オリジナルなりきり掲示板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】
日時: 2017/03/08 21:52
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

ある村に、身寄りのない子供達が集まる神社があった……
その神社の名前は  「赤木神社」 (みずきじんじゃ)
血縁関係を重視せず全ての子供達は、家族として育てられた。
表と裏を合わせ持つこの神社は、昔から神隠しが起こると言われている。

ある街中に、少し寂れた煉瓦造りの店がある。裏と表の狭間……
そこに足を踏み入れる者は、裏か表か……果たしてどちらか?


(バトルや、シリアスもあります。)
※グロ注意
この物語は、不思議な店に足を運ぶお客様を募集しております。
情報提供、迷い猫探し…等様々な事柄を承っております。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.44 )
日時: 2017/04/02 09:29
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

[黒]「…。あの…。地獄より怖いところに送られてしまいますよ?」
脅しでも何でもなくただ事実を述べる黒。
「あぁ?脅しなんざ何の役にもならないぞ!小娘!」黒は人型になっているため
普通なら人間に見えてしまう。だが、見破るには強力な魔力を持つか、コツを掴むか。
そのどちらも有していないようだった。
…。そういえば、敵は『お前らのボス』と言っていたが…。
[黒]「ややこしいですね。ボスが三人いるとは…。」不思議に思いながら
敵を次々と気絶させる。                            黒は上司が死神と赤 二人いる。その上、勘違いでボスが増えると三人になる。   否定も肯定も一切しない黒。
剣を振るった相手の足をなぎ払う。とした瞬間だった。
黒の上司「え?そうなのかい。黒君。」いきなり出てきた上司に容赦なく
攻撃する黒。 黒の上司「え、ちょっと待っておくれよ。僕だよ!君の上司!」
それを軽く受け流しながら突っ込む上司。
[黒]「…。分かってます。」淡々とした様子で回答する黒。
黒の上司「じゃあ、なんで攻撃をやめないんだい?」
[黒]「…。練習です。練習。」冷たい瞳で悪戯そうに言う黒。
黒の上司「僕は黒君が大変だろうと思って手伝いに…。あ、要らなかったみたいだね。」周りの敵が倒れている状況を見て苦笑する上司。
黒の上司「…。何かあったら言っておくれよ。いつでも手伝うから。」
そう言って、紳士服を来た美青年は優雅に消えていった。

[黒]「本当に申し訳ない。」深い謝罪の言葉を小さく吐きながら黒は敵を倒し終えた。

<ギャグを入れるつもりが中途半端になりました…。>




Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.45 )
日時: 2017/04/03 01:11
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

<遅れてすみません!>

夜月side
「すまない、黒!先に姉を助けてくる!」
黒に一言だけ言うと、俺は家臣か幹部かどうでもいいがその奥にある部屋に向かって急ぐ。
「待てーー!あいつを行かせるな、死んでも足止めしろ!」
夜「うるさい。」
「うわあああ!」
やがてその部屋に着き、入ったときにはもう遅かった。
姉が倒れていて、玉座には王らしき人。
「お姉ちゃん!!!」
俺は姉のところに向かった。
・・・意識を失っているだけか。よかった。
俺は王を見る。王は俺を馬鹿にしているようにみえた。

noside
夜「・・・っ。くそっ!死ね!」
夜月はとびかかった。だが・・・
気づけば夜月の後ろに王は立っていた。そして、刃物が夜月の体に刺さっていく。
すぐに離れる夜月。だが、傷は深くなっている。
夜「はあ、はあ、はあ。」
夜月はふらふらになりながらも立つ。
夜「お前、その能力・・・姉の能力を取ったよな?」
王が驚いている。
夜「『闇よ、我の傷を癒せ。』」
その隙に回復魔法を唱えると、みるみる傷が閉じていく。
夜「さてと、もう一戦だ。こんどは殺してやる。」
夜月は自分の血を吸った。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.46 )
日時: 2017/04/03 13:23
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

[黒]「…。畏まりました。」
「待てよ。おまえだけでも足止めを…。」暗く低く叫ぶ敵達。
[黒]「…。最後。」 「はぁ?何言って…。」そう言った敵はたった一人になっていた事に気づく。背筋に冷たい汗を流す敵。
[黒]「最後です。貴方が…。」冷たく鋭い瞳で最後の兵を倒す黒。
[黒]「…。王様って自由なお方が多いようで…。」
黒の上司「呼んだかい?黒君?」                        [黒]「…。それが兵は倒しましたが、王室の封印が解けたようです。」淡々と言う黒。
黒の上司「そうか。大変だね~。確か王の次に強いとか…。」
[黒]「…。次です。」 黒の上司「え、もしかして一人で…。」
[黒]「はい。九割がた負けますが…。」とんでもない事を口走りながら無表情で
敵に向かう黒。
[黒]「線香を準備して下さると幸いです。」
黒の上司「く、黒君!?」呆気にとられた表情の上司。
しかし最後に一言「君はそれで終わらないだろう?」不思議な美しさで微笑む上司。

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.47 )
日時: 2017/04/03 18:13
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

明かりが蝋燭一本しかない部屋。その部屋に、二人が対峙している。
夜月が動く。その動きで蝋燭が消えた。
真っ暗な闇が部屋を包む。

ガキンッ
あたりは闇にもかかわらず、王は夜月からの一撃を受け止めていた。
王「速い動きでも、蜘蛛の巣を揺らさずに動くことはできまい。」
夜「くっ・・・。」
何度も何度も、王に攻撃を仕掛けるが、よけられたり受け止められたりしていた。
王「・・・。もう無駄だ。」
夜「っ・・・。」
王の持っている剣が振り下ろされる。
夜月はかろうじて避けたが、反撃をする暇がない。
だが、考え事をしていたら、剣が夜月の身にはいっていく。
夜「はあ、はあ。」
ならばあれしかないか・・・。
夜月は武器を変えた。大きい斧だ。そして足に魔法をかけた。
壁にばれないように攻撃を仕掛けながら移動した。ばれてはいないようだ。
片方の足の裏を壁にぴたっとくっつけると、力を込めて、思いっきり蹴った。
今までの比じゃないくらいの速さで、王に向かって行く。
夜「死ね!!」
そして、斧を振った。

夜「お姉ちゃん、お姉ちゃん。」
王はもうただの屍になっている。真っ二つになって。
姉「う・・・ん。」
夜「お姉ちゃん!大丈夫?」
姉「うん、大丈夫だよ。って、そっちこそ大丈夫!?」
夜「大丈夫だよ。よかった。」
夜月たちは立ち上がる。
その瞬間------

バタッ

夜月は倒れていた。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.48 )
日時: 2017/04/03 22:22
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

その頃…赤と桃は
[赤]「…。糸が切れたみたいね…。」さっきまで沈黙していた赤は静かに呟いた。
[桃]「…。凄いね!あんなに強いなんて!もう時が止まったかと思ったよ!
お客様凄い!」何度も同じセリフを繰り返しながら桃は目を輝かせる。
二人は、お客様の戦闘を魔法道具で見ていた。

[赤]「…。そのかわり体にかかる負担も大きいからね。」桃の様子を微笑ましげに
見ながら言う赤。
[桃]「…。出来れば手伝いたかったよ。赤さん…」しょんぼりした様子で呟く桃。
二人は店内で苦笑しあいながら目の前にある資料の山に目を向ける。
[赤]「資料の山々がなければね。」普段は3人で行う資料調査も二人だけで行うと相当の量となった。

その頃…黒と上司は
[黒]「先輩。線香はかろうじて要らなかったようです。」
そう普段通りの口調で言う黒。彼女の周りにはバラバラに砕けた封印の鱗片だけしか
残ってはいなかった。封印は巨大なゴーレムとなっていたが
黒は素手の一発で倒してしまった。余りにも呆気ない壊れ方に上司も苦笑した程だ。
黒の上司「黒君。君は本当に規格外かもしれない。」微笑みながら上司は消えていった。

[黒]「…。それを貴方様から言われるとは…。」
それだけを吐いて黒は王室内へと足を踏み入れた。
そこで目にしたのは黒髪の女性と倒れているお客様の姿だった。


Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.49 )
日時: 2017/04/05 11:05
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)


目を開けると見知らぬ天井が目に入った。
・・・ここはどこだ?
すぐさま起き上がる。素早く起き上がったせいか、背中の傷が痛む。
夜「・・・いった。」
その傷の痛みで昨日あった出来事を思い出す。
そうだ・・・確か、敵を倒してそれから・・・姉を助けて、出ようとしたら、倒れたんだ。
それはそうと・・・ここはどこなんだ?
見回すと、ここがどこだかわかった。
夜「『花水木』・・・。」
そばにあったパーカーを着る。
夜「姉は・・・?どうしたんだ?」
そのつぶやきに答えるように、一人、店員が出てきた。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.50 )
日時: 2017/04/05 17:24
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

コンコンと一定のリズムでドアのノックが部屋に響く。
[黒]「失礼します。お客様。お姉様もお連れしました。」
いつも通り淡々と語る黒の声に合わせて、礼をしながらお姉様を先に通す。
次に黒は部屋には入らず用件だけ伝える。
[黒]「お客様。今回のご依頼の件ですが、通常依頼で無料となります。」
静かに言葉を紡ぎながら、声のトーンを下げる。

[黒]「お客様。本当に申し訳ありませんでした。お客様がお怪我をされたのも私が不十分だったため…。 」深々と頭を下げながら謝罪する黒。
[黒]「お怪我の治癒をさせて頂きました。もう少し早めにサポートする事が出来ず申し訳ない」そうもう一度謝罪をすると
[黒]「せめてお身体をもう少しお休めください。」
初めて温かい言い方をする黒。表情も穏やかになる。              その理由は「仕事」ではない時間だから…。
お客様とお姉様が早く話が出来るようにとすぐ部屋をあとにする黒。



Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.51 )
日時: 2017/04/05 23:03
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

夜月side

夜「姉ちゃん。」 
姉「ん?なあに?」
黒が去ってから俺は口を開いた。
夜「・・・ごめん。」
姉「なんで?夜は私を助けてくれたじゃない。」
夜「そう言うことじゃなくて、あいつに、能力を奪われたんじゃないか。だから・・・ごめん。」
俺は下を向いたまま、喋っていく。
夜「それに、姉ちゃんをそそのかしたのは、誰なんだ?」

しばらくの沈黙。
それを破ったのは姉ちゃんだった。
姉「いいの!いいの。それに、あれは私の意志でやったことだから。」
また沈黙。
夜「それより、姉ちゃんは城に戻れるのかな・・・。」
素朴な疑問だった。
ただそれだけのためにここまできたんだ。

姉「私は、城にいるより旅をしたいなあ。」

俺は、思わず笑ってしまった。
夜「そのほうが姉ちゃんらしくていいや。まあ、がんばってね。」
俺がこういったのは、姉ちゃんはもう人間だから。
人間なら人間らしく、人外なら人外らしく。
そうだよな。そう生きるのがいいんだ。
でもなんでだろう。

目から涙がこぼれおちるのは-------。

<なんか、無理やり感動の方向にもっていったような。それより、最近遅くなってすみません!>

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.52 )
日時: 2017/04/06 17:36
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

<あ、感動シーンが目の前に…。大丈夫です。出来る時間に行ってもらえれば!>
[黒]「…。人間と人外。」そう呟きながら黒はふと考える。
自身の年月と人間の年月の違いを肌で感じる。
黒の寿命は半永久的だ。生物が生きている限り黒は生き続けられる。
そんな黒は今日も思う。
『静かに過ごせたらそれで良い。』
彼女は店員達のいる部屋へと入る。
[桃]「おぉ!どうだった?お二人のご様子は?」満面の笑みで聞く桃。
その片手には飴玉を持っている。いつも通りお菓子を頬張っている様だ。
こんな奴なのだから長生きするだろうな。と心中で呟く黒。
[黒]「…。自分で見てきたら?」そっけなく返す黒。
そんな黒に桃は嬉しそうに頷く。「分かった!」

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.53 )
日時: 2017/04/07 20:20
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

涙をすそでぬぐいながら、静かに泣く夜月。
肩にそっと手をおき、よしよし。となでている夜月の姉。
その優しさが、余計に夜月を泣かせる。

俺らが最初から人間だったなら、こんな悲しみを感じることもなかったのか・・・?

そんな考えは、自分自身の泣き声と、姉の優しさにかき消され沈んでいく。

こうして、夜は更けていった。


目を開ける。朝日がとてもまぶしい。
いつのまにか眠ってたのか。そういえば、姉ちゃんは!?
起き上がると、テーブルの上にメモが置いてあった。

「夜月へ
 私はしばらく旅に出ます。一族の主として、がんばって。ね!」

本当に、姉ちゃんらしい。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



スレッドをトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 5000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。