雑談掲示板
- 【完結】〜V計画〜【夢をありがとう】
- 日時: 2019/03/25 17:31
- 名前: 名無しのアキラ◆gAG34vIFP2 (ID: PtJBEP/Y)
皆さま初めまして。今はこの名前で失礼いたします。
こちらは某スレ閉鎖につき、臨時で建てた避難所スレになります。
主に某合作の創作物の保管庫として使う予定ですが、私以外の関係者の方のリクエストや、全く関係のない新参の方からのご質問や問い合わせ等も受け付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
荒らしスレではございませんので、皆さまのご理解を頂ければなと思います。
※2019/03/24 完結しました。また同日を持ってこちらのスレは閉鎖となります。短い間でしたがお世話になりました。
〜書いてる小説リスト〜
●「合作!!三千世界のヴァルキュリア!!」(完結)(リク依頼板・複雑ファジー板)
~創作イラスト紹介~
●「オリキャラ“ヴァルキュリア部隊”設定画」(>>2)
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Re: 【暫定】〜V計画〜【X章開始】 ( No.164 )- 日時: 2019/03/05 20:17
- 名前: モンブラン博士 (ID: OFC/9big)
名無しさんへ
完結楽しみにしています!ロケットパンチがお好きということは、名無しさんもマジンガーZが好きなのですか?
あれは男のロマンですよね!!
Re: 【暫定】〜V計画〜【X章開始】 ( No.165 )- 日時: 2019/03/05 22:16
- 名前: 名無しのアキラ (ID: AcJJiwUc)
モンブランさん
こんばんは〜
自分マジンガーZは見た事ないのですが、ゲッターロボとかなら少し見たことありますよ!
ゲッターロボはちょいグロですが面白いですよ〜(^O^)
Re: 【暫定】〜V計画〜【X章開始】 ( No.166 )- 日時: 2019/03/06 22:42
- 名前: 名無しのアキラ (ID: CVb/7G0A)
ソル達は恐る恐る工房の裏口を開けたーーすると眩しい光と同時に、少し癖のある甘い香りがどっと部屋の中へ入ってくる。
そして裏口の向こうには、一面に広がる“百合”の花畑があったのだ。しかし先ほどエリアスや不動が感じた気配の主は見当たらない。
「誰もいない......? この光景が“世界の果て”なんでしょうか......」
「そうですね......確かに先ほどは何者かの気配を感じたのですが......グラエキア様、見てください。奥に何かありますよ」
エリアスがグラエキアの後ろから声をかけ指を指す。花畑の中央ーー光を反射して銀色に輝く竿状の物が刺さっていた。
機械的な形状のそれを見たソルは声を上げる。
「あれは......まさか“オリジナルのグングニル”!?」
「グングニル......確かお前の仲間のイクリプスとかいうガキが使う神槍の事か」
ソルの言葉に不動も反応した。一同はゆっくりと花畑の中央へ歩き出す......
「ええ、ですがあいつ......イクリプスの使うグングニルは彼女の能力の産物である“複製品”即ち『コ ピー』です。オリジナルのグングニルは“神界”に存在するとされますが......
「へえ、じゃあアタイ達は神様の家にお邪魔させてもらった訳かね......ん? ちょっと待ちな、なんだい“コレ”は......」
グングニルを目前にし、一同は嘉元の言葉で立ち止まる。
ーー花畑の中央は少し土がドーム状に盛ってあり、花はなく土が露出していた。その中央にはグングニルが地面に突き立てられており、“その手前”......地面に“奇妙な石ころ”が置いてある......
大きさは果実のメロンほどだろうか、白く角ばった石ころには、所々に正円と思われる穴が綺麗にぽっかり開けられており、そこからはドロドロと黒い液体が絶えず流れ出ては地面に染み込んでいく......
この世界に来て、一番不気味なオブジェクトかもしれない......
「......はあ、“これ”も調べましょうか......」
「ソルさん、気をつけて」
発狂要素の連続登場に、ため息をつきながらその石ころへ近づくソルと、グラエキアを庇うように前に出てきたエリアス。
ソルは石ころの手前で片膝を付き、ヴァルキュリアの網膜の機能を使って、スキャンを開始しようとした時だったーー
『ーーヴァルキュリア並びに異界人との接触を検知。“工房”所有権の移行シーケンスを開始する』
「っ!」
何者かの声に、ソルはバックステップで石ころから距離を取り、みんなの元へ戻る。エリアス達も謎の声に警戒し、すぐに円陣を組んでそれに対応するーー
まるで頭の中に直接話しかけてくるような、テレパシーのような声。
が、この花畑にはーー彼ら5人以外には誰もいなかったーー
そして、ソルは、その声の主を一つ推測したーー
「......“お前”なのか?」
ソルは、手前に転がる白い“石ころ”に向かって話しかける。
『ーー“5名”分の“神座”を生成。ガイダンスに基づき工房の再稼働を実施せよ』
「ちょっと待てー! 誰だ“お前”は! ここは何処!? 何者なんだお前は!」
ソルは拳銃を抜き、石ころに向けた。
『ーー質問へ回答する』
「なんだいコイツは......もはや生き物でも機械でもないじゃないか。気持ち悪いねえ」
嘉元が石ころをジト目で見つめる。
「ただの石ころの分際で俺に指図するとは! ソル、こんな気味の悪い物は破壊させてくれ!」
「まあまあ不動さん落ち着いて」
理不尽な理由で怒る不動を宥めるエリアス。
真っ白い石ころは相変わらず所々に空いた穴から黒い液体をドロドロと流しながら、テレパシーのような方法で頭の中に直接話しかけてくる。
『ここは宇宙が誕生する前から存在する空間【最初の古工房】という場所だ。この空間は“時間が完全に停止”している為、君達は擬似的に不老不死になっている』
「なんですって......? 工房......さっきの建物の事か......それで、お前は?」
時間停止や不老不死に関しては、ソルには心当たりがあった。ソルの体内時計によると、彼女達がここに来てから既に約2400万年が経過してるという結果が出ていた。けれども時間が停止しているにも関わらず、自分たちが自由に動ける理由などは、最早理解できるレベルではなかった。
彼女は石ころへ拳銃を向けたまま質問を続ける。
『私に名前は存在しない。ただ工房の“前任者”から、ここの管理を引き継いだだけの存在に過ぎない。私が起動した時には、前任者は既に“高次元”へと旅立った後だった。故に前任者についての情報もここにはない。今は私がこの工房の管理をしている』
「あらまあ、それはお疲れ様ですわね。それで? 貴方達はこんな場所で一体何を?」
グラエキアが皮肉も含めた上で尋ねたーー
『ここでは【世界】を作っている。そしてーーこれからは【君達が望む世界】を作るのだ』
Re: 【暫定】〜V計画〜【X章開始】 ( No.168 )- 日時: 2019/03/09 19:50
- 名前: モンブラン博士 (ID: wGlnOXyE)
名無しさんへ
個人的には少しずつ新しいスレが立ってきたような気がします。特に二次創作(総合)では……
Re: 【暫定】〜V計画〜【X章開始】 ( No.169 )- 日時: 2019/03/09 20:05
- 名前: 名無しのアキラ (ID: E1Za0.9Q)
モンブランさん
確かに二次創作板系は盛り上がってる気がする
うらやましい
Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.170 )- 日時: 2019/03/12 20:14
- 名前: 名無しのアキラ (ID: z4ONdzY2)
白く角張った大理石のような石ころから告げられた言葉に、一同は困惑した。
『ーーここでは君たちの世界の“歴史”を、君たちが望むように“修正”する事が出来る』
工房の方から、いくつかの魔道書が飛んで来て、石ころの周りで円を描くようにフワフワと舞い始める。そして開かれるページの数々には様々な世界の光景が描かれており、それらはまるで現実のように動いて形を変えていった。それらはどれもとても安定した、平和で、争いのない世界だったーー
『私は“戦争のない平和な世界”を実現すべく、様々な世界を構築してきた。しかしーー』
魔道書のページがめくれて行くにつれ......どの世界も滅びの一途を辿っていったーー
『それは不可能だった。人間から争いを取り上げると、人は“死滅”する』
「それは解せませんわね」
グラエキアが怪訝な表情を浮かべる。
『それは“戦う事”こそが【人間の本質】だったからだ。幼い子供のおもちゃの奪い合いから、国家同士の戦争まで、人間は戦いを取り上げられると生きていけない』
「石ころの分際で人間を語るな!このクソガキが!」
不動仁王が怒鳴り散らすが、そんな彼らの前に、いくつかの魔道書がピタリと止まる。それは不動仁王の故郷の光景、そして他の一同の故郷の光景であったーーどれも平和の影には、必ず争いが、そして戦争が絶えなかった......
エリアスの天空の故郷、エンジェリカは、最早その発端すら殆どの人が知らない戦争を数百年と続けてきた。
一方、グラエキアの故郷ウィンチェバルは、召喚されたとある存在によって消し飛び、某国と化す。今は人は減り、君の悪い魔物達が増えるばかりだ。
不動仁王の故郷も、暗黒星団の侵略者達と戦う日々が続く。
『現に“君たち”がそうだ』
その後また別の魔道書が一同の前に止まる。それは今まで自分たちが飛ばされてきた、ソルが居た異世界の光景だ。
ーー彼女の世界には人間とヴァルキュリアという二つの種族がおり、違いに住処を分けて暮らしていた。人間はその行動力で大地を開拓し、ヴァルキュリア達はその科学力で地中や海中、そして宇宙に1000mクラスの「アーコロジー」と呼ばれる巨大な建築物を建造して、お互いにあまり干渉しないように生きてきた。
しかし......人間はヴァルキュリア達から貰った技術で戦争を繰り返し、人を、そしてヴァルキュリア達をもその戦果に飲み込んでいく。
次第にヴァルキュリア達も反撃を始め、ソル達のような戦闘に特化した“ソルジャー”タイプによる「ヴァルキュリア部隊」が誕生してしまったのだ。
しかしこれは上位者達が意図的に生み出した、今までの戦争の発端である。
『そこで私は【計画された戦争】を永久に繰り返す世界を構築する事にした。その為には上位者の力と人の心を持ち、そして永遠に戦い続ける事が出来る“駒”が必要だった』
開かれたページには、空から落ちてくる、完全な防護と光の武器を持つ天使のような姿が描いてあったーー
「“ヴァルキュリア”......」
それは呟いた彼女、ヴァルキュリア・ソルが一番よく分かっていた事だった。
ソルが生まれる数千年前、ヴァルキュリアのご先祖様達と人類が遭遇した頃から、既にこうなる事は上位者達によって仕組まれていたのだ。まるで人間と戦う為に生み出されたような種族・・・しかしーー
「でも残念でしたね。ソルさんは貴方達の思い通りにはならなかった」
「そうさ、人類とヴァルキュリア、そしてあたし達“異界人”が手を組んだら怖いもの無しさ。観念しな!」
エリアスと嘉元が石ころの前に立ちはだかる。
『君達の力は計り知れない。君達は人に生れながらも人を超え、そして人を失っているーー君達は別の形の【上位者】であると認めざる得ない』
石ころは再びエリアス達の世界が描かれた魔道書を手前に持ってきた。
『ーーその“上位者”の力で、君達の世界の未来を書き換えてくれ』
Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.171 )- 日時: 2019/03/12 21:05
- 名前: モンブラン博士 (ID: LlGxaR3g)
まあ不動は既に人の力を大きく超え、人間らしい感情もかなり失って怒りでしか感情を表すことができませんからね。怒りの権化とは言え、少し可哀想な気もしますが……石に上位者であると認められたってことはある意味で不動はスターを超えて師匠超えを果たしたのかもしれませんね!
Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.172 )- 日時: 2019/03/12 21:58
- 名前: 名無しのアキラ (ID: z4ONdzY2)
モンブランさん
コメントありがとうございます!
次回でほぼクライマックスというか、核心へ近づきます!
是非読んでください!!
Re: 【暫定】〜V計画〜 ( No.173 )- 日時: 2019/03/12 22:00
- 名前: 名無しのアキラ (ID: z4ONdzY2)
グラエキアの手前に、再び彼女の故郷であるウィンチェバルが描かれた魔道書が飛んでくる。現実と寸分違わない光景が広がるが、これはまやかしだ。グラエキアは目を背けようとした時ーーそこに一瞬、目にとまるものが映った。
それは見慣れた王宮の中、自分とその両親が楽しげに会話しながら食事をしている光景だった。
しかしそれはあり得ない光景だ。ウィンチェバルは今は亡き王国、王族も殆どが死に絶えた。
けれどもその光景はーー有り得ないけど、正に本物のようにリアルだった。
グラエキアが目を反らせずに、まるで魔道書に意識を吸い込まれていくように見ていると、後ろからエリアスがそっと声をかける。
「グラエキア様......これは現実ではありませんーー」
『それは間違いだ。魔道書に書いてる事は全て、この“最初の古工房”の力を用いて、オリジナルと寸分違わない精度で【実現】できる。それは最早オリジナルと言える』
石ころが「“好きなように未来を変えられる”」と語ると、そんなエリアスの前にも1冊の魔道書が飛んできて開かれる。そこには自分が忠誠を誓った王女が、何の不自由もなく自分の職務を遂行し、そして自分へ笑みを浮かべてきているのだ。「エリアス!貴方と一緒なら、私も頑張れるわ!」と言ってるように......
久しい理想の王女の姿に、エリアスも一瞬心を奪われる。
更に不動仁王に前にも魔道書が......開かれたページには、散っていった筈の仲間達が、こちらに振り向いて手を差し伸べていた。「これからも共に戦おう!」と言ってるようだ。
「ーーここなら......わたくしの王国を救えるんですの?」
「グラエキア!」
グラエキアが呟いた言葉に、不動がならぬと檄を飛ばす。
『君がそう望むなら可能だ。“王国が滅びなかった”世界線で、また新しい世界を構築すればいい』
俯くグラエキア。
「ーーわたくしは、王族の血を引く者として、祖国の為に忠を尽くさなければいけません」
「アンタねえ! だからと言ってこんな石ころにお願いしてまでやる事はないだろ!」
「っ! 祖国の為なら、わたくしはこの身だって捧げる覚悟でしてよ! その為なら何だって......」
嘉元に問い詰められても、グラエキアは相変わらず反論してくる。しかしその瞳には涙が浮かんでいた。
「ーー何か、引っかかりますね」
一同が動揺する中、ヴァルキュリアのソルは真逆に冷静になっていた。ヴァルキュリアはピンチになると冷静になる習性があるのだ。
ソルは一同を掻き分けて、石ころの前まで来た。
「ーー貴方、さっき“オリジナルの世界”と言いましたよね? もしもこの工房で“私達が望む世界”を作り上げたなら“元の世界”はどうなるんですか?」
『ーー』
ソルがふと投げた質問に、石ころは、暫く答えなかった。今までどんな質問にも直ぐに答えてきたが、この質問は想定外だったのか、処理に時間がかかるのか、それとも......“相当都合が悪かった”のかーー
その光景に、相当してた一同も治り、少し我に返ったようだ。冷静なヴァルキュリアのソルは、居てくれるだけでも仲間を落ち着かせてくれる。
そして石ころが再び回答しだす......
『ーー質問に回答する。元の世界は“そのまま”時間軸が経過していく』
「やっぱり......こいつの能力では“オリジナル”の世界には干渉できないんだ......」
「ソル? それはどういう......」
グラエキアがおろおろと聞く。彼女にあるまじき姿だ。
「グラエキア、この石ころの能力はあくまで【“世界のコ ピー”を作って、それを自由に編集する】だけ......つまり、貴方が居た“本物の世界”を救う事はできません」
「なっ、そんな事って......」
崩れ落ちそうになるグラエキアを、そっとエリアスが受け止めた。
『最初の古工房で作成した世界は、オリジナルと完全に同じ世界だ。そこには最早“オリジナル”と“コ ピー”の違いは存在しない』
「それは......“彼女が救うべき故郷”ではない......!他も全部同じだ!作り物だ!」
不動の言葉と同時に、グラエキアはそっとエリアスの腕から起き上がる。その表情には、いつもの余裕のある凛とした笑みが浮かんでいた。
「ーーわたくしも、甘い夢を見たものですね」
その後直ぐにグラエキアは、石ころへ鋭い視線を向ける。
そして5人は石ころへ迫った。そして互いに顔を合わせ、全員が出した【答え】をソルが石ころへ突き出した。
『さあ“チェックメイト”です。私たちはーー
ーー【最初の古工房を破壊する】!』
猛禽類のような瞳で石ころを睨みつける不動、「腹くくりな!」と睨みつける嘉元。
ーーしかし、石ころは冷静なままだった。
『ーー最早、君達の思考は理解出来ない。しかし、その命令を遂行する事は可能だ』
石ころは続ける......
『ーーそこにある「グングニルの槍」を抜けば君達の“答え”は達成できる。この空間の力の源は全てその槍だ。供給元を失うことによって最初の古工房は破壊され、枷が無くなった君達全員が元いた世界へ送還される』
「グングニル、これがーー」
全ての元凶......
そしてソルがグングニルに手を伸ばした時、石ころが更に続けたーー
『ーーしかしヴァルキュリア・ソル、君はこの最初の古工房とも特に繋がりが強い人物だ。
ほぼ君を中心にループ世界が構築されていたと言っても過言じゃないーー
ーー故に、そのグングニルの槍を抜けばーー
ーーヴァルキュリア・ソル、君は【この世から消滅する】』
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