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【戦闘/恋愛】壁 @募集中!
日時: 2017/08/03 11:03
名前: みや (ID: VTrHJ6VV)

この世界では人は二度死ぬ

「そ、邪魔するんだ」

上がった息と零れた赤

男の前に現れた黒

火花とともに世界が掻き消える

これが彼の一度目の死

はーいはいどーもたぶん初めまして!
久しぶりにきたし名前変えよっかなってなって変えましたみやです
前のなまえはー…当ててみて?

とまー…戦闘メインの話をやりたいと思います!
どんな話?と思ってくれたかた!どうぞ進んでくださいっ!

とりあえずとある戦隊?をメインに話をしたいと思ってます!

説明とかなんとか>>1
キャラシと参加者>>2

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Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.164 )
日時: 2017/08/22 16:29
名前: 流沢藍蓮 (ID: GfAStKpr)


「ん? これは幻影だから、大して疲れることでもないんだよ?」
 幻影のエクセリオは、笑いながらも自分を指した。
「大人しく、かぁ……。みんなが戦っているって言うのに、僕だけ何もしないんじゃあねぇ」
 嫌なんだよね、そういうの。
 そう、ニコラスに返した。
「大丈夫、幻影送ってるだけなら疲れないし。それに幻影は絶対に死なないし」
 元気だよと示すように。幻影のエクセリオは笑った。
「あ~、でも、くれるって言うなら……」
 前に倒れた時。アスル達と再開したばかりの時。
 鈴さんのくれたあの紅茶が、美味しかったんだよねぇ。
 あれが今、あるかはわからないけど。
「ハーブティーが、飲みたいなぁ」
 そう、希望を口にした。
「で? 本体は動く気がないよ。そもそも動けないからねぇ。でも、幻影だけでも、戦いに参加しちゃだめなわけ? 幻影を扱う分なら、僕は、大丈夫なんだけど」
 言って、幻影の身体で、彼の横を通り抜けようとした。


【ハーブティーについては>>70>>73を参照してください。】

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.165 )
日時: 2017/08/22 17:43
名前: みや (ID: JDzcbqJn)

ニコ「だとしても、だ」
苦笑しても、肩をすくめる
「あんたは魔術師としてこの壁の中にいるはずの、貴重な戦力だ」
できるだけ労力は使わない、できるだけ長く戦力として数えたい。生憎マリーもこれ以上やらせたら死ぬからな…と遠くを見る
「ま、何はともかく鈴は心配なんだろ」

「おう、ハーブティーな」
彼奴のようにできるかはわかんねぇけどいれてやるよと笑う
「じゃあ部屋に持ってくから」
そう付けたし触れれば消えると分かっていてエクセリオの頭に触れる

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.166 )
日時: 2017/08/22 18:19
名前: 流沢藍蓮 (ID: GfAStKpr)

「あ、消えちゃった……」
 唐突に、視界が自分のものに切り替わる。
「やっぱ、許してくれないよね……」
 でも、長く戦力として数えたい、とか思っていても、どうせ生きられるのはあと一年が限度。
 だからこそ、役に立ちたいのに。命と引き換えに得た才能。使わなければ、もったいないじゃないか。
「ニコラスさんはやめろとか言ったけど、さ。どうせ死ぬんだし、何もできずに死ぬのは嫌だよ」
 つぶやいて。悪戯っ子のように微笑んだ。
(本体の姿をさせなきゃいいんだ)
 幻影を使って窓を開けさせ、幻影の鳥を空に飛ばした。
 願わくは。この「死なない」幻影の鳥が。誰かを死から、守れればいい。
 誰かと死の間に割って入って、幻影の鳥がやられることで、誰かを死から守れればいい。
「ニコラスさん……こんなわがままくらい……許してくれたって、いいよね……?」
 「死なない」幻影で、「死ぬ」人間を救うんだ。
 悪くないと、思うんだけどなぁ。
「ま、いいか」
 幻影を呼び出して窓を閉めた。
 今、エクセリオの視界は二つある。
 天空を舞う、幻影の鳥と。この「本体」の、二つの視界が。
 それでもちっとも混乱せずに。頭を二つに分割し、それぞれの頭で考える。
 ニコラスさんにばれたって。地を歩く人間じゃ、空を舞う鳥は捕まえられない。
 さっきは人間だったから悪いんだ。同じ轍は踏まないさ。
「ハーブティー……楽しみだなぁ」
 口ではそんなこと言いながら。頭の半分は全く違うことを思考する。

 それが、エクセリオの生き方だった。

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.167 )
日時: 2017/08/22 19:45
名前: みや (ID: JDzcbqJn)

ニコ「…はぁ…」
ハーブティーをいれながら、聞こえた声に盛大にため息をつく
「…ま、いざとなれば直接エクセリオに触れればいっか」
苦笑して2人分のハーブティーを持ってエクセリオのいる部屋へ行く

「よっと…ハーブティーはいったぞ」
そう言って部屋に入る
「起きれるか?」

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.168 )
日時: 2017/08/22 22:52
名前: 流沢藍蓮 (ID: GfAStKpr)

「よっと…ハーブティーはいったぞ」
 そう言ってニコラスは部屋に入る。
 僕に訊ねた。
「起きれるか?」

「うん、平気」
 ゆっくりと、恐る恐る起き上がる。
 傷はまだ治りきっていないけど。起き上がれないほどじゃない。
(こういうときに幻影って便利だ。失われた血液さえ、完璧再現できるんだから、さ)
 無駄に力を食うけれど。背に腹は代えられないしね。
 僕はそんな事情を押し隠し、強がって笑って見せた。
「うん、元気」
 笑って、渡されたハーブティーを受け取る。
 口に含むと、柔らかな温かさが喉を通って、心地よかった。
「美味しい」
 思わずもれた微笑み。
 知らず、つぶやいた。

「……生きてるって、いいよねぇ」

 死が隣人である僕にとって。生を感じられる瞬間が、何よりも幸せ。
 こうしている間にも、幻影の鳥は絶えず、地上を見まわして。

 ――そして、見た。

 暴走し始めたラスと、それを止めようとする人々を――。

(ありゃりゃ。でも、鳥じゃあ何にもできないし)
 そもそも幻影程度では、あの力には太刀打ちできないか。
 そんなことを瞬時に頭の中で考えながらも、表面だけは、何ともなさそうに。
「美味しいなぁ」
 微笑みながらも、大切そうに、ハーブティーを口に含んだ。


【明日、部活のために、朝の9時~夕方の5時までいません】

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.169 )
日時: 2017/08/23 14:01
名前: みや (ID: JDzcbqJn)

ニコ「それはよかった」
そういい笑い、自分もハーブティーを飲む
「マリーが帰ってきたら残りも頼むか…」
そうエクセリオを見ながら呟く

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.170 )
日時: 2017/08/23 17:22
名前: 流沢藍蓮 (ID: GfAStKpr)

 ――唐突に、痛みを感じた。

「あぐうッ!?」
 ちかちかと明滅する視界。でも、本体には何の異常もなくて。
 ふっと「もう一つの頭」に意識をやったら。
 意識を飛ばした幻影の鳥が、何者かに撃ち落とされたのを感じた。
(か、感覚遮断!)
 あわてて、鳥との同調を切った。
 眩暈がして、頭ががんがん鳴った。
(うわぁ、やっちゃった……)

 これが、彼の能力の不便な所だ。
 生み出した幻影と、同調できる能力。
 視覚聴覚触覚嗅覚味覚。五感を同調させることで、明確に外部の状況を理解できる。が。

(痛覚まで、同調しちゃうんだよねぇ……)

 いつもなら、感覚で遮断できた。身体の調子が良いときならば。危険を瞬時に判断し、こんなことにはならなかった。こんな――間抜けな、ことには。

 脂汗が流れた。不自然に息が荒い。どこからどう見たって、おかしく見える。
(ニコさん、許してくれないよねぇ)
 身体に触られて。それで幻影は消滅だ。
 それでも、笑う。それでも、笑う。そんなになっても。大丈夫だよと示すように。
 
 僕の強がりは、悪癖なんだ。
 でも、そうでもしなきゃあ。
 病は気からというじゃないか。強がっていなきゃあ、僕なんて。

 ――とうの昔に、死んでいたさ。

 だから、何も言わないで。
 騙し騙し使ってきた身体なんだから。

 それでも僕は、幻影を消さず。瞬間的に痛覚を切り、また身体を再生させた。
 こんなんになっちゃあ、現実の方に頭を回す暇がないかな。

 でも、僕は知らなくちゃいけないんだ。
 僕が眠っている間に、一体何があったのか。

 生き急いでるって、言われたっていいさ。
 僕は幻影の花。散るなら散るで、華麗に散りたい。

「大丈夫だよ……死なないから」

 幻影解除されたら、まあその時に考えようか。
 ハーブティーを一気に飲み干した僕は、意識を完全に幻影に向ける。
 現実の音が一気に遠のいていき、鳥の羽ばたきが耳に聞こえた。



 その先に見えたのは、倒れた鈴と、彼女を襲おうとする、バグたちの姿だった。
 迷わず、旋回。
 幻影の姿を、瞬時に変形させる。

 
 ――それは、そもそも生物ですらない。


 何も見えない、何も聞こえない。が、脳裏に焼きついた先ほどの構図が。


(はぁぁあああああああああッッッ!)


 カキーン! 冷たく澄んだ音を立て。突如現れた、純白の花の文様のある剣が。

 鈴を襲おうとしたバグの攻撃を防いで。

 次の瞬間、人の姿になった。


「ただいま」


 イリュージョン=エクセリオは。
 そう、穏やかに笑ったのだった。

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.171 )
日時: 2017/08/23 19:14
名前: みや (ID: JDzcbqJn)

鈴「え…ちょ、馬鹿でしょあんた!」
首を押さえたままニコは何をやってるの!と声を荒らげる
ラスの声を聞いてリゼッタは彼の方へ行ったからここに姿はない。それに今彼に力を使わせるのは得策ではないが何分頭がフラフラする。
「…ったく…!」
これではニコの傍に置いた意味がない。そう考えると首を押さえ血のついた手を離し地面に押し付ける
「…告げる(セット)」
どうか、今はまだ…
「敗れた者、老いた者を私が招く」
暗い色の魔法陣が鈴を中心に広がる
「許しには報復を、信頼には裏切りを、希望には絶望を、光あるものには闇を、生あるものには暗い死を」
いやなモノが彼女を囲む
「…接続完了、休息は我が手に、許しはここに…迎撃して」
彼に無理はさせたくない、その一心で呪文を唱えきる。鈴を囲んだモノは迎撃して、の一言で矢となり剣となりバグを貫き囲んでいたその殆どを塵に還す
その様と自分と対極のように感じるエクセリオの姿を見ながらそのまま倒れ込んだ

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.172 )
日時: 2017/08/23 20:02
名前: 流沢藍蓮 (ID: GfAStKpr)

「……そう言う君が、倒れちゃあねぇ」
 倒れた彼女を見下ろして。イリュージョン=エクセリオはつぶやいた。
 「実体のある幻影」たる身体が、彼女をそっと抱きあげた。

「……馬鹿はそっちだよ。人のことを心配しすぎだ」

 いまだに引きも切らないバグを。生み出した幻影のつるぎで、一閃する。
 一つ、ニコラスのところに幻影を送り、軽い伝言をさせて消す。
 いわく、

「鈴さんを救出した。今から幻影の僕がそっちに向かうから、本体には触れないで。触れたら誰も、鈴さんを守る人がいなくなる」

 と。
「君も怪我しているんだから、無理しないの。こっちはただの幻影だから、ちっとも傷つかないんだってば」
 その身体を守りながらも。一歩一歩、歩く。
 が、キリがない。先ほどの場所は遠く、まだまだバグが、あふれるばかりで。
「ああっ、たく!」
 叫び。幻影の身体に翼を生やして。一気に空へ離脱した。
(これが終わったら流石に休もう)
 翼を作るのって、力がいることだしね。
 本体に送っている、幻影の疑似血液の供給を停止させて、一気に幻影の自分へと力を送った。
 貧血になったって関係ない。救える命があるなら救う、ただそれだけさ。
(鈴さんには、恩があるし。鈴さんが僕を嫌っていても、僕は鈴さんが嫌いじゃないから)
 幻影の翼をはためかせ。幻影でできたイリュージョン=エクセリオは。
 高く高く、空へと飛んだ。唯一バグの、いない地へ。
(帰ったら、ニコさんに謝らなくっちゃあ)
 呑気にそんなことを考えながらも。

 錯綜の幻花は。金色の儚い妖精は。
 ただひたすらに、空を飛ぶ。

Re: 【戦闘/恋愛】壁 @募集中! ( No.173 )
日時: 2017/08/23 22:08
名前: みや (ID: JDzcbqJn)

ニコ「…ハァ…わかったよ」
ため息をついてそのまま椅子に座る
「あー…生きてるか?鈴、場所なんだが…」
一方的に鈴に無線を入れる

鈴「ぅ…」
意識が完全になくなったわけではないらしく小さく呻いて自分を抱えるエクセリオの袖を引く。無線は一応ちゃんと聞こえたらしい
「エク、セル…」


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