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- 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】
- 日時: 2018/04/11 19:07
- 名前: トースト (ID: TFLBhktw)
人間は機械である。
ちょっとでも触れると欲情が激しく回る機械である。___ギ・ド・モーパッサン
---
煙突から出る蒸気が、空まで立ち昇って居る。
僕は其れを見上げて、感嘆の声をあげたんだ。
……だけど、君はそうじゃなかった。
君は今にも泣き出しそうな顔で、空を仰いで居る。
そんな君の様子があんまりにも綺麗だったから…僕は___
…………………………
---
如何も、トーストと申す者で御座います。今回は「スチームパンク」を題材としてなりをしていこうと思います。
スチームパンクとは
スチームパンク(steampunk)とはSFのジャンルの一つ。意味合いとしては「産業革命の原動力となった蒸気機関が、現実の歴史における絶頂期のありようを超越して発展した技術体系や社会を前提としたSF作品」などと形容することができる。
※ピクシブ百科引用
注意!
・本体同士の喧嘩、荒らし、成り済ましはお辞め下さい
・パクリなどは御遠慮下さい
・中傷的な発言、私を含め皆様が不快になる様な文面での意見は御遠慮願います
・少しでも不快に思った方はUターンを推奨します
・此のスレはNLのみに対応しております
・キャラは一人三役迄とさせて頂きます
・手持ちキャラは性別や職業がなるべく偏らない様にして頂けると幸いです(一人三役の場合は女二役、または男二役にして下さい)
・他の参加者様と職業が被るのは偏らない程度であれば構いません
・中文や長文でなくとも構いませんが短文過ぎるのはお辞め下さい
・予約期限は二週間迄とさせて頂きます
キャラ一覧
シェリア・マリオット→アリサ様>>2
エレノア・エルウェス→みや様>>4
ロノロ・フラム→流星のように様>>5
ロウェル・スミス→スレ主>>7
ロスカ・スミス→スレ主>>7
アルフレド=サンドストレム→みや様>>9
ソルム・トゥード→銀色の気まぐれ者様>>10
エイデン・“ルカ”・ハワード→流星のように様>>12
ハンナ・アルフォード→ろっか様>>14
レベッカ・ニコルソン→エト様>>43
ヴィクター・エイデン→アルミホイル様>>56
キャラシ
【名前】(英名でお願いします)
【性別】
【年齢】(18歳以上でお願いします)
【祖国】(スチームランド、クライム、パニッシュメントの中からお選び下さい)
【性格】
【容姿】(其の祖国に合った服装でお願いします)
【職業】(其の祖国にありそうな職業でお願いします)
【魔法or錬金術】(祖国でクライムとパニッシュメントを選んだ時のみ具体的にクライムならば魔法、パニッシュメントなら錬金術をご記入下さい。チート過ぎるのは無しでお願いします。)
【好きなもの】
【嫌いなもの】
【備考】
【募集】
【乗っかり】
【サンボ】「」「」「」(其々改行して下さって構いません)
※()は消して下さい。
上記のことを理解された方のみ此の儘お進み下さい。
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.31 )
- 日時: 2018/03/08 09:34
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: wpFLrdXO)
【>>30 むむむ・・・・仕方ない、簡単なMOBをださせていただきますね。】
小さい少年は見慣れた人物が誰かに話しかけているのに気づき、その”誰か”のことを探ろうと
近くへ寄る。どうやらパン屋へ来てほしいと言ってるものの、一向に向かう気配はなく、場所を
知らないんだなと納得する。薄茶色の髪に緑の瞳をもつ少年は、迷っているらしき女性に声を掛けた。
「にーちゃんの、パン屋へ行くのか。」
ぶっきらぼうにそう問うてみる。”にーちゃん”とはいっても、本当の兄弟なわけではなく、よく
小さい子の世話をしているが故呼ばれるようになったものだ。勿論、”にーちゃん”は銀髪の彼で
ある。もとはこの少年も空賊に襲われ孤児となったが一向に孤児院になじめなかった一人だ。
孤児院ではそういう子供は数人おり、どれも心に深い傷を負っている者が多い。ただ単に、毎日
パンをくれる彼だけは仲良くなった、と。そういうありがちな話という訳だ。
「案内してやっても、いいぞ。」
人とどう接していいかわからない少年は、少し上から目線の言葉しかだしようもなく、こんなんじゃ
友達をつくるなんて無理だ、と諦めかけている。
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.32 )
- 日時: 2018/03/08 18:19
- 名前: トースト (ID: TFLBhktw)
【ロウェル・スミス/城下町】
城下町には様々な人、店がある。自分の店と言えばあともう少しで貧民街かそうではないかの丁度其の境目、ぎりぎり城下町の区域に入って居るものの、陽の目は余り当たらない、ひっそりと佇んで居る小さな煉瓦造りの店ーー其れが俺と妹の店。
人は余り来ないし、常連だって存在しない。経営は傾いていくばかりで生きるのも精一杯になって居る。丁度今現在そんなところだ。両親が空賊に殺されてから、ずっと此の調子。貧民街に比べれば豊かな生活は出来てるかも知れないけど、其れでも城下町の一般市民と比べれば自分と妹の生活は、正直言って下の下だ。だから俺は、毎日働く。余り働きたがらない妹の為にも、俺が頑張らなきゃいけないのだ。
「あらロウェル君!お早う、今日も仕事かい?」
声のした方へ顔を向ければ、其処には何時もお世話になっているおばさんの顔があり、ニコニコ笑い乍ら俺を見て居る。俺は其れに応える様にぱぁっと顔を明るくし「はいっ!今日も頑張ります!」と言い、其の後二三言雑談をした。ひとしきり話し終えると軽く挨拶をし、おばさんと別れる。此れも日常、想定内だ。___と、此処で想定内では無いことが…。自分の店の周りに、珍しく人集りが…。
「……ぇ…なに、此れ…」
現状に頭がついていけず、振り絞った様な細い声が洩れた。未だ脳がフリーズして居る。否、脳自体が考えることを拒否してる……と言った方が正しいだろうか?
すると不意に、誰かしら…野次馬の声が聞こえた。
「あら、あれは誰の店?空賊にでも荒らされたのかしら」
「あれはスミス双子の店だよ。可哀想に、空賊に荒らされるなんて……運が無かったんだね」
其れを聞いて、俺は自分の店の前で、膝から崩れ落ちた。
「あ、ぁぁ、あ、どう、して…っ…」
情けない声が洩れた。知ったことか。俺は今、其れ以上に取り乱して居るんだ。
____________空賊に店を荒らされた。
………嗚呼、矢っ張り神様は…俺達に理不尽だ。
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.33 )
- 日時: 2018/03/08 18:49
- 名前: ろっか (ID: gF4d7gY7)
【ハンナ・アルフォード/城下町と貧民街の境にて】
今日はよく声をかけられる。ハンナは振り返って少年を見つける。にーちゃん、とは先程の彼のことだろうか。ハンナは柔らかな微笑みを浮かべて、少年に目線の高さを合わせた。
「お声掛け感謝致します。お優しいのですね。ご案内、お願い出来ますか?」
ハンナは少年の返事を微笑みを浮かべて待った。
その一瞬、一瞬ではあったが。
人の、嘆きが聞こえた気がした。
気の所為だろうと思えば、気の所為なのかもしれない。それでもハンナはそちらを見つめた。その目は何時も通りの澄んだ目で、何を思うのか誰もわからない。
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.34 )
- 日時: 2018/03/08 20:29
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: wpFLrdXO)
【少年/城下町と貧民街の境→パン屋→スラム】
【>>32 気になったのでからませていただきました。蹴る場合言ってください、文を修正
致しますので。】
【>>33 文を打ち切る様な形になってしまいすみません。】
(優しそう・・・・。)
微笑みを返してくれたことへの喜びで、顔がぱあああっと明るくなり元気よく返事をした。身なりは
汚らしく、周りの者からはひそひそと陰口を言われることが日々になってきた少年には、明るい
微笑みは向けられることがないもので、とてもうれしかったのだろう。
少年「こっちだ!」
パン屋の方向を指さすと、パン屋は結構近くに見当たる、明るい感じの店だった。すこしスラムが
近くて、人が多いという程でもないが常連は数人おり、それなりに儲かっていた。すると、左の
煉瓦造りの建物に、人だかりができていた。そちらの方向からは話し声が聞こえるものの、今は
とりあえず案内をしなければ、と少年はパン屋へ走る。きちんとついてきているか、何度か後ろを
振り返りながら、いい香りが漂うパン屋へ到着した。ガラス窓からはレジが見えて、”にーちゃん”
と呼ばれた彼が接客をしていた。店へはいっていくと、彼はあれ、と声を漏らす。
「ロート、お前なんでここに?あ、というかさっきの人・・・・。」
ロート、と呼ばれた少年と女性を交互に見て、なるほどと納得する。
「道案内したのか?ありがとな。ロート、お前はさっさと帰った方がいいぞ。妹ちゃんが心配
だしな。後でパン持ってくから、家を離れるなよー。」
笑顔を向けて少年を見送ると、少年はそういえば、と話を続けてくる。
少年「煉瓦の建物に人だかりができてたよ。」
そのことを聞き、そうか、とすこし考える。位置的にはスラムに近いから、空賊に襲われたの
かもしれないなぁ、と小さくつぶやいた。
少年「じゃ!」
少年はそういうと、元気に走って帰ってゆく。
【ソルム・トゥード/パン屋の前】
本当に来た事にすこし驚きながら、なにか話をしようとすると、奥から店長がでてくる。茶髪に
黒目の、明るそうな女性だ。
店長「あら別嬪さんじゃないの!見た所お仕事は聖職者かしら?ソル、話は聞いといたから
人だかりの方を見といで!情報はあった方がいいんだから。ねぇあんた、うちのパン
食べるかい?今丁度焼きたてのがあるんだよ。あ、お代はいいんだよ、食べてもらえる
だけで満足よ!」
店長は奥から外はぱりっと、中はもっちりのパンを持ってきて、白いお皿へのせて一口どうぞ、
とちぎって渡す。彼は人だかりが気になる為、制服を置いて人だかりの方へ行ってしまう。
店長は世間話を始めるが、中々終わらなさそうだ。彼が店の外へ出ると、会話の内容からして
どうやら空賊に襲われたようで、建物の前では同じくらいの年の男性が膝から崩れ落ちていた。
恐らく、この建物に住んでいる人だろう、と予想する。
「空賊かな・・・・ここ、スラムに近いし、その可能性が一番あるな。」
と、一人で呟く。余程ショックなのだろう、”どうして”という声が聞こえる。うーん、と
悩んだのち、声を掛けてみる。
「大丈夫ですか。中に人が、居たんですか?」
ない方がいい事を聞いてみる。スミス双子の店、という声も聞こえたので、人が居た可能性は
高い。店番をしていた、という可能性もある。空賊は、人が居たら殺すか、攫うか、いろんな
可能性はあるが、隠れていない限り居なくなっている事は多いし、大体は殺されている。
(無事、とは言い切れないよな・・・・。)
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.35 )
- 日時: 2018/03/08 23:56
- 名前: 流星のように (ID: pWP11oLr)
【ロノロ・フラム/貧民街ーの何処か】
「おいおい、勘弁してくれよ」
貧民街の道端で大柄な男性と対峙するロノロ。
陽気が差し込んだゆったりとした朝の街に反して、辺りは物々しい雰囲気に包まれている。
男性の財布を掏り、壮絶な逃亡劇を繰り広げたのが、昨日のこと。そして因縁の二人は此処で、再び邂逅した。
さて、どうしたもんか。
昨日の二の舞になり兼ねないこの状況。逃げ果せる自信はあるが、此奴と鬼ごっこはもう御免だ。ありえない。
「運命感じちゃうよ、お兄さん。そんなに返して欲しいなら・・・」
ズボンのポケットから男性の財布を取り出すと、勢い良く振り被る。そう、すべてはふかふかのベットのため。
「くれてやるよ」
そう云うと、男性の後方に財布を放り投げる。これは囮だ。
ロノロは反転して、地面を蹴る。
ぐえっ。
がっしりと首根っこを掴まれ、離れられない。
恐る恐る振り返ると、恐ろしい形相で男性が此方を睨んでいる。そして丸太のような腕が振り上げられ、拳が握られていた。
一拍。
「あー、ごめんごめん。つい出来心d」
一閃。
男性の右ストレートはロノロの顔面を容赦なく襲い、衝撃で体ごと吹き飛ぶ。
いつのまにかぱらぱらと集まった野次馬が軽く悲鳴を上げ、ロノロは地面に垂れ込んだ。
その後、馬乗りの状態で殴打に次ぐ殴打(怒りの鉄槌)を受け、意識が遠く。そしてボロ雑巾のように路地裏に放り捨てられるのだった。_____
「傷っ」
仰向けで大の字になるロノロ。放心状態で空を仰ぐ。
ああ、厄日だ。間違いない。顔面がすこぶる痛い。死んじゃう、死んじゃu。
しかしその割には、ロノロの顔に大きな痣などは無く、至って軽傷であった。ゆらりと立ち上がり、ずるずると壁を伝いながら、路地裏を歩く。
クソ、クソッ。あの野郎、顔を思い出すと無性に殴りたくなってきた。
ふと、心地よい香りがふんわりと漂った。
何だ、これ。ロノロは香りが漂う方向に歩を進める。
路地の突き当り、そこを曲がり、真っ直ぐ進む。
そこには花々に囲まれた少女がいた。(>>24)
ああ、何だ。これか。
納得すると、ロノロはそのままずるずると壁を伝って、通り過ぎようとする。
此奴、この恰好は・・・、魔法使いか。ん?少女の風貌から何かを察すると、
立ち止まり、
「お前さ、このボロボロの俺に効く回復魔法とか使えない?」
と、不躾な質問を飛ばす無礼者。
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.36 )
- 日時: 2018/03/09 00:10
- 名前: トースト (ID: TFLBhktw)
【>>34 絡み有難う御座います!ウェルカムです!】
【ロウェル・スミス/城下町】
「ふぇ…?」
不意に頭上から降ってきた声に気付き、するすると視線を上げていく。随分と細身な躰の先には、自分と同年代とも思える銀髪の青年の顔があり、此方の様子を伺って居る様に思えた。泣いて居る訳では無いが……自分の少し涙の膜が張ってある潤んだ瞳が、青年の双眸と目が合った様な気がして、慌ててさっと目を逸らし、俯いた。だって、初対面の人は、怖い…。
「え、えっと……店には…誰も……だから、大丈夫、です…」
もごもごと、消え入りそうな声で話す。青年には失礼且つ申し訳ない気がするが…こういう性分なのだ。仕方無い。
と言うか実際、青年に言った言葉は半分が真実でもう半分は嘘だ。店に誰も居なかったことは真実。怪我人も死人も、誰一人として出て居ない。そして「大丈夫」と言ったことが嘘。幾ら死人が出て居ないと言えども、自分にはもう明日から生活していく為のお金を稼ぐ所がないのだ。唯でさえ、生きていくのに精一杯だったというのに…。明日から如何やって生きていけば善いというのだろう…?"終わり"、という言葉はこういう時に使うのかも知れない、と此の時他人事の様に思った。
「………………………もう、終わり……なのかな…?」
は、はは…余生をこんなにも残して、こんな早く終わるとは、思ってなかったな…。
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.37 )
- 日時: 2018/03/09 01:51
- 名前: ろっか (ID: gF4d7gY7)
【ハンナ・アルフォード/城下町と貧民街の境にて】
少年に道を案内してもらい、店についた。美味しそうなパンの香りが店の中から風に運ばれてくる。店に入ると、先程の彼がいた。仕事中だろうと軽く会釈して店の隅による。ここまで案内してくれたロート、という少年はもうここを立ち去るようで、最後に一度声をかけた。
「ありがとうございます。あなたのお陰で助かりました。どうか、あなたに光の御加護がありますように。」
そっとロートの頬に触れ、微笑む。どうか、どうかと祈りを捧げて。そうしてロートを見送った。店の奥から出てきた人の良さそうな店長はお代はいらないとハンナにパンを渡した。お礼をしにきたのだが、ハンナは柔く微笑んで一口パンを頂いた。あぁ、美味しい!と、ついついと言った様に感嘆の声を上げた。そうしてしばらくの間、店長の世間話を聞いた。そうして漸く本来の目的を話すと、ハンナは杖を手に店の中心に立った。
「御礼として、ほんの僅かなものですが。」
すっと跪き、祈りを捧げるように手のひらと手のひらを合わせ、ゆっくりと指と指を絡ませる。そうして瞳を閉じると、“神に聞こえないような”小さな声で唱えた。
「どうか、此処に静かなる繁栄と幸福を」
【スレ主様に質問です。クライムの魔導師の使える魔法は一種類のみですか?理解力がなくてすみません!】
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.38 )
- 日時: 2018/03/09 11:54
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: wpFLrdXO)
>>36
【>>36 このきっかけで仲良くなれたらいいなぁ・・・・。あーそうだトーストさん、どういう感じで
荒らされてるんでしょうか?度合いによっては修復できるんじゃないかな、と思っているんです
が・・・・。あと、貧民街ってどんな感じなんでしょうか?廃墟とか空き家が結構あって、よく空賊
に襲われる、ってイメージなんですけどあってますか?できればでいいので、ご回答お願い
致します。】
【ソルム・トゥード/城下町】
瞳がこちらを向くものの、すぐに視線をそらし下を向いてしまう。人見知りなのだろうか、と思い
ながら返事を待つと、”大丈夫”という声が返ってくる。かなりのショックを受けている様に見える
し、大丈夫には見えない。店、という声も聞こえるし、家ではないのだろう。双子だ、と周りの
人達も言っているからそれとは別に家にいるのだろう、と予測し、怪我人や死人がでなかった事に
安堵するものの、ここで打ちひしがれていても仕方がない、と店の中へはいってゆく。
「とりあえず、残っている物で大事な物だけ持ち出した方がいい。また、空賊に襲われる可能性も
あるしな。空賊は、見当たる限りの金目の物だけを持っていくケースが多いし、うまいところに
隠しておけば見つからない可能性は高い。とりあえず大切な物だけ持って、この場を離れた方が
いいだろう。」
ここにいても、目の前の現実にただただショックを受けるだけだ。また盗られたくないものだけ
持っておいて、ここからは離れてどこかで気持ちを落ち着かせ、その後修復を考えた方がいいだろう、
と考えを巡らせる。伝えたのはあくまで”意見”だ。とはいっても、実際家(廃墟)はスラムに
あるし、何回か襲われた事もあるから経験に基づいた”意見”ではあるだろう。修復できるまでは
店長のパン屋で働いてもらうのはどうだろう、と意見をだそうとするが、それはまた後でにしよう、
と言葉を飲み込む。
>>37
【店長/パン屋】
一通り世間話をし終わると、なにかを始めるので店長は黙って見ている。それは加護なのか、
はたまた魔法なのか、祈りなのか。ただ、なにかをしてくれている、という事しかわからず、
見ている事しかできない。
「こんなパンでよけりゃいつでもいらっしゃい!あたしはここの二階に住んでるからね、
いつでも来るんだよ!」
明るく、微笑みを見せる。スラムの子供も来るこのパン屋は、汚らしいと、嫌われている。
だから、お客が来ることはあまりない。来たとしても、スラムの子位だ。でも、その優しさ故
スラムの子にパンをあげ、懐かれている。お客があまり来ないといっても、常連はいるのだ。
常連さんのおかげで、それなりに食べていけてはいる、という現状である。
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.39 )
- 日時: 2018/03/09 16:53
- 名前: アリサ (ID: 7JU8JzHD)
- 参照:
>>35
短剣を取り出した途端、
この場に繰り返し響き渡っては
此方へ近付く靴音が聞こえてきた。
暫くするとその音は止み、
そこからは男性の声が発される。
シェリアは花へ向けた短剣を
そっと直し立ち上がった。
「ごめんなさい。
私……治癒は出来ないんです。」
顔は下を向いたまま、
相手目も合わさずにそう言葉を発する。
「……薬ならあるけれど……。」
そう付け足し、
取り出した物は身体の傷に
良いとされる草が入った麻袋だった。
«あああ、ありがとうございます……!
良いものを書けるよう頑張ります……!»
- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.40 )
- 日時: 2018/03/09 19:28
- 名前: みや (ID: Hygi4e/W)
【エレノア・エルウェス/貧民街】
「ん、またいつでもどうぞ!」
アルフレドのなおした時計を依頼主へと届けると報酬だという封筒と砂糖菓子を渡された。
それを受け取るとそのままつぎの依頼者の家へ行くために治安がいいとは言えない通りを歩く。
朝出会った彼女は来るだろうか?
ふとそんなことを考え、遊びにおいでといえばよかったな、と少し思う。
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