二次なりきり掲示板
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- ・Seize the day『 中文 』
- 日時: 2015/10/23 08:00
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: KVMT5Kt8)
【 prologue 】
時は中世、舞台はとある国の城塞都市。
希望を手にした者達は光へと続く門を開いた。しかしそれは結果として多くの人々を巻き込み苦しめる事になる。
『お前達が人間として生きる事を望まなければ、私達は人間として生き続ける事が出来たのに。』
ある者は隠された真実に一人涙を流し、白衣を脱ぎ捨てると決死の思いで拡声器を手にした。
真実を知った民衆達は悩み考え続ける事を余儀無くされ、多くの人々は未だ答えを求め続けている。
—— —— —— —— —— …
閲覧ありがとうございます。寝退と申します。初めましての方も日頃お世話になっている方も宜しくお願いします。当スレは城塞都市内の極秘研究施設で生み出された能力者達とそれに関わる人間達の、戦闘・恋愛・日常、割と何でもアリなスレとなっております。
今回は完全な中文スレとさせていただきます。その他の部分での変更もありますので、世界観やルールに一度目を通してから登録書を記入して頂けますよう宜しくお願いします。
世界観 >>1
ルール >>2
募集枠 >>3
登録書 >>4
【 参加者一覧 】>>5
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- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.271 )
- 日時: 2015/10/04 15:40
- 名前: フレア (ID: nLPrrFyW)
「あぁもう暇すぎなんだけどぉ〜!なんか面白いことないとカナちゃん腐っちゃう」
街中から聞こえてくるその声、それは媚びを売るような口調で思わずイラッときてしまう人の方が多いだろう。躑躅色のツインテールをゆらゆらと揺らし、ダボダボTシャツだから隠れる手元で口元を覆う。ふぁっ〜っという欠伸でさえもどうやったら可愛く見えるか、どうやったら好かれるかを計算しているこの少女はろくな人間ではない。
きつくはないが甘ったるい匂いはきっと彼女がつけている香水だろう。甘い甘いお菓子の香りは彼女が歩くたびに辺りに漂う。それが行き過ぎであることに、彼女も彼女の周りの人間も気づいていないしいうこともない。
「あーあ、今日に限って鴨はいないし〜。新しいのでも見つけようかなぁ」
鴨____もとい金蔓。やはり少女はろくな人間ではなかった。クルクルとツインテールの片方を真っ赤なネイルで彩られた手で弄りながら、新しい金蔓を見つけるために視線を彷徨わせる。男であろうと女であろうと、年上であろうと年下であろうと関係はない。誰だって自分なら堕とせる自信があるのだ、だからなるべくお金を持っていそうな人や面白そうな人を選ぶ。
小悪魔なんて可愛らしいものじゃない。愛情に飢え、欲に忠実な、ただの悪魔。
そんな悪魔、カナ=リブラの瞳は一瞬、猛禽類のように鋭く光った。
【ぶりっ子カナの絡み文を出してみました。
よろしければお相手お願いいたします!】
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.272 )
- 日時: 2015/10/04 19:54
- 名前: ナタノ (ID: Uzw.lalg)
>>268
まだ研究所にいた頃、深い湖のような思慮深い翡翠はよくモニカを追いかけていた。モニカは昔から人見知りが激しく彼女に直接話しかけるなんて事はできなかったけれど、彼女の事はやはり気になっていて仲の良かった人に名前を尋ねたことがあったのだ。
その時聞いた名前はなんだったっけ。思い出せ、思い出せ。
目の前の彼女が細い声でモニカの名前を呼んだ。はい、と答えようとしたのと同時にモニカを温かい何かが包みこむ。彼女が自分を抱きしめているのだと気付いたのは、優しい声が耳元で響いた時だった。
「よく、無事で生きていたわね」
慈しむような声だった。たった一言だけなのにその声にはいろんな感情が混ざっているように聞こえて、モニカはたまらない気分になった。暖かな腕が小さなモニカを包み込んで心地よい。モニカはその時ようやく女性の名前を思い出した。
あぁ、そうだ。彼女は、
「サラさんっ…」
例えば貴女こそよくご無事で、とか。会えて嬉しいだとか、ずっと話してみたかったんだとか。言いたいことは沢山あったはずなのに、けれど声に出たのは彼女の名前だけだった。
そっとサラの背中に手を回す。柔らかい人間の体に触れるのは本当に久しぶりで、モニカはきゅっとその背中を掴んだ。そしてサラが腰を折り曲げてしゃがんでいるのに気付くと、苦笑して手を離す。そして微笑んで出した声はもう震えていなくて、代わりにまるで小さな子どものように弾んでいた。
「会えて嬉しいです、サラさん。どうぞ私のことはモニカ、と」
それからチラリとベンチに目をやってサラを振り返ると、何度か咳払いをして意を決したように口を開く。断られるかもしれない。けれどもう少しこの喜びを持続させたかった。
「…朝ご飯、まだお召しになって居られなければご一緒致しませんか?」
パンもハムもチーズもとっても余っているんです。とモニカは泣きそうな顔で微笑んだ。
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.273 )
- 日時: 2015/10/05 18:26
- 名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)
>>271 & 周辺の皆様
反乱軍のアジトの倉庫に食材が少なくなると、誰かしらが分担して街に買いに行く。今日はカーラがその当番の日だった。いつも通り大よそ女性のものとは思えない筋肉質な体を一張羅とも呼ぶべきこげ茶色のジャンパーに包み、カーラは街をゆく人に紛れてアジトへと向かう。今日は珍しく人が多くまるで人の海。人が盾となってくれるおかげで騎士団の目も欺くことが出来るため、比較的それはありがたい事だった。
野菜の沢山入った袋を抱えてカーラは上手い事人と人の隙間を泳いでいく。ただしかしこれもこれで結構テクニックを要する小技であり、少し疲れたカーラは人が少なくなり道に余裕ができたところで少し休憩することにした。
そこで一息ついたカーラの耳に、女性の嫌に演技派な声が飛び込んできた。お菓子のように甘い声はあまりにべったりとして耳に残ったものだから、驚きも会って思わずそちらを向くと、目にも焼付く様な色鮮やかな躑躅色が飛び込んできて思わずぽかんとして釘付けになる。カーラとはまるで対極とも呼べるような長い髪の毛。カーラだって小柄な方なのに彼女はもっと身長が低く服装からも察するに幼女なのか少女なのか。しかし幼女にしても少女にしても発言が不穏過ぎないか。
【一応絡んでみました。絡みづらければ蹴ってどうぞですbb】
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.274 )
- 日時: 2015/10/05 20:54
- 名前: フレア (ID: nLPrrFyW)
「きゃはっ。みーっけ!」
パチリと、視線が交わった人を見て楽しそうな声を上げる。目をキラキラとさせ口元に笑みを浮かべるその姿は獲物を見つけた猛禽類だ。
こげ茶色のジャンパーにグレーの迷彩柄のカーゴパンツ、よく見れば女だということはわかるがパッと見は男の子のようなその人物が、今日のカナの獲物だった。
にこりと笑いかければ、その小柄な体格を生かして人混みを分け、目をつけられた人間____カーラの眼の前まで来る。歩くたびに香る甘い匂い、ふわりふわりと揺れるツインテール、どこからどう見ても13歳ぐらいの幼女だがこれでも17歳だ。
「おねーっさん!今お暇かなぁ?」
猫なで声でそう言えば、こてんと首をかしげ上目遣いで見つめる。完全に計画してやっているその動作も声も、何年もしていれば板についてくるというものだ。
先ほどの声を聞かれていたのだろう、相手の顔はポカンとしていて人目がなければお腹を押さえて笑い転げているところだった。
「あ、別に金蔓にしよーとか思ってないからぁ」と声を潜めてそう言えば、口元に浮かべる笑みを妖しいものへと変化させる。何となくだけど、お金を引き出せるような人間ではないと思う。ならば遊ぶだけだ、なんて黒いことを考えるカナの心中に目の前の女は気づいていないのだろう。
【絡みありがとうございます!うざいですが、どうぞよろしくお願いします】
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.275 )
- 日時: 2015/10/07 18:09
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>272
抱き締めた小さな身体はそのまま力を込めれば壊れてしまいそうで。そんな訳がないとわかっていながらもサラは切なげに自分を呼ぶ少女から体を離す。
遠慮がちに背に回された手が困ったように笑う笑顔と共に離れ、少女らしい笑顔に変わり堂々とした声音は子供のように無邪気に喜ぶ。
私もサラでいいわ、そう短く伝えて再度彼女へ視線を移すと素直に喜ぶモニカを見て少しだけ口角を上げ微笑む。振り返る少女と視線が合えば、どこかぎこちなく咳払いをして、先程から美味しそうな香りをさせる朝食を一緒に食べないか。と泣きそうな顔で微笑む。
ああ、彼女もまた一人なのだろうか、そうふと毎日一人で食べる味気ない食事を思い出し一瞬苦笑いをするが、しかし思い返せばサラにはモニカが今日たまたま朝食を買いすぎたという様には見えなかった。
(…いつ会いに来てくれるんでしょうね)
彼女に声をかける前に木の上で寝起きざま聞こえた言葉は、誰かを待っているようで、いつ会っても一緒に食べれるようにその待ち人の分まで用意していたのだろうか。そう思えばサラ自身がその待ち人の分の朝食を一緒に食べるというのは気が引けたが、これは勝手なサラの思い込みでそうとは限らない。
ああだこうだと悩んでも仕方がないし、勇気を出して誘ってくれたのだろう彼女の気持ちを無碍ないと小さく首を振り、まだ余裕のあるベンチに腰掛ける。
「折角の誘いだもの、有り難くいただくわ。」
実はもうお腹ぺこぺこだったのよねぇ。と照れくさそうに困ったような笑顔を浮かべモニカに笑いかける。
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.276 )
- 日時: 2015/10/10 18:49
- 名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)
>>274
疲れた顔をして歩く人の群れの中で見つけた奇天烈な存在に半ば圧倒されるように無意識に目線を送っていると、自分でも予期しなかった次の一瞬、その人と視線が合った。あ、やばい! と思った時には既に手遅れ。その人は黄色い声を上げるとこちらに向かってするすると器用に人混みを掻き分け、いつのまにか買い物袋をぶら下げるカーラの目の前に立ちふさがった。
その娘は身長はただでさえ小柄なカーラよりもずっと背が低く、年齢もカーラよりずっと幼く見えた。腰元でゆらゆらと先を揺らす毛髪の色は何処かで見た花の様に鮮やかなようで、どこか暗みのある桃色をしていた。ツツジ色とでも呼ぶべきだろうか。ずっと見ていたら酔ってしまいそうな赤と紫の混ざった目は好奇心一杯の子供の様にこちらを見つめていた。
まさか話しかけられるとは思っていなかったが、ずっと見ていたのだから視線が合っても不思議なことではないのかもしれない。嗚呼、変なものを見つけても反応せずにとっとと帰ればよかったと心の中で反省するも、時間は残酷にも公平に進んでいくばかりで戻ることは無い。
お菓子の様にベタベタと甘ったるい声色で、態度もまるでこちらに甘えるようなもので、初めてそんなことをされるカーラは思わずたじろいで一歩後ろに後退した。苦笑いを浮かべながらそのくりくりとした赤紫から逃げるように視線を逸らす。しかし、ふと気付いたが別に弱腰になるようなことは無い。そう思い直したカーラは、変な勧誘かなんかだと思う事にして、きりっと相手を突っ撥ねるように言ってそのわきを通り過ぎようとした。
「別に暇じゃない」
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.277 )
- 日時: 2015/10/15 17:58
- 名前: フレア (ID: nLPrrFyW)
>>276
「あーっ!オネーさんひっどーいっ!」
後退したあと、別に弱気にならずに突っぱねれば良いと思ったのだろう。
「別に暇じゃない」と言って横を通り過ぎようとするカーラを見て、カナは内心ほくそ笑んだ。そう簡単に逃がしてたまるか、そう思ってわざと大声を出せばあたりにいた人は皆こちらを向く。それで良い、注目を浴びれば浴びるほど逃げられにくくなるだろうと思えば、カナはもう一押しというようにその場にしゃがみこんで顔を覆った。
「うぅ...カナ、オネーさんとお話ししたかっただけなの。なのに、なのにぃ...」
ちらりと、指の隙間からカーラの様子を伺うカナの瞳には涙なんて浮かんでいなかった。わざわざこんなところで泣くわけがない、無駄に疲れるだけだ。そんな無意味なことめんどくさいので却下。
自分よりかは背の高い、男の子のような女の子。そんな人は初めて見るからカナは内心とてつもなくワクワクしていた。知りたい、分かりたい、出来ることならたくさんお話がしたいな。そんな無邪気考えと、こんなぶりっ子な行動。人は外見では判断できないというけれど、本当にその通りだよねぇとカナは改めて思った。
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.278 )
- 日時: 2015/10/16 11:11
- 名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)
- 参照: カナちゃん……
>>277
通り過ぎようとしたその時、目の前の厄介者がまた大袈裟な声を出す。その演技派な声を背中に受けたカーラは思わずたじろいで足を止めた。周りからの憐れんでいるような蔑んでいるような、防衛的な様な攻撃的な様な、そんな視線がちくちくと体中に一斉に刺さってくるのを感じたからだ。
動けなくなってしまったカーラは困惑に口元に苦笑いを浮かべながら後ろを振り返った。其処をほのかに支配する甘ったるい香りに備考が刺激され、むずかゆい。
しかし、オネーさんか。そう呼ばれたのも驚いた。確かに自分は間違いなく女なのだけれど、女性らしい容姿とはかけ離れているものだから初対面の人間には大体、十代の男の子と勘違いされる。それなのにこの子は最初から女と見抜いて声を掛けてきたのだ。まあ、それが理由なのではなくて目が合ってしまったからだと思うのだけれど。先程の自分を呪い殺してやりたい。
わざとらしく顔を覆った泣き真似には、さすがに騙されることは無かった。声が泣いていないと思ったからだ。とりあえず、予想外の展開について行かなくなったカーラはどうしていいか分からず、とりあえず不本意だがこの「カナ」という少女に話をつける方向に行くことにした。
「えーっと、カナ? ごめん突っ撥ねて悪かったんだけどさ、あたし本当に暇じゃないから遊べないんだよ。だからその、悪いね?」
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.279 )
- 日時: 2015/10/17 14:48
- 名前: ヰルマ (ID: CUrDDjil)
名前:パーシヴァル=オア(Perceval= Orr)
役柄:脱走者
性別:男
年齢:22
性格:どこか違和感を覚えるが基本おだやかで温厚。人のことをよく見ていて気遣いが出来る上に世話焼き、世に言う好青年。周りのことを見通しているため無鉄砲な行動はあまりとらず、非常時も冷静を保ち焦ることは滅多にない。落ち着いていて常に余裕がある。そして若干S気が入っており、時々無意識にその面が出る。
容姿:灰色のぴょんぴょん跳ねまくっている髪にエメラルドのような青の瞳。だいたい人が良さそうな笑みを浮かべている。身長は177cmで細身のためスラっとしている。色白。首まで隠れる白い服の上に真っ黒いフード付きの上着を羽織っている。ズボンとブーツも何の模様も入っておらず真っ黒で遠くから見ると一体化しているように見える。手にはこれまた黒い手袋をはめている。首にはシリアルナルバーが見えないよう念を重ね包帯が巻かれている。露出している部分は顔のみ。何度かナンバーを消そうとしたのか首には切り傷やら火傷の跡がある。シリアルナルバー【041】
能力:
備考:基本普通に会話をする分にはなんの問題もない、寧ろ好印象の青年であるが、固定観念が常人とは異なり彼の中で「涙は正義」。つまり敵味方関係無しにその時に泣いた者勝ちで、泣いている人が被害者(善)、泣かせた人が加害者(悪)だと考えている。敵が泣けばそれまでの味方を敵だと思い込み呆気なく裏切ってしまう。過去実験に使われてた頃、周りに泣いてる子がおり、その子達と自分の考え(実験が嫌だ。逃げたい 等)が一致していたことが影響し悪化した。元々素直な性格だったが故の悪化。彼の恐ろしい所はそれが正義だと純粋に信じているところ。それなりに関わりが深く、気に入っている人物を裏切る事はない。尚、自己中心的な面があり自分が人を泣かせるのはなんともない。そして自分に敵意を向ける人物には容赦がなくなる。人畜無害そうな青年に見せかけて生粋のキチガイ。
リオとは施設に居た頃親しかったが脱走する際に散り散りになり現在は生死も把握していない。ふらふらと探してはいるものの生きているかどうかも分からないため諦め半分といった感じ。
脱走してからの生活をあっち行きこっち行きと満喫しており、研究者や王族を憎んでいる訳ではない。けれどこれ以上干渉されるのは勘弁。そのため「追跡者」という存在は心底不愉快。不愉快に思っているが「追跡者にされてしまった人」は可哀想だと同情する。間違っても「追跡者を作った人物」が嫌いなだけであって「追跡者にされてしまった人」が嫌いな訳ではないという妙なこだわりがある。なので追跡者に遭遇しても心底憎めない。しかし自分が大事なので手は抜かない。使用武器は多種類のナイフ数本(斬撃特化、刺突特化、投げナイフ 等)。愛称はシヴァ。
サンプルボイス
「僕はパーシヴァル。そのままだと長いからシヴァで良いよ。実はさっき迷子の子がいて親の所に送ってあげてたんだ。そうしたらほら。飴くれたんだよ、可愛いだろう?」
「良かった、君が殺されなくて。……なんで仲間を裏切ってまで君を助けたか? そりゃあ君が泣いていたからだよ、他に理由なんてあるのかい? ……あ、でも君は追跡者なんだっけ。僕のことどうする気? 場合によっては相応の対処をしなければいけなくなるね。君に恨みはないけれど、恥ずかしながら我が身が大切なんだ」
「外の世界は楽しくて飽きないね。それに気付けたのは施設で時間を過ごしたお陰だと思うと、複雑だけれど」
名前:ジュディ=シンクレア(Judy= Sinclair)
役柄:追跡者
性別:女
年齢:17
性格:負けず嫌いで快活なドジ。普段はそこまでドジではないがテンパると何もないその場で顔面から転んだり持っている物を盛大にブチ撒けるなど何をしても駄目になる。どうにか落ち着ける方法を模索中。追跡者にしては明るい性格でまるで悩みがなさそうである。正義感に溢れ、脱走者や国を憎むというよりはこれが自分の使命なんだと何故か前向きに受け入れている。その点を考えるとポジティブ馬鹿という言葉が似合う阿呆な子。
容姿:赤いふわふわした髪を下で結んでおり、前髪は斜めに切り揃えている。釣り目気味の紫色をした瞳。黒い半袖シャツの上に白い上着を羽織っている。首には紫色の紐リボン。赤いチェック柄のスカートに桃色のブーツ。見た目は普通にどこにでも居そうな女の子。表情がコロコロ変わって見ているだけでも面白い。動きも変な動きが多い(本人はその自覚なし)。身長は156cm。可愛い格好を好むため暇な時はよく服屋を出入りしている。
能力:不変維持→物体が形状・状態変化するのを阻止する能力(例・氷にその能力を使うと何をしても氷が溶けない。剣に使うといくら衝撃を受けても折れない等)。本人のみがその能力を解く事が出来る。尚、生物には使えない。
備考:仲間意識が強く、追跡者の人とは常に助け合いたいと思っている。別段脱走者を憎んでいる訳ではない。ただ少し血を分けてくれればいいのにと的はずれな事を思っている。そのため戦いに勝っても後味の悪さが拭えない。それでも戦わない訳にはいかないので仕方ないと諦めも入っている。能力の使い方が上手く、戦闘もお手の物といった様子。身軽さを活かして素早い動きで相手を翻弄する。使用武器は剣。
サンプルボイス
「あたしはジュディ。女だからってナメちゃ痛い目見るわよ多分! さあ、かかってきなさい!」
「ほわあああ!? へっ!? えっとそのこれは緊急事態ってやつね、落ち着けあたし落ち着ひゃあ! ままま待って待って転んだから待って!」
「本当はみんないい人なのに。脱走者とか追跡者とかそんなもの関係無しに過ごせたらいいのにね。こんなの誰も望んじゃいないわよ……はぁ、おいしい物食べたい。お腹空くと哀しくなっちゃうもん」
こんにちは、ヰルマです。
遅くなりましたが新規の二人を投下させて頂きます。不備等がありましたら報告頂けると嬉しいです。
- Re: 【中文/再建】Seize the day【募集中】 ( No.280 )
- 日時: 2015/10/17 16:10
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: GeNBR54o)
- 参照: 素敵すぎるヒースくんに対して何かと雑で申し訳ry
>>270
勘違いかもしれない、とそう前置きを述べてから自分の名を呼んだその人の声は、何度も夢に見たあの日、あの時に出会ったその人の声と確かに一致していた。
自分の中に煩く響く鼓動の音を落ち着かせようとゆっくり息を吐き出しながら目の前の相手の存在を確かめるようにそっとその頬に手を伸ばす。しかし触れる前に咄嗟にその手を引っ込めたアンネリーゼは、酷く弱り切った様子のヒースコートを見てかつて見た光景を思い出していた。
アンネリーゼが街の研究所に住み込みで勉強を始めてまだ間も無い頃、研究所に一人の少年が訪ねて来た事があった。彼は藁にも縋る思いで研究所まで辿り着いたのだろう。呼吸をするのもやっと、といった状態で酷く疲弊し切っており、扉を開くと同時にずるずると地面に崩れ落ちた。その彼は自分が脱走した能力者を追跡する為に作られた存在である事、定期的に脱走者の血液に触れなければ命を失うのだという事を研究員達に伝え、勿論当時の自分達ではその少年に何を与えることも出来ず、間も無く彼は命を引き取った。
先程、城からの知らせが届くと同時に自分達の『協力者』となってくれた脱走者の青年の血液が少量ながら研究サンプルとして届けられていた事を思い出したアンネリーゼは、言葉を発する事も忘れて立ち上がりその場に背を向ける。しかし彼に何か伝えておかなければ、とそうヒースコートを振り返ったのは、何か希望を与えておかないと自分がサンプルを探している間に彼が息絶えてしまうとでも思ったからだろうか。事実、そう思わせる程に目の前の彼は衰弱していた。
「あ、あの……もしかしたら、ですけど!私、貴方を助けられるかも……しれません」
慌てて言葉を選びながらもヒースコートにそう伝えたアンネリーゼはその顔に情けない笑みを浮かべ、そしてまたハッとした様子で体の向きを変えると、地面に散らばった書類と共に置き去りにされていた小さな鞄の中身を漁り始める。ぽいぽいと地面に放り出されるその中には、一年程前に彼女がヒースコートから受け取ったハンカチや、また、彼女が普段から愛用している眼鏡もあり、思わず雑に投げ捨ててしまったそれが割れる音がした瞬間アンネリーゼは一瞬だけ動きを止めたが、首を振って再び鞄に手を突っ込むと漸く目的の物を見つけ出し慌てて立ち上がった。
「ええと……!どうすれば良いんでしょう!ああ、もう!」
小瓶の蓋を開けたものの、彼等はこの血液をどう摂取するのか、その方法を曖昧にしか認識していないアンネリーゼが判断を誤ってしまえば、助けられるかもしれないこの命を目の前で失う事になってしまうかもしれない。そう、あの時のように。
困り果てたアンネリーゼは再びヒースコートの直ぐ隣にしゃがみ込むと、困り果てた顔であらゆる可能性を思案し、答えを問うように彼の顔を覗き込んだ。
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