雑談掲示板

私室
日時: 2018/11/17 20:05
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 3zeF8rO.)

*当スレは、自分語りや資料掲載を中心にしていきたいと思います。結構、知ってる人がそういうことやってるので、触発されました! 雑談掲示板のスレなので、雑談も勿論可能です!

 まずは、おはようございます。こんにちわ、こんばんわ♪ 始めましての方も、私を知っている方も気軽に——とは言っても上記内容を護って——お声をかけてくださいね。


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*関連記事は纏めます……今後、修正予定


*コメントくださったリスナーの皆さん

・四季様
・鏡音レン様
・夏木様
・彩都様
・俄モチ様
・織原姫奈様
・ああ様
・貞子様
・brightbox様
 
 現在9名


 
 不定期更新

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Re: 神様、私だけ優遇してください。 ( No.120 )
日時: 2018/03/04 17:11
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)

>>119 

*思い切って不登校児になるとか……というのはさすがに家庭に居場所がなくなりそうですね。ただまぁ、中学が退屈で面倒な場所だというのは強く共感するところです……私もそうでしたし。
 私ごときがなんとかできそうな問題でもないですね……すみません。

 新しいタイトルを見たけど、なにかおかしいと思うんだ……

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

*適当な言葉集め カタカナ語編1

・サーヴァント  
英語で「召使」の意味。
・サーガ
 中世アイスランドで成立した古ノルド語による散文作品群の総称。
 転じて、フィクションにおいて、一家一門の物語を壮大に描く長編の叙事小説やファンタジー作品などがサーガと呼ばれる。 
・サイクロトロン
 荷電粒子を加速する装置。原子核・素粒子の実験に用いられるほか癌治療などにも応用される。
・サイコパス
 反社会的人格の精神病質者。
 主な特徴は、他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う、など。
 欧米では25人に1人、日本では100人に1人ほどの割合で存在するといわれる。
・サイネリア
 キク科ペリカリス(サワギク)属の植物及び花の名称。
 正式には「シネラリア」であるが、「シネ(死ね)」という音が嫌われ「サイネリア」方が一般的である。

・サイファー

 英語で「暗号」または「ゼロ」を意味する言葉。サイファ。
・サクラメント
 アメリカカリフォルニア州の州都。
 また、キリスト教において神の見えない恩寵を具体的に見える形で表すことである。 秘跡(ローマ・カトリック) 、礼典(プロテスタント)、機密(正教会)。
・サクリファイス
 生け贄、犠牲の意味。
・サザンクロス
 英語で「南十字星」のこと。
・ザナドゥ
 幻想的な名前として用いられる言葉。文献によっては桃源郷とも訳される。キサナドゥともいう。
・サナトリウム
 長期的な療養を必要とする人のための療養所。かつては結核治療用の施設を指したが、その治癒率が高まった以降は精神疾患や認知症、脳卒中の後遺症など他の病気を含めたものとなっている。
・サバイバーズギルト
 戦争や災害、事故、事件、虐待などに遭いながら、奇跡的に生還を遂げた人が、周りの人々が亡くなったのに自分が助かったことに対して、しばしば感じる罪悪感のこと。「サバイバー」は「生き残り・生存者・遺族」を、「ギルト」は「罪悪感」を意味する英語。

・サバイバル・ロッタリー

 哲学者のジョン・ハリスが提案した思考実験である「臓器くじ」。

 「人を殺してそれより多くの人を助けるのはよいことだろうか?」という倫理的問題。
・サバト
 ヨーロッパで信じられていた魔女あるいは悪魔崇拝の集会。魔宴、魔女の夜宴・夜会ともいう。

・サラスバティ

 芸術・学問などの知を司るヒンドゥー教の女神。また、七福神の弁財天。

・サルガタナス

 ヨーロッパの伝承に伝わる悪魔の1人。

 魔術や悪魔学に関して記したグリモワールと呼ばれる一連の文献においてその名前が見られる。

・サンダーソニア
 南アフリカが原産地の多年生植物。生け花やフラワーアレンジメントなどで利用される。 ・サンタマリア
 イタリア語、スペイン語などでイエスの母マリア、聖母マリアの呼称。
・サンドリヨン
 フランス語でシンデレラを意味する言葉。

・ジークフリート

 ドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公。

 また、ドイツ圏で多く見られるファーストネーム。
・シエスタ
 スペイン語で昼休み、昼寝を指す言葉。
・ジェネシス
 旧約聖書の創世記のこと。起源。創世。始まりなど。
・ジェミニ
 双子座のこと。また、ローマ神話に登場するカストルとポルックスの双子の兄弟を指す。
・ジェノサイド
 ある人種・民族を計画的に絶滅させようとすること。集団殺戮。
・ジグソー
 電動ノコギリや糸鋸などの工具を指す。
・シックスセンス
 人の持つ五感以外の感覚、第六感のこと。
・シナスタジア
 共感覚のこと。共感覚は一部の人にみられる特殊な知覚現象であり、共感覚を持つ人は文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。

・シニシズム

 シニカル根性と訳され、現世に対して逃避的・嘲笑的な態度、社会風習や道徳・理念などを冷笑・無視する生活態度をさす。
・シノニム
 生物学などで、同意語、別名の意味。

・ジハイドロジェン・モノオキサイド

 DHMO(一酸化二水素、H2O)、つまり水のこと。水であることをあえて分かりにくくするための表現で、ジョークなどで用いられる。

・ジブリール

 大天使ガブリエルのアラビア語名。またそれに由来する人名。

・ジャッカロープ
 アメリカに生息するといわれるツノの生えたウサギの未確認動物。人の声真似が得意、ウィスキーが好物、乳が万能薬などの特徴がある。 ・ジャッジメント
 英語で「審判」「判断」などの意味。
・ジャバウォック
 ルイス・キャロルによるイギリスの児童文学『鏡の国のアリス』に登場する架空の生物。
 同書の中に登場する詩『ジャバウォックの詩』の中で語られている。
・ジャメヴ
 未視感のこと。一般にデジャヴと言われる言葉の反意語に当たる。たとえばいつも行く教室がなぜか今日になって初めて行く様に感じる。これがジャメヴである。

・シュヴァリエ

 フランス語で騎士を意味する。

・シューティングスター

 英語で「流れ星」。
・シュールストレミング
 主にスウェーデンで食される塩漬けのニシンの缶詰。その強烈な臭いから、「世界一臭い食べ物」といわれる。

・シュテルン

 ドイツ語で「星」のこと。

・シュトゥルム・ウント・ドラング

 18世紀後半にドイツで見られた文学運動のこと。

 古典主義や啓蒙主義に異議を唱え、理性に対する感情の優越を主張し、後のロマン主義へとつながっていった。日本語では「疾風怒濤」と訳される。


・シュピーゲル
 ドイツ語で「鏡」を意味する語句。 ・シュプレヒコール
 舞台で、一つのせりふを多人数が声をそろえて朗誦すること。
 また集会やデモなどで、参加者がいっせいにスローガンを唱えること。

・シュリンカー

 フィクション作品において、体が小さくなってしまった人物(シチュエーション)を指す。

 フェティシズムの一種でもあり、自分の身体が縮小した状態を妄想するという意味も含まれる。
・ショットガンマリッジ
 英語で「できちゃった結婚」を意味する。妊娠した娘の父親が相手の男性に散弾銃を突きつけて婚約を迫ったということに由来する。

・ジョリーロジャー

 海賊旗のことで、ドクロに交差する2本の骨を組み合わせたデザインの旗を指す。

・ジョン・ドゥ

 日本語の「名無しの権兵衛」に相当する英語。同様の語にジョン・スミスがある。
・シンクロニシティ
 偶然の一致のこと。虫の知らせ。

・シンドローム

 症候群のこと。
・スーパーノヴァ
 超新星のことである。

・スカベンジャー

 ハイエナやハゲワシなど動物の死体を主食とする動物の総称。腐肉食動物。
・スクールカースト
 現代の日本の学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。
・スクリーム
 英語で「悲鳴」。
・スケアクロウ
 英語で「かかし」。
・スケープゴート
 「身代わり」「生贄」などの意味合いを持つ聖書由来の用語。
 転じて、不満や責任を転嫁するための対象を指す。

 一旦区切ります

ゆにゅうが禁止ワードって…… ( No.121 )
日時: 2018/03/04 17:22
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)

 続きです。

・スターゲイザー

 英語で星を見つめる者(天文学者、占星術者)などの意味を持つ語。
・スティグマ
 聖痕。奴隷や犯罪者の烙印。
 転じて、他者や社会集団によって個人に押し付けられた負の表象・烙印を表す。
・ステイルメイト
 チェスで、次に指せる手がなく引き分けとなる状態。
・ステップファミリー
 血縁のない親子関係のこと。

・ステュクス

 ギリシア神話において地下を流れているとされる大河、あるいはそれを神格化した女神である。

・ステラ

 星を意味するイタリア語である。

・ストイケイア

 古代ギリシャの数学者ユークリッドが著した数学書。その後の数学に大きな影響を与えた。

・ストラグル

 奮闘、もがき、闘争、戦闘などを意味する英単語。

・ストラトス
 「成層圏」を意味する英語。
・ストレイキャット
 野良猫、どら猫、迷い猫などの意味。
・ストレーガ 
 イタリア語で「魔女」。ストレガ。
・ストレンジャー
 「知らぬ人・他人」を意味する言葉。 ・スノードロップ
 ヒガンバナ科の花。マツユキソウとも呼ばれる。

・スピットファイア

 かんしゃくもち・短気者、火を吐くもの(大砲など)の意味。

 また、第二次世界大戦で英軍が用いた戦闘機。
・スプリーキラー
 短期間のうちに複数の場所で殺人を行った犯人のことである。スプリーは「浮れ騒ぎ」「お祭り騒ぎ」の意味。
・スペースデブリ
 宇宙ゴミ。なんらかの意味がある活動を行うことなく、地球の衛星軌道上を周回している人工物体のこと。

・スペツナズ・ナイフ

 武器の一種で、内蔵されたバネによって刃を射出することができるナイフ。名前の由来はロシア語で特殊部隊を意味する「スペツナズ」から。

 実在性については疑問視されているが、映画「コマンドー」などフィクション作品においてはしばしば登場している。

・スペリオル

 「高次の」「優位の」「上位の」などを意味する言葉。
・スリーピー・ホロウ
 ニューヨーク北部の町で語り継がれている「ヘッドレス・ホースマン(首なし騎士)」の都市伝説。

・セイクリッド

 英語で「神聖な」「宗教的な」「尊ばれる」などの意味。

・セイレーン

 ギリシア神話に登場する海の怪物で、上半身が人間の女性で下半身は魚の姿をしている。

・セクステット
 6人編成のグループ、またはその演奏。

・セデーション

 医療用語で、鎮静剤などの薬を使って患者の意識を落とすことで苦痛を感じさせなくする治療。

・セラフィック
 「熾天使のような」を意味する形容詞。

・セラフィム
 聖書に登場する天使の一種で熾天使(してんし)。 ・ゼロサムゲーム
 ゲーム理論で使われる言葉で、参加者の得点と失点の総和(サム)が零(ゼロ)になるゲーム。例えばプレイヤーが二人の場合、プレイヤーAが+10点ならば、プレイヤーBは-10点になる。他、将棋のような純粋な対戦ゲームもこれに含まれる。
 また、拡大余地のない市場におけるシェア争いなど経済戦略を表す場合にも使われる。

・セントラルドグマ

 生物の遺伝情報が伝達される流れを表す分子生物学上の概念。DNA分子のもつ遺伝情報がRNA分子を介してたんぱく質分子に一方向に伝えられるという説。ドグマは宗教における教義の意味で、分子生物学上の中心教義とも呼ばれる。

・ソードブレイカー

 実在する武器の一種で、峰の部分がクシ状になっている剣を指す。
・ソサエティ
 社会や地域、世間、団体、組織などを表す言葉。

・ソフィア 

 人名などで使われる語で、知恵や叡智を意味する古代ギリシャ語「ソピアー」が語源。

・ソレイユ
 フランス語で「太陽」または「ひまわり」の意味。
・ダークマター
 宇宙空間に存在する、質量だけをもつ目に見えない仮説上の物質。暗黒物質ともいう。
・ターヘルアナトミア
 杉田玄白が翻訳した解体新書の元になった医学書。
・ダイアグノーシス
 自動車用語。電子制御されたエンジンにおいて 、各種センサーが正常に作動するかをチェックするための自己診断機能のこと。
・ダイヤモンドダスト
 細氷現象。大気中の水蒸気が昇華してできた、ごく小さな氷の結晶が降ることで起きる。
・タイラント

 英語で「暴君」。

・タキオン
 超高速で動くと仮定されている未発見の物質。SF作品でよく使われる。 ・ダストデビル
 塵旋風(じんせんぷう)と呼ばれる気象現象。一般的には「旋風」(せんぷう、つむじかぜ)などと呼ばれる。
・タナトス
 ギリシャ神話に登場するの死の神。
 また、精神分析用語で死への衝動。
・タナトフィリア
 性的倒錯の一つ。自殺や自傷行為に対して興奮を覚える性的嗜好。

・タリスマン

 お守り。英語などで「護符」を意味する言葉。

・タルタロス

 ギリシア神話に登場する神であり、かつ奈落そのものである。カオス、ガイア、エロースとともに生まれた原初の神々の一柱である。

・ダンス・マカブル

 「死の舞踏」と呼ばれる、死をテーマにした絵画や彫刻の様式のこと。

・ツァイトガイスト
 時代精神。特定の時代における文化的所産に共通する人間の精神的態度、様式、理念をいう。 ・ツヴァイ
 ドイツ語で「2」を意味する言葉。
・ディアボロス
 「悪魔」を意味するギリシア語。

・ティアマト

 バビロニア神話に登場する女神。
・ディーヴァ

 イタリア語で「神々しい人(女性)」「女神」。

 転じてオペラで卓越した歌唱をする女性歌手を指す。日本語では「歌姫」と訳されることが多い。
・ディジェネレーション
 英語で堕落、退廃、変性、変質などを意味する言葉。
・ディストーション
 歪みのこと。
・ディストピア
 ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。
 SFなどで題材とされ、表面的には秩序だって管理の行き届いた世界に見えるが、その内実は極端なまでの管理社会であり言論の自由などがない社会として描かれることが多い。

・ディストラクション

 破壊、(大量)殺人、絶滅、駆除、破滅の原因などの意味。

・ディスレクシア

 難読症とも呼ばれる学習障害の一種で、文字の読み書きが困難な障害。

 その逆で、ハイパーレクシア(過読症)と呼ばれる読解力が突出した症状も存在する。
・ディノサウロイド
 恐竜が絶滅せずに進化し続けた場合、人間に似た形態を採りえるという仮説およびその形態のこと。恐竜人間とも。

・ティンクル

 英語で、星や灯火などがきらきら、ピカピカ光る様。
・デウス・エクス・マキナ
 演出技法の一つであり、一般には「機械仕掛けの神」と表現される。
 古代ギリシアの演劇において、劇の内容が錯綜してもつれた糸のように解決困難な局面に陥った時、絶対的な力を持つ存在(神)が現れ、混乱した状況に一石を投じて解決に導き、物語を収束させるという手法を指した。
 日本語で思いがけない展開を指す「どんでん返し」、あるいは「超展開」とも発想は類似している。

・デカダンス

 フランス語で「退廃的」を意味する。特に文化史上で、19世紀末に既成のキリスト教的価値観に懐疑的で、芸術至上主義的な立場の一派に対して使われる。


・デカメロン

 ジョヴァンニ・ボッカッチョによる物語集。デカメロンはギリシャ語の「10日」に由来にする。
 1348年に大流行したペストから逃れるために邸宅に引きこもった男3人、女7人の10人が退屈しのぎの話をするという趣向で、10人が10話ずつ語り、全100話からなる。 ・デコヒーレンス
 量子力学用語。量子世界で起こる状態の重ね合わせが壊れること。
 それによりシュレーディンガーの猫のパラドックスが解決できるとする説がある。
・デザイア
 英語で欲望、願望の意味。ディザイア。

・デスウォッチ

 害虫として知られるシバンムシ(死番虫)の英語名。
・デスサイズ
 死神の持つ大鎌。サイズは英語で大鎌のこと。
・デスストーカー
 サソリの一種であり、サソリの中では群を抜いて毒性が強い。気が荒く攻撃的なため、ペットには向かないとして2006年からユニュウが禁止されているが、その毒は脳腫瘍や糖尿病の治療に効果があるとされる。

・テスタメント

 「聖なる契約」の意味で、聖書を指す言葉。

・デスデモーナ

 シェイクスピアの戯曲「オセロ」に登場する女性。ギリシャ語で「不運な」を意味する。
・デスティニー
 英語で運命や宿命を意味する。

・デストルドー

 精神分析学用語で、死へ向かおうとする欲動。破滅願望。
・デスマーチ
 主にソフトウェア業界において過酷な労働状況をいう。
 特に納期などが破綻寸前で、関係者の負荷が膨大になったプロジェクトの状況を表現するのに使われる。
・デスマスク
 石膏や蝋で死者の顔の型を取ったものをいう。死者の思い出として保存されたり、あるいは肖像画を描くための資料として用いられたりする。

・デッドスペース

 活用されていない無駄な空間。

・デッドライン

 越えてはならない線、死線、期限、締め切り時刻などを意味する英語。

・テトラ
 「4」を意味するギリシャ語。

・テトラヒメナ

 水中に生息する繊毛虫の一種。染色体の末端が多数存在するため、テロメア研究のモデル生物として用いられた。
・テトロドトキシン
 フグの毒として有名な毒素。

・デフォルマシオン

 絵画や彫刻などで、対象を変形・歪曲して表現すること。デフォルメ。
・デュランダル
 フランスの叙事詩「ローランの歌」に登場する英雄・ローランが持つ聖剣。不滅の刃の意。


 いったん区切ります。

Re: 神様、私だけ優遇してください。 ( No.122 )
日時: 2018/03/04 17:24
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: YwOSMCxo)

続きです。


・テラリウム

 園芸スタイルの一つで、植物や小動物をガラス容器などで飼育・栽培する方法。

・テレプシコーラ

 ギリシャ神話に登場する舞踏の女神。ギリシャ語で「踊りの楽しみ」という意味。テレプシコラ。
・テロメア
 生物の染色体の末端部分にある構造。細胞分裂によるテロメアの短縮が老化に繋がる。

・テロル

 「恐怖」を意味する言葉でテロリズム、テロの語源。

・テンプテーション
 英語で「誘惑」を意味する。 ・ドッペルゲンガー
 自分とそっくりの姿や同じ人物が同時に複数の場所に姿を現す現象。 自分がもうひとりの自分を見る現象。バイロケーションともいう。

・トネリコ

 日本原産の落葉樹。北欧神話に登場する大樹ユグドラシルがこの種(セイヨウトネリコ)であるとされる。

・トライアド

 三人組、三つ組の意味。

・トライポフォビア
 集合体恐怖症と呼ばれ、蜂の巣や蓮の実などの小さな穴の集合体に対して恐怖や嫌悪感を抱くこと。 ・ドラグノフ
 ロシア、ウクライナなどの姓。また、旧ソ連で開発されたセミオート狙撃銃の呼称。

・ドラゴンフライ

 英語で「トンボ」。
・トラブルメーカー
 英語でごたごたをよく起こす人。もめごとの原因となる人。

・ドラマツルギー

 演劇・戯曲・ドラマ製作の方法論。演劇論・作劇法。また社会学用語における社会学的観察法。
・トランキライザー
 精神安定剤のこと。

・トリアージ

 救急事故現場において、患者の重症度に基づいて治療の優先度を決定して選別を行うこと。

・トリガーハッピー

 銃のトリガーを引き、乱射していることに幸せを感じる人のこと。

 転じて、何かにつけてすぐに銃器を取り出そうとする短絡的な思考の人物や、火器を手にすると急に攻撃的な性格になる人物などのことも指す。
・トリックスター
 神話や物語の中で、物語を引っかき回す人物のこと。ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男など。

・トリニティ

 3重、3つ組、3つの部分、三位一体などを指す言葉。

・トリニトロトルエン

 TNT火薬。爆薬として広く使用されている火薬で、熱や衝撃に耐性があり爆発しにくく扱い易いのが特徴。

・ドレスコード

 特定の場所や行事に参加するための服装の規定。
・ドレッドノート
 英語で恐れ知らず、勇敢の意味。
 また、その名が付いたドレッドノート級戦艦はド級(弩級)、超ド級(超弩級)と言う表現の元になった。

・ドロワーズ

 女性が身に着ける下着の一種。しばしばかぼちゃパンツと混同されるが別物である。
・トワイライト
 黄昏の意味。


・ナチュラルボーン
 「生まれつき」の意味。


・ナハト

 「夜」を意味するドイツ語。

・ナルキッソス
 ギリシャ神話に登場する美少年。ナルシスト(ナルシシズム)という言葉の語源でもある。
・ナルコレプシー
 場所を問わず強い眠気に襲われる睡眠障害。居眠り病とも呼ばれる。


・ニッポニアニッポン



 鴇(トキ)の学名である。

・ニンフ



 ギリシア神話に登場する精霊(女神)ニュンペーの英語読み。

・ネイルガン

 釘打ち機のこと。釘を高速で射出するので銃(ガン)と 例えられるが、火器ではなく、空気銃のような狭義の銃でもない。


・ネオテニー

 動物において、完全に成熟した個体でありながら幼生や幼体の性質が残る現象のこと。幼形成熟、幼態成熟ともいう。

 メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)が代表的な例。


・ネクサス

 繋がり、連結、連鎖、絆などを意味する言葉。

・ネクタル
 ギリシャ神話における神々の飲み物、不老不死の酒。ネクター。
・ネクロノミコン
 クトゥルフ神話に登場する魔道書。
・ネクロフィリア
 屍姦や死体性愛など、死や死体に対する性的嗜好。
・ネクロマンサー
 死者や霊を介して行われる魔術、ネクロマンシーを行う術師。


・ネビュラ

 英語で「星雲」。ネブラ。


・ネビロス

 ヨーロッパの伝承に伝わる悪魔の1人。魔術や悪魔学に関して記したグリモワールと呼ばれる一連の文献においてその名前が見られる。

・ネメア
 ギリシャ神話に登場する谷。ヘラクレスに退治されたネメアの獅子の住んでいた場所。
・ネメシス
 ギリシア神話に登場する女神。人間が神に働く無礼に対する、神の憤りと罰の擬人化である。
・ネリネ
 ヒガンバナに似た花。名前はギリシャ神話の海の女神ネレイスから来ている。


・ネルガル

 メソポタミア神話に登場する神の一柱で冥界を統治する。太陽神シャマシュと同一視される。

・ノブレスオブリージュ
 「高貴なる者に伴う義務」という意味。
 「特権的な地位には相応の義務が伴う」という倫理の一つであり、階級制度や貴族社会を正当化し、あるいは擁護する際にも援用される言葉。


・ノキア



 フィンランドにある都市の名前。


・ノクターン

 英語で夜想曲のこと。


・ノクチルカ



 ヤコウチュウ(夜光虫)の別名。ヤコウチュウは発光する性質を持つ海洋性のプランクトンで、大発生すると夜に光り輝いて見える。

・ノクト

 ラテン語で「夜」を意味する。


・ノスフェラトゥ

 吸血鬼の総称として使われる言葉。

・ノマド

 英語で「遊牧民」の意味。

 また、近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着した。


・ノルン

 北欧神話に登場する運命の女神。複数形はノルニル。

・ノワール
 フランス語で黒という意味。

 この辺で今回は終了です。適当にコピペしてるだけなのに疲れる……
 




アトミックブレイク ( No.123 )
日時: 2018/03/05 23:50
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: Nz19aaPA)

*基本粒子:自然界の他のすべての粒子を構成し、それ自身はそれ以上分割できない粒子である。

*概要

 素粒子物理学の主要な課題の一つは、宇宙の最も基本的な粒子を発見することである。例えば、原子は、電子・陽子・中性子というより小さな粒子(亜原子粒子)によって作られている。さらに、陽子と中性子はクォークというより基本的な粒子によって作られていることが、現代の素粒子物理学によって広く認められている。

 20世紀の素粒子物理学が到達した標準模型は、現在、最も広く受け入れられている基本粒子に関する理論である。これは、12種類のフェルミ粒子(物質の粒子)と、12種類のボース粒子(相互作用粒子)、そしてそれらに対応する反粒子を基本粒子としている。しかし、標準模型は真に究極的な理論というよりも条件付の暫定的な理論であり、高エネルギー物理実験や宇宙物理実験の観測結果について説明しきれていない面もある。
 例えば、通常の標準模型は、ニュートリノ振動を説明しない。そこで、「標準模型の"基本的な"粒子のいくつか、あるいはすべては、実はさらに分割できるのではないか」と考える理論もある(プレオンを参照)。また、標準模型には含まれていない他の基本粒子を仮定する理論もある。盛んに研究がなされているものでは、暗黒物質、重力子、超対称性粒子および超弦理論などがある。


 

エレメント ( No.124 )
日時: 2018/03/05 23:56
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: Nz19aaPA)

*原子とは:1.古代ギリシャのレウキッポス、デモクリトスたちが提唱した、分割不可能な存在。事物を構成する最小単位。哲学の概念であって、経験的検証によって実在が証明された対象を指すとは限らない。2.19世紀前半に提唱され、20世紀前半に確立された、元素の最小単位。その実態は原子核と電子の電磁相互作用による束縛状態である。物質のひとつの中間単位であり、内部構造を持つため、上述の概念「究極の分割不可能な単位」に該当するものではない。3.上述の原子の概念を拡張し、一般に複数の粒子の電磁相互作用による束縛状態を原子と定義した時、この意味における原子のうち、原子核と電子のみからなるもの以外をエキゾチック原子と言う。

 原子という言葉は日常生活及び自然科学の文脈においてはほぼ2番目の意味で用いられるが、哲学の文脈と哲学的な話題では1番目の意味で用いられることもある。


*概要

 ドイツ語におけるAtomという言葉は、元はギリシャ語のἄτομοςであり、「分割できないもの」という意味である。物質に分割不可能な最小構成単位が存在するという考えは古代ギリシャの時代に遡り、そのような最小構成単位の存在に対する反論も歴史的になされてきた。

 古代ギリシャのデモクリトスらは、原子論という仮説を唱えた。 17世紀フランスのデカルトは、『哲学の原理』において、物質の部分は、どれほど小さくても延長を持っている以上、思惟の上では、さらに分割できる。ゆえに原子(冒頭の1番目の意味の)は存在しないと主張した。18世紀ドイツのカントは、理性は原子に対して合理的な真理を確立しえないとした(第二アンチノミー)。

 近代に入り、現代的な意味での元素(化学元素)の概念が確立されると、「原子」はその最小構成単位を意味するようになり、これが現代的な意味での原子となった。当初は仮想的な存在であった「原子」は、その後の研究でその存在が確実視されていくと共に、その「原子」が更に内部構造を持つことも明らかになっていった。現代的な意味での原子は、もはや究極の分割不可能な単位ではなく、あくまで元素(これももはや世界の究極の構成要素ではないが)が元素としての性質を保ちつづけることができる限りにおいての最小単位である。

 「原子」という言葉が、その原義と矛盾する、物質の一つの構成単位に割り当てられたので、その後「(仮説的な)分割不可能な単位」という概念を指すために「素粒子」という言葉が新たに造語され用いられている。つまり、かつて「原子論」と呼ばれる分野で行われていた科学的な実験・推察・考察は、現在では「素粒子論」と呼ばれる分野において行われている。

 冒頭定義文の2番目の意味での原子(=現代科学における、中間構成単位としての原子)は、先述のとおり化学元素の最小単位であり、下部構造として原子核と電子が存在する。原子核と電子は電磁相互作用(クーロン力)によって結びつき、かつ量子条件に基づく一定の安定した運動エネルギーを持っている。また、原子核は更に陽子と中性子から構成され[2]、その組み合わせに応じて現在約3000から約6000種類の原子の存在が知られている。ここで原子の化学的性質は、原子核の電荷(=陽子の数=中性な場合の電子の数)によってほぼ規程されることが経験的・理論的に知られているため、陽子の数が等しいものは同じ元素を構成する原子として扱われており、2013年現在、114種類の元素(原子)の発見が国際的に認められている。

 原子の半径は10-8cm程度であり、質量は10-24~10-22g程度である。地球上では原子は通常、複数の原子が化学結合によって結びついた分子や結晶として存在しているが、希ガスのように1個の原子が単独で存在している場合(単原子分子)もあり、宇宙空間のような真空に近い環境下では希ガス以外の原子も単独で存在している。

 日常世界がほぼ古典論による世界であるのに対し、原子・分子レベルでは量子論が重要になる。すなわち、ミクロスケール・ナノスケールの世界においても原子・分子のスケールに至る手前までは我々の直感的な物質感が概ね通用するが、原子・分子レベルの世界では直感的な物質感はもはや通用しなくなる。また、原子より大きな世界(原子核と電子の相互作用を含む)が電磁相互作用と重力相互作用に支配されているのに対し、原子核内部などより小さな世界では強い相互作用や弱い相互作用が重要な役割を担っており、原子(原子核)のスケールを境として自然を支配する基本相互作用の様相が大きく異なっている。

 20世紀後半以降、我々にもっとも馴染みのある原子にかかわる事象のひとつは原子力だが、これは原子核の分裂・融合によってエネルギーを得るものであり、現在の科学における原子が分割できない不変の存在ではないことを端的に表している。

*歴史

 「物質」が、「極めて小さく不変の粒子」から成り立つという仮説・概念は紀元前400年ごろの古代ギリシアの哲学者、レウキッポスやデモクリトスの頃から存在していた。だが、この考えは当時あまり評価されたとは言えず、その後およそ2000年ほど間、大半の人々から忘れ去られていた。

 19世紀初頭のイギリスの化学者ドルトンが、近代的な原子説を唱えた。彼は、化学反応の前後の物質の質量の変化に着目し、物質には単一原子(現在の原子)と複合原子(現在の分子)がある、との説を述べた。だが、当時の科学者の多くは物質に本当にそのような構成単位があるのか大いに疑っていた。科学者の共同体では「原子が存在するとは信じません」と言う科学者の方が、むしろまともだと考えられていたという。

 19世紀後半、ルートヴィヒ・ボルツマンは、気体を原子仮説で想定されている「原子」なるものの集合と考えれば、(当時知られていた)気体の特性の多くが説明できると考えた。「原子」なる仮説的存在が動き回っているとすると、温度や圧力の性質も説明しやすいし、蒸気機関において熱い気体がピストンを押すという仕事をすることも説明しやすかった。

 ブドウパンモデル 1904年3月にトムソンが発表した原子モデル。 正に帯電した「スープ」の中に、負の電荷を持つ電子が埋まっている。 当時はまだ原子核の存在は知られていなかった。1911年、ラザフォードが行った原子核の存在を示す実験 (ラザフォード散乱)により、このモデルは否定された。
 長岡半太郎及びラザフォードの原子モデル。正の電荷を持つ原子核の周りに電子が存在するとした。
 現在の原子モデル。ヘリウム原子。電子が雲状に描かれている(→電子雲)。
 20世紀初頭にラザフォードとソディが発見したウランの放射壊変は原子の概念を大きく変えた。原子は不変の粒子ではなくなったからである。これに先立つ陰極線の発見とあわせ、近代的な原子モデルを確立したのがトムソンである。彼のブドウパンモデルはちょうど、ぶどうパンのように、正に帯電した「パン」の中にブドウのように電子が埋まっているというものだった。一方、長岡半太郎は正に荷電した原子核のまわりを電子が回っているとする、惑星系に似た原子モデルを考案した。その後、ラザフォードは実験によって原子核の存在を確認し(ラザフォード散乱)、惑星型の原子モデルを確立した。

 長岡やラザフォードのモデルの妥当性は実験的には確かであったが、一方で原子の安定性を理論的に説明することは困難であった。原子核のまわりを回る電子は、既知の電磁気学によれば電磁波を放出して一瞬のうちに原子核に落ち込んでしまうからである。1913年、ニールス・ボーアは原子の安定性を説明するために量子条件に基づく電子の円軌道モデル(ボーアの原子模型)を考案した。ボーアのモデルは実験的に見積もられた原子半径と同程度の原子半径を与え、更に水素原子のスペクトルをほぼ説明できることを示した。また、ゾンマーフェルトはボーアのモデルを楕円軌道モデルに拡張し、より実験との整合性の高いモデルとした。量子条件は、当初は原子の安定性を説明するための方便に過ぎないと見做されていたが、その後の量子力学の発展によって、それまでの物理的世界観を根本から変える自然の基本原理であることが分かった。

 現在では、原子と電子の関係については量子力学によって概ね解明されているが、原子核については今[いつ?]でも分からないことが多く、原子核物理学では理論的・実験的研究が盛んに行われている。また、量子力学の発展に伴い、当初の原子論が暗黙裡に含んでいた素朴な図式・世界観(球状の何かの想定、モノが絶対的に実在しているという素朴な観念、つまり確率論的レベルを超えて実在しているという素朴な観念)は根本的に崩壊した。物理学の理論全体としては、原子論は当初となえられていたものとは極めて異質なものになっている。

 いったん区切ります

あちき許されない ( No.125 )
日時: 2018/03/05 23:57
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: Nz19aaPA)

 続きです

*原子の構造

 原子は、正の電荷を帯びた原子核と、負の電荷を帯びた電子から構成されると考えられている。原子核はさらに陽子と電気的に中性な中性子から構成される(ただし1Hと3Liは中性子を含まない)。陽子と中性子の個数の合計を質量数と呼ぶ。原子核の半径は原子の半径の約10万分の1(1 fm程度)と小さい。なお、一般的な原子の模式図は原子核の大きさを原子に対して数分の1程度に描いているが、これは実態とはかけ離れたデフォルメである。原子は硬い球体というよりも、むしろ真空の中に存在する点状の原子核と電子である。但し、電子はしばしば描かれる模式図のように特定の軌道を描いて原子核のまわりを回っているのではなく、原子核のまわりに確率的に分布しており、原子核を電子雲が包むイメージのほうがより現実に近い。

*原子の大きさと原子半径

 原子の大きさの直感的な定義は電子雲の広がりであり、一般には球状とみなされているが、電子雲は文字通り雲状あるいはもや状のものであり、その境界面を定義することは難しい。特に、化学結合をして分子を形成している場合等には、どこまでがある原子に属している電子雲かを定義するのは難しい。また、原子が電子を得るか失うかしてイオンとなった場合には、原子雲の広がりも当然変化し、原子の大きさも異なってくる。

 このような事情のため、原子の大きさを定量的に示す原子半径にはいくつかの定義があり、場合によって使い分けられる。

*原子の質量と原子量

 原子の質量を表すのには、統一原子質量単位(u)がしばしば用いられる。これは、質量数12の炭素原子である12C(炭素12)1個(ただし、静止して基底状態にあり自由な時)の質量を12 uと定義したものであり、1 u = 1.6605402(10)×10-27 kgである。

 また、原子の相対的な質量比を表すものとして原子量があり、これは先述の12C(炭素12)1個の質量を12と定めた場合の他の元素の質量比である。ある原子の原子量の値はその原子一個の質量をuで表した時の値と全く同一であるが、原子量はあくまで比率を表す量であり、単位を付けない無次元数である。

 原子量と質量数はほぼ同程度の大きさとなるが、その定義上必ず整数値をとる質量数とは異なり、12C以外の原子の原子量は厳密には小数になる。これは、原子核を構成する陽子と中性子の質量が微妙に異なり、かつそれら核子の結合エネルギーによる質量欠損が原子により異なるためである。それでも原子の相対質量は、凡そ質量数に近い数値をとる。

 複数の同位体を含む元素では、整数値からさらに離れた値を取る場合がある。これは多くの元素では質量数の異なる原子(同位体)が存在し、その存在比率もまちまちなためである。例えば、12Cの原子量が厳密に12であるのに対し炭素の原子量は12.011であるが、これは炭素には12Cの他に少量の13C(更にごく少量の14C)が含まれているためである。原子量の概数は計算によって求めることができ、例えば塩素の原子量は35.453であるが、この場合35Clの存在比が約76%、37Clの存在比が24%となっているため、35×0.76+37×0.24という計算によって概数(35.48となり誤差は約0.1%)が求まる。

*原子と元素

 原子とは、内部に持つ陽子と中性子の各個数の違いで区別される個々の粒子を指す。例えば炭素原子は中性子数の異なる12C、13C、14類が存在する。一方元素は、中性子数に関わらず、ある特定の陽子数(原子番号)を持つ原子のグループを指す。例えば、「炭素は燃焼(酸素と結合)して二酸化炭素を生成する」と表現した場合の「炭素」や「酸素」は元素を意味する。

*周期表

 周期表(元素周期表)とは、元素を陽子の数と等しい原子番号の順に並べた表のこと。

 化学的、物理的に似た性質の原子(元素)を見やすくするため、一定の数ごとに折り返してまとめてある。下表は代表的なもので、他にもらせん型や円錐型、ブロック型など複数の形式が考案されている。表の最上段には1~18の数字が振られている。これを元素の族と呼ぶ。それぞれの升目には原子番号と元素記号が記されている。実用性を高めるため原子量を元素記号の下に記述することが一般的である。この場合、安定同位体を持たない元素については既知の同位体の中で最も半減期の長いものや存在比の高いものの質量数をカッコ書きして記載する。また、色分けや記号などを用いて常温での相を表したり、遷移元素・半金属元素・人工放射性元素を表現したりすることもある。

 これにて終幕!

 

過ぎ去り時を求めて…… ( No.126 )
日時: 2018/03/08 22:43
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: UdWtf60A)

*去年クリアしたゲーム感想シリーズ第二弾! ドラゴンクエスト11「過ぎ去りし時を求めて
 恒例のキャッチフレーズは、「そして、勇者は悪魔の子と呼ばれた」です! 勇者が悪魔の子ってどういうこと? というよりは、なんだここ数年のダークヒーローものにでもあやかる気なのかなという感情を抱いたものですが……見事に全く違いましたね。黒幕により仕立て上げられた汚名との戦いでもある物語でした。

 さてと、何から話せばいいかな。随分前も言った記憶がありますが、私ドラクエには結構思い入れがあるんですよね。まぁ、一番最初にプレイしたゲームが確かドラクエでした。ドラクエ6だったかな? 懐かしいです(笑
 と話が脱線しましたね。

 では、感想です。戦闘システムについては、従来のドラクエとあまり変わりませんね。まさにある種の化石という感じのターン性バトルです。おおくのRPGがシームレスに移行していく中、RPGの重鎮が古き良きスタイルというのは良いですね。これからもその位置を守り抜いてほしいなと思います。戦闘における新要素「連携技」は、正直、ドラクエ8のテンションほどの貢献度などはなかったかなと思いましたが、派手な演出の技も多く、フィニッシュブローとして最後にあてたくなる楽しさがありましたね。実際、連携技でボス戦は止めさすしばりとか、やってた記憶があります。あぁ、全体回復とか、敵モンスターはメタル系にする奴とか超々火力技とか凄いのも中にはそれなりにありますよ。
 
 次にシステムについて。正直言って方々で言われていますが温くなった気がしますね。スキルパネルも攻略サイトなんて見なくても、本編を一周すれば何がいいかとかわかってしまいますし、そもそも特定のスキルタイプ(例えば短剣スキルとか)を全消去にはなりますが消去して、スキル割り振りをやり直せますし。あとは、フィールドマップがそれほど広いわけでもないのに、随所にキャンプ(回復やお祈り買い物、鍛冶ができる施設)がありますし、鍛冶も割と条件は緩くて、ある程度慣れてくれば、材料さえあれば最高完成度の武器防具アクセを簡単に生成できる。
 レベルアップごとにHPMP全快するのも気楽ですね。馬による移動も速いですし相当ストレスというかはなくなったなと思います。まぁ、そういう全体的にユーザーに媚びたスタイルに対して、ヘビーユーザーへ向けての難易度調整として縛りを付与することができますが。正直、恥ずかしい縛りが一番つらいかなと思います。主人公てめぇ、名前「もょもと」にするぞと思えますね(おい
 でも……男性を「お母さん」と呼びそうになるとか、普通に笑えますがね。
 乗れるモンスターに関しては、なんかね……少しかわいそうになりましたね。奪って乗るってことですからね……そういえば乗り物モンスターといえばドラゴンライダー、ナンバリングタイトル久々登場おめでとう!

 次はグラフィック。3DSのドットと、PS4のポリゴン、懐かしさを追うなら前者、リアリティを追うなら後者のようにできるようにしたのは中々の好判断かと。PS4のほうもドラクエとしてはかなりのレベルです。ムービー中のキャラの動きとかもなめらかで格好いいですね。例えば、ミスターハン&カミュ対マルティナ&ロウおじちゃんとか、ドラクエもここまで来たかと感動しました。
 
 さて、次はストーリーですね。ストーリーは大きく分けて3部構成になっています。まずは主人公一人から始まりカミュが入って、マルティナ&ロウまで加わりオーブを集め大樹へと向かう1部。そして、勇者の剣を奪われ大樹を魔王ウルノーガに滅ぼれたことにより、崩壊寸前の世界で再び仲間を集めて魔王軍に挑む2部。そして、2部で亡くなったベロニカを取り戻すため過去へと進み、そこで真実を知りウルノーガ(ウラノス)の生みの親であり最大の脅威ニズゼルファとの最終決戦を過去の勇者たちの物語を追いながら進めていく最終部。といった感じです。この文面ではよくわからないですね。皆に出番があり、掘り下げられていてドラクエとして、かなり良質なストーリーだったのではないかと思います。個人的にはクレイモラン関連のエピソードが好きなのが多いですね。
 
 次にBGM。本編のBGMはあまり印象に残るものがないのが本音です……過去作BGMのアレンジに力を入れすぎたかなと思います。それにしても本作はロト三部作の前身であるはずなのに、5や6のBGMアレンジが多かったのはなぜなんだろう。個人的には、敢然と立ち向かう(ムドー戦BGM)を頻発しないでほしかったかなぁとか……まぁ、あのBGMは格好いいし、クライマックスに流したくなるのはわかりますがね。

 次にキャラクタです。これに関しては素晴らしいと思います。正直、キャラボイスほしいくらいでした。カミュは神谷さんでゴリアテ(シルビア)は子安さんあたりで変換してましたね。ドラクエはボイスつけないスタイルを貫きとおすのだろうなとも思いました。まぁ、それはさておき、個人的に一押しは、ゴリアテですね。あの包容力とノリの良さ。思慮深さ、ステータスの高さといいお茶目で素敵です。一方でお父さんには頭が上がらないところもかわいいですね。そんなお父さんに敢然と立ち向かう後半の姿は応援したくもなりました。カミュやグレイグも好きですね。カミュのシスコンとか、グレイグの意外とエロに反応するところとか。しかし、キャラクタについては語ると長くなりそうなので割愛です……あぁ、とりあえずサブキャラではハンフリーお兄さんが特に好きですかね。彼のやったことは決して許されることではないですが、彼なら町や世界に貢献する人生を送れると思います。これから孤児院やグロッタのために誠心誠意尽くしてもらいたいです。メダル女学園なんかも面々が濃くて素敵ですね。キャラクタじゃないですね。

 個人的な満足度としては75点といったところでしょうか。ストーリーやキャラはかなり良かったと思うのですが、なんというかBGMやグラフィックが少しがっかりだったなと思います。あとは難易度がね、もう少し歯ごたえあってもよかったかなぁと思いました。

 では、こんな感じで終わりますね。

 
 

妖怪ウォッチ4速くでねぇかなぁ…… ( No.127 )
日時: 2018/03/08 23:18
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: UdWtf60A)

*えっ、妖怪ウォッチ、案外面白いよ……ほっこりする話や少しナイーブになる話、あぁそういうのあるなって話、いろいろなパターンの話があって、大人こそ楽しめるってところがある感じです。いづれ、妖怪ウォッチについて語る記事も載せる予定です。例によっていつになるかは分かりませんがね。


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*妖怪とは:日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。妖(あやかし)または物の怪(もののけ)、魔物(まもの)とも呼ばれる。妖怪は日本古来のアニミズムや八百万の神の思想と人間の日常生活や自然界の摂理にも深く根ざしており、その思想が森羅万象に神の存在を見出す一方で、否定的に把握された存在や現象は妖怪になりうるという表裏一体の関係がなされてきた。


*概要

 古来のアニミズム的な思想において、あらゆる事象に宿るとされていた霊的存在は「物の気」などとも表現されてきた。霊魂はそれぞれが感情を持つと信じられており、和んでいれば豊作のような吉事をもたらす「和魂」であり、荒れていれば災害や疫病のような凶事をもたらす「荒魂」であるとし、荒魂を和魂に変える手段が「祭祀」であり「鎮魂」であった。一般的に先祖や偉人、地域によって時には自然や動物も和魂として守り神となってもらえるように祀り続ける一方で、その時代では解明できない凶事と畏怖をもたらす存在も、祀ることで凶事をもたらさなくなるよう鎮魂が試みられてきた。つまり、元々は妖怪的存在とは荒魂のうち祀られなかった、祀ることに失敗した、もしくは祀り捨てられた存在に求めることができるといえる。

 もっとも、時代の進行に伴い、超自然現象ではなく合理的に説明できる事象の範囲が著しく増加していく。同時に、妖怪を盛んに絵巻や絵として造形化することにより見た目の固定化、キャラクター化が進み、畏れは和らぎ、時代の流れとともに妖怪は娯楽の対象へと移り変わっていく。娯楽化の傾向は中世から徐々に見られ始め、江戸時代以降に決定的なものとなる。

*妖怪の分類例

 風俗史学者の江馬務は、説話や物語、絵画作品など日本の文献にみられる妖怪と変化を取り上げ、以下のいくつかの分類を試みて著書である『日本妖怪変化史』や『おばけの歴史』で紹介をしている。
 「本体」がどのようなものであるか、類似しているかという「人間・動物・植物・器物・自然物」の5種の分類
どのように「化ける」かという変化の「現世的・精神的・輪廻的(来世的)・具象的」の4種の分類
「容姿」がどのような妖怪であるかという「人間・動物・植物・器物・建造物・自然物・雑」という7種の単独的容姿と、それらの複合的容姿のどれかであるかという分類

 日本の民俗学では、各地に伝承されていた妖怪の採集報告を出現する場所などで分け、以下のような分類を『綜合日本民俗語彙』(第5巻)の部門別索引などで示している[11]。
山の怪・道の怪・木の怪・水の怪・海の怪・雪の怪・音の怪・動物の怪(実在の動物あるいは想像上の動物)

*歴史

*古代

 「ヤマタノオロチ」『日本略史 素戔嗚尊』:月岡芳年
文献や言い伝えとしての妖怪が見える時代である。『古事記』、『日本書紀』といった歴史書や『風土記』等における太古からの伝承を説明している文の中で、「鬼」、「大蛇」や怪奇現象に関する記述が既に見える。また、平安時代には『日本霊異記』や『今昔物語集』を初めとして、怪異や妖怪にまつわる説話の登場する説話集も複数編纂されており、百鬼夜行に関する記述等も見られる。これら文献中の多くの妖怪たちは後の時代に引き継がれていく。しかしながら、これらの妖怪的存在がどのような姿をしていたかが言葉で語られてはいるものの、姿かたちを描いた絵画が付されているというわけではない[12]。平安時代後期において『地獄草紙』などの仏教絵画に鬼などの表現が見られるものの、視覚的表現として妖怪が具体的に姿を現すのは中世、鎌倉時代に入って以降である。

 ヤマタノオロチのように元々は祀られる土地の神であったがスサノオに退治され妖怪に転落した存在や、弥三郎という盗賊を退治したところ彼の怨霊が毒蛇となって田の水を枯らしたので祀り上げて「井の明神」としたとあるように神に転じた存在、河童や犬神のようにある地域では神として祀られていても別の地域では妖怪とされている存在を例に取れるように、日本人の神に対する価値観の中で、妖怪と神の間を行き来している存在が見られる。

*中世
 
 『百鬼夜行絵巻』 作者不詳(室町時代)
書物としての妖怪から、絵巻物や御伽草子といった絵物語により具体的な姿を持った妖怪たちが続々と登場する時代である。寺社縁起として製作される絵巻がある一方で、信仰の対象としてではなく御伽草子などのように娯楽としての面の強く製作された絵巻もあり、妖怪たちも徐々に娯楽の対象になり始めていく。例えば妖怪退治の物語は妖怪に対する人間世界の優位性を強調しているとも言える。
 『大江山酒天童子絵巻物』(鬼)、『是害坊絵巻』(天狗)、『俵藤太絵巻』(大蛇、百足)、『土蜘蛛草紙絵巻』(土蜘蛛)、『道成寺縁起絵巻』(大蛇)といった従来からの主要な妖怪にまつわる絵巻
『北野天神縁起絵巻』では人であった菅原道真が鬼の姿をした雷神になり人を襲うも、最後は祀られ神に転じる。
『十二類絵巻』、『玉藻の草子』(玉藻前)、『藤袋草子絵巻』(猿)といった動物達の変化にまつわる絵巻
大切にされず捨てられた器物達に精霊が宿って妖怪となり人間たちに悪さを企てるが出家・成仏をする『付喪神絵巻』
多様な妖怪が勢ぞろいし行進を行う様子が描かれる『百鬼夜行絵巻』

 このように、古代では文章でしか語られてこなかった妖怪は中世においては絵と物語で次々に視覚化されていった。また、御伽草子には浦島太郎、一寸法師といった昔話として現代においても馴染み深い物語も見られる。

 この後、日本は戦国時代に入っていくことになる。次の妖怪に関する転換期は戦乱が終わった後の江戸時代である。

*江戸時代

 「新形三十六怪撰」『おもゐつづら』:月岡芳年 (明治25年)延宝5年(1677年) - 『諸国百物語』が出版される。多くの変化、ばけ物などの話を収める。
宝永6年(1706年) - 『御伽百物語』 が出版される。「宮津の妖」(巻1)や「雲浜の妖怪」(巻4)など、収録されているいくつもの妖怪の話が、中国の小説集などに見られる話を日本を舞台に翻案したものである。
 正徳2年(1712年)- 中国の類書『三才図会』を元に寺島良安が『和漢三才図会』を編纂成立。
 正徳6年(1716年) - 用語の解説集である『世説故事苑』の中に「妖怪」の解説があり、「吾が俗の言い伝える怪事(俗に怪事を誤ってケチと言う)の類多し。鼬(いたち)の鳴き、狐の吼える、鼠の騒ぐ、鶏の宵、鳴烏の声、烏の屎衣を汚す、或いは釜甑の声を作(な)すの如きの類なり。此の類、渉世録に出だして、この妖怪祓う術見えたり、本據とすべし。」とある。
 天明8年(1788年) - 北尾政美による黄表紙『夭怪着到牒』が出版される。妖怪図鑑の体裁をとった草双紙であるが、その巻頭には「世にいふようくわいはおくびょうよりおこるわが心をむかふへあらわしてみるといえども…」(世に言ふ妖怪は臆病より起こる我が心を向こうへ表わして見るといえども)とあり、これはこの時代からすでに妖怪の実在性を疑問視していた人がいたことを示している。

 江戸時代には百物語のような怪談会が流行する中、語り手がまだ世間に知られていない未知の怪談・妖怪を求めた結果、中国の白話小説を翻案したり、翻案を他の伝承や物語とないまぜにすることが行われるようになり、妖怪を個人や出版物を通じて創作する事例というものも多く見られるようになる。翻案された中国の話には『剪灯新話』など日本で翻訳ずみであった作品もあるが、直接原文から翻案されたものも見受けられている。

 浮世絵など庶民の間で親しまれた絵画の画題としても妖怪は描かれ、有名な妖怪を描いた画家に葛飾北斎、歌川国芳、月岡芳年、河鍋暁斎などがいる。また、土佐派や狩野派などの画家によって絵巻物や絵手本として『百鬼夜行図』などの妖怪絵巻も江戸時代以降、盛んに描かれた。

 印刷・出版技術の発展とともに、出版文化が発達していき、草双紙(赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻)や読本など創作作品の題材にも妖怪は盛んに用いられた。それらの書籍を扱う「貸本屋」の普及や利用により、庶民の中で各々の妖怪の様相が固定し、それが日本全国に広がっていった。たとえば河童に類する妖怪は江戸時代以前には、日本全国に多くの様相や解釈があったが、書籍の出版によって、それが現在も想像されているような「河童」の姿に固定されてゆく素地を形成していった。古文献や民間に伝承された妖怪とは別に、駄洒落や言葉遊びなどによって、この時代に創作された妖怪も数多く存在し、現在でいえば妖怪辞典のような位置づけであろう鳥山石燕『画図百鬼夜行』(1776年)シリーズや真赤堂大嘘『選怪興』(1775年)や森羅万象『画本纂怪興』(1791年)に描かれている妖怪はその一例である。そうして創作された妖怪の中には傘化けや豆腐小僧などが現在も知られている。

 江戸時代後期には、かるた、すごろく、立版古など児童向けの玩具に類する出版物の図柄にも妖怪が用いられるようになった。これは前述のごとく出版文化の発達に伴い妖怪画が浮世絵や版本を通じて人々と身近に接する機会が増え、本来は畏怖の対象だったであろう妖怪が人々にとって親しみのあるキャラクターとしても捉えられるようになっていったことが要因の一つなのではないか、と現代の研究では考えられている。これは明治に入って以後もめんこやカードなど時代にあわせてその媒体を増やしている。


 いったん区切ります。

伝承は視覚となりて……禍々しい ( No.128 )
日時: 2018/03/10 11:23
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: UdWtf60A)

 続きです。

*明治時代以降
 明治24年(1891年) - 渋江保『西洋妖怪奇談』を出版。『グリム童話』などヨーロッパの昔話などを翻訳し紹介。
 明治29年(1896年) - 井上円了『妖怪学講義』を出版。
 明治33年(1900年) - 歌舞伎『闇梅百物語』が歌舞伎座で1月に上演される。傘一本足や河童、骸骨、雪女、おさかべ姫など多くの妖怪が登場する所作事であり、尾上菊五郎が家の芸であったおさかべ姫の役を含め多くの役を勤めた。
 大正3年(1914年) - 白井光太郎『植物妖異考』を出版。白井は植物病理学者・本草学者の観点から植物の妖怪についての文献・事蹟を集成した。

 明治維新後に急進した欧化政策を受け、西洋の物語も原書あるいは翻訳を通じて日本でも享受されるようになっていった。現在も古典落語として口演される『死神』に出て来る死神のおこなう動作や蝋燭を用いた表現などは、日本に古くから存在していたと見なされることもあるが、落語家の三遊亭円朝が明治20年代頃にグリム童話の「死神の名付け親」あるいはイタリアのオペラ『クリスピーノと代母(コマーレ)』(1850年)などといったヨーロッパの死神の登場する話をもとに翻案した新作落語であるとされ、この噺の中でのイメージが巷に広まったことが知られている。また、明治41年(1908年)に泉鏡花、登張竹風のふたりはハウプトマンの戯曲『沈鐘』(1897年)を共訳しているが、鏡花は『沈鐘』に明確な影響を受け戯曲『夜叉ヶ池』を執筆するなど、このように西洋の物語に登場するイメージなどを日本の妖怪のストーリーなどに翻案した作品も明治以降には発生している。

*現代

 妖怪は様々な媒体(マスメディア)で紹介されてきたため、老若男女が知るものとなっている。

 戦前の紙芝居や戦後の漫画産業の振興や昭和40年代(1970年前後)まで続いた貸本屋、テレビ放送の普及などもその認知やある意味での親近感につながっている。そして現在では、遠野物語にえがかれた岩手県の遠野や、水木しげるの出身地でもある鳥取県などに代表されるように、妖怪は観光資源としてや地域活性にも役立てられていて、京都には町家を改装した妖怪堂という店があり、店主が京都の妖怪案内をするというようなものまである。

このように様々な形で妖怪が伝承されてはいるが、昔ながらの年長者や年配者による口伝えが少なく、口碑伝承によるその地域ならではの事情や背景も伝わりにくいことや、九十九神に代表される古典的な妖怪は、自然が身近にあって初めて現実的なものとして捉えることのできる狸(たぬき)や狐(きつね)や鼬(いたち)であったり、郊外や地方のその地域おいて、1次産業に携わるような社会環境であっても、もう見ることのできないような、いわゆる古民具などに代表される硯(すずり)や釜(かま)や釣瓶(つるべ)であったり、昔懐かしい生活としての「小豆洗い」や「泥田坊(田作りの土起し)」であるため、昭和一桁の世代でさえ疎開を経験していなければ、その妖怪のもととなる「物」が、「身近でない・良くわからない」こともある。古典落語と同じようにその言葉の意味や、言葉は解っていても現実的に形として想像できないといった、社会そのものが近代化してしまったことが、妖怪という日本の古典文化の継承に影を落としている。

 また一方では、媒体で紹介される妖怪は民間伝承の古典的なものだけでなく、江戸時代にもあったように現代でも盛んに創作妖怪は作られ、学校の怪談や都市伝説などから、口裂け女、トイレの花子さんなど新たな妖怪が誕生している。1975年以降に生じた口裂け女のブームの頃から、これらの都市伝説上の妖怪がマスコミで「現代妖怪」という総称で表現されるようになった。この総称は近年にも都市伝説を扱った書籍で用いられ、特に妖怪研究家・山口敏太郎が自著書の中で多用している。

 1970年代には怪奇系児童書の一環として児童向けに、百科、図鑑、事典などの体裁をとって妖怪たちを紹介する書籍が多く刊行されたが、それら書籍中の妖怪には、古典の民間伝承、怪談、随筆などのものに混じり、古典上に存在しない創作物と思われる妖怪が多いことが現代の研究により指摘されている。特にがしゃどくろ、樹木子などがその種の創作物として知られる。近年の妖怪の創作者としては佐藤有文らが知られ、妖怪漫画家としても活躍した水木しげるの妖怪研究関連の著書の中にも創作妖怪があると指摘されており、水木自身も漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を通じて約30の妖怪を創作したと述べている。このように古典上の妖怪たちの中に現代の創作物を混ぜてしまうことは、伝承をないがしろにしているとして非難や中傷の槍玉に挙げられることも一部に見られる。しかし前述のように、江戸時代にはすでに鳥山石燕らによる妖怪の創作が多く行なわれていたため、古典上の創作が許されて現代の創作が非難されることを理不尽とする意見も多く、また、こうした書籍類でさまざまな妖怪を紹介することが、当時の年少の読者たちの情緒や想像性を育んだとする好意的な評価もある。事実として水木しげるが絵に現した妖怪は銅像にもなり、日本古来の正規の妖怪系譜として連なってもいる。

*語彙と語義

*日本

 妖怪のほかに古文献などでは妖恠・夭怪など異体字を含めた表記例もみられる。妖(夭、あやかし)・変化(へんげ)・妖怪変化・お化け(化け物、化け)・化生(けしょう)・妖異・怪異・怪物・鬼・百鬼・魑魅魍魎(ちみもうりょう)・魔・魔物・憑き物・物の怪(勿の怪、物の気、もののけ)なども同様な意味で使われる。

 奈良時代など古代の日本では、漢語を通じて得られた知識にしたがい「妖怪」という語は「怪しい奇妙な現象」を表していたが、様々な神や伝承や怪談や宗教や価値観と結びつき、派生し生まれた結果、詳細の解らない現象を、具体的な形を持ったものの仕業としたため「怪異を起こす存在」を妖怪と呼ぶようになったと考えられる。
宝亀8年(772年) - 『続日本紀』に「大祓、宮中にしきりに、妖怪あるためなり」という記述があり、同様になにかの物を指すのではなく、怪奇現象を表す言葉として妖怪を用いている。
 平安時代中期 - 清少納言は『枕草子』のなかで「いと執念き御もののけに侍るめり」と記し、紫式部も「御もののけのいみじうこはきなりけり」という記述を残しており、「もののけ」という言葉がこの頃に登場する。
応安3年(1370年)頃 - 『太平記』の第5巻には「相模入道かかる妖怪にも驚かず」という記述がある。

 海外で伝承される魔物・妖精の類も翻訳されることによって「妖怪」として扱われることがあり、日本で「妖怪」と称されるカテゴリーへ内包される対象は洋の東西を問わない。西洋の吸血鬼や狼男や、古代中国の『山海経』に見られる禽獣などを俗に「西洋妖怪」・「中国妖怪」と総称する例もある。日本の風俗から外れた、海外の魔物を「妖怪」と呼び習わすのは、こうした日本以外の文化が様々な時代に流入し、ある程度の歴史を持っているからである。英語圏などでは区別されることのあるFairy(フェアリー/妖精)とMonster(モンスター)の区別は日本においては曖昧であり、両者は包括されて取り扱われる。怪物(モンスター)については、日本の民間信仰で伝承されていないもの、また創作の妖怪で歴史の浅いものや、海外の民間伝承されてきたもの。または、正体の解らない不気味な生き物として、フィクションの上での、宇宙生物や未確認生物を指す傾向もある。

*勿怪の幸い

 勿怪の幸い(もっけのさいわい)とは、「図らずして齎された幸福のこと」である。もともとは、物の怪(勿の怪)の幸いといい、物の怪(妖怪)がもたらす幸福を意味した。山姥や鬼や座敷童子が禍や福をもたらすという、各々違う物語が伝承されていて、妖怪は祟りや恐怖だけの存在ではなく、時として幸福を授けてくれる存在であり、前述にもあるように、古神道や神道の神々や、九十九神も同様に禍福をもたらす存在である。これらは、自然崇拝に見られる特徴であり、自然の一部である天気や気候においても、適度な晴れや雨は実りや慈雨であるが、過ぎれば日照りや水害になることと共通する。

 期待しなかった事柄やものが、幸(予想に反して成長や効果や利益)をもたらす表現として、「化け」や「大化け」があり、「オバケ」の語彙や語句の一つであり、「期待していなかった新人歌手が、トップスターになった」ときなどに「この新人歌手は化けた」または、「大化けした」というように使われる。大きく成長した動植物にも使用され、「お化けダイコンやお化けヤゴ(オニヤンマの幼生の俗称)」などと使われる。古神道において、「神さび」とともに古いことだけでなく、大きなことも尊ばれてきた歴史や価値観があり、神体山としての霊峰富士や、巨木・巨石信仰の御神木や夫婦岩などがあり、この大きい「お化け」ということと根底で繋がっているともいえる。

 また、幸をもたらす効果として、より美しくする装いを「化粧」というが、妖怪やお化けをあらわす「化生」が語源ともいわれる。

*「丑の刻参り」『北斎漫画』:葛飾北斎

 古神道においては、神奈備(かんなび)という「神が鎮座する」山や森があり、この神奈備が磐座(いわくら)・磐境(いわさか)や神籬(ひもろぎ)に繋がっていった。これら鎮守の森や神木や霊峰や夫婦岩は神域や神体であると共に、「現世」と「常夜・常世」の端境と考えられ、魔や禍が簡単に往来できない、若しくは人が神隠しに遭わないよう結界として、注連縄(しめなわ)や祠が設けられている。逢魔刻(大禍刻)や丑三つ刻だけでなく、丑の刻参りという呪術があり、古くは神木(神体)に釘を打ち付け、自身が鬼となって恨む相手に復讐するというものである。丑の刻(深夜)に神木に釘を打って結界を破り、常夜(夜だけの神の国)から、禍をもたらす神(魔や妖怪)を呼び出し、神懸りとなって恨む相手を祟ると考えられていた。


*「逢魔時」『今昔画図続百鬼』:鳥山石燕
 これらに共通するのは「場の様相」(環境や状況)が転移する(変わる)空間や時間を表していて、夕方や明け方は、昼と夜という様相が移り変わる端境の時刻であり、昼間はどんな賑やかな場所や開けた場所であっても、深夜には「草木も眠る丑三つ時」といわれるように、一切の活動がなくなり、漆黒の闇とともに、「時間が止まり、空間が閉ざされた」ように感じるからである。また神奈備などの自然環境の変化する端境の場所だけでなく、坂、峠、辻、橋、集落の境など人の手の加わった土地である「道」の状態が変化する場所も、異界(神域)との端境と考えられ、魔や禍に見舞われないように、地蔵や道祖神を設けて結界とした。社会基盤がもっと整備されると、市街の神社や寺や門などから、伝統的な日本家屋の道と敷地の間の垣根や、屋外にあった便所や納戸や蔵、住居と外部を仕切る雨戸や障子なども、常世と現世の端境と考えられ、妖怪と出会う時間や場所と考えられた。

 これにて終わりです。

全てを奪う程度の能力 ( No.129 )
日時: 2018/03/11 18:09
名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: kK6HSOx6)

 全てってなんなんでしょうねぇ……こういう広範囲すぎる奴だとなんとでも解釈できて扱いに困るようになってしまいますよね……とか、ふと考えてみる。
 なにが言いたいって、キャラ投票とかでこういうの投稿して「俺すげぇ、俺のキャラ強いから超活躍させて」みたいなやつ、逆に活躍させづらいって話です。

 話がそれました。本題です。

 実に80レス振りぐらいに少し自分語りみたいなのを。

>>34の続きです。

 ちなみにその当時2010年中期くらいだったかな、は私MHシリーズプレイしたことありませんでした事実。Wiki先生任せではたかが知れる事実を知り、MHを購入しようとした矢先の時に弟がMH2買ってきたのは笑いましたね。そうなので私はMHの無印買いましたっけ。それで初めてMHシリーズって明確に名前のあるキャラがいないことを知ったなぁとか。
 Wiki便りではだめだと思って小説を買って、ゲーム独特の描写を小説でどう描写しているか学んだりとか……色々しましたね。その時期くらいから、キャラクタの応募用紙も少しずつ凝り始めて、変に強力すぎるキャラや内容スカスカのキャラは落とすようになり始めましたね。キャラ募集というのは自分の思い浮かばないようなキャラが来たり世界観が広がったり、関係が深まったりが利点だと思うのですがやはり悪い点もあるんですよね。当然ながら綿密に設定しすぎていればそのオリキャラが入り込めば世界観が壊れてしまいますし……そうでなくても異様に強いキャラや異様に世界観とマッチしないキャラはね。後者は広い世界観の物語にすればある程度何とかできますがね。それもそれで広い世界観というのはやはり作者の技量も問われ。
 
 まぁ、そんなこんなでポケモンの小説とかD灰、BLEACH、REBORNなど並行して書きながら、新しい世界に歩を進めたあの日は忘れられないですね。二次版とのレベルの差は大きいものでした。まぁ、当然、レベルの低いものもありますしあれですが低レベルのほうばかり見ているのも意味はないですからね。そういえばその当時は複雑ファジーはありませんでしたね。最初の間しばらくは、コメディライトとシリアスダークを毎日つぶさに読んでいましたね。この小説はレベルが高いとか、この人に追いつきたいとか思いながら。面白いなと思った作品に感想を送って売名(苦笑
 そして雑談板やリク版にも通うようになって。最初は確か結構有名な人のスレッドにお邪魔した記憶があります。大物とコネクトをとって自分を高めたかったのだと思います。しばらくの間は、オリキャラ募集に自キャラを投稿したり、雑談板にスレ立てたりなど新しいことをたくさんしていたと思います。楽しかったですね。

 なんというか、そんな順風満帆というかあまり批判されることもないようなことをやっていて1か月以上が経ってふと。自分は外に出たはいいが、何をしに外に出たのだろうと……そして、本格的に零から物語を構築し始めた感じですね。キャラクタも世界観も完全に自分で考えたのは初めて苦労しましたね。確かノート100ページ分位設定書いた記憶があります。コメディライトのジャンル(恋愛とか)は個人的に苦手だったので、自然にシリアスダークに投稿。
 題名は「I」という一文字作品で、殺人サイト「I」なる場所に登録してしまった主人公が、殺戮を繰り返していく中、世界や組織の真理に迫っていくって感じの話でした。正直、最初のころで気力も充実していたこともあり3章位まで進ませることができました。「K」や「サルコジ」といったキャラがお気に入りでしたが、なぜかこの作品で登場したオリキャラたちは他の作品で登場させるということはなかった記憶があります。まぁ、あーマーズで「サルコジ」という名前のキャラを出したいなとか思っていたりしますが。
 サイトに登録したら、相手にばれることなく自らの手で人間を殺しまくれるゲーム……そんなものがあったらどれくらいの人が参加したいと思うのでしょう? そんなキャッチフレーズだった記憶があります。ちなみに人を殺したことで報酬が得られるシステムで、ある程度稼ぐと組織から人員が来て、いろいろなサービスを受けられるとかありました。あと殺す対象は自分では選べず、「神の視点」と呼ばれる存在の指示によって決まります。これがまた残酷で自分の親だとか恋人でも対象に普通になるという……

 こんなところで今回は終わりです!

 

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