雑談掲示板
- 私室
- 日時: 2018/11/17 20:05
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 3zeF8rO.)
*当スレは、自分語りや資料掲載を中心にしていきたいと思います。結構、知ってる人がそういうことやってるので、触発されました! 雑談掲示板のスレなので、雑談も勿論可能です!
まずは、おはようございます。こんにちわ、こんばんわ♪ 始めましての方も、私を知っている方も気軽に——とは言っても上記内容を護って——お声をかけてくださいね。
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東方キャラクターズ10「比那名居天子」 ( No.168 )
- 日時: 2018/06/19 11:22
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: eLU9oRNA)
*比那名居天子(ひなないてんし)とは:東方projectの登場キャラクターで、天界に住む天人。初出は弾幕アクションゲーム「東方緋想天」で、殆どの操作キャラクターのラスボス。
概要
天界という雲の上に住む天人で、比那名居一族の娘。だが生まれついての天人ではなく、修行を積んで天人になった訳でもない。
本来、比那名居一族は幻想郷の地震を担っていた神官である「名居」の一族に仕える一族であった。「名居」の一族がそれまでの功績を認められて名居守(なゐのかみ)という神霊に祀られた際、部下であった比那名居一族も功績を認められて天界に住む事を許され、天人となった。その時に天子も人間から天人になったのである。しかし天人になったといってもあくまで名居一族に仕えた功績によってであり、天人としての格を備えるための修行を積んだわけではない。なので、比那名居一族は他の天人から「不良天人」と呼ばれている。加えて天子は、親が名居一族に仕えていたという理由だけで天人になっており、さらに幼い頃から裕福な家庭で育ったため自己中心的な性格であり、不良の名に磨きをかけてしまっている。
人間であった時は「地子(ちこ)」と言う名前であり、天人になる際に「天子」と改名した。永江衣玖からは比那名居一族のお嬢様ということで「総領娘様」と呼ばれている。
天界での退屈な生活に不満を感じており、天界の宝具「緋想の剣」を使って幻想郷に異常気象による異変を発生させ、犯人を突き止めて自分の元を訪れた者たちと戦うことで、退屈しのぎをしようと試みた。また、幻想郷最強の博麗霊夢を確実に出動させるために博麗神社に局所的な地震を発生させ、神社を倒壊させた。
齢数百歳以上。その理由は単に寿命が長いのではなく、死神を追っ払っているため。死神に負ければ死ぬからである。死神の撃退は天子に限らず天人全般が行っており、その結果、死神は天人を嫌っている。
天子の帽子に付いている桃の実は仙果と呼ばれ、神仙に霊力や不老長寿を与える実とされており、天人の主食でもある。この仙果には体を鍛える効果もあるらしく、食べるだけで身体能力が上がる。天子と戦った十六夜咲夜のセリフによると「ナイフが刺さらない」との事。ただし、味のほうはそれほど期待できるものではないらしい。(ただし、天界の桃は各地で伝説に残るほどの代物なので、単に不味いと言うよりはこれくらいしか食べ物がない天界の食事に飽きていると言う意味合いが強い)
異変の後は幻想郷と交流が生まれたらしく、桃の差し入れなども行っている。また『地霊殿』の異変を、自身が地震を起こしたせいではないかと少し心配しているようだ。霊烏路空によれば、地底には特に被害は出ていない模様。
この桃にも関連して、広く天界と地上の「食」という要素も通して天子は「文々春新報」にコラムを寄せている(『東方文果真報』)。コラムのタイトルは目次などでは「 豊かな天界の貧しい料理 」。コラムページでは冒頭の「 豊かな ~」の部分の頭に吹き出しで「 天子の 」が付く。
文面では丁寧な言葉遣いに所々光る棘のある表現と、にじみ出る天界住まいならではの退屈、後半で語られる新しい世界への開眼の様子が特有の味を醸し出している。生まれてこの方そういった世界にいたこともあってか「 天人特有の上から目線 」(紫、『緋想天』)も健在相変わらず。
天子によれば、天界では「 桃が美味すぎるんです 」。また天界の人々は欲をもたない「足りた状態」であるため「 どいつもこいつも (中略) 桃しか食ってません 」。
そんな天界にあって先述のような『緋想天』以後の機会に幻想郷を訪れた際に出会った地上の食の豊かさについての感慨が語られるのが本コラムである。
食を通しても「足らない 」を知った天子がそこにある。
「文々春新報」は文による「 週刊誌 」であるが、どのような経緯で天子が本誌への連載をもちかけられていたのかなどは作中では不明。
*東方憑依華では久々に自機キャラクターとして参戦。
「暇だから天界で行われる催事に用いられる丹をつまみ食いしたために(準備の邪魔だと一時的に)追放された」という非常にしょうもない理由で地上に現れた。
その後は針妙丸と出会い、小人が高貴で知力に長けた種族であることから自身のパートナーに相応しいとしてタッグを組み、『完全憑依異変』に参加する。
『緋想天』以降は多少は丸くなったようにも思えたが、今作では(当時のように)相変わらず「自分のやる事なす事全てが正しく叱られるのは理不尽だ」とのたまう傲慢の権化のような振る舞いであった。
「理不尽だと思う理由が判らない」(夢の世界の秦こころ)
地上の人妖を「虫ケラ」呼ばわりするなど単純な素行も酷く、自分のことを「生粋の天人」と誇張するなどむしろ悪化しているようにも見える。
天界を追放されたことにストレスを感じていたようなので、そのせいもあるのかもしれないが、そもそもが完全に自業自得であるので同情の余地はあんまりない。
異変そのものについては特に興味は無く、地上にいる間の暇潰しとして楽しんでいただけである。
だが、その過程で偶然「夢の世界の住人」と関わり、そして『完全憑依異変』を解決するため策を練っていた八雲紫&博麗霊夢と遭遇したことで、彼女らは今作の黒幕に対抗する秘策を完成させた。
立場としては完全にその他大勢枠であったが、間接的には異変解決に多大に貢献したと言える。と、同時に異変の副作用としてとんでもないものを残してしまうのだが…
*余談だが、地上にいる間は輝針城に寝泊まりしているらしい。
*モチーフは西遊記の孫悟空。
服装に「緊箍児」の意匠があしらわれている他、紫の勝利セリフの「天界に登った猿は役職に怒って反逆し~」からもそれらが見て取れる。
憑依華にて天界を追い出された経緯についても、悟空が宴会の食い物と太上老君の仙丹を喰い尽して逃げたというエピソードと合致している。
尤も、プライドが高い以外は面倒見のいい兄貴キャラな悟空と違い、天子は御覧の通り完全な困ったちゃんである。
*種族
*天人くずれ
東方Projectにおける天人とは、妖怪の山のさらに上空に位置する天界と呼ばれる雲の上にすむ人々のこと。悟りを開いたり、高い業績によって神霊化した人々が成るものであり、神々と呼んで相違ない存在である。しかし、天子は前述のように「棚からぼた餅」で天人になってしまった存在であるため、周囲から天人としての資格を具えていないとされて「不良天人」、「天人くずれ」などと呼ばれている。
天人は不老長寿で、空を飛ぶなどの神通力が使え、快楽に満ち、苦しみを感じず、日々を遊んで暮らしている、とされている。その為に天人は人々の羨望の的であり、修行して天人になりたがるものも少なくない。だが多くの場合はなり損ねて仙人になるという。
ただし、天道(天界)はあくまで輪廻の舞台である六道の1つであり、天人も普通の人間と本質的には違いない。天人は不死ではなく(天人が死ぬ前には天人五衰という兆しが現れる)、死ねば一般人同様、生前の行いから閻魔が裁き、転生するとされている。
ちなみに、本来天人は悟りを開いてはおらず、煩悩から解放されていない、とされている。悟りを開いたものは仏陀であり、輪廻から開放され六道に属さない涅槃(浄土、極楽)へと行くらしい。
二つ名「非想非非想天」とは、仏教で28天ある天界の一番上にある無色界の頂上の事のこと。別名、有頂天。
非想非非想とは、麁想はない状態(非想)ではあるが無想の境地には至っていない(非非想)という意味。
容姿
腰まで届く青髪のロングヘアに真紅の瞳。頭には桃の実と葉が付いた丸い帽子をかぶり、半袖、ロングスカート、ブーツ姿。服の一部がエプロンのようになっており、そこに極光(オーロラ)を表す虹色の飾りが付いている。また胸には赤、腰には青の大きなリボンがある。
服の袖に描かれている模様は、「西遊記」の孫悟空の頭に嵌められている輪っか「緊箍児」と同様のもの。『非想天則』での八雲紫の勝ち台詞にも、「天界に昇った猿は、与えられた役職に怒って反逆し、結果、山に閉じ込められるのです」という孫悟空がモチーフの一つであることを思わせるものがある。
*装備品として、注連縄つきの「要石」や「緋想の剣」を持つ。
ちなみに青のロングスカートには、神主のラフ絵で空(そら)が映っているという指定だったが、技術的な問題のため省略された(20090921萎えラジ)。実現していれば『非想天則』の霊烏路空のマントの宇宙のようなテクスチャで、空模様を反映して雲が流れるなど動きのある模様になっていたのかもしれない。
なお、Anime Weekend Atlanta 2013というアメリカのアニメイベントでZUN描き下ろしの天子がプリントされたT-シャツが販売されたが、このイラストではスカートに映る空模様がはっきりと確認できる。
このスカート部分に特殊なデザインが描かれる天子ならではの意匠は『憑依華』立ち絵デザインでも見られており、同作ではスカートに水の波紋のような模様が複数描かれている。
*性格
温室育ちで、自分勝手。もの凄く我が儘。自分の能力に絶対の自信を持っており、自分以外の全ての存在を見下している為、少しでも思い通りにならない事があると激昂したりする等、短絡的で大人気ない。ただしこれは天子に限らず、伝説や民俗学における天人や天女の性格として自然な事である。
だがその実、普段はネコを被っていたり、手加減をして負けを装ったり、言う事を聞いている振りをして裏で密かに自分の計画を進めたりなど、かなりしたたかな面も持つ。異変を通して密かに博麗神社に比那名居一族との縁を結びつけようとしたため、八雲紫の怒りを買っている。
天人らしい威厳が無く、通俗的。本人も天人としての自覚はあまり無い様子。地上に降りた時は難しい言葉で偉そうに忠言したりと天人らしく振舞おうとする気はあるようだが、簡単に地の性格が出る。その忠言はどれも「お前が言うな」と言い返したくなるようなものだが、自分の欠点を自覚した上で忠言しているらしい。
いったん区切ります
Re: タイトル未定 ( No.169 )
- 日時: 2018/06/19 11:33
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: eLU9oRNA)
続きです。
*能力
*大地を操る程度の能力
地震、地盤沈下、土砂崩れなど、有効範囲は狭いが幻想郷内なら遠隔地でも自在に操ることができる。
洩矢諏訪子の「坤(大地)を創造する程度の能力」と似ているが、諏訪子の能力は主に様々な地形を創造し国を造るための力(創造)であり、 天子の能力は主に(大地に関する)自然災害を鎮めたり起こしたりする力(制御)のようである。また、要石を扱うことができ、これにより強力な地震を鎮めたり起こしたりすることができる。
大地、地盤の古語に“なゐ”(「な」は地、「い」は居)という単語があり、地震が起こることを“なゐふり”、“なゐよる”と言った。
*気質を見極める程度の能力(緋想の剣の能力)
緋想の剣は天人にしか扱えない道具である。天子は要石と緋想の剣さえあれば「天・地・人」全てを操る事が出来ると思っている。
*登場作品
東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody.
東方非想天則 ~ 超弩級ギニョルの謎を追え
ダブルスポイラー ~ 東方文花帖
弾幕アマノジャク ~ Impossible Spell Card.
東方文果真報 Alternative Facts in Eastern Utopia.
東方憑依華 ~ Antinomy of Common Flowers.
東方茨歌仙 ~ Wild and Horned Hermit.
この他『東方鈴奈庵』などでは博麗神社で行われた能楽を鑑賞する天子と思しきキャラクターの後姿が描かれている。その際は隣に衣玖らしき姿も見られる。
*その他
*要石
天子が扱う注連縄つきの岩。天子の意思で手を触れずとも自由に操作できる。また、一度に大量発生させることも可能としており、その大きさ、形状、用途は多岐にわたる。
特筆すべき効果として、これを地面に挿し込むとその周辺での地震を鎮めることができる。ただしこれはあくまで「抑えつける」だけであり、地震の原因となるエネルギーを解消するようなものではない。なので、挿している間は地震は起こらないものの、エネルギー(大地の歪み)はどんどん蓄積されていく。その状態で要石を抜くと、一気にエネルギーがあふれ出して大地震が起こる。
現在の「天界」とは、太古の昔、地上に挿さっていた巨大な要石であったらしく、抜いた際には地上の生き物が一掃される程の超大地震が起きたという。
なお要石を挿したり抜いたりできるのは比那名居一族だけであり、他の天人に扱うことはできない、というより比那名居一族は天人となる前から要石を扱っているため、元々天人が扱えるものではない。ちなみに比那名居一族以外が使おうとしても触れられず、すり抜けてしまう。八意永琳は、この要石を扱える天子を「ただものではない」と評している。
*緋想の剣
周囲の気質を集めて吸収し力に変換する事が出来る。また気質そのものを切り裂く事も出来る。相手の気質を放出させ相手の気質の種類を見極めると共に、吸収した気質をコントロールして相手の弱点の気質に変化させ弱点を突く事が可能。
ここで言う気質とは生物・無生物あらゆるものに宿る「気」であり、天候と同じように気質にも種類が存在する。生物に宿る気質はその種類によって生物の性格に影響を及ぼすし、空に溜まった気質はその種類の天候に変わる。『緋想天』の作中ではこの剣の力により霊夢たちの気質がだだ漏れ状態になっていたので、その人物の周りのみ気質の種類に応じた天候になっていた。
なお「気」そのものであるため、気の塊である幽霊は、気質を全て吸い取られたり切り裂かれたりすると存在として消滅してしまう。作中では天子が勝手に持ち出し、私物化している。
*スペルカード
東方緋想天・東方非想天則
地符「不譲土壌の剣」
非想「非想非非想の剣」
天符「天道是非の剣」
剣技「気炎万丈の剣」 ※東方非想天則のみ
天気「緋想天促」 ※東方非想天則のみ
気符「天啓気象の剣」
気符「無念無想の境地」
地震「先憂後楽の剣」
要石「天地開闢プレス」
「全人類の緋想天」
*東方緋想天ストーリーモード
要石「天空の霊石」
乾坤「荒々しくも母なる大地よ」
霊想「大地を鎮める石」
天地「世界を見下ろす遥かなる大地よ」
「全人類の緋想天」
*ダブルスポイラーLEVEL10
気性「勇気凛々の剣」
地震「避難険路」
要石「カナメファンネル」
「全人類の緋想天」
*弾幕アマノジャク 最終日
「全妖怪の緋想天」
「鹿島鎮護」
*東方憑依華(プレイアブル)
要石「カナメファンネル」
地符「一撃震乾坤」
桃符「堅牢堅固の仙桃」
*大気圏は我が手中にあり*
*東方憑依華(ストーリーモード)
昇槌符「僕らの夢を載せて大きくなあれ」※針妙丸との完全憑依コンビ時
墜槌符「夢は大気圏に墜ちて大きくなあれ」※針妙丸との完全憑依コンビ時
「全小人族の緋想天」※針妙丸との完全憑依コンビ時
昇符「遥か宙まで飛べ! 僕らの夢を載せて」※夢の世界の天子とドレミー・スイートとの完全憑依コンビ時
墜符「大気圏に落ちて、夢は地表に降り注ぐ」※夢の世界の天子とドレミーとの完全憑依コンビ時
「大地を造り直そう、夢のある世界へ!」※夢の世界の天子ドレミーとの完全憑依コンビ時
「ヒュージバトルシップ 無双ナマズ見参」※夢の世界の天子が大ナマズに乗る
「全スペースピープルの緋想天」※夢の世界の天子のスペルカード・ラストワード
*テーマ曲
「有頂天変 ~ Wonderful Heaven」
「幼心地の有頂天」 ※東方緋想天ストーリーモードでのラストスペル「全人類の緋想天」専用BGM
「東方緋想天」 ※東方緋想天エンディングテーマ
*二次創作設定(二次設定)
てんこ
「天子(てんし)」の誤読。
出典は『緋想天』発売前のウソバレで「ラスボスの名前は『緋想 天子(ひそう てんこ)』だ」と言うネタがあったが、蓋を開けてみたら本当に「天子」と言う名前だったので「てんこ」と言う読みが広まってしまった。
黄昏フロンティアの日記において「全人類ノ天楽録」の記事にて画像ファイル名が「tenko.jpg」となっているため、ある意味公式名称。
ドM
異変を起こした動機を「コテンパンにされる為に準備した」などと答えたことや、天子のスペルカードの気符「無念無想の境地」は、一時的に身体能力を強化して、相手の攻撃をノーガードで受けても一切怯むことなく行動できる、というものなのだが、その説明欄に「実は気合で我慢しているだけ」と記載されていることが主な要因と推測されている。
また、後に出版された公式設定本「グリモワール・オブ・マリサ」における同スペル説明欄に「マゾ度:★★★★★」などと書かれていることもドM 設定が定着した一因。ただし、これも痛さを感じなくなるというスペルを表現するのに「マゾ度」と書いたのであって、天子は痛さを喜ぶマゾではない。
二次創作ではありとあらゆる痛みを自身の快楽とするマジのドMとしての登場が多くヘイト創作でもこの設定が用いられることが多い
なお、真面目な創作ではこのドMネタを逆利用して用いられる場合(後述)があり、八雲藍の「紫に対しての忠誠心が無い」と同じく多くの人に原作設定と誤解されている二次設定である。
*防御力が高い
原作でも「無念無想の境地」で防御力を上げることができる(素の防御力・HPは全員同じ)。漫画やイラストよりも、RPG・SLG系の二次創作でユニットの個性として役立てられることが多い。この性質故に「硬い」と解釈されてしまい、貧乳化の原因にもなっている。
*揺れない震源地
二次設定における二つ名。元々はニコニコ動画で『アイドルマスター』の如月千早関連の人気動画(=震源地)に対してつけられたタグ。元ネタとは違い、前述のとおり要石によって地震をコントロールする事が可能なのでダブルミーニングでもある。
尚、ゲーム中のドット絵や立ち絵をみる限り、例えば西行寺幽々子等二次創作で巨乳に描かれやすい他の キャラと比較してもバストサイズは大差ない。
イラストでは、全年齢側では多くの場合スラリとした体形に描かれるが、R-18の場合体系を綺麗に描けないなどの理由で胸を盛る人もいる。
2007年8月11日の萎えラジでは、ZUNは「(東方のキャラは)胸の大きさってどのくらい?」という質問に対して「見た感じあんま無い、あれ皆子供だから」と返答している。しかし天子だけは二次イラストでも絶壁である場合が多い。
逆に桃のようにたわわなイラストも存在し、その場合「揺れる震源地」とタグが付くこともある。
*鋼の精神と肉体
痛みを快楽とするということは裏を返せば「傷つくことを恐れない」「どれほどの苦痛を受けても、くじけず、怯まない」と言うことである。その上体もそれについていけるだけの丈夫さがある。
その結果として心身ともに非常に強靭であると解釈でき、明らかな格上相手だったりボロボロにされた状態でも挫けることはなく、不利な状況下では攻撃を当てさせて隙を作る、泥仕合や我慢比べに持ち込んで競り勝つなどの東方キャラらしからぬ戦い方ができる。
「温室育ちでワガママ」な天子をただの困ったちゃんでは終わらせず、実行力と芯の強さを与えている重要な特性である。
東方キャラクターズ11「射命丸文」 ( No.170 )
- 日時: 2018/06/20 17:45
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: FLc.HaQo)
*射命丸文とは:『東方Project』に登場するキャラクターの一人。『東方文花帖』『ダブルスポイラー』では主人公を務める。
*概要
*登場作品
『東方花映塚』STAGE7・自機 『東方文花帖』自機 『東方風神録』STAGE4 『東方緋想天』プレイヤーキャラ 『東方地霊殿』サポート妖怪(霊夢) 『ダブルスポイラー』自機・LEVEL SPOILER 『弾幕アマノジャク』 六日目 『東方鈴奈庵』第32話 『東方天空璋』自機 『東方茨歌仙』42話
妖怪の山に住む鴉天狗の少女にして新聞記者(ブン屋)。博麗大結界の成立よりも以前、1000年以上前の鬼がいた頃から幻想郷に住んでおり、現在の幻想郷には無い「海」を知っている。天狗に変じる前は鴉だった。彼女自身は幻想郷でも最高クラスの力を持っているが、決して力を見せびらかせようとはしない(これは彼女に限らず天狗の特性)。
初出は『東方花映塚』ではなく書籍『東方文花帖』。(『花映塚』よりも僅かに発売が早い)
彼女自身は『東方文花帖』と言うゲームを作るために生まれたキャラである。『文花帖(ゲーム)』のおまけtxtによれば、原作者のZUN氏は『紅魔郷』を製作した頃には既に「弾幕を写真で撮影する」というアイデアを持っていたのだが、主人公達がやるには不自然で、必然性も全く無かった為に一度見送られた。そして、彼女を主人公とした『文花帖(書籍)』と、その前のストーリーである『花映塚』で登場させるという過程を経て、改めて彼女を主人公とした写真撮影弾幕STG『東方文花帖(ゲーム)』が製作されるに至った。
差は僅かではあるが、原作ゲーム以外の媒体で初登場→原作ゲームに登場と言う流れは彼女が初であり(後に光の三妖精が『妖精大戦争』で、茨木華扇が『東方深秘録』で登場)、主人公である博麗霊夢以外で原作ゲームの単独主人公を勤めたのも彼女が初である(後にチルノが『妖精大戦争』、鬼人正邪が『弾幕アマノジャク』で単独主人公を務めた。更にチルノとは『東方天空璋』で共に自機になっている)。
上記の苦労やフットワークの利く設定もあってか、『東方花映塚』『東方文花帖(書籍&ゲーム)』以後の作品でも様々な形で登場している。
*博麗様御一行
『風神録』では、山の自警隊長である大天狗から侵入者との接触を命じられ4面ボスとして登場。続く『地霊殿』では霊夢のサポート妖怪の一人として登場した(本編は台詞のみ。EDで姿有り)。更に黄昏フロンティアとの共同作品『緋想天』でも自機の一人として参戦。『文花帖(ゲーム)』の続編、『ダブルスポイラー』では再び主人公を務めた。『弾幕アマノジャク』では正邪の追手のひとりとして登場した。さらに『東方天空璋』では整数ナンバーの作品(『ダブルスポイラー』にみる「12.5」などの小数点ナンバーを含まない作品)に自機として登場するなど、主人公・自機格としての登場の幅も広げている。
漫画『東方三月精』にも台詞付きで2~3話ほど登場している他、漫画版『東方儚月抄』でも台詞付きで終盤に登場。誰も居ない博麗神社で博麗の巫女に関すると思われる独り言を言い残した。
*二つ名
伝統の幻想ブン屋
里に最も近い天狗
風雨の鴉
捏造新聞記者
鴉天狗のジャーナリスト
紅葉を散らす天狗
我田引水の天狗
*種族
*鴉天狗
天狗の一種であり、主に報道などを担当する。天狗は里の人間から神として崇められる事もある神格化した妖怪。『求聞史紀』によれば「風を起こす山の神」。また、天狗は幻想郷で唯一外の世界に負けない程度の高度文明社会を有する種族で、他の妖怪よりも個々の力や団結力が強く、そして排他的。その為、住処である妖怪の山に不用意に立ち入るものには、集団で対応してくる(ただし風神録や緋想天など、例外的に文がひとりで対応することもある)。
天狗たちは新聞を自費出版しているらしく、定期的に大会まで催されている。だが、自費出版で出される新聞は本来の情報伝達媒体としての新聞より、ゴシップなどの娯楽性を重視されており、内容の信憑性よりエンターテイメント性が重視されている。
かつては鬼の支配下にあったらしく、鬼がとある理由により幻想郷から姿を消した為、残された天狗と河童は共に鬼に代わって妖怪の山を治めるようになった。その為、天狗たちは今でも鬼に対して頭が上がらない。『地霊殿』では星熊勇儀に対して、河童の河城にとりの様に怯えてはいないものの、分かり易い程に下手には出ていた(ただし、同じ鬼である伊吹萃香とは割と普通に接している様子。一緒にお酒も飲んでいた)。
山の四天王の一人である萃香曰く「強いものには下に出て、弱いものには強気に出る。もの凄く強いのに適度に手を抜く。頭が切れるのに惚ける。やたらと狡猾」と、強い~弱い~は抜きにしても、天狗としての頭脳や身体能力など萃香からの評価は高い。因みに、鬼に匹敵する程の酒豪でもある。
*容姿
瞳の色は『花映塚』『文花帖』『風神録』では赤、『ダブルスポイラー』では薄茶色。髪は黒髪のボブまたはセミロング。頭には赤い山伏風の帽子(頭襟)をかぶっている。『風神録』のみ左右の紐に白いポンポンの様な物がある。
服装は比較的シンプルで、黒いフリルの付いたミニスカートと白いフォーマルな半袖シャツ。赤い靴は底が天狗の下駄のように高くなっている。因みにシャツはZUN氏曰く社会人をイメージして着せたそうなので、制服の可能性あり。立場によって服装が若干変わり、山に住む妖怪として登場した『風神録』では、シャツの左側とスカートの右足側に派手なもみじ柄の線が入ったものを着ている。(因みにZUN氏の私服が元ネタ。)
背丈は中ぐらいからやや高程度だと思われる。背中に鴉の羽があるのかどうかは曖昧である。ドット絵等を見ると今のところない様ではあるが、書籍を見ると羽があったりするのでハッキリとは言えない。
なお、pixivではファンから一般に香霖堂天狗装束と呼ばれる衣装を纏っているイラストも多数投稿されているが、こちらはあくまで二次創作であり、原作で着用したことはない。
『ダブルスポイラー』の立ち絵では尖っている様な耳が見える(以前は見えなかった)が、これはZUN絵の癖の可能性もある。絵師は違うが、『緋想天』等では普通の耳である。個々の解釈が分かれるところ。
鈴奈庵では、紅葉色のジャケットに、キャスケット帽をかぶりショルダーバッグをかけたジャーナリスト然とした出で立ちをしている。
さらに怪しいものと思われないよう「社会派ルポライターあや」と書かれた名刺も持ち歩いているようだ。
この時の射命丸は背中に羽は無く(隠していた?)耳は尖っている。
ただし、この状態でも羽は出せないわけではない
*所持アイテム
よく写真機や天狗の団扇(葉団扇)、文花帖(文の持つ手帳の名前)を携行している。彼女が持っている葉団扇(八手の葉)は風を起こす事ができるのだが、その葉団扇と彼女自身が風を操る能力を持っている為に余計強力。手帳には「使える」、「使えない」と書いてある妖怪の弾幕の写真が挟まれている。
写真機は撮影されると精神的ダメージを受けるらしい。フィルム式でありながら、撮影した写真はその場で現像されて出てくると言う理解不能な写真機でもある。
*性格
真面目で融通が利かない性格。東方における天狗という種族の常として強い者には礼儀正しく、弱い者には強気に出る。取材の相手となれば常に礼儀正しいが、取材の邪魔をすると態度が変わる、らしい。口調も使い分けており、かつて妖怪の山で天狗より上の階級だった鬼に対しては態度が違う。狡猾と言われている部分が見られるが、これも天狗全般の特徴。
彼女自身は公式で頭脳明晰・非好戦的。思考能力は非常に高く、人の何倍ものスピードで考えを巡らす。何を考えているのかを予想する事は一般人では非常に困難な上に、表面上は相手のレベルに合わせてくる。その為、一緒にいる誰もが居心地の悪い気分になる。
戦うことは余り好きではないのだが、なぜか喧嘩を売って歩いている。しかし、元々敵う相手ではない為その喧嘩を買う者は少なく、相手は泣き寝入りするばかりである。自称「清く正しい射命丸」
『花映塚』ではチルノへの勝利台詞で「私とした事が、十分手加減したつもりだったのに勝ってしまった。」と呟き、小野塚小町からは「お前さんも随分と長く生きてるね。そう見せない性格は演技?」と言われたり、里に詳しい天狗として大天狗から命令を受けて人間と対峙した『風神録』では、博麗霊夢や霧雨魔理沙に対し「手加減してあげるから本気でかかってきなさい」といった事を言う。
その他『風神録』では「組織に属するってのは自分の意思だけでは動けなくなるって事よ」といった、如何に天狗と言う種族が組織的で縦社会であると言う事が読み取れる台詞もある。
飄々とした様子、意図せず高圧的などの面が見られる一方で自身のさらに上を行くようなペースの持ち主や相手の予想外の反応などに押されると弱い一面ももつ(一例としてそれぞれフランドール・スカーレット、宇佐見菫子)。取材活動が取材相手の人生相談になることもあり、文がアドバイスを送ったり問題点を指摘したり、あるいは逆に文がスカウトされたりと幻想郷の個性的な面々に合わせて取材過程でみせる文の表情も様々である。
なお、『文花帖(ゲーム)』でショットを撃たないのは、撮影に専念しているからでも礼儀作法を守っている訳でもなく、「自分のショットが写真に写るのが嫌だから」との事。
因みに、元は鴉だったためか鳥に同族意識を持っており、焼き鳥や鳥鍋等、鳥を使った料理に嫌悪感を示す描写が見られる。
『文花帖(書籍)』の藤原妹紅との会話内や記事内では、「焼き鳥」と言う単語に嫌悪感を示して追求を止めたり、ミスティア・ローレライとの会話では「焼き鳥反対」に同意したりしている。
この他、阿求の取材によれば文の書く文字は意外とかわいらしい。
一旦区切ります。
初心者ホイホイの歴史 ( No.171 )
- 日時: 2018/06/20 17:57
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: FLc.HaQo)
続きです。
*テーマ曲
風神少女 『書籍文(原曲)』『花(ショート)』『文(ショート)』『緋(あきやまうに氏のアレンジ)』
妖怪の山 ~ Mysterious Mountain 『風(原曲)』『ダブルスポイラー(ZUN氏のセルフアレンジ)』
「風神少女」は新聞記者としての文のイメージで作られたテーマ。
「妖怪の山」は日本古来からいる妖怪「天狗」のイメージとして作られたテーマである。
『緋想天』での文本人のストーリーは、最初から最後まで新聞記者として動いていた為、山の中の弾幕ごっこでも「風神少女」で問題は無いと考えられる。
『ダブルスポイラー』のレベルSPでは姫海棠はたても登場するが、一貫して文のテーマ曲である「妖怪の山」が使用された(ただし楽曲に多少のアレンジがなされている)。前作の『文花帖(ゲーム)』もレベル10にて、文のテーマ曲である「風神少女」が使用されている。
*スペルカード
東方花映塚
風符「風神一扇」
疾風「風神少女」
東方風神録
岐符「天の八衢」
岐符「サルタクロス」
風神「風神木の葉隠れ」
風神「天狗颪」
風神「二百十日」
「幻想風靡」
「無双風神」
塞符「山神渡御」
塞符「天孫降臨」
塞符「天上天下の照國」
東方緋想天
突風「猿田彦の先導」
旋符「飄妖扇」
旋風「鳥居つむじ風」
「幻想風靡」
魔獣「鎌鼬ベーリング」 cost1
風符「天狗道の開風」 cost2
旋符「紅葉扇風」 cost3
突符「天狗のマクロバースト」 cost3
突風「猿田彦の先導」 cost3
逆風「人間禁制の道」 cost4
竜巻「天孫降臨の道しるべ」 cost5
「幻想風靡」 cost5
東方非想天則
魔獣「鎌鼬ベーリング」 cost1
風符「天狗道の開風」 cost2
風符「天狗報即日限」 cost2
旋符「紅葉扇風」 cost3
突符「天狗のマクロバースト」 cost3
突風「猿田彦の先導」 cost3
逆風「人間禁制の道」 cost4
鴉符「暗夜のデイメア」 cost4
竜巻「天孫降臨の道しるべ」 cost5
「幻想風靡」 cost5
ダブルスポイラー
取材「射命丸文の圧迫取材」 SPOILER 6
望遠「キャンディッドショット」 SPOILER 7
速写「ファストショット」 SPOILER 8
「幻想風靡」 SPOILER 9
弾幕アマノジャク
写真「激撮テングスクープ」 6日目 SCENE2
「瞬撮ジャーナリスト」 6日目 SCENE8
東方天空璋
風符「天狗突風雨」
*その他
*移動速度(スピード)について
東方の天狗は全体的に速さに秀でており、その速さと同等なのは吸血鬼ぐらいだとされている。小さな子供は、天狗がものすごい速さで飛んだ際にできた風で飛ばされる事もあるという。
射命丸文は天狗の中でも鴉天狗と言う、速さに秀でる天狗の中でも更に速い速度を誇る部類である。彼女は作品内で幻想郷最速との描写が度々あり、吸血鬼であるレミリアやフランよりも速いものと思われる。ZUN氏原作のマンガである『儚月抄』では、霊夢と魔理沙の会話の中でもレミリアより速いと明言されており、文自身も吸血鬼のことを下に見ている節がある。
『花映塚』と『地霊殿(文装備)』での移動速度は同作品内で最も速く、『文花帖(ゲーム)』では「幻想郷一の足の速さを有効に使おう」「幻想郷一の足の速さが命取りになる場合は安全運転で」といった内容のアドバイスが失敗時に表示される。
ただし、これらは天狗以外からの見方であり、描写の無い他の天狗や天狗の長の天魔(妖怪の山の現トップ)より速いかは不明。また、八雲紫のスキマ移動や博麗霊夢の瞬間移動等、地点から地点への移動時間を能力によって短く出来る人妖は存在する。とはいえ、純粋なスピードと言う点においては、現時点で全キャラ中最速と言ってよいだろう。
*文々。新聞
鴉天狗は新聞を作り、そして配るのが仕事の様で、彼女も自分の新聞「文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)」を作り、その取材と配達に勤しんでいる。
天狗の新聞は大抵個人で取材から起稿まで行われている関係で、外の世界における新聞と比べると記事が特定のジャンルに偏ったり、発行が不定期になる。
天狗の新聞は主に天狗仲間が購読しており、八意永琳はその内輪振りを「学級新聞」と皮肉っている。
そんな中、彼女の新聞は『文花帖(書籍)』でも分かる様に、人里を含めた色々な事を扱っている。
二次創作においてはデタラメゴシップ新聞として描かれる事があるが、書籍文花帖では真実のみを記事にし、裏の取れない情報は新聞記事にしないという自らのポリシーを語っている。『文花帖(書籍)』に載っている新聞の内容も概ね事実で、否定している当事者の方が少ない。否定されても魔理沙の様に実際に不法侵入・泥棒する者や、妹紅の様に脅してくる者などが居たりする。
発行は多くて月に5回程度。しかし、号外が始終出る為、記事が薄い割に紙としての量は結構な割合になっている。
稗田阿求曰く「情報媒体というより寧ろカフェで人気で、アンニュイな午後を過ごしたい人妖に向く。」
『東方香霖堂』における森近霖之助曰く「情報量の多さは、物事を深く考えない者達に知識を得た様に思わせる。しかし、書かれている情報を知っただけでは知識とは言わない。情報を得た物が自ら考える事で初めて知識足り得る。天狗に人気な新聞より、『文々。新聞』の方が考察を誘い、知識を深めてくれる。内容はともかくとして。」
上記にある様に、彼女の新聞は他の妖怪・人間・人間の里の出来事など、積極的に他の種族と多く接して記事にしており、排他的と言われる山の妖怪(天狗)にしては少々変わっている様に見える。
『文花帖』時点では文は「 内容も読む人も幻想郷の妖怪達のみ 」ともしているが、『鈴奈庵』などでは鈴奈庵を通して人間に向けた人間の里版の文々。新聞の発行にもこぎつけており、評判も良かったことから新しい客層の開拓に成功している。これは同時に妖怪界隈のパワーバランスにも影響するものである様子である(『鈴奈庵』)。
*文々春新報
文は上記の文々。新聞に並行して新たな挑戦を行っており、その一つが「 週刊誌 」である「文々春新報」である。外の世界の雑誌を参考にしてつくられており、実際の書籍としては『東方文果真報』にその創刊号見本が掲載されている。
本誌は様々な事情から発刊は行われなかったが、誌面の作成にあたって文は当時の多種多様な幻想郷及びそこにつながる世界に触れている。
例えば先述のような文本人の執筆ポリシーが本誌制作にあたっては意図せず歪められた(別の意思に流された)と感じてもいるが、これについて文が対談の機会をもったヘカーティア・ラピスラズリからは稀神サグメの密かな影響力を指摘されるなどしている。このときヘカーティアは地獄を含む複数の世界の女神であり、サグメは地上と交流がない月の民である。
また文々春新報の制作段階でそのコンセプトを文から直接聴いた相手には人間である霊夢や半人半妖の霖之助の他、現役で外の世界の人間である菫子などがあり(『香霖堂』)、文が取材過程で出会った存在は人間妖怪神様等様々。
文々春新報自体の制作動機にははたての花果子念報が大きな影響を与えており、文々春新報が文なりの新たな模索であったことも本人の言葉で語られている(『文果真報』)。ただし誌面中では花果子念報に対しては極めて辛辣であり、文の対抗心が見て取れるものともなっている。
*お気に入り?
『東方文花帖』と言うゲームを製作する為に作られた為か、彼女は他のキャラとは一線を画すフットワークを持つ。
テーマ曲である「風神少女」の原曲は『文花帖(書籍)』に収録されているのだが、その原曲が6分を超えると言う結構長い曲だったりする。
等々の事が関係してか、シリーズで連続登場したりテーマ曲に気合いが入っている様に見える、などと言う様な理由から「神主のお気に入りではないか?」と囁かれている。
(「登場回数の多いキャラ」「テーマ曲を複数持つキャラ」は他にも存在する為、当然違う可能性はある。)
『外來韋編』などでZUNが語ったところによれば、新聞記者という立ち位置のキャラクターは「 どこに接点があっても不思議じゃないキャラクター」であり、これは文を通した個別の作品を越えたキャラクターたちの結びつきを描くことのできる可能性を拓くものであった。
これは一つ一つの作品を越えた「 東方 」という全体の世界観の結びつきと拡張をうみだすものであり、ZUNにとっても文は意義深いキャラクターである様子である。
一旦区切ります。
Re: 私室 ( No.172 )
- 日時: 2018/06/20 18:06
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: FLc.HaQo)
続きです。
*二次創作
登場直後の『花映塚』・『文花帖』の時点ではゴシップ新聞記者・パパラッチ・盗撮魔・ストーカーといった方向性のものが多かった。
これは軽いフットワークでどこにでも取材に赴いて写真を撮り、辛口の批評を付けるという『文花帖』のシステムから連想されたものだろう。
一方で、自由奔放で万年下位のイメージから外見年齢・精神年齢のイメージは若めであった。
『求聞史紀』『風神録』以降は妖怪の山の社会構造が明らかになり、平時には新聞記者、有事には天狗組織の一員として動く二面性を見せたことで扱いが大きく変化。
より下っ端な立場の犬走椛が登場したこともあり、大人びた性格に描かれることが増えた。
『緋想天』『非想天則』では弾幕アクションに参戦し、戦闘スタイルが想像しやすくなった。躍動感のあるイラストやバトル系ストーリーが増加。
『ダブルスポイラー』では烏天狗のライバルキャラとして姫海棠はたてが登場。より人間関係が広がった。
*カップリング
あやもみ:犬走椛
言わずと知れた天狗コンビ。住んでいる場所が同じ妖怪の山・天狗の領域であることが強味。『風神録』で椛が初登場した際は「下っ端」であることもあり文に従者のごとく忠実に従う椛が多かった。
『ダブルスポイラー』ではどうやら文の方から椛を苦手としている様子であると言及され、以降は「椛はツンデレ」「椛は規則破りを行う文に立場上優しくできない」「椛に酒の席で襲われたことがトラウマ」など複雑な関係を描く二次創作も増えた。
あやれいむ:博麗霊夢
登場初期から一貫して「ネタを提供してくれる巫女」として文の方から付きまとっている。霊夢を取材する時の文はだいたい笑顔である。『地霊殿』では異変の解決のために共闘する姿も描かれ、硬軟両面でパートナーになりうるコンビと言える。『儚月抄』で天狗が博麗の巫女の選定に携わっていることが示唆されたことを受け、霊夢の出自に関するシリアスなドラマが展開されることも。
文チル:チルノ
たいていは文がチルノを愛でる展開である。上位種族の天狗と、最弱種族の妖精の関係は、たいていが大人と子供の様相を呈する。
まったく一方通行の関係という訳ではなく、チルノの方も「文々。新聞」を読んで注文を付けている。
あやさな:東風谷早苗
初期は「幻想郷に慣れない早苗に、長生きでフットワークの軽い文が幻想郷を案内」のような関係が多かった。早苗と守矢神社の神々が幻想郷に馴染むにつれ、関係の変遷が著しいカップリングでもある。
守矢神社と天狗は協力関係であると同時に、核エネルギーや索道(ロープウェイ)の開発にあたって対立する関係でもあり、政治ドラマも絡めた長編作品が描かれることもある。
あやはた:姫海棠はたて
新聞記者同士のライバル関係。その思想的・商売敵的対立は『ダブルスポイラー』『文果真報』で描かれた通りであり、百合フィルターを通せば相思相愛となる。椛同様、同じ天狗社会で生きていることも関係を想像しやすい。天狗が長命な妖怪であることから、双方がより若年だった頃を描くこともある。椛も合わせた三人組は東方三天狗とも呼ばれる。
ロリコン天狗・ショタコン天狗
作中でチルノ、レミリア、小鈴といった(外見が)年少の少女をやたらと楽しそうに取材し、時には物理的にベタベタするところから。
二次創作ではこの点が強調され、時にはR-18な関係まで持ち込もうとする変態扱いされることもある。なお、魔理沙を自宅に匿うことを見たはたてが「育ちすぎ」と評するあたり、年少好みは天狗全体の性癖であって、別に文だけが特別に少年少女を好むというわけでもないようだ。
少年との接点は原作中では未だ無いが、二次創作ではおねショタが描かれることもある。
*先輩・年増
先述のように『風神録』からは年長の会社員のような描写が多くなったが、『ダブルスポイラー』ではたてが若々しいコメントを残す中、文はいつもの辛口批評が大半を占め、さらにはたての主張を青臭い理想論として切って捨てる側面を見せたため「烏天狗の中でも比較的年長」というイメージが広がった。
公式の文果真報のギャグ漫画パートでも文「あややぁ~最近の若いもんは根性なさすぎですねぇー」(新人天狗シンミョウマル)後輩烏天狗「やったーさすが文さんは話がわかるッ!」(天狗ゾク論)といった扱いである。
さらに派生して「若い外見は手入れや化粧で頑張って保っている」「同期が結婚・出産する中で内心焦っている」なんてことも。
*記事のためなら/売り上げランキングのためなら何でもする
性的な意味で。薄い本にありがち。なお『文々春真報』に自分のグラビアを載せようとしていたため、他のキャラと違い丸っきり事実無根というわけでもないことは特筆に値する。
*二次創作における文のカメラ
幻想郷には基本的に「現実世界で忘れ去られたもの、忘れ去られかけているもの」が存在する、という設定から、かつては文のカメラはスクリューマウント時代の古典的一眼レフが大勢を占めていた。
しかし、登場作が増え、それによって二次創作での露出も増え始めると、やがて独自マウント時代のMF一眼レフ機、キヤノンEOSシリーズ(EFマウント)及び同世代の電子制御一眼レフ機と一気に進化を始める。
また●もみじもみもみタグに代表されるようにビデオカメラを持ち歩くことも多くなった。
もっとも銀塩フィルム写真及びアナログ磁気テープ式ビデオ(VHS、β、8ミリビデオなど)自体が近年急速に衰退しているとあって、これらが幻想郷に出現するのはあながちない話でもないだろう。
また電子制御一眼レフ機が登場するのは1/1000以下のシャッタースピードを持つという、文の「幻想郷最速」の名に合わせたところもあるだろう。
もっとも最近はデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラを携行している作品も多い。
また先述の「パパラッチ」「ストーカー」というイメージから、懐にハーフ判カメラ・ミノックス機・コンパクトカメラ・コンパクトデジタルスチルカメラを隠し持っていることも多い。
東方キャラクターズ12「チルノ」 ( No.173 )
- 日時: 2018/08/04 22:01
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)
*チルノとは:『東方Project』に登場するキャラクターの一人。初出は『東方紅魔郷』2面ボス。
*概要
霧の湖に住む妖精。雪ん娘、氷の妖怪にも分類される事がある。
一年中、春夏秋冬問わず体から冷気を出しており、チルノの周りは寒い。触れた物を瞬間で凍らせるため、たとえ彼女が寝ていても触れば凍傷になる恐れがある。
妖精は「人間以下の存在」とされているが、チルノは妖精の中でも格別に力が強い存在であり、『花映塚』ではそのことをもって映姫から説教を受けている。また『求聞史紀』では湖の妖精のリーダー格であるとされ、『花映塚』や『非想天則』では自ら「最強」を名乗っている。『天空璋』では隠岐奈に「覇気がある」「おもしろ妖精」と褒められている。
一人称は『文花帖』で「私」、『花映塚』『妖精大戦争』で「あたい」、『非想天則』では両方。
*種族
妖精:妖精とは「大自然の具現」「自然現象そのものの正体」。寒暖や雨風、草花の開花といった一つ一つの現象に妖精は宿る。体長は手のひらに載る程度の者から、大きくとも十に満たない人間の幼子程度の者が殆ど。蝶やトンボといった虫の様な羽根を持った者が多い。騒がしい場所を好み、陰気な場所では数が減る。体がバラバラになるほどの大怪我を負ってもすぐに治り、死んでもすぐに同じ姿で生まれ変わる。そのため死を恐れず無鉄砲である。彼女らは食事を取る必要がないが、人間の食事を真似て、人間と同じ物を食べる。特に人間が食べようとしている物をこっそり奪って食べるのを好む。
総じて悪戯好きで、後先を考えず目の前の者を邪魔する。時には崖から突き落とされたり、背中に火を付けられたりすることもある。大人の人間なら簡単に勝てる強さだが、悪戯せずにいきなり攻撃してくる事もある。特に大勢の妖精が集まっていたり騒いでいる時は、付近にとてつもなく強力な妖怪が潜んでいる可能性がある。その量と凶暴さは付近の危険度を表している。
*容姿
身長はかなり低く、青い服装に氷の羽根を持つ(『求聞史紀』p.10)。羽の数は紅魔郷,非想天則が10枚、妖精大戦争、花映塚,天空璋が6枚、輝針城が4枚と一定しない。
背丈は「身長低」で一番下の範疇。「10代前半の人間だとしたらかなり低い部類に入ります」とのこと。
髪は薄めの水色で、ウェーブがかかったセミショートヘアーに青い瞳。背中の羽は大抵は六枚で、青か緑の大きなリボンを付けている。服装は白のシャツの上から青いワンピース(スカートの縁に白のぎざぎざ模様)を着用し、首元には赤いリボンが巻かれている。足元は青、あるいは水色のストラップシューズを履いている。
頭のリボンは、『紅魔郷』と『妖々夢』、『天空璋』では青、『花映塚』以降は緑。『花映塚』においては自機ドットのリボンは青だがボスアタックでは緑。普段は半袖だが妖々夢のドット絵のみ長袖を着ている。
『天空璋』では褐色肌になっており、胸の所にヒマワリ、身体に朝顔を巻きつけている。足は裸足(裸足なのはこれと『三月精』のみ)となっている。
*性格
子供っぽくていたずら好き、頭はあまり良くない。「霊夢や魔理沙に取ってあの程度の妖怪は軽くあしらわれる」。いつもは蛙を瞬間で凍らせては水につけ生き返らせて遊んでいる。3回に1回は失敗して蛙は砕け散る。
『紅魔郷』チルノのBGM「おてんば恋娘」のコメントには「バカな女の子をイメージしました」 とあり、『花映塚』のマニュアルでは⑨=バカと書かれている。
*作中での活躍など
『文花帖』では新聞記事を読解し批判している一方で、『求聞史紀』ではどんなに簡単ななぞなぞでもきっと答えられないはずとされている。
『花映塚』では霊夢や魔理沙、咲夜や文が調べていた六十年周期の大結界異変を既に把握しており、「60年に一度のお祭り」だとか。また、因幡てゐを「海を渡れない兎」と呼んでおり、長い年月生きていることが示唆されている。
『三月精』では平仮名を逆に書いていた。また命蓮寺で大晦日に屋台でかき氷(みずあじ)を売っている描写があるので、少なくとも夜店を運営できる程度の金勘定は出来るものと思われる。
『非想天則』では魔理沙も知らなかった日本の伝説の巨人「だいだらぼっち」を知っており、手下にしようとしていた。
『文花帖』によれば、妖怪の山の中腹にある沼に棲む大ガマに、蛙を凍らせる妖精を懲らしめるという理由で丸呑みにされた経験もある。その際はチルノの余りの冷たさにびっくりして吐き出してしまったが、大ガマ自身は何ともなく、チルノも懲りていない。
『心綺楼』では命蓮寺で大衆に混ざって、聖の説法を聞くシーンが見られる。この作品では台詞は一切なく、信者なのか気まぐれで来ているのかは不明。
『茨歌仙』では光の三妖精らとともに博麗神社の宴会に参加したりしている他、同神社のとある縁日ではチルノと思しきキャラクターが先述のようなかき氷屋台を開店している。
*能力
冷気を操る程度の能力 :『妖々夢』キャラ設定.txtでは「主に冷気を操る程度の能力」。
『求聞史紀』によると小さな物なら瞬間で凍らせられるため、普通の妖精よりやや危険度は高い。「冷気はダダ漏れで付近はいつも寒い」「チルノに限らず全ての妖精の住処は、自然に溶け込んでいるから人間には見つけられない」という。
「いつも寒い」はずだが、『三月精』では三妖精と触れ合える距離でも、彼女らは寒さを感じているような描写は特に無い。
また氷で剣や矢を造形できる腕があり、鯉を凍らせた時に氷塊で覆いつつも内部に水を残すカープボールを披露した。液体そのものを適度に冷やすだけでなく液体の一部で氷を作り、それで冷やすなど器用なことも出来る。
『輝針城』では氷を操る程度の能力となっているが、ほぼ同意であろう。
ちなみにスペルカードに凍符「マイナスK」があるが、負のKは普通は負温度という。この温度については一応Wikipediaに掲載されているが、東方元ネタWikiではチルノを中心に詳細がまとめられている。
冷気の妖精であるためか、暑さには弱く、夏真っ盛りだと羽根が溶けてしまう。
いったん区切ります
⑨ ( No.174 )
- 日時: 2018/08/04 22:03
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)
続きです。
スペルカード
東方紅魔郷
スペルカード名
氷符「アイシクルフォール」 ◯ ◯
雹符「ヘイルストーム」 ◯ ◯
凍符「パーフェクトフリーズ」 ◯ ◯ ◯ ◯
雪符「ダイアモンドブリザード」 ◯ ◯ ◯
東方妖々夢
スペルカード名
凍符「フリーズアクトレス」(※)
霜符「フロストコラムス」 ◯ ◯
※体験版ver.0.04b→0.05で、霜符「フロストコラムス」に名前を差し替え。
東方花映塚
スペルカード名
凍符「パーフェクトフリーズ」
凍符「コールドディヴィニティー」
東方文花帖
スペルカード名
ステージ
雪符「ダイアモンドブリザード」 LEVEL 2 SCENE-3
凍符「マイナスK」 LEVEL 2 SCENE-5
東方非想天則
スペルカード名
氷符「アイシクルフォール」
凍符「マイナスK」
デッキ
スペルカード名
コスト
氷符「アイシクルマシンガン」 コスト2
氷符「フェアリースピン」 コスト2
氷塊「コールドスプリンクラー」 コスト3
冷体「スーパーアイスキック」 コスト3
氷符「ソードフリーザー」 コスト3
凍符「フリーズアトモスフェア」 コスト3
冷符「瞬間冷凍ビーム」 コスト3
霜符「フロストコラムス」 コスト4
吹氷「アイストルネード」 コスト4
凍符「パーフェクトフリーズ」 コスト5
氷塊「グレートクラッシャー」 コスト5
東方輝針城
スペルカード名
氷符「アルティメットブリザード」 ◯ ◯
弾幕アマノジャク
スペルカード名
ステージ
氷符「パーフェクトグレーシェリスト」 一日目 シーン3
氷王「フロストキング」 一日目 シーン5
東方天空璋
スペルカード名
氷符「クールサンフラワー」
備考
住処
彼女の生息域は自ら「あたいの城」と称する霧の湖である(『花映塚』EPISODE 霧の湖)。『三月精』では三妖精の住居が大木の中なのに対して、彼女の住居は湖畔のかまくら(イグルー)として描かれている。
いったん区切ります。
Re: 私室 ( No.175 )
- 日時: 2018/08/04 22:08
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)
続きです。
*備考
*住処
彼女の生息域は自ら「あたいの城」と称する霧の湖である(『花映塚』EPISODE 霧の湖)。『三月精』では三妖精の住居が大木の中なのに対して、彼女の住居は湖畔のかまくら(イグルー)として描かれている。
*幻想郷最強の妖精
チルノは「最強」を自称している。
『求聞史紀』によると、妖精は注意深い人間には近寄らず「大して強くないので、日頃の鬱憤を晴らすと良い」とされる。
そんな妖精の中で唯一、チルノは「妖精の中では好戦的な部類」「触れた物を瞬間で凍らせる事が出来るので、たとえ寝ていても触らない様にする。凍傷になる恐れがある」と警告されている。対処法としては素直に逃げる、被害を受ける前に姿を見つける、松明の火など熱くて触れられない物を持つ等。彼女の住処の湖は「他の妖怪も出やすく危険」だという。
なお、道中の妖精は一撃で倒され、大妖精は『紅魔郷』2面中ボスであったのに対し、チルノは『紅魔郷』の2面ボス、『妖々夢』の1面中ボスであり、『花映塚』以降は主人公になっている。
ちなみに相手によってはスペルカード勝負で勝っても逃げている。大抵は敗れた相手の衣服は何処かしら破けているが、この勝負では全く損傷が無い。ただ大戦争EXTRAでは勝ったはずのチルノがボロボロになっている。
花映塚 チルノ「今の内に逃げよー!次はもっと静かな所に行きたいわー」
風見幽香「結果として逃げてくれれば何でも良いわ。まだ、向日葵は咲き続けそうね」(『花映塚』EPISODE 8 太陽の畑)
非想天則 霊烏路空「異物発見!融合炉の温度低下に要注意。即座に異物を排除せよ!」
チルノ「わわわわわ!」
チルノ「今がチャンスだ!今すぐに逃げだそう!」(『非想天則』STAGE 4 業火絢爛)
大戦争 チルノ「どうだ!」
魔理沙「な、中々やるじゃないか」
魔理沙「ま、手加減してやったんだがな 死なない程度のレーザーで」
チルノ「あいたたた、今日はこの位にしてやる!」(『大戦争』EXTRA 夜桜怪道)
四季映姫・ヤマザナドゥからは「妖精なのに強い力を持っています。でも、そのお陰で自分のテリトリーを外れる事が多い」「そのままでは、貴方は自然の力で元に戻れないダメージを負うかも知れない。すなわちそれは死、という意味です」と説教されている。
周囲との関係
『求聞史紀』では「湖の妖精のリーダー格」とあるが『三月精』では湖の妖精と一緒にかくれんぼをしていた。「大妖精」と呼ばれている緑髪をサイドポニーにまとめている妖精とはかくれんぼの相手になっている。
レティ・ホワイトロック レティ「(略)私は寒さを操るの。冷気を操るどこぞの妖精なんかと一緒にされても困るわ」
文「似たような物かと思うんですが」
レティ「あの妖精は、自然の中の小さな歪み。私の場合は、自然に生きる妖怪様。寒いときに、より寒くするのが一番楽しいのよ」(『文花帖』第百十九季 皐月の一)
リグル・ナイトバグ 「リグルは少々頭が弱い感じがする。というか、今回の主人公達相手じゃちょっと可哀想。チルノ辺りと遊ぶのが丁度良い位だ」(『永夜抄』SpellPlactis Last Word 季節外れのバタフライストーム)。
ミスティア・ローレライ 「なんだ妖精はお呼びでないわ」(『花映塚』Episode 1)
リリカ・プリズムリバー 「上空は最初から寒いんだから、あんたの出る所ではない」(『花映塚』Episode 2)
因幡てゐ 「妖精なんて、帰れなくても困らないじゃん?迷い放題迷えば~?」(『花映塚』Episode 3-4-5)
博麗霊夢 霊夢「あ、バカ発見。何か悪さでもしようと考えているんでしょう?」
チルノ「勿論!」
霊夢「冷気を好む動植物は居ないわ。何処に行ってもあんたは嫌われ者」(『花映塚』Episode 4-5)
霧雨魔理沙 花映塚 魔理沙「楽しいか?一人で遊んで」
チルノ「何よ、邪魔しないでよ」
魔理沙「楽しそうだな。混ぜて貰おうか」
魔理沙「一緒に遊ぶのに、何故それを混ぜるって言うのか判るか?それは、正体無くなるまで叩き潰す事になるからだ」(『花映塚』Episode 3-4-5)
大戦争 魔理沙「なんと……こんなに強かったなんてこれはやばいな」
魔理沙(それにしても妖精も馬鹿に出来ないな)
魔理沙(妖精(バカ)を馬鹿にしないってのも変な話だが)
魔理沙(レーザーを最大出力にしても危なかったかも……)(『大戦争』EXTRA 夜桜怪道)
霧の湖に住む妖精。雑魚と大差無い扱いだ。(『輝針城』おまけ.txt)
*二次創作
多岐に渡るため、カップリングや二次キャラはチルノ(二次創作)記事へ。
古参キャラである上、上記の様にネタだらけで扱いやすいため、創作での人気は非常に高い(東方キャラでのタグ数は霊夢を抜いてなんと1位。検索方法を「霊夢 or 博麗霊夢」で調べれば霊夢が1位になるのだが)。
東方キャラクターズ13「八雲紫」 ( No.176 )
- 日時: 2018/08/04 22:18
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)
*八雲紫とは:『東方Project』のキャラクター。初出は『東方妖々夢』Phantasmボス。
*概要
*人物
幻想郷にて古参中の古参と言われる妖怪。基本的に胡散臭く、心が読めないため信用されない。能力は危険で禍々しくその笑顔は不吉で気味が悪い。
幻想郷の妖怪のなかでも避けられやすく、できる限り会いたくないと思われる人物。しかし本人は意外と話したがり屋であり色々と教えてくれるが、真偽のほどは確かめようがなくやはり信用し難い。冷静でもあるが、やはり人に避けられやすい。
幻想郷の境にある屋敷に住み、本人によると幻想郷の艮(うしとら、今で言う東北)の方角にあるらしい。しかし誰もその屋敷を見たことがなく、幻想郷と外の世界を隔てる境界を自由に行き来できるため、外の世界に屋敷があるのではないか・外の妖怪ではないかとも言われる。
だが幻想郷への愛情は限りなく深く、『萃夢想』のキャラテキストでは「彼女ほど幻想郷と真摯に接し、幻想郷を愛している者もいない。」とまで書かれている。『緋想天』では、はた迷惑な異変を起こした上、博麗神社と自分の家系の神社を結びつける改造を施した比那名居天子に、普段の口調が消えてしまうほどの怒りをあらわにした。
妖怪らしい妖怪なのだが人間を襲うことは少ない。 『東方求聞史記』では、少なくとも幻想郷ではその姿があまり見られないため、幻想郷の外で襲っているのではないかと推察されている。
なお、この『東方求聞史記』における「幻想郷縁起」巻末の参考文献には、八雲紫名義の著作物のタイトルが三冊分並んでいる。
*幻想郷との関わり
現行の幻想郷を創った賢者の一人と言われる。幻想郷は幻と実体の境界、博麗大結界の二つの結界により外の世界と遮断されている。
どちらも境界の妖怪である紫の提案により行われたことで、幻想郷の成り立ちと関わりがある。
また『地霊殿』では鬼を相手に、地上と地底の妖怪に関する契約を交わしたことが描かれている。
霊夢曰く、「 仕事がかぶってる 」。
幻想郷と同様に「結界の裏側」の世界である月の都とも因縁をもち、二度の月面戦争にも関わった。
紫自身は固定した幻想郷ではなく変化のある幻想郷の姿を期待している様子で、幻想郷以外の世界とのつながりも条件付きで肯定している。「 幻想入り 」ではない形での外来のタンポポの侵入と繁殖など明確に「 ルール 」外のケースを除いて、時には許容範囲内であればイレギュラーな両者のつながりであってもそれを肯定し、あるいは維持するために手を回すこともある。
例えばホフゴブリンの幻想郷への導入、都市伝説の具現化、宇佐見菫子の処置といったケースにこの一端を見ることができる。時には幻想郷の利益のために幻想郷側の性質やマンパワーを外の世界に向けて活用することもある(例えば座敷わらし)。
さらに「 幻想郷の賢者 」として「 こっち側 」の道を共に往くことのできそうな者を勧誘したりもしている。
幻想郷や幻想郷に住まう、内部の存在に対しても必要とあればその関係者や発生する異変にも関与しており、例えば本居小鈴(『鈴奈庵』)に個別に接触したり依神女苑・依神紫苑らによる完全憑依への対策を見出すべく奔走したり(『憑依華』)といった様子が見られている。先述の『萃夢想』で語られている紫の姿が表れているともいえるだろう。
紫の視線は地上の幻想郷のみにとどまらず、冥界(『妖々夢』他)、地獄などの地底世界(『地霊殿』他)、天界(『緋想天』他)、月世界(『儚月抄』他)、外の世界(『三月精』他)、夢の世界(『憑依華』)など、あらゆる方向に傾けられている。
またこれらの世界の住人達とも何らかの結びつきや因縁があることもある。先述の天子のように作中の物語を通して新しく縁が結ばれることもあれば、西行寺幽々子(『妖々夢』他)や摩多羅隠岐奈(『天空璋』)のような古くからの縁が作中で新しく語られることもあり、紫の他者関係は非常に広く、また時に深い。
幻想郷に新たに根を下ろすことを決めた人々や訪問者たちを歓迎するなど、幻想郷の代表者として振舞う一面も見ることが出来る。例えば紫は外の世界から引っ越ししてきた東風谷早苗(『非想天則』)や月から幻想郷への定住を決めた鈴仙・優曇華院・イナバ(『憑依華』)、リアルタイムで幻想郷と外の世界とを夢を介して行き来する菫子(『憑依華』)に、それぞれ幻想郷への歓迎の言葉を贈っている。
*能力
境界を操る程度の能力:『永夜抄』のテキストによると、「境界(結界)を操る事がどれだけ危険で強大な力なのかは計り知れなく、紫の様なちょっと変わった妖怪か、力の重圧に耐えられる者で無いとその力は扱えない」とされる能力。
*具体的に東方作品内で行った境界能力としては以下のものがある。
幻と実体の境界を引き、外で幻想となったものを引き込む。萃香が疎の力で広がっていたのを強制的に戻す。昼と夜の境界を弄り、夜を留める。顕界と冥界の間に境界を敷き、幽冥の結界となせる。
博麗大結界=幻想郷に危険がないように穴を開けられる。天蓋の絵の月と湖に浮かぶ幻の月の境界を弄り、月の海へ繋げられる(満月限定)
夢の世界にある人や物を強制的に現に取り出す。
上記の夢の世界への干渉にも関連して、相手側の完全憑依の境界を操作する。
このうち顕界と冥界の間の境界に関しては、『非想天則』においても修繕せず放置している。また上記以外にも、妖々夢Phを魔理沙でクリアすると、あと二つほど出来ることがあると本人が言っているのを見ることができる。
『求聞史紀』内の「幻想郷縁起」での説明によれば、これは全ての事象を根底から覆す能力であるらしい。物事の存在には境界が存在し、全てのものに境界が存在しなければ、それは一つの大きなものであることになる。即ち論理的創造と破壊の能力である。論理的に新しい存在を創造し、論理的に存在を否定する。対策も防御法も一切存在しない、神に匹敵する力とされる。
「結界」という境界、水と空気の境界である水面、天と地の境界である地平線すらも操る。「自分とそれ以外を分ける境界」を消すことで存在を保てなくさせる等、あらゆる物事に存在する境界を自在に操ることができる。
また博麗大結界の項目に関連して、上記のものほど圧倒的な能力の使用例ではないものの、とある理由から外の世界に座敷わらしを次々と連れ出したり、逆にその穴埋めとして大量のホフゴブリンを幻想郷に連れてくる(『茨歌仙』)など、その応用範囲は広い。
一旦区切ります
少女少女 ( No.177 )
- 日時: 2018/08/04 22:24
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)
続きです。
*スキマ
主に移動に際して使われる能力の俗称。または能力で空間に開けた穴のことを指す。
空間の境界を操って裂け目を作ることで離れた場所同士を繋げることができ、これによって神出鬼没に移動を繰り返している。その範囲は物理的空間のみならず、絵や夢・物語の中にも及ぶという。
切れ目の両端はリボンで縛られている。中は一種の亜空間のようになっており、多数の目が見える。これは外の世界の「欲望が渦巻いている様子」と言うイメージの表れ。また道路標識などの漂流物が漂っている事もあるが、これも「外の世界の役に立たない物」としてのイメージから来るもの。
『萃夢想』や『緋想天』ではこのスキマから墓石を降らせる、標識を突き出す、電車を突撃させる等の攻撃バリエーションが見られる。
『憑依華』でも標識や電車を飛び出させているほか、卒塔婆を飛ばしたり、あるいはこの境界を介して通常なら届かない場所にある相手を手にした傘で攻撃したり、自身の上半身と下半身を分割して相手に襲い掛かったりと、能力の応用範囲には紫自身の身体もまた含まれている。
境界を介して橙とねこじゃらしで遊んだりといったお茶目な応用もある。
*頭脳、身体能力
超人的頭脳を持ち、長生きであるために知識や経験も豊富。 特に数字に極めて強く、無間の底や北斗七星が北極星を食うまでの時間を一瞬で求められる演算能力を持つ。その高い計算能力は強大な式を憑けることができる程。
『幻想郷縁起』によれば身体能力は妖怪並みだが、体術は人間と異なる動きをする。本人曰く「自分には何も効かず弱点はない」らしい。彼女の体には不可解なところが多々あり、例として、『香霖堂』にて霖之助がゲーム機を壊すため全力で振るった木槌を手で受け止めても、傷一つつかずに平然としており、その際に霖之助は『フカフカの布団を叩いたような不思議な手ごたえ』を感じている。また、『非想天則』では武術に長けた美鈴も紫からの手ごたえにおかしさを感じている。
その他にもルナチャイルドが周囲の音を消しているにも関わらず声が聞こえてくる(心に聞こえる声)など、不思議な能力を持っている。
幻想郷縁起によれば足も速いらしいが、ゲーム作品での移動速度はどちらかと言えば遅い方に設定されている。ただし、スキマを使った瞬間移動は別。
*容姿
姿は人間の少女と特に変わりはない。髪は金髪ロング。毛先をいくつか束にしてリボンで結んでいる。作品によって、瞳の色は紫や金色になっている。
設定および作中において他者(森近霖之助)が見ても「少女」と言われる姿。手は霖之助の主観で「か細い女の子の手」。
こういった人間以外の生き物は、永い命と引き換えに成長する事を放棄している。逆にいえば、成長しないから何時までも生きられるとも言う。
『憑依華』では上記右上イラスト同様の道士服風前掛けとフリルドレスによる服装であるが、袖に本作独自の黒と白から成る意匠があるなど道士服風のデザインにおいても登場する作品によってはアレンジが加わることがある。
『鈴奈庵』では浴衣姿でも登場しており、回想場面では就寝時の様子も描かれている。
*身長
東方キャラの身長の基準は10代前半の少女だという。その中で八雲紫は「身長高」に分類されている。他に「身長高」は紅美鈴、十六夜咲夜の二人がいる。なお、八雲藍は「身長やや高」。意外にも紫の方が身長が高い。
*変化する服装
「幻想郷縁起」によるとその時代時代にあった服を着ているらしい。
作品内では服装は紫にフリルのついたドレスや、八卦の萃と太極図を描いた中華風の服など。リボンの巻かれたZUN帽着用。そのほか、アイテムとして大きな日傘と扇子を持ち、ドレス時には白い手袋を着用している。
服装に加えて髪型にも様々なアレンジがあり、例えば『妖々夢』でのデザインのような長い髪をそのままおろして先をリボンで結ぶスタイルや、『萃夢想』でのデザインのようなまとめたものを後頭部にアップにするものなどの髪型が登場している。『鈴奈庵』や『憑依華』時のように、『萃夢想』デザインと同種の中華風の服と『妖々夢』デザインのような下ろした髪型といった、組み合わせのパターンも様々。
一旦区切ります。
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