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- あなたのオリキャラでSS リク締め切り
- 日時: 2015/11/14 22:23
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: 6KsExnZ3)
オリキャラ質問スレ作ったのにまた性懲りもなくやってきたのか!! と思った方も。
お前なんかお呼びでないよ消えろ帰れくたばれ!! と思った方も。
誰だよお前引っ込めカスがwwwwと思った方も!!!!
こんばんは、山下愁です。
今回は読んで字の如く。あなたのオリキャラでSS、短編を書かせてはもらえないだろうかという企画です。
残念ながら私は小説の鑑定などできないので……駄作者が口出ししてんじゃねえよって話ですよね。
皆様のオリキャラを使ってSSを書き、文才を少しでも上げようかとちょっと練習の為に建てたゲフンゲフンすみませんねここの所風邪気味なもので。
さて、ご応募に当たりまずは厳しい審査がございます。10度ほど読み返してください。
もう1度言います。厳しい審査がございます。10度ほど読み返してください。
1 募集期間を設けます。現在の募集期間は10月21日21時までとなっております。(24時間表記で考えてください)
募集期間中は何名様でも募集可能といたします。ただし、人数が多くなれば多くなるほど、遅くなる可能性が出てくるのでご了承ください。
ただし同じ作家様による連続投稿(つまり1度の募集で2回応募すること)はやめてください。応募した依頼を消費したら、次の依頼をしてください。この文章を無視した場合・読まなかった場合は依頼をお断りさせていただく可能性がございます。
2 三題噺形式で書きます。オリキャラの他にもお題を3つご用意していただくことになります。お手数ですが、よろしくお願いします。
【重要】お題は必ず有形でお願いします。
【重要】台詞はOKです。入れてほしい台詞があるならぜひお題の欄へ記入してください。
【重要】カキコ内で小説を書かれている方に限定して、お題の欄は空欄でも構いません。
3 提供していただきますオリキャラは最大で2人までとさせていただきます。その際、2人分の性格・容姿・サンプルボイスを提供していただくことになります。
4 サンプルボイスの欄は1人称(俺、僕、アタシ、私等)2人称(お前、貴様、あなた、君等)3人称(彼、彼奴、奴さん、あの子等)を明確にしてください。
ご不明な点はご相談ください。
5 ジャンルは基本的に何でも取り扱っております。お任せOKです。ここは全員記入をお願いします。
6 世界観を設定する場合は欄外に詳しく書いてください。世界観を指定しない場合はこちらの思うように書かせていただきます。
なお、世界観を設定できるのはカキコ内で小説を書いている方を限定させてもらいます(小説らしき板がある方も含む)。それ以外の方は世界観の設定はご遠慮ください。
7 公序良俗に反するものは書けません。ご了承ください。
8 当方社会人ですので、更新が遅くなる場合がございます。ご了承ください。
9 キャラ崩壊する場合がございます。その場合は、その、大変申し訳ございませんが私の文才がクソ以下であるということなので最初に謝っておきますごめんなさい。お題とジャンルによっては、イメージにそぐわないキャラとなってしまう場合がございます。
10 応募要項1を守る限りは何回でも応募可能です。
11 なお、このスレッドは11月1日を以て閉鎖する予定となっております。お早めのご投稿をお願いします。
以上となります。なお、提供しましたSSは依頼者様のお好きなようにお使いください。小説を宣伝するのに使ってもよし(使えねえよ)
それでは応募用紙は>>01となります。コピペしてお使いください。
※新規お客様を募集する為にQ&Aを設置しました。詳しくは>>59へ。
※カキコ内で小説を書かれている方はこちらのご応募用紙をお使いください>>157
☆現在のご依頼者様☆
☆完了したご依頼者様☆
・俊也様(>>2)>>4 (>>35)>>45 (>>97)>>108 (>>116)>>126 (>>137)>>152 (>>172)>>187 (>>189)>>212
・メデューサ様(>>6)>>13 (>>32)>>39 (>>46)>>52 (>>63)>>68 (>>76)>>88 (>>94)>>105 (>>115)>>127 (>>129)>>140 (>>166)>>193
・ルナ様(>>7)>>15 (>>34)>>44 (>>191)>>215
・モンブラン博士様(>>9)>>16 (>>70)>>80 (>>93)>>102 (>>114)>>143 (>>138)>>154 (>>163)>>181 (>>190)>>209
・siyaruden様(>>10)>>21 (>>26)>>37 (>>50)>>54 (>>57)>>58 (>>62)>>85 (>>92)>>111 (>>113)>>144 (>>162)>>206
・あるみ様(>>17)>>22
・yesod様(>>19)>>27
・明星陽炎様(>>31)>>38
・SHAKUSYA様(>>65)>>77 (>>173)>>198
・コトコト様(>>67)>>79 (>>96)>>99 (>>164)>>180
・007様(>>112)>>141
・狐様(>>123)>>151
・肉球様(>>184)>>186
・風死様(>>194)>>202
☆山下愁からの依頼☆ ※誰か書いて※
>>118
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- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.143 )
- 日時: 2015/10/17 15:41
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
モンブラン博士様>>
なんかBLとかよからぬ単語が出てきたけど、まあいいやうん。
頑張って書きますけど、期待はしないようにお願いします。
「好きだ、お前が好きだ!!」
なんでもない普通の公園に、熱烈な愛の告白が響き渡った。
告白をしたのは黒髪に野性的な顔立ちが特徴の、背の高い少年。名を井吹太郎。
告白を受けたのは腰まで届く金の髪にサファイアの如き青い瞳を持つ少年。名を木下正美。
……さてお気づきだろうか。この2人、両方とも男である。
「お前が好きだ。頼む、俺と結婚を前提に付き合ってほしい!!」
正美の男らしい節くれだった、しかし小さな手を握り締めて、太郎は熱烈な愛の言葉をぶつけた。
真正面から告白を受けた正美は、一瞬だけ面食らったような表情をしたが、すぐにふわっと微笑む。
「ありがとう。僕のことが好きなんだね」
「ああ、好きだ!! 結婚したいぐらいに!!」
男性同士では結婚できない、という法律は最初から彼の頭にはないらしい。消えているのだろうか。
遠くの方で「ママー、男の人同士なのに見詰め合ってるー」「シッ見ちゃいけません」なんていう言葉が聞こえてきたのだが、2人には聞こえていないようだった。完全に2人だけの世界に入っている。
正美は太郎の手を握り返して、
「奇遇だね、僕も自分のことが好きなんだ。いや、愛しているって言っても過言ではないね」
「そうか。本当に奇遇だな。俺もお前のことを愛していると言っても過言ではない」
もはや盛大にすれ違いを起こしているような気がしないでもないが、この2人は気づいていない様子だった。
フフッと楽しそうに笑った正美は、グイッと太郎の手を引き、
「————それほど真剣になってくれるなんて嬉しいな」
呆気にとられた太郎の頬に、唇を触れさせた。
要は、正美が太郎へキスをした。
「……な、え、ふぁ!?」
「ハハッ。君、随分と可愛らしい反応をするね!!」
楽しそうに笑う正美に対して、太郎はへなへなとその場に座り込んでしまった。
まだ温かい頬に触れて、さらに顔を赤く染め上げる。もはや熱でもあるのではないかと疑いたくなるぐらいに。
「……畜生……やっぱり好きだ……」
「知ってるよ」
楽しそうに笑う正美から、太郎は恥ずかしそうに目を逸らすのだった。
うーん、コレ長いかな。
ともかく多分これで依頼は完了です。
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.144 )
- 日時: 2015/10/17 16:17
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
siyaruden様>>
正式に松下さんを殺してもおkということになったので、さっそくぶち殺します。
サイコ状態なんてねー、どう書けばいいんだか。え? 研究しろ? その為に放り込んだんだ? 分かってますよええハイ。
走る、走る、ひたすらに走る。
ここでは分が悪い。どこか身を隠せる場所を探す必要がある。
橙色の髪の毛を翻して、青い双眸で進行方向を睨みつけ、伏美薫はひた走る。ひび割れたコンクリートの道路を横切り、空き缶を蹴飛ばし、時たま現れる集団からはぐれたゾンビの脳漿を打ち抜いて殺す。
背後からは絶え間なく銃声が響き、イカれた男の悲鳴じみた声が聞こえてくる。
「ゾンビ!! 逃げてんじゃねえよ!! 殺してやる、俺がこの手で殺してやる!!」
照準が定まっていないのか、銃弾は薫のすぐ横を通り過ぎていく。
どこかに逃げる場所はないかと周囲を見渡すと、地下鉄の入り口を発見した。ちょうどいい、ここに逃げ込めばまだ勝機はある。
薫は地下へと続く階段を駆け下りた。ヒールの音が反響する。次いで銃声、相手はすぐに追いついてきたのだ。
「クッ……早い……!!」
極小の舌打ちを吐き出して、薫は物陰に飛び込んだ。
ゾンビに食われて殉職したSATかた拝借した短機関銃を構えて、上がった息を整える。
徐々に足音が近づいてくる。「どこだ」とか「殺してやる」という物騒な声が耳から滑り込んできて、脳を犯す。恐怖で震える自分の体を叱責し、薫は物陰から飛び出した。
駅構内に現れたのは、短い黒髪の軍人だった。どうやら自衛官のようだ。手にした機関銃を構えて、
「見つけたァ!!」
絶叫と共に銃の乱射を開始。ブーッ!! という音と共に銃弾の雨が襲い掛かる。
慌てて薫は物陰へと引っ込んだ。銃弾が壁を抉り、床を穿ち、天井に穴を開ける。周囲を蜂の巣へと変えていく。いまだ電気が通っていた蛍光灯をぶち抜いた瞬間に、周囲は暗闇へ飲み込まれた。
暗闇に驚いたのか、相手の銃攻撃が止まった。チャンスは今しかない。
「どこだ、どこにいる!!」
声と足音から、敵がどの位置にいるのか瞬時に計算。それから薫は手探りで手のひら大のコンクリート片を掴むと、適当な場所へ向かって放り込んだ。
ゴトッ、という鈍い音に敵は反応する。
「そこかァ!!」
絶叫は聞こえたが、銃声はしなかった。どうやら弾切れのようである。
薫は物陰から再び飛び出して、脳に描いた相手の立ち位置へと特攻する。計算した通りの位置に敵は立っていた。
全体重を乗せたタックルで相手を突き飛ばし、マウントを取る。相手が慌てているのが分かる。構うものか。ここで死ぬ訳にはいかないのだ。
「は、はな、放せ!! 畜生、放せ!! 殺して——」
「相手が人間でも」
カチャ、という小さな音がした。
腰から引き抜いた、回転式拳銃。警察官が使っているものだ。銃口を相手の眉間へと狙いを定めて、引き金に指をかける。暗闇に目が慣れてきたせいか、相手の顔がぼんやりと見えた。
「私は、ここで死ぬ訳にはいかない……!!」
引き金を引いた。
銃声と共に吐き出される銃弾。寸分の狂いなく、銃弾は相手の眉間を貫いた。
即死だった。相手は何も言うことなく、撃ち殺された。
死体からゆっくりと立ち上がった彼女は、彼の胸元に何かがかけられているのが分かった。ドッグタグだった。それには、今しがた息を引き取った彼の名前が書いてあった。
松下、とあった。
果たしてこれでよかったのだろうか。
松下さんの名前はどこで活用すればいいのか分からず、苦し紛れでこんなんになってしまいました。
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.145 )
- 日時: 2015/10/17 16:24
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
メデューサ様>>142
こんにちはー、山下愁です。
彼らならほんわかもいけるんじゃないかと思いました。
そして真事君は申し訳ないです。「僕」でしたか。確認したら本当にそうだった。そういえば前回も気にされていましたよね……?
与えられた条件を順守することができないとは作家の名折れです、申し訳ありませんでしたァァァァ!!
し、シリアス……シリアスなの? シリアス……俺ら戦争でシリアスなんてどうなんだこれ……?
機会があればまたどうぞー。
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.146 )
- 日時: 2015/10/17 16:34
- 名前: モンブラン博士 (ID: 7KvZCID9)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode
山下愁さんへ
書いてくださってありがとうございます。井吹も正美も魅力がとても伝わってきて、特に正美の優美さがひしひしと感じられて、私も「自分で作ったキャラだけど、好きになっちゃいそうと思えました。
井吹も正美も盛大にすれ違いを起こしていますが、この先がどうなるのかと妄想をすると正式にBL板か複雑ファジーで連載してみたいなと思ったり。もしあのキスが頬でなく唇だったら、井吹はどんな反応をしたんでしょうね……(笑)
兎に角、最高のSSでした!!
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.149 )
- 日時: 2015/10/17 22:32
- 名前: モンブラン博士 (ID: 7KvZCID9)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode
山下愁さんへ
まだ12時にはなっていないはず……応募お願いできますか?
不動×星原でギャグお願いできますでしょうか。
ジャンルはギャグでお題は日常、ドーナツ、会話でお願いします。
星野と不動の2パターン見たくなりましたので、書いてくださると嬉しく思います。もし多忙で無理そうなら次回応募の際に改めてきます。
何度も依頼してすみません!
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.150 )
- 日時: 2015/10/18 02:53
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: aUfirgH8)
おっと、ついにルール違反が出てしまいましたぞ。
それとも私の書き方が間違いだったのか。いえ、これは私の責任ですね。大変申し訳ありませんでした。
24時間などと分かりにくい言葉を使ってしまった私のミスです。
普通の人は、24時間なんて言われてパッとこないでしょう。失礼いたしました。
以上を踏まえて、
siyaruden様、モンブラン博士様。誠に申し訳ありませんが、今回ご応募いただいた依頼は引き受けることができません。
私が分かりにくい言葉を使ってしまって勘違いさせてしまったと思いますが、一応締め切りは10月17日の午後12時を予定しておりました。
ですので、此度の依頼は次回応募の際にもう一度ご応募くださいますようお願い申し上げます。
分かりにくい言い回しを使用したこと、深くお詫び申し上げます。
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.151 )
- 日時: 2015/10/18 16:12
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
狐様>>
今日この時をどれほど心待ちにしていたことだろうか……。
酒場で2人酒みたいな感じで書きます、よろしくお願いします。というか、きちんとファンタジーになっていればいいんですけど。
この世界には、全部で4つの国がある。
獣人の住まうミストリア、人間の住まうサーフェリア、精霊の住まうツインテルグ、闇精霊の住まうアルファノル——その4つだ。
4つの国は、召喚師によって統治されている。召喚師とは『契約悪魔の召喚を行える唯一無二の存在』のことで、そんな高等魔法を扱える彼らは国王に据えられるのだ。
召喚師になるということは、とても名誉なことである。誰しもが憧れるそんな存在なのだから。
しかし、召喚師と血の繋がりを持ちながら、召喚師の才能を見出されなかった不幸な少女がいる。
それが、獣人の国ミストリアの第2王女であるファフリだった。
ミストリアの召喚師である父を持つ彼女は、当然次のミストリアの召喚師になるだろうといわれていた。本人もそのつもりだったのだが……残念なことに、彼女に召喚師としての才能はなかった。どれだけ頑張っても召喚師の才能は身につくことはなかった。
「お前は役立たずだ」
「役立たずは必要ない」
16の少女にはとても耐えることができない罵詈雑言を一身に受け、ファフリはミストリアを逃げ出した。何もかもをかなぐり捨て、己が生まれ育った国を捨てたのだ。
そんなファフリについてきてくれたのは、元ミストリア兵団所属の人狼の少年、ユーリッドだった。
ミストリアから追われる身となった少女を守る為、彼もまた兵団を辞めてまで彼女についてきたのだ。兵団にいれば、少なからずいい身分を約束されていたと思うのに。
それでも人狼の少年は後悔していない。反省もしていない。天罰が下ろうがどうだっていい。この心優しい少女を守ると決めたのだから。
2人はどこまでも逃げる。世界の果てまでも、逃げ続ける。
4つの国のちょうど真ん中辺りかそこら辺に、小ぢんまりとした酒場がある。
客は旅人か行商か、とにかく長距離を移動する者が多い。様々な種族が混同してもはやカオスと化している酒場の隅に、ファフリとユーリッドはいた。
「うへぁ……やべえ、もう飲めない……」
小さな木製の机の天板に額をこすりつける茶髪の少年——ユーリッド。頭頂部には狼の耳がヒラヒラと揺れている。かなり酒を飲んだのか、耳元まで赤く染まっている。
そんなユーリッドと相対する羽毛が混じった茶髪の少女——ファフリは、
「あはは、ユーリッド〜こんなところで寝てたらダメだよぉ〜」
ふわふわとした口調から察するに、彼女は酩酊状態のようだった。からからと楽しそうに笑っている。
酒場特有の料理が机に並べられ、少なからず手はつけられている。ユーリッドが頭を天板に打ちつけたと同時に料理の皿が少しだけ浮いたが、まああまり関係のないことだ。
「……ファフリはよく飲むな。俺はもう目の前がぐるぐるしてる……」
「自分でもちょっと驚いてるよ」
グラスに残っている黒色の酒——この辺りで有名な『ブラックエール』というものらしい——を揺らしながら、ファフリは言う。
「最近は落ち着けなかったから……こんなにゆっくりできたの、本当に久しぶりだと思う」
グラスの中でブラックエールを揺らしながら、ファフリは微笑んだ。
のっそりと顔を上げたユーリッドは、据わった目を目の前の少女に向け、
「俺が何度でも守ってやるよ」
ブラックエールを揺らすファフリの手が、ピタリと止まる。
少女の鳶色の瞳がほんの少しだけ見開かれるも、人狼の少年はそれに気づかない。
「俺が何度でも、守ってやる。だから安心してくれ、ファフリ」
「…………うん、ありがとう」
ファフリははにかみながら礼を述べた。
満足のいく答えを貰えて安心したのか、ユーリッドの頭が再び天板めがけて落下する。ゴドンッという鈍い音を立ててユーリッドの額は机と衝突を果たし、料理の皿が盛大に跳ねた。
すー、すーと寝息を立てているところを見ると、どうやら彼はついに睡魔に負けて爆睡してしまったようだ。
眠るユーリッドの頭を撫で、ファフリは困ったような口調で、
「もう、ユーリッドったら……」
酒場の机でうつ伏せになって爆睡する幼馴染を見つめる鳶色の瞳には、かすかだが恋慕のような感情が滲んでいた。
ファフリちゃんとユーリッド君可愛いよ可愛い。獣人好きなんです、獣耳っこ大好きですありがとうございます。
それと謝罪を。多分誇大な表現をしていると思います。簡単なあらすじで余計な部分まで書いたような気がする……大変申し訳ありませんでした。
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.152 )
- 日時: 2015/10/18 16:36
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
俊也様>>
テストと聞いて苦い思い出しかありません。東京タワーに近い学校に通っていたもので、テスト勉強や資格勉強は東京タワーのフードコートでやってました。テヘペロ。
ただ学年末にインフルエンザやらかして数学と英語しかテストを受けなかったのは今となっては笑い話に匹敵するいい思い出です。ていうか勉強嫌いでした。長々とすみません、本編書きます。
秋といえば文化祭。体育祭をやる場所もあるかもしれない。とにかく色々なイベントが目白押しである。
しかし学生には歓迎したくないイベントというものがある。
それが中間テスト——学生と教師によるある種の戦いのようなものだ。
そしてテスト勉強に苦戦している学生がここにも2人。
「「うぉぉぉおおおテストめんどくせええええええええ……」」
静かな図書室に響き渡る、呻き声。テストに対する怨嗟のようなものが込められている。
揃って机に顔面を押しつける男女のペアは、テストに対する呪詛を紡いだ。
「め、めんどくせえよ……めんどくせえ……テスト嫌だ……文字を書きたくない……」
「いやお前は成績いいから別に問題ねえだろ、俺は成績普通なんだぞ普通。テスト嫌だぁぁぁ」
短い銀髪の少女——灰原俊樹は、のっそりと顔を上げて体面に座る男子生徒を見やった。
茶髪の男子生徒——篠宮優紀は、ゴロリと寝返りを打って、机に頬を押しつけるような体制になる。
「頭がよくたってテストはめんどくせえんだよ。何で覚えていることを書かなきゃいけねえんだ、せめてパソコンで打ち込むとかタブレットで打ち込むとかもういっそ魔法で打ち込むとか」
「……俺たちって魔法使えたか? ただの人間だよな?」
「人間が銃刀法違反犯してまで刀や拳銃持ったりするか? いくら吸血鬼に対する護衛用だとしてもよ」
俊樹は愛用している拳銃が収まったホルスターを軽く叩く。
そうだよなぁ、と言いながら優紀は椅子に立てかけられた刀を一瞥した。この学校だからいいかもしれないが、現実で刀なり拳銃なりを持ち歩いていると確実に銃刀法違反である。
ようやく優紀は上体を起こして、目の前に広がったノートを睨みつけた。ノートには何やら訳の分からない文字の羅列がある。一応数学なのだが、優紀は残念ながらちょっとよく分からなかった。
「……なあ、ここ教えてくれないか?」
「あ? どこだ?」
「ほら、ここ」
俊樹はようやく顔を上げて、優紀が指し示したノートを覗き込む。記憶を探って、この数式は何であるかを説明する。
「あー、これはだな……」
「うん」
と、ここで俊樹はあることに気づいた。
優紀の顔が近すぎるということを。
あの小紫兄弟の顔を見慣れているからかどうか分からないが、優紀もそれなりに整った顔立ちだとは思う。黄緑色をした双眸が真剣な空気を帯びてノートを見下ろしているところを目の当たりにして、俊樹は思わず顔を赤くしてしまう。
いやいやいや、こいつはただの友達だ。そう、友達だ。紀にするな。俊樹は自分に言い聞かせた。
「……なあ、俊樹。どうした? お前顔赤いぞ」
「うるせえこの阿呆。いいからさっさと勉強しろ」
「いやでもお前、絵の具でたとえたらカーマインぐらいに赤」
「たとえが絵の具とかお前独特すぎねえか!?」
俊樹の電光石火のツッコミに優紀は楽しげに笑うのだった。
……そしてこのあと、図書室の司書さんに注意されたのは言うまでもない。
ほのぼのがただのギャグになりました。誠に申し訳ありませんでした。
あと優紀君が饒舌です。そして何故か2人ともテスト勉強が嫌いな設定になりました。少なくとも俊樹ちゃんは別に苦でもなさそうですが。
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.154 )
- 日時: 2015/10/18 16:59
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
モンブラン博士様>>
ドーナツは私も好きですよ。チュロスが好きです。え、ドーナツじゃないだろそれ? いいえだってドーナツ屋さんに売ってるんですからドーナツでいいんですよ。ええハイ。
ミ○ドはよく行きます。この前1人で4つもドーナツ食ったら胸焼けみたいなの引き起こしましたのでご注意ください。さて本編です。
「ドーナツ美味い」
澄み渡った青空に、星原夏による妙な台詞が発せられた。
それを隣で聞いていた柔らかそうな茶髪が特徴の少年、星野天使は「そうですか……」と力なさげに頷いた。なんか色素の薄い目が死んでいるような気がするが、星原は気づかない。もくもくとドーナツを貪り食っている。
「……ところで僕は何故呼び出されているのです? あと手錠で繋がれた理由は何でしょう?」
「ドーナツは至高の一品だと思う。思わない?」
「……ソウデスネ」
もはや会話が成立しない。天使は手錠で繋がれた両手で顔を覆う。
彼と会話が成立しないのなんて、もはや日常茶飯事だった。常にマイペースを貫き、我が道というか我がドーナツロードを全力疾走してはドーナツを貪り食うのだ。もう世界中のドーナツを食い尽くしてもおかしくはない。
そもそもこの少年、ドーナツが世界中から消えたら生きていけるのだろうか。
「……今何か、よからぬこと、考えた?」
「いいえ全然」
ギロリと半眼で睨みつけられて、天使はブンブンと首を横に振った。本当は考えていたのだが、余計なことを言ったら多分生きてはいけないだろう。
この星原という少年、華奢な体躯をしているにもかかわらず、めちゃくちゃ力が強い。軽々とバイクを投げつけてくるほどに怪力なのだ。手錠で繋がれている為、バイクを投げられたらたまったものではないのだが。
早く解放されることを、天使は傍観を決め込む神様に祈るのだった。
すると、天使の眼前に1つのドーナツが差し出される。何やらうっすらと黄みを帯びている。そして甘い匂いの中に混じるスパイシーな香り——これはもしかして。
「カレー、ですか?」
「新商品」
半眼は「どや」と言っているような空気を醸す。
薄い胸を張って、星原は言った。
「貴方にあげる。喜べ」
どうやらこれを天使にくれるようだ。
天使はパァ!! と瞳を輝かせた。さすがカレー好き。カレーには目がないようである。
「いいんですか!?」
「でも手錠で手が塞がっている。食べさせてあげる」
どうぞ、とでも言うかのようにドーナツが天使の口元に差し出された。
天使は迷わずそのドーナツにかぶりついた。
甘くて、辛くて、なんかちょっとこれ————。
「辛ァ!? これ辛ァ!! な、何なんですかこれ!?」
「新商品。『激カラ☆ヒーハードーナツ』という名前。食べなくてよかった」
「僕に毒見をさせたんですか!?」
酷い奴だ!! と天使の嘆く声が蒼穹に響き渡るのだった。
激カラヒーハードーナツなんて食いたくないね。辛いのダメです私。
男の娘なんていう性別が出てきたからもう焦った。ぐぐりました。お願いですから性別は2択で頼みます。
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.155 )
- 日時: 2015/10/18 17:03
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
風死様>>153
こんにちはー、山下愁です。お久しぶり、ご無沙汰しております。
まさか風死様がいらっしゃるとは思っていなかったのですが、実はですね……まだ応募期間ではございませんでして……。
次回の応募期間は10月19日の18時からとなっておりますので、その際にまた投稿していただければと!! 思っています!!
大変申し訳ございません!!
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