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- 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】
- 日時: 2016/07/27 18:24
- 名前: 月無 (ID: Od3Uhdie)
【プロローグなどは後ほど書かせていただきます】
_______________
中文を作るのはすごく久しぶりの気がいたします、月無です。
今回は妖怪もの、少し設定がややこしいかも知れませんがお付き合い頂けると幸いでございます。
>>1【用語などの説明】
>>2【役柄と注意事項】
>>3【キャラ用紙】
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.19 )
- 日時: 2016/07/28 07:48
- 名前: 月無 (ID: Od3Uhdie)
【雨空 玖妖/東の国】
いつも以上に人が多いであろうこの国、いつもいる場所と違って寒くはないため少し変な気分だった。 自分が仕える主の元を離れて、交流のため闇雲に国の中を歩き回る。月に一度ほどある交流会、今回は東の国と北の国であった。
「あぁ、東の国という事はあの人もいるんですよね。...嫌いではありませんが、少し苦手なのでできれば顔を合わせたくないものです。」
ポツリとそう漏らせば、晴天の空を見上げて目を細める。どうにもあの側近...九 清仁は苦手なのだ。読めないというか、分からないというか、今までに出会ったことのないタイプだったから余計になのかもしれない。
至るところから聞こえる鈴の音色に耳を傾けながら、気分が暗くなるような思考は断ち切って楽しいことだけを考える。ここの長は良い人だ、主との仲は悪いが私達北の国の妖怪達にはとても良くしてくれている。後で少しお話でもしに行こうか、そう思いながらもゆったりとした歩みで徘徊を再開することとした。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.20 )
- 日時: 2016/07/28 08:32
- 名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
- 参照: http://容姿考えるの苦手。
月無様
【了解致しました。では、絡ませて頂きます】
>>16
【雨宮氷雨/東の国】
俺は今東の国を訪れていた。勿論其は月に一度行われる交流会の為である。そうでなければ自分からなど訪れたりはしない。北の国とは違い東の国はやはり賑やかだ。今日は交流会が有るからか一段と盛り上がっているようにも思えた。そんな雰囲気は俺にとっては苦手でもあった。人の合間を縫いながら今正に交流会が行われているで有ろう建物へと足を運ぶ。
「此処か」
目的地でもある神社の様な建物の前に氷雨は立っていた。ここまで来てみたのだがやはり帰ろうかなどと考えてしまう。だか、幾らなんでも其は相手に失礼すぎると思った。それくらいの常識は俺でも勿論ある。唯唯、会うのが苦手だけなのである。この国に折角訪れたので顔くらいは出しておいた方がいいだろういくら嫌いとはいえ。其処まで考えをまとめてから建物の前で深呼吸し多少重い足取りで建物のの中へと入っていった。
「彼奴何処だ」
そうブツブツと呟きながら目を凝らし相手の姿を探し始めた。すると賽銭箱の近くにある階段で妖狐が一人酒を飲んでいるのが目に映った。間違いなくあれは東の国を治める長である。一つ決心してからその場所へと足を向ける。
「…悪い、遅くなった」
そう言葉をかけながら妖狐に近寄った。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.21 )
- 日時: 2016/07/28 10:10
- 名前: 月無 (ID: M0NJoEak)
>>20
【鈴白 琥珀/東の国】
ふわりと、漂う空気に馴染みのない妖怪の気配が加わったので笑みを浮かべる。きっと北の国の長が来たのであろう、ずいぶんと遅い到着だ。
「くくっ、ほんまに遅かったなぁ。遅すぎて酒をもう1本開けるところやったわ。」
ゆったりと尻尾を揺らしながら、琥珀は現れた男__北の国の長、雪男の雨宮 氷雨に笑いかける。「とりあえず座りぃーや」と言って尻尾で階段をポンポンと叩けば、残っていた酒を飲み干して一息ついた。良い飲みっぷりであるが、これでも酔わないのだから不思議ななものだ。未だかつて彼女が酔ったところを見た妖怪は一人もおらず、酒飲み勝負なんて挑んだ日には相手が潰れるまで素面で飲み続ける。だからこそ彼女にそんな無謀な勝負を挑むものは居なくなったのだが、それは琥珀にとっては面白くない出来事の一つだ。
「ま、お前さんが遅くなるのは予想しとったし。退屈やっただけやから構わへんけどな。...というか、ちゃんとあての所に出向いたことが驚きやわ。それなりの一般常識はあるんやなぁ。」
かなり失礼なことを言っている自覚はあるのだろうか。ケラケラと笑って目を細めれば、「元気にしとったか?」と社交辞令のような言葉を投げかける。彼女にとって、自分を除く四天王の三人は庇護対象でもあった。もちろんそれは誰にも言っていないことだし、言った日には「巫山戯るな」と言われ戦闘になるのは目に見えている。
だからこそ心の中にしまい込んでいるのだが、こうやって久しぶりに顔を合わすとポロリと口から言葉が出てしまうのだ。歳というのは口も軽くするらしい。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.22 )
- 日時: 2016/07/28 11:06
- 名前: 双葉 (ID: y5Clm6mh)
>>18 >>19
いえっ、玖妖ちゃんと絡めるのは嬉しい限りですよ…!
設定の件了解致しました。遅筆野郎なのでお待たせしてしまうことが多々あると思いますが、お相手よろしくお願いします。
———
【九 清仁/東の国】
普段の定位置、専ら自分の主であるところの妖狐の半歩後ろを付いて歩くことなく、九清仁は街中を当ても無く歩いていた。月に一度の交流会は今回我が東の国で行われるようで、中々北の国の長が来ないと早々に酒盛りを始めてしまった主に促されたのが半分、酒の匂いを嗅ぎたくなかったのが半分で今こうして街をぶらついている。交流、とはいっても自分は積極的に他人と関わる部類ではないのでこうも急に手持ち無沙汰になってしまうと困ってしまうのが正直なところ。急に入った休日の過ごし方に戸惑ってしまう系である。
はあ、と小さくため息をつく。大柄な身体に威圧感たっぷりの風貌はただ道を歩くだけで人ごみが割れ、ちょっとした注目の的だ。しかし本人はそんなことを気にする様子もなく、仕事ではなく休日に頭を悩ませながら、どこかに暇をつぶせる店はあっただろうかと視線を泳がせていると見覚えがあるようなないような人物がぽつりと映る。よく見ると髪は白く、着物は白か青の寒色系。見ているだけで寒さを連想させるそのカラーリングに、清仁は確かに見覚えがあった。
「えっと、確か北の国のところの……あめ、……? …あまぞら、さん?」
しかし名前はうろ覚えであったらしく苗字を思い出すのにも暫くの時間を要した。ああ、そういえば交流会ならこの人も来ているのか、と一度忘れかけていた行事を思い起こし、そして再び思案する。お前もたまには他国の者と交流しろ、とのお言葉を清仁は律儀に命令として受け取っている。ではその命令通り他国の彼女に声をかけるべきだろうか。しかし……。
中々考えが纏まらず、結果玖妖の方を、怖いと評判の三白眼でじっと睨みつけるように視線を送っていた。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.23 )
- 日時: 2016/07/28 11:15
- 名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
- 参照: http://書き方考え中。
>>21
【雨宮氷雨/東の国】
「歩くのは遅くてな、早く着くことは無理なんだよ」
本当に遅かったと言われ堪に触るものも有ったが其は事実ゆえに反発する気はなかった。こちらに向かって相手は笑いかけてきたが其をみても表情は変わることなく仏頂面のままであった。笑い返せないと言うわけではないのだが、何故か人前に立つと表情は固くなってしまう。其れこそ氷雨が愛想が悪いと言われる要因でもあった。
「(どうせなら、もう一本開ければ良かったのに)」
取敢えずは座れと言われ言われた通りに階段に腰を下ろす。顔を見たらすぐ帰るつもりでいたのに何故か階段に腰を下ろしていた。まあ、少しなら付き合ってあげてもいいだろう。実のところ酒をもう一本開けてくれてても構わなかった。というか開けて欲しかった。彼女が酒で酔った所は見たことはないが、仮に開けていたとしたら必ず彼女はお酒を飲むだろう。つまりその間は会話をしなくてもよくなるのだ。そして運が良ければ帰ることも可能であると言うこと。我ながら最悪な考えだなと彼女の飲みっぷりを見ながらそう思った。でも周りは自分が愛想悪いことは承知しているだろうし今更この考えを改めようとは思わない。
「当たり前だ、其れくらいの一般常識は俺にでもある。元気かは其くらい見れば分かることだろ」
流石にイラッとしたのか相手に当たるように強く言う。果たして相手はかなり失礼な事を言っている自覚はあるのだろうか。確かに性格、口調ともに最悪だがこれでも一般的常識はある方だと思っている。そこら辺は俺でもきちんと気を使っているのだ。「あての所に出向いたことが驚きやわ」そう言われた時にまるで来ないとでも言われたような気分になったが実際そうしようとしたこともありその言葉には返答を返さず口を紡ぐ。折角相手から元気だったか聞かれたのにも関わらず相変わらずの冷たさで返答した。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.24 )
- 日時: 2016/07/28 11:29
- 名前: 月無 (ID: M0NJoEak)
>>22
【こちらこそよろしくお願い致します<(_ _*)>】
【雨空 玖妖/東の国】
ブルりと、悪寒が走って身震いをする。背後から感じる気配と視線が、玖妖が先程のなるべくなら会いたくないと思っていた人物のものような気がしてならない。
振り返るべきか、振り返らないべきか。数十秒その場に立ち止まって頭を悩ませていた玖妖だが、「多分違いますよね、うん」と小声て呟いて恐る恐る振り向く。振り向いて、振り向かなければよかったと心から思った。自分が苦手とする三白眼の妖怪が、まるで睨むようにこちらをじっと見つめている。
「(あぁ、主様...私は今すぐ逃げ出したいです。)」
そうは思えどそんなことできるわけがない。彼の存在に気づいてしまった以上、見て見ぬふりをして去るのは礼儀としてどうかと思うし。バレないようにため息をつけば、なるべく平然を装って清仁に近づく。近くで見るとまた怖い、挨拶だけしてそうそうにこの場所から立ち去ってしまおう。
「ご無沙汰しております、九様。」
綺麗に一礼をすれば、愛想笑いを浮かべて九の瞳をやっと見た。早く挨拶をしてくれ、そして世間話などをせずに長の元へと帰ってくれ。心の中でブツブツとそう願いながら、雨が降ってはいけないのでなるべく気持ちが沈まないように楽しいことも考える。雨女というのは大変なのである。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.25 )
- 日時: 2016/07/28 11:45
- 名前: 月無 (ID: M0NJoEak)
>>23
【鈴白 琥珀/東の国】
「そうかそうか、それなら仕方が無いのぉ。」
間に受けているのか、ただ単に面白かったからそのままにしているのか。氷雨の返答を聞いて楽しげに笑えば、ゆらゆらと尻尾を揺らしながら酒の入っていた瓶を横へと下ろす。彼が笑わないのはいつもの事なので大して不愉快にも思っていない。逆に笑われた方が怖い、いつも笑わぬ者が笑った時ほどなにか裏があるのではないかと思ってしまうのだ。
「いやはや、隠すのが上手い輩も居るからに。一応聞いておこうかと思っての。」
言われた通り座った氷雨にそう言えば、「そないな返答ができるなら大丈夫そうやな」と付け加えてふっと笑う。元気ならば良い、安心して酒を飲むことも宴を楽しむことも出来る。とはいえ、自分の力は怪我や病を治すものではないから元気がないと言われてもどうしようもないのだが。その場合は東の国の医者を紹介してやろう、そう心に誓えば騒がしい街の方に目を向けてまたもや口を開いた。
「そや、お前さんとこの工芸品。ほんまに立派やなぁ...あんな綺麗なもん、久しぶりに見たわ。あての国はあないな技術ないから羨ましい限りじゃよ。」
その言葉は本心なのであろう。風に靡き光と反射して光る髪を抑えながら、琥珀は珍しく氷雨に直接そんなことを言った。普段は彼の側近や、それを作る職人に言っている。決して氷雨に言わないのは「顔を合わせて国を褒めるのが恥ずかしい」からであろう。だからこそそんなことを言うのは稀で、それほどまでに今回見た工芸品が美しかったということなのだろう。
彼女は自分の感性に嘘はつかない。綺麗なものは綺麗と言い、汚いものは汚いという。それが世の中でどのような評価を受けていようと、だ。だからこそ彼女の「綺麗」や「美しい」には信憑性があるのである。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.26 )
- 日時: 2016/07/28 12:35
- 名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
- 参照: http://書き方考え中。
>>25
【雨宮氷雨/東の国】
「嗚呼、…」
納得してくれたのか唯単に頷いているだけなのか其はよく分からないが、取敢えずは収まった事にほっとする。実のところは、交流会に行くのは余り乗り気ではなかった。その事についてどうしようかとうだうだ考えていたらかなりの時間が経っていた。そのため、到着する時間が大幅に遅れてしまったのだ。ゆらゆらと揺れる尻尾を時折見てはどういう原理で動いているのだろうと疑問に思うが其を聞けるほど仲は自分では良くないと思っているのでその疑問を押し込めて尻尾から視線をはずした。
「へえ、隠す奴も居るんだな。隠したところでなんの利益になるのやら」
「隠す」その言葉を聞いた瞬間思わずビクッと体を揺らしそうになった。今正に現在俺は彼女に隠していることがある。彼女にはその気はないだろうがまるで見透かされている見たいで嫌だった。途端にこの場所に居るのが居心地悪くなって早く抜け出したいとさえ思えてきた。言葉では隠せるもののやはり行動には出てしまいかねない。其れに繊細な注意を払いながらまた口を開いた彼女の言葉に耳を傾けた。
「有り難う御座います、そう言って頂けると嬉しい限りです」
まさか直接俺に工芸品のこと事について言われるとは思わなかった。其れには流石に吃驚したし開いた口が塞がらなかった。そして成りより珍しいとも思った。今までに彼女から直接感想を聞くことなど思い出す限りはないはずだ。でも、やはり誰かしらに誉められて悪い気はしない。寧ろ嬉しい気分になる。久しぶりだ、こんな誉められて嬉しい気分になったのは。誉められたことを早く誰かに伝えたくてその嬉しさを示すかの様にぱたぱたと足を動かした。
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.27 )
- 日時: 2016/07/28 13:06
- 名前: 富山 (ID: yTMm.exa)
____お前が良くなるように色々集めてきたけどさ、病に効く一番の薬は挨拶だと思うよ!____
名前/読み【狗月 兼吉/くつき かねよし】(和名でお願いいたします)
年齢【15】(外見年齢)
性別【男】(男女の二択で)
性格【何を考えているのかがすぐ顔と態度に出るとてもわかりやすい少年。素直でまっすぐな性質を持ち、何事にも一生懸命取り組む。誰にでも公平に馴れ馴れしく接することを心がけており、自分に関わってくれる人はみんな大切にするべきだと思っている。その一方で、いい意味でも悪い意味でもうそをつくことが出来ない。かまってちゃんで、放っておかれるのが苦手。初対面の相手に対しても人見知りせず馴れ馴れしく話しかけ、関わりたがる。頑張り屋さんであるのに加えてすぐに人助けをしたがる傾向にあり、熱いハートの持ち主なのかもしれない】(どれだけ書けばいいかなどの制限はありません)
容姿【黒い前髪長めのボリュームのあるツンツンヘアーを風にあそばせている。顔のパーツが中央に寄せられた顔つきをしており、二つの目の間隔は比較的狭い。目尻が上がったつり目の瞳は静脈血のような暗い赤色。全体的にややキツい印象を与えやすい感じである。身長は173cmで、がっちりしているわけではないが筋肉はついている。小麦色にこんがり焼けた肌。ポケットに石灰の入った麻の作務衣を着て、その上から柿色のはっぴを羽織っている。背中に薬の入った行李を背負って、黒い短甲を手の甲につけている。頭に編み笠を被って、足にはわらじを履いている。】(上同様)
役割【南の国に住む妖怪】(>>2からお選び下さい。)
力/内容【縮地/瞬間移動。行ったことあるところならどこにでも飛べる】(一人一つまで。チートになるものはおやめください。)
備考【一族代々の土地を持たず、様々な地に散らばっている家系の犬神。便利な力を生かして地元は勿論様々な地方で薬草や虫を採ってきて薬を調合し、各地を行商することを生業としている。日頃から活発に動いているので体力はあるが、力を使うなどして喧嘩はなるべく避ける。飲み物はよく口にするが食べ物は食べすぎないようにしている。酒はあまり飲まない。一人称は「おれ」、たまに「ぼく」になる。馴れ馴れしいが、流石にお偉いさんの前では敬語を使っている。】(四天王以外は、何の妖怪かも必ずお書きください。ただし「妖狐」「猫又」「天狗」「雪女(雪男)」は四天王のみですので除外と致します。)
ボイス「これは、お茶だと思えばいい。やかんにお湯を沸かしてこの葉っぱを入れて弱火で水が半分になるまで温めて。飲めばじんわり効いてくるよ」「爺さん、立てる?おぶってやるよ、どこまで行くの」「薬売りの狗月 兼吉です、御用であればお呼び下さい。非番であれば卵を落とすよりも早く駆けつけますので」(いくつあっても構いません)
募集/乗っかり【今のところなし】(4つまで)
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.28 )
- 日時: 2016/07/28 12:51
- 名前: 月無 (ID: M0NJoEak)
>>26
【鈴白 琥珀/東の国】
「さてな。己を守るため、誰かを守るために嘘をつくのは悪いこととは思わん。とはいえ...あては、知りたいと思った事は相手が嫌がろうとも探り出すからなぁ。」
クックっと悪役のような笑みを漏らし、そう言い放った彼女の思考回路は多分子供である。自分が知りたいと思ったら何がなんでも探り出し、興味が無いと思ったら無関心を貫き通す。長としてはあるまじき性格ではあるが、これで国が成り立っているのだから世の中あまり厳しくはないのかもしれないと思ってしまう。
「お主の国の工芸品、あては好きじゃよ。派手じゃない美しさ、繊細な技術、どれをとってもほかの国よりずば抜けて良い。」
ぱたぱたと足を動かす氷雨が可愛くて、笑みを漏らしながら言葉を続けてゆく。東の国にも北の国の工芸品はいくつもあり、それらはすべて琥珀が高値で買い取ったものだ。彼女は自分が気に入ったものは必ず手に入れようとする。そしてその手段は選ばないため、彼女のせいで滅んだ村があるとさえも言われている。もちろん真実は不明、彼女の口からは「想像すれば良い」としか出てこない。
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