二次なりきり掲示板

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・Seize the day『 中文 』
日時: 2015/10/23 08:00
名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: KVMT5Kt8)





【 prologue 】


時は中世、舞台はとある国の城塞都市。
希望を手にした者達は光へと続く門を開いた。しかしそれは結果として多くの人々を巻き込み苦しめる事になる。

『お前達が人間として生きる事を望まなければ、私達は人間として生き続ける事が出来たのに。』

ある者は隠された真実に一人涙を流し、白衣を脱ぎ捨てると決死の思いで拡声器を手にした。
真実を知った民衆達は悩み考え続ける事を余儀無くされ、多くの人々は未だ答えを求め続けている。




—— —— —— —— —— …




閲覧ありがとうございます。寝退と申します。初めましての方も日頃お世話になっている方も宜しくお願いします。当スレは城塞都市内の極秘研究施設で生み出された能力者達とそれに関わる人間達の、戦闘・恋愛・日常、割と何でもアリなスレとなっております。
今回は完全な中文スレとさせていただきます。その他の部分での変更もありますので、世界観やルールに一度目を通してから登録書を記入して頂けますよう宜しくお願いします。



 世界観 >>1
 ルール >>2
 募集枠 >>3
 登録書 >>4



【 参加者一覧 】>>5





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Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.221 )
日時: 2015/08/02 15:20
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)

>>220

ぜひお願い致します!
どうしましょう…今ロイさんしか空いていませんがおっさんでよろしいでしょうか…?

【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.222 )
日時: 2015/08/02 19:48
名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)

>>221
遅れて申し訳ないです!
ぜひお願いします! おっさん大好物なのでw
ロイさんならこちらも研究員のキリルにしたいと思います。出だし分をお願いできたらお願いします!

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.223 )
日時: 2015/08/02 21:25
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)

>>222


深夜2時を過ぎた頃だろうか、ふらつく足取りで自室へと帰ってきたロイは普段からは考えられない格好をしており、スーツにネクタイまで着用し髭は剃られ髪もきちんとセットし清潔そうにまとめていた。そのきちんと結んだネクタイを乱雑に緩めジャケットを脱ぎベッドへと投げ捨て、シャツの第一ボタンと第二ボタンを外し一息つく。つい先程までこの研究室に薬剤を卸している業者とのいわゆる接待飲みだったのだ。
飲み屋で大盛り上がりした中で思い付いた薬剤とその調合比を忘れないよう自身の研究ノートに書き込んでいきこの後使う薬剤やビーカーなどを準備していく。一通り必要な器材を揃えたところで先程書き写したノートに目を通し始める。ロイの顔は赤みを帯びているものの頭は妙に冴えていて仮眠を取ることなくこのまま実験するようだった。
が、しかし書き込んだノートはミミズが這ったような字で今しがた自身で書き込んだはずの内容は解読できずにいた。
ロイは困ったように溜息をつき、折角いいとこだったのになぁ、と残念そうに呟いた。

頭をすっきりさせ今一度実験に向き合おうとコーヒーを作るために部屋を出て給湯室へと向かった。




(おっさん好物でよかったです…!キリルさん可愛くて前回もついついセクハラしてしまいましたが、キリルさんに失礼を働いたら申し訳ないですがどうぞよろしくおねがいします!)


【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.224 )
日時: 2015/08/02 21:34
名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)

 ふと物音が聞えた気がした。

 こんな夜中に誰か起きているのも不思議である。いつの間にか寝ていたのだろう、机に突っ伏した状態だったキリルは微かな物音で目を覚ました。自分が寝ているからには、恐らく何かしら仕事を上げた後だろう。綺麗に片づけられた机の上に未実験の器具が散乱していないことにほっとしながら体制を整える。寝るのなら此処ではなくソファにしようと席を立つが、既に眼は冴えてしまっていた。
 昨日まで不眠不休で気になる事を片っ端からやってきたのだ、体は既にぼろぼろだったが眠れないものは仕方がない。手近にあったカップを引き寄せるも、中には何も残っておらず、今この時間に人もいないだろうと、先程の物音を気にしながらも部屋を出た。無防備な格好で寝ていたため体を冷やしたらしく、頭がぼんやりとしていた。熱だろうか、と面倒臭げにため息をつきながら何とか給湯室までたどり着き、辺りを気にしながら中にはいった。


 出だし文ありがとうございます!いえロイさんにされるんだったらセクハラも本望ですよ!
 こちらこそお願いします!

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.225 )
日時: 2015/08/02 22:14
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)

>>224


給湯室へ着けばどうやら先客が居るらしくその後ろ姿はキリルだと気付き頭をポンポンと優しく叩き

「こんな時間まで研究かぁ?熱心だなぁー」

と間延びした声で質問を投げかければキリルの横を通り抜け戸棚に片付けられているクマ柄のマグカップを取り出しインスタントコーヒーを淹れる。熱いお湯に溶け程よい苦味のある匂いを肺いっぱいに入れるように嗅ぎ口を付ける。
沸騰したばかりのお湯は当然熱く、あっちぃ!と声を上げ舌を冷やすように出したっぷりと冷たい牛乳をいれて熱を冷まし、今度は念のため用心深くマグカップに口を付け、うんうんこれこれ、と頷きキリルへ向き直る。
先程は顔を見ていなかったので気づかなかったがどこか頬の赤いキリルは体調が優れないように窺える。

「どっか、悪いのか…?」

今度は心配そうにキリルの顔を覗き込むように声を掛けた。





(本望www有難うございますwwww)

【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.226 )
日時: 2015/08/02 22:31
名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)

「……っ!?」

 誰かが部屋に入った様子を見て警戒心を強めていたがその相手がいきなり声をかけ、それに加えて頭に触れてきたため、警戒何処ろの騒ぎではなくなってしまった。慌てて相手との距離をとり、何とか落ち着こうと深呼吸を繰り返すと、ふとコーヒーの匂いが漂い、ぼんやりとかすむ頭でそう言えば聞いた事のある声にやっとで目線を上げた。

「……ロイ、さん?」

 今まで気づかなかったのはロイがいつもの格好ではなかったためだった。恐らく外に出ていたのであろうきっちりとした格好であれば、彼は別人になる。今では微妙に服が乱れているものの、表の顔ともなれば、あまり人の顔を見ずさらに緊張して注意力散漫のキリルにしてみればあまり気付かないものだ。
 しかし相手がいつも研究室で見かける人物だと知れば一気に警戒心もなくなった。やけどでもしたのだろうか、声を上げる相手を見ないまま、驚かせないでください、と小さな愚痴を吐きながら、水道水の水をそのまま飲み始める。今はとりあえず喉をうるおし、体を冷やしたかった。

「……何でもないです、大丈夫ですから」

 俯いたままそう呟くが、目線を上げるとロイが自分を覗き込んでいたため、慌てて目線をそらした。相手に心配をかけることはできないと、腕て自分の顔を隠し、上半身をひねって完全に見えないようにする。

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.227 )
日時: 2015/08/03 10:21
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)

>>226


驚かせないで下さいと可愛らしい愚痴を吐きながらも警戒心を解くキリルに、あぁ、この格好を見るのも慣れてないか、と自分に気付かれなかったことに焦り頬を掻く。

「悪い悪い、まぁそんなびっくりするなよー」

悪びれる様子もなく視線を一度キリルから外し準備した牛乳などを冷蔵庫へと片付けまた視線をキリルへと戻すと水を飲み終え、なんでもないと自分から目線を外し顔を隠してしまった。
元々どこかしら体調が優れないらしくそれがデフォだと言い張るが今はキリル自身も体調が悪いと気付いているのだろう。彼は優しく、他人に心配かけさせたくないという気持ちからなのだろう。それは、ロイにも解ってはいるのだが、本当に体調が悪い時くらい頼ってくれてもいいのに、と素直になれない青年をみてぼんやりと思う。それすらも出来ない彼なのだろうが…。

「なに、おじさんじゃ頼りにならないか…?ちゃんと薬飲んで寝ろよ?あ、なんならおじさんが寝かしつけて添い寝してやろうか!」

冗談混じりで無駄に明るく声をかければ彼はどんな反応を返してくれるだろうか?シンクを背もたれに腕をのせ、キリルを不躾にニヤニヤと眺める。


【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.228 )
日時: 2015/08/03 10:42
名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)

「……驚きますよ、そうやってたら別人じゃないですか」

 相手に全く謝罪の意識が見られない事はこういう場合常であるから、悪びれる様子のないその態度を見てもキリルはため息をつくだけだった。彼はこういう性格なのだと、そう分かっているから安心できる所もあるし、こうやって普通に接していれば今まで顔を合わせてきた研究員である事を思い出せる。

「……そうやっていつも真面目にしていれば周りからもうるさく言われないんじゃないんですか。仕事も、ちゃんとしてるんだし……」

 いつものロイを想像しながら、まぁいつも真面目にしていればいいと言う訳ではないが、と思いながらも小さくそんな事をこぼした。勿論相手に言っているつもりはなく、ほぼ独り言のような、ぼんやりとした言い方ではあったが。

 そろそろ立っているのも辛くなり、本格的に熱が上がり始めた様子だった。自分にいら立ちため息をつきながら此処からどう切り抜けようかと思案していると、ロイから自分を気遣うように話しかけられ、ますます居心地が悪くなる。

「……いえ、頼りにならないとかそういうことじゃなくて、俺は元々こういう性質なので寝ておけば治りますから…………てそんな冗談止めて下さいよっ」

 添い寝まで話が展開したことに対し、思わず赤面したまま勢いよく言葉を発した。ロイの心遣いは嬉しかったが流石に其処まで言われれば恥ずかしいものだ。この人はどこまで自分を子ども扱いしているのだろうと、赤い顔を隠しながらてれ隠しにロイをにらんだ。

Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.229 )
日時: 2015/08/03 15:37
名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)

>>228

「真面目、ねぇ…」

今一度自分の堅苦しい格好を見て苦虫を噛み潰したような表情をして気怠げに首を振る。

「おじさん真面目って似合わないと思うんだよねぇ…。だらだらとしているの好きだし…。まぁうるさく言われるのもおじさん好きなんだよねぇ…愛ある小言は可愛いもんさ」

普段から口うるさく注意をしてくる研究者達を思い浮かべ愛おしく思えば目の前の青年は先程よりも立っているのが精一杯のような様子で溜息を吐き出していた。
寝ていれば治るとは思えない様子にロイはどこまでも甘えられないのだな、と半ば無理矢理にキリルの肩を抱き寄せれば彼は嫌がるだろうがこうでもしないときっと無理をしてしまうだろう。そう考えての強攻策だった。

「本気だけど、なんて言ったらお前は本気で拒否するだろー?まぁそれはさすがにしないけど、せめて肩くらい貸してやるから…な?」

真っ赤になった顔を更に赤くさせ熟れた林檎のような顔のキリルをみてくつくつと笑い可愛らしい研究者を倒れさせないように支え給湯室を出ようとするがふと思い出したようにくるりと奥へ向き直り戸棚を一つ一つ開け始める。

「……薬、どこにおいてたっけ…?」

普段から片付いた場所が苦手なロイは綺麗に使われている共用フロアなどは苦手だった。それ故に探したいものが探せずに手間取っていた。その手は焦りに焦り早く出してやりたいのに欲しいものは見つからず次々に綺麗に片付けられていたインスタントコーヒーの袋などを床にばら撒かせていた。


【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.230 )
日時: 2015/08/03 18:25
名前: JESSICA (ID: 3L0NyJ0C)

「……そういうものですか」

 注意される事が嬉しいなどとキリルは一度も思った事はない。誰かと一緒にいる事で安心できるたちでもなかったため、ロイの発言は不思議なものだった。これが人付き合いの上手な人の特質なのだろうか、とぼんやり考えてみる。だったらなおさら、自分は一人でいるべき人間なのだろう。
 注意される事が好き、というところだけ切り取れば少し変質的な人間の種類に分別されるだろうな、と真面目と自分が言ったことに対してあまり好意的な表情をしなかったロイを眺めながら、思っていた。自分の一言はきっと余計なことだったのだと思えば、謝らなければな、と輪郭のなっていない思考にたどり着く。

「……失礼なこと言ってしまってすみませんでした……ただ、俺はそうやってた方がかっこいいと思いますよ……」

 無意識のうちに出たその言葉をキリルはそのまま無視し、上がり続ける体温に幾分苛立ちを覚えながら再び水道に手を伸ばすが、ふと体が引き寄せられて思わず寄りかかってしまう。支えてもらったのだと理解するのに数秒要してしまい、既に断るタイミングを失っていた。酒の強いにおいに思わず酒臭いですよ、と小さく俯きながら呟いた。
 正直自分一人で帰れる自信はなかった。この足のせいもあり、壁に寄りかかりながら帰るはめになるのだろうと思っていたのだ。断ろうとも思ったが、こうなればもう頼った方が面倒臭くもない。後で途方もなく恥ずかしくなるだけだが。
 しかしロイはそのまま部屋を出ようとせずに何やらごそごそとし始めていた。どうやら薬を探しているようで、やっとで顔を上げた時には辺りは今までの様子を残さないまでに散らかっていた。ロイのこの性質を知っているキリルは己の性質と対極にいるこの人に頼ることに微かな戦慄さえ覚えたが、どうしようもないとあきらめ、確か薬ならあそこですよ、と指をさしつつあたりのものをかき集め、元あった場所へと戻し始める。


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