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Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】
日時: 2017/08/08 20:25
名前: Hama=guri (ID: SqYHSRj5)

~お知らせ~


・最上級死神募集を募集させて頂きます。
ですが、必然的に重要人物となりますので、作成時はお覚悟の程を。

・神についての補足説明 >>1

・名簿 >>2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「--寿命を延ばす方法って知ってるか? ヘッ、簡単な事よ。迎えに来た死神を返り討ちにすりゃいいんだ」


人には寿命というものが存在するが、それはその人間がこの世に生を受けたと同時に『死神協会』が定めたものである。その前もって定めた時が来ると、死神はその者の元へと出向き魂を狩ってあの世へと送り届ける。
たいていの者は死神には抵抗しないし、出来ない。なぜならいくら運動能力が高くとも人外である死神の前では無力だからだ。

だが、その死神に抗い、見事寿命を延ばす者も稀に居る。勿論ただの人間ではない。俗に言う『魔法使い』や『霊能力者』といった不思議な力を使える者だ。
だが、彼らの中でも抵抗せずに死神に従う者がほとんどだ。何故ならば一度でも死神を返り討ちにすると『死神協会』のブラックリストに載ってしまい、定期的に死神が迎えに来る。しかも負けて狩られた際にはあの世には行けず魂は消滅させられてしまう。
そんな危険を犯してまで寿命を延ばそうとはしないのだ。


~死神協会~
三途の川の向こう側に建てられた古びた建物である。
死神の武器は大鎌というイメージがあるが、何もそれだけだはない。
死神は皆、死神協会と現世を自由に行き来できる『瞬間移動』だとか『現世と死神協会に次元を繋げる(例で言うとどこでもドア)』といった術を持っている。
そして死神に細かな階級というものは無いが、代わりに『最上級』『上級』『中級』『下級』というものが存在する。



『最上級死神』(定員一名)
死神協会のトップ。仕事内容は抗う者の対策や、生まれ落ちてくる者の寿命の取り決めや管理などであり、命を狩りに行く事はほぼ無い。
だが、上級死神でも手に負えない抗う者が現れた場合のみ、魂を狩る仕事を行う。


『上級死神』(定員無し)
もっぱら、これまでに死神に抵抗し、返り討ちにした危険人物を担当する。


『中級死神』(定員無し)
ほぼほぼ魂を迎えに行くことのみを仕事としている死神。
能力者等の魂を狩るときに抵抗された場合、どうしようもない程の戦力差がない限り戦えとされている。


『下級死神』(定員無し)
魂を迎えに行く事もあるが、それよりも魂の管理などの事務を担当する。
能力者等の魂を狩りに行った際に抵抗された場合は、戦っても構わないが撤退しても構わないとされている。



~抵抗する者~
抵抗する者は前記の通り、魔法等を使用できるものである。


~魂の狩り方~
相手にあの世に行く事を承諾させた後、手持ちの武器(基本自由)で首を一閃させる。
ちなみに肉体を傷つける訳ではない。あくまでも肉体と魂を分離させるだけである。そうして魂が抜けてタヒ神が不可視の術を解き、可視化出来るようになった抜け殻が、事故タヒなり病タヒなりしていくのだ。
だが、抵抗した者はまず物理的に傷つけなければならない。そうして戦いの勝利した後は、魂を消滅させる。


~それ以外の者(神)~
ちなみに、死神の寿命の取り決めは人間だけであり、神の寿命等は完全に管轄外である。
神の中には面白がって人間に力を与え、寿命を延ばしてしまう者や、抗う者に肩入れしてしまう者も存在する。


~それ以外の者(人間)~
特に説明は必要は無いだろう。文字道りただの人間である。
上記の通り人間の中には稀に神に力を与えられる者もいる。


~死神の姿~
死神の姿は死期の近付いた者しか見えないと言われるが、実際は誰にでも見える。
だが魂を狩る時のみ、不可視にする術を持っている。(具体的には、死神の姿と狩られる者二人を周りの者からは認識出来ないようにする)


~死神の休暇~
死神の休暇時は、もっぱら現世で過ごす(遊ぶ)者がほとんどである。
端から見れば人間と全く大差ないため、気付かれる事はほぼない。
ちなみに休暇中に『これまでに死神を返り討ちにした者』を見付けたとしたら、死神は休暇中でも仕事をしなければならない。


~死神の給料~
望む物の現物支給も可能ではあるが、基本的に皆休暇は人間界で過ごす事になるため、人間界の現金を望む者がほとんどである。


~恋愛について~
やるならばやり過ぎず、適度にお願いします。
組み合わせは自由です。抗う者×死神のような禁断の恋でも構いません


~死神一覧~

―最上級タヒ神―



―上級死神―



―中級死神―



―下級死神―
・『神谷』 >>4
・『柿崎 勲』 >>30



~抗う者一覧~
・『シヴァ=ワイズマン』 >>3
・『Ekaterina "Katja" Ildarovna Zinovieva』 >>10
・『Desire』 >>13


~神一覧~
・『八重谷ノ弓弦神』 >>5
・『天命司徒壟神』 >>14




~人間一覧~

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Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.84 )
日時: 2017/08/17 23:34
名前: Hama (ID: SqYHSRj5)

【町中の大通り/赤荻 楓】

背を向けている赤荻には、彼女が軍隊歩きをしているとは気付かない。
いや、見ても気づかないのではないか。

「どうぞどうぞー。私も遠慮なくカーチャさんって呼ばせてもらいますし。」

炎天下のもとでも笑顔を崩さず赤荻は言った。
それどころか、ただでさえ笑顔なのにさらに嬉しそうに顔を綻ばさせる。

「んふふ、アレですねぇ。名前で呼び合うとなると、距離が縮まった感じがして嬉しいですよ。私は。」

背中越しに向けるその表情は、赤荻の歩き方も相まって実年齢よりもさらにあどけない印象を与えるようなものだった。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.85 )
日時: 2017/08/17 07:07
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: QrFqqwfB)

>>84
【町中のコンビニ/エカテリーナ・ジノヴィエヴァ】

『んふふ、アレですねぇ。名前で呼び合うとなると、距離が縮まった感じがして嬉しいですよ。私は』

「あ……そう……」

 言葉が不意に出なかったのはこの暑さのせいではない。
 楓が見せた表情に、面食らったのだ。
 先程あそこまで質の悪い冗談アネクドートに自分を巻き込んだ少女が、年相応どころか年以上にあどけない表情を見せたことに、カーチャは狼狽していた。
 なんというか、振り回されているな、と心の内で自嘲した。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.86 )
日時: 2017/08/18 00:01
名前: Hama (ID: SqYHSRj5)

【町中の大通り/赤荻 楓】


赤荻自身は、眼前の女性を振り回している自覚など微塵もなく、それどころか先程のユーモアのお陰で円滑で対等に接せていると思っていた。
それは限りもない勘違いなのだが、赤荻に気づく様子は全くない。気付かないのはそれだけではなく、彼女が言葉に詰まった事にも気が付かなかった。それは『あぁ、そう』という言葉に勘違いしたからであるのだが。

「そういうもんじゃないですか? 誰でも距離が縮むのは嬉しい事だと思いますよ。それにカーチャさんは一目見て『この人は今まで会ってきたどんな人とも違う』って思えるような人なんです。そんな人と距離が縮まったって思えるんです。余計に嬉しいですよ。」

相変わらず子供のような足取りで歩き、これまた子供のような屈託のない笑顔を背中越しにカーチャへと向ける。いや、子供っぽいのはそれだけでなく。思ったことをそのまま真っ直ぐ言う所も子供っぽいか。
だが子供のようなのは洞察力もなので、『この人は今まで会ってきたどんな人とも違う』と思ったところで、彼女の本質に辿り着くような事はない。せいぜい、身体を鍛えている一流モデルくらいにしか想定できていないだろう。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.87 )
日時: 2017/08/18 22:57
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: 9Gb.eK5t)

【町中の大通り/エカテリーナ・ジノヴィエヴァ】

「……違う? 私が?」

 少女の言葉に、カーチャの顔に一瞬影が差した。
 足も止まる。
 まさか、正体を見破って――
 ――ニェット、あり得ない。
 彼女が死神なら、出会った瞬間に私を始末しにかかっている。
 少なくともカーチャの経験則ではそうだった。

 この少女はどうだろうか。
 もしかしたら、外国人を珍しがる、ちょっと変わってこそいるが普通の女子高生かもしれない。
 もしかしたら、私を始末しにきた死神とやらかもしれない。

 立ち止まって数秒。
 少し遅れてしまったことに気付いて慌てて追いかける。
 先程より、少し距離をとって、だが。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.88 )
日時: 2017/08/20 15:15
名前: Hama (ID: SqYHSRj5)

【町中の大通り/赤荻 楓】


先程言った通り、赤荻は仕草だけではなく洞察力もなので、彼女の表情に影が差したことは気が付かなかった。それは『見ていた』とはいえ背中越しにだったのもあるし、影が差したのが一瞬だったからというのが要因である。
だがそんな赤荻でも、流石に背中越しとは言え視線を向けているので女性の足が止まったことには気が付いた。不思議に思って赤荻は足を止め、背後の女性へと振り向く。
けれど女性が立ち止まっているのは数秒ほどだった。また女性が自分の後を追いかけてきたのを確認すると、赤荻は体の向きはそのままに、今度は後ろ向きに進み始める


「どうしました? 何か忘れものですかー?」


警戒されたなど知る由もない赤荻は、変わらずあどけなく屈託のない笑みを浮かべて尋ねる。とはいえ完全に能天気かと言えばそうでもなく(警戒されていることを気づいておらず一人舞い上がっているので能天気なのは間違いないのだが)そこには女性へ向けた心配も見受けられた。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.89 )
日時: 2017/08/21 21:53
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: qt6P8gKZ)

【町中の大通り/エカテリーナ・ジノヴィエヴァ】

「――いや、なんでもないよ。ちょっと考え事」

 何も間違ったことは言っていない。
 内容については天地がひっくり返っても言えないだろうが。

「私そんなに変わってる? そりゃガイジンは目立つかもしんないけどさ……私にとってはカエデのが変わってる気がするけど」

 日本人は基本的に外国人に余所余所しい気質がある。
 カーチャ自身、日本に渡った当初は声をかけても戸惑ったような微笑と共に謝罪の言葉をかけてきて、申し訳なさげに歩き去っていく日本人の態度にかなり戸惑った。
 ドイツ人や中国人を前にして「自分はロシア人だ」と自覚することはよくあったが、この国に来てからは「自分は日本人ではない」と思わされてばかりだ。
 要するに、自分は他所者なのだ。
 日本人はそうした他所者には基本的に声をかけようともしない。カーチャを怪しんで職務質問してきた警察官くらいか、まともに声をかけてきたのは。
 そういった意味では、カーチャにとって赤荻楓はかなり特殊な日本人であった。
 まさか、日本の女子高生に唐突に声をかけられる日がくるとは思っていなかったのだ。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.90 )
日時: 2017/08/21 23:33
名前: Hama (ID: SqYHSRj5)

【町中の大通り/赤荻 楓】


女性の『なんでもない』という言葉に安心したらしく、赤荻は身体の向きを前へと戻して歩き始めた。
それから彼女の言葉を何やら真面目な表情で聞いていたが、『カエデのが変わってる』と言われた所で、珍しく困ったように笑った。

「あはは……『変わってる』というのは良く言われます。」

変わり者、変人、奇人。そのような言葉は関わった者に言われ慣れている。それは赤荻としては『仲良くなるために』言っているユーモアが原因であるのだが、そのユーモアに自信を持ってさえいる赤荻はそんな簡単な答えに辿り着くことが出来ない。
そんな状態であるから、クラスメイトはもちろん上級生下級生までも赤荻の噂が広がって距離を置かれている。いじめという程ではないが、アンタッチャブルな存在として。
そんな赤荻とここまで話してくれたのは、親を除いては眼前の女性が初めてと言っても過言ではなかった。

「カーチャさんが外人だったから気になったっていうのが最初なんですけど、それだけじゃなくてもっとこう……上手く言いようのない『何か』を感じたんです」

『言いようのない何か』を言葉に表そうとしてか、手を動かしてボディランゲージをしながら赤荻は言う。最初は難しい表情をしていたのだが、不意にぱあと表情が明るくなった。、そしてまた背後の女性へと振り向き、まるで『小学生が難しい問題の答えがわかって教師に伝える時』のように嬉しそうに、あどけないながらも屈託のない底抜けの笑みを浮かべて

「私とこんな風に話してくれるの、カーチャさんが初めてなんですよ。もしかしたらそれを『違う』って思ったのかもしれません。」

そう、違う。近寄りがたいという風に関りを持ちたがらない同級生とも、奇人変人と言って距離を置く上下級生とも。

「カーチャさんは気を使って私に話を合わせてくれているのかもしれませんけど、でも、それでも私はこんな風に人と――カーチャさんと話すことが出来て、嬉しいですよ。」

そう言って、赤荻はもう一度嬉しそうに、幸せそうに、大切そうに笑った。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.91 )
日時: 2017/08/22 07:09
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: qt6P8gKZ)

【町中の大通り/エカテリーナ・ジノヴィエヴァ】

 ああ、成程、どうも「普通の日本人じゃない」という点では自分の推察は間違っていなかったらしい。
 他の日本人が彼女をどのように扱っているのかは知らないが、少なくともカーチャはあまり良いものではないだろうと推測した。
 要するに「他所者」と同じなのだ。
 実際、こうして話してみると、当然個人の性格の差はあるとはいえ、概ね一度仲良くなった状態の日本人と大差ない。寧ろ純真そうで誠実そうな、とても良い少女だ。
 しかし彼女の何らかの態度が普通の日本人と全く違う――

 ――アレしかないわな。うん、アレだ。
 誰か曰く、人は相手の第一印象で付き合い方を変えてくるという。
 彼女は初っ端からやらかしている。
 カーチャを思考停止にし、置き去りにしかけた。
 歴戦の兵士を置き去りにするあの挨拶は、仮に他の人間にも同じことをしていたとしたら、周囲の人間が接し方に困って当然といえば当然だ。

「……ああ、うん。そりゃ光栄だ」

 幸せそうな表情で言っているが、要は彼女のこれまでの人生の中で話を合わせるという簡単な努力を怠らなかった人間が私しか居なかっただけなのではとカーチャはこっそり突っ込んだ。
 取り敢えず死神の類ではなさそうだな、と自身の疑り深さを自省しつつ楓との距離を少し詰める。

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.92 )
日時: 2017/08/22 21:29
名前: Hama (ID: SqYHSRj5)

【町中の大通り/赤荻 楓】


まあ、多くの方が思う通りだ。
赤荻は眼前の女性だけではなく、クラスメイトや上下級生にも『ユーモア』を振り撒いている。それが彼女が奇人変人と呼ばれている由縁であり、原因だ。

とはいえユーモアを言った後は、今のような『一応常識人に分類されるような赤荻』に戻るのだが、それは完全に距離を置かれた後なので焼け石に水なのが実情だ。

そうしているうちに目的地であるファミレスへと到着し、額に玉のような汗をかいていた赤荻は熱気から逃れるようにファミレスの扉を潜る。
それから人数などを店員に伝えていたが、不意に女性の方へ振り向き

「あ、カーチャさんってタバコ吸います?」

Re: Over alive【命を狩る者とそれに抗う者】 ( No.93 )
日時: 2017/08/23 05:27
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: nJ9riueE)

【町中のファミリーレストラン/エカテリーナ・ジノヴィエヴァ】

 店内の涼しい空気を喜ぶのも束の間、楓の質問にカーチャは振り向いた。

「煙草? ……ああ、いや、吸わないよ」

 実際のところ、カーチャはヴォーグを一日に一箱から二箱消費する、結構なヘビースモーカーだったが、近年この国ではやたら喫煙者の肩身が狭くなってきたと感じており、金銭的な問題もあって灰皿のあるところでしか吸わなくなっていた。
 ましてや、今は高校生とはいえ子供の前だ。
 相手が喫煙出来ないのに、自分だけ吸うのはいかがなものかと、斜め上の気遣いだった。


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