オリジナルなりきり掲示板

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放課後オカルティカ
日時: 2018/09/29 22:26
名前: 宝治 (ID: iihmFlhR)

終業のチャイムは放課後が始まる隠世かくりよからの知らせ。
がらんどうの校舎は生徒達の迷宮に変わる。
トワイライトに照らされる校庭、伸びる影が蠢く。
…… ねえ、知らない方が良かったなんて、今更だよ?
■ ■ ■ ■ ■ ■

【概要】
シリアスあり、ホラーあり、もしかしたら戦闘もあり。
シナリオゴール、イベントなどは用意しております。 参加者様は高校生として非日常的な現象を調査して頂きます。 各回ごとに参加メンバーを募り、予め定めた条件を満たせばシナリオEND(エンディング)に至ります。
【期間】(参加者の書き込み頻度にもよるが)2,3ヶ月以内の終了を目標とする。短期集中型です。

【注意事項】>>2
【投稿ルール】>>3
【設定】 >>4 <制服>>>10
【キャラクターシート】 >>5
【募集要項】>>6
【NPC一覧】 >>7
【生徒】  
1-B 白銀しろがねれい>>12(銀色の気まぐれ者さん)
1-B 古沢ふるさわ友宏ともひろ>>21(初心さん)
1-D 如月きさらぎ有栖ありす>>46(ももももさん)
2-C 葉山はやま梨乃りの>>42(詩音さん)
2-E 古版こはん伊悠いゆう>>16(荏原さん)
2-E 垣戸がいど了子りょうこ >>8(宝治)
3-A 鞍内くらうち令太れいた>>9(宝治)

◆Very thanks!!◆!
2018/06/08 詩音さんより、応援イラストを頂きました!
オリジナルイラスト掲示板に掲載中ですので、ぜひご鑑賞下さい。

シーン別流れ
伊悠・了子   :>>14,>>17,>>26,>>29,>>31,>>33,>>36,>>39,>>51,>>53,>>60,(伊悠・有栖・了子シーンへ)
有栖      :(>>45,>>47,>>52,>>57,伊悠・有栖・了子シーンへ)
伊悠・有栖・了子:>>61,>>64,>>65,>>67

礼・友宏   :>>13,>>15,>>18,>>19,>>20,>>22,>>23,>>24,>>25,>>27(礼・令太シーンへ)
礼・令太   :>>28,>>30,>>32,>>34,>>35,>>37,>>38,>>40, (礼・梨乃・令太シーンへ)
礼・梨乃・令太:>>44,>>48,>>49,>>50,>>54,>>55,>>56,>>58,>>59,>>62,>>63,>>66,>>68


「あらすじ」
今年5月、夜津花学園に転校生・白銀礼がやってきた。
オカルト同好会、占術愛好会、宗教研究会はそれぞれの目的から彼を自身の部活へと引き入れようと画策したが、内気な礼は彼らの強引な態度に激怒し勧誘を断った。
その様子を陰から監視していた探偵倶楽部所属・鞍内令太。彼は探偵業の一環として、3つの部活の悪事を暴こうとしているそうだ。二人は彼らの陰謀を暴くために行動を共することになる。白銀が剣道部へ入部届を出す道中、了子の親友・葉山梨乃と遭遇し、成り行きで剣道部部長の交渉に協力してもらうが、希望は拒絶される。……どうやら裏で宗教研究会の働きかけがあったようで……?

図書室では、探偵部部長・垣戸了子と図書委員・古版伊悠が、怪文書の謎に挑んでいた。その文書の内容は「新しく来た学生と仲良くしてほしい」というもので、真意は不明。
分かることは、送り主の名が「ヨルガホ」であること。どうやらこの学園に伝わる噂「ヨルガオ様」と関係しているようだ。このヨルガオ様をよく知る者・図書委員長の神田栞子が現れ、「禁忌」「おまじない」「出没スポット、目撃証言」に関する情報を提供した。ヨルガオ様を目撃した者はオカルト同好会の影井実らしい。

図書委員・如月有栖は神田栞子と図書整理をしていたが、神田は仕事の途中で消えてしまう。
独り取り残された有栖は奇妙な体験をした。見つけた栞には黒い押し花の装飾と句が添えられていたが……。

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Re: 【募集〆】放課後オカルティカ ( No.12 )
日時: 2018/06/07 09:09
名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: yOB.1d3z)

【PC1で参加希望です!よろしくお願い致します。】

キャラクターシートテンプレート
【希望PC番号】1、3、4(左から)
【氏名/性別】白銀(しろがね) 礼(れい)/男
【誕生日】8/6
【学年/組】1/B
【能力】[運動:5][知識:1][直感:4]
【部活/委員会】剣道部/所属任意との事なので所属していません。
【外見】165.2cm/54.3/運動が得意な為かそこそこ筋肉はついている。ただし
    ムキムキという訳ではない。/瞳の色は紺色で、髪は銀髪。/SAO プログレッ
    シブ 小説版のキリトの様な髪型。/顔はそこそこイケメン。中の上位。/制服は
    一般的な着こなしをしている。特に目をつけられることはない。
【性格】コミュ障で人見知り、自分が”友達”と認識している人物にしか心を開かない。
    人の前では無口で無表情、そして早くその人から離れようとする。友達の前では
    気さくで明るい。たまに冗談も言う明るい子。
【備考】つい最近に雨汲市に引っ越ししてきた。年齢は15歳、高等部1年。来た理由は
    両親が事故で亡くなり、祖母の家が雨汲市な為。(祖母の養子になったので)
    なのでたまに祖母の家に行き、基本的に寮で暮らしている。運動が得意で特に
    剣道がうまい。両親は頭がよかったが教え方を知らなかった為幼い頃から「どう
    してできないの」の連続で人間不信・勉強嫌いになった。祖母の名前は鈴、祖父
    は他界しており、祖母は父方の祖母。祖母は若い頃は剣道がうまかった。親戚の
    事もなにも知らず、叔父や叔母がいたかもわかっていない。ただ、直感と運動には
    自信がある。コミュ障。人の前だと無口・無表情になる。仲のいい友達の前だと
    気さくで明るい印象がある。勉強をしないという不真面目なところがあるのだが、
    虐めや暴力を許さない等の正義感を持ち合わせている。何故見逃せないのかと
    本人に聞いてみると、本人曰く、「見てるだけで吐き気がしてムカつくから。」
    との事。一人称は俺、二人称は呼び捨て、名字でさん付け、名字呼び捨て、
    あんた、君。かなりのゲーム好き。授業中は別の事を考えていたりするので頭は
    悪い。虐められているところなどを見ると、まずやめろと言って警察を呼ぶと 
    けしかけ、それでもだめなら気絶させて縛っている。ゲームから様々な知識を
    学んでいる。なお、学校で学ばない事ばかりで、役に立つかもわからない。
【サンプルボイス】
「・・・・ども。」
「ばあちゃん、お土産持ってきたよ。ばあちゃんの好きな饅頭。」
「ちょ、これタイミングゲーだから!はよ行けって!」
「この前教えたスマホゲークリアしたか?あー、6面むずいよな。」
「は?お前なにやってんの?猫が気持ち悪かったから?蹴った?お前馬鹿だろ。小さく
 ても命って事わかってんのか?」

 両親との関係・出来事
 ・テストと名がつくものはすべて満点をとらなければいけなかった。彼は天才でも秀才
  でもなく、当時は70点や80点をよくとる子だった為猛勉強を強いられた。彼には
  拒否権がなく、勉強を強いられるうちに勉強がきらいになった。

 ・勉強=楽しくない ということが頭に植え付けられてしまい、ノートと鉛筆を持つと
  あの日のことを思い出し、体がだるくなる。勉強を強要され書こうとなんかすると
  腹痛・頭痛が起こる。

 ・楽しくて、自分から進んでやるものならいいものの、学校での勉強、特に強要される
  ことが大嫌いで、なにかを強要されるだけでもいや。

 ・そして、両親が亡くなったある日、彼は突然人間不信になった。元々、母の機嫌を
  損ねないように家では内気だったため、人の前では内気、気弱だが、心を許した相手
  には気さくで優しい、以前の性格になっていた。知らない人と居るだけでも頭痛が
  するのに、人混みの中なんかにはいったら頭痛・腹痛・吐き気の三重苦。その為
  できるだけ人がすくない時間帯で電車でここまで来た。仲のいい人と一緒にいると
  多少はマシになる為、出掛ける時は友達、もしくは祖母と一緒に出掛けている。

 ・両親は頭がよく、この世界での東大の立場の大学に行っていた。彼がテストで満点
  をとらなかった日はご飯ぬきだったり、暴言をずっと言われていた。

  人間不信表

  友達:気さくで優しい、頭痛・腹痛はない。

  友達の友達:少々無口・気弱気味。頭痛・腹痛はない。

  祖母:気さくで優しい、頭痛・腹痛はない。

  他人1人:無口・無表情、頭痛のみ。

  他人複数(3~9):無口・無表情・気弱。頭痛・腹痛。

  人混み(10以上):無口・無表情・気弱、頭痛・腹痛・吐き気。

  (なお、”怖い”と強く思った人に対しては症状が強まる恐れがある。)

Re: 【募集〆】放課後オカルティカ ( No.13 )
日時: 2018/05/04 23:53
名前: 宝治  ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)

夜津花学園某所。

――ねえ、知ってる?白銀しろがねの家の子がウチに来るんですって。
――あの白銀が、ねえ。
――なんでも転校生君、両親を事故で亡くして、祖母の家に引き取られたらしいね。
――うっわ…それって偶然なの?それとも、誰かが仕組んで……?
――しっ!滅多なこと言うもんじゃないよ、ヨルガオ様に聞かれでもしたら……。
――いずれにせよ、彼等が騒がしくなるのは目に見えてますね。
『そうね』『そうだね』『くすくす』『あはは』『きっと楽しくなるね』
■ ■ ■ ■ ■

PC1【導入】
あなたは夜津花学園に来た転校生だ。
とある放課後、あなたがどの部活へ入部するか迷っていると、
強引と言えるほど熱心に引き込もうとする三つの部活に囲まれる。
――……あなたは彼らに少し恐怖を感じていた。
【条件:今学期に転校してきた高等部の生徒】

桜の花の開花とともに新入生が着慣れぬ制服をまとって夜津花学園の校門をくぐり、花びらが散るきわには教室にも教師にも友人にもなれた頃合い。春の風と雨に促され、枝の様相は花より葉が勝っていく。
今は五月も末、緑の繁る時期である。
白銀礼が夜津花学園に転校して数日経ったとある放課後から、この物語は始まる。

「白銀君は、どの部活に入るつもりなの?もう決めてるの?」

教室前の廊下にて、1-Bの担任「八畑やはた史郎しろう」が白銀礼に声をかけた。
彼は30代前半の男で、教師にしてはだらしなく覇気が欠けていたが、とぼけた丸眼鏡だとか無精ひげだとか、妙なパーツが彼の全体像を親しみやすくさせていた。

「まー、決めてても決めてなくても、一応いろんな部活をのぞいてみるといいよ。
白銀君は注目株だからね、どの部活でも歓迎してくれると思うし。……それじゃぁ、せいぜい気を付けてね。何かあれば先生よりも風紀委員が頼りになるから~」

変な笑いを残して担任は去っていった。
……それが合図であったかのように見ず知らずの学生たちが礼を取り囲み、口々にこういうのだ。

「私達の部活に興味ない?」

【投稿順:PC1→スレ主→PC3→PC1→スレ主…
このシーンはひとまず上記手番で回していきます。ということで、PC1白銀君、お次をお願いします。】

Re: 【募集〆】放課後オカルティカ ( No.14 )
日時: 2018/05/05 00:01
名前: 宝治  ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)

PC2【導入】
あなたは探偵部の部員、もしくは探偵部を応援する者だ。
とある放課後、探偵部の一人から相談を受ける。
彼(彼女)曰く、『探偵倶楽部に怪文書が届いた』そうだ。
あなたはその内容を確認すると同時に、解決へ尽力しようと決意した。
【条件:探偵部メンバーの友人】

>>13と時同じくして。

「イユちゃーん……いや、イユ先生。折り入ってご相談があるのですが」

五月も終わりに近い、とある放課後のことだった。図書委員である古版伊悠を訪ねて、垣戸了子は図書室にやってきていた。

「今さっき帰ろうとして、自分の靴箱開けたら変な紙切れが入ってあった!」

よほど興奮していると見え、伊悠の反応も顧みぬままにまくしたてる。

「さては果たし状か?!ラブレターか!?と思って、いきよーよーと中身を読んで見たんだけど、
あはは、1mmも理解出来ないの、怪文書だよ、怪文書!なんかヤバい事件が飛び込んできたってのは勘で分かんだけどっ!」

ぺろりと胸ポケットから出された古い便せん。

「これなんだ。漢字習ったことないやつばっかでさぁ…。手紙くれるのはいいんだけど、ちったぁこっちの知的レベルに合わせろよって感じ!」

髪の毛をぐしゃぐしゃとかきつつ、了子は便せんの内容をたどたどしく読み上げる。

「ご、ごぞんじでせうか。けふ 、…はあらたな…ともをえました。
おお…うれしばしきことです。きつとなかよくなれますし、わたしも…れをつよくのぞんでをります?
へいしながら、…の…えんにはふ…なハイがオオひコトもアカコト…??
タスけアひのセイ…?で、あのコをゴ?つてあげませうね??よるがほ。
……昔の本とか古典の教科書によくある文字だということまでは、分かった。
んでこの学園で本って言ったら、有栖ちゃんかイユちゃんに聞けばまず間違いないでしょ?
イユちゃんなら解読できるよね?我等探偵部の外部アドバイザーとしてお知恵を授けてよー。
ね、いいでしょ!」

【お手数ですが、
イラスト投稿>小説イラスト掲示板>放課後オカルティカのスレッドをご確認下さい。
怪文書(?)全文を画像でアップロードしております。(ここURL貼れないんだ…)
もし参照できない場合はその旨をおっしゃってください。相談所にてテキスト全文を掲載いたします。】
【こちらのシーンは、PC2→PC4→スレ主→(未定)という投稿順で回していきます。】

Re: 【募集〆】放課後オカルティカ ( No.15 )
日時: 2018/05/05 11:18
名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: 9XZqZQ8s)

>>13 了解しました!頑張ってみますね。上の文章から察するに、白銀家はヨルガオ様と
    なにかしらの関係があり、白銀家の誰かがここに来て、ヨルガオ様の友達になって
    守ってもらってた、とか?あってなさそうですが。】

両親が事故で亡くなり、祖母に引き取られ、なんやかんやで夜津花学園に行く事になった
転校生の白銀礼は、すこしばかりの不安と、あの両親から解放されたという気持ちで心を
埋め尽くしていた。勉強を強要されない日々を繰り返していたある日、教室前の廊下で、
1-Bの担任、八畑史郎先生に声を掛けられる。まだクラスメイトの事も、先生の事も
よく知らないのだが、なんとなく親しみやすい雰囲気がある人だ、と感じる。

「えーっと・・・・。」

剣道が得意なものの、他の部活で面白いものがあるかもしれないな、と答えるのを渋って
いると、先生が妙な言葉を口にする。”注目株”とはなんだろうか、転校生なんて普通に
来るだろうに、そんな事を考えながら、担任が去っていくのを見送り、さて教室へ戻るか
と歩き出す間もなく、名前も、顔も知らない学生達が自分を取り囲み皆同じ言葉を発し、
問いかけてくる。多くの人に取り囲まれどうすればいいのかわからなくなっていた彼は、
大きく動揺している。

「その、剣道が得意、なので・・・・剣道部にしようかと・・・・。」

剣道部が廃部になっていたり、剣道部は廃部になったと嘘を吐く輩もいるかもしれない
のだが、その場合はその場合で別の部にはいるまで、と考えている彼は、どこに入るのか
を言うと、一目散に逃げる。生憎、長い間多くの見知らぬ人に囲まれて我慢できるわけでは
ないのだ。そもそも、我慢できるのなら彼はコミュ障とは言われていないだろう。部屋を
憶えている訳ではない為、とりあえずはトイレの個室へ逃げ込んだ。

(やめてくれ・・・・これでもコミュ障なんだ・・・・。人に囲まれるのはキツい・・・・。)

はぁ、とため息を漏らして心の中で呟きながら、追手が来ているだろうか、等と考えて
いた。

>>13 ・・・・結局逃げる感じになってしまいました・・・・これで大丈夫、でしょうか?ダメ
    な気がするのですが・・・・。】

Re: 放課後オカルティカ ( No.16 )
日時: 2018/05/05 23:35
名前: 荏原 ◆vAdZgoO6.Y (ID: 2rTFGput)

【希望PC番号】2
【氏名/性別】古版こはん 伊悠いゆう
【誕生日】/6月7日
【学年/組】2-E
【能力】[運動:1][知識:6][直感:3]
【部活/委員会】文芸部/図書委員会
【外見】152cm,43kg/短身細身/髪色水色、瞳朱色
 髪型は前髪の長さはせいぜい眉に掛かる程度。視界に入ると散髪にいく。
 後ろ髪は放置気味で背中の真ん中ぐらいまで伸びている。はりのない髪。

 ワンサイズ上の制服に袖を通し、スカートワンピースの方を好んで着る。
 黒のアンダーフレーム、角ばった形のメガネを着用。 
【性格】物静かな文学少女……は仮の姿。実際は本を読むのが楽しいから他の事に興味がないだけである。行動原理は本or知識欲、もしくは周りの雰囲気。
 頭でよく考えてから行動・しゃべる事が多いため、とろい,無口と取られることもしばしば。
 正義感もなく、新作の本購入しての帰りにひったくりを見ても無視する。そんな人。

【備考】中等部より入学、理由は親の意向。本人も特に拒む理由がなかったのでそのまま。
 文芸部に所属しているが、「本に触れあえそう」という短絡的理由より入った。だが思いのほか創作活動など面倒事が多く、少しうんざりしている。しかし帰宅部というのもあまりよくないとのことで退部は考えていない。
 おしゃれに興味がなく、特徴的な着方、派手な色を好まない。サイズが上なのは申請を間違えてそのままにしたから。視力が弱く、メガネをしていないと近くの人も凝視しないといけないレベル。

 古本屋の一人娘であり、幼いころから多くの本が読める環境にあったためか無類の本好き。ジャンルとしては「知識」を習得できるようなものを好む。無論、創作話やおとぎ話も好きだが。
 休みの日ならば昼夜問わず本を読む。それ故か、体力がなさすぎる。本を持ち運ぶのが限度な筋力、早歩きでも疲れを見せる体力。体力テストでは最下位グループ常連者である。
 
 多くの者はイユと彼女の事を呼ぶ。

【サンプルボイス】(2つ以上)
一,二,三人称:私/あなた,きみ/彼ら,彼女ら。
「……私? 古版、伊悠。……うん、わかった」
「……面白そうだから、ついてっていい?」
「…………疲れた」
「──本!? やった!」

・希望する関係性
→垣戸
 探求するもの同士。彼女が調べる事件に本、もしくは知識欲を駆られるものがある時は寄っていく。
彼女からは逆に知識を求められる関係性

→鞍内
 多分垣戸の近くに居れば何度か出会っているはずだが、特に話すまではいかない。顔だけ知ってる関係性。

Re: 放課後オカルティカ ( No.17 )
日時: 2018/05/05 23:38
名前: 荏原 ◆vAdZgoO6.Y (ID: 2rTFGput)

 それは五月の末の頃のこと。もうすぐ始まる梅雨と言う季節をどこか期待しつつ、図書委員の仕事に励んでいた時の事であった。
 ──イユちゃん、イユ先生、と図書室に声が走る。その声の主は、カウンターで本を読んでいた彼女──古版こはん伊悠いゆうに対し話しかけていた。呼ばれた伊悠は意識外からの声にすこし肩を震わせつつ、返答をしようとする。
 だが、

 帰るとき下駄箱に紙が、恋文、果し合いの申し込み……でもなく、中身は彼女も理解できない怪文書だった。しかもそもそも彼女は読めてすらいない。
 そして、読めないと分かってていながら伊悠に対して彼女は不完全な音読をした。
 この怪文書の謎を解き明かしたい、力を貸して。
 全て、伊悠が反応を返す前に言い切られた。

「…………うん」

 一分程喋られた後に、彼女はその二文字だけを返した。
 捲し立てられた、もう見事なほどに完膚なきまでに。彼方が百を喋り、こちらは一も喋れていない。元々伊悠は早くしゃべるのは得意ではないが、この友人──自称探偵倶楽部部長、垣戸がいど了子りょうこの盛り上がり用は少々異様だった。
 さて彼女はそれに対して答えるか、と言われたら本来noである。単なる怪文書なだけであればそこまで知識欲も刺激されない。本は命よりも大事だが、そもそも紙一枚は本ではない。
 だが、だがどうしても了子の言葉の中で気になることがあった。

「(よるがほ……昔の仮名遣いなら、読みは)──ヨルガオ?」

 その四文字、たったそれだけが彼女の知的好奇心に火をつけた。
 椅子に座ったまま手を伸ばし、了子の持つ紙を取る。
 酷く古びて、色あせた紙。その状態と文字の掠れ具合から言って、元号を跨いでいても何ら不思議ではないほど。
 益々興味がわいた。怪文書などと言われ、てっきり新聞の文字でも切り貼りしたものかと思ったが、そういったものであれば伊悠にとって垂涎の一品である。

「(……文に違和感はない。不自然に多い文字……空白……どっちもない。普通に訳すなら、こう?)」

 手元にあったメモ用紙を取り出し、怪文書の内容を書き記す。難しい漢字があれば了子のため、一応ふりがなを振った。

『御存知でしょうか。
今日、我々われわれは新たな学友を得ました。大変 よろこばしきことです。
きっと仲良くなれますし、私もそれを強く望んでおります。
しかしながら、この学園には不埒ふらちやからが多い事もまた事実。
助け合いの精神せいしんで、あの子をまもってあげましょうね。
                                ヨルガオ』

 伊悠はここまで書き記し、首を傾げた。意味は分かる。だがどうしても、理解が出来ない。新たな学友とは転入生でも来たのか。仲よくしよう、けど悪い子もこの学校には多いからその子を守りましょう。
 意訳しても全くと言っていいほど健全だ。昔の教師が子供たちに当てた手紙、そう言われれば少しも不思議に思わない。
 だが、だが、合わないのだ。

「ヨルガオ……」

 その四文字は、この学園ではおいそれと口に出してはいけない。そもそも知る者も少ない言葉だった。同時に、伊悠はそれを知りたがっている。噂だとは知っていても、全てを知ることはできないのは非常にもどかしかったからだ。

 曰く、旧制服を着た女学生。
 曰く、この学園が創立して以来より語り継がれる存在である。
 曰く、呪い、或いは祟りを起こせる者である。
 
 伊悠がこれまで得てきた少なくも確実な情報と全くと言っていいほどかみ合わない。そもそもなぜこの紙が友人の下駄箱に届けられた。
 何度じっくりと観察しても、その紙は古くに書かれたものだ。いたずらにしては手が込みすぎている。

「……(了子に渡した人は、了子に何をしてほしい? 手紙の意味だけなら、新たな学友を守ってほしい。けどそれなら態々了子じゃなくても……違う。
了子に渡して、困った了子が私や有栖に渡すことを狙った?)」

 いくら考えても、彼女は結論を出せない。何せ知識をもとに解読しても、それが答えとは到底思えないから。
 思考は続く、深く、深く……。
 数分ほどたち、彼女は一旦それを打ち切りこう言った。

「……とりあえず、新たな学友探そ」


【前話:>>14
え、えーとこんなんでよかったんですかね?
すっごい不味いミスしてるとかあったら手直し全速でさせていただきます!】

Re: 放課後オカルティカ ( No.18 )
日時: 2018/05/06 01:44
名前: 宝治  ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)

>>15 そうですねー、個室に籠城されると話が進まない(笑)ので、スレ主権限で少々確定ロルさせてください】

白銀礼がトイレの個室に逃げ込んでから一定時間が経過した。
このままここで放課後を過ごすわけにもいかない。もう出ても良い頃合いだろう。
大半の部活代表者は彼の消極的な態度を見て『脈無し』と判断し、潔くその身を引いたようだ…
……そう、夜津花学園に悪名を轟かせる奇集団「オカルト同好会」「占術愛好会」「宗教研究会」を除いては。
彼らは白銀がトイレに逃げ込んだのを目ざとく見つけ、あろうことか入口で待ち伏せしていたのだ。

白銀がトイレから出たとたん、まず二名の女子がやんわりとその腕を掴んだ。次いで、暗い面持ちの男子がトイレ入口の前に立ちはだかり退路を断った。と同時に剃髪の男子が正面を陣取る。まるで示し合わせたかのような連携プレーである。もし白銀が武道の達人であったとしても、今しがた形成されたこの人の檻から抜け出すのは至難の業だろう。
 口火を切ったのは女子学生だった。かがみ合わせのように瓜二つの容姿であったが、唯一、髪の毛の結わき方は異なっている。

「わたし、仁江野にえの一葉かずは」「わたし、二葉ふたば
「占術愛好会は、白銀礼先輩を部員として迎えたい」

白銀がそれに答えるより先、剃髪の方の男が彼女達に向かって一喝した。

「控えろ。占い師風情がおこがましい」

ガッシリ引き締まった体躯と一重の奥に光る鋭い眼差しが、この男を威圧的に見せている。

「拙僧は金剛こんごう道夫みちおというものだ。……白銀君、よければ拙僧達『宗教研究会』の部室を見学して頂けないだろうか?」

丁寧な物腰ではある…が、相手に有無を言わさぬ強硬な態度が見え隠れしている。

「占い部などやめておけい。未来が視える前世が視えるとほざくホラ吹きしかおらん。この頃は呪いにも手を出したとか?トチ狂ったとしかいえんな」
「……あなた達こそ、部員達に部費以外の金銭をせびっているそうね」
「お布施だとかいって?呆れちゃうねえ、一葉ちゃん」

彼らには確執があるらしく見えない火花が飛び散っている。白銀を巡って争っていた「占術愛好会」と「宗教研究会」は次第に当初の目的を忘れて互いを貶めあうことに夢中になっていった。

「あ、あの人達、いつもあんな感じなんだ…気にすることないよ」

最後はトイレ入口の真ん前で棒立ちになっていた男子生徒「オカルト同好会」の部員だ。

「ボク、影井かげいみのる。白銀君、オカルト興味ない?ボクんところの倶楽部に入ってくれたらうれしいんだけどなあ……」

【要約:
・「オカルト同好会」「占術愛好会」「宗教研究会」が登場した
・三つとも白銀君を部員として欲しているが、理由は不明である
・三つともあまり評判の良くない倶楽部であるようだ
後日、NPC欄に詳細記入】

【お次、PC3の古沢くん、よろしくお願いします!】

Re: 放課後オカルティカ ( No.19 )
日時: 2018/05/06 21:45
名前: 初心 ◆bl6ZE9uvAk (ID: c1sce1kV)

>>18

【PC3/古沢ふるさわ 友宏ともひろ

 放課後。それは、ぎゅっと丸く教室に押し固められていたエネルギーが解き放たれ、元気よくそれぞれの望む方向へ飛び散っていく時間である。全ては生徒の自主性に委ねられ、太陽が沈むまで彼らはこの学校という舞台で歌い、踊り続けるのだ。

 終業とともに生徒が散らばった後の廊下は、人気もそこそこに落ち着いた雰囲気を醸し出している。その彼らが向かった逆の方向__教室の方に早足で戻る奇特な者がいるようだ。古沢友宏である。教室は既に施錠されていたため、職員室に立ち寄る必要があった。そして現在、教室への帰路を急いでいると言うわけである。

教室からそう遠くない距離にあるトイレに差しかかった時、友宏は違和感を感じて思わず立ち止まった。入り口を塞ぐかのように自分に背を向けて立っている生徒がいる。もう放課後なのだから、トイレに行列が出来るのはおかしい。友宏はその肩の向こうに目を凝らし、その場で耳を澄ませた。すると、何となく状況が分かってきた。

 お取り込み中失礼しますね、と友宏は影井の背後から声を掛けた。

「皆さんの熱意は分かります」

埋もれない程度の声量で明瞭に発音し、頭を縦にうんうん、と振りつつ笑みを作る。

「しかし、このやり方で迫られても白銀君も決めにくいでしょう。正直勘弁してくれ、というのが本音でしょう、ね」 

 ね、と奥にいるであろう端整な顔立ちの転校生に視線を送る。おそらく勧誘が行き過ぎたものなのだろうが、トイレの中まで追いかけるのはいささか異様ではないか、とも思う。姑息な手を使ってまでも部に入れたいのだろうか。部活というものは生徒の自由意志によって初めて成り立つものではないだろうか……?

「まあ、一旦外に出ましょうよ。トイレに来る方の邪魔になってはいけないので」

トイレに誘導されたのか、自分からトイレに逃げ込んだのか、それは分からない。しかし拘束を解かれれば彼だって少しは話しやすくなるだろうし、もしだんまりを決め込んだとしても……まあ何とかなるだろう。

【PC1の銀色の気まぐれ者さんにバトンタッチです、よろしくお願いします。】

Re: 放課後オカルティカ ( No.20 )
日時: 2018/05/08 09:21
名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: vKymDq2V)

トイレに籠ってから一定時間が過ぎた。流石にこの時間まで居る勧誘者は居ないだろうし、
また来たら逃げればいい。そんな事を考えながら、この後やってくる恐怖の時間へ向かおうと
していた。トイレからでようとすると、いきなり二名の女子が腕を掴む。やんわりと、
な為振り払えるといえば振り払えるのだが、その後、暗そうな男子生徒が入口を塞ぎ、
体格の良い、剃髪の男子生徒が真正面をふさぐ。人に近距離で囲まれ、一気に話しかけられる
事になるともう頭の中はそりゃパニックだ。「どうすればいい」「振り払わなくちゃ」
「逃げなきゃ」そんな事が浮かび上がってくるのだが、口を挟む隙もない程の口論を始めて
しまったし、止める事をままならない。いっそこの間に逃げようか、と思えば入口の男子
生徒がはいらないかと勧誘してくる。嗚呼、転校生っていうものはこんなにも憂鬱なんだな、
そんな事を思いながら、トイレの窓から空を見る。今日はいい天気だから、山に散策にでも
行こうか、それとも学校探検でもするか、と考えていたものの、こうとなってはその興味も
薄れ、やる気もなくなるものだ。”嗚呼、もうこのままここでずっと勧誘されるのだろうか”
そんな事を考えながら、早くこの時間が過ぎてほしいと願っていたとき、1人の男子生徒が
はいってくる。自分の気持ちをいとも簡単に述べる彼は、最早神にさえ見えただろう。彼に
とっては。

「あ・・・・うん、トイレ、から出よう。」

同じくそう促しながら、トイレの入り口にたっている男子生徒をのけてトイレからでて、
周りを見渡して逃げる場所を探す。”もうこんなのまっぴらだ。”そんな事を考えながら、
ふと、窓の近くに木が見える。彼は運動神経はいい方だ。あれくらいなら大丈夫かもしれ
ない。また囲まれたときに備えて、木を背に向け、とりあえず、話を続行した。

【この運動神経で木をつたって下に降りれるのだろうか・・・・?】

Re: 放課後オカルティカ ( No.21 )
日時: 2018/05/08 19:37
名前: 初心 ◆bl6ZE9uvAk (ID: c1sce1kV)

【希望PC番号】3
【氏名/性別】古沢ふるさわ 友宏ともひろ
【誕生日】4/7 
【学年/組】1-B 
【能力】[運動:3][知識:3][直感:4]
【部活/委員会】卓球部/風紀委員 
【外見】身長168cm 70kg やや丸め
癖のない黒髪をナチュラルショートに刈り上げている。襟足は短め。目が大きい割には瞳は小さめ。虹彩はブラウン。肌の色はあまり濃くなく、血の気が薄い。前髪は目にかからない程度に切りそろえている。制服は着崩さず、校則に違反しないような着方をしている。 
【性格】誰にでも礼儀正しく、基本的には親切な人。正義感は強い方だと自負している。悪い奴を叩きのめして性根を入れ換えさせるよりも相手に歩み寄りお互いに納得できる答えを模索しようという考えの持ち主で、どちらかと言えば正義感が強いというよりは和を重んじるタイプ。困りごとには自ら首を突っ込むようなところがあるが、芯は強くなかったり、ちょっとしたことでビクビクしてしまったりする小物なので余計に問題を悪化させてしまう可能性もある。
【備考】夜津花学園に来たのは高1の時。滑り止めの為に夜津花学園を受験する。第一志望の高校に落ちてしまい、さすがに中学で浪人するのは嫌だからという消極的な理由で夜津花学園に入学した。受験での失敗を高校生活を目一杯楽しむことで払拭しようとしており、自分を受け入れてくれたこの学園のことを好きになりつつある。普通の大人しい子なのでこれと言った特技はないが、卓球部で鍛えた反射神経を持ち、危険をいち早く察知することに長けている。 両親は教育機関に勤めている。
【サンプルボイス】
「はい、古沢です。何か有れば遠慮無く言ってくださいね。僕で良ければお役に立てることがあるかもしれません」
「探偵倶楽部、ですか。ある意味この学校らしい、気はしますけど。本当の事件は、起こらないのが一番ですよ」


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