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闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】
日時: 2017/03/08 21:52
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

ある村に、身寄りのない子供達が集まる神社があった……
その神社の名前は  「赤木神社」 (みずきじんじゃ)
血縁関係を重視せず全ての子供達は、家族として育てられた。
表と裏を合わせ持つこの神社は、昔から神隠しが起こると言われている。

ある街中に、少し寂れた煉瓦造りの店がある。裏と表の狭間……
そこに足を踏み入れる者は、裏か表か……果たしてどちらか?


(バトルや、シリアスもあります。)
※グロ注意
この物語は、不思議な店に足を運ぶお客様を募集しております。
情報提供、迷い猫探し…等様々な事柄を承っております。

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闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.74 )
日時: 2017/04/27 17:43
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

桃[…。じゃあ、天界に行きますか!]にこにこしながら言う桃と対照的に橙は落ち着いた口調で話す。
橙[桃。前から言おうと思っていたんだけど、何で、私服の袖が長いんだ?]
不思議そうに問う橙。橙の言葉に微笑みながら桃は一言。
桃[それが、私のアイデンティティーだから!]と言ったのだった。
そうか。と頷く橙。どこを納得したのかこの二人の話からは汲み取れない。

二人の会話は、情報が異常に多いため専門用語を使うと一切伝わらなくなる。
が、[花水木]の店員達だけ、理解できるという不可思議な空間ができあがるかもしれない。実際は、まだそんな機会がないので、証明はされていない。

桃は、パタパタと足を揺らしながら時計の秒針を見つめる。
桃[…それじゃ。行きますか!天界へ!] 橙[俺に、拒否権はないんだな。]苦笑しながら呟く橙。

時計の秒針が十二を指した瞬間に、店内に置いてあった鏡が白く輝きだす。
桃[レッツ・ゴー!!]
そんな言葉を残して橙と桃は光の中に包まれていった。
不思議なことに、二人が天界の入口へと向かった後、鏡は跡形もなく消えていた。

そんな中、店内に人影がある。頬ずえをつきながら微笑む女性。
手元には、何時の間にか、お客様情報の冊子が置かれている。
二人すらも気づかなかった気配。その人物は普段と全く変わらない表情で、椅子に
座っていた。お客様がいらっしゃる前からずっと居たのにもかかわらず
彼女は、結局誰にも気づかれず一日を過ごした。

〈畏まりました。最後の女性は赤です。〉

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.75 )
日時: 2017/04/28 13:19
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

咲「あれ?」
ここは天界。雲の切れ目から、一筋の光が差し込む。
目をゴシゴシとこする咲月。
咲「あ!桃さんじゃないですか!」
近寄り、ペコリと頭を下げる。
咲「こんにちは!ようこそ天界へ!そちらの方は?」
橙について聞こうと思った矢先、腕時計が鳴った。

ピピピピピピピピ

咲月は腕時計を見ると、ピッとボタンを押し、
咲「すみません。これから勉強の時間なので。失礼します!」
トトトと走っていくと、ふと振り向いて大声で叫んだ。
咲「桃さん!せっかく天界に来たので、仕事が終わったら、名所巡りとかどうですか?私が案内しますよ!もし行くなら、呼んでくださーい!では!」
走っていくと、姿はやがて見えなくなった。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.76 )
日時: 2017/04/28 22:01
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

お客様が去って行くのを静かに礼をしながら見送る桃。
桃[まさか。ここまで、会う機会が多いとは!なんか運命を感じちゃうね!]
にこにこしながら橙に話を振る。
橙[あぁ。偶然か、必然か…。どっちだろうな。]淡々と吐く橙。
こうして、比べて聞くと 橙の言い方は黒のさっぱりした部分に似ているかもしれない。
橙は、パスポートのような物を取り出した。よく見ると入国許可証と記されている。
桃は、一瞬読み間違えかと自身の目を疑ったが、まぎれもなくそう書かれていた。
ポカーンと鳩が豆鉄砲をくらったような顔になる桃。

通常、天界、そして魔界には簡単に入国することはできず、人間などは特別許可を
頂かなくてはならない。もしくは、入国許可証を発行してもらえれば、いつでも自由に
活動できる。しかし、簡単には入手できず そのための試験も受けなければならない。

つまり、橙はその超難関の試験を受け、受かったということになる。
桃[橙。なんで先に言ってくれなかったのー!!]しかし、そのことに驚くことすらなかった。
桃[私、橙の許可をもらうために、待ってたのに…。]しょんぼりした様子の桃。
どうやら、桃の許可より、橙の許可に時間がかかったらしい。
その表情をみながら申し訳なさそうにする橙。

橙[ごめん。悪かったな。更新するかどうかで迷ってたから、話をしてなかったんだ。]ぽりぽりと頭をかく橙。
桃[相手側も、資料をかき集めていたはずだから、こんなに時間が掛かっちゃったのかもね。]しょんぼりした顔のまま返す桃。
しかし、すぐに名所巡りについて思い出し嬉しそうな表情になった。

こんな、二人だからこそ仕事のパートナーになることになるのだが、まだ知る由もない。

【補足・橙の頭の良さは桃は認知しているので、さほど驚きませんでした。
因みに 赤も所持しています。黒は必要なし。】

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.77 )
日時: 2017/05/04 09:58
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

<っていうか、いつの間にかスレッド数70超えてましたね。いえーい!>

咲「さてと・・・この辺でいいかな~。」
胸に手をやり、ギュッと掴む。
たちまち、ヴォンという音がして、煙があたりをおおう。

やがて煙がはれ、そこから現れたのは、アスールだった。
ア「さあてと。お散歩お散歩~!」
トットットッと軽い足取りでどこかへ向かっていった。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.78 )
日時: 2017/05/04 12:14
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

橙と桃の二人は天界で、例のステッキを探していた。
桃「すみませーん!こちらでステッキをお見かけしませんでしたか?」
天界の女性「さぁ?知らないねぇ。」首を横にふりながら不思議そうな顔をする女性

桃「そうですか。有難うございました!」にこにこしながら礼をして去っていく桃。
かれこれ一時間以上聞き込みを続けているが、あまり収穫がないようだった。
桃の質問を受けた方々は静かに呟く。
『天使みたいな子だった。』と……

その頃 橙も聞き込みをしていた。
橙「すみません。少しお時間宜しいでしょうか?」礼をしながら問いかける橙。
天界の男性「あぁ。構わんよ。」にっこり微笑む男性。
橙「実は、紛失物を探していまして…この様なステッキをお見かけしませんでしたか?」絵をみせながら質問する橙。そこにはステッキの絵がそっくりに描かれていた。

天界の男性「済まないが、知らんな。」と吐く男性にお礼を言って去っていく橙。
橙に聞かれた方々は口ぐちに言う。
『昔の親切な神父さんにそっくりだ。』と……

天界の人々に聞き込みをしていくとどんどん噂が広まっていく。
『昔居た優しい神父さんが帰ってきたって!』 『違うよ。私の聞いた話だと天使さんが帰って来たって!』
そんな噂が広まっていた。しかし、天界の方々が生きる年数と人間と寿命は桁が違いすぎた。噂の人物が帰ってきたとすれば百年以上昔の話……。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.79 )
日時: 2017/05/04 12:16
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

〈いつの間にか70超えていました!驚いたものです。これからも宜しくお願い致します。〉

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.80 )
日時: 2017/05/04 14:34
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

<っていうか、スレ数80突破!いえーい!これからもよろしくお願いします!>

ア「ん?」
天界の名物、雲ソフトクリームを食べながら歩いていると、ざわざわと天界の住人たちがうわさをしていた。

『昔居た優しい神父さんが帰ってきたって!』 『違うよ。私の聞いた話だと天使さんが帰って来たって!』

ア「どーしたの?」
アスールは話しかけるも、みな噂話に夢中で聞いていない。
ア「・・・いいや。」
そういうと、歩いてその場を去っていく。雲ソフトが溶けて、ボタッと落ちた。
それを魔法でキャッチすると、口へ運んだ。
ア「う~ん!雲ソフトはいつでも美味しいね~!」

 「あ!アスールじゃない!どこ行ってたの?お帰り!」

ア「し、シエロ・・・。」

<ちなみに、『シエロ』はスペイン語で『空』っていう意味です。『アスール』もスペイン語から。なんていう意味でしょうか!>

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.81 )
日時: 2017/05/04 21:16
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

〈本当ですね!嬉しいものです! 確か、アスールという言葉の意味は青だったような
……?違っていたらすみません。 それにしても、『空』と『青』青空を連想しました!〉

聞き込みも一通り終わった所で、二人はあるカフェで休んでいた。
橙「で…。情報は入ったか?」仕事内容を一通り確認している二人。
桃「うん!見つかったよ!」嬉しそうに言う桃。しかし、すぐに困った様な表情へと
変わっていく。
橙「どうした?もしかして、破損かなにかしていたのか?」
と桃の表情に疑問をなげかける橙。その言葉に、桃は首を横にふりながら苦笑する。

桃「なんか、結界?かな。そんな感じのものがステッキの周りに張ってて触れそうに
なかったんだ…。」ションボリした様子の桃。

その言葉だけで橙は察する。桃がこの様な反応を示すということは近くではしっかりと
確認できた訳ではないらしい。その上、さっきから周りが騒がしいのと桃が此処に自身を呼んだ理由を考えると。

橙「要するに、この近くにステッキがある。しかし、そのステッキに興味を持った人々
が集まって近づけないってとこか。」
一言二言で状況を把握した橙。

桃「うん。しかも、そのステッキが地面に刺さって抜けないから皆さん頑張って抜こうとしていて楽しそうだった…。うらやましかったよ!」
橙「って、そこかよ!」的外れな感想に即座に突っ込む橙。

〈スレットが100を超えましたら、お祝いとしてなにか企画をしようかと考えて
おります。いかがでしょうか?〉
〈案・キャラ同士の質問コーナー、キャラにドッキリをしかける等々考えております!〉





Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.82 )
日時: 2017/05/09 15:20
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

<いいですね!とても楽しみです!面白くなりそうですね!早くスレ数100いかないかな・・・。>

ア「し、シエロ・・・。」
アスールはシエロがいない反対側に向かって走った。
シ「何で逃げるのよー!」
シエロは翼を使い、アスールの首根っこをつかむ。
ア「痛いよ!はなして!」
バタバタと暴れるアスール。
シエロがパッと手を放す。
ア「いたぁ。ひどいなあ。」
ぶつけた場所をさすりながら立ち上がる。
シ「ひどいのはそっちでしょ!ほんっと、馬鹿ね!何か月も下界にいて!」
ア「うるさいなあ!いいだろ!ちょっとぐらい!」

シエロは天使であり、神でもある。神と天使のハーフなのだ。
シエロがアスールについて「何か月も下界にいて!」と言った。
つまり----。

<当たりです!夜桜さんの言う通り、青空をイメージしました。ちなみに今日、5月9日はアイスクリームの日だそうです。>

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.83 )
日時: 2017/05/09 20:59
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

その頃 橙と桃は…
二人は、例のステッキの所までやってきていた。
ピョコリと人々の列から顔を出す桃。人々が長蛇の列をつくっていて状況はあまり見えない。が、桃は冷静に周りの状況を把握した様子で橙に話しかける。

桃「うーん。人数はざっと70名程かな?」
ニコニコしながらステッキを見る順番を待つ桃。
橙はそんな桃の様子を見ながら、思案する。10秒程たってようやく口を開く。

橙「…。そうか。じゃあ、一旦赤さんに連絡した後、ステッキを地面から抜く方法を考えるか。」冷静に順序立てて話す橙。
その話を静かに聞いていた桃は、同意した様子で首を縦に振る。

桃「分かった!でも、赤さんに連絡しなくてもきっと情報はいってると思うよ!」
何故か赤は店員が報告する前に大方の情報を知っていることが殆どだった。それは、店員すらも理由を知らない。

橙は苦笑しながら答える。「だろうな。でも、通常は、桃の単独で仕事に向かうけど 今回は、俺も参加してるし 天界から特別許可を頂いてるしな。一応報告したほうが。」
その言葉に、桃はクスリと笑う。
桃「うん。それに少し前に実は、赤さんと黒に伝えておいたから大丈夫!」
橙「それを、先に言ってほしかったな。」微笑む橙。

〈そうですね。待ち遠しいものです! ソフトクリームの日ですか。桃が喜びそうな日です!〉



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