二次なりきり掲示板

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【艦これ】『最果ての鎮守府』
日時: 2017/08/27 08:46
名前: 深海提督 (ID: UbyZEBNe)

艦隊これくしょん
略して「艦これ」が原作ですが、原作を知らない方でも歓迎します!

深海棲艦vs艦娘
の二つの陣営に別れて、互いの生存を戦います。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【ルール】

1.本体同士の喧嘩は禁止
2.荒しは無視して管理人に連絡して下さい。
3.多少の原作崩壊はOKです。
4.チート過ぎるキャラは禁止
5.キャラは管理できるなら何人でも可
6.ロルは二行以上お願いします。
7.キャラリセは一週間です。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
【キャラシート(オリキャラ)】

名前/艦娘は元の艦の名前からお願いします
性別/中間は禁止
所属/深海側か艦娘側か
役職/提督か
性格/なるべく詳しく
容姿/なるべく詳しく
艦種/駆逐艦か戦艦かなど
武器/搭載している武器
備考/一人称や過去など

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他にも何かわからない事があれば何時でも質問して下さい。
私は主にまだ誰も使っていない原作キャラを使います。

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Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.189 )
日時: 2017/09/01 13:24
名前: 深海提督 (ID: VN3OhGLy)

【鎮守府 港】


叢雲
「……あれだけ荒れ果てていた此処もだいぶ修復が進んで来たわ。
アンタがいた時みたいに仲間も少しずつ増えて来たし、深海棲艦の連中からもそれなりに対抗出来るようになったと思う……
だけど、アンタの居ない鎮守府は何処か寂しいわ……」

初代提督は艦娘達を率いて深海棲艦の大軍と戦い、叢雲と霰を庇って戦死した……
だが、波の荒れ狂う海で提督の死体が沈んだため、その死体を回収する事さえ出来なかった……
だから叢雲は初代提督の墓を作った……
死体も墓標さえ無い簡素な墓、だがその墓に叢雲は毎日欠かさずに通い、その日にあった事を話しながら、空を見上げている……
いつか鎮守府に帰って来て欲しいと願って……

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.190 )
日時: 2017/09/01 13:51
名前: 007 (ID: qD0oxfww)


「………此処にいたんだ」

木の竿を担ぎ、空のバケツを持ちながら歩いていると、叢雲が初代提督の墓の前で立っている所をたまたま通りがけで通っていた。此処に初代提督の墓を建てられていた事は前から知っていた。たまに墓参りとして花を置いていくが、霰よりもずっと傍にいた叢雲の方は楽しく、微笑みながら話している。


Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.191 )
日時: 2017/09/01 14:10
名前: 深海提督 (ID: VN3OhGLy)

叢雲
「此処にいるのが一番落ち着くのよ……」

おそらく釣りの帰りだと思われる霰を見て、叢雲は初代提督の墓の傍に座って、此処にいるのが一番落ち着くのだと応える……



叢雲
「それに……待っていれば、いつか帰って来てくれるかもしれないでしょ?」

初代提督は海で自分達を庇って深海棲艦の攻撃を受け、荒れ狂う海の中に消えた……
だからまだ生きているかもしれない、生きていると思いたい、信じたい。それが彼女の心の中には強く残っている……

初代提督は、誰よりも優しく、温かく、何時も皆の事を考え、自分がどれだけ無理をしていても、艦娘達には心配をかけないように、疲れている素振りなど見せず、敵である深海棲艦達とも友好の道を歩もうとしていた……

深海棲艦の中でも初代提督と心を通わせた者もいて、戦わなくとも共に手を取り合う共存の道が確かに見えていた……

だが、運命は非情にも彼の愛する大勢の艦娘達の命を、提督の命さえ奪い去り、絶望と荒廃のみを残した……



>>190

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.192 )
日時: 2017/09/01 14:24
名前: 007 (ID: qD0oxfww)



「………そうだね。司令官は、霰達を置いて行く人じゃないから」

霰は墓の方へと歩き、近い距離で座り込む。8年前の悲劇の生活をしたいと思う気持ちは霰にもあるらしく、初代提督との思い過ごした時間を忘れてはいなかった。自由な霰を叱りながらも怒る事が無かった本当の司令官。
そんな優しい司令官に、霰は気に入っていた。皆、彼を頼りにしていた。そうして霰も司令官の虜になってしまったのも覚えている。

悲しく、決して拭わない記憶。忘れようとしても、忘れてはいけないと拒む記憶。そんな悲劇は、霰も忘れてはいなかった。



「司令官が来れば、また私達を導いてくれる。また8年前みたいに戻ってくる。そう霰も…………思ってた」

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.193 )
日時: 2017/09/01 14:52
名前: 深海提督 (ID: VN3OhGLy)

叢雲
「……司令官はきっと、まだ生きているわ。
生きて……此処に向かっているのよ……
ただ……ちょっと道に迷っているだけ……」

八年の年月が経ち、彼の生存が絶望的であるにも関わらず、叢雲は初代提督はまだ生きていて、直ぐに戻って来ないのは、道に迷っているだけであると、霰に対して言っているというよりは、自分にそう言い聞かせているだけのように話している……

彼女の中の時間は八年前から止まったままで、何度新しい司令官が来ようと、初代提督との思い出を、彼への想いを、忘れる事が出来ず、こうして待ち続けている……



>>192

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.194 )
日時: 2017/09/01 15:05
名前: 007 (ID: qD0oxfww)



「…………ねぇ。叢雲は此処に司令官が帰ってきて、またこの最果ての鎮守府に着任して欲しいの?…」

叢雲が自分に暗示をかけるかの様に見つめた霰は、帽子を下げ、次には司令官の墓を見つめた。そうしてゆっくりと霰は静かに叢雲に問いかけた。
確かに8年前の鎮守府は霰達の生き甲斐だった。沢山の仲間達と過ごしてきた日々、自由にふざけ合った日々、それを霰は忘れない。

でも、それが戻ってきたとしても、それが満足のいくような結果にはならないかもしれない。

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.195 )
日時: 2017/09/01 15:23
名前: 深海提督 (ID: VN3OhGLy)

叢雲
「ええ……戻って来て欲しいわ。
新しい司令官の事も信頼していない訳でも実力を認めていない訳でも無いけど……
正直、彼ほどでは無いわ……」

六道によって荒廃とした鎮守府に再興の目処が立ち、深海棲艦を追い払う事が出来た……
この鎮守府には、これまで何人もの提督が着任して来たものの、その誰もがしようとさえしなかった事を成し遂げた事で、叢雲も表立っては言わないものの、彼の実力と手腕を認めていると応える……

だが、六道と初代提督を比べるとなると、話は変わって来てしまう。優しさだけでなく、経験、技術、知識、人脈、指導力に組織力、カリスマ性の全てにおいて六道と初代提督とではレベルが違い過ぎる……

戦闘能力と裏市場との繋がり以外のあらゆる面において初代提督が優っており、その裏付けとして、大本営は全幅の信頼を置き、彼がいなくなってからも、本来ならば後続が見付からなければ即廃棄していた、この鎮守府を何人もの提督に引き継がせ、形だけでも残し続けていた……

初代提督が戻れば、大本営の方も再び本格的な支援を始め、瞬く間にこの鎮守府に戦力が戻り、かつてと同じ、或いはそれ以上の事を成し遂げられると言う事を、初代提督の傍にいた彼女だからこそ、断言している。



>>194

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.196 )
日時: 2017/09/01 17:25
名前: 007 (ID: qD0oxfww)


「……………」

叢雲の言い分は正しい。戦闘以外に置いては優れた才能を発揮していた。本当に素人とベテランの差が霰達は実感していた。こうなると初代提督は凄い人だったんだなって思う。この戦争を終わらせそうな気だってしていた。今の司令官は、口調が乱暴だし、戦闘も荒いし、単純な事しか思いつかない。正直言って、司令官としては素人同然だ。
だから、叢雲の気持ちも解る。もし、今の司令官が着任できなかったら、叢雲の様な思考が持っていたかもしれない。
でも、霰は叢雲の言葉を繋げるように言う。





「じゃあ………司令官が来て、次に消えるのは……『今の司令官』だね」

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.197 )
日時: 2017/09/01 18:53
名前: 深海提督 (ID: VN3OhGLy)

叢雲
「…………そうなる……わね………」

大本営としても、一番の理想は初代提督の生還と復帰が最高であるといえるだろう……
そうなれば、不要になった危険分子である今の司令官……六道は大本営側の判断でその存在さえ抹消されるだろう……

大本営はまともな人間ではないため、人権すら存在しない六道の存在を残し、自分達が不要なリスクを抱えたままでいるなどと言う愚策は取らない……
それどころか、深海棲艦がいなくなれば自分達艦娘の存在すら危うい……

最悪、全提督の軍部帰属、艦娘の一斉解体と鎮守府の閉鎖もありえる……その事や、大本営についてを初代提督を通じて何度か聞いたことのある叢雲は霰の言葉に対して複雑な心境を抱えたままそう応える……



>>196

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.198 )
日時: 2017/09/01 19:23
名前: 007 (ID: qD0oxfww)


「…………そんなの、司令官が帰ってきても、深海が滅んでも、霰は全然嬉しくは無い」

霰はそんな六道の扱いが許せないのか、ジト目だった目が少しだけ釣り上がった。両手を握り締め、唇をも噛み締める。
六道は深海棲艦の肉体を手に入れて、あんなに狂騒良く深海を倒しているけど、獄房に入っては人に嫌味嫌われてるのが解る。それでこんな退廃をした鎮守府に提督を任して、終わったらお払い箱として捨てる。


「だったら、霰は司令官と綺麗な陸を歩くより………今の司令官と汚れた泥を這いつくばる方がよっぽど良いよ………」


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