同時に必死に追い続けていた影を見失ってしまい、彼女ーーエリザベスは『その人物を全速力で追い掛け忘れ物の鞄を届ける』という自分の中のミッションを放棄した。

 ーーだって仕方ないじゃない!全てこの男が悪いのよ、ちょうど私の行く道を阻むようにして此処に立っているなんて。そうよ、私は悪くないのだから!

 そう頭の中で言い訳をしながら改めてその人物に目を遣ると、エリザベスは緑色のくりっとした瞳を輝かせる。ウィジックを物珍しそうにジロジロと眺め、それから自分の態度があまりにも不躾であった事に気付いたのかハッとした様子で姿勢を正し、小さく咳払いをして見せた。
 彼女は美しいものが好きなのだ。陽の光を受けて輝くウィジックの白銀の髪は、様々な色が散りばめられたこの街の中で何色にも染まらずに自由を象徴するかの様に靡き、澄んだエメラルドグリーンとワインレッドのオッドアイの瞳はそれぞれ宝石が嵌め込まれているようだった。それらは彼が望まずして得た容姿だったのであろうが、エリザベスはそんな事情を知る由もなく、ただ素直に美しいと思い彼の存在に興味を抱いたのだ。

「あ、ええと。ケガは…無いわよね?そんな平然とした顔をしているのだから。きっと私の方が痛かったわ!……いいえ、そんな話はどうでも良いのよ。そう、どうでも良いの。私はエリザベスよ!よろしくね!」

 エリザベスは強引に一方通行の会話を押し付けウィジックに手を差し出すも、落ちた鞄が視界に入り慌てて屈み込む。そして鞄を拾い上げるとパンパン、と埃を払い、再びウィジックを見れば「あら」と恥ずかしそうに頬を染めながら小さな声を漏らした。

「ご、ごめんなさい。悪気は無いのよ?…自覚してるわ。悪い癖なの。自分でも分かっているのだけれど、おとなしく相手の反応を待つということがなかなか出来なくって……、以後気を付けるわね。改めまして、エリザベスよ!ベスって読んでくれると嬉しいわ!」

 自分の失態に気付くと落ち込んだ様子で眉根を寄せ、かと思えば困惑顔でクスリと笑い、キリッと表情を整えてウィジックに向き直る。慌ただしく表情を二転三転させながら、彼女はウィジックに再び小さな手を差し出した。



ーーー

レイさんの登録ありがとうごさいました!
相変わらずの神文に恐れ多くも絡ませていただきます…!!

Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.19 )
日時: 2016/05/01 13:24
名前: 琴葉 (ID: IGUMQS4O)


名前【ナック・ティナー】

性別【男性】
年齢【30】

容姿【緩くウェーブがかった黒髪で、長さはハーフアップだと後ろでちょこんと縛れる程度。長めの前髪だが、温和そうなタレ目は見えている。どちらの瞳も色素の薄い明るいブラウン。身長は180㎝の痩身。いつもハットを被っており、何か無いと手元や口元が寂しいのか煙管をくわえていることが多い。火を付けるか付けないかは気分次第。浴衣や袴等の和装を好む】
性格【口調も尻も軽く基本来るもの拒まず去る者追わず。例えそれが男でも女でもトワイライトでも、皆平等に接する。表面上では。本気で言っているのかよく分からないような言動をするので彼のそんな性格を知らない人には怒られることも少なくないが本人は大抵気にしていない。普段はわりかし温和だがキレると笑顔で口の悪いことを言ってくる。】
役職【表では何でも屋を営む運び屋】
故郷と現住居【九区の生まれ、現在は十一区在住】
備考【彼の甘言は誰にでも与えられるがそれは誰かの為という訳でも無く、ただ自分自身が身に付けた生きる術であり手段である。トワイライトの事を異様に美しい存在だと思い込み、崇拝しているかのよう。それは種を飲んでまで守りたい存在がいる事への強い羨望かはたまたただの性癖か。自身がトワイライトを寄せ付け易い体質である事もそう思わせる原因の一つ。ナックにとって彼等に食料を届けることは奉仕に近い。ので余りお金はふんだくる傾向にはない。睡眠効果のある魔力を込めた魔弾を拳銃に込め、自分で鳥や兎などの獣を狩ることもしばしば。表では何でも屋の様なものを営んでいるので街の情報には詳しいが、彼にトワイライトの居場所や動向を聞いてもはぐらかされて終わるだけなので聞くだけ無駄である。何の利益にもならないことを聞いてお金を落としてくれると言うのならどうぞお好きに。過去に遭遇した自動車事故のせいで5歳頃に両親を亡くしている。自分だけ奇跡的に生き残ったはいいが耳の後ろに大きな傷跡があり、両親が健在だった幼少の頃の記憶を失っている。彼の毎日コロコロ変わるハットをお洒落だと言う者も多いが、被っているのはその時の傷を隠すためだとかそうじゃないとか。両親を亡くしてから頼る者も無く一人で生きてきた為誰かと踏み込んだ関係になるのが苦手】
募集【贔屓にしてくれているトワイライト】
「何でこんな仕事してるかって?さぁね、自分でも良く分からないけど敢えて言うなら得意だからとか?ねぇ、そんな事よりお茶しない?」
「一度きりの人生楽しまなきゃ損じゃないか。あぁごめんごめん、君は二度目だったねっていたたたたたた!悪かった!悪かったって!!」
「君達さぁ、何様?人間様?いやいや別に答えなくて良いんだ、君達のことが知りたい訳じゃない、寧ろすぐにでもバイバイしたいね。いやねぇおじさん食べる物が無くて困ってるかわいそーな人達に食料を届ける仕事してるんだけどさ、今丁度出来るだけ新鮮な肉が欲しかったんだよね。食べやすいようにバラバラにして配り歩くぞクソガキ共が」

ーーーー
こんにちは、初めまして。琴葉と申します。ちゃすかに此処を紹介して貰って興味があったので投下させて頂きました。何分初心者なのでご迷惑おかけすることもあるかも知れませんがもしよろしければ仲間に入れて頂けると幸いです^ ^



Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.20 )
日時: 2016/05/03 20:19
名前: ちゃんてぃこ (ID: laYt1Tl.)
参照: http://時間が無いので返信文は後日投下致します…

>>17

拝見致しました。問題点は見当たらないので登録させて頂きます、お手数お掛けしました。
どうぞ宜しくお願いします(*^^)


>>19

初めまして、琴葉様。
素敵な子をありがとうございます! 不備等も見当たらないので登録させて頂きます。
自分も初めてのスレですので至らない部分も多く、何かと御迷惑をお掛けするかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします(*´`)

【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.21 )
日時: 2016/05/03 20:36
名前: 琉香 (ID: bUOIFFcu)

>>20
こちらこそよろしくお願いします。

Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.22 )
日時: 2016/05/03 23:28
名前: 琴葉 (ID: FSHRfx37)

『ナック・ティナー/十一区』


トワイライトという存在を認識したのは、彼がまだ齢10にも満たぬ頃。徐々に風化し風に乗ってサラサラと舞い上がる女の死体を街の外れで見たのが始まりだった。月明かりに照らされ輝くその様を、彼はいたく気に入った。美しいと思った。不思議と怖い、汚いといったような嫌悪感はまるで無く、ただ、程なくして完全に塵と化してしまったその空間を酷く残念に思ったのをよく覚えている。それが、ナック・ティナーが思い出せる一番古い記憶だった。その記憶は、何度も何度も思い出してはその度に彼の中で上塗りされていく事で出来上がっていく。しかし何度繰り返そうと未だ完成することのない、最初から無いピースを探すかのような違和感は残念ながら今日も健在なのであった。

「おっ、あの子可愛い。けど残念、スカートが短すぎる」

その事について、毎晩部屋の窓から街の様子を眺めながら思考するのが彼の日課である。が、いとも簡単に霧散するのもまた彼の日常であった。一度別の事に意識が向くとまるで興味を失ったかのようにその場から立ち上がり、一番のお気に入りのハットを目深に被る。そしてそのまま、飼い慣らした喧騒へとその身を転がすのであった。

この街に流れ着き、かれこれ20年程の歳月が流れようとしていた。両親を早くに亡くし身寄りも無かった自分をこの街は上手に紛れ込ませてくれた。決して優しくとは言えないが、粗雑に、生温く。

無銭飲食、ひったくり、それに伴う怒号や悲鳴。それらをBGMにして妙に神妙な面持ちでナックが考える事は一つ。

ーー 晩飯、何にすっかな。


ーーーーー

>>20
お褒めいただき有難う御座います…!
よろしくお願いしますね^ ^
絡み文…になってるのかよく分かりませんがこんな感じで大丈夫でしょうかね…?w
もし良ければ誰か絡んでやって下さいな!

【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.23 )
日時: 2016/05/04 00:21
名前: 琉香 (ID: bUOIFFcu)

>>22

『ディアネ・カインス/十一区』



古道具屋兼運び屋のディアネは、ブツブツと一人で文句を言いながら、行き交う人混みの中を歩いていた。

「あ〜もう!これといっていい店なんて、無いじゃない!」

大きな声でそう叫ぶと、周りの人々の動きが一瞬止まり、何事だろうとこちらを向く。その人々をディアネは睨みつけ、慌てて人々が自分から目をそらす。そんな不毛な行為を、先程からディアネは繰り返し続けているのであった。
きっと私は変な目で見られているのだろう。でもしょうがない……そう思いつつ、ディアネはぶらぶらと通り沿いの店を覗いていきながら歩く。
いくら古道具屋をやっているディアネだろうと、こんな遠い所に、殆ど身一つの状態で来たくはなかった。原因は、数日前に届いた姉からの手紙だ。
手紙にはこう書いてあった。

『ディアネ、商売は上手く出来ていますか?私は心配で心配でなりません。休みが取れたらディアネの店に立ち寄ろうかと思います。必ず居てくださいね。』

ここまではまあまあ良かった。問題はその後の追伸だった。

『そうそう、夏域の方で手に入れて欲しい物があるの。古い扇よ。出来るだけ保存状態のいい物にしてね。古道具屋さんなんだから、すぐに手に入れてくれるわよね。私が店に行くまでにお願いね。』

その手紙を読んでから、ディアネは半分ヤケになり、ほぼ身一つの状態で十一区へと乗り出したのだった。一体妹をどういう目で見ているのだろうか?姉にとって私は便利な調達屋さんだったのか?そんな思いが冷静な彼女の思考の邪魔をする。良い店は見つからないし、かといってこのまま帰るわけにもいかない。そもそも扇なんて何処にでも売っているような代物だ。妹にわざわざ遠いところまで買いにいかせる様な物でも無い。十二区全ての扇を買おうとでもいうのだろうか?つくづく姉は物事を知ら無さ過ぎる。こうなったらここに住んでいる人にでも店を聞いて品物を買い、すぐに帰ってやろうじゃないか。ディアネの古道具屋としてのプライドに火が付いた。
ディアネは辺りを見回し、目に付いた背の高い男に近づく。そして男を見上げるようにして「ちょっとそこのお兄さん、此処ら辺で古い扇を売っていそうな所はない?」と聞いた。


【大変拙い文章で、あと、見にくいと思います。本当にすみません。すぐに絡みが終わってしまうかもしれませんが、絡ませて頂きます。】

Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.24 )
日時: 2016/05/04 13:25
名前: ちゃんてぃこ (ID: laYt1Tl.)

>>18

『ウィジック・リース / 七区』

空腹を紛らわせようと考え事を始める。今のバイトは契約期間がそろそろ終わってしまうから、次に働くならどこで働くがいいだろうか。今回のバイトは給料の高さで選んでしまった故に、一日中魔法を酷使し集客を行うというなかなか骨の折れる仕事内容であった。給料さえ入ってしまえば懐が潤うのは間違いない、今度の仕事はもう少し楽さを重視しよう。
決意したと同時に、どんっと横から何かがぶつかってきた。ぶつかってきたそれの高さからして子供か女性であるのだがそれでもよろけてしまった事に少々不甲斐なさを痛感する。

「ええと、大丈……。」

取り敢えず相手が怪我をしていないかだけ確かめよう。
目線を右斜め下にずらすと、そこには小柄な女性の姿があった。その髪は七色のグラデーションになっており、その上にはまるで本の中に登場する魔女が被っていそうな三角帽子。服装もカラフルで多くの目を引くであろう女性は、美しい緑の瞳に怒りの色を宿しながらこちらを睨みつけるかのようにして見ていた。

もしかして、どこか怪我をしてしまったのだろうか。弱ったな、金を払えだの言われた所で、今の自分はほぼ一文無しなのだ。払えるものなど何も無い。

(……いや待て、ぶつかってきたのこの人だからオレは悪くないような……。)

どうにかこのトラブルを上手に回避出来そうな逃げ道を作ろうと悶々と考えていると、我に返ったらしい女性が小さく咳払いをして手を差し出して来た。怒っている訳では無いのだと、ひとまず安堵を覚える。

「あ、ああ、そう? ごめんねエリザベス。」

マシンガンのように喋るエリザベスにたじろぎながらも差し出された手を握ろうとすると、エリザベスはぶつかった際に落としたらしい鞄を拾い上げた。何故か宙をさまよう事になってしまった右手に虚しさを覚えながら「気にしない、気にしない……」と心の中で繰り返し手を引っ込める。

鞄に付いた埃を手で払っていたかと思うと、エリザベスはこちらに向き直って忙しなくころころと表情を変えた。内容が半分も入ってこなかったが、責め立てられる事は無さそうで一安心であった。

「うん、じゃあベスって呼ばせて貰おうかな。オレはウィジックだよ。ウィジックでもウィジーでも、好きなように呼んでね。」

差し出された手につい先程の少々苦い思い出が蘇るが、ここで拒否するのも失礼な話だろう。また二の舞になったら問答無用で去ろうと心に決め、エリザベスの小さき柔らかい手を握り返した。


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