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【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】
日時: 2016/07/25 11:41
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)

【プロローグ的なものはカットさせて頂きます。】

***

今晩は、柚雨です。またまたスレを立ててしまいました。今回も戦闘ものです。内容は悩みに考えたのですが結局はありきたりなものした思い付きませんでした。


今回の内容としては殺し屋と殺し屋に狙われる側の人と殺し屋から守る護衛者に分かれて戦闘を行うという感じになります。。後に少し説明をいれようと思いますが、これを見て少しでも興味を持ってくださった方が居られましたら待っていただけると幸いです。

>>1【注意事項】
>>2【説明】
>>3【参加書】

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Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.83 )
日時: 2016/10/02 19:44
名前: 月無 (ID: 5J8asoW6)

【そうですね...多分そちらに作った方がいいと思います。私も改めてそっちに作り直していますし、参加者様も集いやすいかと。】

Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.84 )
日時: 2016/10/02 22:29
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)

【長文・オリジナルスレの方に立てさせて頂きました。気が向きましたら来て頂けると嬉しいです。】

Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.85 )
日時: 2016/10/02 22:36
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

>>84
【楽しみにお待ちしておりましたっ、ぜひともお伺いさせていただきますっ。】

Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.86 )
日時: 2016/10/03 21:51
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)

【有難うございます!流石に設定がコンパクト過ぎ尚且つ余りにも酷すぎたので修正いたしました。分からないことがあれば何なりと聞いてください。】

>>77

【瀬波観月】

「ん、無理はしないよ。大丈夫だよ深兎よりは全然傷つきにくいから。これでも案外心は強かったりするんだよ」

頭を撫でられ気持ちよさそうに目を細めれば、相手に反論することも無く素直に頷いた。彼女から解き放たれた言葉はまるで「安心して」とでも言っている見たいでとても安心するし、居心地がいい。もっとこの安心感に浸りたいけれど今はそんな猶予はない。暫く相手に寄り掛かるように預けていた頭を上げれば硬い表情を浮かべた。

「んー、そういう単純なものなのか。あくまであいつだぞ。君の変わりは居ないなんて思い切り言いそうだけどな。んん、自信が無いわけじゃない…なんてな、嘘だよ。絶対大丈夫だって信じてる」

方杖を付くように片方の頬に手を当てれば、空いている手で「ないない」と言うように左右に手を振る。あくまであの団長だ、簡単に彼女を抜けさせるとは思えない。ましてや彼女の代わりを探すなんて事はしないだろう。そうなればぶつかるのは必然で衝突は免れないし誰にも止められはしないだろ。どうやら覚悟を決めるしか無さそうだ。

少し不安そうになる彼女を見て思わず言葉を飲み込んだ。これは言ってはいけないと言ったら余計に不安にさせるだけだと頭が警告する。ゴクリ、と喉を鳴らせば馬鹿みたいにテンションを上げて彼女に告げた。どうか、バレません様にと心の中で思いながら。

「深兎は本当に猫みたいだな。ついでにぴょこぴょこと跳ねる髪が耳みたいだしな」

思わず頭を撫でたい衝動に駆られたが此処は一先ず耐える。だが、無意識に手は伸びていた様で「はっ」とすれば手を素早く引っ込めた。そんな自分自身の行動に固まっていたものの深兎の声で我を取り戻す。

「…ん、そろそろ準備しておくか」

Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.87 )
日時: 2016/10/03 22:20
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)


【了解いたしました。近々投下させて頂きますね。】


>>86

【折橋 深兎】


「そーいう人が、案外弱かったりする。...まぁ、無理しないっていうなら別にいいけど。」

どことなく納得いかなさそうな言葉を紡げば、頭を上げ硬い表情を浮かべた観月を見て首を傾げる。そんなに難しそうな顔をしなければいけないことなんてあっただろうか、自分は間違ったことなんて言ってるつもりは無いのだけれど。

「あぁ...どうだろうね?団長の考える事はイマイチわかんないし、予測不能予知不可能。何とかなるって楽観視するのが一番いいかも。...そう、ならいい。」

あの団長のことだから引き止めはするだろうが、自分が頼めば簡単に引き下がってくれる気もする。本当に予測不可能なのだらあの人だけは。自分だってかなり不思議だと言われるが、団長ほどではないと思うしそうであって欲しいと思う。あの人以上に不思議だなんて、それはもうただの電波少女だ。
テンションが上がった事を訝しげに思いつつ、大丈夫だというその言葉を信じることにする。音を聞きそうになるのは自分の悪いところだ。そんなことしなくても信じられるようにならなくては、この先観月に迷
惑ばかりかけてしまう。

「ふふっ、触ってもいいよ?...猫は、よく言われる。気まぐれなとことか、愛想がないとことかそれっぽいって。」

こちらに伸びて引っ込められた手を見てそういえば、んっと頭を出して上目遣いに観月を見つめる。撫でられるのは嫌いじゃない、触られるのは気を許した人であれば問題ない。だから観月に触れられたって、嫌悪感を抱いたりすることは無いのである。
とりあえずピコッと猫耳を動かせば、ほんの少しだけ息を吸って周りの音を聞き始める。

「...近くに、2人...かな。音はするけど、誰かまではまだ遠くて分からない。」

Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.88 )
日時: 2016/10/04 21:35
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)

【了解しました。お待ちしておりますね!そろそろ捺動かします。】

>>87

【瀬波観月】

「ふっ、そんな事ないよ。うんうん、無理はしないからさ」

観月は内心ドキッとしていた。まるで自分の心を見透かされている様な感じがして居心地が悪かった。でも流石にそんな事できる人なんて居ない。ましてや知り合いにそんな能力使いも居ない。まぐれか、そう思えば自然に動揺は落ち着いて何時もの調子を取り戻した。

「だろ、だからあいつは分からないんだよ。気まぐれって言うか頑固っていうか。そう、例えるなら理解不可能。まあ、奴の考えなんて全くもって理解したくも無いけどな。そうだな、それがいいかもな」

相手の団長を一言で例えるなら不思議であろうか。言動も勿論の事だがだが、行動にとっては予測不可能だ。掴みどころがないと言うか本当に予測がつかないのだ。あいつの行動を読むことが出来ない、それ故に自分にとっては厄介な人物であることは変わりはない。団長と同じく目の前の彼女も自分にとっては不思議な人物であることは違いない。チラリ、と彼女の顔を見れば若干失礼ではあるものの「ふっ」と笑みを零した。

「(上目遣いってずるくないか。可愛すぎる)ん、じゃあ遠慮なく。気まぐれな所とか、愛想がない所とか割に合ってるな。でも、そんな所が可愛んだよな」

相手に触ってもいい、そう言われれば分かりやすい程目をキラキラと輝かせた。先程引っ込めた手を恐る恐る出せば相手の頭へと手を置き、壊れ物を扱うような手つきで撫で始めた。自分の念願が叶った事もありポロりと自分が言うには不似合いな言葉が口から溢れる。本人自身は気づいてはいない様で触れたことの喜びから気分は最高潮にいいようだった。

「流石耳が良いな。頼りになるよ深兎」


【木更捺】

ザクザクと子気味の良い音をたてながら捺は1人森の中を進んでいく。時々、何かを探すように辺りを見渡しては足を止め、その何かが無ければまた森へと足を進める。そんな工程を何度も捺は繰り返し行っていた。

その何かとは、___護衛者副団長の折橋深兎の事である。先程団長から電話があり『多分森に居るだろうから連れ戻してこい』と命令されたのだ。本当は嫌であったものの、断ろうにも断れずその命令を渋々受け今に至ると言う訳だ。

「(どうせなら自分で副団長を連れ戻せばいいのに。押し付けがましいっていうか、自分勝手て言うか。ってまず何で、私なのよ)」

差ほど、頼まれる事は自分自身嫌いでは無いのだがどうもあの副団長とは上手くいかない。だからか、捺の内心は荒れていた。しかしそう思っても後の祭りな訳で受けたからにはちゃんと遂行しようと心に決める。

「(本当に、こんな所にいるの」

暫く森を歩いてみたものの一向に姿を見つけることが出来ない。その現状にイライラが募っていくばかりである。(もう、諦めようか)そう思い来た道を戻ろうとした時声が聞こえ一目散に森を駆け抜ける。

森の茂みからチラリと副団長の横顔が見え、自分も勢いよく茂みからひよっこと顔を覗かせた。

「副団長、こんな森で何しているんですか。随分と探しましたよ。それと団長がよ___」

用件を伝えようとした所で、漸く副団長が1人では無いことに気付き思わず言葉が詰まる。殺し屋である観月を捉えれば、深兎と観月を交互に見やるように目をキョロキョロと動かした後フリーズした。

「(え、え。何で殺し屋何かと一緒にいるの。)」






Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.89 )
日時: 2016/10/04 22:11
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

【了解ですっ!】

>>88

【折橋 深兎】

「団長...ふふっ、多分なんとかなるよ。なんだかんだ言って優しいからね、あの人も。...ちょ、なんで笑うのっ。」

姿を脳裏に思い浮かべれば、柔らかい笑みを浮かべてこくりと頷く。厳しいとこもあるし少し近寄り難い面もあるけれど、深兎にとっては誰よりも近いし存在であったのは間違いない。だからだろうか、「何とかなる」と確証もなしに思うのである。まぁ根拠なんてものもないし、観月を巻き込むことは出来ないから一人でどうにかするのが一番良いかもしれない。

顔を見て笑みを零されたことに若干不満そうな声を上げれば、頬を膨らませて拗ねたように視線を逸らす。実際は拗ねているのではなく、なんとなく恥ずかしくなっただけではあるのだが。わざわざそれを伝える必要も無いし、少しぐらい困ればいいと思っていた。

「んっ...?!......そ、そう。ありがと。」

撫でられて目を細めれば、紡がれた褒め言葉に思わず驚いて声を出す。恥ずかしいけれど嬉しいとはこういうことなのか、そう考えながらか細い声でお礼を言えば、「頼りにしてて」と付け加えた後スーッと目を細める。

「(来た。とりあえずは騙すか、複数になったら面倒臭いし。)」

僅か数秒、されど数秒。聞きなれた音が聞こえてそう考えれば、不意に聞こえた声に行動を起こす。自分の頭に触れていた観月の手首を握り、それを背中に回せば片手で懐から拳銃を取り出して首筋へと押し付け。いつもの眠そうな目で観月を見ながら、「動いたら、ね?」と脅すように呟いて視線を逸らすら、
少しだけ我慢していて欲しい、というか話を合わせて欲しい。そう思いながら先程の声の主__木更捺の方に目を向ければ、ここからが腕の見せ所だと内心で思いながら小首を傾げた。なんでよりにもよってこの子なのだろうか、あまり得意ではないというのに。

「団長が、なに?見ての通り取り込み中だから...さっさと話して。」

Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.90 )
日時: 2016/10/05 16:55
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)

>>89

【瀬波観月】

「んー、優しいか、あいつ?この頃は関わりないからさっぱり分からん。ふふ、何となくだよ」

護衛者の団長が優しいか何て俺にはさっぱり分からない。けれど、護衛者の副団長である深兎がそういうのだからそうなのだろう。そう自分を納得させればぷくっと頬を膨らまし不満そうに声を上げた深兎の姿が目に入る。暫くの間じっと、相手の表情を窺っていたのだが逸らされてしまった。

「(もしかして、何か彼女が不満に思う事をうっかり言ってしまったのだろうか)」

少し不安は残ったもののそれを言葉にはせず口を紡ぐ。また、余計な事を言ってしまわないようにと。

「いえいえ、本当のこと言った迄だからな」

なでなで、ともう1度彼女の頭を撫でれば今度こそ彼女の頭から手を離そうとしたのだが彼女にいきなり手首を捕まれ、思わず困惑してしまう。あたふたとしている間に遂には自分の首筋に銃も当てられ更に訳が分からないとでも言うように目を白黒させていたが、その数秒後入ってきた闖入者により彼女の意図を漸く読み取ることが出来た。

此処は彼女に合わすべきなのかそう思えば勝手に口は動き観月は言葉を吐いた。

「はっ、まさか。護衛者の奴に捕まるなんてな。思い切り油断していたよ、撃てるなら撃って見ろよ副団長さん。その代わりと言っては何だが__」

クスリ、と口元に笑みを刻めば掴まれていない手を伸ばし深兎の頭に銃口を向ける。しっかりと銃を握り今にも撃ちそうな勢いであるものの勿論撃つ気は更々ない。そうこれは、只の演技に過ぎないのだ。


【木更捺】

「お、お取り込み中でしたか。えっと団長が早く帰って来いって言ってました」

急ぐように用件を述べれば捺はもう1度2人を交互に見やる。一瞬だが先程2人が仲良さそうに話しているように見えたのだ。けれど今の状況ではとてもそんなふうには見えない。どちらかと言うと敵対してるように見える。護衛者と殺し屋が敵対するのも当然なのだが。

「(何だ、単なる私の見間違いか。んー、やっぱり副団長さんは苦手だな嫌いという訳では無いけど。一つ一つの言葉がきついって言うか近寄り難いと言うか。」

用件も無事終わりもう此処に留まる必要も無いだろう、そい思えば自然に体は来た方向へと向いた。けれど、目の端で見えた光景に思わず振り返ってしまう。

そう、殺し屋である奴が副団長の頭に銃口を向けているのだ。決して副団長の力を疑う訳では無いが此処は手助けした方が良いと瞬時に判断すれば腰に下がっていた細剣を抜く。

そして、お手伝いしますと言わんばかりに声を荒げた。

「副団長早く、銃で奴を撃って下さい。もし撃てなければわたしがこの剣で」




Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.91 )
日時: 2016/10/05 17:22
名前: 月無 (ID: joMfcOas)

>>90

【折橋 深兎】


「っち...良いよ、殺しても。とはいえ、ただで死ぬつもりは無いけどね。」

頭に触れた銃口の感触に顔を顰めながら、そう言葉を返せば銃を持つ手に力を入れる。引き金を引いてはいけない、そう思うのは何年ぶりだろうか。癖で撃ってしまいそうでとても怖かった。

とりあえず観月が話を合わせてくれたことに感謝しながら、この行動はまずいのではないかとうっすら思う。目の前の少女はこういう時、自分も手を貸そうとここに残るタイプである。それに仕事と好き嫌いはきちんと分ける子だから、助けようと思うであろう。そこまで考えれば自然と結果は見えてきて__。

「そ、りょーかい...ったく、アイツも心配症だから。...撃つ、ねぇ。それをすれば私の頭も吹っ飛ぶんだけど。」

要件を聞きブツブツと文句を言いつつ、こちらを向いて細剣を抜き放った事に内心で舌打ちを一つ。やはり予想通りだったか、これはかなりめんどくさいことになってしまった。自分が引き金を引くこともないし、だからといって彼女に細剣を振るわせる理由にも行かない。観月の力を疑っているわけでもないが、だからといってやはり自分の仲間の後始末ぐらいは自分でやるのが礼儀だろうとそう思った。

ならばどうするか。どうすればこの状況を...そこまで考えて一つの可能性を閃けば、声の音量を下げて囁きかけるように言葉を紡ぐ。

「観月、私に仕事を依頼して。「俺を守れ」って、そう。」


Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.92 )
日時: 2016/10/06 16:55
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)

>>91

【瀬波観月】

「ふーん、そうさらっと言われるとつまんないね。怯えた顔を…とは思ったけれど、君がそんな顔をするはずないよね副団長さん?」

今自分の手の内にある銃を撃ってはいけないと頭では分かっている。でも、気を抜けば本当に彼女目掛けて撃ってしまいそうでその恐怖からかブルブルと手は大きく振動する様に震えた。本当に情けないものである。だがだからとは言え此処で銃を下ろすなんて不自然極まりない事は出来ない。だって今俺と彼女は敵同士と言う設定で成り立っているのだから。

「(あー、不味い事になっちゃったかな。ついつい助けるつもりが余計雲行きを怪しくしたような」)

観月はちょっぴり内心焦っていた。副団長を守るために団員が残ることも一応頭の中では展開として考えていたものの、まさかそれが実行されるとは思わなかったのだ。これは本当に面倒くさい事になった様だ。そう思いながらチラリ、と横を見れば細剣を構え今にも剣を振るおうとする彼女の姿が目に映る。下手したら、斬られるかな、何て呑気な事を頭の中で考えてはまあ、それも有りかなと楽観的な事を考え始めた。もし仮に彼女が斬りかかって来たら遠慮なくこちらからも攻撃する事が出来る。そうなれば反撃は可能と言うことで目の前の彼女だって守ることが出来るのだ。そうなって欲しい、そうなれば良いと観月は内心思っていた。

「は、何をいきなり。もしかして、深兎あの子と戦うつもりなのか。そんな事したら護衛者としての立場が危うくなるだろ。もし仮にそうだとしたら、そんな仕事の依頼を深兎には頼めない。守ってくれるのは素直に嬉しいけれど、立場を危うくするなんてしちゃ駄目だよ。」

彼女同様に声のボリュームを落としそう囁けば首を横に振る。彼女は何か作戦があって提案してくれたのかもしれない、けれど自分自身そんな事はして欲しくなかった。だからか、観月は納得する事が出来なかった。


【木更捺】

「嗚呼、そうですよね。仮に撃ったとしたら撃たれて終わり。御免なさい、そこまで考えてませんでした」

その場てぺこりと頭を下げれば、どうやったら無傷で副団長を助け出せるのか考え始める。確かに奴を銃で撃って倒してしまうのが一番手っ取り早い方法だけれども今副団長と奴は銃をどちらも相手へと銃を突き立てている状態にある。下手したらどちらも終わり、つまりバットエンドだ。そんな事をしたら団長に怒られるのも10も承知である。

そうなれば、他に方法は一つしか残ってはいなくて一先ずその行動を起こすために細剣を鞘に仕舞う。

「では、私がその奴の銃を落とすのでその間に副団長は銃を撃って下さい」

そう言ってゴソゴソとし取り出したのはナイフだった。威力は剣や銃より格段に弱く普段はそんなに戦闘向きでは無いのだが銃を落とすくらいは出来る。流石に剣を投げるのは副団長にも被害が及んでしまう恐れがあるため止めはしたもののナイフならば的は簡単に射抜けるであろう。

「せい、やっ!」

集中し的を見極めればそんな掛け声と共に先っぽが鋭く尖ったナイフを彼の手の甲目掛けて放った。


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