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- 【中・長文】Survivors【募集継続中】
- 日時: 2017/12/03 05:44
- 名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: YaQzuwJ5)
平和で、退屈で、つまらない日々が一変した日。
人が人ではなくなり、襲い来るようになった日。
生き残る道を、真剣に模索しなければならなくなったあの日。
僕らは、生存者となる為に戦わなければならなくなった。
――――
初めましての方は初めまして。
間宵蛾と申します。
ゾンビ物ですが、ホラー要素よりサバイバル要素の方がよっぽど強いかもしれません。
このスレッドはフィクションです。
実在する人物、団体、事件等とは一切関係ありません。
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- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.37 )
- 日時: 2017/03/26 12:21
- 名前: 湯のもと (ID: Kot0lCt/)
【1日目/08:54、檜原 和己】
「そっか。うん、じゃあ行くか」
(何故笑う……)
およそ場面にそぐわない表情が目に入る。心情が分からず怪訝に思うが、気のせいかと思うような短い時間で巴の微笑みは消えた。
(感情が分からん。……別にいいけど。深く付き合う予定も今のところないからな)
思考を打ち切り、移動を始めた彼女の斜め後ろにつく形で歩き始める。
体育館の惨状は極力目にいれないよう気をつけて、少し薄くなった人の波を眺める。探せば顔見知りもいるだろうが、声をかけたら脱出に支障が出る、と打算が働く。半狂乱で扉ばかりを見つめる生徒、後ろの光景を気にして顔色を悪くしている生徒、怒鳴り声と悲鳴は相変わらずの大音量。このなかの何割が助かるのかを考えると流石に気分が悪くなる。
(悪い変貌の前なら知らない方がいいな。妙な情が湧くと厄介だし)
切り捨てられないような甘さはないつもりだが、何も感じないほど冷徹でもない。というか大抵の場合、普通の男子高校生に殺し屋のような冷酷無比さなど備わっていない。
(例えば和歌が……)
気分が沈む。『もしも』の話になんの意味もないことは承知している。こういうとき、悪い想像ばかりが浮かぶのは何故だろうか。
(――表情は暗くてもいいけど、言動が面倒くさいのはアウトだな。突然泣きだしたり、湿っぽい発言したり。大分精神やられてるから気をつけよう。男のメンヘラとか需要ねえからなマジで)
ステージ裏の倉庫はやたらと埃っぽい。体育委員か運動部か、あるいはどこかのクラスの割り当てに組み込まれているのかは和己の知ったことではないが、苦手なゴムのにおいと埃だらけの空気にうんざりと眉が寄った。場所的に埃が溜まりやすいのもあるとは思う。
(体育館はコートだけやったら終わり!って気持ちも大いに分かるが、実際入ってみると殺意が湧くぞ。窓枠なんか最低じゃん。触りたくねー)
「……やっぱり扉は施錠されてんね」
呟き、カラカラと窓を開ける。和己は背丈がある方が、このサイズなら通り抜ける分には問題ないだろう。窓枠に積もった埃を払う。
(外の空気、最高)
グラウンドの様子を確認するが、とりあえず近くには誰の姿もない。
「えっと、お先にどうぞ」
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.38 )
- 日時: 2017/03/26 14:38
- 名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: s6GrqIoq)
【1日目/08:55、伊吹 巴】
掃除の杜撰さが見て取れる倉庫に少しばかり呆れながら、扉や窓を調べる和己を横目に、収められている用品箱を物色する。
ぱっと見て使えそうなのは、やはり金属バットだ。
野球部が使うものではなく、体育の授業用に用意されたものらしく、少々古いが人の頭をかち割るくらいなら問題なさそうな印象を受けた。
箱から2本引き抜き、片方を窓を開けて埃を払ってくれた和己に差し出す。
「念のためにこれ持っていきましょうか。じゃ、お先に失礼させてもらいますね」
言うが早いか動くが早いか、巴は窓枠に手をかけて身を乗り出し、外の様子を窺うと、手早くグラウンドの砂の上に自分の金属バットを投げ出し、そのまま自身も上半身を窓枠に載せ、上の窓枠に手を移すとそこを支点に身体を外へ投げ出し、グラウンドにすとんと着地した。
まるで窓から出入りすることに慣れているかのような所作で、実際慣れているのだからそれが看過されないかと心配にもなるところだが、巴にもそんなことを気にしている余裕はない。
先に外に出したバットを拾い上げ、再度周囲に誰も居ないことを確認すると窓を手で軽くコンコンと叩いて出てきて良い、と合図した。
と、ほぼ同時に倉庫に一人の女子生徒が入ってきた。
和己と同じ3年2組、新聞部の和泉双葉である。
頻りに体育館の方を気にしつつも数歩進み、和己に気付くと小さく「あっ」と声を上げ、一瞬の逡巡の後、その童顔に作り笑いを浮かべた。
「ど、どーも、先客がいらっしゃいましたか」
どうやら体育館で巴と同じ考えに至ったらしく、しかし先客が居るとは思っていなかったらしい。
体育館の喧騒が聞こえる中、二人の間に微妙な間が訪れた。
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.39 )
- 日時: 2017/03/26 17:11
- 名前: 咲良 (ID: xPtJmUl6)
【1日目/8:51、北星 真夜】
これ倒しても倒しても死なない。どうしようかな結構な数いるよ、壁側の方が少ないけど囲まれたら確実に終わる。どっちを行けば…って迷ってる時間は無いか、とにかく石川先生の所まで突っ込んでいけばいいんでしょう。簡単だよ目の前にいる敵を倒して行けば石川先生の所だ、そしたら刺又が手に入る私としてはもっと鋭いものが良いんだけどナイフは短いんだよね。ある程度長さがあって鋭いものシャベルとか?あぁ!もう良いや体育館から出てから考えよう。
「付いてきてね。やぁ!」ドス ドス
本当に鬱陶しいしきりが無い、倒しても起き上がってくる。家庭科室にみんなを連れて行ったら私が色々取ってこよう、立て篭もるしか無さそうだし食料とか武器とかその他もろもろだ。みんなちゃんと付いてきてくれないと私も一杯一杯だから他を見てる余裕があんまりっと、危ない。
「………!」ドス
もうちょっとで石川先生だ、ここら辺は少ないと思ってたけど下が大変な事になってるね、それに数体はいるあれを巻いて行けば倒す?倒れないし出来るだけ気づかれないように行こう。
「静かにして、ここからは出来るだけバレ無いように行きたいから…」
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.40 )
- 日時: 2017/03/26 17:39
- 名前: 湯のもと (ID: MHTXF2/b)
【1日目/08:56、檜原 和己】
「え? あ、バット。どうも」
武器の調達の手際もさることながら、窓からの脱出の鮮やかさは和己の知る女子高校生の範疇を逸脱していた。その後の合図の仕方もどこか手慣れている。
(何者だよ。現代に生きる忍者か何かか。ちょっと羨ましいわ。何今のやってみたい)
場合ではないが、あまりの格好良さにそわそわと少年心をくすぐられる。
とはいえ格好つけて失敗したら目も当てられない。無難に無難に、と自分を落ち着けながら窓枠に手をかけようとした。
――瞬間、「あっ」と小さな声。さっとバットを握り直しつつ入り口を振り返る。
(ん? こいつ……)
茶髪のポニーテールには見覚えがあった。年齢よりも幼い笑顔を確認し、バットを握り込んだ右手から力を抜く。
言っている内容からも、彼女も同じく倉庫から脱出するつもりなのだろう。意識して表情を和らげる。
(警戒中に見知った顔を見つけて安堵しました、っとね……。しかし和泉か。席近くでもないし、よくは知らないけど)
「……良かった、和泉もこっち来たんだな。おれも今来て、外にもうひとり、多分後輩?の女子がいるよ」
言いながら、視線で和泉にどこも噛まれた様子がないことを確認する。なくてよかった。会話の成り立つ相手にバットで殴りかかるのは、流石に人間の常識的な部分が痛むだろうし躊躇われる。
(まあ……どんくさいやつじゃなくて良かった。もし一緒に行動する流れになっても、和泉と外の子なら問題はなさそうだし)
「とりあえず外出よう。あ、和泉もバットか何か持っといた方がいいかも」
ひょい、と窓枠に手をかけて飛び乗りくぐり抜けるようにして外へと着地する。
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.41 )
- 日時: 2017/03/26 20:24
- 名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: s6GrqIoq)
【1日目/08:54、日向 命】
翔也にしても命にしても初瀬にしても、案外と肝が据わっているのか、叫び声の一つも上げない。
大抵の場合、こうした戦闘時というのは多少なりとも吶喊でもした方が士気は上がりやすい。
しかし、三人は押し黙り、真夜の援護をきちんと務めていた。
尤も、前の扉に殺到する集団の喧騒の方が遥かに大きな音量を発している為、異常者もそちらにばかり釣られていっているのだが。
一方の石川はというと、四人がすぐそこまで来たのに気付いても、震えたまま動き出そうともしない。
視線こそ四人に向けられているが、その状況を理解しているとは到底思えなかった。
「石川先生」
異常者達の間をすり抜け、初瀬が声をかける。
石川は怯えた表情のまま小さく口を動かすと――
「ああああああああああーっ!!? うわあああああああーっ!?」
これまで黙り込んでいた分が全て出てきたかの如く叫び、さすまたを抱えたまま後ろの扉へと走り出した。
突然のことに初瀬も、翔也も命も唖然としてしまったが、その間に石川は後ろの扉から飛び出して行ってしまった。
石川の叫び声に釣られたのか、周辺の数体の異常者が振り向き、ゆっくりと後ろの扉、そして近くの四人へと歩み始める。
「ああ、クソ、あの野郎っ」
翔也が悪態をつきながら構え直すと、命も続いて構えた。
初瀬が申し訳なさそうに真夜の方を振り向く。
【1日目/08:58、伊吹 巴】
「後輩ですか? 知ってる子かな……あ、ありがとうございます。バット、バットと……」
窓枠に飛び乗る和己を後目に、双葉は道具を少し見渡して金属バットを1本引き抜くと、序でにサッカーボールの入ったキャスター付きボール籠を入口を塞ぐように移動させ、簡単には動かないようにキャスターをロックした。
「お待たせしました」
ボール籠を移動させたのは敢えて知らせず、手早く窓を乗り越えてその窓も閉める。
巴は双葉の行動に何となく彼女がこれ以上後続を作るつもりはないことを察したが、双葉に合わせて何も言わなかった。
「あれっ、えーと、伊吹さん?」
「和泉先輩……でしたっけ」
「ひっどーい、忘れちゃったんですか」
外に出られて安心したのか、巴が存外に冷静だった為に落ち着いたのか、双葉にも動揺の色は薄い。
否、敢えて明るく振舞っているのか。
いずれにせよ、先程の体育館の惨劇を切り抜けた直後にしては暗澹とした空気ではなくなった。
「なんていうか、一度自己紹介くらいしたらどうです?」
双葉は少し考えてから和己に向き直って言った。
聞く限り和己と巴はお互いに名前も知らずに協力していたのだろうと察したのだ。
「んん、こほん。では改めて……和泉双葉です。クラスは3年2組で、部活は新聞部です。噂を集めるのが大好きですっ。さ、次は伊吹さん」
「……伊吹巴です。2年4組、部活は……陸上です。特技は特には……ありません」
特技はない、という巴の言葉に双葉は「嘘つけ」という表情を一瞬見せたが、すぐに元の笑顔を作り直すと和己に目を向けた。
「ささ、次は檜原さん」
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.42 )
- 日時: 2017/03/26 22:44
- 名前: 咲良 (ID: xPtJmUl6)
【1日目/8:55、北星 真夜】
石川先生。この小心者目!せっかく可愛い生徒が危険をおかしてまで助けに来てあげたのに、お礼も無しにこの素敵な素敵なプレゼントを残していっただけ、ふざけるのも良い加減にしてよ。それに箒より使えそうな刺又持っていって、結構重要な役割を果たすはずの物だったのに、大声出したら彼奴らがこっちくるんじゃない。このまま逃げるというのも有りだけど、2人が構えの状態に入ってるしお手並み拝見としようかな、石川先生の残していった素敵なプレゼントのおかげで楽しいパーティーになりそう。
「初瀬先生、そんなに申し訳無さそうな顔しないでくださいよ。いざとなったらみんなの事は私が守りますから」
まぁ、いざとなったらだけどね。仲間の強さを見ておかないと、背中を預けられるかどうかっていうのも変わってくるし、初瀬先生には良い機会をもらったから結構感謝してるよ望んではいなかったけど…。思わぬ出来事があり過ぎてこれさえも些細な事と思い始めてしまっているんだから別に怒らないよ。あと、先生がいた方が避難経路とか知ってるだろうし、秘密の隠れ場所とかあるかも知れないから先生には感謝してる。
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.43 )
- 日時: 2017/03/27 15:42
- 名前: siyaruden (ID: tA56XhER)
【名前】真霧 朔夜
【読み】まきり さくや
【性別】女性
【年齢】18歳 3年 3組
【人種】日本人
【性格】クールで大人っぽいが毒舌家しかし冷たい人間ではない
【容姿】B:99(H) W:58 H:86 かなりのナイスバディで胸が大きい
腰ぐらいの艶のある黒髪で瞳は深紅のつり目
【服装】四方津高等学校の制服を着ている
また途中でフィンガーレスグローブや編み込みの焦げ茶色のロングブーツを履く
【血液型】B
【身長】171cm
【体重】60㎏
【利き手】右
【職業】四方津高校生徒
【得意武器】木刀 ブラックニンジャソード 日本刀
【家族構成】父 母
【備考】 四方津高等学校の剣道部主将で全国大会では一位、実家は居合、抜刀道の道場がありかなりの名家で生徒たちの憧れの的
お久しぶりですsiyarudenです
前回と同じく是非参加したいと思いますがちょくちょくこれない日がありますが大丈夫でしょうか?
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.44 )
- 日時: 2017/03/27 03:30
- 名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: s6GrqIoq)
【1日目/08:55、日向 命】
石川の悲鳴と逃走は何ともタイミングが悪かった。
事態の発生から15分が経過した今、前の出口は漸く逃げ出す生徒の半数を飲み込み、体育館には逃げ遅れた生徒や教員が異常者に追われているか、異常者と化して追っているかが始まり出している。
石川の悲鳴は体育館中に響き渡ったらしく、しかし屋内の前半分くらいはまだ別の獲物が居た為に異常者のターゲットは四人には向かなかった。
問題は後ろ半分だ。
軽く見積もって40体がこの四人に対して歩み出していたのである。
「北星、早く初瀬先生連れて石川を追え! 俺と日向で少しだけ時間を稼ぐ! 早く行け!」
石川が飛び出していった先にも異常者達が居た場合は挟撃を受けることになり、それではまず生き残れないだろうという翔也の判断だった。
まだ「活き」が良いのか、走ってきた元男子生徒の額を軽く小突いて足を止めさせると間髪入れずに頭に面打ちを叩き込み、沈める。
命も一番近くに迫っていた富田の足を箒の柄で払って跪かせると返す刀で横に張り倒した。
二人とも身のこなしは見事なものだが、流石に全てを相手にしない為に途中で切り上げることも鑑みれば、そう何分も持たないだろう。
石川が飛び出していった先はといえば、ギャラリーへの階段の横を抜けて外だが、見る限り異常者は1体しか居ない。
しかも石川を追って真夜に背を向けている状態だ。
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.45 )
- 日時: 2017/03/27 03:36
- 名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: s6GrqIoq)
>>43
ご投稿ありがとうございます。
申し訳ないですが、クラスの表記に不備があるので修正を願います。
四方津高校は各学年1から6組までの番号がクラス名になっています。
あまりに長きに渡って来られない、というのでなければ問題ありません。
ただいずれにせよストーリー進行の関係上、他の方との絡みが少なくなる可能性が非常に高いですが、ご容赦ください。
- Re: 【中・長文】Survivors【始動】 ( No.46 )
- 日時: 2017/03/27 13:45
- 名前: 咲良 (ID: xPtJmUl6)
【1日目/8:57、北星 真夜】
なかなか男らしい所あるね、でも石川先生追いかけても意味無いと思うんだよね。最初の女3人は外から来た、石川先生も外に行った、昨日のニュース、きっと外もみんなこんな感じなのだろう、ならば色んなものがある学校にいた方が安全だ、バリケードを張れば入ってこれないだろうしこいつらは動きが鈍い。今石川先生を危険な思いをして追いかけて1人を救うより、ここでこの2人と戦った方が助かる人数は多い。戦力になるのだってこの2人だ。
「初瀬先生、後ろに下がっていてください。浅間くん後の事考えたら石川先生を追いかけるよりこの4人で助かった方が良いから、私も戦う」
でもこの人数は無理かな…だとしたら逃げるが勝ちだ、後ろの扉を閉めて廊下にいる1人を倒して後者に逃げる。これが良い方法な気がする。
「浅間くん私が外のやつをやるから扉を閉めて出てきて!良い!?絶対だからね!初瀬先生、行きますよ」
【siyarudenさん、真夜と朔夜は家族ぐるみで仲が良いという設定にしたいのですが…ダメでしたらこの話は蹴っていただいて構いません。】
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