オリジナルなりきり掲示板
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- 少年少女の透視録
- 日時: 2018/05/05 19:23
- 名前: 影野 (ID: nmwnRFHE)
と言うわけで始めたいと思います。
こちらは参加募集の為の掲示板です。
自身の成り切るキャラの設定もこちらに載せます。
又、作品に関する雑談も可とします。
ストーリーの簡単な説明をしますと、
・舞台は現代日本。(別に外国を出してもいい)
・主人公達は生まれながら、又はある日突然、片目が不思議な力を持つようになってしまう。
・そんな主人公達が織りなすストーリー、みたいな感じです。
詳しく知りたい方はどうぞ質問を。
追記
・途中参加とか雑談とか一応リク依頼とかの方に作りました。
- Re: 少年少女の透視録 途中参加歓迎 ( No.40 )
- 日時: 2018/05/04 20:46
- 名前: 奈由 (ID: 13edWJH2)
外のことを思い出し、恐怖に震えていた少女は顔を上げた。
「……優しいね。……名前、なんて言うの?」
戸籍をとられたのに名前を聞く、なんて変な話だが、どうせなら名前で読んだ方がいいだろうと思った。
あんた、やお前、ましては番号で人を呼ぶなんて無機質で味気ない。それこそありもしない名前を呼ぶ方が彼は得するのではないかと思った。
まあ、少女の名前はつけなければならないからつけた、という理由で、呼ばれたことなんて一度もないそうな。
「教えて?」
首をかしげ、聞いた少女の服からはおびただしい数の痣と切りきずが除いていた。
- Re: 少年少女の透視録 途中参加歓迎 ( No.41 )
- 日時: 2018/05/04 21:28
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: 9XZqZQ8s)
優しい、と言われて更に疑問が増える。なにが優しいのか、自分は無意識になにをしていた
のか。少し考えても、答えは見つからない。名前、と言われても自分の名前さえ憶えていない
為、なんだっただろうか、と記憶を掘り返してみるも、”名前”は見つからない。
「名前・・・・名前、憶えてない。」
うーんうーんと思い出そうとするものの、記憶にあるのはこの牢屋と少女の事、少女から
学んだ事、そして________いや、これはやめておこう。
「名前、憶えてない、から。つけあいっこ、つけあいっこしよう?」
名前のつけあいっこ、とはなんとも不思議なものだが、彼等には戸籍がない。まぁ、呼んで
も呼ばなくても、どちらでもいい、のだが。
「さくら。桜はどーですか。」
彼の記憶の中に唯一ある、木。まだ自分が小さい頃、”ハハオヤ”が「これはねー、さくら、
っていうんだよー?」と話しかけていた記憶。母親の記憶は、彼の中にそれだけしか残って
いない。同じく木で揃えるのならば、”椛”などが丁度いいのかもしれない。
【名前のつけあいっこになってしまったのですが、桜が気に入らなければ名前のつけあいっこ
はやめますので、お申し付けください。】
- Re: 少年少女の透視録 途中参加歓迎 ( No.42 )
- 日時: 2018/05/04 21:54
- 名前: 奈由 (ID: 13edWJH2)
【あの、名前つけあいっこしたいなーと思っていた矢先ですので喜んでお受けいたします!
気に入らないなら拒否ってください】
「桜……気に入った、気に入ったよ」
実のことをいうと春、いや、桜は嫌いだった。
母親の好きな花だから。でも、もう嫌いとか好きとかわからなくなって、素直に受け入れる他なかった。少女には、それを見ては空想に浸っていたものがあった。椛だ。勿論年中見ることはできないものの、ほんの少し開いたカーテンから覗く椛をずっと見てたという。
「じゃあ、椛、椛は?」
そう言いながら立ち上がり、少しあるいたところで少女は激しく転んだ。
少し足を滑らせただけなのに昔の傷に刺激を与え、
起き上がることのできなくなりそうなほど、強い痛みを覚えた。はずだが、少女は、なにも感じなかった。ただ動かない体を無理に起こし、壁の方を見て、呟いた。
「魔眼の……匂い?」
体の傷と痣がはっきりと見え、痛々しいなんて言葉では現せないほど、少女の体は酷いものだった。
- Re: 少年少女の透視録 途中参加歓迎 ( No.43 )
- 日時: 2018/05/05 11:44
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: 9XZqZQ8s)
【椛ってこっちに書いてあるので誘導した感があるんですけど、無理に決めちゃったり
してませんかね?それはさておき、喜んでくださって幸いです!ちなみに、一回見た時、
あれ?更新されてない?と勘違いしてましたw】
「よかった」
彼はそう言ったものの、嬉しそうに、見えない気がして。本当に”よかった”とは言え
なかった。だから、元気づけようと、なにかいい言葉を探した。
「桜は、桜は優美な女性ってハナコトバ?があるんだって。ユウビってよくわかんない
けど、優と美って字使ってるから、優しくて美しいって意味だったら、せんせーに
ぴったり!」
研究員が言っていた”桜の花言葉”を思い出して、咄嗟にそれを言う。元気になってほしく
て、喜んでほしくて。的外れな意味でも、喜ばせたくて。そんな事を思っていると、椛は
どうか、と少女が提案しながら立ち上がる。そして、激しく転んでしまう。少女の身体にある
傷は、彼から見たら自分にもあるもので、3歳になったらもうつけられてきたもの。
それでも、すこし心配で。
「大丈夫?」
壁の方を見つめる少女に、大丈夫か、と問いかける。そういえば、名前の感想を言っていな
かったな、と感想を述べてみる。
「椛、いい名前。僕、椛。」
明るく微笑んでそういうと、少女が見つめていた壁を見つめる。魔眼の匂い、ってなんだ
ろうと思いながら、なにかが起きそうな、そんな予感を感じていた。
- Re: 少年少女の透視録 途中参加歓迎 ( No.44 )
- 日時: 2018/05/05 17:01
- 名前: 影野 (ID: nmwnRFHE)
警察署の話はやはり、最近話題になってる児童の行方不明事件だった。
そういったのは俺よりも隆輝や快斗の方が役に立つのだが、何故かあの刑事、渡辺真斗は俺に依頼してくる。
…まぁ、俺も彼に用事があるから丁度いいのだが。
警察署を出ると、隆輝達が駆け寄ってきた。
隆輝「お帰り兄ちゃん」
快斗「やっぱり行方不明事件?」
日向「イェース」
隆輝「OK、刑事さんの方は?」
日向「抜かりなし」
快斗「うん、それでさ」
何か言おうとした快斗を手で制する。
日向「分かってる、とりあえず、移動しながら話そう」
- Re: 少年少女の透視録 途中参加歓迎 ( No.45 )
- 日時: 2018/05/05 18:41
- 名前: 奈由 (ID: 6hC8ApqV)
【最初は楓にしようと思ってたんですけど、よく考えたら椛も楓も変わらんし椛でいっか。てなりましたー】
「花言葉、ねぇ……あ、強いて言うなら、
椛の花言葉は、大切な思い出、美しい変化、らしいよ」
壁を見つめながら、少女はそう答えた。
まさか自分が優美、なんて言われるとは思ってなく、ますますこの少年がわからなかった。
言葉なんて解らないのに、知識は膨大なほどにありそうで、無知で、純粋で、優しい。
どこか闇を抱えていそうで、それなのに扱いがまるで容易い。
これ以上考えたら頭がどうにかなりそうで、
そういえばもうそろそろご飯だろうか、なんて思い、研究員の方へ目を向ける。
「なあ、あいつら人間じゃーないってよ」
「そりゃそうに決まってんだろ?
魔眼所有者なんて、ただの『バケモノ』じゃねえか」
「バケモノのために仕事してるなんてはきけするわー」
「たしかになー」
違う
バケモノなんかじゃない。
悪いのは、悪いのは魔眼で!
そう、椛がここにいるのも、名前をわすれたのも、
全部、魔眼のせいだ。
もう、椛の美しい紅葉は見ることはできないのだろうか。
ふとそう思った。
- Re: 少年少女の透視録 途中参加歓迎 ( No.46 )
- 日時: 2018/05/05 18:54
- 名前: 影野 (ID: nmwnRFHE)
日向「お前らも気付いたろ?」
隆輝「うん、あの廃工場、魔眼の気配が沢山してた」
快斗「多分幻視の魔眼あたりだろうね」
日向「………で?どう思う?」
「「100パー黒」」
日向「だろうな」
隆輝「でもさでもさ、今まで何も感じなかったよ?」
日向「気配遮断の魔眼なら?」
快斗「成る程」
///////////////////////////////////////////////////////////////
日向「…さて、ここからならあの廃工場がよく見える」
快斗「はいよ、過去看破ってね」
隆輝「………快斗?」
快斗「………………」
日向「…黒なんだな?」
快斗「黒なんてレベルじゃない、真っ黒だ」
日向「………よし」
隆輝「………ダメ元で聞くけど、警察は?」
快斗「誰が呼ぶか」
日向「俺らで何とかするぞ」
隆輝「…ま、俺もそれには大賛成だけどね」
- Re: 少年少女の透視録 ( No.47 )
- 日時: 2018/05/05 20:52
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: 9XZqZQ8s)
【>>46 どうなるんでしょうか、楽しみです。】
【>>45 楓、って女の子にありそうな名前ですね。椛もありそうだけど。】
「タイセツナオモイデ・・・・。」
花言葉、の1つに反応し、その言葉を繰り返し呟く。研究員の言葉に重なったのは彼の腹の
音だった。ぐぅぅぅぅぅ、と響き渡る腹の音は、昼食はまだか、と訴えかけていた。
「飯ー!飯ー!」
研究員の方を向いて飯を要求する。彼等が言っていたことはあまり聞いていない為、彼は
貶されているとは思っていない。
(今日の飯はなにかなぁ、お肉がいいな。)
そんな事を考えながら、無垢で、純粋で、闇を隠している様な、違うような。ただ、彼の
持っている”魔眼”が非常に危険で、いつ暴走して、壊すかわからないものだった。母は、
3歳になると虐待を始めた。蔑んで、閉じ込めて、殴って、蹴って、焼いて、切りつけて。
痛くて、痛くて。でも、その時を憶えていなくて。恨みも、復習の念も、抱いた事はない。
彼は、彼は。壊すだけの存在、なのだろうか。
- Re: 少年少女の透視録 ( No.48 )
- 日時: 2018/05/05 20:58
- 名前: 影野 (ID: nmwnRFHE)
装備を整え、廃工場に向かう。
建物内に入ろうとしたら、不良に絡まれた。
男A「おい、ここはガキが来る所じゃねーんだ、痛い目見ないうちにさっさと帰れ」
………成る程、門番って所か。
彼らから魔眼の力は感じるが、彼らは気付いてないようだ。
快斗「所詮は三流か」
男A「ああ!?」
男B「んだとテメェ!?」
…挑発に簡単に乗る辺り、マジの三流か。
快斗「悪いけどさ、アンタらの相手してる暇無いんだ」
隆輝「だから、さ」
日向「『コレ』で通してもらうよ」
そして僕は、左目の眼帯を勢いよく外した。
- Re: 少年少女の透視録 ( No.49 )
- 日時: 2018/05/05 21:29
- 名前: 奈由 (ID: 13edWJH2)
「お腹すいた」
そんな呑気なことを呟き、なんとなく思い出す。
魔眼という存在があったからなのか、物心付いた頃には痣や切り傷を増やされる。閉じ込められる。食料もなにも与えない。そんなの当たり前だった。
でもこの虐待は魔眼があってもなくても変わらない。きっとそうだった。
少なくとも親はそう言う人間で、外面だけで人を判断して、見た目だけ飾って、ネットのいいねをすべてととらえる。
障害、病気、人と違う、普通なんて無意味で形のなく、人を縛り付ける言葉に囚われて、そんな親だった。
所詮人間なんて皆そう。普通に囚われて、人と違うと差別して、当事者じゃないと普通なんて言葉の残酷さに気付かない。
ああ、こんな世界じゃなければいいのに
タイミング悪く、お腹のおとがなる
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