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闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】
日時: 2017/03/08 21:52
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

ある村に、身寄りのない子供達が集まる神社があった……
その神社の名前は  「赤木神社」 (みずきじんじゃ)
血縁関係を重視せず全ての子供達は、家族として育てられた。
表と裏を合わせ持つこの神社は、昔から神隠しが起こると言われている。

ある街中に、少し寂れた煉瓦造りの店がある。裏と表の狭間……
そこに足を踏み入れる者は、裏か表か……果たしてどちらか?


(バトルや、シリアスもあります。)
※グロ注意
この物語は、不思議な店に足を運ぶお客様を募集しております。
情報提供、迷い猫探し…等様々な事柄を承っております。

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闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.84 )
日時: 2017/05/10 20:16
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

〈盛大に誤字をしてしまいました!『ソフトクリームの日』× 『アイスクリームの日』〇 済みませんでした。〉

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.85 )
日時: 2017/05/26 22:42
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

「シエロ、雲ソフトが浮いてる!」
アスールが何もない空を指差す。
「えっ!どこ?」
そのすきにシルクハットをかぶり直し、ニヤリと笑った。
「もう!何も無いじゃない!」
シエロは振り返り、アスールを見る。
いや、見たはずだった。
そこには誰もいなかった。

〈遅れてしまってすみません!アイスクリームとソフトクリームの違いってなんなんですかね?あと、短めですみません。〉

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.86 )
日時: 2017/05/29 21:18
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

〈いえいえ、私も遅れて済みません。 確か、アイスクリームとソフトクリームの違いは、『硬さ』で、製造時の固める温度と、含まれている空気の量に違いがあるそうです!〉

ステッキの噂を聞きつけた見物客の方々。
長蛇の列をつくりながら見物する様子は、相当の興味を引き付けるステッキだと
実感する程だった。


十人十色の人々の中では、比較的冷静に待っている橙。そして、ワクワクした様子の桃。
何とも対照的な二人だが、大勢の人々に紛れてあまり目立ちはしなかった。

桃「やったー!後、もう少しだよ。」とさらに嬉しげに笑う桃。
橙「あぁ。それにしても、少し長かったな。」と言う橙。

桃と橙はどちらかと言うと、長時間待っていても疲れるタイプではない。
今回二人の待った時間は7時間さすがにその時は、人々は疲れ果て殆ど帰っている状況だった。

桃「ちょっと長かったけど良かった!良かった!」と言う桃。
橙「あぁ。っといっても、殆どの方が帰ってしまわれたけどな。」と苦笑する橙。

二人の長いは半日程で 長い と感じる程、通常の時間感覚と差があった。

しばらくステッキの観察をしていたが、特に変化は見られない。

桃「なんか、…。すっごく綺麗だね!」と瞳を輝かせる桃。
橙「そうだな。神秘的と言うか…。」

ステッキの周りの結界のようなものの美しさに暫く二人は沈黙していた。



Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.87 )
日時: 2017/06/14 15:08
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: 6cIiBe7I)

<へえー!そうなんですか!ありがとうございます!>

ア「あー、疲れた!もう、なんでただの散歩なのに疲れなきゃいけないんだよー!」
ここは明日マジックをするステージ。アスールはステージに座り、トランプカードを切っている。
シャッシャッシャッという音だけがステージに響く。
手を止め、カードを扇の形にした。
テキトーに一枚引き抜くと、それはスペードの5だった。
そのカードを扇の形をしたカードの中に入れた。
扇の形になっているカードをまとめ、もう一回カードをシャッフルする。
よく混ぜたあと、また扇の形に広げた。
裏返しに広げたため、柄は見えないはずなのだが・・・。

スペードの5だけが表になっていた。

ア「これぞアスールマジックー!なんちゃって」

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.88 )
日時: 2017/06/14 22:19
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

暫くステッキの結界の美しさに沈黙していた二人。
しかし、考えていた事は、全く別のものだった。

橙「さて、どうやって このステッキを抜くかだな。」
暫く黙っていた橙は、どうやらステッキを抜く方法を思案していたらしい。

しかし、桃はそのまま沈黙を続けた後、不思議なことを言い出す。 
「…。5!当たった!」と嬉しそうに言いだした。

普通なら、真面目に話を聞いてない様な行動にしか見えないのだが、橙は全く呆れた
様子もなかった。それは、桃が常人には、見えない様な遠さまで見えると知っていたからだろう。

橙「桃?なにか、見えたのか?」
桃「あ、ごめん!つい、お客様のマジックに気を取られてて…はっ!」

ジトーとした目つきになる橙。そもそも、お客様が見えているならば先に知らせるべき
だろう。しかし、すぐに伝えていなかった桃。あはは、と渇いた笑いをだした。

桃「ごめんね。その、えっと、ステッキどうしようか?」
明らかに目が泳いでいるが橙は追究しようとはしなかった。

桃「よし、じゃあ、抜こうか!」 橙「そうだな。早く抜いてお客様に…。は?」
思わず耳を疑う橙に、桃はさも 当たり前かのように言いだした。

桃「え?だって、この結界触れるし、手もすり抜けたよ?」
ふわりとステッキの結界を通り抜ける桃の手。
橙「…。本当に、お前といると常識が何なのか分からなくなってくるな。」

常識はずれな桃に、ここまで冷静に接する事は相当難しいはずなのだが、
いとも簡単に行う橙。二人の仲の良さが関係しているのか、それは二人にもわからない。









Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.89 )
日時: 2017/06/15 12:39
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: 6cIiBe7I)

ア「って言っても、教えれば誰でも簡単にできるマジックだしね~。」
ステージにごろんと転がり、目を瞑る。
ア「は~。暇だな~。」
そう呟くと、途端に寝てしまったアスール。
寝息だけが響く。

軽く寝息をたてているアスールに何者かが近づく。
その手には、ギラリと光る銀の剣。

銀の剣がアスールを襲う─────。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.90 )
日時: 2017/06/15 17:16
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

なんだかんだで、ステッキを抜いた桃。

桃「いや~!意外と簡単に抜けたね!」嬉しそうに呟く桃。
橙「一発で、抜くって…。どうなんだろうな?」呆れた口調で話しているが本当に呆れている訳ではない橙。

橙「よし、じゃあ、お届けに…。」橙がそう提案した瞬間だった。

二人は静かに後ろを振り返りお客様の近くまで走り抜ける。
それは、本当に目に見えない速さで……。

ガキンッ―――

金属が激しくぶつかりあった音が響く。
橙は、御信用の剣の鞘で謎の人物の剣を静かに止めた。桃はと言うと、不思議そうな
表情で、その人物を見ながら首をかしげる。

桃「剣?…」小さく吐いたその言葉に皆が沈黙した。

〈おぉ、また一波乱ありそうな空気になってきました。今回は短めです。〉

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.91 )
日時: 2017/06/16 17:08
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: 6cIiBe7I)

<最近私短いですね。もうちょっと長くしないとな。>

キンッ―――

ステージに、金属が激しく擦れあう音が響く。

ア「こんにちは。この僕に何の用かな~?」
ニッコリと、だが迫力のある笑顔で答えた。

そこには、トランプカードで剣を止めているアスール。
相手が動揺しているのがわかる。

ア「種明かしをする気はないけど、特別に教えてあげよう。」
カードで剣をはじいた。


ア「君はここで死ぬんだから。」


ア「このトランプカードは特別な金属で出来ているんだ。軽くて丈夫。だからバレにくい。」
突然、指をパチンと鳴らした。

アスールのまわりに無数のカードが浮いていく。
そのカードは全部相手の方に向いている。

ア「マジックショーはここまでになります。」
そして、ペコリと礼をした。
一斉に放たれるカード。

アスールが、シルクハットをかぶりなおす。

ア「ありがとうございました!」

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.92 )
日時: 2017/06/16 17:32
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

桃「うわぁー!」お客様のマジックに感嘆をもらす桃。

橙は、お客様の攻撃があると、理解した瞬間 すぐに身を引いたのだった。
倒された人物を静かに見つめる橙。
普通なら、警察を呼ぶか、動揺するか だろうが、全く驚いた様子もない橙と桃。

橙「…。桃、知ってる顔か?」謎の人物の顔をみながら質問する。

桃「ううん。違うよ! 橙は知ってるの?」単純に聞き返す桃。

橙「知らない。そうか。じゃあ、この方は…。」

少し黙ってから倒れた人物を片手で持ち上げる橙。
橙の体格は、謎の人物よりも小柄なのだが、軽々と持ち上げた。

橙「分かった。一応、この方が目が覚めたら色々お聞きしてみるよ。」

「お客様、それでは失礼致します。」

丁寧に頭を下げ橙は街の奥へと消えていった。
桃「うん!いってらっしゃい!」
ニコニコしながら橙を見送った桃。

桃は一つ疑問に思ったことを素直にお客様に聞いた。

桃「そういえば、お客様は、あの方を知っていらっしゃらなかったのですね。」

〈何故、謎の人物が襲ったのか。気になりますね! この後、橙が謎の人物に
聞いていく予定です。〉

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.93 )
日時: 2017/06/16 17:56
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: 6cIiBe7I)

<楽しみに待っていてください!>

ア「あ!やっと持ってきてくれたんだ~!待ちくたびれてたよ~!」
ステッキをひょいと持つと、軽く振った。
ア「お~!この感覚!ありがとね!明日のショーには必ず来てね?・・・というか、」

ア「さっきの見てたでしょ!もう!」
ほおを膨らまし怒るアスール。まるで子供の様だ。・・・おっと子供だった。

ア「ま、いいや。じゃあ、これもついでね!僕は裏社会じゃ、」
シルクハットを深くかぶりなおす。

ア「『純白の翼』、『白き翼の暗殺者』って呼ばれてたんだよ。」
蒼い眼が紅に染まる。

ア「このタキシードから言ったんだろうけど、まあ、迷惑なんだよねぇ。」
スッと紅い色が消えていく。
ア「で、あの相手のこと?面倒くさい。自分たちが聞いたら?」
そう言うと、アスールはステージの奥へと消えていった。


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