オリジナルなりきり掲示板
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- ミューズの奏者達 〔募集中〕
- 日時: 2019/05/09 21:57
- 名前: mirura@ (ID: j2lE.5aw)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=1137
人には必ず、「欲望」が存在します。
悪しき欲望は、いつしかこの世界を歪めてしまった。
歪みはいつか、世界に「破壊」をもたらします。
悪しき欲望が有る限り、世界は歪み続ける。
終わらない破壊に対抗出来るのは、「調和」。
命の終わりを迎えようとしている今、私に言える事はただ一つ。
歪んでしまった世界を正すのです。
調和を司る、「ミューズの奏者」よ。
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カキコに来るのは久しぶりなmirura@です!
本当は此処で色々語りたいですが、
世界観や詳しい話は連絡スレに書いているので、URLからどうぞ!
【参加者様一覧】
〔スレ主〕
・リアティエ=ヴィアンテール 『ヴァリエーション/変奏曲』
〔流沢藍蓮様〕
・ローザ=ノワール(ローザ=ヴィアンテール)『レクイエム/葬送曲』
・ヒュプノス=ソムニ 『ララバイ/子守唄』
〔MRK様〕
・リューク=カリオペイア 『エレジー/挽歌』
〔かぬこ様〕
・カロス=ガウディ 『アンサンブル/合唱』
2019年五月十日追記
・再開致しました!返信があった方々以外の参加者様は申し訳ありませんが取り消しです……再登録の場合は連絡板までお願いします!返信があった参加者様、スレ主が浮上をしたらそれぞれ開始しても大丈夫です!
- Re: ミューズの奏者達 〔募集中〕 ( No.1 )
- 日時: 2018/09/01 16:50
- 名前: もももも ◆x3VEvuLp2I (ID: 66F22OvM)
ーアシュリーサイドー
今はもう亡くなってしまったと言われる、ミューズというこの世界を司っていた神様。
あたしはミューズにーーー憧れていた。
「アシュリー先輩って、と、トロンボーン上手いですよねー!そのぅ、才能があって羨ましいです!」
ーーー才能?
私は低身長だ。だからトロンボーンのコツを掴むのに二年はかかったし、コツを掴めても後輩にどんどん抜かされた。
3時間程度しかやってなかった練習も5時間に増やして、猛特訓した。
なのに、その一つ一つの時間を「才能」なんて言葉で片付けないで。
あたしは後輩を見た。後輩って言うのは、名前覚えてないから。
「ひ、ひぇえすいません!!!も、もう帰ります!!!」
後輩の瞳には、眉間に皺を寄せたあたしが映っていた。
どうやら、感情が顔に出ていたらしい。
「まぁまぁ、ちょっと...」
「ーーー先生?」
先生に見られていたのか、これ。ちょっと印象悪くなっちゃったな…
「す、すいません。そんなつもり無かったんですがーーー」
「いいんだ、そんな事もあるだろう。才能という言葉が、君は嫌いなんだね?」
先生は、いつもあたしのことをわかってくれる。そんな先生が、私は大好きだ。
窓の外が淡いオレンジ色のグラデーションに染まった頃、私は楽器を片付けていた。
「ところで、君はミューズを知っているかい?」
「ああ、はい。親から...音楽の神ですよね?でも、あたしそれ以外知らないんです。」
「ーーーそうか。じゃあ、このミューズの本を貸してあげよう。」
太陽の光で本のカバーがきらめく。革でできた、古そうな本だ。
「い、いいんですかこんな貴重そうな本...!」
「いいんだ。返すのは何時でもいいよ。じゃあ、僕はこれで。また明日ね。」
ドアの軋む音と共に、先生は去っていった。
「...家に帰ったら読むか。あたし、本好きだし。」
あたしも楽器をもって、電気を消した部屋を後にした。
それからというものの、あたしはミューズにどんどん惹かれていった。
ミューズの歴史、ミューズの創った物、ミューズの奏でた音楽ーーーー全部、私の虜だった。
「此処がミューズの石像ね。お金貯めるの苦労したわ、ミューズスポット巡り。」
そう、あたしは今日ミューズに関連するスポット巡りに来ていた。
これが最後で、マギアスルムとシェネフィアのど真ん中にあるミューズの石像で写真を撮って終わり。
「んー...帰る時間、ママに怒られるかな。急ごっ...きゃっ!?」
何かにつまづいたようだ。私は立ち上がる。
「いてて、何だよもう...ん?」
あたしの足元には、細長いーーー例えると、指揮棒のようなものがあった。
この上にある夕日のようなオレンジ色、そして金色に刻まれた色々な音符。
「これ、拾っていいのかなぁ?ーーーいっか!」
あたしは恐る恐る指揮棒のようなものに手を伸ばす。
あたしは知る故もない。
ーーーこれが、あたしの運命を大きく変えることになるなんて。
【本文投下です!シーラちゃんはもう少しお待ちください。】
- Re: ミューズの奏者達 〔募集中〕 ( No.2 )
- 日時: 2018/09/02 10:21
- 名前: mirura@ (ID: KNtP0BV.)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi
【はああああ遅れました!スレ主なのに遅れてしまいましたああああああ!!!
ご、ごめんなさい。本当にごめんなさい。
ももももさん、了解です!私も本文投下します!】
《リアティエ=ヴィアンテール》
ピア湾から少し離れた場所。
どす黒い影の獣が咆哮を上げるが、その咆哮は獣が氷に覆われた事で掻き消えた。
俺は構えていた指揮棒を下げると、その場にしゃがみこんだ。
「……よりによって、群れでか。不運だな……」
肩で息をしながら周りを見渡す。周りにはいくつもの氷の塊があり、全てにあの獣……いや、化け物が閉じ込められている。
指揮棒を真一文字に薙ぐと、氷は閉じ込めた化け物ごと粉々に砕けた。
少しの間しゃがみこんでいたが、頭から血が滴り落ちてきたのを見て立ち上がり、よろけた。
頭も怪我を負ったらしい。傷に触れたが、深くは無い。
投げ出した持ち物から包帯を取り出し、頭の傷を覆いながら思う。
何故、こんな事になったのだろうか、と。
俺は特に優秀な能力を持っている訳では無い。
ピア湾で様々な本を読む事が毎日だった。
その本の一つにあった、ミューズについての本。トラグディアを創造した神。
その中にあった、「指揮棒」の話。
カーバンクルに出会った時に、気付くべきだった。
手に取ってしまってから、気付いたのだが。
邪悪な存在に狙われるのには抵抗があった。
何百人と目の前に人がいても、邪悪な存在は俺一人を狙うという事だ。
しかし、奏者になってしまったのなら仕方無い。立ち向かってみよう。そう、思った。
姉だって奏者なんだ。俺が弱々しくしててどうするんだ。
傷の応急処置を終えると、ピア湾に戻る為に歩き出した。
【次の浮上、夜か夕方ですね・・・】
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