二次なりきり掲示板
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- 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》
- 日時: 2015/08/13 17:25
- 名前: 朧月 (ID: wJNgr93.)
______なぜ、こんなことになってしまったのだろうか______
あたり一面は真っ赤に染まり、守りたかった存在はピクリとも動かない。
俺は一体何を間違えたのだろうか、どうしてこんな結末になってしまったのだろうか。だんだんと冷たくなっていく君の体を抱きしめながら、俺は自問自答を繰り返すのだ。
「俺はどれだけ繰り返せばいいんだよ...答えてくれよ、なぁ!」
君の答えが欲しくて俺は何度も叫ぶ。
何百回も繰り返すこの人生の終わりの結末は、一体どこにあるんだと。どうして君が死んでしまうのだと。
抱きしめる君の体はもう暖かくなくて、俺の声もだんだんと掠れてきて。
息ができなくなってくる、頭がうまく働かない。でも、まだ終わりではないのだ。君が生き残るというハッピーエンドに行き着くまで、俺は何度でも繰り返すのだ。
「デリート、クリエイション」
掠れた声で、最後の力を振り絞ってそう呟く。
辺りを包み込む青白い光を見ながら、遠のいていく意識の中で俺は願うのだ。
______どうか今度こそ、ハッピーエンドと言う名の結末を______
「ねぇねぇ聞いた?また出たらしいよ?」
「出たって...最近有名なアレ?」
「そうそう、悪者だけを消していくっていう...」
「『ジャッチメント』だっけ?」
最近巷で噂の、悪事を働いた人だけを消していくという『ジャッチメント』姿を見た人はいなくて、その存在自体が不確かで奇妙な存在。
だって、証拠がないのだ。目をつけられた相手はそのままの意味で『消えて』しまうのだから。
______創造された世界の中心で今日もまた、『ジャッチメント』はハッピーエンドを求めるのだ______
………………………………
心機一転、名前を変えました 朧月 と申します。
前の名前は、多分すぐにわかると思いますよ。間違えちゃうこと多いので((
挨拶もほどほどに、準備時間長いと思いますが気長な見守ってくれると嬉しいです。
>>1 世界観
>>2 簡単な用語説明
>>3 役割
>>4 参加用紙と簡単な注意事項
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.9 )
- 日時: 2015/08/15 07:50
- 名前: 二毛猫桜 (ID: GbOqdb.J)
>>8
登録ありがとうございます。
開始をお待ちしてます。
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.10 )
- 日時: 2015/08/20 00:15
- 名前: 朧月 (ID: DUUHNB8.)
参加者様が...やっているうちに来ることを願って。
二毛猫桜様、始めますか?
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.11 )
- 日時: 2015/08/22 10:05
- 名前: 二毛猫桜 (ID: fxhCNxuy)
返信遅れてごめんなさい!
朧月様が良いのでしたら始めて大丈夫だと思います
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.12 )
- 日時: 2015/08/22 11:46
- 名前: 朧月 (ID: wJNgr93.)
いえいえ大丈夫ですよっ。
なら始めましょうか。
《琴崎 柑菜》
照りつけるような日差し、ゆらゆらと揺らめく陽炎、それを見ながら深いため息をついた柑菜の両手には、これでもかというほど弾丸が詰まっていた。重い、ただただ重い。そう思いながらゆっくりと歩き出せば、「不幸だ」と小さく呟く。
「ったく、むやみに使うなってあれほど言ってんのにあの馬鹿たちは...」
仲間が無闇に打ちまくるからこんなことになるのだ。そしたその掃除をするのは自分なのだから本当にやめてほしい、何度言っても聞き入れてくれないのだけれど。
ツインテールを揺らしながら路地裏の階段を登り、屋上から屋上へと飛び移っていく。ウサギだとよく言われるけれど、ウサギみたいに寂しがり屋ではない。どちらかといえば少し一人になれる時間が欲しかった、ゆっくりと体を休ませたいのだ。
「っ....」
ぐらりと視界がぼやける、熱中症にでもなったのかもしれないなーなんて他人事のように思いながら、柑菜は後一歩遅ければ落ちそうなところでブレーキをかけた。
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.13 )
- 日時: 2015/08/22 17:12
- 名前: 二毛猫桜 (ID: fxhCNxuy)
《御子柴風姿》
「……………………あぢぃ」
転々と使い捨てるアジトのうち、今現在使っている建物の屋上で真っ黒い出で立ちの風姿が唸る。炎天直下帽子もなしに、どころか熱を吸収する黒い服装で長袖長ズボンと言う自殺行為。それでも彼がずっと其処にいるのは、気紛れに因る所が多いのだが、減った資材を買い出しに行ったとある仲間を待つ為である。
「…………太陽がオレに優しく無い」
屋上の柵にしなだれかかり、フードを目深にかぶってそう呟く。これで日光に当たって居なくとも暑い場合は世界が優しくないと宣うのだ。いい加減良い性格をしている。
ふと目先の建物の屋上に件の仲間が飛び移るのが見える。やっぱり地上から来なかったかと予想が当たった所で、眩暈でも起こした様に不自然に立ち止まるのが見えて身体を起こす。柵に足をかけてひょいと屋上から屋上へ移るが、それに気付かない仲間に一つため息をついた。
「柑菜ぁー。だから誰か荷物持ちに連れてけっつったんだよ。女子が持つ荷物の上限過ぎてんぞ」
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.14 )
- 日時: 2015/08/23 02:10
- 名前: 朧月 (ID: wJNgr93.)
「んぁ...あぁ」
声をかけられたことにピクリと肩を揺らせば、目の前にいた人物の顔を見て少し安心したような声を出す。
前世からの幼馴染で、今自分が身を置いているジャッチメントの団長である風姿だ。
彼の言葉に苦笑すれば、目を何度か閉じたり開いたりをして背筋をただす。いつまでもこの炎天下の中にこいつを出しておくわけにはいかない、倒れられたら自分の仕事が増えてしまうし。
「女の子に持たせるわけにはいかないし、男どもがアタシの言うこと聞くわけないでしょーが。」
これぐらい平気よ、なんて言いながら笑う。まるで自分は女子ではないと言っているようなものだが、本当にそうだと思う。幼児体型で愛嬌があるわけでもなく、どちらかといえば男に任されるような仕事が回ってくる。これのどこが女だと言うのだ。
「つか、あんたが持てばいいじゃないの。ほら」
ひょいっとかたっぽの紙袋を差し出してニコリといい笑みを浮かべた
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.15 )
- 日時: 2015/08/22 22:04
- 名前: 二毛猫桜 (ID: 6AakIVRD)
「ちげーよ阿保。他の奴らが非協力的なのは百も承知だ。だからオレを連れてけっつったんだよ」
もう一つ呆れからため息をついて、これだからお前は目が離せないと肩をすくめる。確かに戦闘集団に女性がいること自体褒められたことではないしそう思ってやまない団員もいるが、だからと言ってこう言った雑務を一人に任せきりにすることもないのだ。幸い周囲には一握りながらそう言った差別に加担しない同僚もいるが、その一握りのうち話を聞いてくれそうなやつは抑立って歩かないので論外。その他はもう女子団員が数人だが彼女らに任せるのは本末転倒だろう。
ならばオレを顎で使えと、当然という顔で『団長』が偉そうに言う。上下関係の存在意義をわかってない人間だった。
「まったくお前も中々に馬鹿だな。熱中症もどき起こして帰り道に眩暈引き出すくらいなら休めっての。お前、今日一日は大人しく地下で情報班の手伝いでもしてろよ。あとその荷物は全部オレに寄越せ」
言うが早いか柑菜の荷物を引っ手繰る。
女子と同レベルの細腕で、女子と二、三センチを争う低身長だが、その女子がここまで運んできた荷物を倉庫に運ぶ事が出来ないほど男子を辞めていない。
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.16 )
- 日時: 2015/08/23 02:08
- 名前: 朧月 (ID: wJNgr93.)
「あんた忙しいじゃない。だって」
むすっとしながらも小さくありがとう、とお礼を言う。休めと言われても、休めないのが自分の立場だ。次々に舞い込んでくる面倒ごとをこいつの耳に入るまでに片付ける。もし耳に入ればその原因の人物の立場が悪くならないようにフォローを入れる。自分で説明しておいてなんだが、かなり厄介な仕事だと思う。
やっぱり男の子だな、なんて荷物を持った風姿を見ながら苦笑すればツインテールを弄りながら顔を見る。
「嫌よ、あそこ暗くて怖いもの。休めっていうんならあんたのそばにいさせなさい、それが一番楽だわ」
じっと見つめた後に微笑めば、それぐらい良いわよね?と首をかしげた。
昔っからそばにいた人のそばにいるほど心が休まる時はないと、それがわかったのはこの世界に生を持ってからだ。
トンッと一歩下がれば、ひらりと赤いリボンとツインテールが揺れる。うさぎ、そう言われてもおかしくはない愛嬌はあるのだが本人に自覚はない。
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.17 )
- 日時: 2015/08/22 23:42
- 名前: 二毛猫桜 (ID: fxhCNxuy)
側にいさせろと、そう微笑まれて自分の側にいて何の気が休まるのかと首を傾げる。こんな利己的で自己中心的な身内贔屓当たり前主義のザ・自分勝手と同じ空間にいて何故楽でいられるのかと考え始めたが、一般人より多少余分に生きていて尚自分の心理すら把握しきれない人間が女子の心内を探る事はできまいと思考を中座する。
「んー。つったって、地下が一番涼しいんだけどなぁ。暑さに当てられたのを変に拗らせても怖いし……じゃあ、オレと一緒に地下に行くってのはどうだ? どうせ今探らせてる情報の報告もらいに行かなきゃいけねえし、八城は偶に様子見とかねえと機械弄りが楽し過ぎて勝手に五徹とかするからなあ」
いい案だろと笑いながら屋上のヘリに足をかけて一足飛びに建物を移動する。風を感じて着地すればそこは既に先程風姿が茹っていた場所で、今現在の彼らのアジトだった。
「異議は?」
23という年甲斐もなく、しかし青年か少年のような外見に相応しく悪戯小僧のように笑う。異議はと問うたが、これはむしろ無いよな? と言う確認である。
- Re: 《中文》ハッピーエンドと言う名の結末を《募集中》 ( No.18 )
- 日時: 2015/08/23 02:07
- 名前: 朧月 (ID: wJNgr93.)
「ったく。ないわよ」
困ったように笑ってそういえば、トンッと自分も風姿が移動した建物に飛び移った。ひらりとスカートがめくれるが、別段気にしてもいない。こういうところが女子らしくないのだろう、いまさらだけれど。
柑菜がこの世界に生まれたのは、風姿よりも後だった。前世では同年齢だったし、死ぬのは自分のほうが早かったからなぁーと不思議に思ったこともあったのだ。しかしある日、ふと思い出した事実に心からため息をつくこととなる。神様にまでこき使われていた事実、それは流石にショックだった。どうやら自分は、何度生まれ変わってもこの不幸体質に付きまとわれるらしい。
「不幸だわ...」
痛む頭を抑えてそうつぶやけば、今から会わないといけないであろう男の姿を思い浮かべて心底嫌になった。あいつは苦手だ、問答無用でこき使いやがるから。とはいえ風姿が拾ってきた男だから無下にもできない、本当に嫌になる。
ここまでこいつに甘かったかしら、なんて思うけれどわざわざ思い出すことはしない。あまり前世の記憶でいいものはないのだ。唯一、風姿ともう一人の少女と一緒にいた時だけはとても楽しかったけれど。
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