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『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉
日時: 2016/08/01 13:18
名前: 林銭 (ID: OjDUGINw)
参照: http:// まったり進行推奨です。

… … …


! 8月1日 〜 8月31日 『 龍鬼祭 』 >>85


… … …


・はじめに

このスレッドでは『長文以上中文未満』という新ルールを設けさせていただきます。『書く気になれば難なく長文を書くことが出来る方』を対象とした文字数制限無しのスレッドです。重要な局面では長文でのやり取りをお願いすることも御座います。キャラシートも長文スレのように作り込める方のみの募集とさせていただきますので、特に細かいルールは設けません。長文スレでの最低限の規約を心得ている方のみ参加申請をお願い致します。


… … …




遥か昔 ーー……

その大陸には人々を正しい方向に導き繁栄を齎す存在である『聖龍』と、人々を脅かす存在である『鬼神』が存在した。聖龍は人々に自らの力を宿した神器を与えて共に戦うことで鬼神を封印することに成功したが、それと同時に力を使い果たし、聖龍も命を落とした。

人々は聖龍の死を嘆き大陸の東側に【龍ノ国】を築き上げ平穏に暮らしていたが、鬼神の存在が忘れ去られた頃、大陸の西側に【鬼ノ国】が出現した。

鬼ノ国を築いた人物は、鬼神が封印される直前に遺した鬼神の神器を手にしてしまった者達だった。鬼ノ国の皇族は代々城の地下に眠る鬼神の言葉に従い国を繁栄させ、国の民の生気を少しずつ吸い上げ蓄えていた鬼神は着実に力を取り戻していった。

やがて鬼ノ国では力を取り戻した鬼神によって生み出された魔物達が人々を虐げるようになり、その事実を隠す為に国境は封鎖された。
しかし復活目前となっていた鬼神の前に一人の男が現れる。彼は鬼神を再び封じに来た訳でもなければ鬼神の言葉に耳を傾けようともせず、一つ不気味な笑みを浮かべれば鬼神の心臓部にその鬼の力を宿している刀を突き刺した。


   『お前の意志は俺が継いでやるよ、鬼神』


鬼神が完全に命を落とす直前にその瞳に映した人物は、数日前までは鬼神に忠実に従っていたはずの鬼ノ国の第一皇子であった。

そして再び戦乱の世が幕を開ける ーー……




… … …


『 世界観 / 説明 』 >>1

『 役柄 / 参加者 』 >>2

『 キャラシート 』 >>3


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Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.102 )
日時: 2016/08/07 15:30
名前: あまちゃづる (ID: KZRMSYLd)

 >>101 こちらこそ、素敵なお姉さんと絡めて幸せです。止まらないシスコン化……! ではでは、お相手よろしくお願いしますヽ(´▽`)/

【 龍ノ宮 丹 / 龍ノ国 】

 姉が面をずらしたほんの少しの間、微笑んでいる姉の表情に気を取られていると、頭をそっと撫でられた。子供扱いのようで複雑な気持ちではあるけれど、自分もふたりの妹弟の兄だ。下のきょうだいがいつまで経っても子供に対するような、微笑ましい感情の対象である事を知っている。勿論姉がどう感じたのかは分からないけれど、親愛の表現として大人しく受け入れた。周りに妹弟の姿があれば、あるいは兄の姿があれば、反発してしまうだろうそれを心から嫌と感じている訳では無い。
 むしろ嬉しいような気分ではあるのだけれど、何しろ気恥ずかしい。緩みかけた頬を誤魔化そうと姉に習い面を直す。
 姉が了承の返事を口にするのを聞いて、受け入れられたと安堵を滲ませた笑みが浮かぶ。表情まで気を使わなくても良い面は存外楽だ。

「…………ありがとう、姉さん」

 少し考えて、お礼を声にのせる。可愛い弟という言葉に、結構皆きょうだいに甘いところがあるよねえ、なんてお互い様のことを考えて。
 姉が笑ってくれた。頭を撫でられた。一緒にお祭りを回れる。丹が上機嫌になるには充分過ぎるのだけれど、ここでそれを表に出しきるのには次男として少しばかり躊躇いがある。真ん中なりに考えることも色々あるのだ。
 加護の力を持つ鏡の使い手である姉の傍に居られることには、丹の個人的な感情を抜いて見ても良い事がある。姉は国を守る要と言っても良い存在なのだから、癒しの力を持つ自分が傍に居て悪い事はない。護衛……と言うには自信が無いが、居ないよりは良い、という程度にはなる。侵入者の情報もいち早く知れる。祭りの最中とはいえ、気を抜き過ぎるつもりはない。杞憂であろうと、万が一があり得るのならば用心しておいて悪い事はないだろうから。
 ——さて、こんな感じで正当な理由もついた事だし。

「ふふ、嬉しいなあ。こんなの滅多に無いからね。何から見ようか?」

 機嫌良く笑い声をあげて、面ごしに姉を見つめる。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.103 )
日時: 2016/08/07 17:44
名前: 朧月 (ID: 74mf9YND)

>>102 こちらこそ、よろしくお願いします!


【 龍ノ宮 撫子 / 龍ノ国 】

「ふふっ、どういたしまして。」

少し楽しそうな声音で返答をすれば、できた弟だと思って苦笑を浮かべた。自分と一つしか変わらないのに、自分よりもしっかりしていて礼儀正しい。弟や妹の面倒もきちんと見るし、あまりワガママを言われた記憶もなかった。彼なりに言っているのかもしれないが、自分はそれをワガママだと捉えていないためそう思うのだ。
そして、本当ならばそんなに弟に一言言ってやりたい。「もう少し強欲になれ」と。


「(いや、こんな姉をもてばワガママも言えんか。なにせ、あての方が妹みたいやからなぁ。)」


自分に失笑を一つ。もう少ししっかりしなければと思う反面、それをしたところで何が変わるのかとも思う。今更変わっても何も意味が無い、周りの印象を覆すというのは想像以上に難しいことなのだ。

面越しに丹を見れば、もう少し関わりを持っても良かったかもしれないと後悔の念にかられた。幼い頃から少し距離を置き、怠惰に不真面目に生きてきた撫子は家族との関わりが少ない。ご飯を食べる時間になっても外にいたり、お稽古やら勉学の時間をすっぽかすことも多かった。今になっては両親に迷惑をかけたと、兄に疲労をかけたとも思うことが出来る。
下の弟妹たちと遊ぶこともほとんどなかった自分が、姉を語れる資格があるのか些か不安なのだ。家族のためにしたことなど、片手で足りるほどだし。

「...そやなぁ、丹の回りたいとこでええよ。あてはそれで楽しいさかい。」

「ごめんな」と、その言葉は飲み込んで。なるべくこれからは関わりを持とうと、そう心に決めながら本心を言ってクスリと笑った。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.104 )
日時: 2016/08/08 02:19
名前: 六巴 (ID: lmeOXcX7)

>>99
【 龍ノ宮 東雲 / 龍ノ国 】


(そういえば彼奴達は祭りに出掛けたのだろうか。)

 きょうだいの中で真っ先に自分が祭りへ出てしまったのかも知れないと、今更ながらに思う。こんな長男だというのはきょうだい達も重々承知であろうが、時々自分でも誰が上なのだろうかと分からなくなる。落ち着きがないというか、楽しい事に目がないというか。だからといって何があるわけでもないのだが、思うところがないわけではない。それでも直らないのだから、そういった性分なのだろうかと苦く笑う。弟妹達には観念してもらおうと、口元に笑みを浮かべた。

(自由奔放な兄を持つと弟妹は苦労するなぁ。)

 特に目的もなくふらふらと屋台やら人々を見て歩いていたところに、なにやら聞き覚えのある声が聞こえる。振り向くその前に、東雲の腕は小さな手にきゅっと抱き締められた。視線を落とすと、お面越しでも分かるほど笑顔を浮かべている末弟の姿が映る。自身と同じように伸ばされ結われた黒髪がぴょんと跳ねていた。それから少し遅れて、先ほどから漂っていた甘い香りが更に強く鼻腔を擽る。

「構わないさ。よく俺だと分かったな、三月。」

 そのままの呼び方で良いと、空いている方の腕でその頭をくしゃっと撫でる。
 七つ歳が離れているにしても三月は十五歳であり、こういった事をお気に召さなくなる歳なのだろうかとふと思うが、控えようという気持ちはあまりなかった。それは弟であっても妹であっても思うことだが、本気で嫌がられれば流石の東雲でもやめようと心がけるであろう。しかしながら幾つになっても弟妹は可愛いものだ。

「ああ。それはいいが、飴を食べ終わってからじゃなくていいのか?」

 果実の飴を片手に持ちつつ他の物へ転々と興味を移す三月に、東雲は笑い紛れにそう零す。その無邪気さが好きだなと密かに思い、目を細くしながら笑う。
 先日の出来事で自身が思ったよりも疲れていたらしい心が休まり、胸に穴をあけられたような寂しさと鈍い痛みが和らぐようだった。お面の奥の瞳に、悟られないよう安堵の色を滲ませる。

(まったく、きょうだい達に頭が上がらないな。)

 東雲を見上げる、陽だまりのように笑う三月の頭をもう一度、優しく撫でた。


————


>>99
お相手ありがとうございます!
キャラクターシートを拝見した時点で絡ませて頂きたいなぁと密かに思っておりましたのでとても心躍っております…! どうぞよろしくお願いします!

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.105 )
日時: 2016/08/08 14:30
名前: あまちゃづる (ID: y36L2xkt)

(金魚すくい、世界観に沿うよう調べつつ変えてみましたが、何か問題ありましたらお知らせくださいませ!)


 >>103

【 龍ノ宮 丹 / 龍ノ国 】

 鬼の面の下で、姉の返答に目を細める。この面ひとつあるだけで伝わらないものがあるのが、何だか妙に可笑しくて。

(無邪気な弟として甘える事も、こうしていると簡単な話しなのだよねえ…………)

「——本当? それじゃあ、どうしようかなぁ」

 明るい声を出し、ぐるりと周囲を見回してみる。
 食べ物も良いけれど、色々あるとどれが良いやら選べない。ひとつひとつ視線を動かしていくと、ある屋台の看板に目が止まる。
 丁度丹で一抱え程度の桶がふたつ。中には水が張られていて、その中を十数匹の金魚が泳ぐ。脇に重ねられた椀と、店主の後ろに置かれた網。金魚すくいをやっているらしい。
 金魚の持ち帰りは不可、泳ぐ金魚をすくうのを楽しむ遊びだ。時間内にどれだけすくえるか、という内容のもの。
 数多くすくったところで景品など無さそうだし、荷物が増えなさそうで良いかな、とその屋台を選ぶ。

「姉さん、金魚すくいとかどうかな?」

 姉が金魚すくいをする姿は想像が難しい。丹もあんまり得意という訳では無いし、この遊びの意味もいまいち分からないのだけれど、祭りの気分を味わえるような気はするから嫌いではない。

 姉に提案をしながら首を傾げた。
 どうしたら上手に羽目を外せるものか。当然丹は何に遠慮をしている訳でも無いのだけれど、毎年祭りにはしゃいでいるというより雰囲気で楽しんで満足していたものだから、具体的な祭りの回り方が中々思い浮かばなかった。
 姉が隣に居る、という事が嬉しいのだけれど、どうしたら姉を退屈させないのだろう。自分ばかりが楽しいのでは無くて、折角だから姉にだって楽しんでいて欲しい。
 こういう時、他のきょうだいなら上手に遊び尽くせるような気がするのだが……性格なのだろう。
 そう、性格。
 けれど、と声に出さず丹は微笑んだ。

(今日は大丈夫。姉上様に「ひたすら歩こう」と言うのは何だか変だけれど、祭りって、つまり屋台を見て回れば良いのでしょう? その都度姉上様と会話しながら。難しい事は無いよ)

『祭りの楽しみ方』を冷静に頭で打ち出して、自分でもこなせると判断を下す。そんな事に思考を組み立てる時点で何か違うのだけれど。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.106 )
日時: 2016/08/08 15:30
名前: 朧月 (ID: 74mf9YND)


>>105

【 龍ノ宮 撫子 / 龍ノ国】

「金魚すくい、か?」

周りを見てどこに行くか決める、その姿を見ながら撫子は目を細める。もしも自分たちが普通の家に生まれていたとしたら、こんな日々がずっと続いていたのだろうか。何も考えず、ただ目の前のことを楽しんで、家族と笑い合う日々が。


「(んや、そんな事はありえへんか。何処に生まれたとしても、あての性格は変わらへんと思うしな。)」


そこまで考えて頭を振れば、その思考を中断させて目の前の事実に目を向ける。生まれを悲観したって何も変わりはしないし、そんか日々を続けれるように頑張るのが自分の役目だ。家族が、国民が、出来るのならば鬼ノ国の人達が、毎日を平和で楽しく過ごせるようにしていきたい。それが例えどれだけ大変で、無謀なことだとしても。

改めて先程の丹の問いの答えを考える。実を言うと「金魚すくい」というものをしたこともないし、言ってしまえば見たのも初めてである。幼い頃来た時に見ているのかもしれないが、残念ながらそんな昔の記憶を思い出せるほど記憶力は宜しくない。とはいえ出来ないから、なんて理由で提案を断るのも忍びないし。丹の回りたいところでいいと言ったのは、他ならぬ自分自身である。ならば答えは決まったも同然、その提案を断る理由が撫子にはない。


「ええよ、金魚すくいしよか。」


金魚すくいの屋台から視線を移し、面越しに笑えば手を差し出す。子供ではないとはいえ、人が多いこんな場所ではぐれないとは限らない。ならばそうならない前に手を打つのが、頭の良いやり方であろう。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.107 )
日時: 2016/08/10 18:28
名前: あまちゃづる (ID: xV3zxjLd)

 ただ今夏期休業の課題でヒイヒイ言っているので、返信の速度が落ちます……(‾▽‾;)

 >>106

【 龍ノ宮 丹 / 龍ノ国 】

 差し出された姉の手を暫し眺め、自分の手を重ね合わせる。恐らく人の多さを危惧しての事だろうけれど、こうやって姉と手を繋ぐのは初めてのような気がした。丹の記憶違いでなければ、姉と触れ合う機会はそう多くなかったから——何だか新鮮で、少しばかり落ち着かない。

(…………全く。私も姉上様も、らしくない事をしているよね……いや、それこそ私の思い込みかも知れないのだけれど)

「あはは、この歳できょうだいと手を繋ぐなんて」

 姉の事をよく知っている訳でもないのに、らしくないも何も無いだろう。
 面でも笠でも被っている間は、何でもない人々として紛れ込める間は、丹が龍ノ宮の第三子にして次男では無くなる時間。それに意味が生まれるのは、案外他のきょうだいの場合も似たり寄ったりなのかも知れない。
 仮にそうなら、今この時間は、本当の意味できょうだいとして過ごしている事になるのだろうか。
 愉快そうな声をあげて姉の腕を引きながら、そんな事ばかり考えていた。

 金魚が桶の中を泳ぎ回る姿は、近くで見るとぐっと涼しげなものだと感じる。
 縁起の良さそうな色合いだし、大きさも可愛らしいし、金魚は好きかも知れない。自分で飼おうと思うほどの熱意は無いけれど。
 店主に声を掛けて、ふたり分の金額と網二本とを交換して、姉の分の椀と網を手渡した。

「着物、濡らさないようにしないとなぁ……姉さんも気をつけてね?」

 そう声を掛けて着物の袖を捲る。
 秒を数える店主の声を聞きながら、ちゃぷりと網を水に浸すと、静かな動作にも驚いたのか散る金魚が面白い。すくうのはそう難しくないけれど、暫く狙わないでちゃぷちゃぷと網を遊ばせてみて。

「……姉さんって、私と幾つ違うのだっけ? あんまり離れていないような覚えがあるのだけれど」

 目は逃げる金魚を眺めながら、ふと、思い付いて尋ねてみる。
 本当のところ、他のきょうだいの年齢もよく覚えていないのだけれど。
 姉というだけで上だと思ってしまうが、実際はどうなのだろう。自分が思い込んでいるほど、姉も兄も遠くは無かったような気がする。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.108 )
日時: 2016/08/12 09:10
名前: 朧月 (ID: nLPrrFyW)

了解いたしました。私も少し遅くなると思います。

>>107

【 龍ノ宮 撫子 / 龍ノ国 】

「ふふっ、たまにはええやんか。」

軽く力を込めて手を握れば、片手でお面を少し浮かせて表情を見せる。それはいつも浮かべているような、眠そうだったりバカにしたりしたものではない。心から楽しいと、嬉しいと思った時にだけ見せる柔らかな笑みであった。

彼女がこんな表情になるのは稀だろう。例え血を分けた家族であっても、半年に一度見るか見ないかのものである。そう思えばとても珍しいものだし、この時が彼女にとってそれ相応の表情を浮かべるに値するものだということだ。「無気力だ」「責任感がない」なんて言われる第一皇女ではあるけれど、兄や妹弟の事は大好きだし守るべき存在だと思っている。
もちろん、その中に自分は入っていない。

丹の後を付いていき、桶の前へと座れば網と椀を手渡された。他の客の様子を見てやり方はわかったが、果たして自分に出来るのだろうか。迎え撃つのは得意であるが、追いかけるのは苦手である。無駄な体力を使うなど、そんなの能無しがする事であると思っているから。 とはいえ、それが立派な戦術になる事もあるので真っ向から否定は出来ない。あくまでも自分の考えである。


「あぁ、そやなぁ。濡らしたら怒られてしまう...ま、あてはそれでも構わんのやけど。説教なんて聞きなれとるし。」


クイッと意識を引き戻されれば、網を水につけて少し揺らしてみる。逃げ回る金魚は、自分たちのことをどう思っているのだろうか。つかの間の平穏を奪われ、大きな物体で追いかけ回される。捕まえれば狭い椀の中に入れられて、また桶の中へ戻されての繰り返し。自分だったら気が滅入ってしまいそうな事を、今まさにしている自分は何なのだろう。

揺らぐ水面を見ながらそんなことを考えれば、腕が少し冷たいのに気づいてそちらに視線を向ける。案の定濡れた着物の袖が腕にへばりついていて、「やってしまった」とは思うけれどこの際どうでも良い。いつかは汚れ濡れてしまうのだ、その時期が早くなっただけである。


「歳か?...一つしか変わらへんよ。あて的には、丹の方が年上に思えるんやけどなぁ。」


網で金魚を追いかけながら、そう答えれば「世の中わからんもんや」と付け加えるように言って苦笑を漏らした。こんなしっかりした子が弟なんて、今でも理解し難いのである。とても自分と同じ血が流れているとは思えない。もしかしたら自分の中には違う地が混じっているかもしれないなんて、何度思ったことであろうか。本当に幼い頃は、そう思う度に兄に泣きついていた気もする。 今となってはそんなこと思わないし、泣いたりもしないけれど。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.109 )
日時: 2016/08/16 11:32
名前: 林銭 (ID: s2qZnqsK)
参照: http://そろそろ本編にも参加させていただきます。祭前半終わってしまった…


>>98
顔を出す度に何かと口煩く注意やらお願いやらを飛ばすスレ主で本当に申し訳なく思っております。
それでも私の要望を聞き入れて参加して下さっている皆様には感謝しかありません……キャラシの方も確認させていただきました。わざわざ修正までして下さって本当にありがとうございます;;
今後ともよろしくお願い致します。

>>100
お久し振りです!大会、課題等お疲れ様です。
また天使な丹くんを見ることが出来て一人でにやついております!(
金魚すくいの件もありがとうございます!何も問題ありません!というか、その辺り(祭の内容や風習等?)は言ってしまえば別世界なので多少ズレが生じても良いかなぁと考えております。私としてもそこまで完璧にやる自身は皆無でして……。私以上にスレッドの世界観を気に掛けて下さって感謝の言葉しかありません;;ありがとうございます。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.110 )
日時: 2016/08/16 11:50
名前: 林銭 (ID: s2qZnqsK)
参照: http://そしてお知らせです。


【 お知らせ 】

近々長文・オリジナルなりきりの掲示板が別に新設されるとの事で、スレ主としては掲示板が分かれ次第速やかに住み分けるべきかと考えております。ということで、新設される掲示板の方に建て直しをして、こちらは再建完了報告の書き込みを最後にロックさせていただく流れになるかと思います。
絡み途中でスレッドを移動する事になってしまう参加者様には申し訳ないのですが、ご理解いただけますと幸いです。
その際、スレッドの内容や今までの本編の流れはそのままに再建を行いますので、また参加して下さる方はキャラクターシートだけそちらに再投下していただければと思います。お手数をおかけいたしますが、宜しくお願い致します。

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.111 )
日時: 2016/08/18 18:05
名前: 林銭 (ID: s2qZnqsK)


【お知らせ】

>>110の件による建て直しが完了致しましたので、引き続き龍桜戦記に参加してくださる方はそちらのスレッドへの移動をよろしくお願い致します。
このスレッドにも素敵な文章が溢れていて大変名残惜しいのですが、こちらはロックさせていただきます。
皆様の素敵なキャラクターとまた新しい場所でお会い出来る事を楽しみにしております。


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