二次なりきり掲示板

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【一時期】『 トロイメライの隠し場所 』【閉鎖】
日時: 2015/11/06 14:57
名前: 佐鳥 (ID: zflF3NFd)
参照: ありがちだと知っていても、それでも俺はやりたいんじゃ。

 お知らせ ⇒ >>406
 新組織できました ⇒ >>407







真夜中の路地裏に、僕と君の二人きり。

あまりに大量で吸い取りきれなかった血液を思わず吐き出しては、ぐったりとして心臓を動かさなくなった君の顔をもう一度見つめた。だらんと垂れる頭を支える首には、二つの穴が目玉の様に開いていた。そこからどろどろ、紅い液が。それを見ても何も思わなくなってしまったのは、僕が本当に怪物になってしまったという証だろう。それを怖がることすらなくなった。

顔に飛び散った人間の血をべろりと舐めとる。
本当にくだらない。生者にも死者にも成りきれず、その狭間に存在しては世間に隠れることもなく、殺/戮を繰り返す。それしかできず生と死の瀬戸際に在り続ける闇の眷属。異端の一族。

そんな僕らを人々は、悪魔とか、“吸血鬼”だとか呼んでいた。

そう呼ばれるたびに、僕はいつも御伽噺を思い出す。


         或る奇跡の十字架の話


————吸血鬼の弱点ともよばれる其れの中で、唯一、彼らに味方する十字架

————ここではない海の向こうの錬金術師が生み出した、魔法の十字架


 それを手に入れる吸血鬼は、雨水であれ聖水であれどその体に受け入れ、杭を打ち付ける前に跳ね除ける屈強な心臓を手に入れ、月だけではなく朝日をも制することができるだろう。

 もしも手に入れたなら、僕は昼を生きる存在になれるのだろうか。
 もしも手に入れたなら、あの子に会いに行けるかな。
 もしも手に入れたなら、僕等は——僕は幸せになれるのだろうか。

 



   奇跡の十字架、その名を人呼んでトロイメライ


 ( ……残念だけど、それが欲しいのは君だけじゃない )

 ( 探せ、この国の隅々まで! 君が自由を手にしたいなら! )

- - - -

『 キャラ募集中でございます 』

- - - -

>>1  『 ご挨拶 』
>>2  『 世界観 』
>>3  『 募集枠 』
>>407 『 募集枠2 』
>>4  『 参加者様 』
>>5  『 登録証 』 ←(容姿の欄に追記しました)
>>6  『 規則 』(※必読。更新することがあります)
>>7  『 スポット 』


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Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.99 )
日時: 2015/08/06 18:06
名前: 紫央 (ID: VlfYshYD)

>>94
【赤月の寮→路地裏/薄緋瑠璃那】

「なんか眠れないなあ。」

 瑠璃那が窓を開けるとほぼ無いに等しい細い月と星一つない夜空があった。
 そして、若干血の臭いがする気がした。嗅覚で感じたというよりは勘の様なものだけれど。
 どうせ眠れないし、一人で部屋にいるよりは面白そうな気がして、上下黒のスウェットにグレーのパーカーを羽織り、いつもの赤いハイカットのシューズを履いて彼女は外に出た。
 階段の踊り場から背伸びをして下を覗くと、この暗闇のせいで細部までは見えないけれど、見覚えのあるシルエットを見つけた。

「輪廻さん……。」

 外に出ると『正義モード』になってしまうのは、もう意識というよりは習慣。瑠璃那にとってその方が楽であったし。赤月の人たちはそれに多分気が付いているのだけれど特に触れてこないため、この習慣は続けている。
 彼女が見つけた少年はそんな赤月の中でもなんというか異端な存在であった。しかし瑠璃那にとってはその狂気的な雰囲気がなんとも格好良い。
「なんか気分よさそうだし、『ゴミ』の排除が終わったのかなあ、出来たらその死体もらいたいな」等と考えながら急いで階段を下りていき、彼の方へついて行く。


【チキン故になかなか投下できず赤月の方を待っていたので、人間なのですが絡ませていただいても宜しいでしょうか?!久々に文章書いたのでいつも以上に酷いです。orz】

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.100 )
日時: 2015/08/06 18:45
名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)
参照: 皆さん己のキャラのCVとか声のイメージとか考えてたりしますかね←←

>>98

【時計台の上にて/真谷才蔵】


月明かりに照らされ彼女の顔が明らかになる。何処を見ているか解らないような黒い眸は作り物染みていて、何を考えているのか分からないような不気味さを醸していた。

(……ううん、みすてりあすって言った方が合ってるのかな?)

彼女が口を開きかけたのと同時くらいだろうか。今度は唐突に鐘の音が鳴り響いた。此処は時間を知らせる時計台。しかもその中にいるのだ。より大きく鳴り響く大音量に鼓膜を破られそうになって才蔵は思わず反射的に二つの人差し指をそれぞれ両耳に突っ込んだ。
「えー? なにー?」顔をしかめて放ったこの声も、彼女に伝わったかはわからない。

「シモノ? へえ、霜乃ちゃんっていうんだね。ぴったりなんじゃない? そっか、霜乃ちゃんね。よろしく霜乃ちゃん」

また口角を引き上げて目を細くして軽そうに笑いながら握手のつもりで手を差し出した。
少なくともこの子の風貌からは「カズコ」とか「マサヨ」とかそういう名前は連想できそうにないし、実際にもその「シモノ」という響きはなんだかひんやりとした響きがあって、彼女の持つ雰囲気に似合っているような音だと思った。

しかし、才蔵は真谷家が無名でないことどころかアルプ・トラウムの存在についてもあまり覚えが無く、その名を聞いてもすぐにはピンとこなかった。故に今度はこんな知ったかな発言が飛び出した。

「あるぷとらうむの福リーダー? へえ、霜乃ちゃん偉いんだね。すっごいなぁ。おれ、そういう責任ある立場みたいなのって絶対無理だからなぁ」

自由気ままに奔放に自分のことだけを考えて生きていた才蔵は、それがどんな立ち位置でどんな仕事を持っているのかも想像はつかない。ただ、福リーダーがいるのならリーダーは凄く楽だろうな、霜乃は頭がよさそうだからなおさらだ。なんて印象だけで本当かどうかも解らないのにそんな勝手なことを思う。
軽い調子でまたヘラヘラしている才蔵は、彼女の隠し持つその食欲に気付けないでいた。そう言えば彼女は此処で何をしているのだろうか。今、自分が此処にやってきた理由と一緒で人間に見つからない場所で休息をとっていたのだろうか。そのことを聞いてみようかと口を開いたその時、霜乃は才蔵に呼びかけられ、その言葉をすべて聞き終えたとき、才蔵は思考を停止することになる。

きょとん。まさにそう言った感じで表情を動かすのをやめ、身体が一瞬だけ硬直するのを感じた。

「……おれは人間じゃないよ霜乃ちゃん。君とおんなじ吸血鬼だよ? 共食いなんてするのは良くないんじゃないかな?」

おかしなことを言う目の前の少女は、今自分にとって脅威に成りかねない。才蔵は其れを徐々に察知し始めた。
霜乃の放つその周波が段々不規則な波に変わり、それが段々才蔵の脳味噌に直接届く様になっていったから。

(やばい、かも?)

気付けば無意識に足が後ろへと下がっていた。


【危険を察知しはじめーる。うーむその吸血衝動と言った言葉私も何処かで聴いたことがあるような気がします……ゲームではないんですけどねw 
 っほおおマジですか! あの、あの、それじゃあ霜乃ちゃんはCV誰が良いですか((( ちなみに私的には(((殴 
 すいません、自重しますorz】

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.101 )
日時: 2015/08/06 18:50
名前: Dietrich (ID: 3L0NyJ0C)

【どこかへ行く道の途中/真谷 笑太郎】

「面白くないからか。従順であれば命令を遂行する一つの行動でおさまるため変化がない」

 相手の思考についていけないのであればこちらが推測して聞くほか他に手段はない。自分から持ち出した話でもあることから何とか彼女の思考を理解しようと推測されたものを口にする。

「従順が嫌いならば躾も同じことではないのか。お前は従順にしつけたはずの小犬に手をかまれることが好きなのか、それを罰としていたぶるのが好きなのか」

 眉根にしわを寄せ、思案するように呟く。彼女の様々な思考を理解することは困難そうであり、又自分とはまったく違う世界を歩いた相手の足跡を一つずつたどるのは不可能であった。自分は意外にも綺麗な世界を見てきたのかもしれないと、唸るしかない。

 首をかしげながら、恐らく自分は彼女の嫌いな人種なのだろうと思っていた矢先、ふと思いもよらない提案がなされた。それは笑太郎にとってあまりのも唐突のことであり、思わず胡乱げに相手を眺めるほどであった。何故そんなことを言うのか、微かな沈黙を作る。

「……それは俺ではなくお前自身が証明するべきだ。自分を嘘だと思っているのであればお前自身にとってお前は嘘だ、だが俺にとっては本当だ、今そこにいて俺に突飛な提案をしてきた」

 難しげに言葉を選んでいた笑太郎だったが、何やら思案しながらもゆっくりと己の刀に指をのばし、白銀の刃を月明かりのもとに抜きさる。鋭く研ぎ澄まされた切っ先を彼女の方へと向けると、幾分冷淡とも思えるほど冷静に言葉を紡いだ。

「……もしお前がその気ならこの刃を思い切り握ればいい。そうすればお前が本当にお前を必要としているのだと分かるし、俺は加害者となってお前の存在を証明する存在になれる。それに傷は自分自身が意識する限りいつまでも存在するものだ。完治しそうになれば爪で傷を再び広げればいいだけの話だろう」

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.102 )
日時: 2015/08/17 15:33
名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)

『 登録証 』


【 一般人 】


「……松里千草。っていうか、なんで見ず知らずの人に名前言わなきゃいけないの?」
「だってなんか、メイクもファッションも友達に合わせてたらこんな風になっちゃっただけで、こんなのあたしだって落ち着かない……ああもううるさいな! 似合ってないのもブスであか抜けてないのも全部知ってるし、もう言うな!」
「や、やだなあ。ヴァンパイアなんて信じてる訳ないでしょ? どっかの中二病じゃあるまいしそんな仕様もない話ありえないって話じゃん! 今のはあの、ほら、例えばの話しただけだから!」

『あたしは変わりたい。強い人間になって生きていきたいから……あんた等の仲間になることは絶対にない』


名前「松里 千草」
ヨミ「マツザト チグサ」

性別「女性」
年齢「17」

性格「操り人形症候群。弱さゆえに強さの陰に隠れて生きてるタイプ。いつもの仲間と集団で行動しているとどんな相手にもつっけんどんで高飛車な態度をとれたりするものの独りでいる場合は脅威を目の前にすると本当に気弱で腰が低くなる。そうでなければ相変わらずだが。見た目に反して根はナイーブでヘタレ易く繊細で、自分の考えや気持ちをうまく相手に伝えることが出来ないコンプレックスを抱えている。自分の問題からは目を逸らすタイプでそのことも自覚しているがいかんせん怖がりでいつも踏み出せない。しかし彼女にも優しさや正義感みたいなものはあっていけないことは絶対にいけないと解っているし、依存対象である友人たち以外には意思表示なども出来る様である。」

容姿「身長165㎝のほそっこい体格に顔は丸顔。釣眉吊り目で目つきが悪いがブラウンのアイライナーでタレ目っぽくしている。他にも日本人らしい明るい色の肌でも顔には白いファンデーションや淡いチークを塗ったり下に垂れ下がる睫毛を上に持ち上げたりと化粧をしているが化粧下手なのかまだ慣れてないだけなのかだったらむしろすっぴんでいた方がいいんでねーのと言わしめる様な顔に馴染んでいない不出来なメイク。口紅だけはどうしてもベタベタする感じが苦手でやらないが元々の色が自然に化粧した感じになっているので周りにはばれない。真黒だった髪の毛は明るい茶髪にして緩いウェーブを当てピンクのシュシュで高い位置からポニーテールにしている。」
服装「休みの日でも無ければ大抵は着崩した学校既定の制服を着ている。白いYシャツはボタンを2つ程度開けてくすんだ紅色のリボンを緩く首に掛けている。上からはベージュに白くて太いボーダーラインが横に入ったカーディガン。冬の日には黒のブレザー。下は学生達からも不評の濃緑のスカートをぐるぐるおりまくってミニスカートにしている。膝の下までの濃紺のハイソックスに茶色いローファー。耳にはピアス。友達と遊ぶときには大体派手でギャルっぽいファッションのことが多い。黒地に派手にブランドのロゴが入った緩く薄いTシャツ、その下に淡いピンクのフレアミニスカート。ストッキングにごついスニーカーとか遊んでそうな感じ全開である」

備考「友達付き合いの為になんでもグループの中心核に話も趣味も合わせていたらこんな風になった哀れななんちゃってギャル。でも現在所属しているグループもなんだか落ち着かない。孤独になることが落ち着かない。1人でいると不安でしょうがない。誰かに傍にいて欲しい。支えになって欲しい。そんな欲求が強い。それは両親に重すぎる愛を向けられながら育ちそれを受け止めながら育った故の甘さなのかもしれないし、人間がもともと持っている自分の居場所を求めるという普通の欲求なのかもしれない。ある時、同じグループの友達が行方不明になったことで周りは騒ぎになる。しかし同じグループの女子は対して関心も示さずそのことについては塩反応だった。各々本当はどう思っているのかはわからないが、少なくとも千草は心配し、不安に思っていた。それだと言うのに皆はあまりにも関心が無くいつもの様に過ごしているので千草は小さく戦慄する。しかしリーダーの女の子が怖かったので何も言えず合わせていた。のちのち友達には段々理由を付けて一緒に帰る回数を減らしたりして共有する時間を減らすようになる。或る夜、親と大ゲンカをして家に居づらくなり外へ飛び出し、気まぐれで本屋へ寄って買い物(衝動買い)をした帰り道、うっかり落とした大量の本を地面に落とす。それを拾ってくれた人となんだかんだあった末に仲良くなり、本の話や好きな音楽の話、時には近況の話をするために休日の夜にはしばしば会っている。その人がこそがグループ内の友人を攫い喰らった吸血鬼であることも全く知らずに」
その他「元々地味な性格で読書をすることや掃除や料理などちまちまとしたことをすることが好き。実は文豪文学オタクだという事を隠している。というか純文学を始め普通の小説やラノベなんかにも手を出しているし映画やアニメなんかも結構好き。好きな音楽は大抵マイナーなバンドという結構サブカルチャーが好き。だけどそんなことを話せる友達がいるわけでもなかったので備考で語ったその人物のことは本当の心のよりどころのように思っている。吸血鬼とか幽霊とかオカルト的なものはかなり苦手で恐れており、ネオン街とかじゃない光の差さない全くの暗闇は苦手。

シキトさんに関して:ひょんなことから知り合った“シキト”さんは学校にいる友人の誰よりも心を開ける存在となっているようだ。オネエ口調で話す奇抜な男性で最初は驚いたし多少の警戒はあったけれどその優しく気さくな人柄がそれを徐々に失くしていった。一番大きいのは『純文学の話が通じる……だと……!?』ということ。もう彼が何者でも構わんとすら思うくらいだった。その女子力には脱帽している。
吸血鬼の存在は半信半疑で各地で怒る不気味な事件は身の毛もよだつものだが、友達(と呼んでいいのかもわからないが情はある)が吸血鬼に攫われただなんてことは考えたくない。
姓を名乗らないところや、遅くなってからでないと会えないシキトに関しては妙なところがあるとは思っているけれどシキトのような明るく親切で素敵な人が怪物だとか、実は考えたことはあるけれどそんな筈はないと思い直している。友達を人殺しだなんて思いたくない。千草にとっては大事な人にかわりはないのだ。
『ありがとう、シキトさん。……そう言ってくれると嬉しいよ』」

募集「備考欄に登場したひょんなことから千草と出会った実は吸血鬼の友人。文学に精通している方だと嬉しいです。強制はしませんが女性なら同い年くらいで慎ましくておしとやかなタイプ、男性なら少し年上くらいで陽気で多弁な変人っぽい人が嬉しいです。千草に対する本音や思っていることについてはお任せいたします。1名限り【決定いたしました】」

 
君が欲しいものは、いったい何?

「自分のいばしょ……ううん! やっぱなんでもない。欲しいものなんて言われたってすぐには思いつかないけどなぁー」

——


【わかっています。募集欄に無理が有り過ぎるのはよくわかっております(涙) しかし一応これで投下です。誰かがこの子に絡んでくれる日を願って<m(__)m>】

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.103 )
日時: 2015/08/06 20:08
名前: 千田 (ID: smQzDzj0)

>>フレア様

【急遽(ただ私が知らなかっただけで家族の間では随分前から決まっていたようですが;)北海道旅行に行くことになりました。
2泊3日の短い旅行ですが、その間返信をお待たせするのは非常に申し訳ないので、かなり中途半端ですがレスを蹴らせて頂いても宜しいでしょうかすいません。どうしても次に繋がるような文章しか浮かばず、私の文章力では上手く終わらすことができないと判断しましたためです。本当に申し訳ないです。しかし、2日間以上もフレア様のキャラを拘束しておくというのも気を抜くと発狂してしまうほど申し訳ないので、レス蹴りを提案させて頂いた次第です。レス蹴りという言葉を使わせて頂いていますが、ニュアンスでしか掴めていないので提案して行う行為でなければすいません。】

>>佐鳥様

【規則にお書きになっているので「レス蹴り」という行為はあまり好ましくないことは十分に理解しておりますが、先程その行為の許可をお相手様に乞うた者です申し訳ありません!これが止む終えない場合に当てはまるのかは分かりませんが、佐鳥様的に駄目だと思ったらおっしゃってください。規則を破るということは少なからずペナルティがあるとは思いますがどんなものでも甘んじて受け入れたいと思っております。】

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.104 )
日時: 2015/08/07 13:30
名前: ナタノ (ID: S2/Ss8/E)

『 登録証 』


【真谷家】


「ハァイ、真谷 色人よ。変わった名前でしょ?シキって呼んでちょうだいね」
「あら男が女の口調で喋ることの何が悪いのかしら?法律では別に禁止されてないわよ。あなた、ちょっと考えが古いみたいね」
「本は好きよ。だってどんな人間にだってハッピーエンドが待ってるんだもの」

『おやすみなさい、いい夢を』


名前「真谷 色人」
ヨミ「マミヤ シキト」

性別「男」
年齢「25」

性格「お肌のケアはいつも完璧、寝癖なんてつけたまま歩かず家事炊事の全てをプロ級にこなすというそこらの女子が裸足で逃げ出しそうな女子力を持つが残念なことに男である。女の子と可愛い物が大好きでうさぎのぬいぐるみと寝ちゃう系男子。本人は自分の事を繊細だと思っており事実過度のストレスに晒されると胃を壊す。女装はしないタイプのオネエだが、女装することもやぶさかではなく、着てくれと頼まれるとノリノリで着てくれる。朗らかで面倒見の良い性格をしており怒る時もぷんぷんとかそんな感じであんまり怖くないし怒ってる内容も「私のケーキ勝手に食べたでしょ!もう!」とか下らないことばかり。よくいるオネエのようにキレると男口調になるといったこともなく常にオネエ口調。意識的に男口調で喋ることもままある。おしゃべりが好きでちょっとおばさん臭い。アルコールには強いが血液を飲むと酔うという特殊体質で酔うと愚痴っぽくなる」

容姿「切れ長ながらも優しそうな弧を描く珍しいヴァイオレットのたれ目に銀灰色のサラサラストレートヘアーをポニーテールにしている。細身な為、髪を下ろすと女に見えるがいかんせん身長が179センチもありでかい。黙って立っていると只の優男」
服装「大体白のワイシャツに黒いベスト・ズボンの組み合わせ。ネクタイの代わりに細身の赤いリボンをつけている。茶色い革靴を履き手には白い手袋をつけている。オシャレポイントはスーツを着るのではなくベストを着ること」

備考「液体になる事が可能。液体であれば水でもジュースでも変身できるが誤って飲み込まれると吐き出されるか、飲んだ人がトイレに行くまで戻れない。過去に一度オレンジジュースになった際、小さな子供に飲まれ散々な思いをしたためあまり変身を好まない。
以前の苗は『紅葉こうよう』。名家の次男に生まれた彼は性癖が性癖であった為に家族に受け入れられず『一族の面汚し』のレッテルを貼られる。ある夜開けていた窓から入り込んだ吸血鬼に「吸血鬼になればそんなしがらみとはおさらばだよ」と言われ一か八かで血を吸ってもらった。結果として一度死んだ彼は生き返り吸血鬼になった。アメリカ人の母と日本人の父親とのハーフ。ちなみに恋愛対象が男か女かは公言していない。
使える魔法は相手に思い通りの夢を見せる魔法。彼は血を吸ってころしてしまった人間にいつも幸せな夢を見せている。それゆえ彼に血を吸われた人間は皆幸せそうな顔でしんでいる。この魔法に大きな欠点はないが戦闘では特に使えない」
その他「オネエである。どえらい音痴でその歌声を聞いた者はみな耳を塞ぎのたうちまわることからそれもある種一つの魔法なんじゃないかとからかわれている。趣味は意外にも読書。暇があればお菓子を作るか本を読んでいる」

最高の相棒・笑太郎さんについて「ベタ惚れ(恋愛的な意味か親愛的な意味かはご想像にお任せしますw)。笑太郎が喋ろうが喋るまいが一人でべらべらお喋りし、時折彼に返答を求める。彼がヤニが切れたり極限状態になると暴れるのはよく知っているのでそういう時はさっさと距離をおいて巻き添えを喰らわないようにし、ある程度時間をおいてから止めに行く。笑太郎の事は大事に思っており尊重したいと思っていて、煙草の煙が嫌いだったのをどうにか克服したが彼の私服のセンスだけはどうしても許すことができない。
「ちょっとショーちゃん!何その服!?それを着て往来を歩こうだなんんて正気の沙汰じゃないわよぉ!」」

小さな友人・千草ちゃんについて「ある夜偶然千草の落とした本を拾うのを手伝ったことからしばしば話すようになる。女の子は大体好きだが千草はその中でも特別。派手な見た目にそぐわない純朴な性格とその見た目とのギャップをどこか自分と重ねている節がある。千草はどんなマイナーな文学の話をしても大体拾ってくれるので色人にとっても重要な存在。自らが攫って殺した少女が千草の友人であったことは色人本人も知らない。千草には苗を名乗っていない。
「ちーちゃん、何かあったらなんでも私に相談して頂戴ね」」


募集「色人に普通に接してくれる方(種族、所属は問いません)→真谷 笑太郎様に埋めていただきました」

 
君が欲しいものは、いったい何?

「そうねぇ…うーん…あぁ!トロイメライがあればうちの当主様は喜ぶかもしれないわね」


(帰ってまいりました。新キャラ投下です。人にしようと思っていたのにおかしい…。そして私はどうしようもなくオネエが好きなようです。

もしよろしければ佐鳥様の千草ちゃんの募集かDietrich様の笑太郎さんの仲の良い相棒に立候補したいのですが…。こんなオネエでも宜しければご検討くださいませ)

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.105 )
日時: 2015/08/06 22:10
名前: 肉球 ◆V3sV8pUxpk (ID: z5Z4HjE0)
参照: http://長文になる・闇落ちの可能性大です

>>94

>>99

【赤月本部仮眠室→路地裏/バレット(ウラジミール・アバルキン)】

仮眠室と書かれた札が掛かっている部屋から一人の人物が不機嫌そうな顔をして出ていく

彼の名はウラジミール・アバルキン

唯一吸血鬼に対抗する精鋭部隊『赤月』の隊長である

所々はねた短い銀髪

目には隈がありメガネをかけ、ついさっき仮眠室で睡眠を摂ったのに眠たそうにしている

ノートパソコンを抱え猫背で不健康そうな彼は一見隊長に見えないだろう

しかし彼は元旧ソ連軍に所属していた人物でその戦闘能力は30代とは思えない程で今でもその腕前は劣らずむしろ日々の訓練で上達している

「暇だな…」

そう呟いた時彼の向こう側からまだ赤月に所属したばかりの若い女が彼に声をかけた

「あ…隊長!仮眠室空いてますよ?」

常に眠たそうにしている彼に彼女なりに気を使ったのだろうか?

「仮眠ならさっき取った…」

彼は無意識の内に不機嫌そうな声で話していたのだろう

彼女は怖がり頭を下げると走って逃げてしまった

もっとも彼に怖がらせるつもりなど微塵なかったのだが

「散歩でもするか…」

普段着であるパーカーのフードを被りスニーカーを履き外に出る

彼が向かったのは路地裏だった

路地裏に足を踏み入れると血の匂いがする

「また輪廻がやらかしたか……?それとも…奴らか…?」

銀髪の隊長は口元を歪ませポケットの中に護身用に常備している銀のナイフを潜り込まし路地裏を進んだ


【なかなか文章が頭に浮かばず本編への参加が遅れてしまいました!
後、赤月本部に仮眠室が有る設定と勝手にモブ登場させてしまいました!すみません!紅月本部に仮眠室がある設定付け加えていいですか?】



Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.106 )
日時: 2015/08/06 21:35
名前: RAIRA ◆zrgK2Yfuuo (ID: z5ML5wzR)
参照: 明日は来れない可能性大。そして暑いいい…←

>>101

【どこかへ行く道の途中/真谷 琉優華】

「ええ、そうよ。だって反応は人によって様々だし、した時によっても違うもの。面白いでしょう?」

きっと彼は懸命に推測しているに違いない。そんな一生懸命に考えているとするなら随分と可愛らしい。ああ、きっと彼は私を理解しようとしている。でも無理よ。私でも理解できていないんだもの。

「後者。そっちの方が私の性に合っているわね。実際にそうだけど。」

眉間にしわを寄せて呟く彼。きっと彼は私より綺麗な世界で生きてきたのだろう。ああ、羨ましいわ。彼はきっと、私よりも心が綺麗で透明なんでしょうね。

私が提案をしたとき、彼は驚いた顔をした。きっと突拍子もないと思っただろう。そして胡散臭げに私を見る。何故こんなことを言ったのかな。暇潰し?それとも本当に存在証明があるか確めたかったから?自分でもわからない。

そして彼は少しの間、黙る。

彼は自分の証明は自分でするものだと言った。嘘の自分がやったことならどんなことも嘘になってしまうというのに。
「…………」

にしても、随分難しい言葉だ。何やら考えながら刀に手を掛ける彼。それは抜き去られ、銀色に冷たく光った。そして、その鋭い切っ先を私に向けた。それに私はビクリと体をすくませてしまう。誰だってこんなのビックリするだろう。
そして彼は冷静に、淡々に言葉を紡いだ。

「…………良いの?鎖になるわよ。消えない鎖に。」
彼が私を傷つけたという強固な鎖に。

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.107 )
日時: 2015/08/06 22:28
名前: フレア (ID: rRbNISg3)

【時計台の上にて/霜乃】

「あぁ...霜乃異性に触れるの嫌いなの。吸血以外で」

差し出されたてを見てそういえば、だからごめんね?と付け加えて握ることはしなかった。口ぶりからして、多分この真谷の男はアルプ・トラウムのことも、自分のこともよくわかってはいないのだろう。まぁ好都合だし、あまり知られていない方が行動はしやすい。そう思いながら唇の端を少しだけあげれば、一瞬止まってしまった相手を見てとても楽しくなる。そんなことは兄とリーダー、そして自身が血を吸い吸血鬼にした雨乃宮しかわからないのだろうけれど。

「吸血鬼の血も、人間とは違って案外美味しいんだよ。」

それにこんなこと、弱肉強食の世界じゃよくあることだって知らないの?落ち着いた声音でそういうのだけれど、その纏う雰囲気が先ほどよりも黒くなっているのに本人は気づいていない。
後ろに下がっていく才蔵を追い詰めはしなかった。けれども先ほどと違う、獲物を捕らえるかのように射抜く視線が向けられる。少し欲情が篭ったそれは、先ほどまでの霜乃とは考えられないほど血に飢えてもおり、少しだけ口を開ければ鋭利な牙も見えるのだから冷や汗ものだろう。

霜乃自身はあまり気にしていないが、この豹変ぶりがアルプ・トラウムの間では密かに話題になっていた。「いつもの冷たさはどこにいった」「あの雰囲気で迫られると...」なんて周り入っており、知らぬ間に付けられたあだ名はなんだったか。

「まぁ、いいや。君に拒否権はないしね」



【全然じちょうなんてしなくていいですよっ!!!んー、霜乃ですか...私的にいえば茅野さんとかですかね...ちなみに佐鳥様は?!(((】


【そんなあやまらないでくださいっ!リアルの方が大切ですからね、そんなに気にされなくて大丈夫ですよ〜。是非ともまた、時間が合えばお相手させてください!旅行楽しんできてくださいねっ】

Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.108 )
日時: 2015/08/06 23:52
名前: Dietrich (ID: 3L0NyJ0C)

【どこかへ行く道の途中/真谷 笑太郎】

「確かに人間の喜怒哀楽は面白いものだ。様々な刺激に人間は時と場合によって様々なパターンで心情を変化させる」

 それを面白いと思うかどうかは別だ。しかし人間という生き物は心のどこかで他人の喜怒哀楽を楽しんでいる節はあると思う。他人の人生を客観的に見て楽しむ小説などが然り。他人が失敗しているところを見て愉快げに笑う人間は多い。

 こういうことなのだろうか、と微かな疑問を抱きながらも、自分の言葉に後者だと答えた目の前の少女を見やる。

「確かに。加虐主義の者はそうなるだろうな。飼い犬に手をかまれることは屈辱的だ、それを好んで受けるとは思えない」

 当たり前の質問であったな、と少々心の中で反省しながらも、自分を嘘だと言いながら質問に正確に答える彼女を見極められるかもしれない、と微かな思いを抱いていた。血は繋がっていない、彼女にしてみれば赤の他人であるが、自分は彼女を仲間だと思っているのだ。仲間のことはできるだけ理解し、助けになりたい。

 刀を抜いた時、彼女は微かに怯えたようだった。流石に唐突過ぎただろうか、と戸惑いながらも小さく済まない、と言い添える。

 そして思いもかけずにかけられた相手の言葉に、笑太郎は無表情のまま不思議そうに首をかしげていた。

「……それでもいい。俺は既に真谷家に縛られている。これ以上縛られても俺の動きに支障はない。再び真谷家に同じ場所をその鎖で縛られるだけだ。お前が自分を信じたいのならば握るがいい、俺はお前を、俺の刀で傷つけた相手だとみなしてその身体を本当と見なし続ける。それが望みなのだろう?」

 案外相手は自分が本気であることを疑っていたようだ。気が抜けて微かに苦笑した。

「……お前は否定したが、俺はお前も含め、真谷家の者たちを仲間だと把握している。真谷家の契約に従えば、今お前の助けにならなければいけないはずだ」


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