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光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!)
日時: 2021/07/05 20:21
名前: 雪見餅 (ID: 0LEStScZ)

空を見上げれば、星がある。
星があるなら力がある。
光り輝く星達に告げる星の力の物語。

なりきり3作目は雰囲気で作ったなんて口が裂けても言えない....
更に他の作品よりも説明が細かいなんて死んでも言えない......

雑談、裏話、SSなど↓
https://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=23096

【目次】
世界観・用語集 >>1
キャラシ >>2

【スレ主・雪見餅】
露草つゆくさ れい >>3
翡翠ひすい>>200
ユオン・アスフィア>>200
如月 いろは>>571

【シャード・ナイト☪︎*。꙳ 様】
よる >>4
夕日 >>127

【メサイアエボル様】
愛本あいもと 美嘉みか >>5

【ジャスミンティー様】
下野しもの 颯斗りくと >>6

【鈴乃リン様】
ルカ >>9
ラオネ >>232

【無花果様】
天地あまつち 朽葉くちは>>13
フェヌ・アマツェリ>>131
空亡 >>256

【綾音ニコラ様】
メゴ >>16
いたち>>180

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Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.480 )
日時: 2021/03/03 18:34
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

ラオネside
「あと……一つ気を付けろよ?食べた人の精神状態によってもちもちしててサクッとしててひんやりしてる奥の味が変わるから。
 オレなんか酷い時は土の味するからよ」
二人が取ったのを確かめ、一つ口に入れる。
……これは……木苺か。

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.481 )
日時: 2021/03/03 18:37
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

「いただきます!」
 そう言って食べる。
「……! 美味しい!」

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.482 )
日時: 2021/03/03 19:51
名前: 無花果 (ID: YnzV67hS)

【朽葉Side】 >>夜さん、夕日ちゃん、ラオネくん、零さん、翡翠さん
受け取ったそれをしげしげと眺める。謎の増えるきのみ。
鼻を寄せてすんすんと臭いを嗅ぐが、これといった臭気はない。

「……味が変わる?」

脳科学的なものなのか、魔法的なものなのか、不審げに眉を寄せるが、先に口にした夕日とラオネは特に問題なく咀嚼してる。
夕日が無邪気に美味しいと賛辞している様子を確認してから一口齧った。すぐには噛み砕かず、口に含んで舌先に痺れがないことを確認。
ゆっくりと口の中で歯を建てると、確かにもちもちして、サックリして、ひんやりする。とても不思議な食感だ。今のところ無味である。水に歯ごたえがあるような奇妙な感覚に首を傾げ、

「……!!?」

ぶわりと突然口の中に広がった味にえづく。
吐き出さないように口を押さえて、噛むことはやめて一息で飲み下した。

「ぅ、げぇ、ぐ……っこ、なん、くっそ! なんだこれヤニを直噛みしてるみてぇな……味が変わってるってレベルか?腐ってんじゃねぇのかこれ……」

ひどいえぐみに茶を一気飲みする。
うまそうな夕日とラオネに比べての落差に手に残ったへんなのが傷んでるのではと見下ろした。特に二人のものと違いはなかった。

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.483 )
日時: 2021/03/03 19:53
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

「変わったってこと?」
 首を傾げる。

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.484 )
日時: 2021/03/04 13:02
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

ラオネside
「あっはははは!!それは朽葉の心を見事に映し出してるからねぇ……」
いやー、マジでおもろすぎる……とひいひい息をする。
「まぁ大丈夫大丈夫。改心すればいい味になるんじゃねーの?オレだって木苺だぞ木苺。酸っぱいのも無理がある」

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.485 )
日時: 2021/03/04 16:28
名前: 無花果 (ID: YnzV67hS)

【朽葉Side】 >>夜さん、夕日ちゃん、ラオネくん、零さん、翡翠さん
「味変ってレベルじゃねーよ……俺だけ食うべきじゃないもん食わされてるぞ……」

首を傾げる夕日に噛み付く余裕もない。未だ口内に味が残っている気がして口を押さえてモゴモゴと力なく答えた。
奥の味なんて控え目なものじゃなかった。全面から殴りかかられた。そんな気分だ。
念じるだけで増えるならば食費が浮くなと思ったが、これは常食すべきものではない。

「てんめぇ、笑い過ぎだぞラオネ……! 木苺ならまだ食い物じゃねーかくっそ……土の味が最底辺じゃなかったのかよ……」

性根が腐っているとでも言いたいのだろうか。大正解である。それを言われたらぐぅの音もでないがそれはそれだ。
一人だけ大ハズレ引かされた気分になり、妙な悔しさを覚えた。

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.486 )
日時: 2021/03/04 18:43
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

ラオネside
「そんな哀れな朽葉ちゃんに、幸せな食べ物があります~」
てってててってってー、と某ネコ型ロボットの真似をして懐からあるものを取り出す。
「コイツも特に名前は無いけど、オレらはごくらく、って呼んでる。朽葉みたいにへんなのを食べてヤバイヤバイ、ってなったら皆これ食べる。食感はへんなのと一緒なんだが、へんなのを食べて不味かった場合はこれを食べると極楽に逝くような味がするんだぜ~
ちなみにへんなのを食べて美味しく感じた奴には地獄逝きのような不味さだからな。夕日は食べちゃダメだ」
そう言って可愛そうな朽葉に差し出す。

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.487 )
日時: 2021/03/05 10:31
名前: 無花果 (ID: YnzV67hS)

【朽葉Side】 >>夜さん、夕日ちゃん、ラオネくん、零さん、翡翠さん
「人を玩具にして楽しんでんじゃねぇぞ……!」

ラオネが新たに取り出したそれを、恨みがましい言葉を吐き捨てながらも朽葉は不審げに受け取った。
ごくらく、というらしいそれを仏頂面で睨む。まず極楽に逝くような味という表現が胡散臭い。なんだその依存性高そうな謳い文句は。……と、思うものの、依存性やら違法性やらの話を持ち出すと買い物ついでに回収した懐の煙草のこともあるので何も突っつけないが。

「……これで不味かったら一発どつくからな……」

そう言いながら、一口齧る。
ラオネの言うとおり、へんなのと同じ食感だ。おかしな臭気もなく、痺れもない。もちもちサクサクとした相反する食感だが不快感はなく、ひんやりとしている。

「…………!」

噛み砕いていくとふわりと口の中で甘やかさが広がった。砂糖菓子のようなまとわりつく甘さではなく、するりと溶けていくような。
もそもそと無言で咀嚼する。
美味しい。細かな味は分からないのに、甘やかさに混じる美味しいという感覚だけが意識に溶け込んでいく。それは酩酊にも似ていた。
噛み砕いたそれを、躊躇いがちに飲み込み、口を覆う。

「すげー美味い……」

文句なしに美味い。
手の中にまだ残っているが、それを口にするのを躊躇ってしまうほど。極楽へ逝くようなという言葉はこれ以上なく、朽葉にとっては的確だった。

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.488 )
日時: 2021/03/05 17:56
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

「しょっかぁ……残念」
 と本当に残念そうに肩を落とす。そんなにうまいんなら食べてみたいわ。

Re: 光り輝く星の力【戦闘系】(募集中だよ!) ( No.489 )
日時: 2021/03/05 18:42
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

ラオネside
「まぁよっぽど心がねじまがってないとごくらくの味は分かんないよ」
がっくりとした夕日を元気づけるように言う。
ごくらくを食べた朽葉の反応を見た。相当美味だったらしい。
「……本当はごくらくを美味しいと感じちゃうと心がねじまがってる証拠だからあんまり喜ばしいことじゃないけど……ごくらくを美味しく感じられなくなったらその分へんなのの味が美味しくなるからな~」


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