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闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】
日時: 2017/03/08 21:52
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

ある村に、身寄りのない子供達が集まる神社があった……
その神社の名前は  「赤木神社」 (みずきじんじゃ)
血縁関係を重視せず全ての子供達は、家族として育てられた。
表と裏を合わせ持つこの神社は、昔から神隠しが起こると言われている。

ある街中に、少し寂れた煉瓦造りの店がある。裏と表の狭間……
そこに足を踏み入れる者は、裏か表か……果たしてどちらか?


(バトルや、シリアスもあります。)
※グロ注意
この物語は、不思議な店に足を運ぶお客様を募集しております。
情報提供、迷い猫探し…等様々な事柄を承っております。

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闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.34 )
日時: 2017/03/30 14:04
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

<花水木と間違って打ってしまいました!すみません。(オリキャラの名前です。)>

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.35 )
日時: 2017/03/30 16:06
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

<全然大丈夫です。>

夜月side
夜「くそっ。」
城を出てから数時間後、夜月はラクスで姉の目撃情報を聞き込みしていたが、あまり有力な情報は手に入らなかった。
やっぱり諦めた方がいいのだろうか・・・。
そんなことを考えながら、人気の多い道を歩いていく。
すると、
「すみません。」
という女性の声が。
夜月はその声に反応し、後ろを振り返る。
夜「はい、なんでしょうか。」
「あなたのお姉さん、見ました。」
夜月ははやる気持ちを抑え、冷静に答える。
夜「わかりました。では、場所を変えましょう。」

夜「で、姉はどうしたんですか?」
ここは小さい公園。そこのベンチに二人は座っている。
「ええと、光の聖騎士団がさらっていきました。「この女は生贄にする!」とかなんとかいって。」
光の聖騎士団・・・。それは、「光の聖騎士団」と名乗っておきながら、制裁という名の下、どんどん人を殺していっている、最低な騎士団だ。
夜「もう大丈夫です。情報ありがとうございました。」

<この先、光の聖騎士団とのバトルになると思います。>

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.36 )
日時: 2017/03/30 21:18
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

<分かりました。こちらも黒が新しい行動にでるようです。場合によってはバトルかと…。>
女性「光の聖騎士団?」 [黒]「ええ。この団体どうやら違法な制裁をしているようで。」全く動じる様子もなく事実を言う黒。

女性「でも、そんな騎士団初めて聞きました。」
[黒]「裏で動いているそうですから。詳しく知るものは数少ないかと…。」
光のない瞳が徐々に闇の様に黒々と光る。
[黒]「そして、お客様のお姉様もここに連れ去られたようです。」
普段なら感情を一切感じさせない言葉を話す黒。
今回はわざと感情が伝わる様に話す。 
                                       二名しかいない筈の路地裏でガサリと不気味な音が響く。
その音は何かに怯えて弾き出された音。
低く低く地獄の底から上がるような叫び声をあげながら怨霊は現れた。

ゼッタイニ コロス…コロス…コロス まじないのように呪いの言葉を吐き出す怨霊。
死神を倒せば現世に留まれると考えたらしい。

女性「ちょ、これじゃ私達やられちゃいますよ!」驚きと恐怖に固まる女性。
女性「早く逃げましょう!!」黒を引っ張って逃げようとする。

[黒]「大丈夫ですよ。こんな弱い死神一撃で倒されますから…。」興味なさげに
呟く黒。女性「あ、貴女自分が大切じゃないの?」慌てながらそう叫ぶ女性。
ふと思い出したように彼女を見つめる。今日は一人じゃない事を実感する。


[黒]「…。大切?いいえ。そうですね。大切なのは…。」女性の手を振りほどき黒は怨霊に向かって走る。

 「現世で迷ってしまった魂達と貴女です。…………必ず守りましょう。貴女も魂も……」

黒い瞳は紅く染め上がり宝石のように輝く。
ある者は血のような不吉な色だと言い、ある者は紅く光る月のように綺麗だと言う。
両者が共通して言うことは
         『この世のものじゃない程美しい。』
死神の鎌は不気味に輝く。

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.37 )
日時: 2017/03/31 11:38
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

夜月side
夜「ここか・・・。」
そこは、ボロボロの館だった。門番はいない。
光の聖騎士団のアジトは見つけるのには簡単だった。
夜「さて、いくか。」
夜月は決心し、その館に入っていく。
ギイイイ バタン

「だ、だれだお前!ここは光の聖騎士団のアジトだぞ!なんでここがわかった!」
夜月はその言葉に耳をかさず、敵の数を見ている。
敵の数・・・百はいそうだ。
「なんだこいつ!殺す!いけ!」
夜「『ダークナイト』。」
その瞬間、部屋にあった蝋燭が全部消えた。
「な、なんだ!」
夜「『ダークダガー』。」
夜月は闇を具現化させた短剣を両手に出すと、動いた。
ダシュ
「うわああああ!」
バタバタバタバタ
夜「あと五十・・・!」
夜月の動きは早すぎて見えない。
ダシュ ダシュ ダシュ ダシュ
バタバタバタバタ

やがて静かになり、動いている者は一人だけ。
夜月は全身に返り血を浴び、白い肌に紅い血がべっとりと付いている。
それをぬぐうと、二階へと歩いていった。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.38 )
日時: 2017/03/31 16:34
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

ふわりと風に乗るように跳躍する。そのまま怨霊に向かって進み
鎌を振る……ふりをして相手の肩を優しく叩く。
トントン………バタリと相手の力が抜ける。

「な、何で 何で?」疑問を口にする怨霊の耳元で小さく呟く。
「貴方の息子さん無事でしたよ。貴方のおかげで……それにご家族も…。」
そう伝えると怨霊の姿はスルスルと消え始め最後は優しい顔つきの男性へと変わった。                                   「よ、良かった。…良かった。教えてくれて有難うございます。」
涙を流しながら安心したように微笑む男性。そのまま光の粒となって天に昇る
光。その光を無言で見送る黒。

女性「なにがなんだか……。どういう事ですか?」呆気にとられたように今までの状況を見ていた女性。
[黒]「…。浄化しただけです。どうやらあの方、息子さんの安否が気になっていたようで…。未練が残っていました。」
女性「なるほど。それでは、安否って?」 [黒]「すみません。守秘義務で…。」

女性「決まりに忠実ですね。さっき言っていた『守る』って?」
黒「誓いの言葉を言ってから死神は仕事に努めなければならないのです。」
女性「…。だから言っておられたんですね。」
コクリと頷く黒に女性は残念そうな顔をする。

(女性の心中)誓いの言葉だと言わなければいい人と思ってもらえるのに…。
まぁ。この人はそんな事一切望んでいないのね。

女性は再確認しながら、黒に問い掛ける。
女性「…。貴方は一番死神に相応しく一番死神にあっていませんね…。」
…不可思議な言葉をはく女性に黒は同意する。
「よく言われます。」と………

【死神の誓いの言葉は守りたいものを並べ唱える事で神への忠誠心を確かめる。
しかし、本心でなければ認められない。  】

【怨霊と化した男性は元は人間で病気になった息子さんのために隣町まで薬をとりに…。しかし途中で力尽きてしまう。それからその薬のおかげで息子さんは全治。
魂となったお父様は息子さんが助かったか、家族は幸せに暮らしているのか知りたくて現世に留まり過ぎた。】

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.39 )
日時: 2017/04/01 11:53
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

夜月side

二階へと繋がる階段をのぼりながら、夜月はこんなことを思っていた。
黒に連絡しなくていいのか・・・。
と。
ここの館は三階がある。たぶん、階を上がっていくごとに強くなっていく。
それに、いくら俺が強いからといっても、俺が解決してしまったらダメだろう。

・・・黒のところに戻るか。

静かに目を閉じる。

次に目を開けたときには、あの路地裏に戻っていた。
黒のもとにいく。
夜「おい、黒。」
夜「光の聖騎士団あいつらのアジトがわかった。」

<遅れてすみません!>

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.40 )
日時: 2017/04/01 13:32
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

<全然大丈夫です。>
女性とは、既に別れていたようで黒一人だけがそこにはいた。
しかし、先程とは違い瞳は普段通りの黒に染まっていた。
[黒]「お客様が全て解決なさるかと思っておりました。」静かに振り返りながら
[黒]「私のような弱い者でも宜しいのですか?」そう問い掛けながら首を傾げる黒

<すみません。この後黒の後輩が出て来ます。>
と質問した瞬間。
黒の後輩「先輩!先輩!大変ですよ!続々と死者が送られて……その上、皆さん罪が重いのです。」慌てて来たのか早口でそう話す少女。
黒の後輩「確か、光の聖騎士団だそうです。それで 上層部が皆を治癒させて瀕死状態までもっていけ。と報告が…。」あわあわしながら説明する少女。
黒の後輩「あ、そのあと魔界で皆さんは裁かれるそうです!」
一通り話し終えた少女は一呼吸おいて黒の顔を見つめる。

黒は驚いた様子もなく話を最後まで聞いた。
[黒]「そう。魔界で裁かれる。」それだけを復唱し頷く黒。
[黒]「治癒魔法はかけておいたから後はお願いね…。」いつの間にか治癒魔法を騎士団全員にかけ終えていた黒。
黒の後輩「…。先輩いつの間に…。でも有難うございます!これで警察の方々に引き渡す事が出来ます!」ぺこりとお辞儀をして立ち去っていく少女。

[黒]「すみません。こちらの事情で…。お騒がせしてしまいました。」深く謝罪する黒。
[黒]「私で良ければ宜しくお願い致します。」そしてもう一度礼をした。

Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.41 )
日時: 2017/04/01 17:52
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

夜月side
夜「・・・いや、お前といないと依頼解決にならないんじゃないか、と思ってきたんだが。」
そうつっこみを入れながら黒の話を聞いていく。
お前は全然弱くないはずだろ、死神。

そう言おうとしたら、
「先輩!先輩!」とあわただしく早口でくる少女。黒の後輩か。
そいつの話を聞くと、光の聖騎士団の死体が送られてきたようだ。
夜「ああ、そいつら殺ったの俺か。」
小さいが、思わず声が出てしまう。
黒はおどろきもせず、聞いている。
黒は話が終わると、「魔界で裁かれる」のところだけ復唱すると、頷いた。
そのあと、驚くべき速さで治癒魔法をかけていき、黒の後輩はペコリとお辞儀をすると立ち去っていった。

黒がふかぶかと頭をさげる。
夜「いや、大丈夫だ。こっちこそすまなかったな。」
黒がまた礼をする。
夜「ああ、よろしく。」(小さく笑って)
そう言って、黒に背を向ける。
夜「姉さん、待っててね。」
なるべく小さな声でつぶやいた。

闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.42 )
日時: 2017/04/01 18:28
名前: 夜桜 (ID: pKTCdvWc)

[黒]「有難うございます。お客様。」そう礼を言って黒は目的地まで一瞬で移動した。
[黒]「…。依頼はお客様が解決なさる場合補助するのが決まりとなっております。」
[黒]「それと、一週間程度なら徹夜、食事を一切とらずとも店員は健康です。私は死神ですからいくらでもお使い下さい。」説明をし終えるとまた前を向き直る黒。淡々と話す。

黒は生れつき魔法の属性も魔力量も不明のまま育ってきたため、
自身の強さがどれ程にあたるか一切分からない。
彼女は自身は世界で一番弱いと思っている。そのため誰かのためなら自身の命をいくらでもかけよう。それが彼女の思想。
要らないものなどない。                            能力は1番死神に相応しく考えは1番死神に合わない。
残虐さが嫌いな死神はいつも静かに生きていた。………

その死神はアジトに着くと…。300人程の敵を見て首を傾げる。
何故弱い死神にここまで敵意を向けるのか…と。後ろにいるお客様が強いからか。と
納得した黒。次の瞬間敵の戦意は黒と目が合った瞬間に消えてしまう。
全員を一度に気絶させる。どうやら死神の仲間達に警察に送ってもらうようだ。
2階は倒し終えた黒はお客様に向き直る
[黒]「次は3階です。」彼女はアジトの設計まで把握していた。



Re: 闇夜に光る盃 【バトル・シリアスあり】 ( No.43 )
日時: 2017/04/01 23:59
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: mmFLxLPE)

夜月side

・・・勘弁してくれ、俺はいらなかったんじゃないか?
そう後悔するほど、黒は強かった。
黒色の虚ろな目をして。
あっという間に(いや、あっ、と言う暇もなかった)三百人を倒し、三階へ。

noside

やがて、階段を登ると玉座はあったのだが、誰も座っていない。そして、その周りには大勢の家臣たち。
「お、こいつぁーウル城に住む吸血鬼じゃねぇーかぁ。おまえらのボスを捕まえたこと、よくわかったねぃー!」
あひゃひゃひゃひゃと笑う。
夜「裏のねずみが、よくこんなに成長できたな。」
夜月はダークダガーを出しながら、怒りをあらわにする。
夜「姉を返せ。さもなくば死ぬことになるが・・・いいか?」
「もう『儀式』が始まっちゃうんだよ!残念でしたぁー!」
夜「じゃ、『儀式』とやらに間に合わせないとな。」
夜月は手を噛んだ。強く噛んだのか、血が流れている。
その自分の血を、吸った。
「なぁにやってんだぁー?変身でもする気かぁ!?ま、しても俺らには勝てないけどな!」
そして、またあひゃひゃひゃひゃと笑う。
その声がぴたりと止む。そいつをみると、もう死体になっていた。
夜「その通り。よくわかったな。」
見た目は変わっていない。夜月はつづける。
夜「さあ、来い。相手をしてやる。勝てるんじゃなかったのか?」
そう言うと、夜月はニヤリと笑った。


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