オリジナルなりきり掲示板
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- #魔女の集会で逢いましょう(募集)
- 日時: 2019/01/15 17:26
- 名前: かぬこ (ID: UeLkOLiI)
! ツイッターで一時流行った魔女の集会をテーマにオリキャラなりきりをやるスレッドです
! 魔女&弟子でもいいし魔女&人間でもいいし魔女&人外でもいいし、なんなら&が×になってもいいし魔女(♂)でもいいし、パターンは様々、出したもん勝ちでいきます
! 基本的に1人につき1魔女とさせていただきます。それ以外なら何役でもおっけー
! お相手はなるべく早く決めてください(スレの主旨的にお相手がいないと成り立たないので…)
! 元が絵師界隈で流行ったものなので、キャラのイラストが描ける方がいらっしゃいましたらイラスト掲示板で投稿してくださると嬉しいです。見に行きます!
! もう一度いいますが、オリキャラなりきりで魔女の集会をするスレッドなので、パクリ等は一切禁じさせていただきます。部分部分が似てるけど、オリジナリティが出せていれば構いません
▷決まりごと
▷140字以上の文字数でロルを書いてください
▷本体同士での喧嘩・恋愛は禁止とさせていただきます
▷説明にある通り、お一人様につき魔女が1人、それ以外は無制限ですのでご了承ください
▷最後にレスしてから半年間浮上がなければキャラ共に蹴らせてもらいます。申告があれば蹴らずに置いておきますのでお忘れなきよう
◉キャラ一覧
⁂マークが付いているのは相手が決まっています。プロフィールの加筆修正等がありましたら、一覧に反映しますので報告お願いします。
魔女・魔法使い
⁂金角の魔女>>1(09/13更新)
⁂オース・イグナス>>4(09/16更新)
⁂ヴィア・レシュエ>>6
⁂クウゴ・ラーセナス>>7(09/11更新)
ヴェールクレール>>24
レイ・リン・ラキアス>>61
魔女・魔法使いに付き添うモノ
⁂Alfanz - アルフォンツ>>5
クリスト>>7(09/11更新)
⁂フローヴァ>>8
⁂クリスティーヌ>>12
⁂ゲルダ>>22(09/16更新)
ララーナ=ケリストル>>26
◎プロフィール見本
見本のプロフィールです。ご利用ください
「台詞」
種別_(例/魔女、弟子、人間、獣etc)(魔女に関しては魔法を扱う種別だと一目でわかれば魔女以外の表記でもかまいません)
名前_
性別_
年齢_
性格_
容姿_
備考_
相手_(決まっていればそのキャラの名前、決まってなければ空欄か要望を書いてください)
◆只今の状況
募集中です!プロフ提出できた人から絡んでいってください。とりあえず、参加してる人たちと最低一回絡んでください
3月あたりで半年間浮上していない参加者の方がいらっしゃいます、ルールにある通り半年経つとキャラ共に蹴るつもりです
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.36 )
- 日時: 2018/09/14 02:10
- 名前: 咲良 (ID: y1N6F4if)
【月無さん、明るく天真爛漫、というのは少し違いますが、イメージと沿わないと言う事ならば、遠慮なく蹴って頂いて大丈夫という事でしたので、この話は無かった事にしましょう!そうですね、また本編の中で絡む事があるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。】
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.37 )
- 日時: 2018/09/14 15:56
- 名前: かぬこ (ID: sNU/fhM0)
《大広間》
初めて魔女の集会に参加した金角には、眼に映るものすべてに興味を向けずにはいられなかった。表面上は平常に、魔法で地面から数センチほど体を浮かして適当な場所を求めて動き回りつつ、脳内では大広間にある装飾やもてなしの料理を乗せた食器の価値をつぶさに鑑定していく。ごく普通の人間にとっては単なる骨董品にも見えるそれらは、世界中を旅してきた金角からすれば初めて目にしたものだった。おそらく、魔女を贔屓にしている職人の作品だろうと結論づけて思考を切り替えた。自身の呪いを詳細に知る人物か、呪いをかけた本人を探すためにも今回の集会に参加したのだ。出入りは自由なようだから、ぼさっとしている間に出て行ってしまっては困る。装飾や食器を鑑定していたときよりも、より慎重に、気を張り巡らして周囲の魔女や魔法使いを観察していく。
「……にしても、多すぎないかしら?魔女や魔法使いってこんなにもいるものなの?」
初めて参加した集会だから、魔女だけでなく従者や弟子などが一緒に参加しているなんて考えは浮かばなかった。金角の弟子であるアルは魔力の持った人間だから連れてきたものの、この集会で魔法使いとしてさらに成長してほしいから、会場に入ってからしばらくは一人で他の魔女や魔法使いと喋ってくるようにと命令してきて、後を追われないように徹底的に魔法で身を隠して会場の中で最も人が集まっている場所まで来たのだ。
(まぁ、こんなにもいるのだから一人や二人ぐらい知っていればいいのだけど…)
シャンパンが入ったグラスを配り歩いている給仕係からひとつ受け取って、香りを楽しむ。
半数が魔女や魔法使いで、残り半数が従者や弟子などが参加しているなんてことをつゆ知らずに期待しながらシャンパンを一口含んだ。
魔女の集会について
・数百年に一度開催されている
・会場はとある森の中で、人間が誤って入らないように結界が張り巡らしてある。主催者が寄越した招待状か魔力を持つモノでないと結界を抜けて会場に入ることはできない
・招待状には、集会に招待されたことと参加するなら招待状を忘れないようにと書いてある。宛名は種別が魔女・魔法使いのキャラクターが書いてある。封筒と便箋には結界に阻まれない呪文が込められているので、魔力を持たないものでも招待状があれば会場に入れる
・結界を抜けると、篝火とさまざまな屋台が並ぶ広場がある
・奥には煉瓦積みの二階建ての屋敷があり、ヨーロッパ中世期ごろを思わせる装飾や調度品で統一されている
・屋敷内は、一階に玄関ホールと壁に沿って左右に伸びる階段・応接間・キッチン・食料庫・主催者の僕たちの部屋・食堂があり、二階に客室が4つ、図書室が2つ、マジックアイテムが収められた倉庫が1つ・主催者の部屋がある
・建物の構造は、U字の廊下があって外側(窓から広場が見える方)に部屋の扉があり、内側に吹き抜けの大広間に続く扉がある
・大広間は乳白色の大理石でできた壁と床と天井があり、玄関ホールから続く扉の向かい側の壁一面はガラス張りでできている。二階の扉からホールに入ると同じ大理石でできた通路があり、ガラス張りの壁の方向に一階に降りる階段がある。一階に通路を支える大理石の柱が等間隔に並んである。天井から巧みな意匠のシャンデリアが2つー3つー2つと三列に並んで煌びやかに光っている
・大広間ではもてなしの料理が並び、主催者の僕たちが給仕係であちこちにいる
【昨晩体調を崩したために投稿するのが遅くなってしまい、申し訳ありません。とりあえず誰とでも絡めるように書いてみましたが思いのほか長くなってしまいました……無理して合わせずに皆様のペースで絡んでいただけたら大丈夫です!
絡み文で時系列を気にしていたようでしたが、こちらで時系列の指示をするつもりはありません。絡み相手の方と納得のいくように絡んでいただくのが一番だとスレ主は思っています。
それと、一応魔女の集会の情報を書いてみました。えらい長々とした文章なので、わからないことがありましたら気兼ねなく質問してください。「こういうのとかどう?」「絡み文の都合でこんなのがあればいいなー」みたいな提案があればこちらで付け足しますので、これも気兼ねなくどうぞ!】
【追伸・《大広間》と冒頭に書いてありますが長すぎるが故に分かりづらかった申し訳ないので配慮で書いただけなので、最初からどこでするのか決まっていれば書く必要はありません】
>> all
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.38 )
- 日時: 2018/09/14 15:57
- 名前: かぬこ (ID: sNU/fhM0)
緩やかな傾斜に白い建物が無造作に並び、数多の人々が歩いた形跡が積み重なって薄汚れた煉瓦道が縦横無尽に続いている。南には日差しに照らされ輝く海が、この港町の人々のように、どことなく気怠さを思わせるようにゆっくりと波を打つ。いつ頃からこのような街並みになったのか知る由もないが、ここは金角の魔女が人間だった時の故郷に間違いなかった。山寄りの空き家を勝手に住処にして半年が経つ。人避けの魔法をかけてあるため、人間が訪れることはない。普段は海が見える二階の部屋で、これまで集めてきた魔法や呪いの情報をもとに仮説を立て検証をしている。
だが、昼食を食べ終えて、魔女の集会から届いた招待状を手に、リビングのソファに座って考え事をしていた——集会に参加するか否か、弟子のアルを連れていってもいいのか。
呪いにかかって、魔法の存在を知り、呪いをとくために世界中を旅して、自身の名を忘れて見知らぬ魔女や魔法使いがつけたあだ名をさも自分の名前のように名乗れるほど長い年月を生きてきた。しかし魔女や魔法使いが大勢いる状況なんて一度も経験したことがない。それに、自身の呪いをかけた本人がいるかもしれない。直接本人に問いただせば事は簡単に解決するだろうし、招待状を受け取って真っ先に考えた。だけど、魔女や魔法使いに同族意識を覚えたことがないため、どちらかといえば、警戒心があった。
(わたしの事情を抜きにしても、アルの今後の成長にきっと役立つ……)
手元の便箋に目を通す。魔女の集会に招待されており、参加するには招待状を忘れずに持ってくること。宛名に金角の魔女と書いてある。
(同伴者は駄目と書いてないから、連れてきてものいいのかしら?)
アルは自分と違って生まれながらに魔力を持っている。今は自分の弟子として修行に励んでいるが、若く元気があるから是非とも連れて行きたいし、交流を通して新たな知見を得てほしい。
そこまで考えて、アルの人見知りのことを思い出さずにはいられなかった。無意識のうちに膝を組み、右手で頬杖をつく。視線は部屋の壁に向いていたが、10年前のことをぼんやりと回想していた。
どこそこの村に強い魔力を持った奴がいるとの噂を聞いて、試しに訪れてみると明らかに人為的な怪我が目立つアルを見つけたのだ。あの時、てっきり死んでいるものだと思ったが憐憫の情は一切浮き上がらず、落胆でため息をつきそうになった瞬間——わずかに動くのを見逃さなかった。自分より強い魔力を持っているなら、この呪いをとけるに違いないと、根拠はないが迷いない自信を持ったのだ。
アルの頭の横で膝をついて顔を覗き込もうとしたとき、己の影に角の部分があることをしっかりと視認できる程度に呪いは進行していた。
「ねぇ、あなた、生きてるのなら……生きたいのなら助けてあげる。わたしについてきてほしいの」
ため息を飲み込み、一筋の光明を失ってたまるかと、期待に震える声音で尋ねたことを今でも覚えている。
【お待たせしました!長すぎて引くレベルの絡み文を書いてしまって申し訳ないです。前半は魔女の集会に行く数日前ぐらいで、後半に出会った当時の回想を書いてみました…!あんなにも熱烈に金角を慕ってくれるアルフォンツ君に、金角なりにどうやって向き合うのだろうかと考えて、とりあえずこの絡み文である程度決めておきたいなと思った次第です。あんまりにも長いので、一応推敲はしたのですがわからない、分かりづらいところがあったら仰ってください…!】
>>砂糖様
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.39 )
- 日時: 2018/09/14 17:43
- 名前: 月無 (ID: rd7NbV2E)
【改めて開演おめでとうございます! 絡むかどうかすごく迷ったのですが、ヴェールクレールの方は絡み文投下という形にさせていただきますねっ。 拙い文ですが皆様宜しくお願い致します!】
カツンカツンとヒールの音を鳴らしながらも屋敷の中を歩く女が一人。浮遊魔法か何かで床ギリギリに浮いた髪は歩く度に揺れ、その都度花の甘い香りが香ってくる。女は退屈そうに周りに視線を向けつつ、手を背に回しながらもクルリとその場で一回転すれば、自分の従者が着いてきていないことに大きなため息を吐き出して。
「まぁ、勝手に動いてるのは私だし構わないけど」
呟かれた言葉を聞いたものはいない。再び前を向いて歩き出せば、この広い会場内で知り合いを見つけることは出来るのだろうかと少し不安になる。生憎と方向感覚を持ち合わせてはいない。今も行き当たりばったりに歩いては、来た道を戻っているというのが現状である。ちゃんと従者であるあの子を傍に置いておくべきだったと、少し前の自分に小さなため息を吐き出しせばゆるりと目を細めた。
集会に来た目的は自分が飲んだ血の持ち主である魔女の話を聞くことだ。 数えることをやめるほど長い年月を生きているのに、今まで一度も草木の魔女の話なんて聞いたことがない。自分が手を出せる範囲の書物にも目を通したが情報は皆無。そうなれば自分よりも古くから生きている魔女や魔法使いに話を聞く他ないだろうと、そう判断して集会にも顔を出しているのだ。これで情報が何も得られなかったらいじけてやると、どこか子供らしいことを思いつつもくるりと背後を向けば、とりあえずは従者の姿を探そうと来た道を戻るために歩みを進めて。
(ALL文)
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.40 )
- 日時: 2018/09/14 18:08
- 名前: 月無 (ID: mazIWFF0)
コトコトと音を鳴らす鍋をちらりと見れば、まだまだ煮込む必要がありそうだと判断して再び手元に視線を戻す。少女の手元にあるのは黒い毛糸玉とそれを編むために必要な編み棒が二つ。かなり前から編んでいるのか、膝の上には半分以上編み終わっているものが置かれていた。ただ編むのではなく所々に模様を描いているのが少女らしい。編むのを再開する前にテーブルの上に置いたカップを手に取れば、中にまだ紅茶が入っているのを確認してから口を付けて。
「うん、もうちょっとで完成しそうね」
残りの毛糸玉の量と編み終わった物の長さを確認すれば、満足そうにそう呟いて笑みを零す。季節的にはまだ早いかもしれないし遅いかもしれない。人の身である自分にはよく分からないが、一先ず作って渡すということに意味があるだろう。しかし御主人様は喜んでくれるだろうかと、そう思って少し不安になるのは致し方ない事で、人である少女には残念ながら相手の心を読み取る術はない。
もうすぐ完成するという嬉しさが半分、喜んでくれるのだろうかという不安が半分。そんな気持ちのまま編み棒を持って手を動かし始めれば、幼い頃何度か聞いたことがある歌を無意識に口ずさむ。ほんの少し高い声はよく通る。夕飯までまだ時間はあるしもう少ししていようと、頭の片隅でそう考えつつも編み棒を動かし続けた。
【一先ず夕方よりも少し早い時間、集会に行く数日前ぐらいのつもりで書いてみましたっ。 部屋の内装等は持ち主である御主人様にお任せしようかと() 絡みにくかったりした場合は変更致しますので、お気軽にお申し付けくださいませ!】
(>>冬虫夏草様)
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.41 )
- 日時: 2018/09/15 08:28
- 名前: 猫のニャムシー (ID: 82QqnAtN)
>>スレ主様、真千様、ALL
【改めまして、開演おめでとうございます!
どうしようかと迷った結果、集会の会場から始める事にしましたが、真千さん、よろしかったでしょうか?もし都合が悪いと言うのであれば新しく絡み文を投稿しますので、その場合は声を掛けてください!】
魔女の集会に呼ばれる者達は、どのように決められているのだろうか。何気に招待しているだけか、あるいは目的を持つ者達か。……いや、それだった何も目的を持たない自分は当てはまらないのでは?
一人、大広間の壁に寄りかかりながら考える。腕を組んで寄りかかり、視界にいる魔女や魔法使いを眺めていた後、連れてきた弟子は楽しく過ごしているだろうかと心の何処かでふと思う。
今までは誰が何を行おうと構わなかった。他人に興味なんて持たない。関わる事は出来るだけ避ける。関わってしまったら仕方が無いが。しかし、瀕死だった有翼人の少女を拾ってからは、少しばかり変わった気がする。目に見えない程に少しばかりだが。気のせいか?
(……多すぎるな)
周りにいる魔女達、魔法使い達を見て小さく溜め息を付く。ついた溜め息は白く、冷たかった。
組んでいた腕を解き壁から離れる。数分寄りかかっていただけだが、その部分には霜が付いていた。その内溶けて消えるだろうと思い、集会を楽しむ者達の間を通り抜け、二階へ続く階段を登った。此処は多すぎる。人数が多い所はあまり得意では無い。黒い薄手袋を着けた右手で髪の端を摘まむと、パキッと音を立てて氷が砕け、再び凍る。此処が暑苦しく無くて正直助かった。そう思いつつ、もて余す時間を潰す為にも歩く事にした。
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.42 )
- 日時: 2018/09/14 18:43
- 名前: 冬虫夏草 (ID: qD0oxfww)
鳥の囀りが聞こえてくる。この森奥に佇む木造の二階建ての家で、私はひたすらに曲を作り続けていた。気付けば日が昇っていた事が、青々と見える空で理解できる。楽譜が散乱している床で一人倒れるように寝ているタキシードの男が一人、蘇った屍の様にふらふらと立ち上がって、机を支えに右手を置いて左手で頭を抱える。
「………いけない。寝てしまったか」
私こと、クウゴ・ラーセナスは一時の頭痛に目を覚まし、重くなった身体を解すと、一枚の楽譜を机の真ん中に置いた。
昨日は徹夜しようと机に向かっていたと思ったのだが、流石に二日も徹夜してしまえばこうなってしまうのは目に見えていた。どうにも、歌詞が気に入らなく、それに魘された結果ここまで執着してしまったのだと思う。身を削るまでの事をするもんではないなと今日この頃思い知らされた。
「………っぐ」
頭痛のお陰で身体が思うように歩けない私はとりあえずリビングまで行こうと自室の扉を開け、壁に這いよりながらリビングの方へと向かう。彼女ならそこで料理や家事をしてくれていることだろう。毎日彼女の行動には目を輝かせるものがある。
そして、リビングの方へと足を赴かせ、リビングの扉を開けた。
すると何やらリビングの方で美味なる香りを漂わせてきた。その香りと同時にどうやら長い時間まで寝てしまっていた事が解る。けれど、ここで一区切り付けた事はとても幸いである。歯止めも聞かなくなり、幾ら魔法使いと言えども私はそこまで身体が丈夫という事も無く、健康管理が出来なくなってしまっただろうし、何よりも彼女との時間も無駄には出来ない。
リビングを見渡せば、彼女は何やら創作している事は解るが、何を創作しているのかは此方からは見えない。何かに没頭している彼女の邪魔はしたくないと思うのだが、頭痛がそれを許してはくれなかった。
「創作中の所すまないクリスティーヌ。頭痛を起こしてしまったのだ。台所の方に調合した頭痛薬があったと思う。探してきてくれ」
私は彼女が座る向かい側のソファーに座り、右手で頭を抱える。全く、頭痛程度で参るとは熟に不便な身体になってしまった。
【始めの文了解しました!。家の内装は細かく考えてはいませんが、簡単に言えば木造型の二階建てと考えていただければ大丈夫です!。上手く絡んでくれていれば良いのですが、よろしくお願いします!。】
月無様>>
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.43 )
- 日時: 2018/09/14 19:58
- 名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
>>42
軽い足音と掛けられた声に意識を引き戻せば、声の主であるクウゴの方を見てからパチパチと瞬きを二回。膝上に置かれていた編みかけの物を横に避けて上から薄手の布を掛ければ、「御主人様?」と何処と無く怒ったような声音で言うも、すぐに心配そうにそっと相手の頭を撫でて眉を下げて。
「没頭するのは良いですけど、あまり無理はしないで下さいねって、そう言ったじゃないですか。……やっぱりお部屋にお伺いするべきでした」
声音に滲んだのは相手への心配と自分の情けなさである。二度ほど頭を撫でる手を動かせば、そっとソファから立ち上がって台所の方へと走ってゆく。何処に何があるかは把握しているのだろう。数分も経たずに頭痛薬を見つければ、先程自分が飲んでいた紅茶と同じものをカップに注いでから、薬と一緒に相手の前へと置いた。 「お腹は空いてますか?」と問いかける声は柔らかい。 集中していたとしても、寝ていたとしても、邪魔をしては行けないだろうと部屋に訪ねるのを止めていたのだが、それが仇になってしまった。そう思いながらも小さく首を横に倒せば、そっと視線を緩めてから口元に微小を浮かべる。
「少し早いですが夕飯は作れますよ。小腹がすいている程度なら、お菓子の用意もしてあります」
【木造型の二階建てですね、かしこまりましたっ。 こちらこそよろしくお願いします!】
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.44 )
- 日時: 2018/09/14 20:39
- 名前: 砂糖 ◆z5QXuDswjo (ID: ncaxrNZI)
>>ALL様
夫々の運命が交わる黄昏時。人ならざるもの集うは魔女の宴。息を吸うたびに噎せ返りそうなほど濃密で、むしろ心地良いとさえ錯覚してしまう魔力が充満するこの異様な空間。
「 嗚呼、主人…… 俺を置いていかないで 」
そんな中、赤毛頭を両手で抱え、まるで人生の終わりのように絶望する人間がひとり。その名をアルフォンツ、と言う。本来ならば主人の魔女と一緒に居るはずであったが、当の魔女は他の参加者と話してこいと命ずるや否や魔法で行方を眩ましてしまったのだ。
どうして俺が他人と。
人は嫌いだ。あの日、あの村で刻まれた傷口の熱さを、軽蔑の視線を、目を閉じれば直ぐに思い出す。情けない事に随分とあの出来事がトラウマになっているようだ。そして、そんな昔と今とでは状況が全く違うとはいえ、やはり他人と関わることに意欲的にはなれない。
けれど己の主人ーー金角の魔女だけは、違うのだ。彼女は何につけても女神のようなお方だ。否、ここだけの話、女神だ。
そのような主人に何処の馬の骨とも分からぬ破落戸が声でもかけていたら、と思うと居ても立っても居られない。ましてや言葉を交わすだけでは飽き足らず、軽い気持ちで彼女に触れたりなんかしていないだろうか。あの褐色の、滑らかな果実のように美しい肌に。
仮にそんなことがあれば、俺は、俺は。
そうではなくても、今回の参加の目的は主人の呪いについて調べるためだ。盃に呪いをかけた張本人が主人へと攻撃を仕掛けるなんてこともあるかもしれない。
なんて、一度始めてしまった想像はどんどん悪い方向へ膨らむばかりで。心の中で百面相を繰り広げていたアルだったが、やがて人の集う方向へゆっくりと歩み始めた。
はやく主人の所へ戻らないと。そのためには早く誰かと話をして魔法を解いてもらうしかない。
何、軽く挨拶を交わす程度ならばきっと俺にだってできる。
……できるよな?
【色々とこじらせてる人間アルフォンツが通ります〜普段は精神的にも主人にべったりな男ですのでこの機会にたくさんの方々とお話できればと思っております。今回は場所を描写しておりませんのでアルを都合の良い場所へと移動させて頂いて構いません。また、こちら遅筆の中の遅筆でして、お返事のペースにムラがあることをご了承くださいませ!】
- Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.45 )
- 日時: 2018/09/14 22:02
- 名前: 冬虫夏草 (ID: qD0oxfww)
私は彼女の滲んだ呼び声を聞いて少し苦い顔をしながら、頭を撫でられる。彼女の言い分に何も言い返せない私はただただ彼女の言葉を聞き、反省する顔を浮かばせる。作曲家である私としては、これは依存にも及ぶほどに音楽に執着してしまう。芸術性を求める人の悪い癖で、一点のセンスを求めすぎてしまい、ああやって自爆するように睡眠によってシャウトされてしまう。
「……面目ない。集会に向けて作曲してはみたが、つい熱を入れ過ぎてしまったようだ……」
撫でられる私は左手を首に回して、苦笑いをしてしまう。置かれた頭痛薬を口に含み、注いでくれた紅茶で一息吐きながら口にゆっくりと啜る。即効性ではないが、頭痛薬を飲んだおかげで気持ちが少し楽になった。クリスティーヌは優しい精神故に、私の身体を気遣ってくれている。精神が不安定な私にとっては大事な支えになっていて、彼女には頭が上がらない一方だ。
すると彼女から「お腹はすいているか?」と聞かれ、紅茶のカップを前に置くと頭痛に慣れてきたのか冷静さを取り戻し、上の時計を見上げた。特に腹をすかしてはいないし、いつも通りの時間帯であった方が何かと落ち着くだろうと思い、
「なら、菓子を用意してくれ。頭を使うと甘味の味が恋しくなってしまってな」
彼女の微笑を返すように私も少し口で微笑する。
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