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とある港町の話【募集開始】
日時: 2019/06/06 18:09
名前: Dietrich (ID: W7Can3CF)

   ◆

『むかしむかし……と言っても、そんなに昔ってわけじゃないが、まぁ10年くらい前の話だ。

あるところで戦争が起こった。埃っぽい乾いた内陸の町だ。
……小さな小さな戦争だった、せいぜい死んだのは50人から100人程度の小さな戦争。

それでもみんな戦争に嫌気がさした。もうこんなことはしたくない、面倒だし疲れるし、何より仲間が死ぬとみんな悲しい気持ちになる。それなのに問題の解決すらもできていない。

殴り合いのけんかで解決しないなら、話し合いをすればいい。戦争をした二つのチームは話し合いをした、どうしたらお互い平和で、こんな悲しいことを起こさずに済むかどうか。
みんなで懸命に考えた。それこそ、命がけで。

そして、長い間考えた末にたどり着いたのが、この町だ』


 合成音声の抑揚のない声が語る話は、遠い世界のおとぎ話のように思えた。テレビに映し出されていたあの光景は、まるで映画のようだったから。姿かたちは人間そっくりな存在がこんなにも迫害される意味が分からなかったから。
 しかし、この町に来て僕の認識は変わった。みんなに出会って、変えなければいけないと思った。

 人間のようで人間ではない彼らが、偽りであったとしても、ここで幸せに暮らせるのなら、僕はこの世界に賛成する。

   ◆




 初めまして、Dietrichと申します。
 久しぶりになりきり掲示板に来てみて心が高鳴ったので、以前やっていたスレッドをリメイクしてみました。
 のんびりゆったり、時にはギャグで時にはシリアスに、この世界で気ままに過ごしていただけたら幸いです。

※参加される方は必ず ◆世界観説明>>1 を読んでから参加してください。


◆世界観説明>>1
◆住民票>>2

◆住民リスト(参加者への敬称は省略させていただきます)
・D(スレ主)>>4
・東条 光(スレ主)>>4
・譲葉 彩音(咲良)>>5
・セレーヌ・ゼロ(MRK)>>10
・メイベル(はりねずみ)>>21
・田中孝(Mr.豆腐)>>27


大募集中!



◆世界観補足・保安所と狩人について>>33




※このスレッドは以前なりきり掲示板にてJESSICA及びDietrichが設営していた『OBEDIENT DOGS』の設定を多く盛り込んでいます。用語は所々変わっていますが、時間軸も同じものであると考えていただいて構いません。もし、以前も参加していたという方いらっしゃったら、スレ主に一声声をかけていただけると喜びます、すみません、ただそれだけですが……。

設立:2018年11月22日

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Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.24 )
日時: 2018/12/10 19:04
名前: Dietrich (ID: EnyMsQhk)

>>19

【東条 光】

「調子、ですか? ここでの暮らしは楽しいですよ。仕事の方もうまくいってますし、いろんな方々と交流できますし」

 東条が勤めるこの町にある図書館でも十分にここに住む住人たちと交流はできるのだが、やはり手伝い屋をしているとそれ以上に親密な交流ができることが多い。高いところの電球を取り換える、ちょっとした電化製品の調子を見る、掃除の手伝いをする、悩み事や相談事に乗る、一緒に買い物に行く……一般的な悩み事のタネと言うのは生活に即したものだった。

「セレーヌさんもお元気そうで何よりです……っと、本、ですか?」

 車椅子の少年は東条に一冊の本を差し出してくれる。唐突のことだったこともあり、東条は少し迷ったがその本を受け取って表紙を観察した。この世界に本は星の数ほど存在する、今まで多くの本を読み漁ってきた東条にもまだ読んだことのない、出会ったことのない物語は多くあるものだ。この本もその一つらしかった。

「へぇ、それは面白そうですね……でもいいんですか? もらってしまっても」


>>21
はりねずみさん

キャラシート作成ありがとうございます! 内容、設定やパスワード共々不備はありませんので、このままご参加ください。
不躾なことを付け加えて大変恐縮ではありますが、〈アナザー〉は短命ではありますが普通の人間以上の頑丈さや強靭な肉体を誇ることをお伝えします。もちろん見た目は細身である場合も多く存在します。しかし、そうであったとしても軽く成人男性を律するほどの力を持っていることでしょう、それは自分自身が拒絶していたとしても生まれつき持ち合わせてしまうものです。そこまで理解してのキャラクターであることは分かっているのですが、念のため、の文章でした。大変申し訳ありません。分かってるよこの野郎と思われたのであれば心から謝罪申し上げます。

ようこそフルートスへ!

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.25 )
日時: 2018/12/11 22:55
名前: MRK (ID: l1ZIjquS)

「もちろん!僕はまた買うから、心配しないで。」

僕は笑顔で返事を返した。最近は仕事も上手くいってるし、体以外に不自由なところは今のところ無い。
やっぱりフルートスに来て良かった。みんな優しいし、友達だってたくさんいる。

「僕は今まで以上に頑張ってるよ!仕事も楽しめてるし、光さんみたいな友達もたくさんできてる。ほらねっ!」

そう言って僕は光さんの頬をつねようとしたが、少し無理をしすぎてしまった。そのまま立とうとしたため、思い通りに動けず車椅子に倒れかかってしまう。
>>10の設定を追加しました!仕事の内容や性格を詳しくしました。】

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.26 )
日時: 2018/12/20 18:35
名前: MRK (ID: ib99WOwr)

上げます! 

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.27 )
日時: 2019/01/17 16:48
名前: Mr.豆腐 (ID: lt5Nu10v)

名前:【田中孝/たなかたかし】
性別:男
年齢:20後半くらい
タイプ:人間
性格:明るく社交的
姿:短めでボサボサな黒髪、服装はバラバラだが基本グレーのパーカーにジーンズ。右目が緑色。左目は黒。
サンプルボイス:「よう!俺は田中孝!」
「いってええええええ!」
「(^-^)ノバイバーイ」
募集&のっかり:無し
備考:プロゲーマーです。
仲良くするの大好きですよ。
パスワード:フルートス

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.28 )
日時: 2019/01/17 16:11
名前: MRK (ID: nFRCnKe8)

スレ主ではないですが、指摘を。
アナザーは生まれつきアナザーです。というか、きっかけやストーリーに関連がなく、5年後魔王になるとか無茶苦茶な設定は控えるようお願いします。

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.29 )
日時: 2019/01/17 16:49
名前: Mr.豆腐 (ID: lt5Nu10v)

すいません。ご指摘頂いたところを修正しました。ご指摘ありがとうございます。

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.30 )
日時: 2019/06/05 17:28
名前: Dietrich (ID: kOQgU9bm)

皆さま、お久しぶりでございます……Dietrichです。
こんなにも長くスレッドを留守にしてしまい、申し訳ありませんでした。ぬるぬるゆるゆるやっていこうと思ってはいましたが、だからといって放置するなんて許されないですね……申し訳ありませんでした。
恐れながら、そして勝手ながら再びこちらの活動を開始しようと思います。
前回までの返信、承認などを行った後、ちょっとした追加情報を物語の中に組み込む予定ですので、お待ちいただければ幸いです。

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.31 )
日時: 2019/06/05 18:22
名前: MRK (ID: 0lEaUB5k)

>>30
【了解です!】

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.32 )
日時: 2019/06/05 18:45
名前: Dietrich (ID: W7Can3CF)

>>25
【東条 光】

「そうですか! それはよかった……って大丈夫ですか!?」

 セレーヌのように、ここにきて良かったというアナザーは多くいた。それを聞くたびに、東条は少しだけ安心感を覚える。もとはと言えば彼らを迫害した側である自分を友人と言ってくれる彼に、少しでも報いなければいけないだろうと、そんなことも考えながら。

 無理をしたのだろう、体勢を崩したセレーヌに慌てて声をかけた。いくら不自由はないとはいえ、彼の体のことは気にかけなければならない。無理をしてけがを負ったりしてほしくはない。

「本のお礼もありますし、この後どこかに行かれるんでしたらお送りしますよ」


>>27
Mr.豆腐さん

 キャラシート作成ありがとうございます! 内容、パスワード等に不備はありませんのでこのまま参加していただいても大丈夫です。よろしければ、物語を通してでもよいのでさらに詳しくプロフィールを記述していただけると、私としても詳しく想像ができてうれしいのでぜひご検討くださいませ。

 ほかの参加者様からのご指摘があったようなので、私の方からさらに言及するのは場違いかもしれませんが、この世界はあくまでも現実世界に近いものであり、日常を楽しんでもらうための舞台にもなります。あまりファンタジックな出来事は世界観にそぐわない、と判断してこちらから注意喚起を行うこともありますので、ご注意ください。

 それでは、ようこそ! フルートスへ。

Re: とある港町の話【募集開始】 ( No.33 )
日時: 2019/06/05 19:45
名前: Dietrich (ID: W7Can3CF)

   ◆

『懐かしい顔だ』

 テレビの音にかき消されそうなほど、小さな声が聞こえた。
 僕が振り返ると、小さな薄型テレビの液晶画面にはドキュメンタリー映像が映し出されている。〈アナザー〉に関連した戦争の話を、当時の資料や映像を交えて紹介しているようだ。

 そういえば、あの戦争があったのは夏だったとDから聞いたことがある。
 今年もまた、夏が近づいてきた影響でこんな番組が増えているのだろう。

「また昔話ですか」

 僕が笑いながらそう聞いても、Dは珍しく、軽口を返してこなかった。
 ただ、本当に小さな声で。

『ひとりで、寂しかっただろうに』

 無機質な合成音声が震えていた気がした。

   ◆



◆保安所
 〈アナザー〉を擁護しようと立ち上がった団体は、保安所と呼ばれていました。
 保安所の役目は、〈アナザー〉とそのハーフのリストを作るのと同時に、彼らを保護し、生活を支えていくことでした。保安所で働く者は保安官と呼ばれ、保安所の動きに賛同した人間や保護された〈アナザー〉が町を見回り、迫害を受ける〈アナザー〉たちを救っていました。彼らの動きの中心部となる建物の中には宿泊するスペースもあり、小さな子供や身寄りのない〈アナザー〉たちが協力してが生活していました。

 この保安所を立ち上げたのは、オズヴァルドと言う人物です。アメリカの裕福な家に生まれた彼がどうして〈アナザー〉の保護団体を立ち上げたのか、事の仔細を知る者はすでに先の戦いによって失われているといわれています。しかし、保安所にお世話になった〈アナザー〉たちはだれしも彼の姿を一度は見たことがあるでしょう。それほど、彼は〈アナザー〉の保護活動に力を入れていました。
 戦争により、多くの仲間と自身の脚を失ったオズヴァルドは、保安所の再建に力を注いでいましたが、より早く〈アナザー〉たちの安全を勝ち取るために、国との話し合いに同意しました。この行動を批判するものも多く、彼は多数から批判を受けました。のちに、事実上保安所は解散となりましたが、彼は粘り強く〈アナザー〉たちへの声掛けを続け、フルートスへの移住計画の成功に貢献しました。

 現在、彼の行方を知る者はいません。国との話し合いが終わった直後に病によって表舞台から姿を消してから、世界は彼のことを忘れてしまったようでした。


◆狩人
 〈アナザー〉を迫害した人間たちの中でも、過激な思想にとりつかれた人間たちが寄り集まって生まれた暴力的な組織です。
 当時は完全に独立した組織だと考えられていましたが、のちに国の軍と結びつきがあったと判明しました。狩人の構成員のほとんどが軍人で、相応の訓練を受けた戦闘能力を誇るものばかりでした。さらに、彼らは独自で開発した薬物によるドーピングも行っており、人間では到底かなわないだろうと言われていた〈アナザー〉と互角に渡り合えるほどの力を有していたといわれています。
 現在狩人は解散したと国によって発表されましたが、実際は国の軍に吸収され、活動を停止しているだけとなっています。国は〈アナザー〉たちの反乱を危惧し、最終兵器として彼らを隠し持っているつもりでしょう。




※こちらは過去の設定となります。エッセンス程度に設定に盛り込む、といった感覚でお読みください。
また、こちらにあるように「オズヴァルド」という人物について、現在の詳細を知っている、等の設定は禁止とさせていただきます。昔あったことがある、話したことがある等の設定は可能です。ご要望があればキャラクターの仔細な性格なども載せようと思いますので、気軽にお声掛けください。


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