二次なりきり掲示板

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【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】
日時: 2018/03/08 04:43
名前: 紬 ◆CoSO4yshlQ (ID: LI/icqd3)
参照: http://内容変更いたしました。

その昔、契約を結んだ二人の男女が居た。

それは、街では禁忌と呼ばれるもので勿論それが禁忌だと言うことは男もよく知っていた。だけど、男は禁忌を犯し女と契約を結んだ。

そう、それがいかに恐ろしいものかも知らずに。

そしてその数年後、禁忌を犯した者を処罰する為の部隊が作られた。その部隊は街でも有名で禁忌を犯した者を探しては処罰していった。

当然、それは彼等の耳にも届き遂には彼らは部隊に追い詰められた。

だが、追い詰められたにも関わらず契約を交わした彼女だけは笑顔だった。そして、部隊に彼に向かってこう囁く様に告げた。

『嗚呼、そうそう貴方達に言い忘れていたことがあったわ。仮に私をその今持っている銃で撃てば彼も死ぬわよ。ここまで言えば私の言いたいこと分かるでしょ?そう私達は一心同体なの。契約した時にそう決まっているの。ねえ、その真実を知った貴方達はどうする?』

そう彼女は呟き妖気に笑った。

_____これは禁忌を犯した者と、それを追うものの話_____

***
今晩は、この頃コロコロと名前を変えている紬です。どうしても契約ものを作りたかったので勢いで作ってしまいました。

内容はシンプルに。
何の捻りもないですが、契約を交わした者とそれを処罰しようとする部隊のお話。

勿論、戦闘も恋愛も有り。
そんな緩い感じですが興味を持たれた方は少し待っていただけると有難いです。


主人…【儀式魔術により(悪魔)などと、契約を結んだ人の事を指します。そして体の何処かに契約を交わした事を示す印が付いています。印は一般人にバレないようにと隠している人が殆どです。それなりの力がある故に術者を縛ることも命令する事も可能。】

術者…【儀式魔術によって呼び出され、自分の主人となる人と契約を結んだ者の事を示す。自ら自分の意思で契約するもののいればそうでないものもいる。自分から契約を解除することは出来ない。主人と同様に何処かに契約を交わした事を示す印が付いている。主人からの命令は無視することは出来ない。主人を見守ると言う役目もある。】

撲滅部隊…【禁忌を犯した者を処罰する為に作られた部隊。街では残酷と言うことで有名であるものの街の人には怖がられていない。力はそこそこでごく希に能力を持っている人もいるがそれは僅かである。普段の仕事と言えば禁忌を犯した者を探して処罰する事だがその仕事がない場合は街の安全を守る警護に徹している。一方で警察の役割を果たす】

契約【人間と(悪魔、吸血鬼など)が契約を交わすこと。交わした直後は主人と術者となり一心同体となる。つまり主人もしくは契約を交わした者が命を落とせば自分も命を落とすことになる。(逆も然り)契約を解除した場合でもそれは消えることなく主人を縛り上げる鎖となる。】

召喚魔術…【契約した者を呼ぶことが出来る魔術。召喚の際にはかなりの疲労が伴うため余り召喚魔術を使うものは少ない。】

儀式魔術…【悪魔などと契約をする時に行われる儀式。儀式を行う際に必要な専用の魔法陣を地面に描くためかなり酷だと言われている。力が弱いものは命の危険性もある。そのため儀式を行う者は16歳以上と制限されている。】


能力【誰しもが持つことを許される力。但し、能力を使うと1人1人何かしらの反動があり誰しも連続して能力を使う事が出来ない。】

後に加える可能性あり。

【主人と術者の組み合わせについてはこちらでは決めませんので、参加者同士声を掛け合って決めてくださって結構です。】

*主人【何人でも可】
*水戸 雫 【月無様】>>25
*緋乃 夏月【スレ主】>>302
*

*術者【何人でも可】
*Charlotte=Grace=Oliva【スレ主】>>11
*イザベラ 【月無様】>>72
*ミナ・トラウム 【霜月様】>>86
*ミランダ【まらん様】>>137
*Levi=Lucas=Owen【スレ主】>>168

*撲滅部隊
*団長…齋熾 悠人 【スレ主】>>1
*副団長…ナタリア 【まらん様】>>3
*団員…月宮 梓 【霜月様】>>19
【何人でも可】


【キャラシート】
*(  )は消してください。
【名前/読み方】(和名でも洋名でも構いません)
【性別】
【年齢】(術者であれば外見年齢をお書き下さい)
【性格】
【容姿】
【役職】(>>0からお選びください。術者を選んだ場合は人種もお書き下さい。)
【武器】(2つまで)
【能力】(チートにならない程度でお願いします)
【募集】(3つまで)
【乗っかり】
【備考】
【サンボ】


【注意事項】

・本体同士の恋愛、喧嘩は止めて下さい。
・成りすましや荒らしもやめ下さい。
・登録逃げ、チートキャラは御遠慮下さい。
・キャラ同士の恋愛は大歓迎です。してもらっても構いません。
・予約は可能ですが予約期間は1週間までとさせて頂きます。
※1週間過ぎた場合は取り消しとなります。
・何日も来ないと言うのも止めて下さい。
※1ヶ月以上来られない場合はこちらでキャラを解除させて頂きます。
・来れない時はスレ主に一声掛けて頂ければ幸いです。【一声掛けてもらった場合はキャラを解除致しません。】
・今回は文字数の制限は設けませんので、短くても長くても構いません。但し台詞だけは止めて下さい。
・本体同士の会話は【】でお願い致します。
・何かありましたら遠慮なくスレ主まで。

何か有り次第追加致します。

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Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.306 )
日時: 2018/03/16 08:04
名前: 月無 (ID: SGjK60el)

【んー、そうですね。イザベラは多分前主以外の人間とは契約したがらないと思うので、個人的には後者でしょうか?逆に仲が悪い設定もありかなーとは思いました。元々雫は敵とか作らないタイプなんですが、全くいないという訳でもないので(笑)】

【水戸 雫/城下町近くの原っぱ】

「ふふっ、貴方が恥ずかしがってくれるのは何だか嬉しいわ。」

相手の呟きはきちんと聞こえたのか、さらに笑い声を漏らせばゆるりと目を細める。場の雰囲気が和やかなのは、彼女に敵意が全くないからだろう。

「即答なのが潔いいわね。……まぁ、いいわ、今回は許してあげる。」

相手の謝罪にちらりと視線を向け、少しむくれた様子であるものの仕方なさげにそう言葉を紡ぐ。コロコロと機嫌が変わるのは彼女らしい。すぐにふわりと笑を浮かべれば、「からかったぶんだけ甘やかしてちょうだいね?」なんて戯言を述べて。

「私からしたら可愛い子供……いえ、弟分かしら。どちらにしろ可愛いことに変わりはないわね。」

相手の不機嫌さにコロコロと楽しげな笑を漏らす。やめないあたり人が悪いというか、不機嫌な様子を楽しんでいるように思えた。撫でて乱れてしまった髪を手ぐしで整えれば、「ごめんね?」なんて全く悪気のない笑で言ってから手を離してやり。

【イザベラ/城下町近くの原っぱ】

「………主が大好き、的な?」

手を振られて少し戸惑いを見せるも、おずおずと振り返しながら主の問に答える。もちろんそれ以外にも同じように感じた部類はあるのだろう。けれどあくまでも無難な、おかしくない答えを述べればゆるりと上がっていた頬を下げて。

「でも、主と雫も、同じ匂いする。……人を惑わすの、得意。」

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.307 )
日時: 2018/08/07 18:31
名前: 紬 ◆CoSO4yshlQ (ID: TiyGL1QZ)
参照: http://本当申し訳ないです。

【ですね。良くよく考えてみれば、契約は無いなーと自分でも思いました。無理を言ってしまって申し訳ないです。仲悪い設定もありですよね。やっぱり、仲悪い設定にしますか。その方が、進めるには楽しそうですし。月無様、意見有難う御座いました!その前に、放置していて御免なさい。本当何回目だよ、あんたって言いたくなるくらいやらかしてます。なので、一応スレは上げさせて貰いますが、やりたくなければ無視して貰って構いません。いや、続けてあげるよと言う気持ちがあるのなら、またお相手お願い出来ればと思っております。長文失礼しました。】

【齋熾 悠人/城下町近くの原っぱ】

「全然嬉しくも何ともないよ。んー、本当嫌。」

笑い声を漏らす彼女に対し、思わず苦笑を浮かべた。嫌という割には、顔は何処か優しげで微笑ましそうに彼女を見ている様に見えなくも無かった。

「ふふ、有難う。……って、素直に思ったのにまた無理難題を言う。いい?一応俺達敵同士なんだけど?」

素直に、有難うなんて思ったのも束の間、相手の言葉に思わず言葉が詰まる。また、彼女お得意の意地悪だろうなんて思ったが、最初からかったのは自分からだと思い直せば相手の方に手を伸ばした。相手の頭に手を置き、優しく撫でるように数回ポンポンと手を置けば「これでいい?」なんて言って首を傾げた。

***

「……主、大好き?…嗚呼、如何にもそれっぽいな。言動からして」

イザベラの返答に、暫しついていけず頭の上は、はてなマークでいっぱいだったがレヴィの行動を見ていくうちにイザベラの言いたいことがやっと分かりポンと小さく手を叩いた。

「いやいや、まさか。…だって、あいつと?」

予想外の事を言われ、思わず雫の方に指差す。ないないと言いたげに、大袈裟に手を左右に振っては否定の意を示した。

【レヴィ/城下町近くの原っぱ】

「いや、今さ確実に子供って言いましたよね。言い直しても変わりませんよ。それと、男の人は可愛いって言われても、ちーっとも嬉しくもないですからね!!」

膨れっ面だった顔は元に戻たもののそれも一瞬で、またもや口をへの字に曲げる。相手の言葉に多少なりとも思うところがあったのだろうか、戸惑うことなく相手との距離を一気に詰めればマシンガントークの如く言葉を紡いだ。言い終わってから、自分が主に向かって詰め寄っていたと分かり何ともいえない表情を浮かべ悶々と自分がした事に対して考えるていた。そんな下らない事を考えていると、ふと自分の頭から手の重みが消え、多少名残惜しさを感じたがそれを言うことなく口を紡いでいた。

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.308 )
日時: 2018/08/07 22:44
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

【お久しぶりでございます。大丈夫ですよーっ、お気になさらないでくださいませ。 そしてやりたいので返信させて頂きますね。 こちらこそお相手お願い致しますm(_ _)m
いえいえっ、採用していただき嬉しい限りです。仲悪い設定とても楽しみです〜っ】

【水戸 雫/城下町近くの原っぱ】

「あら、そんなの関係ないわ。それに無理難題は言ってないもの」

相手のどこか優しげな微笑みに少し面を食らってしまうも、気を取り直すように咳払いをすればそんなことを言ってニコリと笑う。嘘事で済ますつもり半分、本当に甘やかしてもらいたさ半分で紡いだ“お願い”ではあったが、きっと笑われて終わりだろうと思っていたため頭に手が乗れば思わず肩を震わせた。そっと視線を上げ相手の表情を伺い。まるで生娘のように頬をうっすら赤く染めれば「…狡いわ」と言葉を漏らし。

___

「あら、だって本当のことなんですもの、仕方がないじゃない」

縮まった距離と浴びせられるマシンガントークにも怯まず、クスクスと余裕そうな笑い声を漏らせばそう言ってこてんと首を横に倒す。本当にそう思っているのだろう。訂正するつもりは無いらしく、相手の表情を見て二回目の「可愛いわね」を紡げば、反論は許さないと言いたげにニッコリと笑って。

【イザベラ/城下町近くの原っぱ】

「似てる、よ……腹立つ、けど、でもほんと」

否定をする主を見ながらも首を横に振れば頑なに「似ている」と主張する。本人としては譲れないところなのか、それともただ意地になっているのか、不服そうな表情ではあるもののそう言って視線を雫に移し。

「……ちょっと、お出かけ、してきたら?雫と、二人で」

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.309 )
日時: 2018/08/08 01:16
名前: 紬 ◆CoSO4yshlQ (ID: TiyGL1QZ)

【月無様、お久しぶりです。わ、嬉しい言葉有難うございます。いえいえ、こちらこそまた迷惑を掛けてしまうかも知れませんが、頑張るので改めて宜しく御願いしますね。月無様のキャラと仲が悪くなるのは、若干避けていましたが、これまた違った意味で面白いと思いますので、楽しんでやらせて頂きますね。】

【齋熾 悠人/城下町近くの原っぱ】

「…関係ないって、お前…。俺にとっては、無理難題なの、分かって!」

関係ない、と言われ若干顔が引き攣ったものの、その答えは雫らしいなとも思った。思わぬお願いから始まったこの行動は、いつ辞めたらいいものかなんて下らない事を考えていたが、まさかの相手の反応に目を見開く。冗談交じりで此方もやって、相手も冗談を返しながら、すぐ振り払われて終わりだろ、何て思ってたのに顔をほんのり赤く染めるなんて、何か”意識してしまう”じゃないか。そう心の中で思ったのも束の間、相手の恥ずかしさが移ったのか、はたまた違う事が原因で赤面したのか分からないが、途端に赤面すれば手を置いたまま「御免」なんて言って、空いてる手で顔を隠した。

「そっちこそ、……狡いって分かってる?不意打ちは良くないよ?」

***

「似てない、似てない。…それは、イザベラの気にしすぎだって、な?」

似てないと言ったのに、相手から似てるなんて答えがまた帰ってきて、思わずムキになって言い返す。どうしたら、納得してくれるものかと思いながら、ふとイザベラに視線とを向けると、不服そうな顔が目に映った。

「…イザベ……っ、お前さ、それ本気な訳?普通さ、それ俺に言うかな?」

イザベラの事を心配し、声を掛けようとしたがその前に相手の言葉に遮られ、言葉を発する事が出来なかった。いつもなら、笑って返すつもりだった言葉も今や出てこない。それくらい、彼女の言った言動に、驚き困惑してしまったからだ。先程まで、穏やかだった空間はピリッと空気が張り詰める。声のトーンは落ちて、さらに低くなり、先程までの笑顔は消え、相手を無表情で見つめた。


【レヴィ/城下町近くの原っぱ】

「本当の事でも、オブラートに包んでください。雫に言われると嬉しいより、傷つきますから」

目の前の彼女は、いきなり近づいた上に、マシンガントーク迄かましたのに怯んだ様子はなく、いつも通りだった。それは、意識してないよ、何て言われてる見たいで心に重く伸し掛る。そもそも、主に恋心を抱くなんて馬鹿らしいし、普通なら有り得ない事だけど、この秘めた思いを言えない自分もある意味ヘタレなのかもしれない。もう少し、お話ししたいし、なにか言おうと「あ、でも…でも、雫…」なんて言葉を漏らしたものの、主の反論は許さないとでも言いたげな顔を見て、これ以上の言葉を紡ぐのをやめた。

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.310 )
日時: 2018/08/08 07:46
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
参照: http://こちらこそ宜しく御願い致しますっ

【水戸 雫/城下町近くの原っぱ】

「で、でも今実際、その…甘やかしてくれてるじゃないの。だから無理難題ではないわ」

何だか自分で言うのは気恥ずかしくて口淀んでしまうも、一拍間を置いてからそう言えばふいっと視線を逸らして胸の前あたりで腕を組む。自分でもかなり理不尽なことを言っている自覚はあるのだろうが、それを訂正しない辺り流石と言うべきなのだろうか。
ふと相手の顔を流し目で見れば自分と同じように赤くなっているため余計恥ずかしくなってしまう。見ていたことを悟られないようすぐさま視線を逸らせば、「別にいいわ」なんてなるべく平然を保っていいつつも、顔の熱を覚ますように片手でパタパタと仰いで。

「なんの事かしら。私は別に、狡いと言われるようなことしてないつもりだけれど」

___________

「あらあら、それは残念ね。貴方を傷つけるのは本意じゃないわ」

どうして自分に言われたら傷つくのかは理解不能だったが、相手がそう言うのなら気をつけようと軽く頷く。目に見える好意は“主従のもの”だと思っているのだろう。 だから雫にとってレヴィは契約者であり可愛い弟分、それ以上でもそれ以下でもないという判断である。

【イザベラ/城下町近くの原っぱ】

「………でも、」

相手の顔を見て肩を震わせるものの、負けじと何かを言おうとしてそこまで言葉を紡ぐが、結果口を閉じれば前髪で視線を遮る。 周囲の温度が低く感じられるのは気のせいであろうか。そう思いつつもぎゅっとぬいぐるみを抱き締めれば、「でも、」ともう一度繰り返して。

「……友好関係、大事。人間には、それが必要だって、聞いた」

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.311 )
日時: 2018/08/08 11:40
名前: 紬 ◆CoSO4yshlQ (ID: TiyGL1QZ)
参照: http://いえいえ、こちらこそ宜しく御願いしますね。

【タイミング的にいい感じなので、別れさせる方向で動かしますね。御免なさい、無理やり辻褄合わせた感が半端ないですが、気にしないで下さい。】

【齋熾 悠人/城下町近くの原っぱ】

「……はあ、…お前がそんな事気にする必要ないのに…。まあ、そんなに言うんだったら、彼奴と”友好関係”築いてもいいかもね。…たださ、イザベラの事があったからやめようと思ったけどさ、無駄なお節介だったようだね」

1つ大きなため息を吐けば、やれやれと言ったように苦笑した。先程までの雰囲気は消えたものの、若干まだ苛立っているのか顔は強ばっていた。本当は、友好関係なんて気づかなくても良いと思っていたが、目の前の彼女がそう言うなら、やってやろうと、思い決心をする。行く前にもう一度、イザベラに視線を向ければ「御免ね」と優しい声色で言った後イザベラの傍から離れ近くにいた雫の元へ行く。近づき何も要件を言わず「行くぞ」なんて声を掛ければ、相手の手を握った。

***

「だからそれは…甘やかしてる、とかじゃなくて…。んー、さっきからかいすぎたから、そのお詫びって言うか…」

実際、甘やかしていると言われればそれまでなのだが、それを何故か認めたくなくて反論する。言い訳を口にすれば、相手の様子を伺って、頭の隅ではこの後どうしようかなんて考えていた。一向に顔の熱さは治まらず、顔の赤みも引いていかない。それが、恥ずかしく何とも言えないのだが、彼女も自分同様治まっていないのかパタパタと片手で仰いでいた。そんな様子を見て、思わず笑ってしまい笑みが零れた。

「無自覚って、本当怖いよね…。でも、そこも気づかないなんて君らしいけどね。」

そう言って頭に乗せていた手を下ろして、代わりに相手の手を握れば、要件も言わずに「行くぞ」なんて言って。早くこの場から離れたくて、彼女を巻き込んで連れていくのはどうかとも思ったが、これもまたイザベラが言っていた事に背いているわけでも無いので、別に良いか、なんて心の中で自己完結をした。

【レヴィ/城下町近くの原っぱ】

「いや、すみません。ちょっと、言い過ぎました。」

自分の好意に気づいてもらえず、思わずそんな事を嘴ってしまったが、仮にも自分と雫は主と術者と言う関係で、主に向かって術者が口出しするのは本来は良くない事なのだ。今回は、気持が先走ってしまった為、あのような失態をやってしまったが、今度から気をつけようと思い心に刻んだ。

「雫、……お昼すぎだから一旦……」

言おうとしていた言葉は、彼の行動によって遮られ言うタイミングを逃す。明らかに目の前では、何処か行こうと雫の手を握る奴の姿が目に映る。”何処に連れていくんですか”なんて言えず、ぼーっとその様子を眺めていた。

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.312 )
日時: 2018/08/08 12:13
名前: 月無 (ID: DVcR0E4k)

【畏まりました。大丈夫ですよ、私もそろそろかな?とは思っておりましたので。】

【水戸 雫/城下町近くの原っぱ】

「あら、お詫びで頭を撫でてくれるのね。貴方って実はすごーく女の子の扱いに慣れてるんじゃないかしら」

相手の反論に楽しげな笑みを浮かべれば、冗談めかした口調でそう紡ぐも半分は本気でそんなことを思っていて。術者が女の子だったんだからそういう事もあるわよね、なんて胸に広がったもやもやを押しとどめながらも思っていれば、不意に手を握られたので背けていた顔と逸らしていた視線を思わず向けてしまう。

「……あらあら、これはその、なんと言ったらいいのかしら」

高鳴った胸に思わず首を横に振るも、触れ合った手から感じる体温に否応にも意識をしてしまえば、困惑した声音でそう言った後に視線を右往左往させる。視線の先にいたレヴィに小さく笑いかければ、「大丈夫よ」と言ってから空いている方の手を振って。

「少しお出かけしてくるわ。心配しないでね」

【イザベラ/城下町近くの原っぱ】

「…………生きるために、雫の力は、必要」

誰に言うわけでもなくそう呟けば、ぎゅっと小さな手を握りしめてから視線を逸らしてレヴィへと向ける。「ごめんね」なんて小さな声でいえば、トテトテとそばに駆け寄ってから、そっとレヴィの手を取って。

「……遊び、行こ。術者は、術者同士で…ね?」

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.313 )
日時: 2018/08/08 13:09
名前: 紬 ◆CoSO4yshlQ (ID: TiyGL1QZ)

【もう少ししたら、夏月出しますねー。】

【齋熾 悠人/城下町近くの原っぱ】

「え、普通は違うのか?まさか、慣れてるとかじゃなくて単に昔の癖が出ただけって言うか」

お詫びの仕方が他に思いつかなかったのか、相手の返答に思わず首を傾げた。女の子の扱いに慣れてると言われれば、またもやすごい勢いで反発する。正確には扱いに慣れてるという訳ではなく、術者を良く撫でてたから今つい癖が出て彼女の頭を撫ぜてしまった訳なのだが、そんな事を当の本人に言えるはずもなく、若干濁して言葉を紡いだ。

「……そんな事考えなくて良いから、取り敢えず付き合ってよ。そういや俺さ、城下町って良く見たことないんだよね。まずそこに行っていいかな?」

自分から手を握った癖に、恥ずかしさが込み上げてくる。それに加え、触れ合った手からさらに熱を感じ余計に恥ずかしさが込み上げてくる。そんな恥ずかしさを消すために相手に話題を振っては、行く場所の提案をした。

【レヴィ/城下町近くの原っぱ】

「あ、……はい。気をつけて下さいね」

主から、少し出かけて来ると言われれば、こちらからもう言うことはなく素直に頷く。やはり多少なりとも心配になるが、引き止めても無駄だろう。そう思えば、自然と諦めも出てこちらに向かって手を振ってくる主に向かってお辞儀を返した。主が居なくなったら暇だな、なんて思っているとなんの前触れもなくいきなりイザベラに手を取られビクッと肩が揺れた。

「…は、待ってって。そもそもそこまで仲良くないのに、何でそういう発想になるわけ?」

手を取られ、困惑し文句をブツブツとイザベラに向かって言うものの、握られた手を振り払わないのは何かを感じとったからかもしれない。これ以上主に迷惑をかけたくないレヴィにとっては、この提案に乗らないと言う手はなく、溜息を着いた後「分かったよ」と言えば、渋々承諾した。

「で、これといって行くとこもないけれど何処に行くわけ?」

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.314 )
日時: 2018/08/08 16:33
名前: 月無 (ID: zL3lMyWH)

【了解致しましたーっ】

【水戸 雫/城下町近くの原っぱ】

「あら、それはそれで聞き捨てならないけど…今はよしとしておきましょうか」

少し突っ込んで聞いてみたい気はしたものの一向に話が進まないかもしれないと思えば、そう言って首を軽く横に振る。繋がれた手はそのままに、なんならほんの少しだけ力を入れて握れば、前に向けていた視線をチラリと相手に向けてからその提案に頷いて。

「もちろん構わないわ。案内もできるとは思うけれど…あまり期待はしないで頂戴ね?」

【イザベラ/城下町近くの原っぱ】

「……友好関係、大事」

先程自分の元主に言ったのと同じ台詞を紡げば、じっと相手の瞳を見つめて答えを静かに待つ。相手のため息と承諾の言葉を聞けば、やっとほんの少しだけ表情を緩めてから、「ありがと」と小さな声でお礼を言って。

「どこでも、いいけど。……行きたいとこ、ある?」

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.315 )
日時: 2018/08/09 22:56
名前: 紬 ◆CoSO4yshlQ (ID: TiyGL1QZ)

【御免なさい、最後駆け足になってしまいましたが、城下町に入ったら夏月を登場させるつもりです。偶然城下町を歩いていたらバッタリ会うみたいな感じにしようと思うのですが、宜しいでしょか?】

【齋熾 悠人/城下町近くの原っぱ→城下町】

「まあ、また機会が有れば話すよ。…多分だけど」

突っ込んで聞かれると思って身を固くしていたが、案外そんな事は無く、その話題はサラッと彼女によって流された事により少しの安堵を覚えた。繋がれた手に若干力が入れられた様な気がするが、それには気づかない振りをした。

「あ、本当?丁度城下町を知ってて、案内できる人を探してたんだよね。何せ、城下町って無駄に広くて迷いそうだし。大丈夫、案内してもらえるだけで有難いから。」

案内してあげると言う彼女の言葉を聞いて、嬉しそうに笑えば、繋がれた手をブンブンと勢いよく振った。

そんなこんなしているうちに目の前には、この街1番の城下町が見えていた。



【レヴィ/城下町近くの原っぱ】

「…友好関係、何それ。…そもそも、天使と悪魔に友好関係なんて無いでしょ」

ふいっ、とそっぽを向き視線を外しては否定の言葉を並べた。そもそも、目の前の彼女だって、本当に友好関係を築きたいと思っているかなんて分かりゃしない。そんな思いが有るからこそ、彼女の言葉を真っ向から否定した訳なのだが、御礼を言われ少々調子が狂ってしまう。調子が狂った次いでに「君って、笑わないと思ってた。笑った方良いよ」と、言わなくてもいい事を言ってしまったような気がするが気にしなくていいだろう。

「…行きたい所ねえ。…此処から1番近い場所は城下町だけど、雫達が行きそうな気がするからな。…うーん、難しい。」


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