オリジナルなりきり掲示板
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- あなたがいたから。《指名制、恋愛系》
- 日時: 2022/11/26 12:57
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
・誹謗中傷はご遠慮ください。
・不定期返信です。
・キャラから選んでご指名ください。
あなたは、とある国に迷い込んだ。
レンガやタイルでできた街、道を走る馬車、人々の洋服…そう、まるで西洋。だが、そこには、魔法と人外が存在した。
あなたは、そこでとある人と出会い、共に過ごし、惹かれていく。
さて、戦いを乗り越え、その先にある希望に辿り着けるのか。
全ては、あなたの選択次第。
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- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.10 )
- 日時: 2022/12/07 02:58
- 名前: 氷水飴 ◆.KpflF0C4w (ID: WWHsNPjR)
「永香、匿ってやる。ついでに“迷い人”についても教えてやろう。こっちだ。」
目の前の人は私を暫くジッと見てから、そう言って手を掴む。
えっと、まあ助けてもらった人ですし、分からないことだらけで色々助かるのも事実だしうん。
でもですね、ただでさえここ最近家から出た覚えがほぼ無いんですよ。運動不足にはめっちゃ辛い・・・
人気のない道を通って、大きな図書館に入る。
その道を通る時の誰かの目に少しだけ恐怖を覚えた。誰の目かなんて分からないのに、怖い・・・
そして、多分ここがこの人が働いている所かな?さっき司書って言われてたし・・・
そのまま階段で最上階と思われる所まで向かう。
いやそうじゃないんですよ。はい。あの・・・運動してないごみですよ。はい・・・ 全部過去をひっくるめて関係ないけど息が出来ないです。
肺が酸素を酷く欲しているのを感じて、深呼吸の様な過呼吸の様なのを必死でする。
座らされたソファは柔らかく、明らかに上等な品である事は馬鹿な私でも分かった。
出された水を飲み、呼吸をし、一旦落ち着かせる。
「まず、俺はアズ。アズ・ツェシーザだ。ここ…“王宮図書館”の管理人兼司書をしている。」
「……おう、きゅう…?」
明らか名前から日本じゃないし、そもそも王宮が日本よりヨーロッパ系だし・・・
「結論から言う。ここは、お前の生まれた世界とは“別”の世界だ。」
「え・・・あっ・・・え?」
理解は出来ていた筈なのに、何処か頭が拒んでいたのか、受け入れたくなくて、頭がぐるぐるする・・・
私はなんで・・・こんな目に・・・あ、あっ、思い出したくない。
息が出来なくなっていく。思い出したくない。だってあれは、過去なのに・・・
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.11 )
- 日時: 2022/12/08 17:16
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
事実を告げた途端、永香は「はっ、はっ、はっ…」と荒く浅い息をして目を閉じた。
ん…過呼吸…?病気又はトラウマのフラッシュバックによって起こる症状か…。
これはまずいな、結構重度だ。
「落ち着け、永香。俺はここにいる。」
そう言って頭を軽く撫で、耳に口を近づけた。
「口を手で覆え。ゆっくり吐いて……吐いて…そうだ。次は吸って…吐いて…」
過呼吸の対処法は本で何度も読んだ。何が原因でなっているかはわからないが、俺がそうさせてしまった以上、俺がなんとかしなければという使命感があった。
「…っ、はああああ…すうう…」
「そうだ、続けろ。1,2,3,4……吐いて…」
暫く過呼吸の対処を続け、永香の状態は5分ほど後に治った。
「ごめんなさい、アズさん…………」
永香は、心底自分を責めるような、絶望に近い表情で言ってきた。
何故そんな顔をするのだろうか。これだけで死にたいとか思っているのだろうか。それとも、これで俺が怒って殺すんじゃないかとでも勘違いしているのだろうか。
なぜだかはわからないが、ウジウジするのは好きではない。
追々荒療治していくとして…まずは説明か?いや、今日はやめておくか。
「まあ、帰れるか帰れないかで言えば、それはわからない。」
「…え………」
何でですか?とでも言ってきそうな顔に理由を説明する。
「“迷い人”はその名の通り、別世界から迷い込んできた人間を指す。その人間をもとの世界に帰す方法がまだ見つかっていないんだ。悪いな。」
「そう……ですか…」
力なく拳を握った永香の顔を覗き込み、俺は提案する。
「俺が帰る方法を見つけてやる。お前は、その見返りとして……」
永香が、不安そうな瞳で唾を飲み込む。
「―――お前の世界のことを、俺に教えてほしい。」
次へ続く
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.12 )
- 日時: 2022/12/09 17:54
- 名前: 氷水飴 ◆.KpflF0C4w (ID: WWHsNPjR)
「はっ、はっ、はっ…」
『永香さんって使えないですよね』
思い出すな・・・
『なんでこんな事も出来ないのかな?』
息が出来ない・・・
「落ち着け、永香。俺はここにいる。」
頭を撫でられる感覚がする。誰が居るの?
「口を手で覆え。ゆっくり吐いて……吐いて…そうだ。次は吸って…吐いて…」
とりあえず言われた通りにする。
「…っ、はああああ…すうう…」
「そうだ、続けろ。1,2,3,4……吐いて…」
10分か、いやそれ以上か、体感でそれ位掛かって、ようやく落ち着く。
「ごめんなさい、アズさん…………」
助けてもらった上に、過呼吸の対処もしてもらって、迷惑だと言われても仕方がないし、と言うより出てけ言われても私従うしかない位ですし・・・あぁ、もう死にたい・・・
だって、生きてても迷惑しかかけないですし、邪魔でしょうし・・・
「まあ、帰れるか帰れないかで言えば、それはわからない。」
「…え………」
帰れないってこと?いや、分からないってだけだからまだワンチャン・・・あぁ・・・でも薬が無いと辛いし・・・
「“迷い人”はその名の通り、別世界から迷い込んできた人間を指す。その人間をもとの世界に帰す方法がまだ見つかっていないんだ。悪いな。」
「そう……ですか…」
どうしよう・・・薬が無いのに・・・最近はベッドから動ける日が増えたとはいえ、普通の人より使えないのは事実で、役立たずでしかないのだ。
仕事しないと生きていけないのも分かってる。
・・・あぁ・・・死ぬしか無いんだろうな・・・
少し握った手をただ茫然と見ていると、アズさんが顔を覗き込む。
「俺が帰る方法を見つけてやる。お前は、その見返りとして……」
「―――お前の世界のことを、俺に教えてほしい。」
「・・・え?」
たった、それだけなの?いやでも、私は何も詳しくはない。
図書館に勤めていると言う事は、詳しくなりたいと言う欲があると思うし・・・
・・・あ、色々終わった・・・?
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.13 )
- 日時: 2022/12/11 09:34
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
俺が条件を言うと、永香は思案してからサーッと顔を青くさせた。
ふむ…。元の世界のことを教えてもらう…別に、国が何で首都がどうで特産物が何とかそういうのではなく、魔法の有無、世界の発展度合いや普段の生活くらいでいいのだが。
見た感じ、永香は外に出たこともなさそうだし、それだったらむしろ答えやすいことしか質問がない。
「あまり知らなくても大丈夫だ。ここは“別世界”。お前の世界の当たり前がこちらの非常識だったりもする。それを教えてくれるだけでもいい。もっと、世界の根本的なところ…特産物とかじゃなく、理や生活様式を知りたいんだ。」
そう言うと、伝わったのか、少しはほっとして肩の力を抜いた永香。そして、懇願するような目で覗き込んできた。
「あの………それ、だけで…いいんですか?……迷惑、とか…………」
……こいつは、今までどんな生活をしてきたんだ。精神的な問題で持つだろうか…。
俺は、自慢じゃないがいい家なので金には困っていないし、何なら給料もでかくてそろそろ有り余った金を貧民にバラ撒いてでも消費しようかと考えていたところだ。人1人増えたって問題ない。
それに、俺が何年ぶりかに興味を持った人間だ。俺がそう簡単に手放すわけがないだろうに。
と言っても、こいつはわからないか。
「迷惑なはずがないだろう。もっと仕事をやりたいなら、俺の仕事を手伝えばいい。よろしく頼むぞ、永香。」
そう言って、俺は、永香の頭をポンポンと撫でた。
「……は、い…………」
永香は、躊躇いつつも小さく頷いた。
「これから王宮図書館を解錠するから、解錠時間中はこの部屋にいてくれ。あそこの棚には本が色々あるから、それで文字を見てたりしていても構わない。俺は一つ下の階のソファにいるから。何かあったら声をかけてくれ。」
こく、と首を縦に振った永香。
俺は、何となく、永香から離れるのはいけない気がして…
「すぐ戻る」
と言って、部屋を出た。
―――俺は、何でこんなにも永香を守りたいと、思うのだろうか。
次へ続く
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.14 )
- 日時: 2022/12/15 02:30
- 名前: 氷水飴 ◆.KpflF0C4w (ID: WWHsNPjR)
「あまり知らなくても大丈夫だ。ここは“別世界”。お前の世界の当たり前がこちらの非常識だったりもする。それを教えてくれるだけでもいい。もっと、世界の根本的なところ…特産物とかじゃなく、理や生活様式を知りたいんだ。」
だとしたら、まだましかも知れない・・・外国は知らないけど早々違う事は無い。
・・・いやうん、違うところも勿論あるよ うん
でも、理はどういうのなんだろうか・・・今の所は別世界(昔のヨーロッパ)位の印象しかない。
とりあえず、安心はでき・・・て無いな。
「あの………それ、だけで…いいんですか?……迷惑、とか…………」
どういう生活かもわからない上に、お金稼ぎも出来ない、下手したらベッドから動けない日があるかもしれない・・・いや後者は言ってないな・・・でも、絶対に迷惑はかけるし、使えないって思われても仕方がない と思う・・・今じゃなくてもね・・・うん
「迷惑なはずがないだろう。もっと仕事をやりたいなら、俺の仕事を手伝えばいい。よろしく頼むぞ、永香。」
頭をなでてそう言ってくれる。
「……は、い…………」
少しだけ、頷く。
いつかは裏切られるかも知れないけど、まだ今暫くは大丈夫だと思いたい。
「これから王宮図書館を解錠するから、解錠時間中はこの部屋にいてくれ。あそこの棚には本が色々あるから、それで文字を見てたりしていても構わない。俺は一つ下の階のソファにいるから。何かあったら声をかけてくれ。」
静かに頷く。解錠時間と言うから違和感があるけど、多分開館時間だよね?そうだよね?
「すぐ戻る」
そう言って、アズさんは部屋を出ていく。
・・・ここ、アズさん以外居ないのかな・・・?やけに静かと言うか・・・
まあ、他の人は休んでるんだと思う、うん。
とりあえず、本棚の適当な本を落とさない様に慎重に取り、その場で開ける。
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.15 )
- 日時: 2022/12/18 20:06
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
鍵を開けて、一回、最上階に戻る。
扉を開けて入ると、永香はびくっと体を跳ねさせ、その後、入室者が俺だとわかると肩の力を抜いた。
そんな永香は、風魔法の入門書を開いていた。文字は違うだろうし、多分適当に開いただけだろうが、運がいいのか、表紙に埋め込まれているエメラルドが光っていた。
この本のエメラルドが光ったということは、永香には風魔法の適性があるようだ。
“迷い人“の中には、魔法適性が1つもない者もいたらしいから、ラッキーだろう。風魔法なら俺の適正だし、教えることも可能そうだが。今度打診してみるか?
「……あの……」
「ん?」
「………司書…なんですよね。」
「ああ。司書だ。まあ…王宮図書館の司書も管理人も俺だけだがな。」
「……え」
あの事件の後、俺は他人を信用できなくなって、王宮図書館の運営を俺だけに任せるように言った。
まあ、俺が何処にいても大丈夫なように、王宮図書館の本は図書館外には持ち出せないように、本を持っている状態では通り抜けられない結界が張ってある。
その結界は世界最上級魔法師でも解けないようなものだから心配もない。
だからまあ、俺が下にいる必要もないのだ。
どうやって結界を張ったかはもう覚えてないが。
「それより永香。早速訊きたいことがある。いいか?」
さっき戻ってくるときにふと思った疑問のために言うと、永香は不安そうになりつつも頷いた。
ふむ。永香は、所謂コミュ障というやつだろうか。前代の“迷い人”が遺した“自分辞書”に書いてあった。人と話すのが苦手で人見知りであり、引き籠もりがちな人間を指すと。永香がそれのきがするが…だが、少し違うような…違わないような。
なる過程が違ったのだろう。
まあ、今はいいんだ。
またソファに座らせ、俺も座る。
「まずは。…お前の元いた世界に、“魔法”はあったか?」
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.16 )
- 日時: 2022/12/19 00:54
- 名前: 氷水飴 ◆.KpflF0C4w (ID: WWHsNPjR)
扉の開く音がして、そっちの方向を見る。
別の人だったらどうしようかと思ったけど、アズさんで安心する。
アズさんは私が今持っている本を見ていた。
その顔は、何処か嬉しそうに見えなくも無くて、何かいい本なのだろうか?と思った。
「……あの……」
「ん?」
「………司書…なんですよね。」
さっき下りたばかりなのにすぐに戻ってきた。ずっと空室だと考えると交代でもしたのかなと推察する。
「ああ。司書だ。まあ…王宮図書館の司書も管理人も俺だけだがな。」
「……え」
でも帰ってきたのは想定外でしか無かった。
じゃあもう閉じたの?でも、普通の古めかしい図書館でしかないここで全自動とは考え難い。
考えても分からない。いや、さっきの解錠時間がそれだったとか・・・いや結局これも答えじゃない・・・うん・・・
「それより永香。早速訊きたいことがある。いいか?」
さっきの理とかの話かな・・・?うん、大丈夫答えられる。と静かに頷く。
「まずは。…お前の元いた世界に、“魔法”はあったか?」
魔法?
「えっと・・・魔法なんてのは無いです・・・」
魔法なんて非化学で、存在しない。したとしても純粋な子供の中にだけでしかないと思う うん
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.17 )
- 日時: 2023/03/10 06:56
- 名前: イナ (ID: 8GPKKkoN)
「まずは。…お前の元いた世界に、“魔法”はあったか?」
“魔法”の概念についての理解を知るために訊いたが、返答は…
「えっと・・・魔法なんてのは無いです・・・」
否定。だが、なんとなく、魔法という大きなくくりでの概要は知っているように感じた。
これも自分辞書に書いてあったのだが、他の世界でも、物語の中では魔法が存在したりいろいろあったのだそうだ。
「ふむ…では、少し説明しよう。長くなるが、聞いてくれ。」
俺は、そう言って、永香が持つ本を指差した。
「それは風魔法の入門書だ。表紙を見てみろ、エメラルドが光っているだろう。」
「あ……ほんとだ。」
まあ、いきなり風魔法と言われても、永香は迷い人だから混乱するだろう。
ということで、俺は、感嘆な風魔法を見せてみることにした。
「風魔法はその名の通り、風を操る魔法だ。こんなふうにな。……旋風」
そのとき、小さな旋風が俺と永香の目の前に現れた。
「今回は魔力を調整したが、本来はもっと大きい。」
「………なるほど。」
こころなしか、永香が少し元気になった気がする。
この世界に迷い込んでしまったと言うより、夢だと思ったほうが気楽だからな、元気ならそれでいい
。
俺は、そう思いながら、「滅」と言って旋風を消した。
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.18 )
- 日時: 2023/03/18 02:59
- 名前: 氷水飴 ◆.KpflF0C4w (ID: WWHsNPjR)
「ふむ…では、少し説明しよう。長くなるが、聞いてくれ。」
どうやら取った本は、風魔法の本らしくエメラルドが光っていた。
いや、多分知っているエメラルドでは無いんだろうけど・・・
そして、アズさんは目の前で小さな旋風を作る。
「今回は魔力を調整したが、本来はもっと大きい。」
「………なるほど。」
理解は出来た。
ヨーロッパの様な場所で、魔法。
帰る術は見つかってない・・・
帰れないのが辛いのか、帰らなくていいと安心しているのか、よく分からない。
けどきっとこれは、安心に近いんだと思う。
「滅」と聞こえた後、旋風は消えた。
「あの・・・他は・・・他の属性ってどんなのがあるんですか・・・?」
単なる興味本位。たったそれだけでそれを聞いた。
- Re: あなたがいたから。《指名制、恋愛系》 ( No.19 )
- 日時: 2023/10/20 21:48
- 名前: 水城イナ (ID: 8GPKKkoN)
「そうだな…。属性は炎、風、氷、土、雷、光の6つだ。俺の適性は風、土、炎、氷。まあでも得意と不得意があるもので、土は魔法を使うためのコストが高くて効率が悪い。」
「……あ、…なるほど」
そして、俺は本棚から残りの魔法入門書5冊を取り出した。
「炎や氷、風はその名の通りの属性。雷もだな。光は治癒能力のことだ。灯火のような使い方はできない。」
そして、と俺は氷属性の本を手に持った。
「このように、はめ込まれている宝石の部分に皮膚が触れているとき、その対象に適性があると光が出る。それが適性の見分け方だ。」
「あ…え……って、ことは…っ」
「そうだ。永香、お前には風魔法の適性がある。」
永香はなにやら思案すると、目を泳がせて口をパクつかせ、何かを言いたそうに俺を見る。
「どうした?」
「……あの、……その」
「大丈夫だ、言ってみろ」
少し微笑んで促すと、永香は少し逡巡した後に口を開いた。
「風魔法………なにか、お役に……立て…あ、いえ…その」
「生活に役立つか否か、ということか?」
ふむ。
簡潔に言えば、役に立つ。だが…
「魔力量によるな」
「…?」
「人には持つ魔力の量というものが決まっている。多ければ風を起こして空を飛べる。少なければ髪を乾かすといった具合のことしかできない。」
「……」
「だが…」
俺は、未だ光り続けるエメラルドを見やる。
そして、久しぶりに訪れた愉快な感情に逆らえずにふっと笑った。
「お前のは、なかなかに大規模なことができそうだ。」
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