二次なりきり掲示板

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Over alive【命を狩る者と抗う者】
日時: 2016/04/18 19:02
名前: Hama=guri (ID: SqYHSRj5)

〜お知らせ〜

・最上級死神募集は締め切りとなりました。

・神についての補足説明 >>1

・名簿 >>2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「−−寿命を延ばす方法って知ってるか? ヘッ、簡単な事よ。迎えに来た死神を返り討ちにすりゃいいんだ」


人には寿命というものが存在するが、それはその人間がこの世に生を受けたと同時に『死神協会』が定めたものである。その前もって定めた時が来ると、死神はその者の元へと出向き魂を狩ってあの世へと送り届ける。
たいていの者は死神には抵抗しないし、出来ない。なぜならいくら運動能力が高くとも人外である死神の前では無力だからだ。

だが、その死神に抗い、見事寿命を延ばす者も稀に居る。勿論ただの人間ではない。俗に言う『魔法使い』や『霊能力者』といった不思議な力を使える者だ。
だが、彼らの中でも抵抗せずに死神に従う者がほとんどだ。何故ならば一度でも死神を返り討ちにすると『死神協会』のブラックリストに載ってしまい、定期的に死神が迎えに来る。しかも負けて狩られた際にはあの世には行けず魂は消滅させられてしまう。
そんな危険を犯してまで寿命を延ばそうとはしないのだ。


〜死神協会〜
三途の川の向こう側に建てられた古びた建物である。
死神の武器は大鎌というイメージがあるが、何もそれだけだはない。
死神は皆、死神協会と現世を自由に行き来できる『瞬間移動』だとか『現世と死神協会に次元を繋げる(例で言うとどこでもドア)』といった術を持っている。
そして死神に細かな階級というものは無いが、代わりに『最上級』『上級』『中級』『下級』というものが存在する。


『最上級死神』(募集締め切り)
死神協会のトップ。仕事内容は抗う者の対策や、生まれ落ちてくる者の寿命の取り決めや管理などであり、命を狩りに行く事はほぼ無い。
だが、上級死神でも手に負えない抗う者が現れた場合のみ、魂を狩る仕事を行う。

『上級死神』(定員無し)
もっぱら、これまでに死神に抵抗し、返り討ちにした危険人物を担当する。

『中級死神』(定員無し)
ほぼほぼ魂を迎えに行くことのみを仕事としている死神。
能力者等の魂を狩るときに抵抗された場合、どうしようもない程の戦力差がない限り戦えとされている。

『下級死神』(定員無し)
魂を迎えに行く事もあるが、それよりも魂の管理などの事務を担当する。
能力者等の魂を狩りに行った際に抵抗された場合は、戦っても構わないが撤退しても構わないとされている。


〜抵抗する者〜
抵抗する者は前記の通り、魔法等を使用できるものである。


〜魂の狩り方〜
相手にあの世に行く事を承諾させた後、手持ちの武器(基本自由)で首を一閃させる。
ちなみに肉体を傷つける訳ではない。あくまでも肉体と魂を分離させるだけである。そうして魂が抜けてタヒ神が不可視の術を解き、可視化出来るようになった抜け殻が、事故タヒなり病タヒなりしていくのだ。

だが、抵抗した者はまず物理的に傷つけなければならない。そうして戦いの勝利した後は、魂を消滅させる。


〜それ以外の者(神)〜
ちなみに、死神の寿命の取り決めは人間だけであり、神の寿命等は完全に管轄外である。
神の中には面白がって人間に力を与え、寿命を延ばしてしまう者や、抗う者に肩入れしてしまう者も存在する。


〜それ以外の者(人間)〜
特に説明は必要は無いだろう。文字道りただの人間である。
上記の通り人間の中には稀に神に力を与えられる者もいる。


〜死神の姿〜
死神の姿は死期の近付いた者しか見えないと言われるが、実際は誰にでも見える。
だが魂を狩る時のみ、不可視にする術を持っている。(具体的には、死神の姿と狩られる者二人を周りの者からは認識出来ないようにする)


〜死神の休暇〜
死神の休暇時は、もっぱら現世で過ごす(遊ぶ)者がほとんどである。
端から見れば人間と全く大差ないため、気付かれる事はほぼない。
ちなみに休暇中に『これまでに死神を返り討ちにした者』を見付けたとしたら、死神は休暇中でも仕事をしなければならない。


〜死神の給料〜
望む物の現物支給も可能ではあるが、基本的に皆休暇は人間界で過ごす事になるため、人間界の現金を望む者がほとんどである。


〜恋愛について〜
やるならばやり過ぎず、適度にお願いします。
組み合わせは自由です。抗う者×死神のような禁断の恋でも構いません


〜死神一覧〜

—最上級タヒ神—
・『グリム・リーパー』 >>39


—上級死神—
・『「楓血 キラ』 >>18
・『澪』 >>7
・『如月 涼風』 >>61


—中級死神—
・『ヨウスケ』 >>44


—下級死神—
・『神谷』 >>4


〜抗う者一覧〜
・『シヴァ=ワイズマン』 >>3
・『Катя Зиновьева(カーチャ・ジノヴィエヴァ)』 >>11


〜神一覧〜
・『八重谷ノ弓弦神』 >>5
・『淡島 雛子』 >>15
・『リスチア』 >>19
・『椎名 柚利』 >>104


〜人間一覧〜
・『篠原 弟留』 >>23
・『源五郎丸 結衣』 >>131
・『牧野 貴彦』 >>160

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Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.51 )
日時: 2016/03/11 18:19
名前: Dietrich (ID: 08bdl7kq)

>>49
確認ありがとうございます。


どなたか暇な方がいらっしゃったら声をかけて下さるとありがたいです。


Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.52 )
日時: 2016/03/11 19:08
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: 16oPA8.M)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=18436

【淡島神社 / 淡島雛子】

 目の前の死神の言葉に、雛子は思わず頬を緩ませた。
 噴出しかける程に、雛子にとっては笑い話のように感ぜられた為だった。

「慈愛? 寄り添う? ふふっ、私が人間に寄り添って暮らしているように見えて?」

 口元を袖で隠し、上品に笑っているように見えるが、その表情は明らからに相手に対する挑発の色を帯びていた。
 力を与える、というのは雛子に言わせれば「神の人間に対する傲慢」である。
 しかし、その雛子自身も人間に対して明らかな見下しがあり、ベクトルは違えど神らしい「傲慢」を持っていた。
 彼女にとって人間とは「生まれてそう長くはない期間生き、死ぬもの」である。
 彼女が尊敬するに値する人間は彼女を作った職人くらいだろうが、その職人も居ない今、神となった雛子にとって人間は「人間」というひとくくりで、その意識は消費者が家畜に対して持つ意識とさして変わりなかった。
 雛子自身、自分の持つそのような「傲慢」には気付いていないのだが。

「川を泳ぐ魚に特別愛情を持って釣竿を渡す釣り人など居りませんでしょう? 仮に渡すとしたら、私は全ての魚に等しく竿を渡しますわ」

 それだけの竿の用意などしたくはないけれど、と付け加え、相変わらず人を食ったような表情で神谷を見据えた。

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.53 )
日時: 2016/03/12 01:30
名前: Hama=guri (ID: SqYHSRj5)

『淡島神社/神谷』

——掛かった。
『やはり、か』と神谷は一人ごちる。
ここに来る前、『八重谷ノ弓弦神』なる神の所を同じように訪ねていたため若干そのギャップに戸惑ったが、むしろこれが——この淡島雛子のような反応こそが神が人間に持つ感情としては正しいのだ。
自分より、ほとんど全てに劣る者どもを見て、何人が優越感を得ずに慈愛を持ち寄り添って生きていけるだろうか。おそらくそれは九割にも満たない——と言うかほぼ『無い』だろう。神谷ですら、もう何百年も生きれば人間を家畜のように、自分達よりあらゆる面で劣る憐れな目で見る可能性がある。あえて言うなら前述の『八重谷ノ弓弦神』が異常なのだ。

何にせよ、淡島雛子はカマ掛けに実に引っかかってくれた。
まあ、引っ掛かったとは言え即『危険人物』になる訳では無い。むしろ前述の通り、このような思想の方が正常なのだ。
あくまでもこれは『淡島雛子の性質把握』である。この先このような情報が役に立つかはわからないが、転ばぬ先の杖だ。使わないなら使わないで、書類の肥やしにでもなってくれて一向に構わない。そんな事でしか、自分はどうせ役に立てないからと。

「それも、まあ当然と言えましょう。ですが人々は貴女様を信仰しているのでは?」

だからこそ、煽る。

「信仰あってこその『淡島雛子』様では?」

『八重谷ノ弓弦神』が言っていた言葉を借りて煽る煽る。
この煽り方では、本来憑喪神である淡島雛子にとっては的外れなものだろう。しかし、現状神谷は淡島雛子を『淡島神社に祀られている神』と認識しているし、そもそも情報が少ないため疑いようも無かった。

「姿も見えないのに、それでも自分を信仰し続けてくれている人間たちの役に立ちたい等とは思わないので?」

あくまでも事務的な範囲を外れない様に注意しながらも、その範囲内で語気を強める。……『あの神ならきっとこんな風に不満を示すだろうな』と想像しながら、わざと。
——そう、あくまでも『わざと』。八重谷ノ言葉を借りているだけだ。
『そう、これは私の言葉じゃないんだ』
語気を強めつつ、神谷は自身にそう言い聞かせる。いや、言い聞かせる必要も無いんだと、尚も神谷は自分に言い聞かせていた。
——『人間なんて、すぐタヒんでしまう儚いものなんだから』と。

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.54 )
日時: 2016/03/12 00:49
名前: Hama=guri (ID: SqYHSRj5)

Dietrich様


私はシヴァと八重谷が空いておりますが、Dietrich様のご判断にお任せさせて頂きます。

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.55 )
日時: 2016/03/12 01:06
名前: Dietrich (ID: 08bdl7kq)

>>54
声をかけていただきありがとうございます、よろしければお願いします。
私はどちらの方でも構いません。話が展開しやすいと思われるようにしてくださるとありがたいです。

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.56 )
日時: 2016/03/12 01:13
名前: Hama=guri (ID: SqYHSRj5)

Dietrich様


展開しやすいように、ですか……。展開力だけで言えばシヴァなのですが、それだと何やら初っ端から大変な事になりかねない……。ううむ、決めかねますな……。

……申し訳ありません。この際第一印象と言うか、フィーリングで構いませんので、Dietrich様に決め手は頂けないでしょうか。

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.57 )
日時: 2016/03/12 01:34
名前: Dietrich (ID: 08bdl7kq)

 むーん、なるほどそうですね。うちの軟弱者はシヴァさんに返り討ちにされて終わりそうです。こちらがある程度踏ん張るという形でならば続くこともできそうですが……。

 八重谷さんとはかろうじてお話ができそうなのでよろしければ八重谷さんとお話をさせていただきたいのですが、きっかけなどが思い浮かびません。出だしの文章をお任せすることはできますでしょうか?

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.58 )
日時: 2016/03/12 01:51
名前: Hama=guri (ID: SqYHSRj5)

申し訳ありません。ありがとうございます。
それでは、僭越ながら先の文を。


もしやりにくかったら、仰って下さいませ。
その場合は、また違った始め方でやらせて頂きますので。



『都市部 古びた民家の多い下町/八重谷ノ弓弦神』

基本、土地神というものは己の担当の地区から離れずそこを守護するものである。しかし、あくまで『基本』。どこでも通常というものがあれば例外というものが存在しているものだ。

「よい……しょっと。」

古びた民家の窓から、比較的のっそりしたとした動きで路地へと出てきた女性。この、ワンピースタイプの比較的地味な服装の、その上吹いたら飛んでしまうのではないかと思えるほど弱弱しそうな女性こそが前述の『例外』である。
この土地神は自分の土地だけでは飽き足らず、都市部の方まで出張って自主的に活動している。まあそれは、担当地区の人間が少なくなってしまったからというのもあるのだが、だとしても物好きと言えるだろう。

そうして、彼女は窓の下に置いていた靴に足を通すと息を静かに吐いてから瞳を閉じた。
彼女は、基本的に生命力を与えたり治癒したりといった能力を持っている。その応用で、近い範囲の人間ならば生命力を読み取る事が可能なのだ。
そうして彼女は、生命力の下がっている人間を見付けてはその家に忍び込み、陰から生命力を与えたりしている。この付近にそのような人間が居ないのか調べているという訳だ。

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.59 )
日時: 2016/03/12 02:29
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: 16oPA8.M)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=18436

【淡島神社 / 淡島雛子】

「……」

 神谷の言葉に、雛子は暫しきょとんとした。
 今度ばかりは演じているのではない。
 本当に面食らったのだ。

「……貴女、何か勘違いしてらっしゃらない?」

 呆れたような、低いトーンだった。
 雛子にはその「信仰してくれている人間の役に立ちたい」などという考え方自体が理解し難いものだ。

「役に立っていなければ、人間は信仰などしませんこと」

 傲慢ではあるが、その傲慢にも理由がある。
 つまり神も人間に対して何かしてやらなければ信仰は得られないのだ。
 しかし、その「何か」は神として少しばかり手を貸してやる程度の話で、人間に何らかの力を与えるようなものでは決してないし、あってはならない。
 雛子は続ける。

「人間が死ぬのは当然の理よ? 信仰してくれる人間が死ぬのであれば、その次の世代の人間に信仰してもらえば良いでしょう?」

Re: Over alive【命を狩る者と抗う者】 ( No.60 )
日時: 2016/03/12 15:13
名前: Dietrich (ID: obDW75wI)

出だし文ありがとうございます。
質問なのですが、要助が既に八重谷さんを知識として知っているような状態でよろしいのでしょうか? ご確認をお願いします。

ご確認が取れ次第認識させていただくことになりますが、以後続く文章では要助が八重谷さんの事を知らない、という設定の元続いています。何か問題がありましたら教えていただけるとありがたいです。



『都市部 古びた民家の多い下町/要助』

 衝撃的な現場を目撃してしまったようだ。

 中級の死神である要助にとって、仕事として、この現世に来ることは日常の出来事であった。此処では人間が生き、暮らし、そしていなくなっていく。その循環の中に自分の仕事も含まれているためだ。

 休暇にふらっと遊びに行くものも多いと聞くが、彼はわざわざ休暇中にこの世界を訪問することを絶対に望まない者の一人である。

 もちろん仕事も嫌々やっている部分が多かった。人に見られることを極端に嫌う自分の性格が余計に表立つこともその中の一つであり、そんな彼にとって人通りの少ない路地裏を歩いている時が一番安心するはずだったのだが。

 現世では人のものを勝手に盗む人間もいる。そんなことは重々承知しているのだが、今までの経験上、そんな状況に出くわしたことはなかった。人間からすれば彼は命にかかわる神秘的な仕事をしているわけだが、彼にとっては”人のものを勝手に盗んでいき、必要な状況によっては暴力もふるう仕事”は脅威であったのだ。誰もいない家の窓から侵入し、そっと出て行き様にばったりと出くわしてしまったら、それこそ居心地も悪いし、必ずその人間は自分に危害を加えようとするだろう。それに彼らも自分と同様、人の目は嫌うだろうし。

 そして彼の不安は今的中したと見えた。目の前ではまさしくその行動らしいものが行われているのである。見た目から言えばまだ幼い少女が——妙にゆっくりとした様子で——民家の窓から外に出てきたのであった。靴がその場所に置いてあり、彼女が何の疑いもなくそれを履いたことから、恐らく彼女はその場所から中に侵入したのだろう。

 これは良くない状況である。今回の彼の仕事場はこの周辺であった。このままでは鉢合わせしてしまう可能性が非常に高い。幸い、相手はこちらから背を向けて立っているような状況であり、此処から逃げて行けば気づくこともないだろう。

 全く動かない少女を注意深く眺めながら、要助はとりあえず身をひるがえした。


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