オリジナルなりきり掲示板

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#魔女の集会で逢いましょう(募集)
日時: 2019/01/15 17:26
名前: かぬこ (ID: UeLkOLiI)

! ツイッターで一時流行った魔女の集会をテーマにオリキャラなりきりをやるスレッドです
! 魔女&弟子でもいいし魔女&人間でもいいし魔女&人外でもいいし、なんなら&が×になってもいいし魔女(♂)でもいいし、パターンは様々、出したもん勝ちでいきます
! 基本的に1人につき1魔女とさせていただきます。それ以外なら何役でもおっけー
! お相手はなるべく早く決めてください(スレの主旨的にお相手がいないと成り立たないので…)
! 元が絵師界隈で流行ったものなので、キャラのイラストが描ける方がいらっしゃいましたらイラスト掲示板で投稿してくださると嬉しいです。見に行きます!
! もう一度いいますが、オリキャラなりきりで魔女の集会をするスレッドなので、パクリ等は一切禁じさせていただきます。部分部分が似てるけど、オリジナリティが出せていれば構いません


▷決まりごと
▷140字以上の文字数でロルを書いてください
▷本体同士での喧嘩・恋愛は禁止とさせていただきます
▷説明にある通り、お一人様につき魔女が1人、それ以外は無制限ですのでご了承ください
▷最後にレスしてから半年間浮上がなければキャラ共に蹴らせてもらいます。申告があれば蹴らずに置いておきますのでお忘れなきよう


◉キャラ一覧
⁂マークが付いているのは相手が決まっています。プロフィールの加筆修正等がありましたら、一覧に反映しますので報告お願いします。
魔女・魔法使い
⁂金角の魔女>>1(09/13更新)
⁂オース・イグナス>>4(09/16更新)
⁂ヴィア・レシュエ>>6
⁂クウゴ・ラーセナス>>7(09/11更新)
ヴェールクレール>>24
レイ・リン・ラキアス>>61

魔女・魔法使いに付き添うモノ
⁂Alfanz - アルフォンツ>>5
クリスト>>7(09/11更新)
⁂フローヴァ>>8
⁂クリスティーヌ>>12
⁂ゲルダ>>22(09/16更新)
ララーナ=ケリストル>>26


◎プロフィール見本
見本のプロフィールです。ご利用ください

「台詞」
種別_(例/魔女、弟子、人間、獣etc)(魔女に関しては魔法を扱う種別だと一目でわかれば魔女以外の表記でもかまいません)
名前_
性別_
年齢_
性格_
容姿_
備考_
相手_(決まっていればそのキャラの名前、決まってなければ空欄か要望を書いてください)





◆只今の状況
募集中です!プロフ提出できた人から絡んでいってください。とりあえず、参加してる人たちと最低一回絡んでください
3月あたりで半年間浮上していない参加者の方がいらっしゃいます、ルールにある通り半年経つとキャラ共に蹴るつもりです

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Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.46 )
日時: 2018/09/14 23:14
名前: 砂糖 ◆z5QXuDswjo (ID: ncaxrNZI)


>>38 かぬこ様

ひとつ物語を書くならば、こういうのはどうだろうか。
金に身体を蝕まれた魔女が、望まぬ力を持って生まれた子供を拾う話。言うなれば運命に呪われた二人の話だ。

悪事を働いた訳でも、労働を怠慢した訳でもない。ただ普通に、幸せに、生活していただけだった。それだけで彼は殴られ蔑まれ、終いには家を焼かれた。今思えば一種の魔女狩りのようなものだったのかもしれない。しかし、血の繋がった家族でさえも彼を庇うことはなかった。まるでこの世に生まれてきたこと自体が罪であったかのように。

「 いたい、いたいよ…… ぼくは何も悪いことしていないのに 」

命辛々近くの森へ逃げ込んだが、遂には顔面から地面に伏した。ああ、もう駄目だ。死を覚悟したその瞬間、天から降ってくるひとりの女の声。私についてきてほしい、と。最初は訳がわからなかった。村の誰からも嫌われた自分を彼女は何故必要とするのか。自分を助けて何の得があるのか。それでも、彼は生きる道を選んだ。

「 たすけて……っ! ぼく、なんでもしますから…… 」

血と涙と泥に塗れたボロ雑巾のような身体に残された、ほんの少しの力を振り絞って、乾ききった喉から掠れた声を出して、そう言ったのだ。意識の薄れゆく中で顔を上げると、仄かに金色を帯びた角が見えた。ただただ、美しいと思った。

その日を境に、彼は魔女の弟子になった。

「 ……あ 」

ダージリンの甘い香りに包まれ、アルフォンツはふと我に帰った。気付けば食べ終わった食器を魔法で洗いながら自らの手で食後の紅茶を淹れている。無意識にこれらを同時に熟すなんて、いやはや慣れと云うものは恐ろしいと思う。
暫くしてティーセットの用意が完了すると主人のいるリビングへと向かう。アルには、食事、こと紅茶に関しては魔法に頼らず自分で準備した方が幾分も美味しいという自負があった。十年間の努力の賜物とも言える。それほど主人と過ごした十年という年月は、彼が変化するには十分すぎるほど長かったのかもしれない。

アルの主人、金角の魔女。金の呪いに抗う魔女。彼女に魔法を教わったお陰で自分のこの力を制御出来るようになったし、力を自分のために使うことが出来るようになった。それでも主人の役に立つにはまだまだ未熟だ。しかし、この魔力のおかげで主人に会えたのだと思うとそう悪いものでもないなと思えるのだ。

二人分のティーカップを並べて一緒のソファーに腰掛ける。パーソナルスペースなど露知らず気まぐれに甘える猫のように主人に凭れかかった。それも、触れたい、触れてほしいと言わんばかりの熱い視線とともに。しかしどうやら主人はぼんやりと考え事に耽っている。

「 主人…… なに見てるの 」

その視線はふと彼女の持つ書類へと下ろされる。問いかける顔は何時もの無表情で、しかし瞳の奥は好奇の色を孕んでいた。


【いえいえ引くだなんてとんでもない!分かりやすい上にとても美しい言葉選びをなされるロルに一体私なぞで釣り合うのかと戦々恐々としております…!そしてひとつお聞きしたいことが!呪いが解ける=金角の魔女様は普通の人間に戻るor金に蝕まれた部分が戻るだけ(魔女のまま)のどちらでしょうか?どちらにしてもアルフォンツは主人といられるなら何でもいいといった感じだと思いますが一応知っておきたいのでよろしくお願いします…!】

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.47 )
日時: 2018/09/15 05:02
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

>>45

「そう言えばもうそろそろですね。参加されるおつもりですか?」

集会という言葉を聞いて記憶から該当するものを引っ張り出せば、自分の主はどうするつもりなのかと思ってそう問う。向けて、という辺り参加はするつもりなのだろうが念の為というやつだ。 薬と紅茶のおかげがほんの少し表情が柔らかくなったのを見て胸を撫で下ろしつつも、隣に置いていた毛糸の束を籠の中に戻してから、「お菓子ですね、分かりました」と言って再び台所の方へと足を向けて。

集会には他の魔女や魔法使いが沢山いるらしい。それはつい最近クウゴから聞いた話であり、最もクリスティーヌが興味をひかれた部分だ。もしかしたら自分と同じように拾われて育てられている人間がいるかもしれないと思うと、どうしてもお話がしてみたいと思ってしまう。それに主の生み出す曲を誰かに知ってもらいたいとも思っているのだ。もちろん主がそれを望まないのであればクリスティーヌは黙っているが。

「今日はフルーツタルトにしてみました。見た目は綺麗にできたんですけど、ちょっと甘すぎたかもしれません」

そんな思考はバレないように包み隠して、切り分けたタルトを一つお皿に乗せフォークと一緒に持ってくる。言葉通り見た目はとても綺麗に出来上がっていた。味もその見た目に負けず劣らずだろうが、甘すぎたかもしれない、なんていう彼女の表情は些か不服げである。どうせなら美味しいものを出したかったという気持ちの表れであろう。

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.48 )
日時: 2018/09/15 18:51
名前: 冬虫夏草 (ID: qD0oxfww)

月無様>>



「あぁ、主催からの要望もあってな。集会には必ずオーケストラが集会の一部を主権していてな。と言っても、場所を占拠し、ただ合唱するだけの雰囲気作りだ。それの総指揮として私が出向く事になっている」

彼女が集会にて私が参加するのかに関して問われたので、参加する理由を彼女に答えた。必ず参加しなければならないと言う訳では無いのだが、オーケストラは自身がまとめ役としてで張らないと在り来りな曲でしか賄えなくなってしまう。なので集会に出向いて、総指揮をしながらもあくまでも客人としての立場で参加をする。けれどそこでしか私の曲を届かせなられないと言う点でも、出向かざる負えない理由に入ってしまうかもしれない。

彼女が菓子を用意してくれると再び台所へと行くと、私は紅茶を持ち、ゆっくりと啜り、カップ皿へと置くと少し顎に右手の人差し指と中指を当てながら考える。
今はまだ精神は正常に機能している。集会でも見知らぬ人間がいない限りは警戒しなくても良いが。もし、私が拒絶する因子がいたならば、演奏を中止してでも集会の席を外さねばならない。そこまで考えないといけないのは、自身の気持ちの持ちようが無いせいなのかもしれないが、他の魔女や魔法使い達の前で恥辱を味合わせてはならない為、今回の集会にも念の為に薬を持たなくてはならない。

「フルーツタルトか。なに、構いはしないさ。クリスティーヌが作る菓子はとてもセンスがあって、味も素晴らしいものだ。センスと味を両道に保つ事はとても難しい。だがお前はそれを難なく成し遂げているのだ。私には到底敵わないものだ…」

私が考え事をしている時に、皿に乗せられた一切れのフルーツタルトの方に目を奪われた。様々なフルーツが彩られ、絶妙な焼き加減が見るだけでも解る。彼女は甘すぎると少々気に入ってはいないらしいが、私からすれば見た目も香りも素晴らしい出来であると賞賛する。私がここまで賛美するのは彼女位だった。昔の私でも、他人の楽譜に文句を付けたり、有名絵画にも唾を吐くかの様に侮辱していた。だが彼女の料理や歌等には魅力があるのだ。素人のほんの些細な意見であるが、それでも

置かれたフォークを手に取り、一切れの角の部分を少し切り取り、口に運ばせ、ゆっくりと噛み締める。フルーツのスッキリした甘さと、サクッとしたタルトの食感が合い、甘美が脳へ安らぎを与えている。その美味さに少し笑が零れ、クリスティーヌの方へ顔を向けた。

「美味い……とても美味いじゃないか。これで、また作曲に励めるというもの……。明日には作曲を終えそうだ」

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.49 )
日時: 2018/09/15 20:56
名前: 月無 (ID: osQJhSZL)

>>48

「オーケストラ、ですか。かなり本格的に開かれる集会なんですね」

こちらの問いにきちんと答えてくれたことに頬を緩めつつ、自分もソファに腰掛ければカップを口元まで運んで口付ける。喉を潤してくれる紅茶はすっかり冷めてしまった。けれど淹れ直す気にはならなかったのか、そのままカップを置けば少し悩むように目を伏せてから、自分は連れて行ってもらえるのだろうかと心中で呟く。 主は私について何も言ってこない。それは着いてくるのが当たり前だからか、それとも置いていくのが当たり前だから、一体全体どちらなのだろうか。前者であれば嬉しいし、後者であれば少し寂しい。けれど主の決定に自分が口を出すつもりは無いため、伏せていた目を上げれば気分を切り替えるようにふわりと微笑み。

「ありがとうございます、御主人様。……けれど最後の言葉は頂けません。御主人様の作る曲はどれも素晴らしく、尊いものなんですから。素人ではありますがクリスティーヌが保証致します」

感謝の言葉を紡いで少し間を置けば、緩めていた頬を元に戻してから素直な気持ちを言葉にする。クリスティーヌにとってクウゴの作る曲は世界の一部だ。綺麗だったり艶やかだったり、楽しかったり悲しかったり、沢山の顔を見せてくれる音がクリスティーヌは好きだった。 なのでクウゴの発言に珍しい否定の言葉を口にすれば、これだけは譲りませんからね!と言いたげにぎゅっと口を固く結んで。

しかし口が閉ざされたのもほんの少しの間だけだった。笑を零す相手を見れば嬉しそうに目尻と頬を緩め、座ったままではあるものの綺麗な一礼をして「ありがとうございます」と感謝の意を伝える。美味しいと言ってもらえるのは嬉しいものだ、それが主であれば尚更である。

「あまり無理はなさらないでくださいね。何かありましたらお呼びください、すぐに駆け付けますので」

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.50 )
日時: 2018/09/16 07:41
名前: 猫のニャムシー (ID: 82QqnAtN)

ハッキリと覚えている。一人じゃなくなったのは。冷たい空気が漂う家で一人、時を過ごしてきた毎日が、終わりを迎えた日を。瀕死の少女を拾い、手当てをした、あの日を。

古びた木製の椅子に座り、届いた招待状を眺める。こんな俺でもまた招待されるんだなと思いつつ、弟子のゲルダを連れてって良いのだろうかとふと思う。連れて来るなとは書いていない。以前集会行った時は、確か魔女や魔法使い以外の奴もいた気がしたなと考える。ついつい考えてしまうのは癖だ。考えると周りの空気がより一層冷えるという事も忘れてしまい、音を立てて椅子が凍った事で我に返った。招待状を机に置くと、凍った椅子から立ち上がる。椅子は足の部分が氷の塊に覆われて、背もたれには霜が付いていた。

「……」

以前より家の空気が暖かくなった今、冷やしてしまうのは良くない。背もたれ付いた霜を払い、招待状を手に取って周りを見渡す。

「……ゲルダ」

いつもの声よりも少し大きな声で、弟子の名を呼ぶ。魔女の集会に、果たして弟子は興味を持つだろうか……いや、ゲルダの事だ。興味を持たない訳が無いな。


【>>真千様
前に集会での絡み文を投稿しましたが、集会に行く前の絡み文も投稿しようと思い、投稿しました!
ややこしくてすんません……どちらかを蹴ってもいいですので、よろしくお願いします!】

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.51 )
日時: 2018/09/16 17:41
名前: 真千 (ID: X2iPJYSg)

>かぬこ様

(大変遅くなってしまいましたが、改めまして、本編開宴おめでとうございます!
 それに伴ってオースとゲルダのプロフを加筆修正しましたので、報告させていただきます)


>咲良様

(中々絡み文が出せず本当に申し訳ありません!!(土下座)
 絡み文について集会当日からか、集会前からかなどなにかご希望がありましたらお申しつけください!遅ばせながら心を込めて書かせていただきますので汗)


>猫のニャムシー様

(完っ全に出遅れてしまいました!申し訳ありません……っ!素敵な絡み文も二つも出していただいて……泣
 まずは集会に行く前のものにお返事させていただきました! 折角書いてくださったのに片方を蹴るのは忍びないので、前日譚的な感じに程よく纏まったら時間軸を集会当日に移して、>>41の方にもお返事する形はいかがでしょうか…?
 久しぶりの長文なので文体がころっころ変わる上にうまい返しが出来ないかもしれないのですが、精いっぱい頑張りますね…!)


こんな夢を見た。
晴天を白い雲が彩る美しい空。思わず手を伸ばして、自分もそこへ行きたいと地面を蹴り、崖から身を乗り出して。そしていつものように背の両翼を広げて、この身全てで心地いい風を感じる。……はず、なのに。身体が思うように動かない。思い出したように翼の根元に激痛が走り、落下の浮遊感にぞわりと身を震わせて、恥も外聞もなくいたい、たすけて、と。
そう叫ぶ前に決まっていつも目が覚める。


ゆっくりと目を開き、意識が覚醒するまでぼうっと目の前を眺める。少し殺風景なキッチンに中鍋が一つ、野菜特有の甘い香りを仄かに漂わせていて、そういえばディナー用に作ったスープを冷ましている途中だったのだと思い出す。この家は季節を問わず天然の氷室のようだ。軒先にはいつも氷柱が出来ているし、霜も降りている。此処へ来たばかりの頃はそれがとにかく物珍しくて、薄着のまま暫くはしゃぎ回っていると案の定風邪を引いた。あの時のご主人の、…なんというか、信じられないものを見るみたいな、病み上がりが何をとでも言いたげな表情は今でも忘れられない。思い出すと懐かしくてつい笑い声が漏れる。もう、先程見た夢の事は覚えていなかった。

「……! 呼んだだろうか、ご主人!」

手持無沙汰に椅子に膝を抱えて座ったりなどしていると、己の名を呼ぶご主人の声が真っ直ぐ耳に届いた。その場で返事をしながら溌剌とした動作で椅子から立ち上がり、主人の元へ馳せ参じる姿はよく懐いた犬のそれに少し似ていた。

「…? 手に持っているそれは手紙、だろうか。珍しい事もあるんだな」

主人の手にある見慣れない紙に踊るこれまた見慣れない文字を不思議そうにじっと見つめる。

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.52 )
日時: 2018/09/16 18:18
名前: 咲良 (ID: uFFylp.1)


【真千さん、どちらでも構いませんが、集会当日の方が他の皆さんと絡みやすいかな?とは思います。あと、オース・イグナスさんの事をフローヴァはオースと呼んでいる事にして良いですか?】

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.54 )
日時: 2018/09/16 22:53
名前: 猫のニャムシー (ID: 82QqnAtN)

【>>真千様
はい! そちらの方が纏まっている気がしますので、そちらでお願いします!
私も平日等は夜遅くにしか浮上出来ないので、遅れてしまった事は気にしていませんよ!
大丈夫ですので、よろしくお願いします! 】


「……数百年に一度行われる、魔女の集会……その招待状だ」

手に持つ招待状を不思議そうに眺めるゲルダに、静かに言う。珍しい事と言われれば確かに珍しい。失う事を、得る事を嫌い、最大限に他者と関わろうとしなかった俺にとって、手紙なんて信じられない物だからな。しかし、今回は招待状。貰った経験はあるが、今回は違った。

「……俺は以前も行った事がある……しかし、ゲルダは始めてだろ……?
その……一緒に行ってみないか……? ゲルダはこう言う事、興味ありそうだからな……」

ゲルダが様々な物事に興味を持つ者だと言うのは、ゲルダを拾ってから少し経った頃だ。物珍しい物を見た時のはしゃぐ姿は、今でもハッキリと覚えている。そんな彼女にこの集会を経験させないのは、良くないと思った。他者と関わるのを嫌ったにも関わらず、関わってしまった存在だ。昔の俺には有り得ない「弟子」の為にも、魔女の集会という物を経験させてやりたかった。

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.55 )
日時: 2018/09/17 19:12
名前: 冬虫夏草 (ID: qD0oxfww)

月無様>>


「………」

私は集会場によるオーケストラの何処を定位置に入れるか悩んでいると彼女の顔が映った。何やら顔を少しだけ伏せている様な顔をしているのに私は少し気掛かりになり、無意識にまた紅茶が入ったカップを持ち上げ、少し口に付けた。そしてカップを置けば、少し鼻息を少しだけ吹かせると、少しだけ目を瞑る。魔女集会、一見見ればそれは楽しい宴の様な場所。魔女や魔法使い達はそこに集まり互いの世間話を交流し合うのだ。だが、その一部には人間を良く思わない魔女や魔法使いもいる訳で、一応集会による規則により安全に保護されてはいるだろうが、魔法等で人間に隙を付き、何らかの手段で奇襲をかける事もある。
その後にトラブルやパニックが起こって巻き添えになれば誰もが文句を言えなくなる。そう言って自身を晦まし、人間を暗殺する輩だっていたりするのだ。
正に、彼女はそれの対象。日の丸になる可能性は十分に高い。また、人間を連れてる魔女や魔法使い等極一部に過ぎなくて、大半の下僕というのは獣人や鳥人等が主に上がるのだ。もし魔女や魔法使いが人間を連れている奴でも連れて行かない事が妥当なのだろう。
私もその犠牲にさせたくない一心でこの会を極力知られないように避けたのだが、話てしまえば人間であれ誰であれ、興味を湧かせてしまうもの。このまま家の付き人だけにさせてしまうのは本望でもない。不意にこの話をしてしまったのも私の責任か……。

「今回の集会は、お前も連れていく。しかし、私の傍には決して離れてはならん」

そう私は真っ直ぐな顔をしながらも彼女を条件付きで集会に連れていくと言い放つ。いつ襲われても対応できるようにいてはならない。ならば私がそれに警戒すれば、安全は保つ事は出来るだろう。

「……ふふ、ははははは。お前だけだよ、私の曲を素晴らしいと言ってくれるのは。……だが、そうだな。お前がそう言ってくれれば、私は曲を創り続ける甲斐があるのだ」

私の曲をここまで素晴らしいと言ってくれたクリスティーヌに少し呆気に取られてしまい、可笑しかったのか、それとも嬉しかったのか笑いが出てしまった。愚かな作曲家であった私の曲に世の人間は耳を傾く事さえなかった。だが、彼女だけはそんな私の曲を正面から聴いてくれるのは産まれて初めてだった。だからなのか、彼女が例え「神に愛されていた人間」だとしても、それに嫉妬したり憎んだりはできないと思ってしまうのだ。


「あぁ、わかった。今度はお前に頼る事にしよう。私も今日で身をもって知ったからな」

Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.56 )
日時: 2018/09/18 18:05
名前: 月無 (ID: t5qrQfWq)

>>55


「っ………畏まりました、御主人様」

相手の思案気な顔に意識を向けていれば、此方としては嬉しい命令を下されて思わず小さな叫び声を上げてしまいそうになる。しかしそれを既のところで堪え、なるべくいつも通りの声音でそう言って小さな頷きも返す。迷惑をかけてしまうのはとても申し訳ない。剣術に手を出しているとはいえまだまだひよっこで、魔女や魔法使いは疎かその弟子にも簡単に負けてしまうだろう。だからこそ“守ってもらわなくても大丈夫です”なんて言う無責任なことは言えず、己の力量と主にかかる負担の度合いを考えた末に、素直に頷いてその命令を受け入れたのだ。 そうでなければ主に負担がかかる事に頷いたりはしない。

己の不甲斐なさに内心歯噛みしていれば、少し意識を外していた隙に笑いだした主へと目を向ける。随分と勿体ない言葉だ。けれどそう言ってもらえるだけの人間になれたのならば、それはクリスティーヌに撮って喜ばしいことである。

「そんなことはありません。まだ御主人様の前に現れていないだけで、私以外のヒトも御主人様の生み出す曲を素晴らしいものだと思う筈です。……でも、そうですね。御主人様がそう言って下さるのであれば、もう少しだけ、その素晴らしさを理解しているのは私だけというのもいいかもしれません」

ほんの少しだけ茶目っ気を混ぜた声音でそう言葉を紡げば、笑い声をこらえるように口元に手を当てる。自分だけが理解していたい気持ちもあるし、自分以外の誰かに理解してもらいたい気持ちもある。心というのはこういう時に面倒臭いと、そう思いながらも続いた相手の言葉に笑い声を止めれば、ゆるりと目元を緩めてから「そうして下さいませ」と言葉を返して。


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