雑談掲示板

永遠なる夢路の旅人【物置き・日記】
日時: 2017/12/22 05:42
名前: 坊の付き人 (ID: KNG84HAM)


 多分、ここは部屋です。
 天井と壁一面が金銀の歯車に囲われていて、それらはぎしぎしと軋みながら、せわしなく動いています。床はつるつるとした、木目の綺麗なものです。埃一つ落ちていません。扉のような、外界とこの部屋とを繋ぐようなものは一切ありません。
 その不思議な空間のちょうど真ん中。ぽつんと一つ、机が置いてあります。椅子も、美しい飴色です。机上の古びた羊皮紙の上で羽ペンが踊っています。羊皮紙は黒く繊細な文字で埋まっていきますが、永遠に埋まり終わることはありません。蝋燭もあります。これもまた、こうこうと火は灯っていますが、永遠に蝋が熔けきる事はありません。橙色の光に照らされ、羽ペンは文字を綴り続けます。何度も何度も、同じ文章を。

『ここは何処?』


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はじめまして、壱之紡です。
何時もは小説書いたりしてます。書き始めたばかりですが。

独り言だったり、自創作の色々な設定だったり、近況報告だったり、ちょっとした文章だったりとか。ほぼ誰得情報です。

色々書きますが、のんびり付き合って下さると幸いです。


↓お暇な時にどうぞ
『隘路を往く者』
www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=19413

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Re: アクティブな大懶獣の存在は罪なりや? ( No.3 )
日時: 2017/12/01 19:14
名前: 壱之紡 (ID: 6QsXHKeQ)

>>2 アンクルデス様

はじめまして、こんにちは。
これから是非よろしくお願いします。

>>3 雪姫様

はじめまして、こんにちは。
タイトルにあまり意味は無いです(笑) 矛盾してる感じにしたかっただけで……惹かれて下さってありがとうございます。
これから是非よろしくお願いします。

Re: アクティブな大懶獣の存在は罪なりや? ( No.4 )
日時: 2017/11/26 19:44
名前: 壱之紡 (ID: 4GXVoBlg)

*キャラのロスト

 自創作のキャラを殺すとき、または殺されるとき、どんな気持ちになりますでしょうか。
 寂しいですか、虚しいですか。嬉々として殺してますか。実は私キャラを殺したことも、殺されたことも無いのでよく分からないんですね。現在書いている小説でもメインキャラはほぼ死なないかなり生温い設定ですし(殺さないとはいってない)。今まで苦労して文に書き留めてきたキャラが死ぬ。しかも自分の手によって。どんな感覚なんでしょうかね。意外となんの感慨も湧かないものなのでしょうか。しかし自創作でキャラが死ぬのはまだまだ先なので、しばらく答えはお預け。

 ……と思っていましたが、自分のキャラの死を客観的に見つめる機会がよく考えればありました。
 お察しの通り、オリキャラ募集に応募することですね。本来であればそれで自分のキャラの死を体感するはずだったのですが、ついさっき、オリキャラ募集に投稿したキャラでは意味がないな、と思い直しました。
 私は文章を書く前から、ぽつぽつオリキャラを投下はしていました。しかし、作者様がその小説を打ち切りになされてしまったり、まだキャラが登場していなかったりと、結局一人も死んでいません。こんな事を言うと誤解されるのも当たり前なのですが、私はオリキャラが死ぬことを望んでいる訳では勿論ありません。生きてくれるなら生きて欲しいし、死ぬなら死ぬで構わないし。そもそもキャラを投稿して作者様の手に渡った時点で、そのキャラがどうこうされようが私達は文句が言えないわけです。もっと言えば文句を言うなんておこがましい。私達は、私達の作ったキャラを作者様の小説に『出させて頂いている』という意識が正しいと思います。
 ですので私は、投稿したキャラが動いているのを見るだけで幸せです。他のキャラと喋っているのを読んだりするのは勿論、虐殺されたって幸福です。『出させて頂いている』のですから。最近かなり図々しく、迷惑だろうなというオリキャラ投稿者を見かけました。ここからは勝手な私の意見ですが、そういった事は絶対にやめるべきです。『オリキャラを投稿する機会を与えて下さっている』作者様なのですから、失礼の無いようにするのは当然でしょう。そんな人はオリキャラを投稿する資格が無いと思います。唐突にすみません、話がずれました。というかもう結論を言ってしまいましたが、オリキャラ募集に投稿したキャラでは意味がない、とはそういう事です。キャラが死のうが何しようが、幸福なのは分かりきっているんですから。流石になんの脈絡も無く、無意味に殺されたのでは少し疑問を感じますが。

 なので、自キャラを殺した時の感覚を体験するのはやはりまだお預けでした。さっきから何も進歩していなくてすみません。私がキャラを殺すときは、しっかり展開を練って、理由も考え抜き、殺されたキャラにさえ納得して貰えるような殺し方をしたいです。その上で、自キャラを殺す感覚、というものを味わいたいと思います。

最後に、お目汚しすみませんでした。それではまた。

Re: ミラクルワイフ☆まりんちゃん ( No.5 )
日時: 2017/11/28 19:08
名前: 壱之紡 (ID: y4RcbMUc)

「おかえり、ダーリン! ご飯にする? お風呂にする? それとも……」
「いや誰」

 目の前でポーズを取る女。ここは勿論俺の自宅の玄関先ではない。学校の廊下だ。それにしてもいやマジで誰。こんなどギツいショッキングピンクの髪をしてたら一発で覚えられるはずなのだが、入学式でもこんな奴見覚えがない。しかもこいつ制服の上からエプロン着てやがる。入学式以降に見かけたって全然おかしくないはずだ。隣の友人が俺の肩をつつく。見ると、若干ひきつった顔であの女の方を指差していた。良かった、俺だけにあいつが見えてるんじゃないみたいだ。

「え、お前の知り合いなの?」
「いやいやいや知らんて。マジで知らん」
「ちょっとダーリン! よそ見しないでよー!」

 ぷく、と頬を膨らませた顔が近づく。思わず友人と一緒に3m位後ろに跳びすざった。女のでかい目が少しうるんでいるように感じられる。こんな一連のコンボも、隣のクラスの横山がやったら可愛いだろうけど。今は心に可愛いと感じている余裕がない。何だかこの女が別のイキモノに見えてくる。助けを求め廊下を見渡すも、俺達以外誰も居ない。嗚呼、手詰まりか。俺が頭を抱えている間に、友人が勇気ある質問を繰り出した。

「そ、そもそもお前、オレとこいつ、どっちのワイフなんだ!?」

 そこじゃねぇだろ、と俺は盛大な音を立て、友人の頭をひっぱたいた。咳払いをし、成●堂ばりに指先に力を込めて女を指差す。お前、誰なんだよと。

「うっふふふ、よくぞ訊いてくれました! 私はスーパージャッジメントミラクルスーパージャンキーワイフ☆まりんちゃんだよ!」
「何をジャッジメントするの!? 夫!? あとスーパー2回言ってるよね!!」
「なぁ、ジャンキーってどういう意味?」
「え、ヤク中」

 俺達(というかほぼ俺)の怒号に少しも怯まずにくるりと一回転し、にっこり笑う。ああ、申し訳無いが汚らわしいものにしか見えない。

「ちなみに、私は君達二人のお嫁さんよ?」
「一妻多夫制かよちきしょう!!」
「いやちきしょうじゃねぇだろ」

 悔しがる友人を横目に、このカオスを脱出する方法を考える。すると、思考が追い付くより先に、俺の後ろから高らかな笑い声が響きわたった。

「ハーッハッハッハ!! お困りのようだな!」
「今度は何だよもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 叫びながら振り返ると、そこには非常にダンディな青年が立っていた。すらっとした体型。顔も美形。髪は何故か金髪。そして満面のドヤ顔。言うまでもないがこんな奴ウチの学校には居ない。襲いかかる絶望感に耐えていると、友人が何かを閃いたような顔をして俺を見てきた。

「分かった。こいつきっとスーパージャッジメントミラクルスーパーダーリンなんだよ!」
「またヤク中かよ……って違う、だから何だってんだ?」

 友人はニヤリと笑い、さも嬉しそうに囁いた。

「いいか……セー●ームーンは、タキ●ード仮面と事実上結ばれた……つまり……分かるな?」
「ごめん全然分からない」
「つまりだ!! 立場が同じで、しかも対になる感じの奴等はそいつら同士で結婚する!! 俺達はこいつとあの女が結婚してる間にずらかればいいんだよっ!!」
「大体分かったぞ! その血の運命ってヤツだな!!」

 俺達は期待して男を見た。友人の目にも太陽の様な明るい光が満ちている。まるでキリスト様を前にしたようだ。男が、聖母の如く微笑んで口を開いた____

「____神は死んだのよ、ダーリン!」



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 こんばんは、壱之紡です。
 胃腸炎にかかり学校を休みました。このSSは腹痛をまぎらわせようと死ぬ気で書いたのですが、あまり効果がありませんでした。痛いです。
 今の私にはごく普通のSSに見えるのですが、何かおかしい点がありそうで怖いです。明日も頑張って耐えようと思います。

Re: Shall we the Cambrian period? ( No.6 )
日時: 2017/11/28 19:14
名前: 俄モチ1089CP (ID: 9DqtHSrc)

こんにちは、いやもうこんばんはかな。
小説…お上手ですね。

最近久々にちょくちょくカキコにお邪魔してるにわかな餅です、よろしくお願いします!

Re: Shall we the Cambrian period? ( No.7 )
日時: 2017/12/01 19:13
名前: 壱之紡 (ID: D5tOIBCA)

>>6 俄モチ1089CP様

はじめまして、こんばんは。
いきなりですが本当にすみません。あんなに汚い小説を、胃腸炎にかかっていたとは言えお見せしてしまいました。本当に申し訳ありません。本当、あの日の私はどうかしてました。 すみません。時間が空き次第、もっとマシな小説に書き換えさせていただきます。すみませんでした。

ところで関係無い話ですが、どうお呼びすればいいでしょうか? 餅さん、でしょうか?
返信は遅いと思いますが、是非ともこれからよろしくお願いします。

Re: Shall we the Cambrian period? ( No.8 )
日時: 2017/12/20 17:42
名前: 壱之紡 (ID: KNG84HAM)




「私にとって、クリスマスはハッピーでもアンハッピーでもないの」
「ああ、そうだろうね」

 僕は答えた。彼女はつづく言葉の代わりに、長く艶やかな髪を耳にかける。寒そうだな、と何となく思った。しかしだからといって、彼女の手をとったり、肩を抱いたりなんて僕には出来ない。凛々しい彼女の瞳は、華やかな商店街のイルミネーションを見つめている。
 でも僕は分かっていた。どうせ感動なんてしてないんだろう。
 きらきら光る木の下で自撮りする、若いカップル。僕らがああいう関係になるには、きっと百年あっても足りない。羨ましくはない。けれどとても眩しかった。僕らが永遠に辿り着けない場所に、彼らはいる。カラフルな街から、一人はみ出したように。そして自分自身を護るように、彼女は真っ黒のコートを羽織った。

「キリストの誕生日より、ワルプルギスの夜の方が好きそうでしょ? 私」
「違いないよ」

 くるりと回ると、髪が空中で波打つ。シャンプーのCMにもそのまま使えそうな構図だ。桜色の唇がゆるく弧を描いた。昔、初めて会った時と同じような笑顔だった。何よりも愛おしく、何よりも神聖な僕の宗教。あの頃と何も、一つも変わっていなくて、僕は思わず笑った。彼女には程遠いけれど、それでも、昔よりはずっとましな笑顔だろう。

「聖夜もメーデーも、どっちでもいいよ。その代わり、ずっと一緒だ」

 彼女も笑った。
 サンタクロースからのプレゼントより、彼女は春の方が待ち遠しいみたいだ。



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 リハビリです。国語の時間、140字詰の原稿用紙の余ったやつに書きました。クリスマスのウザくない方のリア充(?)にしたつもりです。キリストの誕生日ですよね? クリスマスって。命日でしたか? 

 あと、物凄く関係無いですけどニーチェの訳集読み始めました。かぶれてます。はい。
 結論から言うと、めっちゃくちゃためになりますよ、ニーチェ。面白いし、「ああ、なるほどな」ってなります。哲学難しいそうだから、って食わず嫌いはよくありませんね。またひとつ学びました。

Re: Shall we the Cambrian period? ( No.9 )
日時: 2017/12/21 08:12
名前: 日本人 (ID: j3qDmZd6)  <http://>

助動詞+代名詞の直後に、名詞がくることはありません。
・・・・すみません、気になってしかたなくて・・・・

Re: Shall we the Cambrian period? ( No.10 )
日時: 2017/12/22 05:24
名前: 壱之紡 (ID: 6QsXHKeQ)

>>9 日本人様

はじめまして、壱之紡と申します。

ご指摘ありがとうございます。
有難いご指摘なのは十分理解しております。しかし、私は文法では壊滅的な理解度なので、具体的に何処が間違いなのか分かりませんでした。本当にすみません。物書きの端くれとして非常にまずいですね。勉強します。

 でも、なんとなくなんですが、もしかしてスレッドのタイトルの事を仰っているのでしょうか?
 それでしたらアレはネタというか、本来有り得ない文法なのはしっかり理解しているつもりです。
 しかし傍目に見ると確かに私が英語の文法を理解していないように見えてしまうな、と思ったのでスレッドタイトルを変更しておきました。これも何かの良い機会ですし。

今回はご指摘本当にありがとうございました。これからもよろしくして頂ければ幸いです。

Re: 永遠なる夢路の旅人【物置き・日記】 ( No.11 )
日時: 2017/12/22 12:25
名前: 俄モチ1089CP (ID: ciIOWjp2)

>>7

いえ、文章運びや言葉の選びに無駄がなく気持ちよく読めました。
やはり上手い人の文章はくどくないのでスッと情景が入り込んでくるんですよね……。
あらら、大した人間でもないのに分かったようなことを書いて申し訳ありません;;
クリスマスは誰かと一緒に過ごすも一人で過ごすも自由ですね……ロマンティックな文章からそんなことを思いました。。

Re: 永遠なる夢路の旅人【物置き・日記】 ( No.12 )
日時: 2017/12/23 18:43
名前: 雪姫 ◆dh1wcSF7ak (ID: B.lohY4o)

* またなんかカッコイイものにスレタイが変わってる……(゜o゜)

セー●ームーンはタキ●ード仮面と事実上結ばれたんですねー。最後まで見てなかったので知れて良かったです笑
壱之紡さんの小説はスッキリしていて読みやすくていいですね。読んでいてほっこりとするような、温かい気持ちになります。
家族と過ごすクリスマスしかしたことないのないので羨ましいな……なーんて、です笑

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