オリジナルなりきり掲示板
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- 放課後オカルティカ
- 日時: 2018/09/29 22:26
- 名前: 宝治 (ID: iihmFlhR)
終業のチャイムは放課後が始まる隠世からの知らせ。
がらんどうの校舎は生徒達の迷宮に変わる。
トワイライトに照らされる校庭、伸びる影が蠢く。
…… ねえ、知らない方が良かったなんて、今更だよ?
■ ■ ■ ■ ■ ■
【概要】
シリアスあり、ホラーあり、もしかしたら戦闘もあり。
シナリオゴール、イベントなどは用意しております。 参加者様は高校生として非日常的な現象を調査して頂きます。 各回ごとに参加メンバーを募り、予め定めた条件を満たせばシナリオEND(エンディング)に至ります。
【期間】(参加者の書き込み頻度にもよるが)2,3ヶ月以内の終了を目標とする。短期集中型です。
【注意事項】>>2
【投稿ルール】>>3
【設定】 >>4 <制服>>>10
【キャラクターシート】 >>5
【募集要項】>>6
【NPC一覧】 >>7
【生徒】
1-B 白銀礼>>12(銀色の気まぐれ者さん)
1-B 古沢友宏>>21(初心さん)
1-D 如月有栖>>46(ももももさん)
2-C 葉山梨乃>>42(詩音さん)
2-E 古版伊悠>>16(荏原さん)
2-E 垣戸了子 >>8(宝治)
3-A 鞍内令太>>9(宝治)
◆Very thanks!!◆!
2018/06/08 詩音さんより、応援イラストを頂きました!
オリジナルイラスト掲示板に掲載中ですので、ぜひご鑑賞下さい。
シーン別流れ
伊悠・了子 :>>14,>>17,>>26,>>29,>>31,>>33,>>36,>>39,>>51,>>53,>>60,(伊悠・有栖・了子シーンへ)
有栖 :(>>45,>>47,>>52,>>57,伊悠・有栖・了子シーンへ)
伊悠・有栖・了子:>>61,>>64,>>65,>>67
礼・友宏 :>>13,>>15,>>18,>>19,>>20,>>22,>>23,>>24,>>25,>>27(礼・令太シーンへ)
礼・令太 :>>28,>>30,>>32,>>34,>>35,>>37,>>38,>>40, (礼・梨乃・令太シーンへ)
礼・梨乃・令太:>>44,>>48,>>49,>>50,>>54,>>55,>>56,>>58,>>59,>>62,>>63,>>66,>>68
「あらすじ」
今年5月、夜津花学園に転校生・白銀礼がやってきた。
オカルト同好会、占術愛好会、宗教研究会はそれぞれの目的から彼を自身の部活へと引き入れようと画策したが、内気な礼は彼らの強引な態度に激怒し勧誘を断った。
その様子を陰から監視していた探偵倶楽部所属・鞍内令太。彼は探偵業の一環として、3つの部活の悪事を暴こうとしているそうだ。二人は彼らの陰謀を暴くために行動を共することになる。白銀が剣道部へ入部届を出す道中、了子の親友・葉山梨乃と遭遇し、成り行きで剣道部部長の交渉に協力してもらうが、希望は拒絶される。……どうやら裏で宗教研究会の働きかけがあったようで……?
図書室では、探偵部部長・垣戸了子と図書委員・古版伊悠が、怪文書の謎に挑んでいた。その文書の内容は「新しく来た学生と仲良くしてほしい」というもので、真意は不明。
分かることは、送り主の名が「ヨルガホ」であること。どうやらこの学園に伝わる噂「ヨルガオ様」と関係しているようだ。このヨルガオ様をよく知る者・図書委員長の神田栞子が現れ、「禁忌」「おまじない」「出没スポット、目撃証言」に関する情報を提供した。ヨルガオ様を目撃した者はオカルト同好会の影井実らしい。
図書委員・如月有栖は神田栞子と図書整理をしていたが、神田は仕事の途中で消えてしまう。
独り取り残された有栖は奇妙な体験をした。見つけた栞には黒い押し花の装飾と句が添えられていたが……。
- Re: 放課後オカルティカ ( No.62 )
- 日時: 2018/08/13 20:44
- 名前: 詩乃 (ID: /1jhe2RQ)
>『礼も梨乃も雨汲じもとの人間じゃないよな?説明しておくと、ここら一帯は土着信仰と仏教がミックスされた新興宗教が盛んでな。宗研はその実、宗教法人の下位組織みたいなもんよ。んでもって金剛道夫は幹部の息子。……ここまでくれば大体察しちまうよな』
>『俺の家族が、その新興宗教の…【業仏天宮教】の熱心な信者でな。いまじゃあもうなんでも幹部サマの言いなりさ』
梨乃「なるほど、ね。」
ここまで権力を持つ高校生なんてあまりいないだろう。
親まで絡んでくるととても厄介だ。大人は高校生が相手に出来る時と出来ないときがあるが、熱心な信者となると説得することも出来ない。
これは、詰んだか?そう思った瞬間だった。
>『白銀、お前には本当に悪いことをしたと思っている。葉山も怒鳴ってすまなかった……謝罪の意味を込めて、入部以外のことならお前らに協力はする。宗教のことを教えられるかもしれないしな。そうだ、宗教研究会と占術愛好会が仲悪いのは知ってるか?あいつらなら金剛と対等に渡り合えるかもしれないぞ。うまくすればだが…』
小さな、いや、結構大きな希望が見えた。
こっちには占術愛好会が欲しがっている白銀がいるしもし必要となったら私が調べてみるのもいい。突破口はこれしかないだろう。
白銀が情報を聞き出しているから、私は聞き出せた情報をまとめておこう。
情報収集が終わったら占術愛好会にすぐにでも行った方がいいかな。
令太のお節介でこういうことに巻き込まれることが多くなった気もするが、まあ面白ければ私にとってはいいんだけど。
でも、自分もお節介になるのは勘弁かな。
>『えーっと・・・・葉山さん、協力してくれてありがとう。』
「別に、私の言いたいように言っただけだしいいよ。あと、呼び捨てでいいよ。堅苦しいの嫌い。」
白銀も少しは警戒を解いてくれたか。
ちょっと嬉しい。これからの学校生活でどれくらい関わるのかは分からないが、仲間が増えるのは嬉しい。
私だって、スマホとか人の噂話とかでこそこそ情報収集したくないし、むしろ本人に情報をもらいたいぐらいだからその手間が省けるし。
結構、人と繋がる瞬間というのは喜びを覚えるんだなぁ。
- Re: 放課後オカルティカ ( No.63 )
- 日時: 2018/09/01 00:05
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)
>>59
>>62
>「大丈夫だ鞍内、相手だってやりたくてやったことじゃない。俺一人の為に、複数人が犠牲になる必要はないさ。部長さん、あるだけの情報を教えてもらってもいいか?迷惑はかけない。」
礼が美作に語り掛けている。その隣で彼らの様子をうかがう令太は、内心感動に打ちひしがれていた。
礼がこんなにもスムーズに他人と会話できている……なんて!数時間前のあの鉄仮面とはまるで別人のよう。相手を気遣い、自分の力で物事を解決しようと奮闘している。
「今この場ではこれ以上込み入った話はできない。だが、俺の連絡先を教えておく。教えられることは教えるよ。…宗教関連だったり地元のことだったりな。お前たちには表立って協力出来ないがせめてそれくらいはさせてくれ」
礼の言葉にこたえる美作。これは実質的にいって、「情報源の確保」と「(間接的ではあるが)後援者の獲得」といって差し支えない成果だ。
令太一人ではせいぜい美作にイチャモンをつけて心象を悪くしただけにとどまっていただろう。梨乃の巧みな交渉術と礼の真摯な訴えが、美作の心を動かしたのだ。
>「えーっと・・・・葉山さん、協力してくれてありがとう。」
>「別に、私の言いたいように言っただけだしいいよ。あと、呼び捨てでいいよ。堅苦しいの嫌い。」
梨乃の物言いは相変わらずそっけないが、いい意味でカラリとしていて冷たさない。彼女は礼が最も苦手とする“過干渉な母”とは正反対のタイプだ。梨乃と友人になることで少しでも女性恐怖症を緩和できればいいのだが。
(って、いかん。あれやこれや、気をまわしすぎちまう……。)
宗教研究会の闇と白銀を巡る謎、……ただでさえ問題は山積みなのだ。
こんなところで考えてばかりではいられない。
「よし、分かったぜ美作。お前の抱えてる問題も探偵部がまるっと解決してやらあ。……んじゃ、梨乃、礼、移動するか。——めざすは占術愛好会!」
意気揚々と剣道部の部室を後にする令太だが、威勢が良かったのは初めの3歩だけだった。
「あ、俺、占術愛好会の部室知らねえわ……。てか、そもそも部室持ってない気がする。どうしよ、やつらの居場所がわからんぞ」
くるりと振り返って梨乃と礼を見つめる表情はなんとも情けない。
「なんかいいアイデア…ない?」
悪の権化・宗教研究会と対等に渡り合えるとされる占術愛好会だが、神秘のヴェールに包まれた彼女達をどうやって見つけるべきか?
【占術愛好会を見つけよう】
行動選択肢:
a,「ま、基本の基本だよね」聞き込み調査をする(誰に聞くか指定してください)
b,「捜査は足で稼ぐべき!」手当たり次第に校舎を探検する(どこへ行くか指定してください)
c,「毒を食らわば皿までよ」占いで当ててみる
d,「逆に探す必要などない」放送室を乗っ取り、全校放送で占術愛好会を呼び出す
e,「もっといい方法がある」これ以外の方法で思いつくことがあればなんでも
それぞれで使用する能力値は異なります。
自分のキャラクターのパラメータを生かした行動を選べば、目的はすぐに達成できるでしょう。
【前回までと同様、銀色の気まぐれ者さん→詩音さん→スレ主→銀色の気まぐれ者さん…の順でお願いします】
- Re: 放課後オカルティカ ( No.64 )
- 日時: 2018/09/02 21:56
- 名前: もももも ◆x3VEvuLp2I (ID: 66F22OvM)
>>60>>61
猛スピードで駆け出した有栖の前に現れたのは、オカルト同好会のいる教室だった。
有栖は何か話している様子に扉を開けてから気付き、どう声をかけていいかわからなくなって固まっていた数秒後ーーーー
>「おやおや、また新たなお客様が現れましたねえ。どなたか存じませんが、いらっしゃいませ。僕でよければ知っていることをなんでもお伝えしますよぉ」
「あ、ありがとうございます!そ、そしてごめんなさい!なにか話し込んでいる様子だったので...あ、伊悠さんも居たんですね!…と、そちらの2人はお友達ですか?こんにちは」
へらっ、と彼女は笑う。すると有栖は汗を急いで持ってきたバッグの中にあるハンカチで拭きながら、こう言った。
「実は私、旧ーーー」有栖は、栞子さんが栞を持っていったのを言うのは禁忌かもしれない、と察し言いかけた言葉を潰した。
「い、色々あって栞子さん...ええと、図書委員会の委員長さんですねにそれでその人ににここに行けって言われたんです。よく分からないんですけど…それから、」
有栖は息を吐いた後こう言った。
「ヨルガオ様のことについて、みなさんできるだけ教えて欲しいんです!今、ちょっと色々あってピンチなので…し、知っていることだけでいいんです!なので、お願いします!」
「(幾ら何で知ってるからってこんなこと言っちゃいけないかなぁ…)」
有栖は頭を下げ、相手の返答を待った。
- Re: 放課後オカルティカ ( No.65 )
- 日時: 2018/09/03 22:42
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)
【生物実験準備室】
>「ヨルガオ様のことについて、みなさんできるだけ教えて欲しいんです!今、ちょっと色々あってピンチなので…し、知っていることだけでいいんです!なので、お願いします!」
「え、ええ?!有栖ちゃんなんでこんなところに?ヨルガオ様のことを知りたいって急にどうしたのさ」
ことあるごとに図書館へ入り浸る了子は、もちろん図書委員である有栖を知っていた。彼女に対して、引っ込み思案で大人しくて、少しおっちょこちょいなところが可愛い後輩という印象を持っている。そんな有栖に到底似つかわしくない単語が出てきたので了子は目を丸くして驚く。
「おお……おおぉ!今日は本当に素晴らしい。まさに全てが動き出した日!ヨルガオ様について知りたいという方がここまで集まったなんて……。去年まではヨルガオの“よ”の字も出なかったのに。きっと白銀礼が夜津花に来た影響に違いない。……そうだ、今日というこの感動的な日を夜津花オカルト記念日として制定するのはいかがでしょう!?」
「影井君、君が喋ると話がこじれるからちょっと黙ってちょーだい」
了子は珍しくまともな意見でハイテンション暴走気味の影井を制した。
自分よりおかしいヤツがいると冷静になれるタイプらしい。
「まずは情報共有と整理。これは捜査に行き詰った時にする探偵の基本動作ね!」
ドヤ顔で伊悠と有栖にアドバイスするがおそらくこの文言は、ミステリー小説から拾ってきたセリフをそのままだ。了子は壁際に収納されていたホワイトボードをひっぱりだし、荒っぽく【ヨルガオ様の真相】と題字を書いた。
「…有栖ちゃん。ここまで来たいきさつを教えておくれ。それから、何が知りたいか、とか、有栖ちゃんだけが知っていることとか。こっちからは、あたしと伊悠ちゃんで調べて分かったことを全部教えておくね――」
・ヨルガホから来た古い手紙
・ヨルガオ様の噂(おまじない、禁忌、出没スポット、目撃証言)
・栞子がとてもヨルガオ様に詳しいこと
などが題字の下に書き足されていく。
【今までのシーンで判明した情報を有栖さんと共有しました。】
「……まあ、目撃証言についてはあまりあてにならないんだけど」
目撃証言 という字にわざわざ赤いマーカーで「?」のマークを書き加える。
胡乱な目で影井を見つめると、彼はいささかむっとしたようだ。普段であれば首を縮めて謝り倒すところだが、……――
「それはどういう意味ですか?垣戸さん」
「つまりぃ、本当は君、ヨルガオ様を見ていないんじゃないか?っていいたいの、あたしは」
「……聞捨てなりませんよ、それは!」
――……影井実はオカルトに限り“見境がない”のである。
【行動選択肢】
話の引き出し方を選び、影井から真実を聞き出しましょう。
a, 挑発する
b, おだてる
c, その他
【荏原さん→ももももさん→スレ主の順番で再開です】
- Re: 放課後オカルティカ ( No.66 )
- 日時: 2018/09/07 10:41
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: O/vit.nk)
>>63
>>62
・・・・白銀は、俺は、ほぼヤケクソ状態だった。やっと両親から解放されたかと思えばトラブルに巻き込まれ、人と行動する事になり・・・・いや、別に行動している2人はある程度大丈夫にはなって来たし、トラブルに付き合ってくれるんだから優しい人だとは思っている。しかし、全く知らない他人にいきなりトイレまで押しかけられ、正直ぶっ潰すまでトラブルに巻き込まれてやる、という精神だ。まぁ、いろいろ気になる事もあるし、もしかしたら他の人や、祖母にも被害がいくかもしれない。だからその前に自分で解決しようと、そういう思考に至ったのである。
「いや、これだけでもありがたい。」
連絡先をゲットした。これなら誰にも見られないし、大分秘密裏に情報を手に入れる事ができる。・・・・ただ、宗教関連の誰かにバレると危険だが。
「部室ないのか?」
ふと疑問に思って聞いてみる。まぁ、彼がないと言うならないのだろう。嘘をつく様な人ではない、はずだし。・・・・そういえば、探偵部?というのはなんなのだろうか。彼は出会う直前に誰かと話していたし、これでも部活動なんだ、とかなんとか言っていた気がするし。まぁ、それは後で聞き出しておこう。
「いいアイデア、か・・・・正直言って、俺は何も思いつかないんだが。どれに部活があるのかとか、一般生徒から見てどういう印象なのかとか、兎に角情報が少ない。・・・・でも、今は放課後だし、帰ってるんじゃないか?なにか用事がなければ。」
そう、すっかり忘れていたが今は放課後だ。時間制限があり、寮に帰らなくてはいけない、はずだ。その時間がいつかははっきりと覚えていないが。帰っている、というより寮に戻っている、だろうか。けれどまぁ、部活で残る人がほとんどなのかもしれない。
【思いつかないので"提案"という形をとらせていただきました。葉山さんの意見も聞いてみて、どうするか決めたいと思います・・・・。】
- Re: 放課後オカルティカ ( No.67 )
- 日時: 2018/09/20 16:40
- 名前: もももも ◆x3VEvuLp2I (ID: 66F22OvM)
>>65
>「…有栖ちゃん。ここまで来たいきさつを教えておくれ。それから、何が知りたいか、とか、有栖ちゃんだけが知っていることとか。こっちからは、あたしと伊悠ちゃんで調べて分かったことを全部教えておくね――」
・ヨルガホから来た古い手紙
・ヨルガオ様の噂(おまじない、禁忌、出没スポット、目撃証言)
・栞子がとてもヨルガオ様に詳しいこと
などが題字の下に書き足されていく。
成程、と有栖は頷く。
古い手紙…。あの栞と何か関係があるのか?と有栖は考えた。
それから、噂について。おまじないについてはロマンチックだと思ったが黒い蕾の話がホワイトボードに書かれていくと、途端に有栖の背中にドライアイスが触れたみたいな感じがした。しかも禁忌もあって、本当に自分は大丈夫なのかという恐怖を覚える。
出没スポット、目撃証言…。ただの都市伝説だと思っていたヨルガオさまの話が、急にすごくリアルに感じた。
そして有栖はしおりこさんのことを聞かれていたのを思い出し、口を開ける。禁忌な気がしてその話はしなかったが、「栞子さんを守るため」と意を決して声を出した。
【これまでの有栖の状況を3人と共有】
>「彼、容姿ぐらいしか知らないと思う…。」(リク依頼・相談掲示板より)
「そ、そうなんですね…。でもそれでもいいです、手がかりが分かったので!
そ、それと…。」
有栖は深呼吸した。言うことに集中して、周りの顔を見ていない様子だ。
「どうか、一緒に行動させてもらえないでしょうか…。えーと、情報共有も楽ですし、みっ、みんなで一緒に行動した方が安全だっ、と思います!」
足を震わせて有栖は言う。
有栖は初めて、自分から一歩を踏み出した。
- Re: 放課後オカルティカ ( No.68 )
- 日時: 2018/09/24 21:28
- 名前: 詩音 ◆hqUXGoCkr6 (ID: /1jhe2RQ)
>『よし、分かったぜ美作。お前の抱えてる問題も探偵部がまるっと解決してやらあ。……んじゃ、梨乃、礼、移動するか。——めざすは占術愛好会!』
『あ、俺、占術愛好会の部室知らねえわ……。てか、そもそも部室持ってない気がする。どうしよ、やつらの居場所がわからんぞ』
「……はぁ、ちゃんと目的をしっかりとさせてから行動しなさいよ。」
予想以上の情けなさに呆れることしかできない。これが探偵部の部員だとするともっと呆れる。
ふと、白銀の方を見るとしっかり連絡先をもらって情報の分析もしてる。
探偵に向いているのは白銀の方ではないのか…?
そんなことを考えてる暇があったら方法を考えろなんだが。
「まずは…可能性の分析か。」
流石に部室を持っていない人をあてもなく探しても見つかる可能性は0に等しいしい、探し回るなんて面倒な事をしたくない。さて、どうしたものか…
寮に行くのもありだけど、たぶんこの時間だったらインスピレーションがあるとか何だかで相手の活動しやすい環境であるしまだ学校にいるかもしれない。
一番確実なのは…
そう考えながらポケットに入っている自分の携帯を指でなぞる。
怒られるのは確実と言ってもいいが了子といるとそんなのしょっちゅうだしなぁ
一応の提案はしておくか。
「一応手はあって、放送機器を乗っ取って来なかったら寮を見るのが早いけど多分教師とかに怒られるパターン。それが嫌なら面倒だけど歩いて探すしかない。ま、ここは2人に任せるよ。」
提案はしといたけれど、危険な道を選ぶか安全な道を選ぶかは私が判断すべきことではない。
答え次第で私は2人の方法となってやるしかない。
すぐ行動できるように形態を起動させて待つ。これが私なりの答えだった。
【遅くなって本当にすみません!こちらも意見として出させていただきました。】
- Re: 放課後オカルティカ ( No.69 )
- 日時: 2018/09/30 22:29
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)
>>67
>「どうか、一緒に行動させてもらえないでしょうか…。えーと、情報共有も楽ですし、みっ、みんなで一緒に行動した方が安全だっ、と思います!」
了子は一瞬あっけにとられて有栖の顔を見つめた。内向的で少しおどおどしたところがある彼女にしてみれば、今の行為はとても勇気がいることだったのだろう。了子は有栖に握手を求めてうなづいた。
「うん、これからよろしくね、有栖ちゃん。……頼りにしてるからね!」
-----------
【影井実を挑発した】
その一方で、ことさら不満を募らせる部外者がいた。
「き、聞き捨てならない、聞き捨てならないですよ…!」
それは、本来であればこの生物実験準備室の主である影井だ。
>「彼、容姿ぐらいしか知らないと思う…。」
……というズバっとした伊悠の物言いと、
>「そ、そうなんですね…。でもそれでもいいです、手がかりが分かったので!――」
……という有栖の素直な反応がグサグサ来たらしい。
「大体なんなんですか、当時の状況を教えてほしいといったのはそちらの方なのに!しっ失礼じゃないですか!?」
了子は伊悠の挑発的な意見に同調する形で、喧嘩受けて立つぜとばかりに影井の鼻先まで顔を近づけた。
「へぃへぃ、すみませんねえ、こんな薄暗くてじめっぽいところまで来て分かったことが『裏庭にセーラー服の女子がいた』ってだけで、こっちも気が立ってたんですよぉ~!できればもっとマシな情報を仕入れたかったんでねえ、オカルト同好会会長さんよーっ」
「……!!」
平常心を崩している人間は必要以上にしゃべる。挑発して相手の動揺を誘うというのは有効的な交渉術であり、加えてオカルトモード・影井をネットスラングで表現するならいわゆる「煽り耐性:ゼロ」。伊悠からのぞんざいな扱いと了子の啖呵がてきめんに効いたようである。
酸欠で死にかける魚のように口を開けたり閉じたり、何かを話したいのに躊躇している様子がじれったい。
押してダメなら引いてみろ。了子はわざとらしく肩を落として落胆の色をにじませながら有栖と伊悠に向き直った。
「こりゃ時間の無駄だったみたいだね。もう時間も時間だし今日は一旦寮に帰宅して体制を立て直そうよ」
「……ふ、ふ、」
このダメ押しが決定打となった。うつむき肩を痙攣させる彼は明らかに常ならぬ雰囲気を醸し出している。動揺を誘うことには成功したようだが……。
「ふは、フハハハハ!あはは!おかしい!ヨルガオ様について昨日今日知ったばかり癖に!生え抜きでもなければ土地の人間でもないアンタらみたいな人が……っ!」
「いいでしょう教えて上げますよ。ヨルガオ様はね、この学園で自殺した女学生なんだよ。今の生徒会長の近縁で、死んでなけりゃ今頃70か80の婆さんだとか?それがヨルガオ様の起源……つまりオリジナルの存在さ。そいつの無念がヨルガオに宿って花弁を黒く染めるんだ」
「これでもう僕のオカルト知識にケチを付けられないでしょう?はっはっは満足ですよね?ハイハイじゃあ帰って下さいもう喋ることはありませんっ!」
これ以上、彼から聞けそうなことはない。
【ここでいったん区切りを付け、翌日にシーンを移行したいとます。再度スレ主の手番とさせて下さい。】
- Re: 放課後オカルティカ ( No.70 )
- 日時: 2018/10/01 23:19
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)
>>66
>>68
>「いいアイデア、か・・・・正直言って、俺は何も思いつかないんだが。どれに部活があるのかとか、一般生徒から見てどういう印象なのかとか、兎に角情報が少ない。
・・・・でも、今は放課後だし、帰ってるんじゃないか?なにか用事がなければ。」
「それはつまり、寮の中を探すっていうことだよな?……冴えてるなあ礼!!アイデアを思いつかないとか謙遜することないぜ?」
夜津花学園は全寮制……当然ほとんどの生徒は寮生である。いくら謎に包まれる仁江野姉妹といっても例外ではない。仁江野を捕まえるならば寮で待ち伏せするのが最も手っ取り早いだろう。礼の案は理にかなっている。
一方、梨乃からの提案は。
>「一応手はあって、放送機器を乗っ取って来なかったら寮を見るのが早いけど多分教師とかに怒られるパターン。それが嫌なら面倒だけど歩いて探すしかない。ま、ここは2人に任せるよ。」
どちらも良策である。最終的な判断は令太が下すことにした。
「そうだな~。まず礼案!寮を探すのが間違いねえとは思うんだが、俺達男だから女子寮をうろつけねえんだよなあ」
悲しきかな男と女の性の差よ。ざっくり「寮」と括られてはいるけれども女子生徒・男子生徒で住む場所は異なる。当然女子寮は男子禁制だ。忍び込んだことがバレれば即停学である。
「寮の捜索を梨乃一人に任せるのは悪手だし、かといって女子寮の玄関先で野郎二人がうろつくっていうのはあんまイケてないよな…。これは最終手段にしようぜ」
……下手すればストーカーと糾弾されかねないし。
「そこで梨乃案だ。放送機器の乗っ取りっていうのは派手で面白いじゃん。全校放送なら寮でも割と聞こえたりするしな。この時間帯の放送室にゃ放送委員がいるけど俺がなんとかして足止めしてやるから、梨乃と礼はその間に放送室をジャックしてくれ。……時間も限られてるし、これで決まりにしよう」
【梨乃案実行決定。失敗した場合礼案へ移行します】
【体育館裏手から放送室に移動する】
放送室前。
部屋の扉は閉ざされているが、嵌め殺しの窓から放送委員と思しき男子生徒のシルエットがうかがえる。
その動きを観察しながら令太は二人に小声で話しかけた。
「この作戦は大きく分けて三つの工程がある。①放送委員の足止め、②仁江野姉妹に向けたメッセージの放送、③放送室からの撤収……。
さっきも言ったが、①は俺に任せてくれ。今から中にいるやつを廊下に引きずりだす。せいぜい5分が限度だが。」
「②……これは礼に任すぜ。仁江野は礼にしか興味がないからな、おびき寄せるにはちょうどいい。できるだけ部外者が俺たちの個人名を特定できないように、かつ仁江野姉妹にだけ分かるような言葉で誘いこめればいいんだが、思いつかなきゃストレートに言葉をぶつけてやれ。いつ・どこで会うかも礼が決めてくれていい」
「③……もちろん、校内放送を聞いた教師は遅かれ早かれ部屋に飛び込んで来る。隠れるか、逃げるか。その時の各自の判断だ。ヤバそうなら俺を頼れ」
一通りを伝え終えて、令太は扉をガラリと開き放送室中に消えた。
しばらく中から話し合う声が聞こえた後、令太はまんまと男子生徒を連れ出して廊下の奥へと消えていった。
チャンスは今しかない。
【銀色の気まぐれ者さん、よろしくお願いします。】
- Re: 放課後オカルティカ ( No.71 )
- 日時: 2021/02/13 16:03
- 名前: しゅんた。 (ID: u0Qz.mqu)
参加したいです
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