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深淵を覗く 【募集中】
日時: 2019/08/06 10:54
名前: 榎@ENOKI (ID: D6X4Nb68)




「人には、穴がある」


ある日、世界中のあらゆるテレビ、ラジオ、ネットサービスがジャックされた
一切の前置きもなく、1人の女性の演説が流される

「身体に見られる穴などではない。穴は、一目ではわからないけど、よくよく見ると、たしかにあるものだ」

女性は白のワンピースを着ていた
女性の言葉を受けて、人々はその姿をじっと見つめて次々に驚きの声をあげる
「穴がある!」と

「穴があると、いずれ中身がこぼれ出る。穴があるなら、そこから内容物が見える。穴がなければ、外に排出できずに溜め込んで……いずれ死んでしまう。
穴はわたしたち生き物にとって、なくてはならないもの」

端末の向こうで演説を聞く人たちはいそいで自分の体を、身近にいる人の体を確かめた
たしかに、穴があった
けれど、演説者とは違って……曖昧な穴だった
演説を続ける女性には、鍵穴によく似た穴が鎖骨の中央にあった

「穴はひとつとして同じものはない。そして、今すぐ対処せねばならないものでもない。
だが……自身の穴がなんなのか、穴からこぼれるものは何か、穴の中に何があるのか、知りたいでしょう?」

ふ、と女性は初めて笑みを見せた

「穴が穴であると視認すると、いずれ疼き出す。なにかをやり遂げねばならない、そんな強い意志が衝動となってあなたをむしばむ。
自身の穴の正体がわかる人間は、衝動の正体もわかり、尋常ならざる能力を手に入れる。
わたしは、わたしの衝動のために、わたしの能力をもってして、世界をより良くしていきたいのです」

透きとおる声にも笑みが溢れている
彼女の表情を確認すると、そこには……自信と誇りを疑わない、愉悦のような笑みがあった

「わたしの能力はパンドラの匣。この世に生きるあらゆる人たちの奥底に眠る、希望の目覚めを望みます。
そのために、まずは希望を下敷きにして積み上がった大量の不幸や絶望を、穴から掻き出しましょう」

一体なにが起きたのか、誰1人として理解できたものはいない
しかし、この演説を境に、何もかもが変わった

世界の秩序は崩壊し
人々は混乱に陥り
道徳や倫理を投げ捨て
穴と未知の衝動のままに動く人々と
未知で不可思議な能力が世界を覆い尽くした


***

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>>1 説明
>>2 プロフィール

***

注意事項
・本体文とキャラ文の区別のために、本体文には文頭に (/ や 【 といった記号をつけてください
・本体同士での喧嘩・恋愛等はここではしないでください
(ドッペル浮上等の制限はありません。各自の判断や絡み相手と相談などして決めることを推奨します)

***

キャラクタ一覧
*参加者ごとにまとめました

(榎@ENOKI)
>>3 柄谷
>>19 優希

(MRK 様)
>>4 東郷 テイル
>>41 東郷 シンラ

(Mr.豆腐 様)
>>5 紀藤 烈火

(一人の世界 様)
>>6 美月 栗
>>56 青色 赤

(コッコ 様)
>>14 白木 合歓

(シシド 様)
>>20 松本 弘貴







「……ところで、穴というのは本来あらゆる生き物に存在するんだけど、本当はその実在を知られてはダメなんだよね。
理由? ははっ、今の世界を見ればわかるでしょ?」

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Re: 【募集】深淵を覗く ( No.25 )
日時: 2019/04/28 00:13
名前: 榎@ENOKI (ID: UeLkOLiI)

>>20
(/参加ありがとうございます!プロフに不備はないです。ゆるりと楽しんでくだされば幸いです。よろしくお願いします!

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.26 )
日時: 2019/04/28 12:21
名前: シシド (ID: XnbZDj7O)

>>25
承認ありがとうございます!!では投稿失礼しますね
皆さん、よろしくお願いします〜。】

今日の夢は焼きたてのパンが出てきた。飲み物は紅茶でいかにも優雅といったそんな風景。美味そうな匂いがあたりを埋め尽くして自然と腹が減る。
いざ実食とパンを手で掴み口を開けた瞬間、世界がガクンと崩れてそのまま俺を放り出した。待て、まだパン食ってねぇんだけど。

「あー、夢オチっすか。……つか、ここどこだっけ?」

右の手首が地味にしびれているのを考えるとベンチに座って頬杖をしながら寝ていたようだ。
立ち上がり体を大きく伸ばす。そこまで固まってなかったからきっと長時間は寝てないはずと信じたい。
えーと、今日は1限しか取ってねぇからもう帰ろうと駅に向かって改札入って電車乗って……、あ、眠気が酷くて途中で降りたんだっけか?
流石に終点で降りて帰るのはヤバいって考えたんだろう。そこはよくやったよ俺。ありがとう、終点の駅は行った事なかったから途方に暮れるとこだったわ。

取り敢えず、俺の夢にパンが出てきたのはきっとパンが食いてぇからだろう。幸い手荷物は無事だったしパン屋探そう。
歩き出すと容赦のない眠気が俺を襲い出す。ああ眠い。

「ふぁあ…………ねみ、だぁっ!?」

デカい欠伸をしながらフラフラと歩いていると顔面に激痛が走った。後で知ったんだけど斜めに歩きすぎて電柱にぶつかっていたらしい。
ほんとマジでやめて洒落にならん。くそいてぇ。痛みと眠気のせいでそのまましゃがみこむ。痛みが落ち着くまで暫くこうしていよう……。

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.27 )
日時: 2019/04/28 17:41
名前: 榎@ENOKI (ID: UeLkOLiI)

>>26
(/こんにちは!柄谷でさっそく絡みますね、やりづらかったら書き直しますので…!


穴の調査の予定がなく、天気がいいから探索をしに少し遠いところまで出向いた。
知ってる土地から徐々に離れていくにつれてグッと重圧に押しつぶされる感覚に、奥歯を噛みしめる。元来知らないものに対して、怖くて、あまり触れたくない性格だ。数年前に穴と衝動の正体を知り、己の衝動が――怖いものを嫌厭する俺を否定するかのように――無知の恐怖をあばかないといけないものだから、とにかくめんどくさい。
そもそも存在することを知らなければ、俺の中の「知らないもの」が増えないままで、知らないものへの恐怖心なんて抱かないで済む。
外に出ず拠点に引きこもっていればいいものを……と何度思ったことか。

衝動は何よりも優先される。
俺の中の「知らないもの」が尽きれば、新しい「知らないもの」を探して、その正体を暴こうとするのだ。

「パンがなければブリオッシュを食べればいい。……って言うだろうな、あの人なら」

地図によると、この先に公園があるようなので足を進める。そこそこの広さがあるなら公園を中心に探索をしよう。電柱が近くにあれば上って周囲の様子を確かめようかな……。
ということを考えている最中に、数メートル先の電柱で青年が頭をぶつける瞬間を見てしまった。ぶつかる前まではおぼつかない歩みだったので酔っ払いか何かかと思っていたけど、青年がその場にうずくまったので慌てて駆け寄る。
ぶつけたばかりの頭に響かないように、意識があるか確認するために声をかけた。

「大丈夫? 結構、その、すごい音がしたけど……」



Re: 【募集】深淵を覗く ( No.28 )
日時: 2019/04/28 17:42
名前: 榎@ENOKI (ID: UeLkOLiI)

>>all
(/優希で絡み文おいておきます!ご自由にどうぞ!


ヒッチハイクで色んな乗り物を乗り継ぎながら、今朝この島国についた。
崩壊前は日本の領土で、現在は他の国と同様に政治も治安も混乱している。島国ゆえに来るのも大変だったから、しばらくはここに留まろう。
当面の宿を探すために街――秩序ある賑わいはもうないけど、混沌としつつもそれなりに賑わっている場所に足を踏み入れる。
物々交換で日本円をいくらか手に入れる。この前に滞在していた場所に無人の富豪の家があったので、そこから値打ちがありそうな物品をいくつか拝借しておいたのだ。おかげで結構な額が手元にある。

「さて。……インフラの整備が相当進んでたから適当な家屋に入ってもすぐ使えると思うけど、できれば人のいるところ、あるかしら」

わたしがあの「演説」をしてから世界の秩序は崩壊した。それは、全人類の穴の“誕生”のために避けては通れないイベントにすぎなかった。
その中で、誰かの穴が産声をあげて……わたしに害するような能力も“誕生”させてしまったことは誤算だったけれど。
誰かの能力のせいで、わたしの肉体は変貌してしまった。
人生経験は40年をゆうに超えているが、肉体は16歳前後の少女のものだ。生まれつき衰えていた五感能力も今は健全になり、混沌とした街を満喫している。

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.29 )
日時: 2019/04/28 19:52
名前: Mr.豆腐 (ID: lt5Nu10v)

【榎さん、優希の方に絡みますね!】
「ぜーんぜんいねぇじゃーん...」
「うーん...どーしよ...」
拠点に戻るか、探索を続けるかで悩んでいると、
「人多いな...」
「ん?あれ、穴が...鍵穴だと!?」
優希を見つけ、駆け寄る
「すいません、あの...勘違いだったら申し訳ないんですけど、」
「”あの演説”のパンドラに似ている、というかそっくりですね。」
似ているとそっくりが同じような意味である事に気付き、軽く後悔?する。
敬語は苦手なんだよな...
「お名前は?」

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.30 )
日時: 2019/04/29 12:28
名前: シシド (ID: xV3zxjLd)

>>27
ありがとうございます!!改めましてよろしくです!
こちらこそやりづらい投稿しておりましたらどうぞ教えてくださいね!】

痛みと眠気でグラグラと揺れる視界と頭ん中に気持ち悪さを覚えながら瞼がゆっくりと下がっては無理矢理持ち上げて、を繰り返す。眠くてなのか気絶しそうなのかが分かんねぇけど、後者だと何となくやばいのでは?と思う俺がいるからかなり必死だ。

そんな時に男の人の声が耳から脳に刺激を与えてくれた。
正直、瞼を閉じる力に負けそうだったからその人のおかげで瞼をぐっと持ち上げ意識を保つ事ができた。
救世主レベルでホント助かった。外部からの刺激は眠気を少し飛ばす事が出来るから、その人からしたら何となくだとしても俺にとっては貴重な刺激だ。

「………………っ、はい、何とか……ありがとうございます。助かりました。」

意識を保ったままだから顔というより額が延々痛むのを嫌でも認識する。たんこぶになんのかな。それは嫌だな。と思いつつ鈍い動作ながら救世主に向けて顔を上げてお礼を言う。
チカチカと点滅する視界を何度も瞬きをして平常に戻していくとやっと救世主のお顔を目視できた。

最初、すげぇ賢そう、藍色ここまで似合う人いる?というアホっぽい感想しか出てこなかった。でも全然嫌味っぽい感じがしない。冷静沈着てこんな人の事言うのか、とぼんやりと考えてしまう。頭が回っていないのもあるけど平時でもきっと俺こんなことしか考えつかねぇ気がする。
救世主の右目の方を意識的に見ないようにしながらもただただぽかんと救世主を眺めた。アホ面してるかもしれねぇなぁ。
あ、凝視したまま無言というのはかなり不気味に見られるかも。何か言わねぇと……。

「その、ほんとすんませんっした。驚かれましたよ、ね……。」

くぁっと小さく欠伸が出たので咄嗟に乱暴に目を擦る。こういう時でも眠くなるんだなぁと思いながら目を擦ったついでにこっそりと頬を抓った。話してる時に寝るのだけは阻止しよう。

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.31 )
日時: 2019/04/29 12:50
名前: MRK (ID: QUK6VU.N)

>>24
「やはりそうですか……ありがとうございます。また、話したい時はいつでもよろしくお願いしますね!」

僕はお礼を言い、「奏」さんの下を去った。協力関係を結びたいところだったけど、今の世界じゃ無理だ。「奏」こと栗さんのことは昔から知ってたけど、こんなことになるとは思いもしなかったからな。

「さて、何をするか…『シンラ』、君はどこへ…?まだ、旅を続けないと。」
【優希ルートにこれから絡みますね!】

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.32 )
日時: 2019/04/29 11:30
名前: 一人の世界 (ID: a0tKrw1x)

>>31
【粟 では無く 栗 です】

「あぁ、そうですか」

ここで協力関係を結ぶと思っていた分少し意外に思いながらも拠点で御飯を食べることにした。

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.33 )
日時: 2019/04/29 12:50
名前: MRK (ID: QUK6VU.N)

【修正しました!】

Re: 【募集】深淵を覗く ( No.34 )
日時: 2019/04/29 15:33
名前: 榎@ENOKI (ID: UeLkOLiI)

>>29

(優希)

ああ、またか。という呆れた言葉を飲み込むように、黙って、自分より年上であろう男性に向けて笑みを浮かべる。
黒と赤の2色が目立つ容貌には心当たりがない。
男性の穴をさがすように眺めれば、右手の甲にいくつもの小さな曲線を描く穴をみつけた。
……炎をかたどった穴だろうか。

「年下の女子相手に、そんな口説き文句はないと思いますよ。……まあ冗談はおいといて」

今の肉体年齢から考えて、そこまで年は離れていないだろう。身なりに気遣っている様子はないが、今若者の間で無造作なスタイルがはやっているかもしれないから、彼なりのお洒落の可能性も否めない。
そんな考察から派生するようなジョークを口にしてしまい、咳払いとともに撤回する。

「わたしは優希といいます。あなたのいうパンドラとは無関係ですよ。聞くところによると、そのパンドラって人、大人の女性ですし」

まあ相手がパンドラなのかと尋ねたのは、この穴のせいだろう。どういう言い訳をしようかと考えながら相手の顔を見た。


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