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- (大募集中/本編開始)永劫のネクロダンス
- 日時: 2017/07/28 21:39
- 名前: 比良坂 (ID: UlJE/3RE)
『 Hip hip hooray!
Hip hip hooray!
Hip hip hooray!
Our dearest Nechronica Circus!! 』
夜の小道、常夜灯はちかちかと明滅し、暗闇に融けて喝采が響く。
『 万歳、万歳、万歳!
我らが愛しのネクロニカ・サーカス!! 』
我らは常闇に生きる者。ほんの一時、その暗がりに汝ら生者を招くもの。
笑え、叫べ、熱狂せよ! この場において無感動は罪であり、退屈は罰である。死を想え、生の実感を得るために。
『 Ladies and gentlemen, boys and girls‼
――うんうん、よしよし。この歓声が私は聞きたかったのさ。会場のお客様も待ち侘びている事だし、早速皆様にご覧に入れようか。
これより開幕しますネクロニカ・サーカス、
人間離れした技の数々、腕が千切れ時に頭が吹っ飛んじゃう……そんな愉快痛快な演目ばかりだから、苦手な方は目隠しの手をご準備あれ!』
道化が如く恭しく頭を下げ、舞台袖へとはけていく。その間も止まぬ声援に高揚しない団員など居はしなかった。死を拒み、神に逆らい、死を否定した半端者共に唯一光差すその瞬間に焦がれぬ者は此処には居ない。
此処はネクロニカ・サーカス。死して尚生きたいと希う者の最後の楽園。ちょっぴり刺激的なのはご容赦を。これが我らのお家芸なれば!
―――― ――――
「ネクロマンサーが団長で、団員が皆アンデッドな死屍累々サーカス団のスレがしたいなぁ」
と、昨日のわたしが呟いていたので思い立ったが吉日。
戦闘色はなく、仄々鬱々混沌をスローガンにしていきたい次第です。
興味を持ってくださった方は暫しお付き合いいただけるとスレ主とっても嬉しいです。
▼ルール >>1
▼世界観、用語 >>2
▼参加用紙、募集枠 >>3
▼お知らせ、参加者一覧 >>4
- Re: (募集中)永劫のネクロダンス ( No.13 )
- 日時: 2017/07/27 21:51
- 名前: 比良坂 (ID: UlJE/3RE)
- 参照: 二キャラ目を検討中
>>月無様
(あ、あーー!流れていっちゃいますか……!(笑) 大丈夫です、時間は無限なので団長が責任を持って覚えてくれるまで何度も根気強く教えてくれると思います^^
リーリアちゃん可愛すぎですね…(再確認) 甘えてほしい一方で不機嫌な時に構って思い切り毒を吐かれたい気持ちもあるので積極的に絡んでいこうと思います!(
アッ継ぎ接ぎっ子……性癖にドストライクなので良ければぜひ……m(_ _)m
了解いたしました。では此方から始めさせていただきますね。
あまりお待たせしない、と言っておきながらお待たせしちゃっていますね、すみません…。前言撤回も甚だしいですが、のんびりお待ちください…)
>>ろっか様
(ろっか様初めまして! スレ立て当初から覗いてくださっていたとのことで、本当に頭が上がらないです…ありがとうございます(´;ω;`)
猛獣使いですね、予約承りました! 猛獣使いですと当然ライオンやらなんやらを鞭とかでパシーンッてすると思うのですが、猛獣さんももれなくアンデッド化しているという事だけをお伝えしておきますね…!
プロフィールお待ちしています!)
- Re: (募集中)永劫のネクロダンス ( No.14 )
- 日時: 2017/07/27 22:27
- 名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
>>13
【団長さんがとてもお優しい方で良かったです、頑張って覚える努力をさせますね(笑)
浮き沈みが激しい、もとい喜怒哀楽のスイッチがどこにあるのか不明ですので!どしどし絡んであげてください((
きっと不機嫌な時に絡んじゃう事もあると思います……っ。
チェーンソーで殺された哀れな双子、とか作ろうかしら………継ぎ接ぎ私も好きです(*´艸`)
大丈夫ですよ。のんびりとお待ちしておりますので、お時間がある時にお相手して下さいませ~!】
- Re: (募集中)永劫のネクロダンス ( No.15 )
- 日時: 2017/07/27 23:31
- 名前: 比良坂 (ID: UlJE/3RE)
- 参照: 団長プロフに加筆
―アンデッド化について裏設定的な―
生前のままの意識を受け継ぎ完全体として蘇らせるには、対象の死者が死後一週間以内でないといけない。それ以上経つと記憶、感情、感覚、色々なものが次々に天へと昇華していき、完璧な状態で現世へ連れ戻すことが困難になる。死後半年で無感情で記憶のないただ命令を忠実に実行するだけの機構に、死後一年も経てば身体機能すら疎かなぐずぐずの肉人形になるとされている。
無感情な肉塊、そんな失敗作をネクロマンサーは廃人形と呼び、廃人形を従えるネクロマンサーは半人前か落ちこぼれの烙印を押される。
- Re: (募集中)永劫のネクロダンス ( No.16 )
- 日時: 2017/07/28 00:44
- 名前: サイバー (ID: HyYTG4xk)
「ッだぁー!!うるっせぇんだよ団員ども!練習は練習場でやれっていつも言ってんだろーが!暴れんだったら外でやってこい!こっちは大量の書類処理で忙しいんだ!おい、はーなーせー!」
「……まぁ、なんだ、俺はお前らが楽しく舞台でパフォーマンスしてんのが好きなんだよ。だからそれを支えてやんのが仕事だ。お前らは心配しないで練習に集中してろ」
「ホットドッグはケチャップを大量にかけてこそうまいんだよ。買い物に付き合ってやったんだ、食事ぐらい好きにさせてくれ」
「まぁ……アンタがいたから俺はこうして人を守って楽しませられる立ち位置にいることができてるんだから、感謝はしてますよ。それは、団員たちも一緒だと思いますけど───ってなに言い出してんだ!俺の生前の話はすんなって約束ッ!あ゙っ!ヴィンツェンツさん!」
「ネクロニカ・サーカス……俺の夢であり、自慢のサーカス団だ。観客も団員も本当に楽しんでいられる空間だよ、もちろん俺もな。だから全身全霊で守ってやるんだよ、それが恩人へ向けての返礼にもなるし。あとこんなのは普段言わないんだけどな……大切なんだよ団員たちがさ、一回死んでるわけだし色々あるだろうからな」
名前【Benjamin・ベンジャミン】
性別【男】
年齢【19歳】
役柄【副団長】
性格【サーカスの経営をおもに担当。団長との付き合いは一番古い。団長が気を抜いているときは副団長として頼られる存在である。性格は、基本的に口が悪く沸点も低い、さらに納得がいかないことはとことん追求する というかなりめんどくさいものである。しかし、なんだかんだで団員の面倒はみるし善悪の区別もしっかりしているので嫌われることはあまりない。かといって団員と仲良く戯れるお父さん的存在なわけでもないので、皆が騒いでいるときも自室にいる、もしくはぼんやりと団長の隣にいるという感じ。サーカスの舞台には立たないが、どんなに忙しくても関係者席で必ず見届けるようにしている。許せないものはサーカス・団員・団長を馬鹿にするもの】
容姿【黒髪短髪の赤目。髪はいつもワックスをつけて前髪を上げている。身長は168㎝と小柄である。常に眉間にシワがよっていて不機嫌そうに見える。笑うことは滅多にない。性格はそれほどではないが、死んだ年齢が若いので見た目は少年である。外出時も仕事の時も黒いスタジャンにダメージジーンズ、赤と黒のキャップという今時のもの。といっても団長が本当に急な用事で大切な仕事の場に出席できない時や、自分も団長とともに出席しなくてはならないときは黒のタキシードを着るようにしている。関係者席で舞台を見るときや、客引きを手伝うときはしっかりと黒い包帯で顔を巻いて隠す】
来歴【いまこそこんな性格だが、生きていた頃は入院着以外着たことがないような病弱な少年であった。ちなみに相当育ちはいい。守られてばかりで自分が人のためになにかしてあげられたことがないことをいつも悔やんでいた。誰よりも死を恐れ臆病な人間であり、死の数日前、恐怖から病院を抜け出した公園でヴィンツェンツに声をかけられる。
誰かを守り、楽しませたいという思いからかアンデットになってから死者の声がはっきり聞こえるようになった、団員のスカウトなどに役立てている。
「あぁ、この体になって一番良かったと思うことは人を全力で殴れることだな、うん」
このように守るという点ではこの体には大変満足しているようだ。臆病者な自分を捨てられた訳ではないが、それでも今は自信をもって人を守れるそれを誇っている。なので弱い自分は心のなかに閉まっている】
備考【一人称は『俺』、二人称は『お前』か『アンタ』団員に対しては愛称や呼び捨てであることが多い。団長に対しては団長が気を緩ませているときこそ呆れたような態度をとるが、自分の願いを叶えてくれた恩人であり唯一自分の弱さを知る到底頭の上がらない人物である。そのため呼び方は『アンタ』『団長』『ヴィンツェンツさん』の三種類ほどと多い。自分は『副団長』『ベン』『ベンさん』と呼ばれれば振り向く。沸点が低いわりには団員にタメ口を使われても注意するがあまり怒らない(その代わりマナーなどには凄くうるさいぞ!) 仕事はサーカスの経営、団員たちの精神的なものを観察し影ながらフォロー、客引きなど…… 好きなことは意外にも食事であり、生前には家柄や体調面から食べられなかったジャンキーなものなどを好む。他には団員たちの活躍する舞台がなにより好きなもの。嫌いなものは特になし、というよりもその場で怒りを感じたものが嫌いなだけである。イメージフラワーはハナミズキ・イメージソングはアスノヨゾラ哨戒班】
募集【副団長を全力で困らせる団員(性別問わず一名ほど)】
遅くなり申し訳ありません。
なにか不備がありましたら助言の方よろしくお願いします。
- Re: (募集中)永劫のネクロダンス ( No.17 )
- 日時: 2017/07/28 01:25
- 名前: ろっか (ID: O7xH2wYh)
―参加用紙―
「さぁさぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!え、なんか違う?まぁまぁ良いじゃないですか!お客様は御主人様!御主人様には全身全霊のサービスを!私の大事なお友達の技、とくとご覧にいれましょう!」
「あはははっちょっとそんなに舐めないでったら!あ、こら噛んだらダメだよ!…あーっ!だ、誰か団長を呼んで下さい!レーガン(タイガー)が!レーガンが私の腕また千切って…こらこらこら待て!返しなさい!うわぁぁぁ開演までもうあと何分!?」
「そこの素敵な旦那様!も少しこちらへいらっしゃいませんか?そんな遠くじゃ、面白くないでしょう?ほらそこの奥様も!ああ、そこのお坊ちゃん、前に出過ぎてはいけませんよ?少々刺激が強いから、びっくりして目玉が飛び出しても心臓が弾けてしまっても、私は責任を負わないですよー!ああ勿論冗談ですよ!多分」
「ネクロニカ・サーカス?私はとても好きですよ!大好きです!いやぁ団長様には感謝しておりますよぅ。私、ここに来るまではろくに言葉も覚えてなかったんですよーこんな話せるようになったのはここの皆様のお陰です!素敵なお名前も頂きました。やりたいこともできるようになるなんて!いやぁみんな一度は死んでみるもんですね!え、なんでそんな風な目でみるんですか!?」
名前【Claire/クレア】
性別【女】
年齢【16】
役柄【アンデッドの団員達/猛獣使い】
性格【明るく(死んでるけど)生き生きとした元気な笑顔の絶えない少女。表情がころころ変わるものの、泣いたり怒ったりは基本的にせず、笑顔の種類が多いだけ。嘘をつくことはなく、はっきり言葉を投げる。が、嘘をつけない訳ではない。死んだ後の方が楽しそうなのは気のせいではない紛れもない事実である。人に悪く言われるのは慣れてるので怒らないし泣かない。のでよく心配される。何事にも全身全霊で挑むので多分一番身体を(物理的に)壊す回数が多いのではないかと言われる。細かいことも大事なことも正直あんまり気にしない。生前の育ちの為に自分の事を二の次に考えている。ちょっと抜けてる。】
容姿【白銀に近い淡い青の髪は尾骶骨の辺りまでの長さで、柔らかそうな毛質だが手入れを一切していないのでぼさぼさしており、所々はねている。青空に溶け込む青を縁取る凜とした瞳に長いまっすぐなまつげが蝶のように添えられている。右目には獣までも魅了すると言われた泣きぼくろがある。演目の際は首の後ろでリボンを縛るタイプの白のノースリーブシャツにふわっと広がった黒のミニのプリーツスカートから覗く脚は細長さを強調させるモノトーンのハーリキンチェックのタイツ。靴はヒールを履かせると必ずと言って良いほどの確率で足を挫いて、もげるので却下。身長158cm。栄養失調でそれ以上は伸びなかったらしい。メイクはしたがらないが人に見られる仕事とのことで渋々する。ものの下手くそなので上手い人にして貰う。簡単に言えば主役は自分ではなく猛獣達であると思っている為に自分への意識が低い。私服は自分のサイズより2つほど大きめのシャツ一枚など。下は履かない(そういう趣味ではありません)。生前服を着るという時があまりに少なかった為に服を着る事が正直苦手。下着は団員にほぼ強制的に履かされる。装飾品は持ってるけれど綺麗だから買っただけであまり付けない。鼻から左頬にかけて動物の大きな爪の跡が生々しく残っている。身体の所々に色々な傷があるものの気にしていない。】
来歴【親の顔など覚えていない。奴隷飼いの人間に気付けば男の相手をさせられていた。13の時、正式に主人が決まった。その男は随分とまあ『良い趣味』をしており、クレアに煙草の火をつけたり、鞭で叩いたりナイフで切りつけたりとしていた。しかしクレア自身顔は整っていた為、主人の お気に入り として色々なところに連れ回されていた。その時ネクロニカ・サーカスを観て、公演後の交流会の時主人に隠れて団長に「自分も死後ここで働きたい」と伝えた。と言うものの、簡単な単語しか話せなかったクレアは身振り手振りで必死に伝えた。伝わったかどうか不安であったが、なんとか自分の意思を汲んでくれた事がわかりそのまま主人の元へ戻った。その二年後、主人は飼っていた二匹のライオンに興奮剤を飲ませ、クレアへ獣姦を強要した。その際興奮したライオンに首を引きちぎられ死亡。主人はクレアを殺すつもりはなかった為ライオン達も射殺した。因みに今の仕事を共にしているライオンはクレアが団長に初めての我儘を言って蘇らせたクレアを殺したライオン達。】
備考【一人称は私。名前は無く、ネクロニカ・サーカスに来てから団員に貰った。言葉もまともに話せなかったので団員達に教えて貰った。生前の事は大して気にしていない。男性恐怖症にも動物嫌いにもならなかった。本人曰く「だって男性と言っても前の御主人様とは違う人じゃないですか」との事。クレアを殺したライオン達の事は「薬を使われたら仕方ないですよ」との事で全く気にしていない。それどころか寧ろ愛情深く接している。怖がるという感情がないからか猛獣からは懐かれている。懐かれている筈。よく腕などを噛みちぎられるけれど飲み込んだりしてないので本気じゃないことは確か。嫌いなものは特にないが実は鈴の音が嫌い。前の主人のお仕置きの合図で、未だ少し怯えてしまうらしい。痛いことには慣れているけれど別に好きじゃないし普通に嫌。ので猛獣使いなのに鞭とか使わない。猛獣達への芸の教え方は親が子に教えるように自らがやって見せる。動物が好き。もふもふ、温かく柔らかいもの大好き。猛獣達の名前は全部自分が決めている。イメージソングは「メーベル」、イメージフラワーは「スノードロップ」】
募集【クレアに名前を与えてくれた方/何かと言葉を教えたり世話をやいてくれる方】
お、遅くなった…すみません!!!
大慌てで作ったので所々抜けてるかもしれません…あぁぁぁ申し訳ない…
不備などが御座いましたらお手数ですが教えていただけると助かります…あの、ちょっと罵った感じで((殴
- Re: (募集中)永劫のネクロダンス ( No.18 )
- 日時: 2017/07/28 20:47
- 名前: 比良坂 (ID: UlJE/3RE)
- 参照: 二キャラ目を検討中
>>サイバー様
(プロフィールの投稿ありがとうございます! お待ちしておりました副団長!
気は短いけど仲間意識が強くて頼りがいのある兄貴分キャラ、すっごく素敵です…! その実生前は病弱な上にお育ちもかなり良いとのことで、ギャップに弱いスレ主は思わず感嘆のため息をつきました…本当です…。これは、良いとこのお坊ちゃんが実は不良だった時のようなときめき…??
色んな所が抜けてる団長とも相性が良さそうですね^^
プロフィールに不備等は見当たりませんので、参加を許可させていただきます。スレ主、団長共々よろしくお願いいたしますねm(_ _)m
間もなくこちらから絡み文を投下して本編を開始致しますので、暫くお待ちください)
>>ろっか様
(プロフィールの投稿ありがとうございます! 中々設定の濃い子がやってきましたね…!
他人から見れば不幸の塊のような生前を送っていながら、それを悲嘆しないクレアちゃんの明るさが眩しいくらいです…! 過去が重い子はその分未来を幸せに生きてほしいと思う人間なので、クレアちゃんが生き生きと過ごせる環境を提供できればな、というのがスレ主の総意です! あとクレアちゃんとスノードロップの親和性に密かに感動しています( ˘ω˘ )
プロフィールに不備はありません。…ありません! 罵りません!!;;
ので、これからどうぞよろしくお願いいたします!
また、間もなく本編を開始する予定ですので、暫くの間お待ちいただけると幸いです。)
- Re: (募集中)永劫のネクロダンス ( No.19 )
- 日時: 2017/07/28 22:43
- 名前: 比良坂 (ID: UlJE/3RE)
- 参照: 二キャラ目を検討中
>>ALL
【ヴィンツェンツ=フォン=メーメル/サーカステント付近】
某国某街。郊外の広い芝生のある場所一帯をいそいそと動き回る人影がみっつ、よっつ……とにかく大勢。付近には大小さまざまなサーカステントが設営されており、パッションピンクとパープルのストライプ模様が西日を照り返してやや目に痛いくらいだ。テントの設営や荷物の運搬を熟しているのは約半数で、もう半分は設営済みのテント内で細々とした作業をしており、定期的に内外の役割を交代しているようだった。そうして絶え間なく人が動く中、一際忙しなく動く男が一人。暑苦しくもスリーピーススーツをかっちりと着こなすその男こそ、巷で噂のネクロニカ・サーカス団団長、ヴィンツェンツであった。
「個人テントの設営は良し、メインテントも良ーし、ステージ設営は……あー、皆疲れているだろうし明日からでもいいかな。そっち、動物達の檻は? ……よしよし、ちゃんと裏手にあるね。ジャグリング道具を入れた箱、は……第五テントにあったはずだよ、うん、たぶん。私の記憶上は。
あとは、えーっと……あ、粗方準備は出来たっぽい? ようし、じゃあ皆かいさーん!! 練習するもよし、観光するも良しだ!」
ヴィンツェンツはパンパン、と作業を中断させるように手を叩き周囲を見回した後、いつもの数倍は腹に力を込めて解散を言い渡した。それを皮切りに疲れで閉口気味であった団員達は口々に疲れたー、溶けそうー、街行こうぜー等の言葉を零し、散っていく。自身も浅くため息を吐きつつ、しかし顔には満足の色を浮かべて一つ大きく伸びをした。
二週間後、ここはいっぱいの笑顔と歓声で満たされるのだ。ふと、一番真新しい公演の記憶が呼び起こされる。公演のラスト、自然と起こったスタンディングオベーション。あの時の世界中の麻薬を一度に全て打ったような、前後不覚になるほどの高揚感が忘れられない。今回の公演でも、ソレはあるだろうか。
「……そういえばあの後、本当にぶっ倒れたんだっけね。」
嬉しすぎて気を失うとは我ながら呆れる小心者具合……。連鎖的に思い出された過去の失態に自嘲気味に笑いを漏らす。今回は自重しつつ楽しんでいこう、そう、それがいい。街へ赴く団員達を見送って、ヴィンツェンツはぶつぶつ言いながらテントに踵を返す。普段頼りにならない分、今のうちに荷物整理等で役に立っておこうという算段である。
(モットーである仄々鬱々混沌のうち仄々しか熟せていない感じは否めませんが、これより本編を開始したいと思います!ヴィンツェンツに絡むもよし、街へ赴くもよしです!)
(新たな公演地に到着し、二週間後に公演を控えたネクロニカ・サーカス団一行。諸々の設営も大方終わり、これから自由時間、みたいな感じの場面設定です。某国某街、とか書いていますが何となくドイツのイメージ。メインテントは公演を行う大きなテント、その周りに団員達の個人テント(収容人数1~4名)や食事用テントなんかがあります。その他ご質問がありましたらお気軽にどうぞ~!)
- Re: (大募集中/本編開始)永劫のネクロダンス ( No.20 )
- 日時: 2017/07/28 22:40
- 名前: サイバー (ID: HyYTG4xk)
>>19
我がネクロニカ・サーカス団の団長の言葉とともに団員たちが各自散っていくのを、副団長のベンジャミンは少し遠くのテントの中から見ていた。もちろん、団員に声をかけた団長がいそいそと自分のいるテントに入ってくる姿もしっかりと。
荷物整理を手伝ってくれるのは良いが、あの人は少し自分の記憶に頼りすぎなところもある。ベンジャミンは、立ち上がって団長の方へ向かう。
「仕事をする気なのは良いですけど、ちゃんと何処に何を置いたかはメモとっといてくださいよ。それでなくてもアンタ、ちょっと抜けてるんですから」
- Re: (大募集中/本編開始)永劫のネクロダンス ( No.21 )
- 日時: 2017/07/28 23:19
- 名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
- 参照: http://開幕おめでとうございます。不束者ですが、これからよろしくお願い致しますっ
>>19 >>20
【リーリア/サーカステント付近】
人の熱気というものはどうやら死んだ後でも感じられるらしい。 風に揺らぐ長い髪をそのままに、随分と見慣れたけれどやはり楽しい光景にうっとりと目を細める女が一人。 手伝おうとすると逆に邪魔をしてしまうのは学習したので、隅の方で体育座りをしつつも団員たちの姿を目で追っていた女は、突如聞こえた男の大きな声にゆったりと立ち上がってから背中を伸ばした。
暑いであろうに全身を覆うようなロングセーターを身に纏い、何が楽しいのかふわふわと気の抜けた笑みを浮かべる女の名はリーリア。このサーカス団の一員であり、一度は死したにも関わらず生を得たアンデッド、とはいえこのサーカス団はそういうメンツばかりなので彼女が特別という訳では無いが。
「んーとー、街に行くにしてもリー一人じゃあ怒られちゃいそうですねぇ。やっぱりだんちょーのところに行きましょうか~。」
練習をするには心が踊ってないし、観光するのなら誰かと一緒に行かなければならない。そうしないと迷子になってしまうから。 だから少し迷うようにんーっと唸った後、これからの予定を軽く立ててから小さく頷く。街に行くにしても団長かお世話を良くしてくれる友人の許可を得るのがリーリアのお決まりだった。自分一人では何も決められないとか、そんな小さな子供じみた理由では無い。善と悪の区別がつかないから、自分の勝手な判断が悪だった場合に迷惑をかけてしまうから。だからどうしようかと馬鹿な彼女なりに色々考えた結果である。因みにこれ以外は何も思いつかなかったということは内緒だ。
男に背後から近寄り、相手を驚かすように飛びつくようにして抱きつく。流石に振り払うなんてことはしないだろうと呑気に考えるリーリアの表情は明るい。こうやって密着するのが、こうやって甘えられるのが、彼女としてはとても嬉しくて心が踊ることなのだ。けれどそんな明るい表情を一転して何かを悩むように眉を寄せれば、少し迷ったように口をまごつかせた後、やっぱり言えなかったのかきゅっと口を閉じて黙ってしまう。けれど相手に不審がられる前に何か言おうと口を開いた時には、先ほどと同じ明るくてふわふわとした笑みであった。
「だーんーちょ、今から何するんですかぁ?良ければリーもご一緒させてくださいな、退屈だし寂しいだしで泣いちゃいそうです~。」
おっとり、のんびり、ふんわり。そんな言葉が似合いそうな言葉遣いと笑みは、彼女が「団長」と呼ぶ男であるヴィンツェンツに向けられる。自分の言ったことが拒否させるとは全くもって思っていないのだろう。流石に重いだろうと地面に足をつけつつ、抱きしめていた腕をのければ後ろに回す、その間ですらリーリアはずっと笑みを浮かべたままであった。………が、すぐに視線を団長ではなくその後ろにいた違う人物へと向ければ、パタパタと手を振ってからその笑みを一度消した。消したというよりは「言いかけたことを言わなくてよかった」、という安堵で笑顔がなくなってしまったのだ。彼女は二つの事を同時に出来るほど器用ではない、もちろん歌と踊りに関しては別問題であるが。
「ベンベンはお仕事してたんですかぁ?偉いですねぇ、リーもなにか出来ることがあったらいいんですけど~。」
団長の次に偉いであろう副団長をベンベン、なんて呼ぶのはリーリアぐらいであろう。もちろんそこに悪気なんてものは皆無である。先ほど団長に向けた笑みと同じようで違う笑みを浮かべれば、「何かあったら言ってくださいねぇ~」と袖をパタパタと振り回しながら善意で言うが、手伝った方が邪魔になるのだから傍迷惑な話だ。彼女は先程それを分かって隅に避けていたにも関わらず、たった数分でそれを忘れているのだからタチが悪いことこの上ない。
>> サイバー様
【リーリアが馴れ馴れしく「ベンベン」なんて呼んじゃってますが、気に触るようだったりなにか不都合な点がありましたら修正いたします。ので、御手数ですがその際はお教えくださると幸いでございます。】
- Re: (大募集中/本編開始)永劫のネクロダンス ( No.22 )
- 日時: 2017/07/29 21:53
- 名前: 咲良 (ID: 3EnE6O2j)
―参加用紙―
「えっと、アシュの事気にかけてもらえるのは嬉しいですけど、そんなに子供でも無いのでそこまで気にかけてまらわなくても大丈夫ですよ!逆に気を使ってしまうので、アシュが疲れてしまいます。」
「何してるの?そこで話書かせてもらうの待ってても誰もこないよ。自分から話しかけに行きかなきゃ!何も楽しい事がなくなって人生がつまらなくなっちゃうからね」
「上手くいかない…空中ブランコって1人でするものじゃ無い。けど、練習しなきゃ上手くなるものも上手くならない。頑張らないと空中ブランコの魅力をアシュが無くすわけにはいかない。お客様にはいつも最高のショーをお見せしなくちゃいけないんだから…」
「ここはとっても暖かくて安心するような場所です。団長さんもとっても良い人で団員のみんなもとても優しい人しかいないから、お客様も楽しめると思います!日々練習を頑張って努力してるので、いつ来て頂いても最高のステージをお見せできるので是非来てくださいね!」
名前【Ashrion=Snow/アシュリオン=スノー】
性別【女】
年齢【19歳】
役柄【アンデッドの団員達】
性格【面倒見が良く、団員達の身の回りの事を良くしている。何事にも楽観的で周りからはちゃんと考えているのだろうかと疑われる事もある。だが、真剣な話をするとしっかりとした答えを返してくれるので団員達の相談相手にも良くなっていたりする。考え事などをしていると周りが見えなくなるので話しかけられても無視してしまう。本人は話しかけられた事に気がついていないので悪気があって無視しているわけではない。たまに素っ気なくなる時があり、その時は機嫌があまり良くないのでしつこく話しかけると、しばらく話をしてくれなくなる。でも、基本的にとても優しいので機嫌が悪い時はたまにしかない。(空中ブランコが上手くいかなかったりすると考え事をしたり機嫌が悪くなる)常に笑顔で自分を隠している部分があるので一部例外もあるけど、誰とでも一定の距離を保ってしまう。】
容姿【髪の毛はペールイエローのミディアムで、髪型はストレートで毛先がゆるく内巻きになっている。空中ブランコをする時は左下でお団子をしている。目は透き通った柚葉色でクリクリとしている。身長は159㎝位で高くも低くも無い、演技では体が柔らかさや運動神経の良さを活かして、アクロバティックな演技もしている。服装はオフショルダーを好んで着ておりその姿をよく見る、だけど他の服も普通に着ている。ステージに立つ時は金色の模様が入っている白い半袖のワンピース、スカートの部分がキュロットの様になっているのでいつも着るのに苦労している。金の模様が入っている、白の肘くらいまである手袋をつけているが、手の部分が滑り演技に支障が出るので手の部分は、手の甲に中指にかけて手袋が三角形になっており、頂点に輪っかがあるためそれを中指にはめ、三角の部分がひらつくのを抑えている。手の平や指には布の部分がない。白いタイツも履いていて靴も白いトーシューズをはいている。顔に白地に金の模様が入った目の周りと、鼻を隠すベネチアンマスクをつけていて外さない。また、生前の時に着いた体の傷は未だ消えずフォークで刺された後や切り傷の後、リスカの後もあって半袖は着ていない、着ていたとしても手袋や長袖のパーカーを着て隠しているため長袖の服が多い。】
来歴【幼い頃両親から暴力を受けており、愛してもらった事がない。フォークなどで刺されたり、果物ナイフで切られたりを良くしていたため、大量の血を見ても冷静でいられる。虐待を受けていた事により常に気を張り、両親の機嫌が悪くならないよう感情をあまり表に出さない子になってしまった。笑う事も泣く事もせず、いつも無表情だった。暫くして学校に上がる頃になり、公園で1人で遊んでいた時に団長に出会い両親に虐待されている事を話すと教会に預けられた。その時に団長に大きくなったら自分のサーカス団に来ても良いと言われ、ネクロニカ・サーカスに入る事を決めた。それからは暴力を受けなくなり教会の人や他の子達からも良くしてもらった。愛してもらえたが、既に人からの愛を受け付けなくなってしまっていたので無駄かと思われていたが、少しは良い事もあった。それは表情が良くなった事で笑顔が増えた。笑顔以外の表情はなく、笑顔で自分を隠した方が効率が良い事に気がついたので笑顔が見られるようになった。それからは何不自由なく生きていき、性格も変わって比較的明るくなったねいった。19歳の頃に不慮の事故でなくなり、ネクロニカ・サーカスの団員になった。団員になってからは笑顔以外の表情も出るようになっていき、生きる事を楽しめるようになり団長には本当に感謝している。】
備考【殆どの人はアシュリオンのことを「アシュ」や「リオン」と呼んでいたりして「アシュリオン」と言われる事はまず無い。一人称は「アシュ」で二人称は君だったり名前だったり色々。ネクロニカ・サーカスには大分前に来たので結構長くここにいる。ステージに立つ時ベネチアンマスクをつける理由は、本当の自分を仮面を付け隠しているため、演技をする時に本当の自分を表し自然体で演技ができる様にするため。イメージフラワー〈白いゼラニウム〉〈ウシノシタクサ〉イメージソング〈月灯り〉】
募集【空中ブランコの相方】
比良坂さん、参加希望です、よろしくお願いします。訂正等がありましたらご遠慮無く申し上げください。
月無さん、リーの相談事に乗ったり、部屋の片付けをしたりと面倒見てくれるお方になりたいのですがよろしいでしょうか?
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