雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.63 )
- 日時: 2018/12/29 21:16
- 名前: 名無しのアキラ (ID: .KFBFsPs)
モンブランさん
こんばんはー
この後の展開も迷いどころですが、とりあえず不動を女神様(オーティヌス)の力で蘇らせても面白いと思ってます^_^
また続き書きますよー
Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.64 )
- 日時: 2018/12/29 21:17
- 名前: 名無しのアキラ (ID: .KFBFsPs)
地上に群がるフレスヴェルの眷属“恐ろしいもの”達も厄介だ。一匹一匹がそれなりに耐久力があり、一撃で倒せなければ囲まれて苦戦を強いられる。範囲攻撃ができるメンバーが居なければ苦しい戦いだ。
異世界からやってきた死霊術師の少年ヴェルゼは、その手にした大鎌を振り回し、踊るように円を描きながら、囲まれても囲まれてもその敵の群れに風穴を開け、善戦していた。
建物の屋根から屋根へ飛び移り、自分を追ってくる怪物どもを蹴散らしていく。
「ーーキリがない、それに他の連中ともはぐれてしまったな......」
ヴェルゼは屋根から飛び降り、建物の中に身を隠すことにした。手前のボロボロの扉を開くと、そこは商店かなにかの裏口だったようだ。倒れた棚に散乱した箱の数々。
とりあえず一息つく、持ってきた背中のバックから水筒を取り出し、蓋を開けて中の水を口に含む。
『デストローイ!』
「ぶはっ!」
突然散乱した箱の山から飛び出してきたそいつに、ヴェルゼは思わず水を吹き出して、懐の探検を構えた。
二頭身の身長120センチ程のヴァルキュリア、はぐれファランクスである。相当量産されたのか、幾度となく戦ってきた相手だ。しかしヴァルキュリアも全滅した筈だが、なぜここに......しかもヴェルゼが短剣の切っ先を向けても、何もリアクションを起こしてない。
『......? アイム・ファランクス!』
小首を傾げたファランクスは、そのままヴェルゼが入ってきた入り口から出て行く。このまま騒がれると化け物に見つかって厄介だ、ヴェルゼはファランクスを追いかけようとするが、その時外が一層騒がしくなっていることに気づく。
そして表に出たヴェルゼの瞳に映ったのはーー白い壁だった。通りを塞ぐように、壁が出来ていたのだ。
そしてその壁の隙間からは大量の槍が突き出ており、突っ込んでくる怪物達を押し返している。
否、それは単なる壁じゃない。それは大量の はぐれファランクス達が折り重なり、一斉に盾を構えた「陣形」だったのだ。
『デストローイ!デストローイ!』
壁の端っこ、ヴェルゼに一番近い所に、先程箱から飛び出してきたファランクスがいた。
しかもちょいちょいとヴェルゼを手招きしている。
状況が掴めないものの、通りを化け物達が蹂躙しており、逃げ道があるとすれば、あのファランクスの方しかなさそうだ。
ヴェルゼは再び短剣から大鎌に持ち替えると、姿勢を低くしながらファランクスの壁の方へ駆け寄る。
すると、まるでヴェルゼの通り道を確保するように、ファランクスの陣形の端にアーチ状の入り口ができた。
これには流石のヴェルゼも驚く。敵である筈のファランクス達が自分を支援している?どういうことだ?
ヴェルゼがアーチを素早く潜り抜けると、その途端再びファランクス達が動いてその穴を塞いだ。
『アイム・ファランクス!』
「お前......これは一体......?」
先程の1匹のファランクスが「やったね!これで安心!」と言わんばかりにぴょんぴょん跳ねている。
ヴェルゼは思う、これ程の陣形、指揮官クラスのヴァルキュリアが居なければ、はぐれファランクスだけでは到底作れない。まさか......
★
スター流のヒーロー、美琴とヨハネスのコンビも、建物の屋根を2人で駆けながら戦っていた。
2人の武器はなによりもその鍛え抜かれた身体と武術だ。頑丈な身体で敵の攻撃に耐え抜き、必殺の挌闘技で1匹ずつ仕留めていく......しかし2人の技はどれも敵単体を捉えて大ダメージを与えるものが大半だ。
なかなか敵の数が減らないだけでなく、他の仲間ともはぐれてしまっていた。
「くそう!しつこいな!」
「ヨハネスさん!上です!」
美琴の声にヨハネスは上を向くと、空から無数のレーザーが木の枝のように分岐しながら、雨のように押し寄せてきた。フレスヴェルグ本体のレーザー攻撃だ。
美琴が両手をかざして、そのレーザー攻撃を弾き返した。しかも彼女は敵の攻撃を反射する能力まで持っている。大量のレーザーの雨を防ぎ、更に金色のオーラとともにそれらはフレスヴェルグの元へ戻っていくが......
空からは更にそれらを押し潰さんばかりの量のレーザーが降ってきて、美琴とヨハネスを、周囲の眷属である化け物ごと襲いかかった。
「うひゃあ!?」
「防ぎきれませーん!」
見境なしの攻撃にたまらず声を上げるヨハネスと美琴。そのまま建物の屋根が破壊され、美琴とヨハネスは再び大通りに落とされた。
しかし、そこで2人は更に驚くことになる。
何かの大群がこちらへ突っ込んでくるのだ。すかさず姿勢を立て直して拳を構える2人。
しかしその大群は2人を避けて通り過ぎて行き、しかも今まで自分たちを追いかけていた怪物の軍団と戦い始めたのだ。
小さな背丈、白い装甲、トレードマークの槍と盾のセット。その姿は今まで2人が嫌なほど見てきた連中だった。
「馬鹿な!ファランクス!?」
ヨハネスが驚きのあまり、思わずこいつらの名前を口に出した途端、屋根の上から放たれた連装レーザーライフルによって怪物達が薙ぎ払われた。
「“せやで”」
そのレーザーライフルの主が屋根から降りてきた。重厚な白い鎧、後頭部でまとめた癖毛、そして奇妙な箱のような被り物......そう、このやる気のなさそうな目をした少女こそ、はぐれファランクス達の親玉である......
「ヴァルキュリア・ファランクス!? なんのつもりだお前!それにその姿は......」
「そしてその言葉!関西弁ですね!」
「いや、それはどうでもいいよ......」
美琴の指摘に突っ込みを入れながらも、ヨハネスはしっかりファランクスと向き合って拳を構えていた。
「これか? ウチら“アップグレード”して復活したらしいんや、ええやろ?」
「いや、そうじゃなくて!」
「なんで関西弁になっちゃったんですか!?」
「おい......」
新型の2連装となったレーザーライフルや、新しい装甲を見せつけるようにポーズをとるファランクス。しかし美琴の興味はそこにはないらしい。
「ウチ、暴走したイクリプスに殴られてもうてな、そん時に言語プログラムがバグってもうたみたいやーーっと」
ファランクスが不意に姿勢を横に向けると、そこへ包囲網を突破した怪物達がなだれ込んできた。
化け物達がファランクスと美琴達へ襲いかかる。
美琴は化け物の攻撃を交わして空高く舞い上がり、ファランクスは左腕で化け物の触手を防いだ。
「“エルボードローップ!”」
「“大盾”」
美琴は落下する勢いで化け物を地面にめり込ませ、ファランクスはそのまま左腕で化け物を押し返して吹っ飛ばした。2人の技が炸裂した瞬間である。
「“盾兵”は“左腕”が肝心なんや。ウチなら素手でも、左腕は鋼鉄並みに鍛えてるんやでーーっと、そろそろやな」
再びファランクスが戦場の方に目をやった時だった。ファランクスの陣形に手前、化け物の群れの上空から、大量の矢の雨が降り注ぎ、奴らを殲滅していく。
気づけば遠方の建物の上には、なんと弓兵の一団が現れているのだ。しかも見た目人間のようである、ヴァルキュリアじゃない。
「ヨハネスさん見てください!弩級隊ですよ!」
「あれは......ファランクスには弓兵を召喚する能力は無かったはず......?」
降り注ぎ矢の雨を眺める美琴とヨハネスの後ろから近く影があった。
『僕の“能力”だよ』
振り向くとそこには、まるで靄がかかったように淡い金髪の小柄な少年の姿があった。身に纏うローブは元は金色なのだろうが、驚くほど色褪せており、キラキラ感はほぼない。身長も150センチほどしかない。
明らかに戦場には場違いな少年だが、美琴とヨハネスは以前レジスタンスの拠点で彼と会っていた。
「エクセリオさん!あの弓兵はエクセリオさんの能力だったんですね!」
「ほーん、“エクセリオはん”っちゅうのか」
「見事な連携だよね......まさか2人は知り合いだったのかい? どうやったんだ?」
ヨハネスは殲滅された怪物達の亡骸を見ながら尋ねる。しかしエクセリオの事を見下ろすファランクスの様子から、それは無いような雰囲気だった。
「ーーいや、連携もなにもない。ウチとエクセリオはん は“当たり前のこと”をしたまでや」
ファランクスの意味深な言葉に、美琴とヨハネスは驚く。
「“盾兵”で足止めし、“弓兵”で撃つーー」
「ーーお違い住む世界も種族も違っても、考える事は同じみたいだね」
ファランクスがそっと突き出した拳の挨拶に、エクセリオもコツンと優しく答えた。
Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.65 )
- 日時: 2019/01/03 14:57
- 名前: 名無しのアキラ (ID: H8t.4cI6)
焼け焦げ、煤と火の粉が舞う街。石レンガやガス灯など、昔の景観が残されていたであろう街は、今は瓦礫の山と化している。
そんな街の大通りに彼は“また”召喚されてしまっていた。
その背中は正に“仁王”の如し、巌のように鍛え上げられた肉体の大男。髪型は茶髪のオールバック。その眼光は猛禽類のように鋭く、茶色い瞳が目に前の光景を睨みつける。
見慣れない街......しかしこの世界の“空気”、いや“雰囲気”というものには、彼は見覚えがあった。
ーー2つの種族がいた。過去になにがあったのかは誰も知らない。けれども、彼らは互いに憎しみ合っていた。
誰もが何かに怒っていた、殺しあっていた。もしかしたら、世の中の不条理に、世界中の人間の思いが爆発した結果が、今のこの世界なのかもしれない。
類を見ない、戦争が当たり前になった世界。永遠に燃え続ける戦火。
しかし、もうこの世界にも限界が来たようだ。
空から天災の如く降り注ぐ光の束が、地上のあらゆるものを破壊していく。
「ーー“不動”か」
己の名を名を呼ぶ声に、彼、“不動仁王”は振り向いた。
駅だろうか、正面入り口から颯爽に現れたのは、白いマントをはためかせる銀髪の男だった。中年に差し掛かる年代と思われる、男の瞳は金色。
「シャドウ......あえて聞くが、俺はもう一度“ここ”へ召喚されたのか。他の皆は無事なのか?」
シャドウと呼ばれた白マントの男。
「左様、だが無事の保証までは出来ぬ。ヴァルキュリアを倒しきったと思いきや、もっと厄介な連中が現れた」
「なんだと、そいつらはどんなーー」
不動仁王が言いかけた時、周囲の地面が盛り上がり、中から青黒い触手の数々が姿を見せる。そしてその触手の中心部には獣のような瞳がこちらを除いていた。
複数体の怪物が地面から現れた、不動とシャドウを取り囲む。
血に飢えたように低い唸り声を上げる怪物たちに、2人は背中合わせになった。
★
前線でレジスタンスのメンバーとヴァルキュリア達が交戦する中、街の一角ではレジスタンスの副将の少女、アミラが野営地で指揮を取っていた。丁度地形の起伏の陰になっている場所に上手い具合に布陣し、物資調達や医療施設の整備を行っていた。
そしてそこへ現れるコック姿の大男が1人、アミラへ近づいてくる。
スター流のヒーローの1人、カイザーだ。ヴァルキュリアとの戦闘で負傷するも、なんとか一命を取り留めた。
「カイザーさん!どうしたんですか!?」
「悪いが、仲間の危機を前に、自分だけ病室でいつまでも寝ているわけにはいかない。
少しでも手伝いをさせてもらおうと思ってね」
カイザーは腰に手を当てながら笑みでアミラと向き合う。
しかしそれは、彼女を安心させる為の作り笑みだった。まだまだ本調子ではないのに......カイザーはつくずく優しい男だったのだ。
アミラもそれを承知の上でーー
「ーー分かりました。でも、足手まといにはならないで下さいよ」
いつものちょっとツンツンとした厳しい口調で返事を返す。彼女ももう半人前じゃない、一流の指揮官として行動できるようになっていた。
カイザーは、自分が異世界に来たばかりの頃と比べ、とても成長したなと感慨深いものがあった。
その時、野営地の地面の一部が盛り上がり、そこから青い怪物が一匹飛び出してきた。警備をすり抜けてここまでやって来たのだろう。
2人へ対峙する怪物に、カイザーは己の拳を、そしてアミラはお得意のチャクラムを構えたーー
しかし、気づけば青い怪物は、何者かの青い閃光によって横一文字に切り裂かれていた。
疾風の如し現れた、小さな人影に、カイザーとアミラは思わずその名を口ずさむ。
『嘉元!?』
「ふっふっふ、久しぶりじゃないか」
それは異世界からやって来た学生でもあり、能力者の少女、嘉元だった。そして颯爽と登場した彼女は、カイザーのパン屋で貰ったメイド服をまだ着ていた。
しかも驚く事は他にもある。先程の閃光のような攻撃、そしてーー両手には、ヴァルキュリアと同じ、レーザーを纏っていたのだ。
「嘉元!お前、ヴァルキュリアだったのか!?」
しばらく一緒に店で働いていた事のあるカイザーは、指をさしながら驚く。
「いいや? あの後色々あってね、瀕死の所を“女神様”に助けてもらったんだ。そのオマケに、あたいの希望で“アップグレード”してもらったのさ!」
嘉元が両手のレーザーブレードで弧を描きながら語る。
「め、女神? じゃあ自分から望んでヴァルキュリアになっちゃったんですか?」
「なんと、思い切ったことをしたな」
「もう、あたいも一回死んだようなもんさね。思い残すことはない、いっそヴァルキュリアになってやろうと思ってね」
新たなる力を手に入れた嘉元。しかし元の能力も健在なようだ。背中のバックから水筒を取り出し、傍にあったミネラルウォーターを入れて、それをカップに注げばあら不思議。
出来立てのコーヒーになって出て来たのだ。
彼女は真水をコーヒーに出来る能力者でもあるのだ。
頼もしい味方が増えたアミラは、思わず笑みを浮かべる。
Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.66 )
- 日時: 2018/12/30 19:23
- 名前: 名無しのアキラ (ID: H8t.4cI6)
火の灯ったカンテラの暖かい明かりを囲うように見つめる面子。フィアはまだ気を失ったままだが、顔色は元に戻り、静かに寝息を立てていた。もう大丈夫そうである。
そこへ建物の屋根を伝って来るものが1人、そして空からボードに乗って滑空して来る者が1人いた。
2人はほぼ同時に、カンテラの明かりに照らされたヴァルキュリアの少女、ソルの手前に着地すると、綺麗に敬礼してみせた。
「久しぶりやな」
「ちーっす!戻ってまいりました!」
「ファランクス! フェーたん!」
ソルは2人、ファランクスとフェイルノートの姿を見ると、返しの敬礼も忘れて駆け寄って来た。そのソルの後を追い、同じくヴァルキュリア少女、アイギスもその輪に加わって、互いの無事を喜び合っていた。
そんな様子を一歩引いた所から見つめる、もう一体ヴァルキュリアが居た。蒼いマントのヴァルキュリアの女性、イクリプスである。
このメンバーは別名“最初の5人”と呼ばれる異名を持ち、ある勢力からは悪魔として、そしてまたある勢力からは英雄として恐れられ、また崇められて来た。
その様子を見ていたリクセスが、静かに立ち上がる。そして首から下げた金の知恵の輪を手にし、詠唱するーー
『天空の翼(ヘヴンズ・ウィング)!』
ソルたちの中心で何かが弾け、彼女達の身体を包み込んだ。急な魔法に思わず身構えるソル、しかしその身体に変化を感じた。
とても身軽なのだ。身体が素早く、またとても軽い。
ポカーンとしているヴァキュリア達に、リクセスはーー
「さただでさえ、すばしっこい君たちだ。この魔法の効果を受ければ、世界の果てまで飛んでいけるだろうさーー
ーーさあ!行ってくれ、“ヴァルキュリア”達よ!皆んなを助けてやってくれ!」
リクセスは両腕を広げてさらに「天空の翼(ヘヴンズ・ウィング)」の詠唱をソル達に重ねがけした。
ソルは身体の内に、漲る熱風のようなものを感じた。
「ーーわかりました」
そう言い残すと、ソルは消え、それに続いて他のヴァルキュリア達も消えるように駆け去っていった。
ソル達が居なくなった後、前線の方を残されたリクセスとミヤギは見つめていた。
「ーー彼女達なら、もしかしたら、やってくれるかもしれませんね」
「いや、必ずやってくれるさ、だってーー」
ミヤギの問いに、リクセスが答える。
『その為の“ヴァルキュリア”さ!』
Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.67 )
- 日時: 2018/12/30 19:30
- 名前: モンブラン博士 (ID: dGY6AeW.)
おおおおおおお!不動が復活!シャドウと再会からの背中合わせの共闘!これはレア映像ですぞ!
カイザーも無理を押していますが久々に嘉元登場!この2人の絡みが見られるなんて幸せです!
カイザーに不動そしてシャドウとスター流の主力が勢ぞろい!ここに美琴とヨハネスが合流したら凄いことになりそうです!更に「伝説」の闇野が参戦したらスター流メンバーはスター以外は恐れおののいて土下座しそうですw
Re: 【暫定】〜ヴァルキュリア開発計画〜 ( No.68 )
- 日時: 2018/12/30 20:32
- 名前: 名無しのアキラ (ID: H8t.4cI6)
モンブランさん
こんばんは〜
銃兵が少ないので、目黒も後で出そうと思ってます^_^
これからもよろしくお願いします(^^)
Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.70 )
- 日時: 2019/01/02 20:17
- 名前: 名無しのアキラ (ID: xBn81qVs)
旧市街は中心部に近づくにつれ、戦火が激しくなっていく。原因は、その上空にいる巨大な敵「フレスヴェルグ」のせいだ。羽を広げたその姿は全幅100mは行くだろう、巨大な鳥型の怪物だ。半透明な鉱石で出来ているようなそいつは、およそ生き物やロボットの概念からは大きく外れた存在だ。
そして空を覆い尽くすほどの宇宙空間が上空に敷き詰められており、そこには見たことのない星々が輝いている。
もはや未知のエリアと化した街。その中を風のように突き抜けていく、白い少女たちの姿があった。
“ヴァルキュリア”ーー人は彼女たちをそう呼んだ。人間にそっくりな別の生き物で、何者かが作り出したとされる。
先頭を走るのは、一団のリーダー格である「ソル」だ。太ももまで届く銀髪を後頭部で纏め、軽装甲のアーマーを着ている。自分にも他人にもとても厳しい性格な彼女は、常に努力を怠らない、真面目でみんなを纏めるのに相応しい人間だった。
その少し後ろ側から、ソルと並ぶように駆けるのは、同じくリーダー格のヴァルキュリア「イクリプス」だ。皆人形にように整った顔立ちをしているヴァルキュリア達の中でも、イクリプスは特段際立って美しい顔立ちと、モデルのような体格に恵まれていた。茶髪のツーサイド縦ロールと蒼いチャイナドレス風のタクティカルウェアとはためくマント、そして王冠型の頭部パーツがとても象徴的だ。優しくていつも落ち着いている、ソルとは対照的な性格だが、とても頼りになる年上のお姉さんだ。
ヴァルキュリアの中でも彼女とソルは合わせて『ヴァルハラの双剣』の異名を持ち、先の大戦で圧倒的な戦果を挙げ、英雄視されている。それこそヴァルキュリアを虐げ、自分達に向かってきた世界中の敵対勢力をほぼ全て倒しきってしまった程である。
その後ろに続くは3体のヴァルキュリアだ。
いつも無表情で何を考えてるかわからない、面倒くさがり屋な「ファランクス」。黒い癖毛を後頭部で纏め、箱のような頭部パーツを被っているのが特徴だ。面子の中では盾役を担当し最も重装甲だが、実は中々のプロポーションを誇る美少女だったりする。めんどくさがり屋な性格が玉に傷。
2人目はファランクスと同期のヴァルキュリア。いつもテンションを維持してチャラい、チームのムードメーカー的な存在「フェイルノート」。ふわふわの桃色の髪を両サイドで纏めたツインテールが可愛らしい、いつも被ってる青い帽子がトレードマークな事から、敵対組織からは“青帽子”とか呼ばれてたりもした。チーム内で1番胸が大きく、露出の多めで大胆に肉抜きされたアーマーを着ており、かなりエロい装備だ...
担当は狙撃手であり、また見た目によらず実は非常に頭の回転が早い、中々出来る子だったりする。
3人目はチーム内で1番背が小さいが、頑丈なアーマーと多彩な火器を装備したヴァルキュリア「アイギス」だ。“馬鹿”が付くほど真面目で素直な性格で、いつもだらしないファランクスとフェイルノートへ、リーダーが不在の際に口頭で注意できる貴重なチームメイトだ。短めの銀髪をツーサイドアップで纏めた彼女はとても手先が器用でもあり、エンジニアのように武器を修理したりするのが得意な一方、高火力装備で範囲攻撃もできる、中々頼りになる奴だ。
上空に鎮座するフレスヴェルグは、地上の前線で戦っている異界人やレジスタンスへターゲッティングしているようで、建物を陰にして近づいてきたソル達にはまだ気づいていないようだ。
ソル達は前線が見える位置まで来て一旦隠れる。
フレスヴェルグの下では、レーザーの雨を弾きながら上空へ飛んで近づこうとするスター流のヒーロー達や、浮遊する自律兵器を掻い潜りながら聖槍を叩き込んでいくエンジェリカの天使、地上から強力な魔法を対空砲火として撃ち続けるアンダルシアの魔導師達の姿があった。
「センパイ!早く皆んなを助けるっすよ!」
フェイルノートが指をさしながらソルに叫ぶ。
「あれだけの集中砲火を受けても、傾きすらしない。しかもそれどころか、更なる火力で押し返してくるなんて......このままじゃ前衛が崩壊しかねない。いつもみたいに、私達が最前線に出て行きたい所ですがーー」
ソルの網膜には、事前に飛ばしておいた髪留め型の“偵察オービット”から送られてくる、膨大な情報が流れていた。地形データ、味方の残存勢力とその強さや能力、そして敵戦力の解析......フレスヴェルグは策無しに飛び込むには、いくらヴァルキュリアとはいえ無理がある。
そしてソルの網膜に、1つの“最善手”が映る。けれどもそれは、結局“いつもの定石”とさほど変わりは無かったのだ。
ソルは4人のヴァルキュリアに振り返りーー
『このまま人間に手柄を取られるのも癪です。
横槍入れて、あのデカブツに“一泡吹かせてやりましょう”!』
ーーソルの、いつもの強気な言葉に、4機のヴァルキュリアは勇気を鼓舞して拳を固めた。
Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.71 )
- 日時: 2019/01/03 01:12
- 名前: † 彩都 †◆fnkquv7jY2 (ID: 9EuIQSd6)
>>65
>>背中のバックから水筒を取り出し、傍にあったミネラルウォーターを入れて、それをカップに注げばあら不思議。
>>出来立てのコーヒーになって出て来たのだ。
>>彼女は真水とコーヒーに出来る能力者でもあるのだ。
能力の効果は『(真水に)触れないとコーヒーに変えられない』んだよ……(汗)
嘉元の能力は対象物に触れないと発動しないタイプなんです(汗)
Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.72 )
- 日時: 2019/01/03 12:34
- 名前: 名無しのアキラ (ID: oTbgEp62)
† 彩都 †さん
そういえば直接触れないと能力発動しなかったんですっけ...
分かりました!次回からはそうします!(ただ、飲み物に素手で触れるって絵的にどうなんだろうとか心配してたり)
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