二次なりきり掲示板
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- 【東方】『紅魔の葬られた歴史』
- 日時: 2016/06/20 21:33
- 名前: ヴァルター・ゴッド・スカーレット (ID: ySW5EIo2)
かつて、スカーレット家には『強大な敵対勢力』がいた、『暴君の父親が支配していた』とあるが、それらは全て、本来のモノから改編された歴史であり、事実では無かった・・・
その昔、スカーレット一族には兄弟がいた・・・
一人は、生まれながらに、北欧最強とさえ称えられていた父や母をも越えた魔力と悪意を持ち、あらゆる才能を兼ね備えていた兄であり
一人は、兄と比べると劣るも、兄に近い強大な力を持っており、才能が無い事を努力で補い、仲間や家族を大切にする弟がいた
兄はその生まれつき持っていた桁違いの魔力と悪意を用いて、スカーレット一族の名を全世界に轟かせ、数多くの闇の者達を従え、『闇の帝王』とさえ呼ばれていた。
しかし、彼はあまりにも残虐で無慈悲であったため、実の娘達さえ、余興として奴隷に近い待遇で扱い、日常的に拷問に近い暴力を振るっていた・・・・
それを見かねた弟は、兄をスカーレット一族から追放し、兄に関するあらゆる情報や記憶を改編する事によって、彼の存在を隠蔽した・・・
そう、彼が兄の代わりに彼女らの父となる事によって・・・・
これは、スカーレット一族の存続と繁栄をかけた遥か遠い過去の物語・・・
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.12 )
- 日時: 2016/06/21 18:06
- 名前: ヴァルター・ゴッド・スカーレット (ID: 3wndF1ru)
【暗黒魔城】
かつて、スカーレット一族が住んでいたのは、起伏に富んだ渓谷にある山の頂上を抉り取り、築き上げられた、紅魔館の数十倍もの規模を誇る暗黒の城であり、鋼鉄の城門と高い壁に覆われ、所々に悪魔の偶像や黒い旗が並んだ、悪魔の要塞のような城であり、
城には内外問わず、無数の妖魔悪鬼が徘徊しており、上位悪魔達や、ケルベロスやヒュドラと言った神話の魔物の姿まで見える。
そして、その城の中央部に位置する、スカーレット一族の長にして、闇の世界の王者しか座る事が許されない玉座のある謁見の間にて、
闇の帝王たるヴァルター・G・スカーレットが堂々と玉座に座り、彼の従者と思われる数十もの高等悪魔や強力な力を持った魔獣達が並んでいる。
高等悪魔「『デモゴルゴン様』が南部で抵抗を続けていた反乱軍のアジトを突き止め、最後の一人を処刑したと・・・」
高等悪魔「此方も、時を同じく、反抗的な態度を取っていた王政を崩壊させ、我ら側の者達によって構成された新政権を樹立させました。
これで抵抗していた全ての国家が我らの軍門に下りました。」
ヴァルター「フフフ・・・これで組織として我らに反発する勢力は全て滅びたと言う訳だ・・・」
どうやら、侵攻報告を開いていたようで、ヴァルターが配下達からの報告を聞いて、玉座に座りながら、満足そうに微笑みながら、そう呟く。
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.13 )
- 日時: 2016/06/21 20:01
- 名前: 井伊の赤鬼 (ID: 5YBzL49o)
【暗黒魔城・クロードの私室】
他の部屋とは打って変わって普通の屋敷のような部屋に穏やかそうな男性が椅子に座り本を読んでいる。
部屋には本のページを捲る音だけが響き、本を読んでいるというだけなのにその姿には気品や優雅さすら感じられる…
彼の名は『クロード・スカーレット』。この部屋の主ですぐ隣の謁見の間で玉座に鎮座する『ヴァルター・G・スカーレット』の弟である
「フフフ…これで組織として我らに反発する勢力は全て滅びたと言う訳だ…」
穏やかに微笑みながら本を読んでいた彼は隣から兄の声が聞こえる度に悲しそうに顔を歪める
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.14 )
- 日時: 2016/06/21 20:49
- 名前: ヴァルター・G・スカーレット (ID: hk96105K)
【数千年前】
ヴァルター「力も才も全てにおいて僕が一番。
誰も僕には叶わないんだ。
戦闘も 魔術も 剣術も 頭脳も 魔力も
どの才能も、誰も僕には届かないんだ。
・・・・そう、僕らの父上も母上も・・・ね。」
かつて、まだヴァルターとクロードが百にも満たない幼い頃、ヴァルターが実の両親をクロードの前で惨殺している・・・
彼はどこまでも強烈な悪意をその目に宿しており、強大な力を誇る両親をも上回っていると言う事を証明し、その過大なまでの自己顕示欲を満たすと言うためだけに、両親を殺して見せている・・・
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.15 )
- 日時: 2016/06/21 21:21
- 名前: 井伊の赤鬼 (ID: KpEq4Y5k)
【数千年前】
クロード「……」
まだ幼い彼は只々自分の両親が兄に惨殺される様を見ている事しか出来ない…
クロード「兄さん…僕達これからどうやって生きていくの?
お城の人たちは兄さんが父さんと母さんを殺したって知ったら多分追放されちゃうか『親殺し』として殺される…そうなったらスカーレット家は終わりだよ…」
ボロボロ涙を流して泣きながら立ち上がる
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.16 )
- 日時: 2016/06/21 21:47
- 名前: ヴァルター・ゴッド・スカーレット (ID: hk96105K)
ヴァルター「・・・その事なら心配ないよ。
僕の力があれば、従者なんて簡単に作れる。
恐怖と暴力が・・・悪意が僕達を助けてくれる。
それに・・・僕達だけじゃないよ。」
彼にとって、友情と信頼による団結や協力など考えつかないのか、恐怖と暴力による支配のみを用いて、勢力の安定化を行うと言う。
ヴァルター「僕には『仲間』達がいるんだ。
彼らを使って僕はこの世界の頂点に立つ。
誰も成し遂げられなかった事を僕が成し遂げるんだ。」
ヴァルターが泣いているクロードを見て、ゆっくりと血に染まった右手を大きく上げて、人差し指で天を指し、世界の頂点に立つと言う、後に現実となる事を高らかに宣言する・・・
彼はこの頃から、全ての頂点に立つと言う野心を抱えていたと言う事がその言動から伝わる・・・
【?「最初から誰も立ってなどいないさ、君も・・・私も・・・
だが、耐え難き天の空座もこれで終わる・・・
私が天に立つ。」】
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.17 )
- 日時: 2016/06/21 22:27
- 名前: 井伊の赤鬼 (ID: KpEq4Y5k)
クロード「『仲間』?」
【ハンペン隊長…】
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.18 )
- 日時: 2016/06/21 22:40
- 名前: ヴァルター・ゴッド・スカーレット (ID: hk96105K)
ヴァルター「そうだよ・・・・
僕の力と彼らの力を合わせて僕が全ての王になるんだ。
全ての人間 全ての血族 全ての力を駆使してね・・・・」
ヴァルターが邪悪な笑みを浮かべながら、クロードを見て、仲間の部分についてははぐらかしながら、そう応える・・・
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.19 )
- 日時: 2016/06/21 23:48
- 名前: ヴァルター・ゴッド・スカーレット (ID: hk96105K)
【現在】
コンコンコン
従者「クロード様、『陛下』が食事を取るようなので、食堂へ来るようにと・・・」
過去の記憶を見ている間に、いつの間にか時が経っていたようで、クロードの部屋をヴァルターの配下の悪魔がノックし、食堂へ来るように告げると、何処かへ去って行く・・・
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.20 )
- 日時: 2016/06/22 01:22
- 名前: 井伊の赤鬼 (ID: KpEq4Y5k)
クロード「…わかった。すぐに向かおう。」
本に栞を挟み机に置き部屋から出る
- Re: 【東方】『紅魔の葬られた歴史』 ( No.21 )
- 日時: 2016/06/22 03:00
- 名前: ヴァルター・ゴッド・スカーレット (ID: hk96105K)
【暗黒魔城 巨大食堂】
ヴァルター「・・・・・・・・。」
空間魔法によって、ただでさえ広大な城を更に何千倍以上にまで拡張されており、
数百人が一堂に集まって食事を取れるであろう、天井が非常に高く、幾つものシャンデリアがある巨大な食堂の中で、
一際豪華な当主の座にヴァルターが座り、ナイフとフォークを巧みに使い、食事をしている。
彼の近くでは、豪華な宝石が幾つも埋め込まれた黄金の首輪を着けさせられた吸血鬼の少女(後のレミリア)が、ヴァルターの顔色を伺うように、怯えながら食事をしている。
彼女の食べている料理と、ヴァルターの食べている料理とクロードが食べるであろう料理には、天と地程の差がある・・・・
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