二次なりきり掲示板
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- ・Seize the day『 中文 』
- 日時: 2015/10/23 08:00
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: KVMT5Kt8)
【 prologue 】
時は中世、舞台はとある国の城塞都市。
希望を手にした者達は光へと続く門を開いた。しかしそれは結果として多くの人々を巻き込み苦しめる事になる。
『お前達が人間として生きる事を望まなければ、私達は人間として生き続ける事が出来たのに。』
ある者は隠された真実に一人涙を流し、白衣を脱ぎ捨てると決死の思いで拡声器を手にした。
真実を知った民衆達は悩み考え続ける事を余儀無くされ、多くの人々は未だ答えを求め続けている。
—— —— —— —— —— …
閲覧ありがとうございます。寝退と申します。初めましての方も日頃お世話になっている方も宜しくお願いします。当スレは城塞都市内の極秘研究施設で生み出された能力者達とそれに関わる人間達の、戦闘・恋愛・日常、割と何でもアリなスレとなっております。
今回は完全な中文スレとさせていただきます。その他の部分での変更もありますので、世界観やルールに一度目を通してから登録書を記入して頂けますよう宜しくお願いします。
世界観 >>1
ルール >>2
募集枠 >>3
登録書 >>4
【 参加者一覧 】>>5
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- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.211 )
- 日時: 2015/07/21 02:24
- 名前: フレア (ID: 6tDnREag)
「初めてです。」
即答する、噛みつくような勢いだった。
今まで兄に反抗することはなかったから喧嘩なんてこと一度もなかったのだ。これが一番最初の喧嘩で、どうせなら最後の喧嘩であってほしいとセレーナは思っている。
内容が内容ゆえに相談することはできないし、かと言って自分が折れるわけにはいかなかった。どうしても、これだけは譲れないのだ。
長い髪を弄りながらうつむいたセレーナは、どうしたものかと思い唇を軽く噛んだ。
「なんて、ニコラスさんに言っても仕方ありませんね。行きましょうか」
顔を上げていつもの笑みを浮かべれば、ゆったりとしたペースで来た道を歩き出す。大丈夫、なんとかなるはずだ。兄のことだから「しょうがないな」なんて言って認めてくれるはずだ。いや、認めて貰わなければかなり困る。私の精神が軽く再起不能になってしまう。
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.212 )
- 日時: 2015/07/21 19:17
- 名前: 鯨 (ID: FZws4pft)
ニコラスはセレーナの答えに面食らった。もしかしたらニコラスが思うよりずっとこの兄妹は歪んでいるのかも知れなかった。十八年も共に居て喧嘩をした事がないなんて正気の沙汰とは思えない。しかもセレーナとウィルフレッドは気を使い合うような友人同士ではなく、れっきとした兄妹なのだ。
「…なんつーか、お前さんたち難儀な性格してんなぁ」
ニコラスはそう言いながら、目前に迫る城を見上げた。ここにあの王子がいるのだろう。もしかするとセレーナは帰りたくないのかも知れないが、ニコラスはあえてそれに気づかないフリをする。
騎士団であるニコラスにとってセレーナという国の重要人物が城下を歩き回ることは面倒ごとの火種になりかねない事であるからだ。
「ま、セレーナ嬢。さっきも言ったけどよ、兄妹喧嘩なんてそこかしこで毎日起きてんだ。一々深刻にならなくてもいいと思うぜ?
兄妹喧嘩なんてごめんねって謝っちまえばそれまでの話さ」
ニコラスは門の前で足を止めた。ざり、と砂がニコラスの靴を鳴らす。ニコラスはあまり他人の内情に踏み込むのが好きではないので、詳しい事は聞かないけれど年長者として余計なお節介を一つだけ。
「あんたたち、この世に二人きりの兄妹だろ。喧嘩したままじゃ後悔するぜ」
そして彼女の小さな手のひらに飴を二つ落としてやる。紫の包装紙と赤い包装紙。ポップで可愛らしいその飴はニコラスの武骨で大きな手よりも、小さくて傷一つないセレーナの手にある方が幾分か相応しいようだった。
「仲直りには甘いものってな。兄上と分けな」
ニコラスはニヤリと笑って身を翻すと後ろ手にひらひら手を降った。
「まっすぐ帰りなよ、お姫さん」
(流れ的に解散させてしまったのですが、良かったですか??)
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.213 )
- 日時: 2015/07/21 20:31
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>191
不意に出会った頃のことを覚えているかと問われリオを見、ゆっくりとリオの視線の先に目を移す。
ゆったりと流れる雲はまるで今の自分を映しているようでイヴは目を細める。
リオと出会った頃はとても手がつけられず何度手を焼いた事かと思い耽っていると、こちらに向き直り腰を屈め視線を合わせてはにかむリオにイヴも微笑みかけリオの頬に手を添える。
「忘れるわけないし、忘れられないよ、あんな衝撃的な事件。」
当時、買い物へ出掛けた帰り、付き添いの執事長と歩いていると1匹の黒猫を見つけイヴはそれを追いかけると、行ったこともない路地裏へと入り込んでしまった。路地裏は薄暗く猫の声を頼りに奥へと進めば黒猫は更に奥へと続く道の手前で座りニャーニャーと鳴き続けていた。
それはまるでイヴを呼んでいるようでイヴはまるで冒険譚だ!とわくわくした気持ちと、入った事もない未知の世界へ進んでいくという恐怖にごくりと喉を鳴らした。
「猫ちゃ〜ん、こっちへ戻っておいで〜」
間延びした声と裏腹に心音は速くなるばかりで。少しでも恐怖心をなくそうと態とらしい声で猫に声をかけた。
壁に手をつきそろりと一歩一歩黒猫へ近付きもうあと一歩、というところで何かの気配を感じ、目を凝らし最奥をじっと見つめる。小さく漏れる息遣いにそれは人間だと理解したイヴはすぐ様奥へと進みその正体を探すが、暗く見つけづらい。
また一歩と踏み込めば靴に何かにぶつかる感触に足元を見下ろせば
人間が倒れていた。
その瞬間、声にならない叫び声を上げ壁に張り付き飛び出しそうになった心臓と息を整える。
しかし人が倒れているとなると助けなければ。そう思い、付き添いの執事長を呼ぼうとしたがあの後すぐに老体に鞭打ち自分を追いかけて来たのだろう。気付けばすぐ後ろに来ているではないか。
「じ、じじ、じいや!!!人が倒れてるの!!!」
甲高い悲鳴を上げ叫びながら執事長に飛び付き倒れている人物を指さした。
(過去編楽しみすぎてわくわくしております!こんな感じでしてみましたが、やりづらかったら申しわけないです…!)
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.214 )
- 日時: 2015/07/22 12:29
- 名前: フレア (ID: FOqQFS6Q)
「ありがとうございます、ニコラスさん」
手のひらに置かれた飴を見た後、様々なことへのお礼を込めてそういい頭を下げた。
早く仲直りして、興味はないだろうが報告しに行きたいな。そう思って微笑めば、肩に乗った愛猫の頭を撫でて裏道から城へと入った。
騒がしくないということは、誰も気づいていないのだろう。拗ねているわけではないが、さすがに気づいてほしかったりもする。
「ハンカチも、返さなければなりませんねぇ」
木漏れ日に目を細めて呟けば、少し重い足取りで兄の部屋へと向かった。ちゃんと話し合って、これからのことも決めていかなければならないだろう。それに自分の思いも、秘密も伝えなかればないから。
(構いませんよ!お相手ありがとうございます...っ)
- Re: ( No.215 )
- 日時: 2015/08/01 06:45
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: FGcintdM)
- 参照: 元々無い文章力が更に低下している…
>>187 >>189
大きな瞳をこれ以上無い程に輝かせてイライザを見詰めるサラに、イライザは警戒した様子でアルフレートへと視線を流して彼女の事を問い掛ける。その内容はやはりサラの事を尋ねるものだったが、アルフレートは「俺にも良く分からん部類の人間だ」と溜息混じりに答えにならない言葉を吐き出した。現に今もアルフレートは怪訝な表情でサラの様子を窺っている。
この状況には彼女も危険を感じている筈だ。……にも関わらず、その場を動こうともせずに何か企んだような表情で此方を眺め続けている。
不意にイライザを見遣ると、イライザは既にアルフレートからサラへと視線を戻していて、少し驚いたように目を見開いていた。その視線を追えば、視界に映ったのは今迄幾度と無く目にして来た『標的』特有のナンバー。
やはり気付いていなかったのか……と顔付きが変わったイライザを見据えながら心の中で呟き、腕を組み目を伏せると、その暗闇の中でそれからの残虐な数分間をやり過ごそうと思ったアルフレートだったが、イライザが動く気配も無ければサラの断末魔の叫びが聞こえてくる訳でも無く。
不思議に思い釣り上がった瞳を躊躇いがちに開くと、イライザは何とも複雑そうな表情で標的から視線を外した。
「……珍しいな、お前が」
思わず目を見開きながら声を漏らしたアルフレートは、眉間の皺を通常通り深く刻みながら何か疑うような目付きでイライザを凝視する。
血液に飢え、人が変わったように捕食対象に襲い掛かるイライザと何度も遭遇しているアルフレートからすれば、イライザのその行動は奇跡と呼んでも大袈裟では無いと思える程に珍しいものだった。
焦りを含んだ表情で二人の様子を窺っていたサラが「再会を楽しみにしている」とでも言いたげな口振りで残した言葉に再びその顔を歪めたアルフレートだったが、楽しそうに笑うサラに対して何を行っても無駄だと判断したのか、後退する相手に背を向け「帰るか、」と独り言を漏らした。
(私が一番遅れてしまって申し訳ないです…!時間が空いてしまったので状況が掴みづらくなってしまっていたら、一度この場は終わりにしてまた余裕のある時に立て直しとかでも大丈夫ですので!すみません…!)
- Re: ( No.216 )
- 日時: 2015/08/01 06:47
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: FGcintdM)
>>213
風に流れる髪が視界を覆う。瞬きをした次の瞬間に視界に映るイヴの横顔はあの頃と何も変わっていない。
やはり変わったのは自分の方か……と視線を落とし小さく微笑むと、頬に添えられた手に再び顔を上げ、リオはイヴの言葉に耳を傾けた。
彼女が紡ぐ言葉から呼び起こされる記憶。
『——……人が倒れてるの!!!』
ああ、煩い。ぼんやりと頭に響くその声はハッキリと聞き取れた訳では無かった。しかし、もう人間が発する声など聞きたくも無かった。このまま死んでも良い……と、そんな事を考えながら意識を手放したのだから。
思えば僕は、初めから空っぽだった。
物心が付いた時、家族は当たり前のようにそこに在った。しかしそこに愛情と呼べるような繋がりは何一つとして無かった。家を空けがちな父の後を追えばそこにはもう一つの家庭があった。一人の少年と目が合った瞬間、僕は全力で走った。何か見てはいけないものを見たような、そんな気がしたから。
その後施設に売られた僕は思わぬ形でその少年、シリルと望まぬ再会を果たした。僕に笑い掛けるその姿を見ると何故か心が痛むから、僕は一日の殆どを小さな部屋…白以外の色が存在しない奇妙な空間の中で過ごしていた。
施設を出た時には漸く自由を手にしたのだと、そう錯覚した。何かが始まると。
閉ざされた国、首に刻まれた呪縛。肉を削いでも浮かぶその数字はどんなに頑丈で重量のある鎖よりも強く僕の人生を縛り付けた。
そんな中、再び再会した彼は僕に笑顔を向けてくれた。その時、何度も何度も出会うシリルという人間はもう一人の自分だったのかもしれないと、そんな馬鹿げた事を思った。アイツも僕に平然とそんな事を言って笑うから、僕も釣られて笑った。
笑顔を浮かべたのは数年振りだった。
『……リオ、お前はもう、……』
シリルは全てを知っていたのかもしれない。最期に彼が浮かべた笑みを見て、そんな事を思った。
シリルは何を伝えようとしていたのか……と考えながらも、溢れ出る涙に少し戸惑い、それを隠すように空を見上げた。
思えばあの時見上げた夜空もこんな風に滲んでいた。あの時は一人ぼっちだったけれど。
滲む視界に映る少女は、心配そうに僕の顔を覗き込んでいた。
ああ、もう。これ以上何かと関わりを持って、挙句それを失うのは嫌なんだ。
『このまま死んでも、良かったのに……』
そう涙を滲ませながら口を動かしたリオは、その言葉が声になったのか……それすら分からずに、再びその瞳を閉じた。
(心情描写ばかりだらだらとスミマセン…!とりあえず過去の設定を曝け出しておいた方が今後何かと進めやすいかと、リオ視点でだらだら書かせていただきました!この先は再度気を失って運ばれた事にしても、そのまま意識を取り戻した事にしても構いませんので、進めやすい方でお願いします!)
- Re: ( No.217 )
- 日時: 2015/08/01 06:55
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: FGcintdM)
>>192
確認が遅くなってしまいましてすみません!ご報告ありがとうございます。
その後、ナタノさんの体調は大丈夫なのでしょうか?一刻も早く完治される事を願っております…!またお元気になられましたら、楽しんでいただければと思います。
どうか今は無理せずにご自愛下さいませ、とお伝え下さい。
- 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.218 )
- 日時: 2015/08/02 14:32
- 名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)
お久しぶりです、この頃来てなくて済みませんでしたっ
何処か乱入できますでしょうか、それかお相手お願いします
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.219 )
- 日時: 2015/08/02 14:59
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>216
このまま死んでも良かったと、全てを否定するかのように呟き瞳を閉じる青年は意識を保つことも難しいようで気を失ってしまっていた。
イヴは慌てて抱き起こそうとするがそれは執事長に止められる。
首をよくご覧なさいと首元を見れば噂に聞く脱走者の刻印があり彼は「そういう人間」なのだと。だから助けられないのだと咎められる。
しかし目の前の青年は今にも死にそうで、そんなことを考えている猶予はなかった。
「小言は帰ったら聞くから!早く彼を助けるの手伝ってよ!」
怒鳴り散らすように叫べば仕方ないと言わんばかりに執事長がリオを抱え屋敷へと帰路に着く。
屋敷へ着くまでの間イヴは意識のない青年を見つめふと母のことを思い出す。
幼いころに事故にあい目の前で母を亡くしたイヴは塞ぎこんでいた。
父は姿を表すことなく毎日泣きながら母を探し歩いては埋葬された墓まで行き泣き疲れて眠る毎日だった。食事も喉を通らず体力も落ちた頃に精神的な心臓疾患を患ってしまった。
周りの助けもあり、今は元気を取り戻したが病弱なのだけは変わらず残ってしまっている。
そんな思いを青年の大切な人に味わってほしくはなかった、ただそれだけの理由で彼を助けたのだ。だから彼が脱走者だとかは関係なかった。
そんなことを考えこんでいたらあっという間に屋敷に着き彼を空き部屋のベッドへと運び込み掛かり付けの医師に診断してもらう。
処置を施してもらいしばらく安静にしていれば大丈夫だろうとのことだった。
その言葉にイヴは安心し、ベッドに横たわる彼の前にイスを置き腰掛け、
「あとは私が見るから、じいやは休んで。ありがとう」
と執事長を退かせ青年のタオルを取り替えながら二人だけになって部屋の中で意識を失う前に口にした言葉を思い出し、一人ぽつりとつぶやいた。
「貴方は助けたことを迷惑というかしら?」
(勝手に屋敷まで運んでしまいましたが大丈夫でしたでしょうか?)
>>218 返信遅いかと思いますがもしよろしければ絡みませんか…!
- 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.220 )
- 日時: 2015/08/02 15:07
- 名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)
>>219
よろしいでしょうかっ! ありがとうございます!
どういう感じで進めるのがやりやすいでしょうか?
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