オリジナルなりきり掲示板
- Re: あわいをうつろう小舟に揺られ [いちいち・指名制][3/5] ( No.40 )
- 日時: 2021/01/17 07:50
- 名前: 心 ◆sjk4CWI3ws (ID: cl9811yw)
>>36/シャード・ナイト☪︎*。꙳ 様
「…アンタにも、大切な人が居たんだな」
そう言われれば、今度こそはっきりと目をみはり。
涙を拭う彼女を見て自分も目元へ指先を動かしつつ、口を開く。
「ええ」
そう言ってははっきりと笑い、優しげに目を細めて
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>>37/よもつかみさま
(/私もねむねむマン状態で書いたので何かあったら教えて欲しす……)
そぷらがこちらをじっと見詰めているのを感じながらも、音羽はちらりとしか彼女の方を見なかった。何を言われるのかが分からなくて怖かったから。
「音羽は、悪くないよ。……悪くない」
何を言われるか待ち構えていたところでそう言われて、つんと鼻の奥が痛んだ。喉の奥が泣く直前のある種特有な感覚に包まれる。そぷらは優しいのだ。不意に向けられた優しさに泣きそうになって、顔が歪むのが分かる。泣いた顔を見られたくないわけではなかったけれど、何となく嫌だった。相手からしたらきっと、こんな些細な言葉で泣くなんて、と思われてしまうだろうから。
恐る恐るそぷらの方を見れば、彼女もまた、泣きそうな顔で必死に笑おうとしているような。少なくともわたしにはそう見える、と小さく思う。ああきっと自分も同じだな、と呟いてかすかに笑った。
「あ。いや……ごめんご! その、天界とか、貴族? とか、よくわかってないくせに、こういうこと簡単に言うのも良くないよね! まーでも、『特別』って言われてたのに、意味が違ったとか、親も親じゃね? やっぱ音羽は悪くないっしょ。夢を持つのだって、友達選ぶのだってさ、例えば職業選択で魔法使い選ぶか武闘家選ぶかくらい違うし、友達だって、フレンドは強いやつがいいし、姫プしてくるやつより盾プしてくれる人とフレンドになりたいし。まあほら、その辺子供の自由じゃん。子供は親の道具じゃねえってのってカンジ? ポケモンとトレーナーの関係じゃねえんだから、ジムバッジ全部持ってようが無かろうが言う事なんて聞く必要ないっていうかって、あ……そっか、貴族ってそういう自由、ないものなんだっけ……」
圧倒され気味にその言葉を聞きながらも、音羽はまた自分が泣きそうになっていることを自覚した。すぐに返事をしなくてはと思っているのに、喉からは掠れた声しか出そうになくて。ありがとう、と言いたかった。
自分としっかり目を合わせようとしてくれているのに、目を合わせようともせず。答えようとしてくれているのに答えもせず。やはりそんな自分が嫌いだ、と表情が歪みきるのを感じた。それと同時に、ふっと糸がちぎれるような、そんな感覚。
目元が急に熱を帯びて、そぷらの顔や周りの景色も全てが歪む。泣いている、と気付くのに時間がかかった。
「あ……ありがとう……」
どうにかそう答えた声も酷く掠れていて、そしてようやくまじまじとそぷらの顔を見つめ返す。彼女もまた泣いていた。ひゅ、と息を飲む。誰かを傷つけたくなかった。半ば反射的に、謝罪の言葉が口をつく。
「……そぷら、きみも悪くないよ。……わたしにきみを責める意図なんてなかったから、わたしは大丈夫だから……ッ」
派手に音を立てて息を吸って、目元を拭う。だからそぷらも泣かないでくれ、と言いながら、昔の癖で彼女の髪を撫でそうになり。慌てて手を引っ込めて、何もなかったかのように目元を赤く腫らしたまま微笑んだ。
「フレンドは友達って意味のことばだったか? それ以外はわからないな……きみたちの世界の本とかそういった類いのものに出てくる言葉なのかい、それは。だけど意外だ、そぷらはそういうものよりも友達と遊ぶのが好きなタイプだと思っていた」
決めつけるのは良くないけれど、と付け加えて。未だ気持ちを切り替えきることができないのか、泣き笑いのような表情で続ける。
「そうだよな、子供は親の道具じゃない……わたしにも友達がいた。だから、わたしは大丈夫だ。わたしを天音から音羽にしてくれた、大切な友人がいたから」
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>>38/紫月様
(/やはり隆良くんよいですねイケメンですねでへh)
手を握っていれば隆良の口元が嬉しそうに緩むのが見え、ふと自分も嬉しくなる。手を離したくない、と思いながらも未だ若干の羞恥心が勝るのか、少し目は逸らし気味で。
「嗚呼、うん! 四人兄弟の長男……でバスケ部の部長やってたからかなぁ?」
自分の問いかけに彼が笑って答えてくれたことに喜びを感じ、それに引きずられるように自分の口角も上がる。手を離されないのも嬉しく感じながら、優しく握り返して。
「すごいですね! バスケ……ですか、私は運動出来ないので、隆良さんが羨ましい……ですッ」
少し恥ずかしげにそう言いながらも、隆良からは目を外さず手を離さないままだ。
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>>39/日馬様
(/応募ありがとうございます! 問題点など見受けられないので始めさせていただきます、よろしくお願いします! 舟はきっと不思議パワーで沈みません、灯篭の加護を受けているでしょう(?))
「ああ、良かった。予想以上の体格といったところでしょうか……ですがこの舟は沈まないはずです」
誰にともなくそう言っては、目の前の彼を見上げて。清々しいほどの身長差である。おそらく自分の二倍はあるだろう、と思いながらも、彼の体重で舟が沈まないかを気にしてみせた。ちらりと身を乗り出して川の水と舟が接している部分を確認する。少し水深が下がっているのを確認しつつも、気にするほどでもなかったのかそう言って。
「こんにちは、私は凛歌。……天界人です。あなたのお名前を伺っても? いや、その前にあなたが何者なのか訊くべきでしょうか」
目の前の青年に向けてそう言って、少し首を傾げ。
「まずは謝罪を申し上げた方がいいのです……? いきなり呼びつけるような真似をしてしまってごめんなさい」
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