雑談掲示板
- 私室
- 日時: 2018/11/17 20:05
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 3zeF8rO.)
*当スレは、自分語りや資料掲載を中心にしていきたいと思います。結構、知ってる人がそういうことやってるので、触発されました! 雑談掲示板のスレなので、雑談も勿論可能です!
まずは、おはようございます。こんにちわ、こんばんわ♪ 始めましての方も、私を知っている方も気軽に——とは言っても上記内容を護って——お声をかけてくださいね。
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*関連記事は纏めます……今後、修正予定
*コメントくださったリスナーの皆さん
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ランチェスターのイミテーション ( No.59 )
- 日時: 2017/08/26 14:18
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: DBVr6NG.)
*ランチェスターとは、ランチェスターの法則。それをイミテーション、そのまま模倣する……海戦とはそうである、ということ。
まぁ、ランチェスターの法則って元々戦術研究の産物だし、イミテーションするものでもないんですがね。要は陸戦より海戦は、それがそのまま当てはまるってことですね……
なんで突然こんなことを書き始めたかって? あぁ、そんなこと気にしませんよね皆さん? このスレのカオスっぷりは今に始まったことじゃないです。
*ただまぁ、これには私としては少しちゃんとした意図がありまして。私、一応二次(映像)の方で、艦これの小説執筆しているのですよ。
それで海戦に対する知識とか歴史とか、兵器や船についてなど、やっぱ手近なところに資料として置きたいな、と。
*海戦術とは
海戦において艦隊を効果的に運用する戦術である。海軍戦術とも言う。陸戦や航空戦で用いられる戦術とはその内容が大きく異なるために区別して理解されている。
*概説
海戦術とは海戦における戦術であり、任務を達成するために戦場および戦場付近の地域における艦隊の陣形・運動・射撃などを指導する科学・技術であると定義される。
また海軍部隊は気象・海象の影響や補給の問題から陸軍部隊のように一定の地域において長期間対峙することが出来ず、短期決戦となる。そのために戦果は圧倒的な勝利と、壊滅的な敗北に二極化する特徴が見られる。さらに陸軍部隊のように地形的な優位を持つことが難しく、その上兵器の物量や質の優劣が明確に勝敗に表れる。
従って彼我の戦闘での優劣はランチェスターの法則がそのまま適用されることになる。したがって戦闘の大勢は戦略配備によっていかに優れた戦力を集結させるかによって決まる。しかし実際に敵を発見して艦隊が戦術運動を行い、敵を撃滅する戦闘においては海戦術の有用性が発揮される。
海戦では戦場が海洋・河川・湖などの水域であり、そこで活動する戦闘単位は艦船となり、その集合体として戦闘を行う場合には艦隊として運用される。艦船は通常それ自体が複合的な兵器システムを装備しており、また陸上戦力のように戦力を細分化するなどの多様な運用を行うことはできない。
ここでは主に対水上戦闘について述べるが、海上作戦においては対空戦闘・対潜戦闘・航空戦・航空打撃戦・電子戦・情報戦なども同時に遂行される。定量的な戦闘力の優劣だけでなくその連絡と連携の運用的な優劣によって劣勢な戦力が優勢な戦力を破ることも可能であると考えられ、また歴史もこれを実証している。敵部隊の大部分の撃沈、捕獲、戦闘不能によって戦闘の勝敗は決まる。
*基礎概念
海戦術の基礎概念を中心に取り上げる。戦術#基礎概念も参照のこと。
戦則 - 海上作戦における任務達成のための各種行動の基本要領。戦闘教義。
戦勢 - 戦闘における戦力や行動における優勢であり、攻勢と守勢がある。
戦機 - 戦勢の攻守が転換する機。
戦策 - 戦術を実施するための画策。陣形・使用速力・基本方針・敵味方識別 方法・各部隊の任務・戦闘開始時の運動などを定める。
艦隊 - 2隻以上の軍艦から編成される海軍部隊。狭義には海軍部隊の編制上の単位であり、艦隊の下位には戦隊や群が置かれる場合がある。
戦略 - 海軍における狭義の意味では、敵と離隔した状況において部隊を効果的に運用する術策。
戦術 - 海軍における狭義の意味では、敵と接触した状況において部隊を効果的に運用する術策。
戦務 - 海軍部隊における戦闘を遂行するための航海・機関・砲術・機雷・飛行などの諸業務。
海象・気象 - 海象とは海洋の状況であり、気象とは大気の状況である。艦隊の運動に大きく影響する。
制海権 - その海域の支配権であり、海軍力によって支配は実行される。
制空権 - その空域における優勢であり、空軍力によって実行される。
主隊・直衛 - 主隊とは重装備の艦艇から成る部隊。直衛とは主隊の周縁部を占位して警戒などを行う部隊。
航行序列 - 航行するための艦隊の隊形である。
警戒航行序列 - 要警戒地域において航行するための艦隊の隊形である。
戦闘序列 - 戦闘するための艦隊の隊形である。
攻撃 - 火砲・ミサイルなどの火力を敵に対して使用すること。
機動 - 部隊の位置を変更すること。敵を発見してから行う接敵機動と敵と交戦を始めてから行う戦場機動がある。
展開 - 艦隊の序列を状況に応じて変更するための運動。
追撃・退却 - 追撃とは退却する敵に対するさらなる攻撃、退却とは戦闘で劣勢に置かれて行う後退。
小破・中破・大破 - 小破とは相当な時間を要せず整備部隊が修理出来る程度の損傷。中破とは相当な時間を要する程度の損傷。大破は整備部隊では修理不可能な程度の損傷。
基地 - 部隊を支援するための根拠地。戦時において外国に設置する前進基地などがある。
*原則
海戦術の原則論には陸軍の戦術と共通しているという立場と共通していないという立場がある。現在までに以下のような原則が論じられている。
18世紀のロシア海軍黒海艦隊司令官フョードル・ウシャコフは海戦術の原則を論じている。
敵兵力の一部に自己の全戦力を集中すること。予期していない行動は敵の撃破にとって大きな価値があること。損傷した艦船には積極的な支援が必要であること。
19世紀のアメリカ海軍のアルフレッド・セイヤー・マハンは『海上権力史論』において海軍戦略などを包括した理論体系を構築しただけでなく、海戦術の原則についても考察した。これには陸軍戦術について考察したジョミニの理論と類似している。
*目標の原則、集中の原則
日本海軍の戦術学者秋山真之は戦史研究等から日本海軍の教義を研究開発した。
攻勢 - 戦勢は攻勢を維持して積極的に攻撃すること。
先制 - 敵よりも先んじて機動・攻撃すること。
集中 - 敵の一部を全戦力で攻撃すること。
決戦 - 決定的な戦果を求めて敵を撃滅すること。
天候・地形の利用 - 部隊の特性や戦い方に応じて天候・地形を十分に利用すること。
奇襲 - 敵の不意を突いて攻撃すること。
独断専行 - 部隊指揮官は状況に応じ、自己の任務と権限を考慮して適切な独断を行うこと。
勇断決行
*戦闘力
戦闘力とは戦力が持つ戦闘を遂行する能力であり、海戦術においては攻撃力、防御力、運動力、通信力の4要素からなり、それぞれ機力と術力の2つの側面を持つものとして考えることができる。機力とは物的な戦闘力の要素であり、術力とは人的な戦闘力の要素である。
攻撃力 - 艦艇または艦隊が攻撃を行う能力。火砲や水雷等の機力とそれらを操作する砲術や水雷術の術力から成る。
防御力 - 防御を行う能力。装甲や防水区画等の機力とダメージコントロールや戦闘準備等の術力から成る。
運動力 - 運動を行う能力。推進機関や航舵機関等の機力と運用術や機関術等の術力から成る。
通信力 - 情報伝達を行う能力。信号機や通信機等の機力と術力から成る。
軍艦では一般的に、攻撃・防御・運動・通信の基本的な比率が5:2:2:1であると秋山真之は論じている。戦闘力は概ね攻撃力に代表され、機力と術力の積で表す。例えば12門の砲と100発中20発の命中率(命中率20%)の攻撃力は240として考える。
*艦種
艦艇は海戦において戦闘単位であるが、その設計や装備から航空母艦、巡洋艦、駆逐艦、フリゲート、潜水艦等の艦種に分類され、さらに排水量によってその規模が区分される。以下にいくつか艦種をあげる。
航空母艦 - 航空機の離着陸が可能な滑走路を甲板上に備えて航空作戦の支援が可能な艦艇を指す。
潜水艦 - 潜行することが可能な艦艇を指す。
戦艦 - 基準排水量が一般的な巡洋艦よりも大きい艦艇を指す。歴史的には19世紀以降に強力な火砲を装備した大規模な艦艇であったが、航空母艦の出現に伴う海戦術の変化によって現代では建艦されていない。
巡洋艦 - 基準排水量が概ね20,000トン以下の艦艇を指す。歴史的にはフリゲートに装甲を備えた装甲フリゲートであったが、19世紀には遠洋航海に適した艦艇として発展した。
駆逐艦 - 基準排水量が概ね8,000トン以下の艦艇を指す。歴史的には水雷艇を駆逐する艦艇であったが、現代では対空・対潜戦闘の装備を持つ汎用的な艦艇となっている。
フリゲート - 基準排水量が概ね5,000トン以下の艦艇を指す。歴史的には軽量で快速な艦艇をフリゲートとしていた。
コルベット - 基準排水量が概ね1,000トン以下の艦艇を指す。歴史的には沿岸警備等の目的で用いられる小型の艦艇を指し、第二次世界大戦後でもミサイル、魚雷、爆雷等を装備したコルベットが建造されている。
戦艦、巡洋艦、駆逐艦、フリゲート、コルベットの区別は明瞭な定義に基づいたものではなく、時代によってもその内容や名称は大きく異なる。
作戦部隊は以上の中でも航空母艦あるいは巡航ミサイルを装備した大型の巡洋艦(時代によっては戦艦)を中心として巡洋艦、駆逐艦、フリゲート、潜水艦、掃海艇、航空機などで編成される。また基地から遠く離れて活動する外洋艦隊は洋上補給兵力である給油艦、給兵艦、工作艦などを艦隊に加え、これらを通じて基地からの後方支援を受けて作戦行動を行うことが出来るようになっている。これらは対空・対艦・対潜能力を有機的に結合させうる航行序列で航行するように努め、また艦艇によって最高速力は異なるので陣形に乱れが生じないように使用速力を最も遅い艦艇の速力で統一する。
今回はここまでとします。
言葉集め、です……今回は数字関連で ( No.60 )
- 日時: 2017/08/27 22:39
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: RZAgY/8I)
最近、嵌ってるんですよね言葉集め。
それというのも、自分のボキャブラリティの貧困さが恨めしいからですが……何歳になっても人間勉強ですね。
今更になって思い知ります。
今回は題名の通りです。まぁ、その一って所ですね。
*先ずは、スタンダート。四文字熟語
あ
悪戦苦闘(あくせんくとう)悪口雑言(あっこうぞうごん)暗中模索(あんちゅうもさく)
い
意気消沈(いきしょうちん)意気揚々(いきようよう)異口同音(いくどうおん)以心伝心(いしんでんしん)一意専心(いちいせんしん)
一日千秋(いちにちせんしゅう)一部始終(いちぶしじゅう)一別以来(いちべついらい)一網打尽(いちもうだじん)一望千里(いちぼうせんり)
一攫千金(いっかくせんきん)一喜一憂(いっきいちゆう)一気呵成(いっきかせい)一騎当千(いっきとうせん)一挙一動(いっきょいちどう)
一挙両得(いっきょりょうとく)一刻千金(いっこくせんきん)一視同仁(いっしどうじん)一触即発(いっしょくそくはつ)
一進一退(いっしんいったい)一朝一夕(いっちょういっせき)一長一短(いっちょういったん)意味深長(いみしんちょう)
因果応報(いんがおうほう)
う
有為転変(ういてんぺん)右往左往(うおうさおう)右顧左眄(うこさべん)有象無象(うぞうむぞう)雲散霧消(うんさんむしょう)
え
栄枯盛衰(えいこせいすい)永久不変(えいきゅうふへん)
お
岡目八目(おかめはちもく)
か
佳人薄命(かじんはくめい)花鳥風月(かちょうふうげつ)我田引水(がでんいんすい)感慨無量(かんがいむりょう)
勧善懲悪(かんぜんちょうあく)完全無欠(かんぜんむけつ)
き
危機一髪(ききいっぱつ)起死回生(きしかいせい)疑心暗鬼(ぎしんあんき)奇想天外(きそうてんがい)
喜怒哀楽(きどあいらく)牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)驚天動地(きょうてんどうち)玉石混交(ぎょくせきこんこう)
虚心坦懐(きょしんたんかい)
け
堅忍不抜(けんにんふばつ)
こ
行雲流水(こううんりゅうすい)広大無辺(こうだいむへん)荒唐無稽(こうとうむけい)公平無私(こうへいむし)
公明正大(こうめいせいだい)国際親善(こくさいしんぜん)古今東西(ここんとうざい)故事来歴(こじらいれき)
五臓六腑(ごぞうろっぷ)五里霧中(ごりむちゅう)言語道断(ごんごどうだん)
さ
才色兼備(さいしょくけんび)三寒四温(さんかんしおん)山紫水明(さんしすいめい)
し
自画自賛(じがじさん)自給自足(じきゅうじそく)四苦八苦(しくはっく)試行錯誤(しこうさくご)自業自得(じごうじとく)
七転八倒(しちてんばっとう)
質疑応答(しつぎおうとう)質実剛健(しつじつごうけん)弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)縦横無尽(じゅうおうむじん)
十人十色(じゅうにんといろ)熟読玩味(じゅくどくがんみ)取捨選択(しゅしゃせんたく)枝葉末節(しようまっせつ)
支離滅裂(しりめつれつ)心機一転(しんきいってん)神出鬼没(しんしゅつきぼつ)針小棒大(しんしょうぼうだい)
人跡未踏(じんせきみとう)
せ
晴耕雨読(せいこううどく)青天白日(せいてんはくじつ)清廉潔白(せいれんけっぱく)切磋琢磨(せっさたくま)
絶体絶命(ぜったいぜつめい)前後不覚(ぜんごふかく)千載一遇(せんざいいちぐう)千差万別(せんさばんべつ)
前代未聞(ぜんだいみもん)千篇一律(せんぺんいちりつ)千変万化(せんぺんばんか)
そ
相互扶助(そうごふじょ)
た
大器晩成(たいきばんせい)大言壮語(たいげんそうご)泰然自若(たいぜんじじゃく)大胆不敵(だいたんふてき)
大同小異(だいどうしょうい)単刀直入(たんとうちょくにゅう)
ち
中途半端(ちゅうとはんぱ)昼夜兼行(ちゅうやけんこう)
つ
津々浦々(つつうらうら)
て
適材適所(てきざいてきしょ)徹頭徹尾(てっとうてつび)天衣無縫(てんいむほう)電光石火(でんこうせっか)
天真爛漫(てんしんらんまん)天変地異(てんぺんちい)
と
同工異曲(どうこういきょく)独立独歩(どくりつどっぽ)
な
内憂外患(ないゆうがいかん)難行苦行(なんぎょうくぎょう)南船北馬(なんせんほくば)
に
二者択一(にしゃたくいつ)二束三文(にそくさんもん)日進月歩(にっしんげっぽ)二六時中(にろくじちゅう)
ね
年年歳歳(ねんねんさいさい)
は
破顔一笑(はがんいっしょう)馬耳東風(ばじとうふう)八方美人(はっぽうびじん)半信半疑(はんしんはんぎ)
ひ
美辞麗句(びじれいく)表裏一体(ひょうりいったい)品行方正(ひんこうほうせい)
ふ
風光明媚(ふうこうめいび)不即不離(ふそくふり)不眠不休(ふみんふきゅう)付和雷同(ふわらいどう)粉骨砕身(ふんこつさいしん)
へ
平穏無事(へいおんぶじ)平身低頭(へいしんていとう)片言隻語(へんげんせきご)
ほ
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)本末転倒(ほんまつてんとう)
ま
満場一致(まんじょういっち)
む
無我夢中(むがむちゅう)無味乾燥(むみかんそう)無味無臭(むみむしゅう)無理算段(むりさんだん)無理難題(むりなんだい)
め
面目次第(めんぼくしだい)
も
門外不出(もんがいふしゅつ)
ゆ
有名無実(ゆうめいむじつ)油断大敵(ゆだんたいてき)優柔不断(ゆうじゅうふだん)
よ
用意周到(よういしゅうとう)
ら
乱筆乱文(らんぴつらんぶん)
り
利害得失(りがいとくしつ)離合集散(りごうしゅうさん)粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)了解事項(りょうかいじこう)
理路整然(りろせいぜん)臨機応変(りんきおうへん)
*うーん、この程度の四文字熟語だと調べるほどか、って感じがする。次はもう少し詳しく検索を掛けて調べましょうかね
*次は二のつく単語
・羽二重・九二一・四の二・修二会・秋二日・十二運・十二階
・黄道十二宮・冠位十二階・軽目羽二重・後宮十二司
*次は三のつく単語
・井桁三・一三昧・郭三界・久三郎・胸三寸・金泳三・五五三・五三日・呉三桂
・維新の三傑・一文字三光
・寛政の三奇人・寛政の三忠臣・寛政の三博士・儀同三司の母・義太夫・三味線・玉錦三右衛門・熊野三所権現・傾城歌三味線・傾城色三味線
*次の四のつく単語
・五四・口四・四阿・四愛・四悪・四位・四依・四囲・四夷・郭四筋・九六四・熊四手・犬四手・紺四郎・三四会・三四五
・四つの海・四つの時・四つの蛇・四つの緒
息切れしたので今回はこの辺で。とりあえず言葉集めはただ、検索掛けて、言葉集める集めて保存する感じです。
Re: 極楽浄土の幻想本舗 ( No.61 )
- 日時: 2017/08/27 22:55
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: RZAgY/8I)
*寿限無、寿限無ぅ。五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処。藪ら柑子の藪柑子。パイポ パイポ パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコ○ーのポンポコナーの長久命の長助♪
寿限無 早口言葉あるいは言葉遊びとして知られる古典的な噺であり、落語の前座噺である。上方落語では古くは別題を「長名」という。
*概要
生まれた子供がいつまでも元気で長生きできるようにと考えて、とにかく「長い」ものが良いととんでもない名前を付けた、という笑い話。縁起のいい言葉を幾つか紹介され、どれにするか迷った末に全部付けてしまった、という筋の場合もある。
生まれた子供にめでたい名前を付けようとして、お寺の和尚さん(人物が異なる場合もある)の所へ相談に行った父親は、和尚さんから色々と教えてもらったおめでたい言葉を、全て並べて子供の名前にしてしまう。子供はすくすく育って腕白小僧になる。近所の子供とけんかをし、殴られてこぶを作った子供が父親のところに言いつけに来る。やり取りの中で長い名前が繰り返されるうちに、こぶが引っ込んでしまった、というのがサゲ。
元々は「“子供が川に落ちた”という言葉を人々がやり取りするうちに、その長い名前が災いして助けが間に合わず溺れ死ぬ」という皮肉を含んだ話だったが、子供が死ぬという描写が時代に合わず改作が登場した。このような時代背景を鑑みた内容の変更は落語でも珍しいことではない。他にも「子供は大変な寝坊助であり、入学式の日に家族が名前を呼んでいるうちに、夏休みを迎えてしまう」という展開もある。
基本的には前座噺であり、噺の内容に興趣があるというよりも、暗記技術の練習、会話の間の取り方、人物の演じ分けなど、落語家の基礎訓練のためのものという色彩が濃い。しかし早口言葉の面白さがあり、前座噺のなかではよく知られたもののひとつである。プロの落語家にも、最初歩の練習として師匠からみっちりとこの噺を教え込まれたという者は多い。このような良く知られた前座噺を面白く聞かせるには、高度な技術が要求され、3代目桂春團治のように大看板が得意としたこともある。
*では、本題。噺家(はなしか)。落語家さんですね。
*落語とは
江戸時代の日本で成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種である。最後に「落ち(サゲ)」がつくことをひとつの特徴としてきた経緯があり、「落としばなし」略して「はなし」ともいう。「はなし」は「話」または「噺」とも表記する。
都市に人口が集積することによって市民・大衆のための芸能として成立した。成立当時はさまざまな人が演じたが、現在はそれを職業とする落語家によって演じられることが多い。
能楽や歌舞伎など他の芸能と異なり、衣装や道具、音曲に頼ることは比較的少なく、ひとりで何役も演じ、語りのほかは身振り・手振りのみで物語を進め、また扇子や手拭を使ってあらゆるものを表現する独特の演芸であり、高度な技芸を要する伝統芸能である。
概要
本来「落語」とは落語家が行う演目(ネタ)のなかでも滑稽を中心とし、落ち(サゲ)を持つ「落とし噺」(おとしばなし)のことを指したが、現在では人情噺・芝居噺・怪談噺をも含めた総称として用いられる。なお、「落語」という呼称の定着は明治に入ってからのことである。
落語は、凝った衣装や大がかりな舞台装置をなるべく使用せず、演じ手の技巧と聴衆の想像力で物語の世界が広がっていくという、きわめてシンプルで、また庶民にとっては身近な芸能として発展してきた。
落語の演じられる場所は、「寄席(よせ)」と呼ばれる常設館や一般のホールで演じられることが多いが、近年は若手による小さなライブもある。落語家の舞台のことを「高座(こうざ)」と呼ぶ。
*上方落語で使用される見台と膝隠
近世都市を中心に発展してきた落語には、大きく江戸落語と上方落語の流れがあり、両者には、演目の内容や落ち(サゲ)、小道具、また慣習などに違いがある。同名の演目でも舞台となる地名を変えたり、サゲが同じでも途中の演出を変えたりする場合がある。
上方落語だけに使われる道具として「見台」・「小拍子」・「膝隠」がある。見台とは演者が前に置く小型の机、小拍子とは小さな拍子木、膝隠しは低い衝立である。小拍子で見台を打ち鳴らすことによって場面転換をおこなったりする。
また、上方落語独特の演出方法に「はめもの」があり、これは、噺の途中に入れる一種の効果音である。江戸・上方相互の交流は古くからさかんであった半面、地域性もまた現在に至るまで根強くのこっている。
世界的には、中国の話芸である「相声」のうち単口相声に形態が類似している。
*歴史
おもしろみのある話の源流は『竹取物語』、または『今昔物語』や『宇治拾遺物語』に収められた説話にまでさかのぼる。
滑稽な話を集めた本の元祖としては、京都誓願寺の安楽庵策伝が京都所司代の板倉重宗に語った話をもとに作られたという元和9年(1623年)の『醒睡笑』が挙げられる。浄土宗の説教師であった策伝は御伽衆として大名の話し相手となり、「落とし噺」の名手であるばかりではなく、文人であり茶人でもあった。
策伝の著した『醒睡笑』は、幼少時から聞き覚えた話を集めた全8冊から成る笑話集で、収載された話は約1,000話におよんでいる。収載された話は最後に落ち(サゲ)がついており、策伝はこの形式で説教をしていたと考えられている。『醒睡笑』には現在の小咄(短い笑い話)もみられ、また、この本に収載された話を元にして『子ほめ』『牛ほめ』『唐茄子屋政談』『たらちね』など現在でも演じられるはなしが生まれているところから、策伝は「落語の祖」といわれる。
なお、豊臣秀吉の茶話相手として近侍した御伽衆の一人、曽呂利新左衛門も噺家の祖といわれることもあるが、この人物の実在性については疑いがもたれている。
*噺家のはじまり
落語はもともと「落とし噺」といい、落ちのある滑稽なものを指した。
元禄期、京都では露の五郎兵衛が四条河原や北野などの大道(だいどう)で活躍した。これを「辻噺」といい、これを行った人々を「噺家」といい、落語家の始まりとされる。五郎兵衛が机のような台に座って滑稽な話をし、ござに座った聴衆から銭貨を得るというものであった。五郎兵衛は、後水尾天皇の皇女の御前で演じたこともあった。
少し遅れて大坂に米沢彦八が現れて人気を博した。彦八は生玉神社の境内で小屋掛けの辻噺をおこない、名古屋でも公演した。『寿限無』の元になる話を作ったのが、この初代彦八であるといわれており、彼の出身地の大阪市では毎年9月に「彦八まつり」がおこなわれるほど上方演芸史において重要人物であるとされる。
同じころ、江戸の町では大坂出身の鹿野武左衛門が芝居小屋や風呂屋に呼ばれ、あるいは酒宴など、さまざまな屋敷に招かれて演じる「座敷噺」(「座敷仕方咄」)を始め、これが講談と並び評判となった。
時期をほぼ同じくして三都で活躍した上記3名は、いずれも不特定多数の観客から収入を得ていることから後世では噺家の祖とされる。ただし、江戸の武左衛門が些細なことから流罪に処せられたことから、江戸の「座敷噺」人気は下火となった。
なお、上方落語では今日「見台(けんだい)」という小型の机を用い、小拍子で打ち鳴らして音をたてる演出がある。これは京・大坂での大道芸として発展した「辻噺」の名残りといわれている。噺を聞く事が目的でない通行人の客足をとめるため、喧騒に負けず目立つ必要があったためと考えられている。さらには上方言葉で聞き手に語りかけ、旺盛なサービス精神で愛嬌を振るまうなどの親近感を出すための多彩な工夫も特徴とされる。
対して江戸落語(その後の東京落語)は、屋内でもともとは少人数を相手にした噺であり、噺家も聞き手に遠慮せず簡潔とすることが粋(いき)とされた背景が特徴とされる。
*寄席の成立
上方における唯一の定席・天満天神繁昌亭。18世紀後半になると、上方では雑俳や仮名草子に関わる人々が「咄(はなし)」を集め始めた。幕臣であった木室七右衛門(白鯉館卯雲)は京はじめ各地で滑稽な話を収集して、狂歌師としてばかりではなく噺本作者としても活動し、広敷の番頭にまで出世した。
こうしたなか、天明(1781年 - 1789年)から寛政年間(1789年 - 1801年)にかけて、江戸では再び落語の流行がみられた。大工職人を本業としながらも、狂歌師や戯作者としても活躍した烏亭焉馬(初代)は天明6年(1786年)、江戸で新作落とし噺の会を主催して好評を博した。その後、料理屋の2階などを会場として定期的に開かれるようになり、江戸噺は活況を呈するようになった。焉馬はこれにより江戸落語中興の祖と称される。
寛政に入ると、大都市となった江戸では浄瑠璃や小唄・軍書読み・説教などが流行し、聴衆を集めて席料をとるようになった。これは「寄せ場」「寄せ」と称され、現在の寄席の原型となった。寛政3年(1791年)に大坂の岡本万作が江戸におもむき、神田に寄席の看板をかかげて江戸で初めて寄席興行をおこない、寄席色物が登場した。落とし噺の分野では、寛政10年(1798年)、江戸の櫛職人だった初代三笑亭可楽が下谷(現台東区)で寄席をひらいた。
可楽の寄席興行そのものは必ずしも成功しなかったが、「謎解き」や、客が出した3つの言葉を噺の中にすべて登場させて一席にまとめる「三題噺」、さらに線香が1分(約3ミリメートル)燃え尽きるあいだに即興で短い落とし噺を演じる「一分線香即席噺」など趣向を凝らした名人芸で人気を得た。また、多数の優秀な門人を育成し、江戸における職業落語家の嚆矢となった。
一方、上方では松田彌助(初代)が職業落語家のはしりであり、その門下からは松田彌七・2代目松田彌助・初代桂文治があらわれた。寛政6年(1794年)頃から活動を始めた初代文治(伊丹屋惣兵衛)は、大坂の坐摩神社境内に初めて常設の寄席を設けて興行したと記録されており、上方落語中興の祖と称されると同時に上方寄席の開祖でもある。また、当時さかんであった素人による座敷での素噺に対抗して、鳴物入り・道具入りの芝居噺を創作した。文治もまた、多数の優秀な門人を育て、桂派の祖となった。
今回はこの辺で。
立てば芍薬座れば牡丹 ( No.62 )
- 日時: 2017/09/14 21:58
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: csmYAWzU)
*歩く姿は百合の花、と続きます。
【意味】 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花とは、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。
【立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花の解説】
【注釈】 芍薬も牡丹も共に美しい花で、百合は清楚な花であることから、美人の姿や振る舞いを花に見立てて形容することば。
芍薬はすらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせ、牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつける。百合は風を受けて揺れるさまが美しい。
これらのことから、芍薬は立った見るのが一番美しく、牡丹は座って見るのが一番美しく、百合は歩きながら見るのが一番美しいという説がある。
また、芍薬はまるで美しい女性が立っている姿のよう、牡丹は美しい女性が座っているよう、百合は美しい女性が歩く姿のようだなど、諸説ある。
単に「立てば芍薬座れば牡丹」とも、「立てば芍薬居(とと)すりゃ牡丹歩く姿は百合の花」ともいう。
*えぇ、女なら一度はこんな風に例えられてみたいものですね♪
ではでは、本題です。今回は、花! まずはオーソドックスに花言葉でも行きましょうか!
男の子は馴染みないかなぁ? 告白の言葉に花言葉なんて添えてみると格好いいって思います!
*では花言葉一覧、です! 流石に全部ではないけど、調べられたものを!
アイ 美しい装い、あなた次第
アイビー 永遠の愛、友情、不滅、結婚、誠実
アイリス / アヤメ よい便り、メッセージ、希望
アカネ 私を思って、媚び
アガパンサス 恋の訪れ、ラブレター、知的な装い
アカンサス 芸術、技巧
アサガオ はかない恋、固い絆、愛情
アザミ 独立、報復、厳格、触れないで
アザレア 節制、禁酒、恋の喜び
アジアンタム 天真爛漫、繊細
アジサイ 移り気、冷淡、辛抱強さ、冷酷、無情、高慢
アスチルベ 恋の訪れ、自由
アセビ 犠牲、献身、あなたと二人で旅をしましょう
アネモネ はかない恋、恋の苦しみ、見捨てられた、見放された
アベリア 強運、謙虚、謙譲
アマリリス 誇り、おしゃべり、輝くばかりの美しさ
アヤメ / アイリス よい便り、メッセージ、希望
アリウム 深い悲しみ、正しい主張
アルストロメリア 持続、未来への憧れ、エキゾチック
アロエ 苦痛、悲嘆
アングレカム 祈り、いつまでもあなたと一緒
アンスリウム 煩悩、恋にもだえる心
アンズ 臆病な愛、乙女のはにかみ、疑い、疑惑
イカリソウ 君を離さない、旅立ち
イキシア 誇り高い、秘めた恋、団結
イチゴ 尊重と愛情、幸福な家庭、先見の明、あなたは私を喜ばせる
イチョウ 荘厳、長寿、鎮魂
イヌサフラン(コルチカム) 私の最良の日々は過ぎ去った、危険な美しさ
イベリス 心をひきつける、初恋の思い出、甘い誘惑
インパチェンス 鮮やかな人、強い個性
ウツギ 秘密、古風
ウメ 高潔、忠実、忍耐
エゾギク(アスター) 変化、追憶、同感、信じる恋
エーデルワイス 大切な思い出、勇気
エニシダ 謙遜、卑下、清潔
エリカ 孤独、寂しさ、博愛、良い言葉
オオイヌノフグリ 忠実、信頼、清らか
オキナグサ 清純な心、告げられぬ恋、何も求めない、裏切りの恋
オジギソウ 繊細な感情、感受性、敏感
オシロイバナ 臆病、内気、恋を疑う
オダマキ 愚か
オトギリソウ 迷信、敵意、秘密、恨み
オーニソガラム 純粋、才能
オミナエシ 美人、はかない恋、親切
オリーブ 平和、知恵
オレンジ 純粋、愛らしさ、結婚式の祝宴
オンシジューム 可憐、一緒に踊って
か~こ
カエデ / モミジ 大切な思い出、美しい変化、遠慮
ガザニア あなたを誇りに思う、きらびやか、潔白
ガジュマル 健康
カスミソウ 清らかな心、無邪気、親切、幸福
カタクリ 初恋、寂しさに耐える
カタバミ 喜び、輝く心、母のやさしさ
カトレア 優美な貴婦人、成熟した大人の魅力、魔力、魅惑的
カーネーション 無垢で深い愛
ガーベラ 希望、常に前進
ガマズミ 結合、私を無視しないで
カモミール 逆境に耐える、逆境で生まれる力
カラー 華麗なる美、乙女のしとやかさ、清浄
カラスウリ よき便り、誠実、男ぎらい
カランコエ 幸福を告げる、たくさんの小さな思い出、あなたを守る、おおらかな心
カリン 豊麗、唯一の恋
カルミア 優美な女性、大きな希望、野心
カンナ 情熱、快活、永遠、妄想
カンパニュラ 感謝、誠実、節操
キキョウ 永遠の愛、誠実、清楚、従順
キク 高貴、高潔、高尚
キバナコスモス 野性的な美しさ
ギボウシ 沈静
キョウチクトウ 注意、危険、用心
キリ 高尚
キンギョソウ おしゃべり、でしゃばり、おせっかい、推測ではやはりNO
キンセンカ 別れの悲しみ、悲嘆、寂しさ、失望
キンモクセイ 謙虚、気高い人
グズマニア 理想の夫婦、情熱
クチナシ とても幸せです、喜びを運ぶ、洗練、優雅
グラジオラス 密会、用心、思い出、忘却、勝利
クリスマスローズ 私の不安をやわらげて、慰め、中傷
クルクマ あなたの姿に酔いしれる
クレオメ 秘密のひととき、あなたの容姿に酔う
クレマチス 精神の美、旅人の喜び、策略
グロキシニア 華やかな日々、艶麗、媚態
クロッカス 青春の喜び、切望
クローバー 私を思って、幸運、約束、復讐
クロユリ 恋、呪い
グロリオサ 栄光、勇敢
クンシラン 高貴、誠実、情け深い
ケイトウ おしゃれ、気取り、風変わり
ゲッカビジン はかない美、はかない恋、あでやかな美人
ゲッケイジュ 栄光、勝利、栄誉
コウテイダリア 乙女の真心、乙女の純潔
コスモス 乙女の真心、調和、謙虚
コチョウラン 幸福が飛んでくる、純粋な愛
コデマリ 優雅、上品、友情
コブシ 友情、友愛、愛らしさ
ゴボウ 私にさわらないで、しつこくせがむ、用心、いじめないで
コリウス かなわぬ恋、善良な家風、健康
コルチカム(イヌサフラン) 私の最良の日々は過ぎ去った、危険な美しさ
さ~そ
サイネリア(シネラリア) いつも快活、喜び
サギソウ 清純、繊細、夢でもあなたを想う
サクラ 精神の美、優美な女性
サクラソウ 初恋、憧れ、純潔
ザクロ 円熟した優雅さ
サザンカ 困難に打ち克つ、ひたむきさ
サツキ 節制
サフラン 歓喜、過度をつつしめ、濫用するな
サボテン 燃える心、偉大、暖かい心、枯れない愛
サルスベリ 雄弁、愛嬌、不用意
サルビア 尊敬、知恵、良い家庭、家族愛
サンザシ 希望、慎重
サンダーソニア 望郷、祈り、愛嬌
シオン 追憶、君を忘れない、遠方にある人を思う
ジギタリス 不誠実、熱愛
シクラメン 遠慮、気後れ、内気、はにかみ
ジニア 不在の友を思う、注意を怠るな
シネラリア(サイネリア) いつも快活、喜び
シバザクラ 合意、一致、臆病な心
シャガ 反抗、友人が多い
シャクナゲ 威厳、荘厳、危険
シャクヤク 恥じらい、はにかみ、謙遜
シャコバサボテン 一時の美、美しい眺め
ジャスミン 愛想のよい、優美、愛らしさ、官能的
シュウカイドウ 恋の悩み、片想い
シュウメイギク 薄れゆく愛、忍耐
シルクジャスミン 純真な心
ジンチョウゲ 栄光、不死、不滅、永遠
シンビジウム 飾らない心、素朴、高貴な美人、華やかな恋
スイカズラ 愛の絆、献身的な愛
スイセン うぬぼれ、自己愛
スイートアリッサム 優美、美しさに優る価値
スイートピー 門出、別離、ほのかな喜び、優しい思い出
スイレン 清純な心、信頼、信仰
スカビオサ 不幸な愛、私はすべてを失った
スズカケノキ(プラタナス) 天才、好奇心
ススキ 活力、心が通じる
スズラン 再び幸せが訪れる、純粋、純潔、謙遜
スターチス 変わらぬ心、途絶えぬ記憶
ストック 永遠の美、愛情の絆、求愛
ストレリチア 気取った恋、恋する伊達者
スノードロップ 希望、慰め
スノーフレーク 純粋、純潔、汚れなき心、皆をひきつける魅力
スパティフィラム 上品な淑女、清らかな心
スミレ 謙虚、誠実、小さな幸せ
ゼフィランサス 汚れなき愛、便りがある、期待
ゼラニウム 尊敬、信頼、真の友情
セリ 清廉で高潔、貧しくても高潔
セントポーリア 小さな愛
センニチコウ 色あせぬ愛、不朽
一旦区切りますね
ノコギリソウの剣で ( No.63 )
- 日時: 2017/09/14 22:04
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: csmYAWzU)
続きです!
た~と
タイサンボク 前途洋洋、壮麗
タイム 勇気、活動力
タケ 節度、節操のある
タチアオイ 大望、野心、豊かな実り、気高く威厳に満ちた美
ダチュラ 愛嬌、偽りの魅力
ダリア 華麗、優雅、気品、移り気、不安定
タンポポ 愛の神託、神託、真心の愛、別離
チューベローズ 危険な快楽
チューリップ 思いやり
ツキミソウ 無言の愛情、移り気
ツツジ 節度、慎み
ツバキ 控えめな優しさ、誇り
ツユクサ なつかしい関係
デイジー 純潔、美人、平和、希望
ディモルフォセカ 富、豊富
デルフィニウム 清明
デンドロビウム(デンファレ) わがままな美人
ドクダミ 野生、白い追憶
ドウダンツツジ 上品、節制
トケイソウ 聖なる愛、信仰、宗教的熱情
ドラセナ 幸福
トリカブト 騎士道、栄光、人嫌い、厭世家、復讐
トリトマ 恋するつらさ、あなたを思うと胸が痛む
トルコキキョウ すがすがしい美しさ、優美、希望
トレニア ひらめき、愛嬌
な~の
ナシ 愛情
ナスタチウム 愛国心、勝利、困難に打ち克つ
ナズナ あなたに私のすべてを捧げます
ナデシコ 大胆、純愛、貞節
ナナカマド 慎重、賢明、私はあなたを見守る
ナノハナ 快活、明るさ
ナンテン 私の愛は増すばかり、良い家庭
ニゲラ 当惑、ひそかな喜び
ニチニチソウ 楽しい思い出
ニッコウキスゲ 日々あらたに、心安らぐ人
ニリンソウ 友情、協力、ずっと離れない
ネジバナ 思慕
ネムノキ 歓喜、胸のときめき
ネモフィラ どこでも成功、可憐、あなたを許す
ネリネ また会う日を楽しみに、忍耐、箱入り娘
ノウゼンカズラ 名声、名誉
ノコギリソウ 戦い、勇敢、治癒
ノースポール 誠実、冬の足音、高潔
は~ほ
パイナップル あなたは完全です
ハイビスカス 繊細な美、新しい恋
ハギ 思案、内気、柔軟な精神
パキラ 快活、勝利
ハス 清らかな心、神聖、離れゆく愛、雄弁
ハナズオウ 裏切り、不信仰
ハナニラ 悲しい別れ
ハナミズキ 永続性、返礼、私の想いを受けてください
バーベナ 魔力、魅力
ハボタン 祝福、物事に動じない、利益
ハマナス 悲しくそして美しく
バラ 愛、美
ハルジオン 追想の愛
パンジー もの思い、私を思って
ヒイラギ 用心深さ、先見の明、保護
ヒガンバナ 悲しき思い出、あきらめ、独立、情熱
ヒソップ 清潔、浄化
ヒペリカム きらめき、悲しみは続かない
ヒマワリ 私はあなただけを見つめる、愛慕、崇拝
ヒメジョオン 素朴で清楚
ヒメユリ 誇り
ヒヤシンス スポーツ、ゲーム、遊び、悲しみを超えた愛
ヒルガオ 絆、友達のよしみ、情事
フウセンカズラ 一緒に飛びたい
フクシア つつましい愛、信じる愛
フクジュソウ 幸せを招く、永久の幸福、悲しき思い出
ブーゲンビリア 情熱、あなたは魅力に満ちている、あなたしか見えない
フジ 優しさ、歓迎、決して離れない、恋に酔う
フジバカマ ためらい、遅れ
ブバルディア 交流、親交、情熱
フヨウ 繊細な美、しとやかな恋人
ブライダルベール 幸福、願い続ける
プラタナス(スズカケノキ) 天才、好奇心
フリージア あどけなさ、純潔、親愛の情
プリムラ 青春のはじまりと悲しみ、青春の恋
ブルースター 幸福な愛、信じあう心
ブルーデイジー 恵まれている、幸福、協力
ブルーベリー 実りのある人生、知性
ブルーベル 謙遜、変わらぬ心
プルメリア 気品、恵まれた人、日だまり、内気な乙女
フロックス 合意、一致
ヘクソカズラ 人嫌い、誤解を解きたい、意外性のある
ベゴニア 片想い、愛の告白、親切、幸福な日々
ペチュニア あなたと一緒なら心がやわらぐ、心のやすらぎ
ベニバナ 化粧、装い、包容力
ヘリオトロープ 献身的な愛、夢中、熱望
ヘリコニア 注目、風変わりな人
ベルフラワー 感謝、誠実、楽しいおしゃべり
ベロニカ 忠実、名誉
ベンジャミン 融通のきく仲間、信頼
ペンステモン あなたに見とれています
ペンタス 希望がかなう、願い事
ポインセチア 祝福、幸運を祈る、私の心は燃えている、清純
ホウセンカ 私に触れないで、短気
ホオズキ 偽り、ごまかし
ボケ 平凡、早熟、先駆者
ボダイジュ 夫婦愛、結婚
ホタルブクロ 忠実、正義
ボタン 風格、富貴、恥じらい、人見知り
ポーチュラカ いつも元気
ホテイアオイ 揺れる心、恋の悲しみ
ホトケノザ 調和、輝く心
ポトス 長い幸、永遠の富、華やかな明るさ
ホトトギス 永遠にあなたのもの、秘めた意志
ポピー いたわり、思いやり、恋の予感、陽気で優しい
ホワイトレースフラワー 可憐な心、細やかな愛情、感謝
ま~も
マーガレット 恋占い、真実の愛、信頼
マツ 不老長寿、哀れみ、同情
マツバボタン 無邪気、可憐
マトリカリア 鎮静、集う喜び
マリーゴールド 嫉妬、絶望、悲しみ
マンサク 呪文、魔力、霊感、ひらめき
ミズバショウ 美しい思い出
ミスミソウ(ユキワリソウ) 自信、はにかみ屋
ミモザアカシア 秘密の恋、友情
ミヤコワスレ しばしの慰め、別れ
ミント 美徳、効能
ムクゲ 信念、新しい美
ムスカリ 失望、失意
ムラサキツユクサ 尊敬しているが恋愛ではない
モクレン 自然への愛、崇高、持続性
モモ 私はあなたのとりこ、天下無敵、気立ての良さ
モンステラ うれしい便り、壮大な計画、深い関係
や~よ
ヤグルマギク 繊細、優美、教育、信頼
ヤドリギ 私にキスして、困難に打ち克つ
ヤナギ 従順、自由
ヤブラン 隠された心、忍耐
ヤマブキ 気品、崇高、金運
ユウガオ 夜、はかない恋、罪
ユーカリ 新生、再生、思い出
ユキノシタ 深い愛情
ユキヤナギ 愛らしさ、気まま、殊勝
ユキワリソウ(ミスミソウ) 自信、はにかみ屋
ユズ 健康美、汚れなき人、恋のため息
ユリ 純粋、無垢、威厳
ら~ろ
ライラック 思い出、友情、謙虚
ラナンキュラス とても魅力的、晴れやかな魅力、光輝を放つ
ラベンダー 沈黙、私に答えてください、期待、不信感、疑惑
ラン 美しい淑女、優雅
ランタナ 心変わり、合意、協力、厳格 詳細
リナリア この恋に気づいて
リンゴ 優先、好み、選択
リンドウ 悲しんでいるあなたを愛する、正義、誠実 詳細
ルドベキア 正義、公平、あなたを見つめる
ルピナス 想像力、いつも幸せ、貪欲、あなたは私の安らぎ
ルリタマアザミ 鋭敏、傷つく心
レモン 誠実な愛、思慮分別
レンギョウ 期待、希望、集中力
レンゲソウ あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ、心がやわらぐ
ロウバイ ゆかしさ、慈しみ、先導、先見
ローダンセ 変わらぬ思い、終わりのない友情
ロベリア 悪意、謙遜
わ
ワイルドストロベリー 尊重と愛情、幸福な家庭、無邪気
ワスレナグサ 真実の愛、私を忘れないで
ワレモコウ 変化、もの思い、愛慕
どうでしたでしょうか? 意外な花言葉も多かったのではないですかね? そもそも、○○ってなんだよとか、それとそれが同居するってどういうことだよって、結構思いますよねぇ♪
反対に感じる言葉同士を包括していたり。
Re: 極楽浄土の幻想本舗 ( No.64 )
- 日時: 2017/09/14 22:16
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: csmYAWzU)
*花鳥諷詠とは、移ろう自然をただ無心に、客観的に詠むことである。
ホトトギス派という方々の基本理念らしいです。
まぁ、花言葉を先にちょっと書いたので、今度はその花についてなど少しと思いまして。まぁ、高校生レベルとかの知識がほとんどな感じになりそうですが(苦笑
ちなみに題名に選んでいる四文字熟語とか諺は私が好きなものです。どうでもいいですね(苦笑
*花とは
華とも書く。花卉-かき=漢字制限のため、「花き」と書かれることが多い)とは植物が成長してつけるもので、多くは綺麗な花びらに飾られる。花が枯れると果実ができて、種子ができる。多くのものが観賞用に用いられる。生物学的には種子植物の生殖器官である。また、植物の代表的器官として、「植物(種)」そのものの代名詞的に使われることも多い。なお、植物の花を生花(せいか)、紙や布・金属などで作られた花を造花(ぞうか)という。
*花の定義
花は雌蕊や雄蕊を含む(ないものもある)、一個の有限の茎頂に胞子葉(花葉)と不稔の付属物などから構成された、種子植物の生殖器官である。
しかし、その厳密な定義については複数の考え方が存在する。
1.被子植物の生殖器官を花とする考え方
2.胚珠のある生殖器官を花とする考え方(被子植物と裸子植物)
3.生殖器官が密集したものを花とする考え方
花は、胞子葉が枝先に固まった構造から生じたと見られるが、この意味を広く考えれば、普通の被子植物の花以外に、裸子植物における松ぼっくりなどの元になる構造や、さらにはスギナの胞子葉であるツクシのようなものまでが花と言えてしまう。2は、松ぼっくりまでは花だというもので、3は、ツクシも花だという立場と言える。
1はアメリカの研究者に多く、2はヨーロッパの研究者に多い。19世紀は3の考え方が主流だったが、現在では一番合理的とされる2が主流になりつつある。
*構造
花全体の構造は、1本の枝に、先端の方から大胞子葉、小胞子葉、不実の葉が並んだ構造が、ごく短くつまったものと見なせる。
典型的な花は、枝から伸びた柄の先につき、中心に雌蕊をもち、その周囲を雄蕊が囲む。その周囲には、花びらや萼などが配置する。雄蕊では花粉が作られ、雌蕊には胚珠が入っている。この両者の働きで種子が作られる。
裸子植物においては、雌雄異花が普通で、軸を中心に胞子葉由来の鱗片状の構造が並んだ形を取るのが普通である。
被子植物では、花びらや萼といった装飾的な構造が多数加わることが多い。したがって、その構造は中心に大胞子葉由来の雌蕊、その外側に小胞子葉由来の雄蕊、そしてその外側に葉由来の花弁、そして一番外側にやはり葉由来の萼が取り巻くという形になる。花弁、萼はまとめて花被と呼ばれる。ただし、すべての花がこのような構造を持っているわけではなく、花びらや萼などがない花も多い。特に、風媒花などでは、花びらの欠損や退化が見られるものが多い。イネ科の場合このような花を小穂という。
また、1つの花に雄蕊と雌蕊を備える花が多いが、どちらかだけを持つ、雌雄異花のものもある。雄蕊と雌蕊が両方備わっていても、片方が機能していない例や、どちらかが先に熟し、同時には熟さないようになっている例も多い。
花の配列状態を花序という。花序は花によって異なるが、ある一定の方式に沿って並ぶ。
苞は、花や花序の基部につく葉のことをいう。包葉ともいう。通常は、小型であるが花弁状になるものもある。
*花の進化
種子植物がシダ植物から進化するに伴い、雄蕊は小胞子のうをつける胞子葉が、雌蕊は大胞子のうをつける胞子葉が各々変化してできたと考えられる。また、花びら、萼も葉が起源のものと考えられる。
被子植物の花が、どのようにして進化したかについては、大きく2説がある。
1.1雄蕊1雌蕊1花被1の花を原始的なものと見なし、次第に複雑な構造のものが出現したとする説で、新エングラー体系の根拠となっている。
2.軸を中心に多数の雄蕊、雌蕊、花被が螺旋状に並んだ花を原始的なものと見なし、次第にその形が整理されてきたと見なすもので、クロンキスト体系はこれを基礎とする。
クロンキスト体系では、双子葉植物綱ではキク目を最も進化したものとし、単子葉植物綱ではラン目を最も進化したものとする。
*生殖様式
花粉により受粉をさせ、生殖を行う。受粉の様式は、花の構造により自家受粉と他家受粉に分けられる。通常、他家受粉が起きることが望ましいので、種類によっては自家受粉を妨げるような仕組みが見られる。例えば、雄蕊と雌蕊のどちらか先に成熟するようになっているのもそのひとつである。どちらが先かで雄性先熟または雌性先熟とよばれる。
また、花粉はそのままでは移動できないため、受粉を行うためには何らかの媒介が必要となる。おもに媒介者となるのは風と動物であり、風が媒介するものは風媒花と呼ばれる。動物が媒介するものはその媒介者によって虫媒花・鳥媒花・コウモリ媒花などに分かれる。動物媒の中では特に虫による媒介が多い。
最も古い媒介方式は風媒であるが、のちにより確実性の高まる動物媒が発展した。しかしながら冷帯地域においては単一樹種による樹林が多いことや媒介者となる動物の不足から、再び風媒に戻るものが多く、かなりの樹木が風媒花となっている。逆に媒介動物の多い熱帯地域においては動物媒が圧倒的で、熱帯樹木の95%を占める。
*花が美しいわけ
花は人目を引く魅力がある。一般的な概念の花は、それ以外の部分が緑などの地味な中にあって、それとは対照的に鮮やかな色合いの花弁などを並べてよく目立つようになっている。これは、そもそも花の存在が、他者の目を引くことを目的としているからである。ただし、本来はヒトの目ではなく、昆虫や鳥などの目を引くためのものである。顕著な例としてミツバチの可視領域は紫外線を含み、ミツバチの目で花を見ると蜜のある中央部が白く反射する花がある事などが知られる。これは、植物が固着性の生活様式を持つため、繁殖時の生殖細胞、具体的には花粉の輸送に他者の力を借りなければならない。被子植物の多くがその対象を昆虫や鳥などの小動物とし、彼らを誘うために発達した構造が美しい花びらで飾られた花である。
他方、無生物によって花粉を運搬する植物の花は目立つ必要がないため、花の色は地味なもので香りも弱い。現生の裸子植物は一部の例外を除くほとんど全てが風媒なので、花弁などを持たない。被子植物でもイグサ科やイネ科などは虫媒花から進化して二次的に風媒となったもので、イグサ科では花弁はあるが極めて地味になっており、イネ科では花弁は完全に退化し、開花時にも全く目立たない。
*花の色
花を発色させる色素は、開花時に細胞内部で酵素を用いた化学反応が起こり生成される。元来花の色は送粉者を惹きつけるために着けるもので、蕾の時には必要が無い。主な色素はフラボノイド・カロテノイド・ベタレイン・クロロフィルのグループであり、総数は数千にもなる。さらに水素イオン指数(pH)や存在するイオンの影響で色が変化する事もあり、多様な色で知られるアジサイの場合はアルミニウムイオン濃度で左右される。
色素が無い花びらは白く見える。花びらの材質は本来透明だが、中に気泡があるために白く見える。花びらが色素を持たないメカニズムには、作られた色素が別の酵素で破壊される場合と、色素を作る酵素の機能が阻害された場合がある。前者の例は白いキクで、花にはカロテノイドを分解する酵素が存在し、作られた色素が壊される。後者にはアサガオがあり、フラボノイドの一種アントシアニンを作る酵素のDNA内にトランスポゾンがあり色素生成を阻害する。
このトランスポゾンが開花中にDNA上の別な場所に移動すると酵素は色素を作れるようになる。これによって一つの花の中に色素がある細胞と無い細胞が混在し、アサガオの模様が作られる。トランスポゾンの動き方は一定ではなく、それぞれの頻度やタイミングによって花の模様が異なってくる。トランスポゾンを含むアサガオは江戸時代に偶然発見され、品種改良を経て広まった。
人工的に花の色を変える試みには、品種改良や遺伝子組み換え技術またはDNAを変質させる突然変異の利用などがある。品種改良では、色素を作る酵素が無かったり色素を破壊する酵素が存在するため、例えば青いバラや黄色いアサガオなどは作れない。他の花から色素をつくる酵素のDNAを組み入れる試みでは、青いバラが生産された例もあるが、pHなど他の条件が異なるため元の花と同じ発色は難しい。
星火燎原のダモクレイトス ( No.65 )
- 日時: 2017/09/14 22:27
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: csmYAWzU)
*星火燎原とは……
最初は小さい力のものが、成長して強大になり手に負えなくなること。
「星火」は星の光のように小さなもの。
「燎原」は広野を焼き払うこと。
反乱や一揆が次第に大きくなっていき、防げなくなることをたとえたもの。
今は遠く何光年彼方にある星の光のような小さな私だが、いつか必ず……絶対に! って、感じですね!
では、今回は、四文字熟語にちなんで、星……ではなく、もう少し大きい区分。星ももちろんこれに入る。
*天体
がテーマです。天文学、かなり好きなテーマなんですよ♪
*天体とは
宇宙空間にある物体のことである。宇宙に存在する岩石、ガス、塵などの様々な物質が、重力的に束縛されて凝縮状態になっているものを指す呼称として用いられる。
*惑星・準惑星・太陽系小天体
惑星は恒星の周りを公転する天体のうち、中心で核融合を起こすほどには質量が大きくなく、自分で光を放たない天体である。
ただし、太陽の周りを公転する天体については、重力平衡に達するのに十分な質量を持ち、かつ軌道上から他の天体を排除しているもののみが惑星である。
準惑星は太陽の周りを公転する天体のうち、重力平衡に達するのに十分な質量を持つが、軌道上から他の天体を排除していないものである。
太陽系小天体は太陽の周りを公転する天体のうち、重力平衡に達するのに十分な質量を持たないものである。
地球型惑星(岩石質惑星)
木星型惑星(巨大ガス惑星) 天王星型惑星(巨大氷惑星)
*準惑星 冥王星型天体(準惑星である太陽系外縁天体)
太陽系小天体 小惑星
彗星
太陽系外縁天体(冥王星型天体以外) エッジワース・カイパーベルト天体
散乱円盤天体
オールトの雲
*太陽系外惑星
惑星(など)のもととなった天体 原始惑星系円盤
微惑星
*衛星
衛星は、惑星、準惑星、太陽系小天体の周りを公転する天体である。衛星の周りを公転する天体は孫衛星とも呼ばれる。
月(地球)
フォボス(火星)
ダイモス(火星)
ガリレオ衛星(木星)
タイタン(土星)
小惑星の衛星
*恒星など
*恒星
恒星はガスが自己重力によって球状にまとまり、中心の核融合反応によってエネルギーを放出している天体である。 光度階級により、主系列星、準巨星、巨星、輝巨星、超巨星のように分類され、各階級は青いO型から赤いM型までOBAFGKMの順に分類される。
主系列星 O型主系列星
B型主系列星
A型主系列星
F型主系列星
G型主系列星 - 太陽はこの分類に含まれる
K型主系列星
赤色矮星
巨星 赤色巨星
青色巨星
超巨星 赤色超巨星
青色超巨星
*ウォルフ・ライエ星
コンパクト星白色矮星 黒色矮星 - 白色矮星は黒色矮星という状態になると推測されている
中性子星 パルサー
ブラックホール
その他原始星
褐色矮星
*変光星としての分類
変光星 食変光星
脈動変光星 はくちょう座α型変光星
ケフェイド変光星
こと座RR型変光星
たて座δ型変光星
爆発型変光星 おうし座T型星
閃光星
高光度青色変光星
激変星 新星
超新星 極超新星
連星、二重星
*星団
星団は恒星の集団である。
散開星団
球状星団
*星雲
星雲は星間ガスが濃く集まり、我々から観測できる状態にある天体である。
散光星雲 輝線星雲
反射星雲
暗黒星雲
惑星状星雲
超新星残骸
*銀河
銀河は数多く(典型的な銀河は数千億個)の恒星や星雲・惑星、星間ガスからなる天体である。
*形態による分類
円盤銀河(銀河系、アンドロメダ銀河などもこれに分類される) 渦巻銀河
棒渦巻銀河
楕円銀河
不規則銀河
レンズ状銀河
矮小銀河
*活動性を持つ銀河
活動銀河 クエーサー
電波銀河
セイファート銀河
スターバースト銀河
超高度赤外線銀河
*相互作用銀河
衝突・合体中のもの - アンテナ銀河、ステファンの五つ子など
相互作用の痕跡を持つもの - 車輪銀河など
*銀河団
銀河団は数百から数千個の銀河が重力的に束縛した状態にある天体である。
*超銀河団
超銀河団は複数の銀河団同士が重力で引き合ってできている大規模な天体である。
*その他
ガンマ線バースト
*起源となる天体が不明の天文現象・物質
暗黒物質(粒子の可能性も高いが、光らない天体の可能性もある)
以上、こんな感じです。耳慣れない単語の羅列といった感じで、興味をそそられるでしょう♪
ガンマ線バーストとかブラックホールとか、暗黒物質とか胸熱だよね!
遠くない将来それらについての記事も上げていくと思います!
アメシスト シリマナイト ラピスラズリ ( No.66 )
- 日時: 2017/09/16 20:24
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: G92U8PtY)
*何って? 好きな宝石の名前
まぁ、他にも一杯あるんだけどね。
花言葉をやったので他にも、○言葉みたいなのやりたいなぁと思って、石言葉を選んでみました♪
タネ言葉とか野菜言葉とか虫言葉とか鳥言葉とか星言葉とかも今後やりたいねぇ。
*石言葉
*あ行の宝石と石言葉
アイオライト 初めての愛
アクアマリン 聡明・勇敢・沈着
アゲット 勇気・行動力・成功
アズライト 尊厳・崇高・成長・瞑想
アパタイト やさしい誘惑
アマゾナイト 穏やかな心・精神力・気晴らし
アメシスト 決断・心の平和・調和
アレクサンドライト 秘めた思い
アンダルサイト 愛の予感
アンバー 歓喜・柔軟・創造
アンモライト 過去を手放す
インカローズ 情熱・優しさ・繊細・豊かな感受性
ウレキサイト 見通す心
エメラルド 安定・明晰・満足・喜び
オパール 創造・活力・純粋無垢
オブシディアン 集中・完璧・摩訶不思議
*か行の宝石と石言葉
ガーネット 生命力・活力・秘めた情熱
カイヤナイト 平安・従順・清浄
カルサイト 自信・活性・豊かな感受性
カルセドニー 達成・開放・冒険心
カーネリアン リラックス・落ち着き・精神バランス
クリスタル 純粋・明晰・完璧・沈着冷静
クリソプレーズ 休息・充足・心の平和
クリソコラ 調和・休息・安心感
クンツァイト 寛大・優しさ・自然の恵み
コーラル 威厳・成長・長寿
*さ行の宝石と石言葉
サファイア 高潔・深い海・崇高
サンストーン 恋のチャンス・輝き
ジェダイト 安定・平穏・忍耐・果報
ジェット 忘却・沈静
ジェード 知恵・名誉・安らぎ・富
シトリン 友情・初恋・甘い思い出
ジャスパー 自律・永遠の夢・判断力
ジルコン 穏やかな人間関係
スギライト 癒し・浄化・霊的能力
スフェーン 永久不変
スモーキークォーツ 不屈の精神・責任感
セレスタイト 清浄・浄化・博愛
ゾイサイト プライド・精力・子宝
ソーダライト 勇気・判断力・計画性
*た行の宝石と石言葉
ターコイズ 繁栄・成功・強運・開放
ダイオプサイド 道しるべ・信頼
タイガーズアイ 洞察力・富・高潔
ダイヤモンド 永遠の絆・純潔・永久不変
タンザナイト 誇り高き人・空想
チャロアイト 魅惑
トパーズ 希望・知性・繁栄
トリフェーン 優しさ・寛大
トルマリン 健やかな愛・落ち着き・開眼
*な行の宝石と石言葉
ネフライト 安定・平穏・慈悲
*は行の宝石と石言葉
パイライト 恋の戯れ・意識の高揚
パパラチア 慈愛・誠実
パール 純潔・健康・長寿・品格
ヒデナイト すがすがしさ・自然の恵み
ファイブロライト 警告
ブラックオパール 創造・活力
ブラッドストーン 堅固・勇気・献身
ベリル 幸福・永遠の若さ
フローライト 成功・気品・美徳
ヘマタイト 身代わり・生命力・秘めた思い
ペリドット 夫婦の幸福・信じる心
*ま行の宝石と石言葉
マラカイト 再会・繁栄・恋の成就
ムーンストーン 健康・長寿・富
モルガナイト 洞察力・統率力・チャーミング
*ら行の宝石と石言葉
ラピスラズリ 健康・愛・永遠の誓い
ラブラドライト 思慕・調和・記憶
ラリマー 安らぎ・平和
ルビー 威厳・優雅・愛の炎
ローズクォーツ 恋愛・繊細
生命と物質の狭間にて…… ( No.67 )
- 日時: 2017/09/17 19:05
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: PlMpTUOM)
そんな狭間の中に居る曖昧な存在を題材にした物語を書きたいと私は思って、「アーマーズ」の執筆を開始した気がする……
付喪神という種族の妖怪が居る日本において、悪くない題材だと思うのである。あらゆる物質には精神が宿るという考え、嫌いじゃないです。
とか言いながら、今回のはそういうのとは全く違うのですが。
今回の取材は「物質」、その解釈。
*物質
いわゆる「もの」のことで、生命や精神(心)と対比される概念。「生命の世界、物質の世界」などと使う。
(哲学)感覚によってその存在が認められるもの[1]。人間の意識に映じはするが、意識からは独立して存在すると考えられるもの。
(物理学)物体をかたちづくり、任意に変化させることのできない性質をもつ存在。空間の一部を占め、有限の質量をもつもの。
*概説
まず述べておかなければならないが、「matter(物質)」という概念は西洋での概念史を辿ってみると実は、あきれるほどの混乱を呈しており、学者ごとに主張はバラバラで、互いに矛盾するような説明に溢れており、それらのバラバラの見解がある一方向に向かってすっきり変化してきたわけでもない。
ハロルド・ジョンソンによると、古代ギリシャでは物質は「本質的に不活性なもの」と見なす人がいたが、ビュヒナーやマルクス主義では「運動や活動と一体で切り離せないもの(つまり活性のあるもの)」と見なした、 デカルトが「本質的に空間に延長する(空間を占める)もの」と見なしたのに対しライプニッツやボスコヴィチは物質を「延長の無い(空間を占めない)、エネルギーの中心」と見なしたし、バークリーやカントが物質を「本質的に理解不能のもの(あるいは不可知のもの)」と見なしたが、ホッブズは「哲学にとっての唯一な明瞭な根拠」と見なしたし、 デモクリトスが「その本質として永遠に現実的」と見なしたが、プラトンやヘーゲルは「可能態以上のものではありえないある種の存在」と見なした、といった具合である。
その混乱ぶりがあまりにひどいので、それらの概念の共通点を見つけて表現しようなどと考えてしまうと、反対の概念が山ほどあることを見落としてしまう危険があるし、また、ある概念を他の概念に比べて不当に扱ってしまうことになりかねないと、ハロルド・ジョンソンは指摘した。
現代でも物質というのは何か?というと、各専門ごとに次のように、著しく異なった説明(解釈)がなされている。(化学的に言うと)元素(原子)から構成される固体、液体あるいは気体の状態をとる存在を指す、ということになる。(「物質の元素は、さらに素粒子によって構成されている」などという解釈になる。)素粒子論では「素粒子の集まり」という解釈になる。相対性理論では「エネルギーの一形態」という解釈になり、量子論では「場」と説明される。
なお、物質はあくまで宇宙を構成する諸存在のうちの1つである。物質と対置される存在は「非物質」と呼ばれ、空間、時間、情報を始めとして、多数存在する。(それらについては本項ではこれ以上の説明は行わない。詳細は「存在」の項を参照のこと。)
*自然科学
ドルトンは原子説を提唱し、アボガドロは分子説を提唱した。
ラボアジェによる質量保存則の確立以来、質量が物質を特徴づける本質的な量と考えられるようになった。素粒子も質量をもつゆえに物質と考えられることになる。光や熱などのエネルギーは質量を持たず、物質とは別のものと考えられていたが、アインシュタインは相対性理論で、質量とエネルギーに等価性があるとして扱うことを提唱した。
物質は置かれた条件により種々の相転移を起こす。特に分子や原子が集まって構成された通常の物質は「物質の三態」(固体・液体・気体)と呼ばれる3つの状態をとる。次にこれらの状態変化を挙げる。
固体から液体への変化 融解 - 物性値:融点、凝固点
固体から気体への変化 昇華・気化
液体から固体への変化 凝固・固化
液体から気体への変化 蒸発・気化 - 物性値:沸点
気体から固体への変化 凝固・昇華
気体から液体への変化 凝縮・液化・凝結・結露
*物理学と化学
物理学(Physics)と化学(Chemistry)の境界は明確ではない。現代的自然科学の観点では、化学変化とは原子間の結合組み替えが起きる変化である。それに対して原子間の結合組み替えは起きない分子同士の位置変化のみによる変化が物理変化である。典型的な物理変化には、物体の変形、融解や蒸発などの状態変化がある。物理変化を引き起こす要因には力と熱があり、それぞれ力学と熱力学の対象である。多くの場合、化学変化は物理変化よりも大きなエネルギーを必要とする。化学変化は化学反応とも呼ばれる。
19世紀末に発見された放射能のような原子核反応、さらにその後発見された多数の素粒子相互の変換は化学変化よりも大きなエネルギーを必要とし、古典的な物理変化とは別の現象だが、これらの現象の研究は物理学として分類されている。
個別の物質の状態変化や熱力学の研究のような、物理学と化学との境界領域の学問分野を物理化学(Physical chemistry /Chemical physics)と呼ぶ。
*物理変化と化学変化の例
次に化学変化の例を挙げる。
化合 - 化学変化により複数の物質から、別の単純な物質が生成する過程。
分解 - 化学変化によりある物質から、複数の物質が生成する過程。
酸化
還元
単に複数の物質を混合した場合は物理変化と見なされる。特に粒子同士の混合や懸濁液の調製、またはその逆の分離、は明確に物理変化と見なされる。だが分子レベルの混合の場合には化学変化を伴う場合もあり、化学変化とも物理変化とも断定しにくい場合もある。
次の例は典型的な物理変化である。古代以前から、これらの変化では材質が変化しないと認識されていたと考えられる。
*物体の変形、破壊、切断、接合、組み立て
目に見える混合 固体粒子と液体、固体粒子同士
次の例は、物の性質の一部が変化するが現在では物理変化と認識されているものである。
三態変化、水と氷
液体の混合、溶解
*物質の種類
物質を化学的概念で分類する場合、化学物質と言い表される。
化学物質
単体 - 単一の元素から構成される化学物質
化合物 - 複数の元素から構成される化学物質
物質が単一の主たる成分(化学物質)で構成される場合は「純物質」、複数の主成分から構成される場合は 「混合物」と呼ばれる。なお、純物質の微量副成分は不純物と呼ばれ、不純物と混合物とは存在比の程度の差であり、その境界は曖昧である。
物質の成分が同一であっても化学構造の違いにより異なる化学物質となる。
同素体 - 同一元素の単体で化学構造が異なり物理的性質(物性)が異なる物質。
異性体 - 分子の内部構造が異なる化学物質。
相変態 - 金属など圧力や温度により結晶構造が変化した化学物質。
構成する原子の核種が異なるものを「同位体」と呼ぶ。同位体は化学的性質は同一で物性もほとんど同一である為、同位体は化学物質の違いとしては通常は区別しない。放射線に関する物性など特定の用途に用いる場合はどの同位体であるかを区別する。
物質は通常、巨視的には電荷を帯びていない。化学変化により永続的な電荷をもつ原子・分子を「イオン」と呼ぶ。イオンは正と負とでイオン対を形成し、見かけ上は電荷を帯びていない状態で安定化している(高温化において原子核と分子との結合が乖離した状態が「プラズマ」)
*物質の基本法則
質量保存の法則
定比例の法則
倍数比例の法則
気体反応の法則
E=mc2(特殊相対性理論)
*物質の誕生
物質は、ビッグバンにより始まったエネルギーの形態分化の枝の1つを成している。
ビッグバン仮説によれば、ビッグバンにより始まったエネルギーは、やがて素粒子を生み出し、素粒子が結合して原子となる。宇宙初期には水素やヘリウムといった最も軽い元素が作られたと考えられている。これらの軽元素からなる雲は重力の影響により原始星を通じて恒星となる。より重い鉄や珪素、我々の体を構成する炭素や窒素などの元素は恒星内部での核融合反応で生成し、超新星爆発により恒星間空間にばらまかれた。また、鉄より重い元素は超新星爆発時に生成したと考えられている。
*物質の消滅
物理学では、現存する物質とある種対称的な性質を持つ物質を反物質と呼ぶ。物質は反物質と衝突すると対消滅を起こし、通念の "物質" としては消滅し、質量がエネルギーとなって何らかの形で放出される。
今回はこの辺で
スピネル ( No.68 )
- 日時: 2017/09/23 21:52
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: aQNju1yQ)
*、スピネル:鉱物(酸化鉱物)の一種。尖晶石(せんしょうせき)ともいう。化学組成は MgAl2O4、結晶系は等軸晶系。
題名が偉い適当ですねぇ……はぁ、まぁ、このスレのレス自体、一レス一レスは長くて長ったらしいけど、手抜き感満載という素敵な感じなので、おそらく題名まで堕落したのでしょう。
私は堕落するのが得意だから仕方ないね。
まぁ、読者に喜ばしいとかそういう目的のもとに建てたスレでもないのですけどね。正直、自分の欲求満たすためのスレですし(笑
はてさて、では、今回のお題行きましょう。今回は「鉱物」です!
*鉱物(ミネラル)とは
一般的には、地質学的作用により形成される、天然に産する一定の化学組成を有した無機質結晶質物質のことを指す。一部例外があるが(炭化水素であるカルパチア石など)、鉱物として記載されるためには、人工結晶や活動中の生物に含まれるものは厳密に排除される。また鉱物は、固体でなければならない(こちらにも、水銀などの例外もある)。
*概要
生きた生物に含まれる、例えば貝殻の方解石や霰石、ヒトの歯に多く含まれるハイドロキシアパタイトなどの鉱物は生体鉱物として区別する必要がある。また非晶質物質でも鉱物と呼ばれる例外もある(オパール)。
広義には、動物以外をさし、石油、地下水までも鉱物に含める場合がある。しかし、鉱物学の文献等では、「天然に産出する無機質で一定の化学組成と結晶構造を有する固体物質」のことを鉱物と定義する場合が多い。
*鉱物種
鉱物の種は結晶構造と化学組成によって特徴付けられている。化学組成が同じであっても結晶構造が異なれば違う鉱物(この関係を多形と呼ぶ)となる。たとえば、石墨(グラファイト)とダイヤモンドの化学組成は共に純粋な炭素(C)であるが、結晶構造が異なるため別種の鉱物であり、全く異なった物性を有する。また、結晶構造が同じでも化学組成が異なれば違う鉱物(この関係を同形と呼ぶ)となる。方解石(CaCO3)と菱苦土石(MgCO3)は結晶構造はほぼ同一だが、化学組成が異なるため別種の鉱物である。
*多形(同質異像)
*固溶体
結晶構造については、一定量までならば組成外の元素を含んでも維持できるため(固溶体)、同種の鉱物であっても化学組成には一定の幅がある。このとき固溶することのできる元素の量は、元素の種類と結晶構造に依存する。結晶構造が極めて近い鉱物同士の場合、自由な割合で固溶できる場合があり(連続固溶)、この場合にはちょうど 1:1 になる組成を境にしてそれぞれ独立の鉱物として命名する。
*新鉱物・命名
新鉱物は、国際鉱物学連合(IMA)の「新鉱物・命名・分類委員会(CNMNC)」に申請して承認される必要がある。
鉱物の和名について、日本鉱物学会(2007年に日本岩石鉱物鉱床学会と統合して日本鉱物科学会となった)では1955年以降、「石」と「鉱」以外は片仮名で書くことを取り決めている。その際、「石」は非金属光沢を持つ鉱物、「鉱」は金属光沢を持つ鉱物に用いる。しかし、片仮名では意味が取りにくいため、実際には漢字で書かれることが多い。
*鉱物と岩石、鉱石
鉱物と岩石はよく混同されてしまうが別物である。岩石は、鉱物または岩石破片の集合体であり、化学的に均質なものではない。鉱物は、化学的にほぼ均質で、原子・イオンレベルで3次元的な秩序配列(結晶構造)を持つ。
具体的には、墓石などに使われる花崗岩(御影石)は岩石であるが、花崗岩は石英、長石、雲母などの鉱物の集合からなっている。また、単一の鉱物からなっていても、複数の結晶が集合していて、単一の結晶ではない場合、1種類の鉱物からなる岩石ということになる。たとえば、結晶質石灰岩(大理石)は方解石の結晶により構成されるが、単一の結晶ではなく複数の方解石結晶の集合体なので、岩石である。
この両者の関係は、よく「生物体」と「細胞」の関係にたとえられる。生物体を「岩石」とすると、それは様々な種類の細胞「鉱物」で構成されている、といった具合である。細胞の一つ一つは鉱物であるが、それが多く集まり固結していると岩石と呼ばれるようになる。
また、鉱物や岩石を資源として利用する場合、鉱石名で呼ぶことがある。鉄鉱石、硫化鉄鉱、ろう石、石灰石などは、鉱物名でも岩石名でもない。
*性質
鉱物の性質は次のような項目で表現される。光学的性質色 - 比較的、微量成分の影響を受けやすい。また、熱や紫外線などにより変色する場合がある。
条痕色 - 硬く、表面の粗い板に擦り付けたときにできる線を条痕といい、この色を条痕色という。条痕色は鉱物を粉末にしたときの色と等しい。条痕色は必ずしも鉱物結晶の色と同じではない。
光沢 - 結晶表面の質感。結晶表面の屈折率、反射率の影響でこの質感が決まる。光沢の表現は、金属光沢、ダイヤモンド光沢、ガラス光沢、樹脂光沢、脂肪光沢、真珠光沢、絹光沢など。
蛍光 - 熱や紫外線により蛍光を示すことがある。
屈折率 - 一般には密度の大きい物質ほど大きな屈折率を示す。単屈折と複屈折がある。造岩鉱物では、しばしば資料の薄片を偏光顕微鏡にかけ複屈折の大きさにより鉱物種を判断する。
化学的性質化学組成 - その鉱物に含まれる元素の種類と割合。
結晶構造 - 結晶中で原子がどのように並んでいるかということ。
物理的性質結晶系 - 晶系とも言う。結晶がどのような対称性を持っているかを表す。結晶格子を参照。
硬度 - 鉱物の硬さを表すときにはモース硬度が用いられる。硬度はゆっくりとこすり合わせたときの硬さであり、物理的な衝撃力に対する堅さではない。1–10の数字で表す。ビッカース硬度を用いる場合もある。
比重 - 水の重さを1としたときの重さ。
劈開 - 結晶構造によっては特定方向に割れやすい性質があり、これを劈開面という。鉱物によっては劈開を持たないものもある。劈開の表現は、きわめて完全、完全、不完全、きわめて明瞭、明瞭、不明瞭、無し。
断口 - 割れ口のことで、鉱物種によっては特徴的な割れ口を示すものがある。貝殻状断口、亜貝殻状断口など。
*化学組成による分類
元素鉱物以外の分類は、含まれる負イオンの種類によって行なわれる。また、リン酸塩鉱物とバナジン酸塩鉱物のように負イオンの性質および形状が類似するものは、分類方法によっては一つのグループとされる場合がある。
元素鉱物単独の元素からなる鉱物。自然金(Au)、自然銀(Ag)、自然銅(Cu)、自然蒼鉛(Bi)、自然テルル(Te)、自然硫黄(S)、石墨・ダイヤモンド(C)など。自然真鍮(CuZn)のように特有の結晶構造をもつ合金についてもここに分類される。ただし合金であってもイリジウム-オスミウムのように単純に固溶体を形成しているだけの場合は鉱物種とはならない。硫化鉱物金属元素と硫黄とが結合している鉱物。熱水鉱床などでよく見られる。黄鉄鉱(FeS2)、黄銅鉱(CuFeS2)、方鉛鉱(PbS)など。酸化鉱物金属元素と酸素とが結合している鉱物。
石英(SiO2)、赤鉄鉱(Fe2O3)、磁鉄鉱(Fe2+Fe3+2O4)、チタン鉄鉱(FeTiO3)、スピネル(MgAl2O4)、コランダム(Al2O3)など。ハロゲン化鉱物金属元素とハロゲン元素とが結合している鉱物。岩塩(NaCl)、蛍石(CaF2)など。炭酸塩鉱物炭酸塩からなる鉱物。方解石(CaCO3)、苦灰石(CaMg(CO3)2)など。ホウ酸塩鉱物ホウ酸塩からなる鉱物。硼砂(Na2B4O5(OH)4・8H2O)など。硫酸塩鉱物硫酸塩からなる鉱物。明礬石(KAl3(SO4)2(OH)6)、石膏(CaSO4・2H2O)、天青石(SrSO4)、重晶石(BaSO4)など。リン酸塩鉱物リン酸塩からなる鉱物。燐灰石(Ca5(PO4)3(F,Cl,OH))など。タングステン酸塩鉱物タングステン酸塩からなる鉱物。灰重石(CaWO4)など。ケイ酸塩鉱物ケイ酸塩からなる鉱物。カンラン石、輝石、角閃石、雲母、長石、沸石など。ケイ酸イオンの構造により、さらに細分化される。有機鉱物有機物からなる鉱物。他の鉱物は無機物からなるので対をなし、無機鉱物と同じく一応分類は可能であるが、40種ほどしか見つかっておらず、普通は「有機鉱物」でひとまとめにされている。水を成分として含む鉱物を含水鉱物としてまとめることもある(雲母、角閃石など)。
炭酸塩鉱物、ホウ酸塩鉱物、硫酸塩鉱物、燐酸塩鉱物、ケイ酸塩鉱物を酸素酸塩鉱物としてまとめてることもある。
無機鉱物と有機鉱物に大別されることもある。
*対称性による分類
鉱物を結晶形で分類する場合、漠然とした外見ではなく、対称性が重視される。これは、結晶の対称性には結晶構造の影響が特に強く現れ、原子の配列が反映されるものだからである。鉱物の結晶が取ることのできる対称性のパターンはいくつかに限られており、これを晶系と呼ぶ。
結晶がどの晶系に属するかによって、巨視的な外形(結晶形)や割れ方(劈開)、電気的・光学的な性質が大まかに決定される。逆に、鉱物がどの晶系に属するかを決定するには、結晶外形(とくに面角)や他の物理的性質を総合的に判断して決定する。ただし、現代ではX線回折のみによりほぼ決定することができる。
通常、七晶系で表現されることが多いが、七晶系のうち、三方晶系と六方晶系は、行列により座標の変換を行うと等価となるため、六晶系とする場合もある。
また、非常に少数であるが、結晶構造の存在しない非晶質の鉱物がある。
等軸晶系 柘榴石、スピネル、蛍石、磁鉄鉱、黄鉄鉱、ダイヤモンドなど。正方晶系 ジルコン、ベスブ石など。六方晶系(三方晶系を含む) 石英、方解石、燐灰石、コランダム、石墨など。斜方晶系 カンラン石、斜方輝石など。単斜晶系 正長石、普通輝石、普通角閃石、黒雲母など。三斜晶系 斜長石など。非晶質 オパール、ネオトス石、芋子石、石川石など。
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